JPH0525281A - 有機シリコン高分子及びその製造方法 - Google Patents
有機シリコン高分子及びその製造方法Info
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- JPH0525281A JPH0525281A JP20352791A JP20352791A JPH0525281A JP H0525281 A JPH0525281 A JP H0525281A JP 20352791 A JP20352791 A JP 20352791A JP 20352791 A JP20352791 A JP 20352791A JP H0525281 A JPH0525281 A JP H0525281A
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- organosilicon
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォトレジスト、光導波路材料、シリコンカ
ーバイドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型光
学材料、発光材料として期待されるポリメチルフェニル
シランを母体とした有機シリコン高分子を提供する。 【構成】 重量平均分子量2000以上〔ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ法、単分散ポリスチレン基
準〕、29Si−FTNMR(クロロホルム溶液中、テト
ラメチルシラン基準)で−30から−35ppm付近
に、ポリメチルフェニルシランに特徴的な−40ppm
以外のピークを持つポリメチルフェニルシラン構造を含
む有機シリコン高分子。及びメチルフェニルジクロロシ
ランと、モル分率0.01〜0.50のn−ブチルトリ
クロロシランとを金属Na存在下に縮合させる有機シリ
コン高分子の製造方法。
ーバイドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型光
学材料、発光材料として期待されるポリメチルフェニル
シランを母体とした有機シリコン高分子を提供する。 【構成】 重量平均分子量2000以上〔ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ法、単分散ポリスチレン基
準〕、29Si−FTNMR(クロロホルム溶液中、テト
ラメチルシラン基準)で−30から−35ppm付近
に、ポリメチルフェニルシランに特徴的な−40ppm
以外のピークを持つポリメチルフェニルシラン構造を含
む有機シリコン高分子。及びメチルフェニルジクロロシ
ランと、モル分率0.01〜0.50のn−ブチルトリ
クロロシランとを金属Na存在下に縮合させる有機シリ
コン高分子の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトレジスト、光導
波路材料、シリコンカーバイドの前駆体、半導体、電子
写真感光体、非線型光学材料、発光材料として、炭素を
骨格とする従来の高分子材料にはないユニークな特徴を
持つ新しいタイプの機能性材料である、シリコンを骨格
とする可溶性有機ポリシリレン高分子に関する。
波路材料、シリコンカーバイドの前駆体、半導体、電子
写真感光体、非線型光学材料、発光材料として、炭素を
骨格とする従来の高分子材料にはないユニークな特徴を
持つ新しいタイプの機能性材料である、シリコンを骨格
とする可溶性有機ポリシリレン高分子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年シリコンを骨格とする高分子である
可溶性有機ポリシリレンは、フォトレジスト、光導波路
材料、シリコンカーバイドの前駆体、半導体、電子写真
感光体、非線型光学材料、発光材料として、炭素を骨格
とする従来の高分子材料にはないユニークな特徴を持つ
新しいタイプの機能性材料として多くの注目を集めてい
る。有機ポリシリレンが興味を引いた原因の一つは有機
溶剤に溶解し、繊維や薄膜に容易に加工できるためであ
る。しかしながらこれまで知られている有機ポリシリレ
ンのほとんどは、Siに有機置換基が2個導入された
(SiR1 R2 )(R1 ,R2 は有機置換基)を繰返し
単位とする化学構造である。そのため、例えば、光化学
的な開裂反応や架橋反応を利用したフォトレジストや光
導波路のような数ミクロン程度の厚みの薄膜加工に対し
て、感度が十分でなく、また300から400nm付近
に現われるSi−Si結合に由来する強い紫外吸収帯に
