JPH05243149A - GaAsの分子線エピタキシャル成長方法 - Google Patents

GaAsの分子線エピタキシャル成長方法

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JPH05243149A
JPH05243149A JP1734592A JP1734592A JPH05243149A JP H05243149 A JPH05243149 A JP H05243149A JP 1734592 A JP1734592 A JP 1734592A JP 1734592 A JP1734592 A JP 1734592A JP H05243149 A JPH05243149 A JP H05243149A
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JP
Japan
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gaas
layer
temperature
molecular beam
buffer layer
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Withdrawn
Application number
JP1734592A
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English (en)
Inventor
Kenichi Arai
謙一 新井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分子線エピタキシーによりInGaAs系HJ
FETに用いるエピタキシャル層を形成するに際し、結
晶性の良好なGaAsバッファー層を成長できるGaA
s分子線エピタキシャル成長方法を提供する。 【構成】GaAs基板結晶23を基板加熱用ヒーター2
5による加熱と赤外線22の照射による加熱を併用して
約700℃に保持し、第1のGaAsバッファー層を形
成する。次に赤外線22の照射を停止し、GaAs基板
結晶23の温度を約600℃になるまで低下させ、この
間に第2のGaAsバッファー層を成長する。 【効果】600〜630℃の比較的低温での成長膜厚が
約100オングストロームと小さいため、GaAs層の
結晶性は悪化することがなく、従って相互コンダクタン
スの大きい高品質な歪格子系HJFETを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2次元電子ガス層を用い
たヘテロ接合電界効果トランジスタ(HJFET)、特
にInGaAs層をチャンネル層とする歪格子系HJF
ETに使用されるエピタキシャルウエハにおいて、Ga
Asバッファー層の分子線エピタキシャル成長方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来から一般的に歪格子系HJ
FETに使用されているエピタキシャル層の構造を表わ
す模式的断面図である。図において、41はGaAs基
板結晶、42はGaAsバッファー層、43はInGa
Asチャンネル層、44は2次元電子ガス層、45はA
lGaAs電子供給層、46はGaAsオーミックコン
タクト層をそれぞれ示している。そしてエピタキシャル
層の形成において分子線エピタキシャル成長方法が一般
的に用いられてきた。HJFETの動作速度を向上する
ためにはトランジスタ特性の中でも相互コンダクタンス
を大きくすることが重要であるが、相互コンダクタンス
はGaAsバッファー層42の結晶性に大きく影響さ
れ、エピタキシャル層の結晶性を決定する要因の一つに
エピタキシャル成長温度がある。GaAs層は成長温度
が700℃程度の時に結晶性が良好となる。しかしIn
GaAs層をこの温度で成長させると、成長時にInの
再蒸発が起こるため所望のIn組成を有するInGaA
s層を再現性良く得られないばかりか、エピタキシャル
層の表面が荒れてしまうという問題がある。そのためI
nGaAs層の成長温度は600℃程度と比較的低温で
成長させる必要がある。従って、図2に示すように連続
した層構造を成すGaAsバッファー層42とInGa
Asチャンネル層43を成長させるため、従来次のよう
に成長方法が行われてきた。すなわち約700℃の温度
で約4200オングストロームの厚さのGaAsバッフ
ァー層を成長させた後、温度を下げながら約800オン
グストロームの厚さのGaAsバッファー層を成長さ
せ、バッファー層成長終了時点で約600℃とする。こ
の温度変化に要する時間は約10分である。しかる後引
き続いてInGaAsチャンネル層を成長させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た成長方法を用いて得られたGaAsバッファー層は結
晶性が悪いという問題があった。この原因を説明するた
めの成長温度と膜厚との関係を示したのが図3である。
600〜630℃の比較的低温での成長膜厚が約500
オングストロームと大きいため、GaAs層の結晶性が
悪化してしまう。従って得られるHJEETの相互コン
ダクタンスを大きくできなかった。
【0004】本発明の目的は、結晶性の良いGaAsバ
ッファー層を形成することができ、従って相互コンダク
タンスの大きい高品質な歪格子系HJFETが得られる
GaAsの分子線エピタキシャル成長方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるGaAs
の分子線エピタキシャル成長方法は、基板結晶上にGa
Asバッファー層を分子線エピタキシャル成長させる場
合において、ヒーターによる加熱と赤外線照射による加
熱を併用して基板結晶を高温に保持した状態で第1のG
