JPH05255683A - 緩衝器用油圧作動油組成物 - Google Patents
緩衝器用油圧作動油組成物Info
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- JPH05255683A JPH05255683A JP8767992A JP8767992A JPH05255683A JP H05255683 A JPH05255683 A JP H05255683A JP 8767992 A JP8767992 A JP 8767992A JP 8767992 A JP8767992 A JP 8767992A JP H05255683 A JPH05255683 A JP H05255683A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩衝器に微振動や微振幅が加えられる条件下
で、良好な摩擦特性を示し、また、ポリテロラフルオロ
エチレン樹脂部材を用いた緩衝器に使用した場合にも、
十分な耐摩耗性と摩擦特性を示す緩衝器用油圧作動油組
成物を提供すること。 【構成】 基油、りん酸エステル、亜りん酸エステルお
よびりん酸エステルアミン塩からなる群より選ばれる少
なくとも1種の化合物、およびアルカノールアミンを含
有することを特徴とする緩衝器用油圧作動油組成物。
で、良好な摩擦特性を示し、また、ポリテロラフルオロ
エチレン樹脂部材を用いた緩衝器に使用した場合にも、
十分な耐摩耗性と摩擦特性を示す緩衝器用油圧作動油組
成物を提供すること。 【構成】 基油、りん酸エステル、亜りん酸エステルお
よびりん酸エステルアミン塩からなる群より選ばれる少
なくとも1種の化合物、およびアルカノールアミンを含
有することを特徴とする緩衝器用油圧作動油組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緩衝器用油圧作動油組
成物に関し、さらに詳しくは、良好な耐摩耗性と低摩擦
係数を有する緩衝器用油圧作動油組成物に関する。本発
明の緩衝器用油圧作動油組成物は、特に自動車車体のサ
スペンションに用いられるショックアブソーバー用の油
圧作動油として好適である。
成物に関し、さらに詳しくは、良好な耐摩耗性と低摩擦
係数を有する緩衝器用油圧作動油組成物に関する。本発
明の緩衝器用油圧作動油組成物は、特に自動車車体のサ
スペンションに用いられるショックアブソーバー用の油
圧作動油として好適である。
【0002】
【従来の技術】自動車における車体のサスペンション
(懸架装置)に振動を吸収するための油圧型のショック
アブソーバー(緩衝器)が使用されているが、その構造
は、オイルの流動抵抗を利用した筒形構造が基本となっ
ている。具体的には、油圧のピストンに小さな孔を開け
たものを使用する。ピストンの上下に応じて油が孔を通
過するが、その時の抵抗はピストンのスピードに比例す
る。シリンダとピストンロッドとの摺動部分には、互い
の摩耗を防ぐために案内を兼ねたブッシュを入れ、ま
た、オイル漏れを防ぐためシールされている。そして、
二重管型やガス入り型など各種のショックアブソーバー
が知られている。
(懸架装置)に振動を吸収するための油圧型のショック
アブソーバー(緩衝器)が使用されているが、その構造
は、オイルの流動抵抗を利用した筒形構造が基本となっ
ている。具体的には、油圧のピストンに小さな孔を開け
たものを使用する。ピストンの上下に応じて油が孔を通
過するが、その時の抵抗はピストンのスピードに比例す
る。シリンダとピストンロッドとの摺動部分には、互い
の摩耗を防ぐために案内を兼ねたブッシュを入れ、ま
た、オイル漏れを防ぐためシールされている。そして、
二重管型やガス入り型など各種のショックアブソーバー
が知られている。
【0003】このような構造の緩衝器は、ピストンロッ
ドとブッシュ間、ピストンロッドとシール間、ピストン
とシリンダー間など多数の摩擦の組み合わせがある。し
かも、自動車の厳しい走行条件下において、自動車への
振動を緩和して乗り心地や操縦安定性を確保するには、
緩衝器に使用される油圧作動油(緩衝器用流体)に対
し、耐摩耗性が良好で耐久性があるとともに、摩擦特性
が良好であることが求められる。
ドとブッシュ間、ピストンロッドとシール間、ピストン
とシリンダー間など多数の摩擦の組み合わせがある。し
かも、自動車の厳しい走行条件下において、自動車への
振動を緩和して乗り心地や操縦安定性を確保するには、
緩衝器に使用される油圧作動油(緩衝器用流体)に対
し、耐摩耗性が良好で耐久性があるとともに、摩擦特性
が良好であることが求められる。
【0004】自動車には、この他、同様の緩衝器がエン
ジンの支持装置、バンパーの衝撃吸収装置、ドアチェッ
