JPH0525122A - 4−アルキル−3−チオセミカルバジドの製造方法 - Google Patents

4−アルキル−3−チオセミカルバジドの製造方法

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JPH0525122A
JPH0525122A JP17647991A JP17647991A JPH0525122A JP H0525122 A JPH0525122 A JP H0525122A JP 17647991 A JP17647991 A JP 17647991A JP 17647991 A JP17647991 A JP 17647991A JP H0525122 A JPH0525122 A JP H0525122A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】アルキルアミン、二硫化炭素並びに水酸化アル
カリを反応させて容易に得られる安価なアルキルジチオ
カルバミン酸アルカリ塩を原料として、1,3−アルキ
ルチオ尿素の副生を抑制しつつ、高純度の4−アルキル
−3−チオセミカルバジドを工業的に製造する方法を提
供する。 【構成】アルキルジチオカルバミン酸アルカリと強酸と
を、ヒドラジンが共存するpH9以上の水溶液中で反応
させ、生成する硫化水素を系外に除去することにより高
純度の一般式: (式中、Rはアルキル基、R′はアルキル基又は水素原
子を表し。)で表わされる4−アルキル−3−チオセミ
カルバジドを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬及び農薬等の合成
原料として重要な化合物である4−アルキル−3−チオ
セミカルバジドの製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4−アルキル−3−チオセミカルバジド
の製造方法として、(A)アルキルイソチオシアネート
と水加ヒドラジンとを反応させる方法(CA Vol.
69:26739X)、(B)4−アルキルジチオカル
バミン酸アルキルアンモニウムと水加ヒドラジンとを反
応させる方法(米国特許第4,237,066号明細
書)、及び(C)アルキルジチオカルバミン酸ナトリウ
ムと水加ヒドラジンを金属触媒の存在下に反応させる方
法(ヨーロッパ特許第308,225号明細書)が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、(A)の方
法は、アルキルイソチオシアネートが高価なため実用性
に乏しく、(C)の方法は、使用する触媒により結晶が
着色し、高品質の4−アルキル−3−チオセミカルバジ
ドの工業生産には適さないものである。また(B)の方
法は1,3−アルキルチオ尿素が副生し、収率を低下せ
しめると共に、目的物から副生物を分離精製することが
難しいため、高純度の4−アルキル−3−チオセミカル
バジドは得られず、従来法はいずれも満足できる製造法
ではない。
【0004】従って、本発明の目的は、アルキルアミ
ン、二硫化炭素並びに水酸化アルカリを反応させて容易
に得られる安価なアルキルジチオカルバミン酸アルカリ
塩を原料として、1,3−アルキルチオ尿素の副生を抑
制しつつ、高純度の4−アルキル−3−チオセミカルバ
ジドを工業的に製造する方法を提供するにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】アルキルジチオカルバ
ミン酸アルカリ塩を原料とする4−アルキル−3−チオ
セミカルバジドの製造方法に関して鋭意検討した結果、
アルキルジチオカルバミン酸は中性より酸性側では容易
にアルキルアミン、二硫化炭素へと分解すること並びに
分解により生じたアルキルアミンはアルキルジチオカル
バミン酸アルキルアンモニウムを経由して、1,3−ジ
アルキルチオ尿素を副生することが判明し、これらの結
果をもとに副反応を抑制する条件を検討して本発明に到
達した。
【0006】本発明は、アルキルジチオカルバミン酸ア
ルカリ、即ち式「化1」を原料として、4−アルキル−
3−チオセミカルバジド、即ち式「化2」を製造するに
際してヒドラジンが共存するpH9以上の水溶液中で
アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩を当量の強酸と
共に加熱し、生成する硫化水素を系外に除去すること
により高収率且つ高純度の4−アルキル−3−チオセミ
カルバジドを製造する方法である。
【0007】
【作用】本発明の反応経路は、アルキルジチオカルバミ
ン酸アルカリ塩がアルキルジチオカルバミン酸ヒドラジ
ニウム塩に転化した後、硫化水素を脱離して4−アルキ
ル−3−チオセミカルバジドに転化すると推測され、次
の「化3」で表される。
【化3】 (式中、Mはアルカリ金属、HAは酸、Rはアルキル
基、R’はアルキル基又は水素原子を表す。)。
【0008】本発明の方法で、次の「化4」によると考
えられる1,3−アルキルチオ尿素の副生を抑制するこ
とが可能となつた。本発明によればアルキルジチオカル
バミン酸のアルキルアミンへの分解を出来るだけ抑制
し、結果的に1,3−アルキルチオ尿素の副生を抑制す
るので、高収率且つ高純度の4−アルキル−3−チオセ
ミカルバジドを製造することが可能となる。
【化4】 (但し、Mはアルカリ金属、HAは酸、Rはアルキル
基、R’はアルキル基又は水素原子を表す。)。
【0009】
【発明の好適態様】本発明に使用するアルキルジチオカ
ルバミン酸アルカリ塩は、メチルジチオカルバミン酸ナ
トリウム、エチルジチオカルバミン酸ナトリウム、プロ
ピルジチオカルバミン酸ナトリウム、イソプロピルジチ
オカルバミン酸ナトリウム、ブチルジチオカルバミン酸
ナトリウム、sec−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム、tert−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム、メチ
ルジチオカルバミン酸カリウム、エチルジチオカルバミ
ン酸カリウム、プロピルジチオカルバミン酸カリウム、
イソプロピルジチオカルバミン酸カリウム、ブチルジチ
オカルバミン酸カリウム、sec−ブチルジチオカルバミ
ン酸カリウム、tert−ブチルジチオカルバミン酸カリウ
ム、N,N−ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、
N,N−ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、N,
N−ジメチルジチオカルバミン酸カリウム、N,N−ジ
エチルジチオカルバミン酸カリウム等であるが、特にメ
チルジチオカルバミン酸ナトリウムとメチルジチオカル
バミン酸カリウムが好適である。
【0010】アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩と
しては、対応するアルキルアミンと二硫化炭素及び水酸
化ナトリウム又は水酸化カリウムの反応で得られる水溶
液をそのまま使用することもできる。
【0011】ヒドラジンとしては、無水ヒドラジン、水
加ヒドラジン、1塩酸ヒドラジン、2塩酸ヒドラジン、
硫酸ヒドラジン、中性硫酸ヒドラジン、燐酸ヒドラジン
等が使用できるが、無水ヒドラジン及び水加ヒドラジ
ン、特に水加ヒドラジンが好適である。水加ヒドラジン
は、工業的に市販されている濃度60%、100%のも
のを使用することもでき、また必要に応じて濃度を下げ
て使用することもできる。
【0012】ヒドラジンの使用量は、アルキルジチオカ
ルバミン酸アルカリ塩1モルに対し1.1〜20.0モ
ルとすることが好ましいが、1.1〜3.0モルとする
ことが好適である。
【0013】本発明に使用する酸は、塩酸、硫酸、燐
酸、P−トルエンスルホン酸等の強酸であるが、特に塩
酸と硫酸が好ましい。
【0014】酸の使用量は、本発明において特に重要で
あつて、収率及び品質に極めて大きな影響を与える。ア
ルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩1モルに対して使
用する酸は0.98〜1.00当量が適当である。但
し、フリーの水酸化アルカリが存在する場合には、アル
キルジチオカルバミン酸アルカリ塩のモル数にフリーの
水酸化アルカリのモル数を加えた全モル数に対して使用
する酸は0.98〜1.00当量が適当である。特に好
