JPH05247768A - 自己伸長性太細糸とその製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法 - Google Patents
自己伸長性太細糸とその製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法Info
- Publication number
- JPH05247768A JPH05247768A JP8323792A JP8323792A JPH05247768A JP H05247768 A JPH05247768 A JP H05247768A JP 8323792 A JP8323792 A JP 8323792A JP 8323792 A JP8323792 A JP 8323792A JP H05247768 A JPH05247768 A JP H05247768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- thick
- self
- thin
- synthetic fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 70
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 25
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 claims description 61
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 claims description 61
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 claims description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 abstract description 3
- 238000007669 thermal treatment Methods 0.000 abstract 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 46
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 21
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 13
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 8
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 3
- QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 1,1,2,2-tetrachloroethane Chemical compound ClC(Cl)C(Cl)Cl QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N isophthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=CC(C(O)=O)=C1 QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
理を施した場合に、充分な膨らみ感を持つと共に、従来
にない風合いを有し、またこの布帛を染色した場合に、
従来の布帛とは非常に異なった染色状態の布帛が得られ
る糸を提供する。 【構成】 長手方向に沿って繊維の結晶に配向むらがあ
る合成繊維太細糸1aに自己伸張性を付与した自己伸張
性太細糸1bを用いるようにし、この自己伸張性太細糸
1bと高収縮性の糸2とを混繊,交絡させて異収縮混繊
糸3を製造するようにした。
Description
維の結晶に配向むらがある合成繊維太細糸に自己伸長性
が付与されてなる自己伸長性太細糸とその製造方法及び
上記の自己伸長性太細糸を用いた異収縮混繊糸の製造方
法に関するものであり、特に、布帛を製造して熱処理等
の処理を施すことにより、自己伸長性太細糸が伸張し
て、充分な嵩高性を示すと共に、この自己伸長性太細糸
が表面に現れて、従来にない風合いや感触を持つ布帛が
得られるようにした点に特徴を持つものである。
伸糸を自然延伸倍率以下で延伸させることにより、長手
方向に沿って繊維の結晶に配向むらが生じ、延伸された
糸に太い繊維部分と細い繊維部分とが発生した合成繊維
太細糸が得られるということが知られていた。
太細糸を染色した場合、結晶の配向が低い太い繊維部分
が濃く染色される一方、結晶の配向が進んだ細い繊維部
分が薄く染色されて、染色に濃淡が生じるため、この合
成繊維太細糸を用いて布帛を製造し、その後、この布帛
を染色して濃淡の染色むらがある霜降り状の布帛を得る
ことが行われていた。