カー等にも使用されている。また、航空機には、離着陸
時の衝撃吸収のための油圧型の緩衝器が配置されてい
る。これらの緩衝器に使用される油圧作動油について
も、前記と同様の性能が求められる。
ジンの支持装置、バンパーの衝撃吸収装置、ドアチェッ
カー等にも使用されている。また、航空機には、離着陸
時の衝撃吸収のための油圧型の緩衝器が配置されてい
る。これらの緩衝器に使用される油圧作動油について
も、前記と同様の性能が求められる。
【0005】従来、潤滑油基油中に、ジチオりん酸亜鉛
(Zn−DTP)を長鎖脂肪酸などの油性剤や清浄分散
剤と共に添加した緩衝器用油圧作動油組成物(特開昭5
5−165996号公報)、あるいはホウ素含有清浄分
散剤とりん酸エステルを含有させた緩衝器用流体組成物
(特公平2−44879号公報)などが提案されてい
る。
(Zn−DTP)を長鎖脂肪酸などの油性剤や清浄分散
剤と共に添加した緩衝器用油圧作動油組成物(特開昭5
5−165996号公報)、あるいはホウ素含有清浄分
散剤とりん酸エステルを含有させた緩衝器用流体組成物
(特公平2−44879号公報)などが提案されてい
る。
【0006】しかしながら、Zn−DTPを添加した油
圧作動油は、耐摩耗性は良好であるものの、摩擦係数が
高いという欠点を有している。そこで、Zn−DTP
は、通常、摩擦係数低減のために他の添加剤と併用して
用いられるが、例えば、併用する長鎖脂肪酸などの油性
剤は、緩衝器の軸受け材料を腐食させ、摩耗を促進する
という欠点を有している。さらに、従来のZn−DTP
やりん酸エステルを含有する油圧作動油は、緩衝器に加
えられる微振動、微振幅に対する摩擦特性が十分ではな
い。
圧作動油は、耐摩耗性は良好であるものの、摩擦係数が
高いという欠点を有している。そこで、Zn−DTP
は、通常、摩擦係数低減のために他の添加剤と併用して
用いられるが、例えば、併用する長鎖脂肪酸などの油性
剤は、緩衝器の軸受け材料を腐食させ、摩耗を促進する
という欠点を有している。さらに、従来のZn−DTP
やりん酸エステルを含有する油圧作動油は、緩衝器に加
えられる微振動、微振幅に対する摩擦特性が十分ではな
い。
【0007】すなわち、自動車の走行状態および道路の
舗装の有無などにより、ショックアブソーバーの作動条
件が異なり、油圧作動油に要求される性能も異なる。近
年の自動車関連技術の発達、道路舗装の改善などによ
り、自動車の走行状態も改善され、特に舗装道路を走行
する自動車には、微振動および微振幅が加えられること
が多くなっている。ところが、自動車に微振動および微
振幅が長時間加えられると、従来のZn−DTPやりん
酸エステルを含有する緩衝器用油圧作動油の摩擦特性が
低下し、摩擦力が急増することが判明した。したがっ
て、緩衝器用油圧作動油には、ショックアブソーバーの
微振動および微振幅における低摩擦性と低摩耗性が要求
される。
舗装の有無などにより、ショックアブソーバーの作動条
件が異なり、油圧作動油に要求される性能も異なる。近
年の自動車関連技術の発達、道路舗装の改善などによ
り、自動車の走行状態も改善され、特に舗装道路を走行
する自動車には、微振動および微振幅が加えられること
が多くなっている。ところが、自動車に微振動および微
振幅が長時間加えられると、従来のZn−DTPやりん
酸エステルを含有する緩衝器用油圧作動油の摩擦特性が
低下し、摩擦力が急増することが判明した。したがっ
て、緩衝器用油圧作動油には、ショックアブソーバーの
微振動および微振幅における低摩擦性と低摩耗性が要求
される。
【0008】また、ショックアブソーバーなどの油圧型
の緩衝器において、ブッシュなどの摺動部材にポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFE樹脂と略記)
が使用されるようになっている。そのため、摩擦の組み
合わせも、PTFE樹脂/鉄鋼となる。ところで、耐摩
耗剤や油性剤などの潤滑油添加剤は、摩擦面に反応して
融点の低い皮膜を形成して摩耗を防いだり、あるいは摩
擦面に油膜を作り摩擦や摩耗を少なくする役割を果たし
ているが、PTFE樹脂部材の表面にはこのような膜が
形成され難い。しかも、他方の摩擦面である鉄鋼部材の
表面に皮膜や油膜が形成されても、PTFE樹脂部材と
の摺動により削り取られてしまうという問題がある。
の緩衝器において、ブッシュなどの摺動部材にポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFE樹脂と略記)
が使用されるようになっている。そのため、摩擦の組み
合わせも、PTFE樹脂/鉄鋼となる。ところで、耐摩
耗剤や油性剤などの潤滑油添加剤は、摩擦面に反応して
融点の低い皮膜を形成して摩耗を防いだり、あるいは摩
