JPH0524348A - 熱可逆性記録材料 - Google Patents

熱可逆性記録材料

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JPH0524348A
JPH0524348A JP3180788A JP18078891A JPH0524348A JP H0524348 A JPH0524348 A JP H0524348A JP 3180788 A JP3180788 A JP 3180788A JP 18078891 A JP18078891 A JP 18078891A JP H0524348 A JPH0524348 A JP H0524348A
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洋一 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱履歴を受けた材料の透明度の変化を利用し
た熱可逆性記録材料において、透明状態を形成するため
の温度範囲を広くし、また、透明状態および不透明状態
それぞれの透過率比(コントラスト)を大きくするこ
と。 【構成】 本発明の熱可逆性記録材料は、マトリクス材
と有機低分子化合物とからなる。マトリクス材として、
スチレン・ブタジエン共重合体、トランスポリイソプレ
ン、無定形エチレン・プロピレンから選ばれる1種を用
いる。有機低分子化合物として、炭素数10〜24の飽
和アルキル基を有する化合物とするか、この化合物に炭
素数10〜24の飽和カルボン酸を加えたものを使用す
る。これらの材料を有機溶媒に溶解して、基板、フィル
ム等の支持体に被着させて熱可逆性記録媒体として用い
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱的手段により可逆的
に記録・消去を繰り返し行なうことのできる熱可逆性記
録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可逆性記録材料は、熱履歴により当該
材料の可視光に対する透明度が変化する特性を有する。
従って、例えばサーマルヘッド等のような熱的手段によ
り、当該材料の所定部分の熱履歴を他の部分とは異なら
せて、両部分の透明度に差をつけることによって表示等
を行わせることが可能となる。
【0003】従来、このような熱可逆性記録材料として
は、例えば特開昭55−154198号公報に記載され
るものがあった。この公報に開示の熱可逆性記録材料
は、ポリエステルをはじめとするポリマーまたは樹脂か
らなるマトリクス材にベヘン酸をはじめとする有機低分
子化合物を分散させて構成されていた。
【0004】図2は、この従来の熱可逆性記録材料の、
温度に対する透明度変化のヒステリシス曲線を、縦軸に
透過率および横軸に温度をとって示した図である。以
下、図2を参照して従来の熱可逆性記録材料の特性につ
いて説明する。図2中の(A),(B),(C),
(D)はそれぞれの温度における透過率を示している。
即ち、(A),(D)は室温(RT)における透過率、
(B)は温度T1 における透過率、(C)は温度T2
上での透過率を示している。
【0005】この従来の熱可逆性記録材料は、室温(R
T)付近においては、過去の熱履歴に応じて図2中の
(A)の透過率(不透明状態)または(D)の透過率
(透明状態)のいずれかの特性を示していた。そして、
この熱可逆性記録材料を、温度T0 を越え温度T1 まで
熱すると、(A)または(D)であった透過率は、
(B)に変化する。その後、これを室温まで冷却する
と、いずれの場合でも(B)であった透過率は(D)に
固定される。
【0006】これに対し、室温付近において透過率が
(A)または(D)であった熱可逆性記録材料を、温度
0 および温度T1 を越え温度T2 以上に熱すると、
(A)または(D)であった透過率は最大値である
(B)すなわち、透明状態、を経て(C)に変化する。
すなわち、透明状態(D)よりやや透明度が低下した状
態になる。その後、これを室温まで冷却すると、出発時
点で透過率が(A),(D)何れの場合であっても
(C)に変化した透過率は(A)となり、この熱可逆性
記録材料は不透明状態(A)に固定される。
【0007】この特性の具体例として、前記特開昭55
−154198号公報には、以下のような実施例が記載
されている。 :芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジオールをベース
にした高分子直鎖コポリエステルと、ドコサン酸とを含
む熱可逆性記録材料は、72℃にまで加熱して冷却する
と安定した透明性を示した。これは、77℃以上の温度
に再加熱することによってのみ不透明状態に戻すことが
できた。
【0008】:塩化ビニリデンおよびアクリロニトリ
ルの共重合体と、ドコサン酸と、流動性改善のためのフ
ルオラッド潤滑剤とを含む熱可逆性記録材料は、63℃
にまで加熱して冷却すると安定した透明性を示した。こ
れは、74℃以上の温度に再加熱することによってのみ
不透明状態に戻すことができた。 :塩化ビニルおよび酢酸ビニルの共重合体と、ドコサ
ノールとを含む熱可逆性記録材料は、68℃にまで加熱
