JPH0525788A - 吊橋ケーブルスクイズ用打撃装置 - Google Patents

吊橋ケーブルスクイズ用打撃装置

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JPH0525788A
JPH0525788A JP19501891A JP19501891A JPH0525788A JP H0525788 A JPH0525788 A JP H0525788A JP 19501891 A JP19501891 A JP 19501891A JP 19501891 A JP19501891 A JP 19501891A JP H0525788 A JPH0525788 A JP H0525788A
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Takenori Watanabe
竹紀 渡辺
Takao Sugita
卓男 杉田
Yasuhiro Kishi
康弘 岸
Ryuichi Inami
龍一 井波
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊橋ケーブルの架設後に行なう平行線ケーブ
ルのスクイズ作業を、安全にかつ確実に、しかも高品質
で高能率に行なう。 【構成】 平行線ケーブル5の長手方向に移動可能な移
動台車に取付けられたスクイズ装置の近傍に設けられた
分割可能な環状フレーム2に、複数の打撃機1を平行線
ケーブル5の中心方向に向けて傾動可能に支持し、その
打撃機1の打撃体1Aにより平行線ケーブル5の表面を
打撃可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊橋ケーブルのスクイ
ズ作業において使用する打撃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊橋ケーブル架設工事において、架設が
終了した平行線ケーブル5の断面は、多数の素線5Fを
束ねたストランド5Eの群がほぼ図7に示すような6角
形断面を形成している。その断面の見掛断面積に対する
空隙率は30〜40%である。このため、そのままでは
後工程で施工するケーブルバンドやワイヤーラッピング
が、橋荷重の変化や時間経過により前記空隙率が自然に
減少することによって、緩んだりする等の支障が生じる
ので、平行線ケーブル5を目標外径の円形断面に整形
し、かつ空隙率を20%前後にするため、平行線ケーブ
ルを締付ける必要がある。この締付け作業をスクイズ作
業と呼び、そのスクイズ作業の手順は、チェーンやワイ
ヤーの巻き締めによって、平行線ケーブル5の断面を図
8に示すようにほぼ円形にするためのプレスクイズ作業
を行なったのち、油圧式スクイズ装置によって、図9に
示すように円形断面に仕上げる本スクイズ作業によって
行なわれる。
【0003】これらの作業において、スクイズをより効
率的に行なって、平行線ケーブル5の空隙率を20%程
度にするためには、平行線ケーブル5をスクイズしなが
ら、その平行線ケーブル5の外周を万遍なく打撃して振
動を加える必要があることは、経験的に知られている。
従来、このスクイズ作業は、図10に示すように、スク
イズ作業と並行して複数の作業員が掛矢23を使用して
スクイズ装置10の近傍の平行線ケーブル5の表面を人
力により打撃していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】掛矢23を使用する従
来の打撃作業においては、下記の問題があった。 (1)大径の平行線ケーブル5の場合、ケーブル上面の
打撃を、作業員が平行線ケーブル5の上に乗って行なわ
ねばならないので、作業員が滑落あるいは転落する危険
性がある。 (2)ケーブル下面の打撃を行なう場合は、打撃作業姿
勢が無理になるので力が入らず、そのため打撃作業能率
が悪い。 (3)複数の作業員が1箇所に集中して同時に打撃する
必要があり、かつ巻き締めやバンド掛け等の作業員も錯
綜して作業するため、掛矢23が作業員に当たる危険が
ある。 (4)打撃作業自体が重労働であり、かつそれを連続し
て行わねばならないので、作業員の疲労が激しい。 (5)人力による打撃作業であるので、打撃力にむらが
あり、その結果、平行線ケーブル5の仕上がりの空隙率
に、ばらつきが多い。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を有利に解決
するために、本発明の吊橋ケーブルスクイズ用打撃装置
においては、平行線ケーブル5の長手方向に移動可能な
移動台車7に取付けられたスクイズ装置10の近傍に設
けられた分割可能な環状フレーム2に、複数の打撃機1
を平行線ケーブル5の中心方向に向けて傾動可能に支持
し、その打撃機1の打撃体1Aにより平行線ケーブル5
の表面を打撃可能に構成する。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の実施例に係る打撃
装置11を示すものであって、3つのフレームユニット
24がピン6により着脱自在に連結され、かつそのピン
6の端部に設けられた溝に抜け止め金具25が嵌入さ
れ、その抜け止め金具25がフレームユニット24に対
しビスにより固定されて、環状フレーム2が構成され、
前記ピン6を着脱することにより、環状フレーム2を分
割したり組立てたりすることができる。