ましくは上記当量数を1に保つことである。
【0015】ヒドラジン及び酸に代えて一部又は全部
に、塩酸ヒドラジン、2塩酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジ
ン、中性硫酸ヒドラジン、燐酸ヒドラジン等のヒドラジ
ンの強酸塩類を使用することがことができる。ヒドラジ
ン及び酸に代えて一部又は全部にヒドラジンの強酸塩類
を使用する場合は、アルキルジチオカルバミン酸アルカ
リ塩1モルに対して、ヒドラジンの強酸塩の当量数に酸
の当量数を加えた全当量数が、0.98〜1.00当量
となる様にする。
【0016】本発明の方法においてヒドラジン共存下反
応液のPHを9以上に維持することは必須である。通
常、ヒドラジン水溶液中、アルキルジチオカルバミン酸
アルカリ塩と当量の強酸を混合することでこの条件は達
成される。すなわち、過剰なヒドラジンの共存下におい
て、アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩:強酸=
1:1(当量比)を満たしさえすればpH9以上とな
り、本発明の方法を支障なく実施できる。
【0017】特にアルキルジチオカルバミン酸アルカリ
塩を使用する場合、アルキルジチオカルバミン酸アルカ
リ塩対強酸の当量比は1であることが必要である。アル
キルジチオカルバミン酸アルカリ塩に対して強酸が少な
い場合、同塩は安定性が極めて高いため本発明の条件下
では反応することなく、アルキルジチオカルバミン酸ア
ルカリ塩は未反応のまま残存することになり、収率の低
下をもたらすことになる。但しアルキルジチオカルバミ
ン酸アルカリ塩は水溶液として系外に除去されるため、
製品の品質は低下しない。又、アルキルジチオカルバミ
ン酸アルカリ塩に対して強酸が多い場合、反応系のpH
を9以上に維持することができなく、1,3−アルキル
チオ尿素の副生を抑制出来なくなり、収率の低下をもた
らすと共に製品の品質は低下する。
【0018】本発明の反応温度は60〜120℃、好ま
しくは90〜110℃である。この範囲より低い温度で
は反応の進行が十分でなく、高収率は得られない。ま
た、この範囲より高い温度では副生物が生成し、製品が
着色するので、高品質、高収率の目的を達成し得ない。
【0019】本発明の方法の好ましい温度範囲におい
て、ヒドラジン共存下pH9以上の条件で、アルキルジ
チオカルバミン酸アルカリ塩に強酸を加えるとただちに
反応が進行して、4−アルキル−3−チオセミカルバジ
ドが生成すると同時に硫化水素が発生する。従って反応
をスムーズに進行させるために強酸の添加速度を制御
し、硫化水素の生成速度をコントロールするのがよい。
【0020】反応時間は通常0.5〜10時間、好まし
くは0.5〜4時間である。
【0021】反応圧力は特に制限はない。硫化水素をス
ムーズに除去するため、本発明の温度範囲では常圧、又
は減圧で実施される。
【0022】硫化水素の除去は上記条件下で実施するか
ぎり自動的にスムーズに進行するがさらには必要に応じ
て一部の水を同時に留去することにより、一層の効果を
もたらすことになる。
【0023】水加ヒドラジンを用いる際の好ましい反応
方法としては、水加ヒドラジンの水溶液にアルキルジ
チオカルバミン酸アルカリ塩と強酸を、アルキルジチオ
カルバミン酸アルカリ塩:強酸の当量比較を1:1に維
持しつつ添加し、反応せしめる方法、水加ヒドラジン
とアルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩の混合物に徐
々に強酸を加え、反応せしめる方法、等が挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるもの
ではない。なお、4−アルキル−3−チオセミカルバジ
ドの純度分析は、液体クロマトグラフィーによる。
【0025】実施例1 40%モノメチルアミン水溶液116.5g(1.50
モル)と純水116.5gを攪拌機、温度計及びコンデ
ンサーを備えた1リットルのガラス製フラスコに充填
し、二硫化炭素114.2g(1.50モル)を10℃
以下の温度で15分で加えた。次に、48%水酸化ナト
リウム水溶液104.2g(1.25モル)を10℃以
下の温度に維持しつつ90分で加えた。水酸化ナトリウ