して冷却すると安定した透明性を示した。これは、70
℃以上の温度に再加熱することによってのみ不透明状態
に戻すことができた。
【0009】:ポリエステルと、ドコサン酸とを含む
熱可逆性記録材料は、72℃にまで加熱して冷却すると
安定した透明性を示した。これは、77℃以上の温度に
再加熱することによってのみ不透明状態に戻すことがで
きた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱可逆性記録材料は、透明状態を形成するための温度範
囲の温度幅ΔTが、上記のものにあっては(77−7
2)=5℃、のものにあっては11℃、のものにあ
っては2℃、のものにあっては5℃というように、最
大でも11℃でしかなく非常に温度範囲が狭いものであ
った。
【0011】ところで、熱可逆性記録材料を用いて表示
装置を構成し、コントラスト等が良好な表示を行わせる
には、熱可逆性記録材料で構成した表示板の裏面に着色
板を設け、該表示板の印字部を例えばサーマルヘッドな
どのような熱的手段を用いて、選択的に透明状態とし、
且つ背景部を不透明状態のままとすることにより、印字
部のみ着色板の色が透けて見えるようにして表示を行わ
せる構成が望ましい。
【0012】しかしながら、従来の熱可逆性記録材料で
は、透明状態を形成するための温度範囲の温度幅ΔTが
上述のように狭いため、その分、サーマルヘッド等のよ
うな熱的手段の温度制御が困難になり、画像を繰り返し
作成する際に安定した透明度を得ることが困難であっ
た。また、従来の熱可逆性記録材料では、透明状態およ
び不透明状態それぞれの透過率比(コントラスト)があ
まり大きくないため、さらに改良が望まれていた。
【0013】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、従って本発明の目的は、透明状態にできる温
度範囲が従来のものより広く、かつ、コントラストが従
来のものより大きい熱可逆性記録材料を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに本発明は、マトリクス材および有機低分子化合物を
含み、熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料
において、マトリクス材をスチレン・ブタジエン共重合
体、トランスポリイソプレン、無定型エチレン・プロピ
レンから選ばれた1種とし、有機低分子化合物として炭
素数10〜24の飽和アルキル基(CH2n+1:n=10
〜24)を有する化合物とすることを特徴とする熱可逆
性記録材料とするものである。
【0015】また本発明は、マトリクス材および有機低
分子化合物を含み、熱履歴により透明度が変化する熱可
逆性記録材料において、マトリクス材をスチレン・ブタ
ジエン共重合体、トランスポリイソプレン、無定型エチ
レン・プロピレンから選ばれた1種とし、有機低分子化
合物として炭素数10〜24の飽和カルボン酸と炭素数
10〜24の飽和アルキル基(CH2n+1:n=10〜2
4)を有する化合物とを同時に存在させたものである。
炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する化合物とし
ては、各々炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する
アルコール、アミド、アミン、アニリド、エステル、イ
ミダゾールから選ばれた1種の化合物、または2種以上
の化合物の混合物が好適に用いられる。
【0016】本発明で使用しうる飽和カルボン酸として
は、次のものに限られるものではないが、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリ酸等が好適に用
いられる。これらは炭素数が、10〜24の飽和カルボ
ン酸に相当する。また、炭素数10〜24の飽和アルキ
ル基を有する化合物としては、次のものに限られるもの
ではないが、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、エイコサノール、ドコサノール等の炭素数10〜2
4の飽和アルキル基を有するアルコール、ステアリン酸
アミド等の炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する
アミド、ドデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタ
デシルアミン、ステアリルアミン等の炭素数10〜24
の飽和アルキル基を有するアミン、パルミトアニリド、
ステアリルアニリド等の炭素数10〜24の飽和アルキ
ル基を有するアニリド、ステアリン酸フェニル、ステア
リン酸ビニル、ステアリン酸nドデシル等の炭素数10
〜24の飽和アルキル基を有するエステル、2−ヘプタ
デシルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2
−ステアリルイミダゾール等の炭素数10〜24の飽和
アルキル基を有するイミダゾール、等が好適に用いられ
る。炭素数10〜24の飽和アルキル基を有するアルコ
ール、アミド、アミン、アニリド、エステル、イミダゾ
ールは、それぞれ単独で用いても、2種類以上の化合物