よる自己吸収のため膜厚を厚くできず、従来の炭素系高
分子材料に比べ特性的に満足ではなかった。高感度化を
達成するためには、光化学的に活性なSi−Si結合を
有する高分子であることが必要である。また、従来知ら
れている可視域発光シリコン材料としては、波長420
から500nmの発光域を持つポリメチルフェニルシラ
ンやネットワークアルキルポリシリンがある〔カガワ
T.( Kagawa, T.)ほか、ソリッド ステート コミ
ュニケーションズ( Solid State Commun. )、第57
巻、第635頁(1986)、フルカワK.(Furukawa,
K.)ほか、マクロモレキュールス( Macromolecules
) 、第23巻、第3423頁(1990)〕。
可溶性有機ポリシリレンは、フォトレジスト、光導波路
材料、シリコンカーバイドの前駆体、半導体、電子写真
感光体、非線型光学材料、発光材料として、炭素を骨格
とする従来の高分子材料にはないユニークな特徴を持つ
新しいタイプの機能性材料として多くの注目を集めてい
る。有機ポリシリレンが興味を引いた原因の一つは有機
溶剤に溶解し、繊維や薄膜に容易に加工できるためであ
る。しかしながらこれまで知られている有機ポリシリレ
ンのほとんどは、Siに有機置換基が2個導入された
(SiR1 R2 )(R1 ,R2 は有機置換基)を繰返し
単位とする化学構造である。そのため、例えば、光化学
的な開裂反応や架橋反応を利用したフォトレジストや光
導波路のような数ミクロン程度の厚みの薄膜加工に対し
て、感度が十分でなく、また300から400nm付近
に現われるSi−Si結合に由来する強い紫外吸収帯に
よる自己吸収のため膜厚を厚くできず、従来の炭素系高
分子材料に比べ特性的に満足ではなかった。高感度化を
達成するためには、光化学的に活性なSi−Si結合を
有する高分子であることが必要である。また、従来知ら
れている可視域発光シリコン材料としては、波長420
から500nmの発光域を持つポリメチルフェニルシラ
ンやネットワークアルキルポリシリンがある〔カガワ
T.( Kagawa, T.)ほか、ソリッド ステート コミ
ュニケーションズ( Solid State Commun. )、第57
巻、第635頁(1986)、フルカワK.(Furukawa,
K.)ほか、マクロモレキュールス( Macromolecules
) 、第23巻、第3423頁(1990)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリメチ
ルフェニルシランは350nm付近に強い発光があり4
20から500nmの発光強度が相対的に弱いという欠
点を有していた。ネットワークアルキルポリシリンにお
いては、アルキル置換基のみであるため機械的特性に欠
け、劣化が非常に激しいという欠点を有していた。本発
明の目的は、フォトレジスト、光導波路材料、シリコン
カーバイドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型
光学材料、発光材料として期待されるポリメチルフェニ
ルシランを母材とした有機シリコン高分子を提供するこ
とにある。
ルフェニルシランは350nm付近に強い発光があり4
20から500nmの発光強度が相対的に弱いという欠
点を有していた。ネットワークアルキルポリシリンにお
いては、アルキル置換基のみであるため機械的特性に欠
け、劣化が非常に激しいという欠点を有していた。本発
明の目的は、フォトレジスト、光導波路材料、シリコン
カーバイドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型
光学材料、発光材料として期待されるポリメチルフェニ
ルシランを母材とした有機シリコン高分子を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は有機シリコン高分子に関する発明で
あって、ポリメチルフェニルシラン構造を含む有機シリ
コン高分子において、単分散ポリスチレンを基準にした
ゲルパーミエーションクロマトグラフ法により求めた方
法で重量平均分子量の値が2000以上で、かつ29Si
−FTNMR(クロロホルム溶液中、テトラメチルシラ
ン基準)で−30から−35ppm付近に、ポリメチル
フェニルシランに特徴的な−40ppm以外のピークを
持つことを特徴とする。また、本発明の第2の発明は、
有機シリコン高分子の製造方法に関する発明であって、
メチルフェニルジクロロシランに対してモル分率でn−
ブチルトリクロロシランを0.01から0.50共存さ
せ、金属ナトリウム存在下脱塩縮合反応によって製造す