擦面に油膜を作り摩擦や摩耗を少なくする役割を果たし
ているが、PTFE樹脂部材の表面にはこのような膜が
形成され難い。しかも、他方の摩擦面である鉄鋼部材の
表面に皮膜や油膜が形成されても、PTFE樹脂部材と
の摺動により削り取られてしまうという問題がある。
【0009】ところが、従来の緩衝器用油圧作動油で
は、PTFE樹脂部材を用いた緩衝器に使用した場合、
十分な耐摩耗性と摩擦特性を示すことができない。
は、PTFE樹脂部材を用いた緩衝器に使用した場合、
十分な耐摩耗性と摩擦特性を示すことができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、緩衝
器に微振動および微振幅が加えられても、良好な摩擦特
性を示す緩衝器用油圧作動油組成物を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、PTFE樹脂部材を用いた
緩衝器に使用した場合に、十分な耐摩耗性と摩擦特性を
示す緩衝器用油圧作動油組成物を提供することにある。
器に微振動および微振幅が加えられても、良好な摩擦特
性を示す緩衝器用油圧作動油組成物を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、PTFE樹脂部材を用いた
緩衝器に使用した場合に、十分な耐摩耗性と摩擦特性を
示す緩衝器用油圧作動油組成物を提供することにある。
【0011】本発明者は、前記従来技術の問題点を克服
するために鋭意研究した結果、潤滑油添加剤として、り
ん酸エステル系化合物とアルカノールアミンを併用する
ことにより前記目的を達成できることを見いだし、その
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
するために鋭意研究した結果、潤滑油添加剤として、り
ん酸エステル系化合物とアルカノールアミンを併用する
ことにより前記目的を達成できることを見いだし、その
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、(a)基油、(b)りん酸エステル、亜りん酸エス
テルおよびりん酸エステルアミン塩からなる群より選ば
れる少なくとも1種の化合物、および(c)アルカノー
ルアミンを含有することを特徴とする緩衝器用油圧作動
油組成物が提供される。
ば、(a)基油、(b)りん酸エステル、亜りん酸エス
テルおよびりん酸エステルアミン塩からなる群より選ば
れる少なくとも1種の化合物、および(c)アルカノー
ルアミンを含有することを特徴とする緩衝器用油圧作動
油組成物が提供される。
【0013】以下、本発明について詳述する。 (基油)本発明で用いる基油としては、特に限定され
ず、従来公知の各種鉱油や合成油等が使用できる。鉱油
としては、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュート
ラル油、重質ニュートラル油、ブライトストックなどが
挙げられる。合成油としては、例えば、ポリ−α−オレ
フィン、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエ
ステル、二塩基酸エステル、シリコーン油などが挙げら
れる。これらの基油は、それぞれ単独で、あるいは2種
以上を混合して使用することができ、鉱油と合成油を混
合使用してもよい。
ず、従来公知の各種鉱油や合成油等が使用できる。鉱油
としては、例えば、軽質ニュートラル油、中質ニュート
ラル油、重質ニュートラル油、ブライトストックなどが
挙げられる。合成油としては、例えば、ポリ−α−オレ
フィン、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエ
ステル、二塩基酸エステル、シリコーン油などが挙げら
れる。これらの基油は、それぞれ単独で、あるいは2種
以上を混合して使用することができ、鉱油と合成油を混
合使用してもよい。
【0014】基油は、100℃での粘度が通常1.5〜
3.0cStの範囲内にあることが好ましい。
3.0cStの範囲内にあることが好ましい。
【0015】(りん酸エステル系化合物)本発明では、
りん酸エステル、亜りん酸エステルおよびりん酸エステ
ルアミン塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化
合物を使用する。
りん酸エステル、亜りん酸エステルおよびりん酸エステ
ルアミン塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化
合物を使用する。
【0016】りん酸エステルおよび亜りん酸エステルと
しては、例えば、下記の一般式で示されるものが挙げら