の混合物として用いても良い。
【0017】また、マトリクス材に対する有機低分子化
合物の混合重量比は、マトリクス材に対して有機低分子
化合物を1:2より多く含ませると熱可逆性記録材料の
成膜が困難となり、20:1より少なくすると熱可逆性
が小さくなるので、1:2〜20:1の範囲内とするの
が好適である。また、前記マトリクス材および有機低分
子化合物を含むとは、これらの材料のみでもよく、これ
らの材料に加え熱可逆性記録材料の膜質を向上させる物
質、潤滑性を向上させる物質等の他の物質を含む場合も
意味する。
【0018】また、熱可逆性記録材料の実際の使用に当
たっては、これらを好適な材料から成る基板、フィルム
等のような支持体に被着させて用いるために、熱可逆性
記録材料の塗布溶液を調整する場合がある。その際に
は、マトリクス材および有機低分子化合物を溶剤に溶か
して塗布溶液を得る。そのための溶剤としては、次のも
のに限られないが、例えば、テトラヒドロフラン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホル
ム、四塩化炭素、エタノール、トルエン、およびベンゼ
ン等の中から選ばれた1種類を用いるか、または2種類
以上を混合して用いるのがよい。また、塗布溶液調製時
に、必要なら溶剤を加熱して調製してもよい。
【0019】
【作用】本発明によれば、以上のように、マトリクス材
および有機低分子化合物を含み熱履歴により透明度が変
化する熱可逆性記録材料において、マトリクス材をスチ
レン・ブタジエン共重合体、トランスポリイソプレン、
または無定型エチレン・プロピレンから選ばれた1種と
し、有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和ア
ルキル基を有する化合物、または、炭素数10〜24の
飽和カルボン酸と炭素数10〜24の飽和アルキル基を
有する化合物とを同時に存在させた混合物としたので、
本発明の熱可逆性記録材料は次のような性質を有する。
【0020】図1に本発明の熱可逆性記録材料の一般的
な、熱ヒステリシス曲線を示す。図1中の特定温度T2
(ただし、T2 以上といってもマトリクス材の溶融点温
度より低い温度)以上に加熱した後に室温程度に冷却す
ることにより、本発明の熱可逆性記録材料は最大透明度
を示し、T2 より低い一定温度範囲内の温度(T 1 〜T
2 )で加熱した後冷却することにより最小透明度を示
す。
【0021】したがって、透明状態を形成する温度範囲
と、不透明状態を形成する温度範囲とが、従来の熱可逆
性記録材料に比べ逆転した熱可逆性記録材料が得られ
る。
【0022】
【実施例1】実施例1−(1)の熱可逆性記録材料とし
て、スチレン・ブタジエン共重合体であるアスマー(商
品名,旭化成工業株式会社製)2重量部と、炭素数10
〜24の飽和アルキル基を有する化合物であるステアリ
ルアルコール1重量部とを用意した。これらの材料を2
0重量部のテトラヒドロフラン(以下、THFと略す)
に溶解させて、塗布溶液を調製した。
【0023】比較例として前記した特開昭55−154
198号公報に記載された材料、すなわち、比較例1の
熱可逆性記録材料として、芳香族ジカルボン酸および脂
肪族ジオールをベースにした高分子直鎖コポリエステル
とドコサン酸とを含む熱可逆性記録材料、比較例2の熱
可逆性記録材料として、塩化ビニリデンおよびアクリロ
ニトリルの共重合体とドコサン酸と流動性改善のための
フルオラッド潤滑剤とを含む熱可逆性記録材料、比較例
3の熱可逆性記録材料として、塩化ビニルおよび酢酸ビ
ニルの共重合体とドコサノールとを含む熱可逆性記録材
料、および比較例4の熱可逆性記録材料として、ポリエ
ステルとドコサン酸とを含む熱可逆性記録材料を用意
し、それぞれ塗布溶液として調製した。
【0024】バーコート法により、実施例1−(1)の
塗布溶液、および比較例1〜4の各塗布溶液を、ポリエ
チレンテレフタレート基板に同じ厚さに塗布した。塗布
後の基板を90℃の温度で大気雰囲気中でそれぞれ乾燥
した。この乾燥時間は、溶剤であるTHFを除去できる
時間であり、約30分とした。このようにして製造した
試料について、温度に対する透明度変化を測定した。
【0025】実施例1−(1)の熱可逆性記録材料にお
けるステアリルアルコール1部の代わりにステアリン酸
アミド1部を用いたものを実施例1−(2)の熱可逆性
記録材料とした。実施例1−(1)の熱可逆性記録材料
におけるステアリルアルコール1部の代わりにn−ヘキ
サデシルアミン1部を用いたものを実施例1−(3)の
熱可逆性記録材料とした。実施例1−(1)の熱可逆性
記録材料におけるステアリルアルコール1部の代わりに
ステアリルアニリド1部を用いたものを実施例1−
(4)の熱可逆性記録材料とした。実施例1−(1)の
熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコール1部の
代わりにステアリン酸n−ドデシル1部を用いたものを
実施例1−(5)の熱可逆性記録材料とした。実施例1
−(1)の熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコ
ール1部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール1部を
用いたものを実施例1−(6)の熱可逆性記録材料とし
た。
【0026】これらの実施例1−(2)〜(6)の熱可
逆性記録材料を前記実施例1−(1)と同一の方法で塗
布溶液を調製し、前記実施例1−(1)の塗布溶液と同
一のバーコート法により基板に塗布し乾燥した。次の表
1に本実施例1の各塗布溶液と比較例1〜4の塗布溶液
を用いて作成した塗布乾燥物の透明温度範囲とその温度
の幅ΔTを示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から分かるように、本発明の実施例1
−(1)〜(6)の熱可逆性記録材料から作成された熱
可逆性記録材料は、透明状態を形成するための温度範囲
が11〜75℃となっており、比較例1〜4の熱可逆性
記録材料を使用して製造されたものに比べてはるかに透
明温度範囲の温度幅ΔTが大きい。また、図1は、本発
明の一般的な熱可逆性記録材料の温度に対する透明度変
化のヒステリシス曲線を、縦軸に透過率および横軸に温
度をとって示した図である。図1において、実施例1−
(1)の熱可逆性記録材料は、図1中のT2 が60℃で
あり、この60℃からアスマー(商品名,旭化成工業株
式会社製)の溶融点温度T3 である120℃までの範囲
内の温度に熱した場合透明状態となり、この状態から室
温(約25℃)まで冷却すると、透明状態に固定され
る。
【0029】さらに、本実施例1−(1)の熱可逆性記
録材料は、これをT1 55℃〜T2 60℃の範囲内の温
度に熱した場合不透明状態となり、これをそのまま室温
まで冷却すると不透明状態に固定される。また、本実施
例1−(1)の試料の透明状態と不透明状態との透過率
比(波長550nmの光に対する透過率比)で示したコ
ントラストは、4.5であった。
【0030】次に、実施例1−(1)のステアリルアル
コール1部の代わりに炭素数10〜24の飽和カルボン
酸であるベヘン酸0.5部、炭素数10〜24の飽和ア
ルキル基を有する化合物であるステアリルアルコール
0.5部としたものを実施例1−(7)とした。また、
実施例1−(7)のステアリルアルコール0.5部の代
わりにステアリン酸アミド0.5部としたものを実施例
1−(8)とした。また、実施例1−(7)のステアリ
ルアルコール0.5部の代わりにn−ヘキサデシルアミ
ン0.5部としたものを実施例1−(9)とした。、ま
た、実施例1−(7)のステアリルアルコール0.5部
の代わりにステアリルアニリド0.5部としたものを実
施例1−(10)とした。また、実施例1−(7)のス
テアリルアルコール0.5部の代わりにステアリン酸n
ドデシル0.5部としたものを実施例1−(11)とし
た。また、実施例1−(7)のステアリルアルコール
0.5部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール0.5
部としたものを実施例1−(12)とした。このときの
実施例1−(1)、実施例1−(7)〜(12)の特性
を次の表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示すように、炭素数10〜24の飽
和カルボン酸であるベヘン酸と炭素数10〜24の飽和
アルキル基を有する化合物とを同時に存在させた本発明
の実施例1−(7)〜(12)の熱可逆性記録材料は、
これらの炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する化
合物の単独しか存在しない実施例1−(1)〜(6)の
熱可逆性記録材料よりもコントラストが大きく、コント
ラストの面では優れていることがわかる。
【0033】
【実施例2】実施例2−(1)の熱可逆性記録材料とし
て、トランスポリイソプレンであるクラプレン(商品
名,クラレ株式会社製)2重量部と、炭素数10〜24
の飽和アルキル基を有する化合物であるステアリルアル
コール1重量部とを用意した。これらの材料を20重量
部のTHFに溶解させて、実施例2−(1)の熱可逆性
記録材料の塗布溶液を調製した。
【0034】比較例として、前記実施例1で説明した比
較例1〜4を用いた。バーコート法により、実施例2−
(1)の塗布溶液、および比較例1〜4の各塗布溶液
を、ポリエチレンテレフタレート基板に同じ厚さに塗布
した。塗布後の基板を90℃の温度で大気雰囲気中でそ
れぞれ乾燥した。この乾燥時間は、溶剤であるTHFを
除去できる時間であり、約30分とした。このようにし
て製造した試料について、温度に対する透明度変化を測
定した。
【0035】実施例2−(1)の熱可逆性記録材料にお
けるステアリルアルコール1部の代わりにステアリン酸
アミド1部を用いたものを実施例2−(2)の熱可逆性
記録材料とした。実施例2−(1)の熱可逆性記録材料
におけるステアリルアルコール1部の代わりにn−ヘキ
サデシルアミン1部を用いたものを実施例2−(3)の
熱可逆性記録材料とした。実施例2−(1)の熱可逆性
記録材料におけるステアリルアルコール1部の代わりに
ステアリルアニリド1部を用いたものを実施例2−
(4)の熱可逆性記録材料とした。実施例2−(1)の
熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコール1部の
代わりにステアリン酸n−ドデシル1部を用いたものを
実施例2−(5)の熱可逆性記録材料とした。実施例2
−(1)の熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコ
ール1部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール1部を
用いたものを実施例2−(6)の熱可逆性記録材料とし
た。
【0036】これらの実施例2−(2)〜(6)の熱可
逆性記録材料を前記実施例2−(1)と同一の方法で塗
布溶液を調製し、前記実施例2−(1)の塗布溶液と同
一のバーコート法により基板に塗布し乾燥した。次の表
3に本実施例2の各塗布溶液と実施例1の比較例1〜4
の塗布溶液を用いて作成した塗布乾燥物の透明温度範囲
とその温度の幅ΔTを示す。
【0037】
【表3】
【0038】表3から分かるように、本発明の実施例2
−(1)〜(6)の熱可逆性記録材料から作成された熱
可逆性記録材料は、透明状態を形成するための温度範囲
が41〜105℃となっており、比較例1〜4の熱可逆
性記録材料を使用して製造されたものに比べてはるかに
透明温度範囲の温度幅ΔTが大きい。図1において、実
施例2−(1)の熱可逆性記録材料は、図1中のT2
60℃であり、この60℃からクラプレン(商品名,ク
ラレ株式会社製)の溶融点温度T3 である150℃まで
の範囲内の温度に熱した場合透明状態となり、この状態
から室温(約25℃)まで冷却すると、透明状態に固定
される。
【0039】さらに、本実施例2−(1)の熱可逆性記
録材料は、これをT1 55℃〜T2 60℃の範囲内の温
度に熱した場合不透明状態となり、これをそのまま室温
まで冷却すると不透明状態に固定される。また、本実施
例2−(1)の試料の透明状態と不透明状態との透過率
比(波長550nmの光に対する透過率比)で示したコ
ントラストは、3.1であった。
【0040】次に、実施例2−(1)のステアリルアル
コール1部の代わりに炭素数10〜24の飽和カルボン
酸であるベヘン酸0.5部、炭素数10〜24の飽和ア
ルキル基を有する化合物であるステアリルアルコール
0.5部としたものを実施例2−(7)とした。また、
実施例2−(7)のステアリルアルコール0.5部の代
わりにステアリン酸アミド0.5部としたものを実施例
2−(8)とした。また、実施例2−(7)のステアリ
ルアルコール0.5部の代わりにn−ヘキサデシルアミ
ン0.5部としたものを実施例2−(9)とした。、ま
た、実施例2−(7)のステアリルアルコール0.5部
の代わりにステアリルアニリド0.5部としたものを実
施例2−(10)とした。また、実施例2−(7)のス
テアリルアルコール0.5部の代わりにステアリン酸n
ドデシル0.5部としたものを実施例2−(11)とし
た。また、実施例2−(7)のステアリルアルコール
0.5部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール0.5
部としたものを実施例2−(12)とした。このときの
実施例2−(1)、実施例2−(7)〜(12)の特性
を次の表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】表4に示すように、炭素数10〜24の飽
和カルボン酸であるベヘン酸と炭素数10〜24の飽和
アルキル基を有する化合物とを同時に存在させた本発明
の実施例2−(7)〜(12)の熱可逆性記録材料は、
これらの炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する化
合物の単独しか存在しない実施例2−(1)〜(6)の
熱可逆性記録材料よりもコントラストが大きく、コント
ラストの面では優れていることがわかる。
【0043】
【実施例3】実施例3−(1)の熱可逆性記録材料に次
の材料を用意した。マトリクス材である無定形エチレン
・プロピレンとしてエスプレン(商品名,住友化学工業
株式会社製)2重量部と、炭素数10〜24の飽和アル
キル基を有する化合物であるステアリルアルコール1重
量部とを用意した。これらの材料を10重量部のTHF
に溶解させて、実施例3−(1)の熱可逆性記録材料の
塗布溶液を調製した。
【0044】比較例として、前記実施例1で説明した比
較例1〜4を用いた。バーコート法により、実施例3−
(1)の塗布溶液、および比較例1〜4の各塗布溶液
を、ポリエチレンテレフタレート基板に同じ厚さに塗布
した。塗布後の基板を90℃の温度で大気雰囲気中でそ
れぞれ乾燥した。この乾燥時間は、溶剤であるTHFを
除去できる時間であり、約30分とした。このようにし
て製造した試料について、温度に対する透明度変化を測
定した。
【0045】実施例3−(1)の熱可逆性記録材料にお
けるステアリルアルコール1部の代わりにステアリン酸
アミド1部を用いたものを実施例3−(2)の熱可逆性
記録材料とした。実施例3−(1)の熱可逆性記録材料
におけるステアリルアルコール1部の代わりにn−ヘキ
サデシルアミン1部を用いたものを実施例3−(3)の
熱可逆性記録材料とした。実施例3−(1)の熱可逆性
