JPH0525475B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525475B2 JPH0525475B2 JP57176743A JP17674382A JPH0525475B2 JP H0525475 B2 JPH0525475 B2 JP H0525475B2 JP 57176743 A JP57176743 A JP 57176743A JP 17674382 A JP17674382 A JP 17674382A JP H0525475 B2 JPH0525475 B2 JP H0525475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threonine
- producing
- partial pressure
- atm
- dissolved oxygen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は発酵法によるL−スレオニンの製造法
に関する。 従来発酵法によるL−スレオニンの製造法とし
ては、ブレビバクテリウム属に属する微生物を用
いる方法(特公昭45−26708号公報参照)やエシ
エリヒア属に属する組換え微生物を用いる方法
(特開昭55−131397号公報参照)等が知られてい
る。これらの方法ではL−スレオニン生産性の高
い菌株の取得を目的とした育種が行われている
が、一方ではL−スレオニン生産菌株の培養方法
の検討によりL−スレオニンの生産性を向上しよ
うとする試みもある。例えばAgric.Biol.Chem.、
第43巻、2087〜2092頁(1979年)には、L−スレ
オニン発酵に及ぼす酸素供給の影響が記載されて
いる。これによるとブレビバクテリウム属に属す
る微生物を用いたL−スレオニン生産においては
液体培地中の溶存酸素分圧が0.01atm以上でL−
スレオニンの最大蓄積が得られる一方、溶存酸素
分圧がゼロになると生産性が低下することを確認
されている。 本発明者らは従来の発酵法によるL−スレオニ
ンの製造法により改善すべく種々検討した結果、
エシエリヒア属に属しL−スレオニン生産能を有
する微生物を、液体培地中の溶存酸素分圧が
0.07atm以上0.17atm以下の範囲で酸素供給条件
を設定して培養すれば、極めて高い収率でL−ス
レオニンを製造できることを見い出した。 即ち、この発明はエシエリヒア属に属しL−ス
レオニン生産能を有する微生物を液体培地中の溶
存酸素分圧が0.07atmから0.17atmの範囲になる
ようにして酸素供給条件を制御しつつ培養するこ
とを特徴とするL−スレオニンの製造法である。 本発明において使用されるL−スレオニン生産
能を有する微生物としてはエシエリヒア属のα−
アミノ−β−ヒドロキシ吉草酸耐性及びイソロイ
シン要求性変異株(特公昭45−26709)、エシエリ
ヒア属のL−スレオニン生合成に関与する遺伝子
が組み込まれているプラスミドpBR322を含有す
るL−スレオニン生産菌(特開昭55−131397、特
開昭55−156591)等がある。 これらの微生物を培養する際には、液体培地中
の溶存酸素分圧が0.07atm以上0.17atm以下の酸
素供給条件で培養する。 培養液の溶存酸素分圧の測定方法は通常の方法
でよい。 例えば市販の溶存酸素分圧測定用の酸素膜電極
を発酵槽に取りつけて測定すればよい。 当該溶存酸素分圧を0.07atm以上0.17atm以下
の範囲で酸素供給条件を設定する期間は微生物の
増殖が開始された後、制御すべき溶存酸素分圧に
達した時点、又は菌体増殖がL−スレオニン生成
に必要な菌体量に達した時点等から、L−スレオ
ニンの生成が実質的に終了する迄である。なお、
一時的にであれば、上記の酸素供給条件から逸脱
してもさして大きな弊害はない。 又、L−スレオニン生産菌を培養する培地は特
に従来の方法と変らない。すなわち、炭素源とし
て各種の糖、有機酸等、窒素源としてはアンモニ
アガス、アンモニア水、アンモニウム塩、その他
が使用できる。炭素源、窒素源は、一度に添加す
るか、或いは培養中に数回に亘り、経時的に添加
するかいずれでもよい。 この他にリン酸イオン、鉄イオン、マグネシウ
ムイオン、カリイオン等の無機イオンが適宜培地
に添加される。更にビタミン、アミノ酸等の有機
微量栄養素が必要であれば使用される。 培養の酸素供給条件は溶存酸素分圧で0.07atm
以上0.17atm以下の範囲で行われ、培養の間、培
地PHを5ないし8の範囲に、温度を27ないし37℃
の範囲に調節すれば最も望ましい結果が得られ
る。 かくして1ないし5日間も培養を続ければ、L
−スレオニンが高い収率で生産される。培地中に
生成、蓄積されたL−スレオニンを採取する方法
は通常の方法でよい。 以下実施例を示す。 実施例 1 第1表に示した種培養培地50mlを500ml容フラ
スコに入れて115℃にて15分間加圧殺菌した。こ
れにエシエリヒアコリAJ11335(FERM BP−
1484)(特開昭55−131397、エシエリヒア・コリ
AJ11332(FERM BP−1640)より得たL−スレ