aAsバッファー層を成長させ、しかる後赤外線照射を
停止して基板結晶の温度を低下させながら第2のGaA
sバッファー層を成長させることを特徴とする。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を説明するための図であっ
て、分子線エピタキシャル成長装置の断面図である。図
において、11は成長室、12〜16はルツボ、17は
Si、18はAs、19はGa、20はA1、21はI
n、22は赤外線、23はGaAs基板結晶、24は基
板支持具、25は基板加熱用ヒーター、26〜30はル
ツボ加熱用ヒーター、31〜35はシャッターである。
かかる装置を用いて図2に示すエピタキシャル多層構造
を成長させる方法は周知であるので説明を省略し、ここ
では本発明の要旨たるGaAsバッファー層の成長方法
について説明する。GaAs基板結晶23を基板加熱用
ヒーター25による加熱及び赤外線22の照射による加
熱を併用して約700℃に保持する。この時基板加熱用
ヒーター25の温度設定は約700℃とし、照射する赤
外線22はGaAs基板結晶23の温度を約100℃上
昇させるパワーに設定する。この状態でルツボ18より
As分子線を、ルツボ19よりGa分子線を加熱蒸発さ
せ、シャッター32、33を開けると分子線がGaAs
基板結晶23に飛来し、GaAsエピタキシャル層が形
成される。こうして約4750オングストロームの厚さ
で第1のGaAsバッファー層を成長させた後、赤外線
22の照射を停止し、同時に基板加熱用ヒーター25の
温度設定を約600℃にする。約3分でGaAs基板結
晶23の温度は約700℃から約600℃に低下し、こ
の間に第2のGaAsバッファー層が約250オングス
トローム成長する。この時の成長温度と膜厚との関係を
示したのが図4である。600〜630℃の比較的低温
での成長膜厚が約100オングストロームと小さいた
め、GaAs層の結晶性は悪化しない。しかる後引き続
いてInGaAsチャンネル層の成長を始める。このよ
うにして形成されるエピタキシャル層を用いて製造され
るHJFETの相互コンダクタンスは、従来より20〜
30%大きい。
【0007】次に本発明の実施例2を説明する。本実施
例では実施例1と同じく第1のGaAsバッファー層を
成長後、赤外線22の照射を停止すると同時に基板加熱
用ヒーター25の温度設定を約600℃にし、さらにシ
ャッター33を閉めてGa分子線のGaAs基板結晶2
3への飛来を停止する。この結果エピタキシャル成長は
停止し、この状態を約30秒間保持する。エピタキシャ
ル成長の停止は第1のGaAsバッファー層表面の結晶
性を悪化させる要因となるが、実験により30秒程度の
停止は問題ないことを確認した。約30秒後シャッター
33を開けてエピタキシャル成長を再開し、GaAs基
板結晶23の温度が約600℃になる迄の約2.5分
間、第2のGaAsバッファー層を成長させる。この時
の成長温度と膜厚との関係を示したのが図5である。6
00〜630℃の比較的低温での成長膜厚が約80オン
グストロームと小さく、GaAs層の結晶性はさらに良
好である。しかる後引き続いてInGaAsチャンネル
層の成長を始める。このようにして形成されるエピタキ
シャル層を用いて製造されるHJFETの相互コンダク
タンスは従来より25〜35%と大きい。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば結
晶性の良いGaAsバッファー層を形成することがで
き、従って相互コンダクタンスの大きい高品質な歪格子
系HJFETを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための分子線エピ
タキシャル成長装置の断面図である。
【図2】歪格子系HJFETに用いられるエピタキシャ
ル層の構造を示す模式的断面図である。
【図3】従来法による成長温度と時間及び膜厚との関係
を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による成長温度と時間及び膜
厚との関係を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例による成長温度と時間及び
膜厚との関係を示す図である。
【符号の説明】
11 成長室 12〜16 ルツボ 17 Si 18 As 19 Ga 20 Al 21 In 22 赤外線 23 GaAs基板結晶 24 基板支持治具 25 基板加熱用ヒーター 26〜30 ルツボ加熱用ヒーター 31〜35 シャッター 41 GaAs基板結晶 42 GaAsバッファー層 43 InGaAsチャンネル層 44 2次元電子ガス層 45 AlGaAs電子供給層 46 GaAsオーミックコンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/812 // C30B 23/06 9040−4G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板結晶上にGaAsバッファー層を分
    子線エピタキシャル成長させる場合において、ヒーター
    による加熱と赤外線照射による加熱を併用して前記基板
    結晶を高温に保持した状態で第一のGaAsバッファー
    層を成長させ、しかる後前記赤外線照射を停止して前記
    基板結晶の温度を低下させながら第2のGaAsバッフ
    ァー層を成長させることを特徴とするGaAsの分子線
    エピタキシャル成長方法。
JP1734592A 1992-02-03 1992-02-03 GaAsの分子線エピタキシャル成長方法 Withdrawn JPH05243149A (ja)

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