【0007】前記環状フレーム2の周囲に6箇の押付金
具4がほぼ等間隔で配置され、その押付金具4の両端部
に液圧シリンダ3のピストン杆がピン結合され、その液
圧シリンダ3のシリンダは環状フレーム2に固定された
ブラケット2Aに固定され、前記押付金具4の中間部に
打撃機1が固定され、その打撃機1の反復移動部材には
平行線ケーブル5の表面を打撃する打撃体1Aが固定さ
れ、前記押付金具4におけるケーブル周囲方向の両側に
押付シュー4Aが固定されている。
【0008】前記押付金具4におけるケーブル周囲方向
の両端部がそれぞれ別箇の液圧シリンダ3により支持さ
れているので、その液圧シリンダ3により押付金具4を
ケーブル表面に向かって傾斜移動させることができ、し
たがって、スクイズ作業の進行に伴って平行線ケーブル
5の径が5Aから5Bに縮径変化してケーブル中心位置
が5Cから5Dに移動しても、常に押付金具4の2つの
押付シュー4Aを平行線ケーブル5の表面に押付けて、
打撃機1の中心線を平行線ケーブル5の中心方向に向か
せると共に、打撃機1を平行線ケーブル5の表面から一
定間隔に配置して、その打撃機1の打撃体1Aによりケ
ーブル表面を反復して打撃することができる。
【0009】前記打撃機1としては、一定周期で反復動
作して打撃力を発生するものであれば、空気圧シリンダ
あるいは電磁力とスプリングを利用した電動式打撃機を
使用することができる。また前記打撃体1Aおよび押付
シュー4Aとしては、平行線ケーブル5に接触する部分
を木材またはプラスチック等の軟質材にしたものを使用
すれば、平行線ケーブル5の線材に傷がつく恐れがない
ので好ましい。またピン6を抜くことにより、環状フレ
ーム2を開放することができるので、打撃装置11を、
平行線ケーブル5を囲むように取付けたり、平行線ケー
ブル5から取外したりすることができる。
【0010】図3および図4はスクイズ装置10と本発
明の打撃装置11とを組合せた打撃スクイズ装置を示す
ものであって、平行線ケーブル5の上部に、移動台車7
の前後両側のローラ8が載置され、その移動台車7は、
ウインチによりロープ9を介して牽引されて、平行線ケ
ーブル5の長手方向に移動される。
【0011】スクイズ装置10と打撃装置11とは近接
して配置されて移動台車7の中間部に固定され、スクイ
ズ装置10と打撃装置11とを近接させる理由は、平行
線ケーブル5に作用する打撃力を、平行線ケーブル5の
スクイズ部に有効に伝達させるためである。
【0012】スクイズ装置10としては、プレスクイズ
作業を行なう場合は、図5に示すような巻締め型のプレ
スクイズ装置を用い、本スクイズ作業を行なう場合は、
図6に示すような液圧ジャッキ式の本スクイズ装置を用
いる。また移動台車7には、スクイズ装置10および本
発明の打撃装置11のための液圧ユニットや空気圧縮機
等の駆動源が搭載される。
【0013】図5はプレスクイズ作業を行なう場合に使
用する巻締め型のプレスクイズ装置を示すものであっ
て、ピン27により着脱自在に連結された一対のフレー
ムユニット28からなる環状のフレーム12が、移動台
車7に固定され、そのフレーム12に、軸固定・本体回
転型の液圧モータ13における軸が固定され、その液圧
モータ13の本体は、前記フレーム12に固定された支
承金具15により回転自在に支承され、前記液圧モータ
13の本体に固定されたチェーンスプロケット14に巻
締め用チェーン16が巻掛けられ、そのチェーン16の
一端部は、トルクアーム17およびトーションバー18
を介してフレーム12に固定され、前記チェーン16の
中間部は、平行線ケーブル5の外周を1周したのち、チ
ェーンスプロケット14に巻掛けられ、液圧モータ13
を駆動することにより平行線ケーブル5に巻かれたチェ
ーン16を緊締して、平行線ケーブル5を巻締めること
ができる。前記トルクアーム17およびトーションバー
18は、そのトーションバー18の捻り変形によって、
チェーン16に衝撃荷重が加わるのを防止するものであ
る。
【0014】図6は本スクイズ作業を行なう場合に使用
する液圧ジャッキ型の本スクイズ装置を示すものであっ
て、ピン22により着脱自在に連結された3つのフレー
ムユニット29からなる環状のフレーム19が、移動台
車7に固定され、そのフレーム19の周囲に6台の液圧
ジャッキ20が等間隔で配置されると共に、各液圧ジャ
ッキ20の中心線が前記環状のフレーム19の中心を向
くように配置され、前記液圧ジャッキ20のシリンダは
フレーム19に固定され、かつ各液圧ジャッキ20のロ
ッドの先端部にスクイズシュー21が固定され、各液圧
ジャッキ20を伸長して各スクイズシュー21によって
平行線ケーブル5を締付けることにより、平行線ケーブ
ル5を所定の外径に仕上げることができる。フレームユ
ニット29を連結しているピン22を抜くことによっ
て、環状のフレーム19を開放することができるので、
本スクイズ装置を平行線ケーブル5に対し着脱すること
ができる。
【0015】次に本発明の打撃装置およびスクイズ装置
を使用して、平行線ケーブルのスクイズ作業を行なう場
合について説明する。まず本発明の打撃装置11および
図5に示すプレスクイズ装置からなるスクイズ装置10
を支持している移動台車7のローラ8を、平行線ケーブ
ル5の上部に載置する。この場合、打撃装置11の環状
フレーム2およびスクイズ装置10における環状のフレ
ーム12を、ピン6およびピン27を外して分割した状
態で行なう。またスクイズ装置10により平行線ケーブ
ル5をプレスクイズするときは、打撃装置11の各油圧
シリンダ3を伸長して、押付金具4の各押付シュー4A
を平行線ケーブル5の表面に圧接させ、この状態で、打
撃機1を運転して平行線ケーブル5の表面に反復打撃力
を連続して与える。スクイズ作業中は、常に、液圧シリ
ンダ3に所定の液圧を作用させておくことにより、プレ
スクイズ作業によって、平行線ケーブル5の径が縮小変
化したり、平行線ケーブル5の中心位置が変化しても、
押付金具4を平行線ケーブル5の中心方向に向かって押
圧移動することができる。
【0016】プレスクイズ作業を終了したのち、図6に
示す本スクイズ装置からなるスクイズ装置10を使用し
て、本スクイズ作業を行なう。スクイズ作業が終了した
のち、平行線ケーブル5の外周に帯鉄バンドを巻付け
て、スクイズが戻らないようにし、次いで各液圧シリン
ダ3を短縮したのち、移動台車7を次のスクイズ作業位
置に移動し、前述のようにしてスクイズ作業を繰り返し
て行なう。
【0017】本発明は、従来人力で行なっていた平行線
ケーブルの打撃作業を合理的に機械化したものである。
すなわち、図1ないし図3に示すように、スクイズ装置
10の近傍に設けられた環状フレーム2により支持され
た複数の打撃機1が、平行線ケーブル5の中心方向を向
くように傾動可能に設けられているので、スクイズ作業
の進行に伴って平行線ケーブル5の形状が5Aから5B
のように変化したり、平行線ケーブル5の中心位置が5
Cから5Dに移動しても、常に打撃体1Aが平行線ケー
ブル5の表面に直角な方向から打撃できるため、極めて
効率的に打撃力を伝達することができる。また打撃機1
は、平行線ケーブル5の長手方向に移動可能な移動台車
7に取付けられているスクイズ装置10の近傍に設けら
れた分割可能な環状フレーム2により支持されているた
め、平行線ケーブル5への装着および移動を容易に行う
ことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、平行線ケーブル5の長
手方向に移動可能な移動台車7に取付けられたスクイズ
装置10の近傍に設けられた分割可能な環状フレーム2
に、複数の打撃機1を平行線ケーブル5の中心方向に向
けて傾動可能に支持し、その打撃機1の打撃体1Aによ
り平行線ケーブル5の表面を打撃可能に構成したので、
平行線ケーブル5のスクイズ作業における従来方式の欠
点を解消して、安全確実にかつ高能率でスクイズ作業を
行なうことができ、しかも打撃力にむらが生じないため
高品質のスクイズ作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る吊橋ケーブルスクイズ用
打撃装置の正面図である。
【図2】図1に示す打撃装置の側面図である。
【図3】本発明の打撃装置をスクイズ装置と組合せて構
成した打撃スクイズ装置の側面図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】巻締め型のプレスクイズ装置の正面図である。
【図6】液圧ジャッキの本スクイズ装置の正面図であ
る。
【図7】スクイズを行なう前の平行線ケーブルの断面図
である。
【図8】プレスクイズを行なった平行線ケーブルの断面
図である。
【図9】本スクイズを行なった平行線ケーブルの断面図
である。
【図10】従来のスクイズ作業の状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 打撃機 1A 打撃体 2 環状フレーム 3 液圧シリンダ 4 押付金具 4A 押付シュー 5 平行線ケーブル 6 ピン 7 移動台車 8 ローラ 9 牽引ロープ 10 スクイズ装置 11 打撃装置 12 フレーム 13 液圧モータ 14 チェーンスプロケット 15 支承金具 16 巻締め用チェーン 19 フレーム 20 液圧ジャッキ 21 スクイズシュー 22 ピン 27 ピン
フロントページの続き (72)発明者 井波 龍一 神奈川県相模原市西橋本5−9−1 新日 本製鐵株式会社鉄構海洋事業部内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 平行線ケーブル5の長手方向に移動可能
    な移動台車7に取付けられたスクイズ装置10の近傍に
    設けられた分割可能な環状フレーム2に、複数の打撃機
    1を平行線ケーブル5の中心方向に向けて傾動可能に支
    持し、その打撃機1の打撃体1Aにより平行線ケーブル
    5の表面を打撃可能に構成したことを特徴とする吊橋ケ
    ーブルスクイズ用打撃装置。
JP19501891A 1991-07-10 1991-07-10 吊橋ケーブルスクイズ用打撃装置 Expired - Fee Related JP2908077B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8564938B2 (en) 2010-04-12 2013-10-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus
CN115613456A (zh) * 2022-09-20 2023-01-17 中交第二公路工程局有限公司 一种缠丝机随动滚轮预夹紧机构及夹紧方法

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