ム添加後、10℃で4時間、45℃で2時間攪拌した。
減圧下にポット温度45℃以下でモノメチルアミン、二
硫化炭素、水を3時間かけて留去し、254.0gの白
色乾固物を得た。この乾固物にアセトン400.0gを
加え、2時間攪拌した後、10℃に冷却し結晶を分離し
た。結晶をアセトン200.0gで洗浄後、真空乾燥器
中30℃で16時間乾燥し、モノメチルジチオカルバミ
ン酸ナトリウム2水塩の結晶179.7g(1.09モ
ル)を得た。
【0026】攪拌機、温度計及び蒸留装置を備えた50
0mlガラス製フラスコに100%水加ヒドラジン3
3.0g(0.660モル)と純水260.0gを充填
した。次に窒素雰囲気中102℃に加熱し、上記の方法
で得たモノメチルジチオカルバミン酸ナトリウム2水塩
82.6g(0.500モル)を純水116.9gに溶
解した水溶液並びに36%塩酸50.7g(0.500
モル)を同時に定量ポンプで2時間かけて滴下した。こ
の間、水及び硫化水素を留去した。留出水量の目安は、
モノメチルジチオカルバミン酸ナトリウム水溶液と36
%塩酸を合わせた量と同じ量である250.2gとし
た。さらに、純水130.0gを1時間で加えながら、
水と残存硫化水素を留去し、留出水量は、添加水と同じ
量である130.0gを目安にした。反応液を68℃ま
で冷却し、種結晶として少量の4−メチル−3−チオセ
ミカルバジドを加え、ゆっくりと15℃まで冷却した。
反応液を15℃で30分攪拌し結晶を分離した。結晶を
純水50.0gで洗浄した後、真空乾燥器にて50℃
で、8時間乾燥した。4−メチル−3−チオセミカルバ
ジドの収量は42.4g、純度は98.8%、融点は1
37.8℃で、モノメチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ムベースの収率は79.7%であつた。なお、反応液の
pHは反応開始時は12以上、反応終了時は10.1で
あつた。
【0027】実施例2 攪拌機、温度計、コンデンサーを備えた500mlガラ
ス製フラスコに、実施例1と同様に合成したモノメチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム2水塩82.6g(0.
500モル)、100%水加ヒドラジン33.0g
(0.660モル)及び純水150.0gを充填した。
次に、窒素雰囲気中102℃に加熱し、36%塩酸5
0.7g(0.500モル)を定量ポンプで2時間で滴
下した。36%塩酸滴下後102〜104℃で1時間攪
拌した。反応中、生成した硫化水素はコンデンサーを通
して留去した。反応液を68℃まで冷却し、種結晶とし
て少量の4−メチル−3−チオセミカルバジドを加え、
ゆっくりと15℃まで冷却した。反応液を15℃で30
分攪拌し結晶を分離した。結晶を純水50.0gで洗浄
し、真空乾燥器で50℃で、8時間乾燥した。4−メチ
ル−3−チオセミカルバジドの収量は40.9g、純度
は98.7%、融点は137.0℃で、モノメチルジチ
オカルバミン酸ナトリウムベースの収率は76.8%で
あつた。なお、反応液のPHは反応開始時は12以上、
反応終了時は10.0であつた。
【0028】実施例3 40%モノメチルアミン水溶液77.7g(1.00モ
ル)と純水76.9gを、攪拌機、温度計及びコンデン
サーを備えた500mlのガラス製フラスコに充填し、
二硫化炭素38.1g(0.500モル)を10℃以下
の温度で15分で加えた。次に、28.7%水酸化ナト
リウム水溶液69.8g(0.500モル)を10℃以
下の温度に維持しつつ15分で加えた。水酸化ナトリウ
ム水溶液添加後、20℃で2時間、30℃で1時間攪拌
した。減圧下、ポット温度45℃以下でモノメチルアミ
ン、二硫化炭素、水を1.5時間かけて留去し、14
4.3gの濃縮液を得た。次いで攪拌機、温度計及びコ
ンデンサーを再度装着し、100%水加ヒドラジン3
3.0g(0.660モル)と純水79.2gを加え
た。次に、窒素雰囲気中102℃に加熱し、36%塩酸
50.7g(0.500モル)を定量ポンプにて2時間
で滴下した。36%塩酸滴下後102〜104℃で1時
間攪拌した。反応中、生成した硫化水素はコンデンサー
を通して留去した。反応液を66℃まで冷却し、種結晶