ることを特徴とする。
発明の第1の発明は有機シリコン高分子に関する発明で
あって、ポリメチルフェニルシラン構造を含む有機シリ
コン高分子において、単分散ポリスチレンを基準にした
ゲルパーミエーションクロマトグラフ法により求めた方
法で重量平均分子量の値が2000以上で、かつ29Si
−FTNMR(クロロホルム溶液中、テトラメチルシラ
ン基準)で−30から−35ppm付近に、ポリメチル
フェニルシランに特徴的な−40ppm以外のピークを
持つことを特徴とする。また、本発明の第2の発明は、
有機シリコン高分子の製造方法に関する発明であって、
メチルフェニルジクロロシランに対してモル分率でn−
ブチルトリクロロシランを0.01から0.50共存さ
せ、金属ナトリウム存在下脱塩縮合反応によって製造す
ることを特徴とする。
【0005】本発明で重要な概念は、ポリメチルフェニ
ルシラン構造に対して、芳香族系置換シリンを導入する
ことによって、Si−Si連鎖から構成される一次元半
導体のバンド構造の中に局在準位を形成すること、ある
いはまたSi結合電子の局在化を促進することにある。
したがって、脂肪族置換基として、ここでとりあげたn
−ブチル基のみならず、より大きな主鎖構造の乱れを引
起こす、iso−ブチル基、n−ヘキシル基、iso−
プロピル基など、炭素数1以上のアルキル基であればな
んでも良い。
ルシラン構造に対して、芳香族系置換シリンを導入する
ことによって、Si−Si連鎖から構成される一次元半
導体のバンド構造の中に局在準位を形成すること、ある
いはまたSi結合電子の局在化を促進することにある。
したがって、脂肪族置換基として、ここでとりあげたn
−ブチル基のみならず、より大きな主鎖構造の乱れを引
起こす、iso−ブチル基、n−ヘキシル基、iso−
プロピル基など、炭素数1以上のアルキル基であればな
んでも良い。
【0006】下記実施例1及び応用例1に示したものと
同様にして、他の有機シリコン高分子共重合体組成を持
つ有機シリコン高分子共重合体の発光スペクトルを調べ
ると、幅広い発光帯を得るためには、共重合のモル分率
に強く依存するが、メチルフェニルジクロロシランに対
しn−ブチルトリクロロシランの割合が0.001から
0.50、好ましくは、0.01から0.10程度が十
分であることがわかった。その値が0.10を越える
と、酸化劣化が起こりやすく、発光材料としては不適で
ある。一方、他の有機シリコン高分子共重合体組成を持
つ有機シリコン高分子共重合体の酸化劣化特性は、レジ
ストや導波路形成にも関係することであるが、その値が
0.001から0.50、好ましくは、0.01以上で
あれば、感度良く分解促進されることがわかった。
同様にして、他の有機シリコン高分子共重合体組成を持
つ有機シリコン高分子共重合体の発光スペクトルを調べ
ると、幅広い発光帯を得るためには、共重合のモル分率
に強く依存するが、メチルフェニルジクロロシランに対
しn−ブチルトリクロロシランの割合が0.001から
0.50、好ましくは、0.01から0.10程度が十
分であることがわかった。その値が0.10を越える
と、酸化劣化が起こりやすく、発光材料としては不適で
ある。一方、他の有機シリコン高分子共重合体組成を持
つ有機シリコン高分子共重合体の酸化劣化特性は、レジ
ストや導波路形成にも関係することであるが、その値が
0.001から0.50、好ましくは、0.01以上で
あれば、感度良く分解促進されることがわかった。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例及び応用例によって更
に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0008】実施例1
以下、本発明を合成例によって更に具体的に説明する。
反応操作及び精製操作はすべてアルゴンガス雰囲気下及
び室内光をカットして行った。反応容器内を十分に脱水
脱気し、アルゴンガス置換した後、金属ナトリウム分散
液(トルエン30%)3.75gとトルエン50mlをフ
ラスコに入れた。油浴温度110℃において、メチルフ
ェニルジクロロシラン(1)5.62gとn−ブチルト
リクロロシラン(2)0.11gの混合モノマーを一気
に添加し、添加後更に10分間反応させた。反応混合溶
液を加圧ろ過し、脱気した冷イソプロピルアルコールに
ろ液を加えた。生じた白色沈殿を遠心分離機で回収し、
60℃で真空乾燥した。収量は0.95gであった。単
分散ポリスチレンを基準にしたゲルパーミエーションク
ロマトグラフ法により求めた重量平均分子量が1080
0、分散度(=重量平均重合度/数平均重合度)が2.