を混繊,交絡させて異収縮混繊糸を製造することが行わ
れていた。
糸に熱処理等の処理を施すと、この異収縮混繊糸を構成
する糸間において収縮差が発現するため、このような異
収縮混繊糸を用いて布帛を製造し、その後、この布帛に
熱処理等の処理を施して、布帛に膨らみ感を付与するこ
とが行われていた。
従来においては、延伸工程において熱処理条件を異なら
せて熱収縮率が異なる2種類の糸を製造し、このように
熱収縮率が異なる2種類の糸を合撚して巻き取った異収
縮混繊糸や、高速紡糸法によって得られた高収縮性の糸
と通常の方法で得られた低収縮性の糸とを混繊させた異
収縮混繊糸等が一般に用いられていた。
ては、熱処理等の処理を施した際における各糸間の収縮
率の差が少なく、このため、このような異収縮混繊糸を
用いて布帛を製造し、この布帛に熱処理等の処理を施し
たとしても、充分な膨らみ感を持つ布帛が得られなかっ
た。
926号公報に示されるように、自己伸長性を有するフ
ィラメントと収縮性を有するフィラメントとを合撚させ
て巻き取った異収縮混繊糸が開発された。
等の処理を施した場合、自己伸長性を有するフィラメン
トが伸張する一方、収縮性を有するフィラメントが収縮
するため、両者の収縮率の差が大きくなり、この異収縮
混繊糸を用いて布帛を製造した後、この布帛に熱処理等
の処理を施すと、自己伸長性を有するフィラメントが浮
き上がって充分な膨らみ感を持つ布帛が得られるように
なった。
ィラメントと収縮性を有するフィラメントを合撚させた
異収縮混繊糸を用いて布帛を製造し、この布帛に熱処理
等の処理を施した場合であっても、布帛における風合い
や染色した場合における染色状態等は、従来の異収縮混
繊糸を用いて製造した布帛と大きな変化はなく、新たな
布帛を提供するという意味では満足できるものではなか
った。
帛とは非常に異なった風合いや染色状態になった布帛を
得るために、新たな糸を開発することを課題とするもの
である。
理を施した場合に、充分な膨らみ感を持つと共に、従来
の布帛にない風合いを有し、またこの布帛を染色した場
合にも、従来の布帛とは非常に異なった染色状態の布帛
が得られる糸を提供することを課題とするものである。
記のような課題を解決するため、長手方向に沿って繊維
の結晶に配向むらがある合成繊維太細糸であって、自己
伸長性が付与されてなる自己伸長性太細糸を開発したの
である。
晶の配向むらは、シック部において複屈折率(Δn)が
20〜50×10-3、シン部において複屈折率が90〜
120×10-3程度が好ましい。
に配向むらがある合成繊維太細糸を製造するにあたって
は、一般に、1000〜1600m/minの低速で紡
糸させた未延伸糸を用い、この未延伸糸に対してガラス
転移点温度以下の温度、好ましくは10〜60℃、より
好ましいくは30〜55℃の低温下において、1.1〜
1.6倍程度の低延伸を行い、繊維の結晶むらに配向が
ある合成繊維太細糸を得るようにする。
上記のような方法に限定されるものでなく、紡糸させる
際の紡糸ドラフトを低くして、低延伸倍率で延伸させて
上記の合成繊維太細糸を製造するようにしてもよい。
太細糸に対して自己伸長性を付与するにあたっては、一
般に60℃以下の温度、好ましくは30〜50℃の温度
で、上記の合成繊維太細糸に対して1.5〜2.5倍程
度の中程度の延伸を行い、その後、このように延伸され
た合成繊維太細糸をリラックス状態で熱処理させるよう
にする。なお、延伸された合成繊維太細糸を熱処理する
にあたっては、一般に200〜280℃の高温下で熱処
理させるようにする。
して製造された自己伸長性を有する自己伸長性太細糸と
高収縮性の糸とを混繊,交絡させて異収縮混繊糸を製造
するようにした。
交絡させる高収縮性の糸としては、この異収縮混繊糸に
熱処理等の処理を施した際に、上記の自己伸長性太細糸
と充分な収縮差を示し、異収縮混繊糸が充分な嵩高性を
持つようにするため、一般にその熱収縮率が10%以上
の収縮性を示す糸を用いるようにする。
は、上記のように長手方向に沿って繊維の結晶に配向む
らがある合成繊維太細糸を延伸させた後、リラックス状
態で熱処理して自己伸長性を付与するようにしたため、
この自己伸長性太細糸に熱処理等の処理を施すと、この
自己伸長性太細糸が伸びるようになる。
糸とを混繊,交絡させて異収縮混繊糸を製造した場合、
この異収縮混繊糸に熱処理等の処理を施すと、上記の自
己伸長性太細糸が伸びる一方、上記の高収縮性糸が大き
く収縮して、上記の自己伸長性太細糸が大きく浮き上が
り、異収縮混繊糸が充分な嵩高性を示すようになる。
布帛を製造し、この布帛に熱処理等の処理を施すと、上
記のように自己伸長性太細糸が伸びる一方、上記の高収
縮性の糸が大きく収縮して、自己伸長性太細糸が大きく
浮き上がり、充分な嵩高性を示す布帛が得られるように
なる。
伸長性太細糸において結晶の配向が悪い太い繊維部分が
濃く染色される一方、結晶の配向が進んでいる細い繊維
部分は薄く染色され、この自己伸長性太細糸に濃淡の染
色差が生じるようになる。
わされると、太い繊維部分と細い繊維部分とで濃淡の染