れる。 O=P(OR1)(OR2)(OR3) O=P(OH)(OR1)(OR2) O=P(OH)2(OR1) P(OR1)(OR2)(OR3) P(OH)(OR1)(OR2) P(OH)2(OR1) (ただし、R1、R2およびR3は、炭素数4以上、好ま
しくは4〜20の飽和または不飽和のアルキル基、アリ
ール基またはアルキル置換アリール基であり、それぞれ
同一または異なるものであってもよい。)
しては、例えば、下記の一般式で示されるものが挙げら
れる。 O=P(OR1)(OR2)(OR3) O=P(OH)(OR1)(OR2) O=P(OH)2(OR1) P(OR1)(OR2)(OR3) P(OH)(OR1)(OR2) P(OH)2(OR1) (ただし、R1、R2およびR3は、炭素数4以上、好ま
しくは4〜20の飽和または不飽和のアルキル基、アリ
ール基またはアルキル置換アリール基であり、それぞれ
同一または異なるものであってもよい。)
【0017】りん酸エステルおよび亜りん酸エステルの
具体例としては、ジブチルアシッドホスフェート、2−
エチルヘキシルアシッドッホスフェート、ラウリルアシ
ッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェート、ジ
オレイルアシッドホスフェート、ジブチルハイドロゲン
ホスファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、
ジステアリルハイドロゲンホスファイト、ジオレイルハ
イドロゲンホスファイト、ジフェニルハイドロゲンホス
ファイトなどを挙げることができる。
具体例としては、ジブチルアシッドホスフェート、2−
エチルヘキシルアシッドッホスフェート、ラウリルアシ
ッドホスフェート、オレイルアシッドホスフェート、ジ
オレイルアシッドホスフェート、ジブチルハイドロゲン
ホスファイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、
ジステアリルハイドロゲンホスファイト、ジオレイルハ
イドロゲンホスファイト、ジフェニルハイドロゲンホス
ファイトなどを挙げることができる。
【0018】本発明で使用するりん酸エステルアミン塩
は、りん酸エステルまたは亜りん酸エステルとアミン化
合物との反応生成物である。アミン化合物としては、例
えば、炭素数10〜20の飽和または不飽和のアルキル
基からなる1級または2級アミンを挙げることができ
る。具体例としては、ジイソオクチルアシッドホスフェ
イトアミン塩〔(i−C8H17O)2P(OH)Oと(C
18H35)NH2の反応生成物〕、オレイルアシッドホス
フェートアミン塩等を挙げることができる。
は、りん酸エステルまたは亜りん酸エステルとアミン化
合物との反応生成物である。アミン化合物としては、例
えば、炭素数10〜20の飽和または不飽和のアルキル
基からなる1級または2級アミンを挙げることができ
る。具体例としては、ジイソオクチルアシッドホスフェ
イトアミン塩〔(i−C8H17O)2P(OH)Oと(C
18H35)NH2の反応生成物〕、オレイルアシッドホス
フェートアミン塩等を挙げることができる。
【0019】これらのりん酸エステル系化合物は、それ
ぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。りん酸エステル系化合物の配合割合は、
組成物全量基準で、通常0.1〜5.0重量%、好まし
くは0.2〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜
2.0重量%である。この配合割合の範囲内において、
アルカノールアミンと組み合わせて使用した場合に、良
好な耐摩耗性と摩擦特性を発揮することができる。
ぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。りん酸エステル系化合物の配合割合は、
組成物全量基準で、通常0.1〜5.0重量%、好まし
くは0.2〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜
2.0重量%である。この配合割合の範囲内において、
アルカノールアミンと組み合わせて使用した場合に、良
好な耐摩耗性と摩擦特性を発揮することができる。
【0020】(アルカノールアミン)本発明で使用する
アルカノールアミンは、アミン系油性剤として公知のも
のを包含する。その中でも、特に下記一般式で表わされ
る化合物が好ましく使用できる。 R−N(CnH2nOH)2 (ただし、Rは炭素数4〜18の飽和または不飽和のア
ルキル基であり、nは1〜6の整数である。) 具体例としては、例えば、C12H25−N(CH2CH2O
H)2などのジエタノールアミン系化合物を挙げること
ができる。
アルカノールアミンは、アミン系油性剤として公知のも
のを包含する。その中でも、特に下記一般式で表わされ
る化合物が好ましく使用できる。 R−N(CnH2nOH)2 (ただし、Rは炭素数4〜18の飽和または不飽和のア
ルキル基であり、nは1〜6の整数である。) 具体例としては、例えば、C12H25−N(CH2CH2O
H)2などのジエタノールアミン系化合物を挙げること
ができる。
【0021】アルカノールアミンの配合割合は、組成物
全量基準で、通常0.1〜5.0%重量%、好ましくは
0.2〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜2.0
重量%である。
全量基準で、通常0.1〜5.0%重量%、好ましくは
0.2〜3.0重量%、より好ましくは0.3〜2.0
重量%である。
【0022】(その他の添加剤)本発明の油圧作動油組
成物には、本発明の目的を損なわない限り、必要に応じ
てその他の添加剤、例えば、耐摩耗剤、無灰清浄分散
剤、酸化防止剤、金属清浄剤、金属活性化剤、粘度指数
向上剤、流動点降下剤、防錆剤、消泡剤、腐食防止剤な
どを適宜添加することができる。
成物には、本発明の目的を損なわない限り、必要に応じ
てその他の添加剤、例えば、耐摩耗剤、無灰清浄分散
剤、酸化防止剤、金属清浄剤、金属活性化剤、粘度指数
向上剤、流動点降下剤、防錆剤、消泡剤、腐食防止剤な
どを適宜添加することができる。
【0023】耐摩耗剤としては、ジチオりん酸金属塩
(Zn、Pb、Sb、Moなど)、ジチオカルバミン酸
金属塩(Znなど)、硫黄化合物、等を挙げることがで
き、これらは、通常、0.05〜3.0重量%の割合で
使用される。
(Zn、Pb、Sb、Moなど)、ジチオカルバミン酸
金属塩(Znなど)、硫黄化合物、等を挙げることがで
き、これらは、通常、0.05〜3.0重量%の割合で
使用される。
【0024】無灰清浄分散剤としては、例えば、こはく
酸イミド系、こはく酸アミド系、ベンジルアミン系、エ
ステル系のもの等があり、ホウ素含有無灰清浄分散剤も
使用できる。これらは、通常、0.5〜7.0重量%の
割合で使用される。
酸イミド系、こはく酸アミド系、ベンジルアミン系、エ
ステル系のもの等があり、ホウ素含有無灰清浄分散剤も
使用できる。これらは、通常、0.5〜7.0重量%の
割合で使用される。
【0025】酸化防止剤としては、例えば、アルキル化
ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、ア
ルキル化−α−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止
剤、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、4,4′−メ
チレンビス−(2,6−ジターシャリブチルフェノー
ル)等のフェノール系酸化防止剤等を挙げることがで
き、これらは、通常、0.05〜2.0重量%の割合で
使用される。
ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、ア
ルキル化−α−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止
剤、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、4,4′−メ
チレンビス−(2,6−ジターシャリブチルフェノー
ル)等のフェノール系酸化防止剤等を挙げることがで
き、これらは、通常、0.05〜2.0重量%の割合で
使用される。
【0026】金属清浄剤としては、例えば、Ca−スル
ホネート、Mg−スルホネート、Ba−スルホネート、
Ca−フェネート、Ba−フェネート等があり、これら
は、通常、0.1〜5.0重量%の割合で使用される。
ホネート、Mg−スルホネート、Ba−スルホネート、
Ca−フェネート、Ba−フェネート等があり、これら
は、通常、0.1〜5.0重量%の割合で使用される。
【0027】金属活性化剤としては、例えば、ベンゾト
リアゾール、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾチアゾ
ール、ベンゾチアゾール誘導体、トリアゾール、トリア
ゾール誘導体、ジチオカルバメート、ジチオカルバメー
ト誘導体、インダゾール、インダゾール誘導体等を挙げ
ることができ、これらは、通常、0.005〜0.3重
量%の割合で使用される。
リアゾール、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾチアゾ
ール、ベンゾチアゾール誘導体、トリアゾール、トリア
ゾール誘導体、ジチオカルバメート、ジチオカルバメー
ト誘導体、インダゾール、インダゾール誘導体等を挙げ
ることができ、これらは、通常、0.005〜0.3重
量%の割合で使用される。
【0028】粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメ
チルメタクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン
−プロピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共
重合体系等が挙げられ、通常、0.5〜35重量%の割
合で使用される。
チルメタクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン
−プロピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共
重合体系等が挙げられ、通常、0.5〜35重量%の割
合で使用される。
【0029】防錆剤としては、例えば、アルケニルこは
く酸またはその部分エステル等が挙げられ、適宜添加す
ることができる。
く酸またはその部分エステル等が挙げられ、適宜添加す
ることができる。
【0030】消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシ
ロキサン、ポリアクリレート等が挙げられ、適宜添加す
ることができる。
ロキサン、ポリアクリレート等が挙げられ、適宜添加す
ることができる。
【0031】(緩衝器用油圧作動油組成物)本発明の緩
衝器用油圧作動油は、必須の添加剤成分として、りん酸
エステル系化合物とアルカノールアミンを組み合わせて
使用することにより、緩衝器に微振動および微振幅が加
えられる条件下でも優れた摩擦特性を発揮し、また、P
TFE樹脂からなる摺動部材を用いた緩衝器に使用して
も、耐摩耗性や摩擦特性が良好である。
衝器用油圧作動油は、必須の添加剤成分として、りん酸
エステル系化合物とアルカノールアミンを組み合わせて
使用することにより、緩衝器に微振動および微振幅が加
えられる条件下でも優れた摩擦特性を発揮し、また、P
TFE樹脂からなる摺動部材を用いた緩衝器に使用して
も、耐摩耗性や摩擦特性が良好である。
【0032】したがって、本発明の緩衝器用油圧作動油
は、各種緩衝器に使用できるが、特に自動車のショック
アブソーバー用の油圧作動油として好適である。
は、各種緩衝器に使用できるが、特に自動車のショック
アブソーバー用の油圧作動油として好適である。
【0033】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて、本発
明についてさらに具体的に説明するが、本発明は、これ
らの実施例のみに限定されるものではない。なお、各種
物性の測定法は、下記の通りである。
明についてさらに具体的に説明するが、本発明は、これ
らの実施例のみに限定されるものではない。なお、各種
物性の測定法は、下記の通りである。
【0034】(1)摩擦力の測定法 台上実機試験で摩擦力の経時変化を測定した。具体的に
は、自動車用モノチューブ式ショックアブソーバーを用
い、ピストンロッドを高速で上下させ、該ロッドの上下
に必要な力を測定し摩擦力(kgf)とした。この場
合、微振動、微振幅の走行状態に合わせるため、横荷
重、ストローク、振動数等を下記の試験条件となるよう
にした。
は、自動車用モノチューブ式ショックアブソーバーを用
い、ピストンロッドを高速で上下させ、該ロッドの上下
に必要な力を測定し摩擦力(kgf)とした。この場
合、微振動、微振幅の走行状態に合わせるため、横荷
重、ストローク、振動数等を下記の試験条件となるよう
にした。
【0035】試験条件(A) 横荷重 :60kgf 温 度 :60℃ ストローク:±2mm 振動数 :15Hz (連続的に運転)試験条件(B) 横荷重 :60kgf 温 度 :60℃ ストローク:±10mm 振動数 :1Hz (試験条件Aに対して、15分おきに300秒重畳波に
て動作)
て動作)
【0036】[実施例]基油として100℃での粘度が
2.5cStの高度精製鉱油を用い、表1に示す各成分
を添加して各試験油を調製した。使用した各成分は、以
下のとおりである。 (1)りん酸エステル:ジオレイルホスフェート (2)亜りん酸エステル:ジオレイルハイドロゲンホス
ファイト (3)りん酸エステルアミン塩:オレイルアシッドホス
フェートアミン塩 (4)ジチオりん酸亜鉛:ジ−n−ブチルジチオりん酸
亜鉛 (5)C12ジエタノールアミン:C12H25−N(CH2
CH2OH)2 (6)粘度指数向上剤:ポリメタクリレート (7)酸化防止剤:フェノール系酸化防止剤 (8)金属不活性化剤:ベンゾトリアゾール (9)消泡剤:シリコンオイル 表1中の各添加剤成分の配合割合は、組成物全量基準の
重量%であり、残余は基油である(合計100重量
%)。
2.5cStの高度精製鉱油を用い、表1に示す各成分
を添加して各試験油を調製した。使用した各成分は、以
下のとおりである。 (1)りん酸エステル:ジオレイルホスフェート (2)亜りん酸エステル:ジオレイルハイドロゲンホス
ファイト (3)りん酸エステルアミン塩:オレイルアシッドホス
フェートアミン塩 (4)ジチオりん酸亜鉛:ジ−n−ブチルジチオりん酸
亜鉛 (5)C12ジエタノールアミン:C12H25−N(CH2
CH2OH)2 (6)粘度指数向上剤:ポリメタクリレート (7)酸化防止剤:フェノール系酸化防止剤 (8)金属不活性化剤:ベンゾトリアゾール (9)消泡剤:シリコンオイル 表1中の各添加剤成分の配合割合は、組成物全量基準の
重量%であり、残余は基油である(合計100重量
%)。
【0037】<摩擦力>各試験油について、台上実機試
験による摩擦力試験の結果を表1に示す。試験条件は、
前記試験条件(A)および(B)であり、400時間運
転後の摩擦力を測定し、その増加の程度を次の基準で評
価した。 ○:摩擦力の増加が20kgf未満 ×:摩擦力の増加が20kgf以上
験による摩擦力試験の結果を表1に示す。試験条件は、
前記試験条件(A)および(B)であり、400時間運
転後の摩擦力を測定し、その増加の程度を次の基準で評
価した。 ○:摩擦力の増加が20kgf未満 ×:摩擦力の増加が20kgf以上
【0038】
【表1】
【0039】表1から、りん酸エステル系化合物とジア
ルカノールアミンとの併用(試験油5〜9;実施例)に
よる摩擦特性改善効果は明らかである。これに対して、
りん酸エステル系化合物単独またはジチオりん酸亜鉛単
独使用の場合(実験油1〜4;比較例)には、摩擦力の
増大が大きく、微振動、微振幅における摩擦特性は劣悪
であった。
ルカノールアミンとの併用(試験油5〜9;実施例)に
よる摩擦特性改善効果は明らかである。これに対して、
りん酸エステル系化合物単独またはジチオりん酸亜鉛単
独使用の場合(実験油1〜4;比較例)には、摩擦力の
増大が大きく、微振動、微振幅における摩擦特性は劣悪
であった。
【0040】<摩擦力の経時変化>表1中の試験油1
(りん酸エステル)と試験油5(りん酸エステル+ラウ
リルジエタノールアミン)について、試験条件Aにより
連続運転を行い、台上実機試験での摩擦力の経時変化を
測定した。結果を図1に示す。
(りん酸エステル)と試験油5(りん酸エステル+ラウ
リルジエタノールアミン)について、試験条件Aにより
連続運転を行い、台上実機試験での摩擦力の経時変化を
測定した。結果を図1に示す。
【0041】図1中、A(□)は試験油5(実施例)
で、B(○)は試験油1(比較例)を示す。図1から明
らかなように、りん酸エステル系化合物とジアルカノー
ルアミンとの併用系(A)では、摩擦力の経時変化が少
ない。これに対して、りん酸エステル単独(B)では、
経時変化による摩擦力の増大が著しい。
で、B(○)は試験油1(比較例)を示す。図1から明
らかなように、りん酸エステル系化合物とジアルカノー
ルアミンとの併用系(A)では、摩擦力の経時変化が少
ない。これに対して、りん酸エステル単独(B)では、
経時変化による摩擦力の増大が著しい。
【0042】<PTFE樹脂摺動部材に対する耐摩耗性
および摩擦特性の評価>試験油1および5について、図
2に示すバウデン試験機により、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)板と鋼球を用いて、摩擦係数と摩耗
量(油中PTFE分)を測定した。
および摩擦特性の評価>試験油1および5について、図
2に示すバウデン試験機により、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)板と鋼球を用いて、摩擦係数と摩耗
量(油中PTFE分)を測定した。
【0043】試験条件 温度:60℃ 荷重:15Kgf 振幅:50Hz 時間:120min結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、基油に、りん酸エステ
ル系化合物とアルカノールアミンを組み合わせて添加す
ることにより、緩衝器に微振動および微振幅が加えられ
る条件下でも優れた摩擦特性を発揮し、また、PTFE
樹脂からなる摺動部材を用いた緩衝器に使用しても、良
好な耐摩耗性や摩擦特性を示す緩衝器用油圧作動油が提
供される。
ル系化合物とアルカノールアミンを組み合わせて添加す