3の単峰性の高分子が得られた。得られた有機シリコン
高分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)はス
ピンコート法や溶媒キャスト法で容易に薄膜を形成する
ことができた。
反応操作及び精製操作はすべてアルゴンガス雰囲気下及
び室内光をカットして行った。反応容器内を十分に脱水
脱気し、アルゴンガス置換した後、金属ナトリウム分散
液(トルエン30%)3.75gとトルエン50mlをフ
ラスコに入れた。油浴温度110℃において、メチルフ
ェニルジクロロシラン(1)5.62gとn−ブチルト
リクロロシラン(2)0.11gの混合モノマーを一気
に添加し、添加後更に10分間反応させた。反応混合溶
液を加圧ろ過し、脱気した冷イソプロピルアルコールに
ろ液を加えた。生じた白色沈殿を遠心分離機で回収し、
60℃で真空乾燥した。収量は0.95gであった。単
分散ポリスチレンを基準にしたゲルパーミエーションク
ロマトグラフ法により求めた重量平均分子量が1080
0、分散度(=重量平均重合度/数平均重合度)が2.
3の単峰性の高分子が得られた。得られた有機シリコン
高分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)はス
ピンコート法や溶媒キャスト法で容易に薄膜を形成する
ことができた。
【0009】溶媒キャスト法で作製した3(1/2=
0.97/0.03)とポリメチルフェニルシランの薄
膜のFT−IR吸収スペクトルを図1及び図2に示す。
すなわち、図1は実施例1で合成された有機シリコン高
分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)の、図
2はポリメチルフェニルシラン薄膜の、それぞれFT−
IR吸収スペクトルを、吸光度(縦軸)と波数(cm-1、
横軸)との関係で示す図である(基板:KBr)。帰属
は以下の通りである。芳香族及び脂肪族C−H伸縮振動
が3100から2850cm-1に、芳香族C=C伸縮振動
が1600から1500cm-1付近に、Si−Si伸縮振
動が450cm-1付近に現われている。また、Si−O−
Siに基づく1000−1100cm-1付近の吸収がほと
んど認められない。Si−OH伸縮振動に由来する33
00cm-1付近の吸収は認められない。3(1/2=0.
97/0.03)とポリメチルフェニルシランに比較し
て、脂肪族C−H伸縮振動に基づく2900から285
0cm-1付近の吸収が少しだけ強い。
0.97/0.03)とポリメチルフェニルシランの薄
膜のFT−IR吸収スペクトルを図1及び図2に示す。
すなわち、図1は実施例1で合成された有機シリコン高
分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)の、図
2はポリメチルフェニルシラン薄膜の、それぞれFT−
IR吸収スペクトルを、吸光度(縦軸)と波数(cm-1、
横軸)との関係で示す図である(基板:KBr)。帰属
は以下の通りである。芳香族及び脂肪族C−H伸縮振動
が3100から2850cm-1に、芳香族C=C伸縮振動
が1600から1500cm-1付近に、Si−Si伸縮振
動が450cm-1付近に現われている。また、Si−O−
Siに基づく1000−1100cm-1付近の吸収がほと
んど認められない。Si−OH伸縮振動に由来する33
00cm-1付近の吸収は認められない。3(1/2=0.