色差がある自己伸長性太細糸が大きく浮き上がり、従来
にはない風合いを有すると共に、従来の布帛とは非常に
異なった染色状態の布帛が得られるようになる。
明すると共に、比較例を挙げ、この発明の実施例に係る
糸が優れていることを明らかにする。
粘度[η]が0.640のポリエチレンテレフタレート
(セミダル)を溶融し、これを紡糸温度293℃で36
個の紡糸孔を通して紡糸させ、このように紡糸された糸
を引取速度1470m/minで引き取って巻き取り、
75デニール/36フィラメントの未延伸状態のマルチ
フィラメント糸を得た。なお、上記の固有粘度[η]
は、フェノールとテトラクロルエタンとが6:4になっ
た混合溶媒中において20℃で測定した。
て巻き取った未延伸状態にあるマルチフィラメント糸1
を、周速416m/minで回転する第1の供給ローラ
11によって引き出し、このように引き出されたマルチ
フィラメント糸1を周速420m/minで回転する第
2の供給ローラ12に導き、温度45℃でこの第2の供
給ローラ12を通した後、このマルチフィラメント糸1
がヒータ14と接触しないようにして、このマルチフィ
ラメント糸1を温度135℃のヒータ14によって加熱
し、周速596m/minで回転するドローローラ15
に導いて1.43倍に延伸させた後、これを巻き取るよ
うにした。
ィラメント糸1に延伸処理を行うと、繊維の結晶に配向
むらが生じ、太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成
繊維太細糸1aが得られた。
取られた太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成繊維
太細糸1aを、図2に示すように、周速416m/mi
nで回転する第1の供給ローラ11によって引き出した
後、この合成繊維太細糸1aを周速832m/minで
回転する第3の供給ローラ13に導いて、この合成繊維
太細糸1aを2.00倍延伸させた後、このように延伸
された合成繊維太細糸1aがヒータ14と接触しないよ
うにして、この合成繊維太細糸1aを温度265℃のヒ
ータ14によって加熱し、周速624m/min(リラ
ックス率0.75)で回転するドローローラ15に導い
て、上記合成繊維太細糸1aをリラックス状態で熱処理
して自己伸長性を付与し、このように自己伸長性が付与
された自己伸長性太細糸1bを巻き取るようにした。
糸1bを160℃で乾熱処理した場合、この自己伸長性
太細糸1bは4.7%伸長した。
実施例1の場合と同様にして得た未延伸状態のマルチフ
ィラメント糸1を用いるようにした。
延伸状態のマルチフィラメント糸1を、図1に示すよう
に、周速416m/minで回転する第1の供給ローラ
11によって引き出し、このように引き出されたマルチ
フィラメント糸1を周速420m/minで回転する第
2の供給ローラ12に導き、温度45℃でこの第2の供
給ローラ12を通した後、このマルチフィラメント糸1
がヒータ14と接触しないようにして、このマルチフィ
ラメント糸1を温度135℃のヒータ14によって加熱
し、周速832m/minで回転するドローローラ15
に導いて2.00倍に延伸させた後、これを巻き取るよ
うにし、繊維の結晶に配向むらが生じて太い繊維部分と
細い繊維部分とを持つ合成繊維太細糸1aを得た。
取られた太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成繊維
太細糸1aを、図2に示すように、周速416m/mi
nで回転する第1の供給ローラ11によって引き出した
後、この合成繊維太細糸1aを周速603m/minで
回転する第3の供給ローラ13に導いて、この合成繊維
太細糸1aを1.45倍に延伸させた後、このように延
伸された合成繊維太細糸1aがヒータ14に接触させな
いようにして、この合成繊維太細糸1aを温度265℃
のヒータ14に接触させないようにして加熱し、周速4
52m/min(リラックス率0.75)で回転するド
ローローラ15に導いて、上記合成繊維太細糸1aをリ
ラックス状態で熱処理して自己伸長性を付与し、このよ
うに自己伸長性が付与された自己伸長性太細糸1bを巻
き取るようにした。
糸1bを160℃で乾熱処理した場合、この自己伸長性
太細糸1bは3.3%伸長した。
実施例1の場合と同様にして得た未延伸状態のマルチフ
ィラメント糸1を用いるようにした。
延伸状態のマルチフィラメント糸1を、図1に示すよう
に、周速416m/minで回転する第1の供給ローラ
11によって引き出し、このように引き出されたマルチ
フィラメント糸1を周速420m/minで回転する第
2の供給ローラ12に導き、温度45℃でこの第2の供
給ローラ12を通した後、このマルチフィラメント糸1
がヒータ14に接触しないようにして、このマルチフィ
ラメント糸1を温度135℃のヒータ14によって加熱
し、周速1019m/minで回転するドローローラ1
5に導いて2.45倍に延伸させた後、これを巻き取る
ようにし、繊維の結晶に配向むらが生じて太い繊維部分