オニン生合成に関与する遺伝子が組み込まれてい
るプラスミドpBR322を含有するL−スレオニン
生産菌)を1〜3白金耳接種して31.5℃で24時間
振とう培養して種培養液を得た。 次に1容ジヤーフアーメンターに種培養液を
接種した後の最終濃度が第1表に示した培地組成
になるように調製した培地240mlを入れて115℃に
て15分間殺菌して培地を得た。これに種培養液60
mlを接種して31.5℃にて通気量1/3VVm、攪拌
数1000rpm、PH6.0で培養を開始した。培養液中
の溶存酸素分圧を酸素膜電極にて測定し、第2表
に示した溶存酸素濃度に達た時点からこの値に基
づいて通気量又は攪拌数を変化させて培養終了時
迄、この値を維持して72時間培養を行つた。 なお、培養途中にグルコース300g/、硫安
100g/の培地を予め115℃にて15分間加圧殺菌
して調製した培地を30mlづつ3回添加した。 培養終了後に培養液中に生成したL−スレオニ
ンの蓄積量を第2表に示した。
に関する。 従来発酵法によるL−スレオニンの製造法とし
ては、ブレビバクテリウム属に属する微生物を用
いる方法(特公昭45−26708号公報参照)やエシ
エリヒア属に属する組換え微生物を用いる方法
(特開昭55−131397号公報参照)等が知られてい
る。これらの方法ではL−スレオニン生産性の高
い菌株の取得を目的とした育種が行われている
が、一方ではL−スレオニン生産菌株の培養方法
の検討によりL−スレオニンの生産性を向上しよ
うとする試みもある。例えばAgric.Biol.Chem.、
第43巻、2087〜2092頁(1979年)には、L−スレ
オニン発酵に及ぼす酸素供給の影響が記載されて
いる。これによるとブレビバクテリウム属に属す
る微生物を用いたL−スレオニン生産においては
液体培地中の溶存酸素分圧が0.01atm以上でL−
スレオニンの最大蓄積が得られる一方、溶存酸素
分圧がゼロになると生産性が低下することを確認
されている。 本発明者らは従来の発酵法によるL−スレオニ
ンの製造法により改善すべく種々検討した結果、
エシエリヒア属に属しL−スレオニン生産能を有
する微生物を、液体培地中の溶存酸素分圧が
0.07atm以上0.17atm以下の範囲で酸素供給条件
を設定して培養すれば、極めて高い収率でL−ス
レオニンを製造できることを見い出した。 即ち、この発明はエシエリヒア属に属しL−ス
レオニン生産能を有する微生物を液体培地中の溶
存酸素分圧が0.07atmから0.17atmの範囲になる
ようにして酸素供給条件を制御しつつ培養するこ
とを特徴とするL−スレオニンの製造法である。 本発明において使用されるL−スレオニン生産
能を有する微生物としてはエシエリヒア属のα−
アミノ−β−ヒドロキシ吉草酸耐性及びイソロイ
シン要求性変異株(特公昭45−26709)、エシエリ
ヒア属のL−スレオニン生合成に関与する遺伝子
が組み込まれているプラスミドpBR322を含有す
るL−スレオニン生産菌(特開昭55−131397、特
開昭55−156591)等がある。 これらの微生物を培養する際には、液体培地中
の溶存酸素分圧が0.07atm以上0.17atm以下の酸
素供給条件で培養する。 培養液の溶存酸素分圧の測定方法は通常の方法
でよい。 例えば市販の溶存酸素分圧測定用の酸素膜電極
を発酵槽に取りつけて測定すればよい。 当該溶存酸素分圧を0.07atm以上0.17atm以下
の範囲で酸素供給条件を設定する期間は微生物の
増殖が開始された後、制御すべき溶存酸素分圧に
達した時点、又は菌体増殖がL−スレオニン生成
に必要な菌体量に達した時点等から、L−スレオ
ニンの生成が実質的に終了する迄である。なお、
一時的にであれば、上記の酸素供給条件から逸脱
してもさして大きな弊害はない。 又、L−スレオニン生産菌を培養する培地は特
に従来の方法と変らない。すなわち、炭素源とし
て各種の糖、有機酸等、窒素源としてはアンモニ
アガス、アンモニア水、アンモニウム塩、その他
が使用できる。炭素源、窒素源は、一度に添加す
るか、或いは培養中に数回に亘り、経時的に添加
するかいずれでもよい。 この他にリン酸イオン、鉄イオン、マグネシウ
ムイオン、カリイオン等の無機イオンが適宜培地
に添加される。更にビタミン、アミノ酸等の有機
微量栄養素が必要であれば使用される。 培養の酸素供給条件は溶存酸素分圧で0.07atm
以上0.17atm以下の範囲で行われ、培養の間、培
地PHを5ないし8の範囲に、温度を27ないし37℃
の範囲に調節すれば最も望ましい結果が得られ
る。 かくして1ないし5日間も培養を続ければ、L
−スレオニンが高い収率で生産される。培地中に
生成、蓄積されたL−スレオニンを採取する方法
は通常の方法でよい。 以下実施例を示す。 実施例 1 第1表に示した種培養培地50mlを500ml容フラ
スコに入れて115℃にて15分間加圧殺菌した。こ
れにエシエリヒアコリAJ11335(FERM BP−
1484)(特開昭55−131397、エシエリヒア・コリ
AJ11332(FERM BP−1640)より得たL−スレ
オニン生合成に関与する遺伝子が組み込まれてい
るプラスミドpBR322を含有するL−スレオニン
生産菌)を1〜3白金耳接種して31.5℃で24時間
振とう培養して種培養液を得た。 次に1容ジヤーフアーメンターに種培養液を
接種した後の最終濃度が第1表に示した培地組成
になるように調製した培地240mlを入れて115℃に
て15分間殺菌して培地を得た。これに種培養液60
mlを接種して31.5℃にて通気量1/3VVm、攪拌
数1000rpm、PH6.0で培養を開始した。培養液中
の溶存酸素分圧を酸素膜電極にて測定し、第2表
に示した溶存酸素濃度に達た時点からこの値に基
づいて通気量又は攪拌数を変化させて培養終了時
迄、この値を維持して72時間培養を行つた。 なお、培養途中にグルコース300g/、硫安
100g/の培地を予め115℃にて15分間加圧殺菌
して調製した培地を30mlづつ3回添加した。 培養終了後に培養液中に生成したL−スレオニ
ンの蓄積量を第2表に示した。
【表】
第2表
溶存酸素分圧 L−スレオニン(atm) 蓄積量(g/)
0.05 1.59
0.07 3.26
0.10 3.75
0.15 4.20
0.17 3.63
0.20 2.84
実施例 2
実施例1と同様に調製した種培養培地にエシエ
リヒア・コリAJ11332(FERM P−4898)を1〜
3白金耳接種して種培養液を得た。 次に実施例1と同様の方法で第3表に示す溶存
酸素分圧で31.5℃で72時間培養して培養液中に生
成したL−スレオニンの蓄積量を第3表に示す。
但し、グルコース300g/、硫安100g/の培
地は培養途中、1回添加した。 第3表 溶存酸素分圧 L−スレオニン(atm) 蓄積量(g/) 0.05 0.38 0.07 0.93 0.10 1.04 0.15 1.37 0.17 1.15 0.20 0.80
リヒア・コリAJ11332(FERM P−4898)を1〜
3白金耳接種して種培養液を得た。 次に実施例1と同様の方法で第3表に示す溶存
酸素分圧で31.5℃で72時間培養して培養液中に生
成したL−スレオニンの蓄積量を第3表に示す。
但し、グルコース300g/、硫安100g/の培
地は培養途中、1回添加した。 第3表 溶存酸素分圧 L−スレオニン(atm) 蓄積量(g/) 0.05 0.38 0.07 0.93 0.10 1.04 0.15 1.37 0.17 1.15 0.20 0.80
Claims (1)
- 1 エシエリヒア属に属しL−スレオニン生産能
を有する微生物を液体培地中に通気攪拌培養しL
−スレオニンを製造するに際し、通気量及び/又
は攪拌数を変化させることにより該液体培地中の
溶存酸素分圧が0.07から0.17atmの範囲になるよ
うに酸素供給条件を制御しつつ培養することを特
徴とする発酵法によるL−スレオニンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17674382A JPS5966891A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 発酵法によるl−スレオニンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17674382A JPS5966891A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 発酵法によるl−スレオニンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5966891A JPS5966891A (ja) | 1984-04-16 |
| JPH0525475B2 true JPH0525475B2 (ja) | 1993-04-13 |
Family
ID=16019019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17674382A Granted JPS5966891A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 発酵法によるl−スレオニンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5966891A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57173971A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of solid state image pickup device |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP17674382A patent/JPS5966891A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5966891A (ja) | 1984-04-16 |
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