97/0.03)とポリメチルフェニルシランに比較し
て、脂肪族C−H伸縮振動に基づく2900から285
0cm-1付近の吸収が少しだけ強い。
【0010】得られた有機シリコン高分子共重合体3
(1/2=0.97/0.03)とポリメチルフェニル
シランの電子吸収スペクトル(テトラヒドロフラン溶液
中、室温)を図3及び図4に示す。すなわち、図3は実
施例1で合成された有機シリコン高分子共重合体3(1
/2=0.97/0.03)の、図4はポリメチルフェ
ニルシランの、それぞれ電子吸収スペクトルを吸光度
(縦軸)とエネルギー(eV、横軸)との関係で示す図
である。共重合体3は、ホモポリマーであるポリメチル
フェニルシランと見掛上ほとんど全く同一の吸収スペク
トルを示す。唯一異なる点は、3の吸収極大がポリメチ
ルフェニルシランに比べ、0.045eVだけブルーシ
フトしていることである。
(1/2=0.97/0.03)とポリメチルフェニル
シランの電子吸収スペクトル(テトラヒドロフラン溶液
中、室温)を図3及び図4に示す。すなわち、図3は実
施例1で合成された有機シリコン高分子共重合体3(1
/2=0.97/0.03)の、図4はポリメチルフェ
ニルシランの、それぞれ電子吸収スペクトルを吸光度
(縦軸)とエネルギー(eV、横軸)との関係で示す図
である。共重合体3は、ホモポリマーであるポリメチル
フェニルシランと見掛上ほとんど全く同一の吸収スペク
トルを示す。唯一異なる点は、3の吸収極大がポリメチ
ルフェニルシランに比べ、0.045eVだけブルーシ
フトしていることである。
【0011】得られた有機シリコン高分子共重合体3
(1/2=0.97/0.03)とポリメチルフェニル
シランの29Si−FTNMR(クロロホルム溶液中、テ
トラメチルシラン基準)を図5及び図6に示す。すなわ
ち、図5は実施例1で合成された有機シリコン高分子共
重合体3(1/2=0.97/0.03)の、図6はポ
リメチルフェニルシランの、それぞれ29Si−FTNM
R(プロトンノイズデカップリング法)を、信号強度
(縦軸)と化学シフト(ppm、横軸)との関係で示す
図である。共重合体3は、ポリメチルフェニルシランに
特徴的な−40ppm付近の3本の強いピークに加え
て、−35ppm付近のサテライトピークが少し強い。
このことは、3はポリメチルフェニルシランの鎖状骨格
に分岐Si構造を意図的に導入できたことを意味する。
(1/2=0.97/0.03)とポリメチルフェニル
シランの29Si−FTNMR(クロロホルム溶液中、テ
トラメチルシラン基準)を図5及び図6に示す。すなわ
ち、図5は実施例1で合成された有機シリコン高分子共
重合体3(1/2=0.97/0.03)の、図6はポ
リメチルフェニルシランの、それぞれ29Si−FTNM
R(プロトンノイズデカップリング法)を、信号強度
(縦軸)と化学シフト(ppm、横軸)との関係で示す
図である。共重合体3は、ポリメチルフェニルシランに
特徴的な−40ppm付近の3本の強いピークに加え
て、−35ppm付近のサテライトピークが少し強い。
このことは、3はポリメチルフェニルシランの鎖状骨格
に分岐Si構造を意図的に導入できたことを意味する。
【0012】以上の結果を総合的に判断すると、得られ
た有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.97/
0.03)は、Si−Si結合がシロキサン構造に転化
することなく、Si主鎖骨格に少量の分岐Si構造を導
入できていると推定される。
た有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.97/
0.03)は、Si−Si結合がシロキサン構造に転化
することなく、Si主鎖骨格に少量の分岐Si構造を導
入できていると推定される。
【0013】応用例1
得られた有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.
97/0.03)及びポリメチルフェニルシランホモポ
リマーの発光スペクトルの励起エネルギー依存性を図7
及び図8に示す。すなわち、図7は実施例1で合成され
た有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.97/
0.03)薄膜の、図8はポリメチルフェニルシラン薄
膜の、それぞれ発光スペクトルの励起エネルギー依存性
を、発光強度(縦軸)とエネルギー(eV、横軸)との
関係で示す図である(測定温度4K)。励起エネルギー
にあまり依存せずに、有機シリコン高分子共重合体3は
ポリメチルフェニルシランホモポリマーに比べ、実質的
に2.0から3.3eV付近に幅広い発光帯のみが現わ
れている。
97/0.03)及びポリメチルフェニルシランホモポ
リマーの発光スペクトルの励起エネルギー依存性を図7
及び図8に示す。すなわち、図7は実施例1で合成され
た有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.97/
0.03)薄膜の、図8はポリメチルフェニルシラン薄
膜の、それぞれ発光スペクトルの励起エネルギー依存性
を、発光強度(縦軸)とエネルギー(eV、横軸)との
関係で示す図である(測定温度4K)。励起エネルギー
にあまり依存せずに、有機シリコン高分子共重合体3は
ポリメチルフェニルシランホモポリマーに比べ、実質的
に2.0から3.3eV付近に幅広い発光帯のみが現わ
れている。
【0014】有機シリコン高分子共重合体3(1/2=
0.97/0.03)及びポリメチルフェニルシランホ
モポリマーの励起スペクトルのモニターエネルギー依存
性を図9及び図10に示す。すなわち、図9は実施例1
で合成された有機シリコン高分子共重合体3(1/2=
0.97/0.03)薄膜の、図10はポリメチルフェ
ニルシラン薄膜の、それぞれ励起スペクトルのモニター
エネルギー依存性を、モニター強度(縦軸)とエネルギ
ー(eV、横軸)との関係で示す図である(測定温度4
K)。2.0から3.3eV付近の幅広い発光帯の原因
に関して、有機シリコン高分子共重合体3(1/2=
0.97/0.03)はポリメチルフェニルシランホモ
ポリマーと同様に、主として4.0並びに4.8eV付
近のバンドが関与していることが明らかになった。すな
わち、有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.9
7/0.03)の幅広い発光帯は、吸収スペクトルで見
えていた3.7ev付近の吸収が関与していないことを
意味している。
0.97/0.03)及びポリメチルフェニルシランホ
モポリマーの励起スペクトルのモニターエネルギー依存
性を図9及び図10に示す。すなわち、図9は実施例1
で合成された有機シリコン高分子共重合体3(1/2=
0.97/0.03)薄膜の、図10はポリメチルフェ
ニルシラン薄膜の、それぞれ励起スペクトルのモニター
エネルギー依存性を、モニター強度(縦軸)とエネルギ
ー(eV、横軸)との関係で示す図である(測定温度4
K)。2.0から3.3eV付近の幅広い発光帯の原因
に関して、有機シリコン高分子共重合体3(1/2=
0.97/0.03)はポリメチルフェニルシランホモ
ポリマーと同様に、主として4.0並びに4.8eV付
近のバンドが関与していることが明らかになった。すな
わち、有機シリコン高分子共重合体3(1/2=0.9
7/0.03)の幅広い発光帯は、吸収スペクトルで見
えていた3.7ev付近の吸収が関与していないことを
意味している。
【0015】
【発明の効果】本発明で示したように、ポリメチルフェ
ニルシランホモポリマーに対して、n−ブチルトリクロ
ロシランを共重合反応によって主鎖構造に組込むことに
よって、発光特性、光分解特性、酸化劣化特性が制御す
ることが可能となる。得られた有機シリコン高分子共重
合体はフォトレジスト、光導波路材料、シリコンカーバ
イドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型光学材
料、発光材料として、幅広い分野の応用が期待される。
特に波長300〜400nmにSi−Si連鎖に基づく
吸収帯が存在するため、微細加工用ネガ型材料として増
感材のいらない高分子厚膜のパターン化に適している。
また、可視光域発光材料としても有望である。
ニルシランホモポリマーに対して、n−ブチルトリクロ
ロシランを共重合反応によって主鎖構造に組込むことに
よって、発光特性、光分解特性、酸化劣化特性が制御す
ることが可能となる。得られた有機シリコン高分子共重
合体はフォトレジスト、光導波路材料、シリコンカーバ
イドの前駆体、半導体、電子写真感光体、非線型光学材
料、発光材料として、幅広い分野の応用が期待される。
特に波長300〜400nmにSi−Si連鎖に基づく
吸収帯が存在するため、微細加工用ネガ型材料として増
感材のいらない高分子厚膜のパターン化に適している。
また、可視光域発光材料としても有望である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で合成された有機シリコン高
分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)のFT
−IR吸収スペクトルを示す図である。
分子共重合体3(1/2=0.97/0.03)のFT