と細い繊維部分とを持つ合成繊維太細糸1aを得た。
取られた太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成繊維
太細糸1aを、図2に示すように、周速416m/mi
nで回転する第1の供給ローラ11によって引き出した
後、この合成繊維太細糸1aを周速437m/minで
回転する第3の供給ローラ13に導いて、この合成繊維
太細糸1aを1.05倍に延伸させた後、このように延
伸された合成繊維太細糸1aがヒータ14と接触しない
ようにして、この合成繊維太細糸1aを温度265℃の
ヒータ14によって加熱し、周速334m/min(リ
ラックス率0.764)で回転するドローローラ15に
導いて、上記合成繊維太細糸1aをリラックス状態で熱
処理して自己伸長性を付与し、このように自己伸長性が
付与された自己伸長性太細糸1bを巻き取るようにし
た。
糸1bを160℃で乾熱処理した場合、この自己伸長性
太細糸1bは2.7%伸長した。
の各実施例において用いたのと同じポリエチレンテレフ
タレート(セミダル)を用い、これを溶融させて紡糸温
度293℃で48個の紡糸孔を通して紡糸させ、このよ
うに紡糸されたものを引取速度1480m/minで引
き取って巻き取り、90デニール/48フィラメントの
未延伸状態のマルチフィラメント糸を得た。
巻き取られた未延伸状態のマルチフィラメント糸1を、
周速1080m/minで回転する第1の供給ローラ2
1によって引き出し、このように引き出されたマルチフ
ィラメント糸1を温度111℃のヒータ23に接触させ
て加熱し、その後、このマルチフィラメント糸1を周速
2646m/minで回転する第2の供給ローラ22に
導き、温度66℃でこの第2の供給ローラ22を通し、
上記のマルチフィラメント糸1を2.45倍延伸させ
て、これを巻き取り、繊維の結晶に配向むらが生じて太
い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成繊維太細糸1a
を得た。
細糸1aを160℃で乾熱処理した場合、この合成繊維
太細糸1aは5.0%収縮した。
伸長性太細糸と高収縮性の糸とを混繊,交絡させて異収
縮混繊糸を製造する方法について説明する。
例1の場合と同様にして、未延伸状態にあるマルチフィ
ラメント糸1を延伸処理して製造した太い繊維部分と細
い繊維部分とを持つ合成繊維太細糸1aを用いる一方、
高収縮性の糸2としては、ポリエチレンテレフタレート
にイソフタル酸を8.0モル%共重合させた変性ポリエ
ステル(セミダル)を用い、これを常法により紡糸させ
て得た50デニール/24フィラメントの変性ポリエス
テルマルチフィラメント糸2を用いるようにした。
メント糸2は160℃で乾熱処理した場合、30.6%
収縮した。
伸長性を付与するため、図4に示すように、この合成繊
維太細糸1aを上記実施例1の場合と同様に、周速41
6m/minで回転する第1の供給ローラ11によって
引き出した後、この合成繊維太細糸1aを周速832m
/minで回転する第3の供給ローラ13に導いて、こ
の合成繊維太細糸1aを2.00倍延伸させた後、この
ように延伸された合成繊維太細糸1aがヒータ14に接
触しないようにして、この合成繊維太細糸1aを温度2
65℃のヒータ14によって加熱し、その後、周速62
4m/min(リラックス率0.75)で回転するドロ
ーローラ15に導いて、上記合成繊維太細糸1aをリラ
ックス状態で熱処理し、上記実施例1と同様の自己伸長
性太細糸1bを得た。
された自己伸長性太細糸1bと、前記の高収縮性の変性
ポリエステルマルチフィラメント糸2とを合糸させて交
絡装置16に導き、この交絡装置16において、自己伸
長性太細糸1bと高収縮性の変性ポリエステルマルチフ
ィラメント糸2とを交絡させた後、これを巻き取って異
収縮混繊糸3を得た。
3を乾熱処理した場合、上記の自己伸長性が付与された
自己伸長性太細糸1bが4.7%伸張する一方、上記の
高収縮性の変性ポリエステルマルチフィラメント糸2が
30.6%収縮し、両者の収縮差が35.3%になって
いた。
記のようにして熱処理すると、この異収縮混繊糸3は、
図5に示すように、上記の太い繊維部分と細い繊維部分
とを持つ自己伸長性太細糸1bが高収縮性の変性ポリエ
ステルマルチフィラメント糸2から大きく浮き上がった
状態になった。
の比較例1において得た合成繊維太細糸1aに自己伸長
性を付与することなく、この合成繊維太細糸1aを上記
実施例4において使用した高収縮性の変性ポリエステル
マルチフィラメント糸2と合糸させて上記の交絡装置1
6に導き、この交絡装置16において、上記合成繊維太
細糸1aと変性ポリエステルマルチフィラメント糸2と
を交絡させた後、これを巻き取って異収縮混繊糸を得
た。
乾熱処理した場合、上記の合成繊維太細糸1aが伸張せ
ずに収縮するため、図5に示す実施例4の異収縮混繊糸
3のように、太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ自己