記録材料におけるステアリルアルコール1部の代わりに
ステアリルアニリド1部を用いたものを実施例3−
(4)の熱可逆性記録材料とした。実施例3−(1)の
熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコール1部の
代わりにステアリン酸n−ドデシル1部を用いたものを
実施例3−(5)の熱可逆性記録材料とした。実施例3
−(1)の熱可逆性記録材料におけるステアリルアルコ
ール1部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール1部を
用いたものを実施例3−(6)の熱可逆性記録材料とし
た。
【0046】これらの実施例3−(2)〜(6)の熱可
逆性記録材料を前記実施例3−(1)と同一の方法で塗
布溶液を調製し、前記実施例3−(1)の塗布溶液と同
一のバーコート法により基板に塗布し乾燥した。次の表
5に本実施例3−(1)の各塗布溶液と実施例1の比較
例1〜4の塗布溶液を用いて作成した塗布乾燥物の透明
温度範囲とその温度の幅ΔTを示す。
【0047】
【表5】
【0048】表5から分かるように、本発明の実施例3
−(1)〜(6)の熱可逆性記録材料から作成された熱
可逆性記録材料は、透明状態を形成するための温度範囲
が41〜105℃となっており、比較例1〜4の熱可逆
性記録材料を使用して製造されたものに比べてはるかに
透明温度範囲の温度幅ΔTが大きい。図1において、実
施例3−(1)の熱可逆性記録材料は、図1中のT2
60℃であり、この60℃からエスプレン(商品名,ク
ラレ株式会社製)の溶融点温度T3 である150℃まで
の範囲内の温度に熱した場合透明状態となり、この状態
から室温(約25℃)まで冷却すると、透明状態に固定
される。
【0049】さらに、本実施例3−(1)の熱可逆性記
録材料は、これをT1 55℃〜T2 60℃の範囲内の温
度に熱した場合不透明状態となり、これをそのまま室温
まで冷却すると不透明状態に固定される。また、本実施
例3−(1)の試料の透明状態と不透明状態との透過率
比(波長550nmの光に対する透過率比)で示したコ
ントラストは、3.3であった。
【0050】次に、実施例3−(1)のステアリルアル
コール1部の代わりに炭素数10〜24の飽和カルボン
酸であるベヘン酸0.5部、炭素数10〜24の飽和ア
ルキル基を有する化合物であるステアリルアルコール
0.5部としたものを実施例3−(7)とした。また、
実施例3−(7)のステアリルアルコール0.5部の代
わりにステアリン酸アミド0.5部としたものを実施例
3−(8)とした。また、実施例3−(7)のステアリ
ルアルコール0.5部の代わりにn−ヘキサデシルアミ
ン0.5部としたものを実施例3−(9)とした。、ま
た、実施例3−(7)のステアリルアルコール0.5部
の代わりにステアリルアニリド0.5部としたものを実
施例3−(10)とした。また、実施例3−(7)のス
テアリルアルコール0.5部の代わりにステアリン酸n
ドデシル0.5部としたものを実施例3−(11)とし
た。また、実施例3−(7)のステアリルアルコール
0.5部の代わりに2−ウンデシルイミダゾール0.5
部としたものを実施例3−(12)とした。このときの
実施例3−(1)、実施例3−(7)〜(12)の特性
を次の表6に示す。
【0051】
【表6】
【0052】表6に示すように、炭素数10〜24の飽
和カルボン酸であるベヘン酸と炭素数10〜24の飽和
アルキル基を有する化合物とを同時に存在させた本発明
の実施例3−(7)〜(12)の熱可逆性記録材料は、
これらの炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する化
合物の単独しか存在しない実施例3−(1)〜(6)の
熱可逆性記録材料よりもコントラストが大きく、コント
ラストの面では優れていることがわかる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、マトリクス材および有機低分子化合物を含み熱履歴
により透明度が変化する熱可逆性記録材料において、マ
トリクス材をスチレン・ブタジエン共重合体、トランス
ポリイソプレン、無定形エチレイン・プロピレンとし、
有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和アルキ
ル基を有する化合物、または、炭素数10〜24の飽和
カルボン酸と炭素数10〜24の飽和アルキル基を有す
る化合物とを同時に存在させたので、新規な熱可逆性記
録材料を提供でき、しかも、その熱可逆性記録材料を透
明状態にできる温度範囲を従来の熱可逆性記録材料に比
べ広くでき、さらに、コントラストも大きいものが得ら
れた。
【0054】また、本発明の熱可逆性記録材料を、例え
ばサーマルヘッド等の熱的手段を有した透明および不透
明なパターンを組み合わせて形成する表示装置等に適用
した場合、熱的手段の温度制御を粗くしても正確な表示
ができるため、装置構成が簡単になる。さらにまた、透
明状態を形成する温度範囲と、不透明状態を形成する温
度範囲とが、従来の熱可逆性記録材料に比べ逆転した熱
可逆性記録材料を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可逆性記録材料のヒステリシス曲線
を示す。
【図2】従来の熱可逆性記録材料のヒステリシス曲線を
示す。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス材及び有機低分子化合物を含
    み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料にお
    いて、マトリクス材をスチレン、ブタジエン共重合体と
    し、有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和ア
    ルキル基を有する化合物としたことを特徴とする熱可逆
    性記録材料。
  2. 【請求項2】 マトリクス材及び有機低分子化合物を含
    み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料にお
    いて、マトリクス材をスチレン・ブタジエン共重合体と
    し、有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和カ
    ルボン酸と炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する
    化合物とを同時に存在させたことを特徴とする熱可逆性
    記録材料。
  3. 【請求項3】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアルコールである請求項1または2記載の熱可逆性
    記録材料。
  4. 【請求項4】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアミドである請求項1または2記載の熱可逆性記録
    材料。
  5. 【請求項5】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアミンである請求項1または2記載の熱可逆性記録
    材料。
  6. 【請求項6】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアニリドである請求項1または2記載の熱可逆性記
    録材料。
  7. 【請求項7】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するエステルである請求項1または2記載の熱可逆性記
    録材料。
  8. 【請求項8】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するイミダゾールである請求項1または2記載の熱可逆
    性記録材料。
  9. 【請求項9】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアルコール、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアミン、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有す
    るアニリド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有す
    るエステル、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有す
    るイミダゾールから選ばれた2種以上の化合物の混合物
    である請求項1または2記載の熱可逆性記録材料。
  10. 【請求項10】 マトリクス材及び有機低分子化合物を
    含み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料に
    おいて、マトリクス材をトランスポリイソプレンとし、
    有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和アルキ
    ル基を有する化合物としたことを特徴とする熱可逆性記
    録材料。
  11. 【請求項11】 マトリクス材及び有機低分子化合物を
    含み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料に
    おいて、マトリクス材をトランスポリイソプレンとし、
    有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和カルボ
    ン酸と炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する化合
    物とを同時に存在させたことを特徴とする熱可逆性記録
    材料。
  12. 【請求項12】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアルコールである請求項10または11記載の熱
    可逆性記録材料。
  13. 【請求項13】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミドである請求項10または11記載の熱可逆
    性記録材料。
  14. 【請求項14】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミンである請求項10または11記載の熱可逆
    性記録材料。
  15. 【請求項15】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアニリドである請求項10または11記載の熱可
    逆性記録材料。
  16. 【請求項16】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するエステルである請求項10または11記載の熱可
    逆性記録材料。
  17. 【請求項17】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するイミダゾールである請求項10または11記載の
    熱可逆性記録材料。
  18. 【請求項18】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアルコール、炭素数10〜24の飽和アルキル基
    を有するアミド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミン、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアニリド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するエステル、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するイミダゾールから選ばれた2種以上の化合物の混合
    物である請求項10または11記載の熱可逆性記録材
    料。
  19. 【請求項19】 マトリクス材及び有機低分子化合物を
    含み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料に
    おいて、マトリクス材を無定形エチレン・プロピレンと
    し、有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和ア
    ルキル基を有する化合物としたことを特徴とする熱可逆
    性記録材料。
  20. 【請求項20】 マトリクス材及び有機低分子化合物を
    含み熱履歴により透明度が変化する熱可逆性記録材料に
    おいて、マトリクス材を無定形エチレン・プロピレンと
    し、有機低分子化合物として炭素数10〜24の飽和カ
    ルボン酸と炭素数10〜24の飽和アルキル基を有する
    化合物とを同時に存在させたことを特徴とする熱可逆性
    記録材料。
  21. 【請求項21】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアルコールである請求項19または20記載の熱
    可逆性記録材料。
  22. 【請求項22】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミドである請求項19または20記載の熱可逆
    性記録材料。
  23. 【請求項23】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミンである請求項19または20記載の熱可逆
    性記録材料。
  24. 【請求項24】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアニリドである請求項19または20記載の熱可
    逆性記録材料。
  25. 【請求項25】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するエステルである請求項19または20記載の熱可
    逆性記録材料。
  26. 【請求項26】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するイミダゾールである請求項19または20記載の
    熱可逆性記録材料。
  27. 【請求項27】 炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有する化合物が、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアルコール、炭素数10〜24の飽和アルキル基
    を有するアミド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を
    有するアミン、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するアニリド、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するエステル、炭素数10〜24の飽和アルキル基を有
    するイミダゾールから選ばれた2種以上の化合物の混合
    物である請求項19または20記載の熱可逆性記録材
    料。
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