として少量の4−メチル−3−チオセミカルバジドを加
え、ゆっくりと 15℃まで冷却した。反応液を15℃
で30分攪拌し結晶を分離した。結晶を純水50.0g
で洗浄し、真空乾燥器にて50℃で8時間乾燥した。4
−メチル−3−チオセミカルバジドの収量は40.4
g、純度は98.2%、融点は137.3℃で、二硫化
炭素ベースの収率は75.5%であつた。なお、反応液
のPHは反応開始時は12以上、反応終了時は10.3
であつた。
【0029】比較例1 実施例2と同様な装置にモノメチルジチオカルバミン酸
ナトリウム2水塩66.1g(0.400モル)、10
0%水加ヒドラジン25.0g(0.500モル)と純
水93.5gを充填し、30℃において濃硫酸19.5
gでpHを8.5に調整した後、窒素雰囲気中104℃
で4時間反応した。反応中、生成した硫化水素はコンデ
ンサーを通して留去し、pHを7〜9に維持するために
濃硫酸3.7gを数回に分けて加えた。反応液を70℃
まで冷却し、種結晶として少量の4−メチル−3−チオ
セミカルバジドを加え、ゆっくりと15℃迄冷却した。
反応液を15℃で30分攪拌し結晶を分離した。結晶を
純水50.0gで洗浄し、真空乾燥器にて50℃で8時
間乾燥した。4−メチル−3−チオセミカルバジドの収
量は22.8g、純度は97.1%、融点は135.8
℃で、モノメチルジチオカルバミン酸ナトリウムベース
の収率は52.6%であつた。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、原料として、アルキル
アミン、二硫化炭素及び水酸化アルカリから工業的に容
易に得られるアルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩を
使用して、1,3−アルキルチオ尿素の副生を防止しな
がら、高収率で高品質の4−アルキル−3−チオセミカ
ルバジドを製造でき、従来技術に比較して工業的意義は
大きい。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩
    と強酸を、ヒドラジンが共存するpH9以上の水溶液中
    で加熱し、生成する硫化水素を系外に除去することを特
    徴とする4−アルキル−3−チオセミカルバジドの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩
    が、一般式 【化1】 (式中、Mはアルカリ金属、Rはアルキル基、R’はア
    ルキル基又は水素原子を表す。)で表される化合物であ
    り、4−アルキル−3−チオセミカルバジドが一般式 【化2】 (式中、Rはアルキル基、R’はアルキル基又は水素原
    子を表す。)で表される化合物である請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 反応温度が60〜120℃である請求項
    1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 アルキルジチオカルバミン酸アルカリ塩
    として、アルキルアミン、二硫化炭素及び水酸化アルカ
    リとの反応液をそのまま使用する請求項1または2記載
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 ヒドラジンとして無水ヒドラジン、水加
    ヒドラジン、1塩酸ヒドラジン、2塩酸ヒドラジン、硫
    酸ヒドラジン、中性硫酸ヒドラジン及び燐酸ヒドラジン
    から選ばれるヒドラジン類を使用する請求項1〜4のい
    ずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 強酸として、塩酸、硫酸、燐酸、p−ト
    ルエンスルホン酸を使用する請求項1〜5のいずれかに
    記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 反応中、反応系内の水を留去することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
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