伸長性太細糸1bが高収縮性の変性ポリエステルマルチ
フィラメント糸2より大きく浮き上がるということはな
かった。
いて布帛を製造し、この布帛に熱処理を施すと、上記の
ように自己伸長性太細糸1bが伸びる一方、上記の高収
縮性の変性ポリエステルマルチフィラメント糸2が大き
く収縮して、布帛の表面において、太い繊維部分と細い
繊維部分とを持つ自己伸長性太細糸1bが大きく浮き上
がり、充分な嵩高性を示すと共に、従来の布帛とは非常
に異なった風合いを持つ布帛が得られた。
己伸長性太細糸1bにおいて結晶の配向が充分に行われ
ていない太い繊維部分が濃く染色される一方、結晶の配
向が進んでいる細い繊維部分は薄く染色され、この自己
伸長性太細糸1bに濃淡の染色差が生じ、従来の布帛と
は非常に異なった染色状態を持つ布帛が得られた。
は、長手方向に沿って繊維の結晶に配向むらがある合成
繊維太細糸を延伸させた後、リラックス状態で熱処理し
て自己伸長性を付与して自己伸長性太細糸を製造するよ
うにしたため、この自己伸長性太細糸に熱処理等の処理
を施すと、この自己伸長性太細糸自体が伸びるようにな
った。
長性太細糸と高収縮性糸とを混繊,交絡させて異収縮混
繊糸を製造するようにしたため、この異収縮混繊糸に熱
処理等の処理を施すと、上記の自己伸長性太細糸が伸び
る一方、上記の高収縮性糸が大きく収縮して、上記の自
己伸長性太細糸が大きく浮き上がり、異収縮混繊糸が充
分な嵩高性を示すようになった。
混繊糸を用いて布帛を製造し、この布帛に熱処理等の処
理を施すと、自己伸長性太細糸が伸びる一方、高収縮性
の糸が大きく収縮して、自己伸長性太細糸が高収縮性の
糸から大きく浮き上がり、充分な嵩高性を示す布帛が得
られ、またこの布帛を染色すると、上記自己伸長性太細
糸において結晶の配向が悪い太い繊維部分が濃く染色さ
れる一方、結晶の配向が進んでいる細い繊維部分は薄く
染色され、この自己伸長性太細糸に濃淡の染色差が生じ
るようになった。
理と染色とが組み合わせて行われると、太い繊維部分と
細い繊維部分とで濃淡の染色差がある自己伸長性太細糸
が大きく浮き上がり、従来にはない風合いを有すると共
に、従来の布帛とは非常に異なった染色状態の布帛が得
られるようになった。
マルチフィラメント糸を繊維の結晶に配向むらが生じる
ように延伸させて、太い繊維部分と細い繊維部分とを持
つ合成繊維太細糸を製造する状態を示した概略説明図で
ある。
せた後、リラックス状態で熱処理して自己伸長性太細糸
を製造する状態を示した概略説明図である。
ィラメント糸を繊維の結晶に配向むらが生じるように延
伸させて、太い繊維部分と細い繊維部分とを持つ合成繊
維太細糸を製造する状態を示した概略説明図である。
性を付与すると共に、この自己伸長性太細糸と高収縮性
の変性ポリエステルマルチフィラメント糸とを混繊,交
絡させて異収縮混繊糸を製造する状態を示した概略説明
図である。
理を行った後の各糸の状態を示した部分拡大説明図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 長手方向に沿って繊維の結晶に配向むら
がある合成繊維太細糸であって、自己伸長性が付与され
てなることを特徴とする自己伸長性太細糸。 - 【請求項2】 未延伸状態で紡糸された合成繊維糸をガ
ラス転移点温度以下の温度で且つ1.1〜2.5倍の低
延伸倍率で延伸させて繊維の結晶に配向むらがある合成
繊維太細糸を製造し、この合成繊維太細糸を延伸させた
後、リラックス状態で熱処理して自己伸長性を付与する
ことを特徴とする自己伸長性合成繊維太細糸の製造方
法。 - 【請求項3】 長手方向に沿って繊維の結晶に配向むら
がある合成繊維太細糸に自己伸長性が付与されてなる自
己伸長性合成繊維太細糸と、高収縮性の糸とを混繊,交
絡させることを特徴とする異収縮混繊糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083237A JP2698725B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 自己伸長性太細糸の製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4083237A JP2698725B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 自己伸長性太細糸の製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247768A true JPH05247768A (ja) | 1993-09-24 |