−IR吸収スペクトルを示す図である。
【図2】ポリメチルフェニルシラン薄膜のFT−IR吸
収スペクトルを示す図である。
収スペクトルを示す図である。
【図3】図1の有機シリコン高分子共重合体3の電子吸
収スペクトルを示す図である。
収スペクトルを示す図である。
【図4】ポリメチルフェニルシランの電子吸収スペクト
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図5】図1の有機シリコン高分子共重合体3の29Si
−FTNMRを示す図である。
−FTNMRを示す図である。
【図6】ポリメチルフェニルシランの29Si−FTNM
Rを示す図である。
Rを示す図である。
【図7】図1の有機シリコン高分子共重合体3薄膜の発
光スペクトルの励起エネルギー依存性を示す図である。
光スペクトルの励起エネルギー依存性を示す図である。
【図8】ポリメチルフェニルシラン薄膜の発光スペクト
ルの励起エネルギー依存性を示す図である。
ルの励起エネルギー依存性を示す図である。
【図9】図1の有機シリコン高分子共重合体3薄膜の励
起スペクトルのモニターエネルギー依存性を示す図であ
る。
起スペクトルのモニターエネルギー依存性を示す図であ
る。
【図10】ポリメチルフェニルシラン薄膜の励起スペク
トルのモニターエネルギー依存性を示す図である。
トルのモニターエネルギー依存性を示す図である。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
G03G 5/07 8305−2H
H01L 21/027
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリメチルフェニルシラン構造を含む有
機シリコン高分子において、単分散ポリスチレンを基準
にしたゲルパーミエーションクロマトグラフ法により求
めた方法で重量平均分子量の値が2000以上で、かつ
29Si−FTNMR(クロロホルム溶液中、テトラメチ
ルシラン基準)で−30から−35ppm付近に、ポリ
メチルフェニルシランに特徴的な−40ppm以外のピ
ークを持つことを特徴とする有機シリコン高分子。 - 【請求項2】 メチルフェニルジクロロシランに対して
モル分率でn−ブチルトリクロロシランを0.01から
0.50共存させ、金属ナトリウム存在下脱塩縮合反応
によって製造することを特徴とする有機シリコン高分子
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20352791A JPH0525281A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 有機シリコン高分子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20352791A JPH0525281A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 有機シリコン高分子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525281A true JPH0525281A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16475633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20352791A Pending JPH0525281A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 有機シリコン高分子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525281A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5997637A (en) * | 1993-06-18 | 1999-12-07 | Nippon Oil Co., Ltd. | Method of producing a semiconducting material |
| JP2007145879A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Nippon Soda Co Ltd | 分岐型ポリシラン化合物の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP20352791A patent/JPH0525281A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5997637A (en) * | 1993-06-18 | 1999-12-07 | Nippon Oil Co., Ltd. | Method of producing a semiconducting material |
| JP2007145879A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Nippon Soda Co Ltd | 分岐型ポリシラン化合物の製造方法 |
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