ることにより、緩衝器に微振動および微振幅が加えられ
る条件下でも優れた摩擦特性を発揮し、また、PTFE
樹脂からなる摺動部材を用いた緩衝器に使用しても、良
好な耐摩耗性や摩擦特性を示す緩衝器用油圧作動油が提
供される。
【図1】図1は、台上実機試験における摩擦力の経時変
化を示すグラフである。
化を示すグラフである。
【図2】バウデン試験機の断面略図である。
A(□):試験油5(実施例) B(○):試験油1(比較例)
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 137:08 133:08) C10N 30:06 40:08
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)基油、(b)りん酸エステル、亜
りん酸エステルおよびりん酸エステルアミン塩からなる
群より選ばれる少なくとも1種の化合物、および(c)
アルカノールアミンを含有することを特徴とする緩衝器
用油圧作動油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8767992A JPH05255683A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 緩衝器用油圧作動油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8767992A JPH05255683A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 緩衝器用油圧作動油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05255683A true JPH05255683A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13921627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8767992A Pending JPH05255683A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 緩衝器用油圧作動油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05255683A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0593068A1 (en) * | 1992-10-15 | 1994-04-20 | Nippon Oil Company, Limited | Hydraulic working oil composition for buffers |
| EP1659166A1 (en) | 2004-11-22 | 2006-05-24 | Nippon Oil Corporation | Hydraulic oil composition for shock absorbers |
| JP2008133332A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 自動車緩衝器用潤滑油組成物 |
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| WO2013141235A1 (ja) | 2012-03-23 | 2013-09-26 | 出光興産株式会社 | 緩衝器用潤滑油組成物 |
| WO2014010697A1 (ja) | 2012-07-12 | 2014-01-16 | 出光興産株式会社 | 緩衝器用潤滑油組成物 |
| WO2014030608A1 (ja) | 2012-08-20 | 2014-02-27 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
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| WO2015025972A1 (ja) | 2013-08-23 | 2015-02-26 | 出光興産株式会社 | 緩衝器用潤滑油組成物、及び緩衝器の摩擦低減方法 |
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-
1992
- 1992-03-11 JP JP8767992A patent/JPH05255683A/ja active Pending
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