| JP2698725B2 JP2698725B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13796722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4083237A Expired - Fee Related JP2698725B2 (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 自己伸長性太細糸の製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2698725B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106256932A (zh) * | 2015-06-19 | 2016-12-28 | 日本Tmt机械株式会社 | 纺丝牵引装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57112428A (en) * | 1980-12-30 | 1982-07-13 | Toray Industries | Production of polyester multifilament yarn having thick and fine parts |
| JPS60104543A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-08 | 東レ株式会社 | 紡績糸様フイラメント糸 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4083237A patent/JP2698725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57112428A (en) * | 1980-12-30 | 1982-07-13 | Toray Industries | Production of polyester multifilament yarn having thick and fine parts |
| JPS60104543A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-08 | 東レ株式会社 | 紡績糸様フイラメント糸 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106256932A (zh) * | 2015-06-19 | 2016-12-28 | 日本Tmt机械株式会社 | 纺丝牵引装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2698725B2 (ja) | 1998-01-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05247768A (ja) | 自己伸長性太細糸とその製造方法及び異収縮混繊糸の製造方法 | |
| JPH0680207B2 (ja) | ポリエステル太細糸及びその製造方法 | |
| KR100226657B1 (ko) | 이수축 혼섬사의 제조방법 | |
| JP3459496B2 (ja) | ナイロンマルチフィラメント糸の製造方法 | |
| JPH08302533A (ja) | 濃染性を有するポリエステル系複合糸 | |
| JP2591715B2 (ja) | 異収縮混繊ポリエステル糸の製造方法 | |
| KR100339998B1 (ko) | 폴리에스터 극세사의 제조방법 | |
| JP2589226B2 (ja) | ポリエステル糸および繊維製品 | |
| KR100569680B1 (ko) | 폴리에스테르 융착 가연사 및 그의 제조방법 | |
| JP2585523B2 (ja) | 嵩高加工糸の製造方法 | |
| KR0134677B1 (ko) | 폴리에스테르 이수축 혼섬사의 제조방법 | |
| JPH0140124B2 (ja) | ||
| JP2604356B2 (ja) | マルチフイラメント仮撚捲縮糸 | |
| JPH0219216B2 (ja) | ||
| JPS6221832A (ja) | ポリエステルフイラメントの製造法 | |
| KR100467345B1 (ko) | 폴리에스테르 복합가공사의 제조방법 | |
| JPS59163414A (ja) | ポリエステル繊維の製造法 | |
| JP2000096369A (ja) | ポリエステル特殊混繊糸およびその製造方法 | |
| JPH06346329A (ja) | ポリエステル系特殊潜在捲縮糸とその製造方法 | |
| JPS6316493B2 (ja) | ||
| JPH11315436A (ja) | ポリエステル太細繊維糸及びその製造方法 | |
| JPS59179808A (ja) | ポリエステルスラブヤ−ン | |
| JPH0231136B2 (ja) | Fukugoshinoseizoho | |
| JPS59216942A (ja) | ポリエステル異繊度混繊糸の製法 | |
| JP2002054052A (ja) | 織編物及びその後加工方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |