JPH0525864B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0525864B2 JPH0525864B2 JP63143781A JP14378188A JPH0525864B2 JP H0525864 B2 JPH0525864 B2 JP H0525864B2 JP 63143781 A JP63143781 A JP 63143781A JP 14378188 A JP14378188 A JP 14378188A JP H0525864 B2 JPH0525864 B2 JP H0525864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- optically active
- represented
- following general
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は高度の光学純度を有する光学活性第2
級アルコールの触媒的不斉増巾合成による製造に
関するものである。 触媒的不斉増巾合成法とは、触媒に用いた光学
活性化合物の光学純度の数倍の光学純度を有する
反応生成物を与える反応を呼び、本発明者により
発見されたものである。 〔従来の技術〕 高度の光学純度を有する第2級アルコールは従
来は特殊なケトン化合物の不斉還元反応によつて
合成出来ることが数多く報告されている。それら
の方法の殆どすべては、光学活性化合物と還元剤
と基質とを化学量論的に用いる方法であり企業的
にも採算のとれる方法ではなく、採用されていな
い。アルデヒド化合物と光学活性配位子を有する
典型有機金属の−78℃のような低温での反応によ
つても光学活性第2級アルコールが合成されるこ
とが報告されているが、実用的ではなかつた。 〔発明が解決しようとする課題〕 少量の光学活性な触媒を用いて大量の光学純度
の高い光学活性化合物を製造する不斉触媒反応は
人類の夢であり、過去有機化学者により精力的に
研究が行われてきたが、成功例は大変少ない。本
発明は、アルデヒド化合物の高度な触媒的不斉増
巾アルキル化反応の最初の例である。 多くの典型有機金属化合物が知られているが、
殆どの物はアルデヒド化合物と反応するが、ジア
ルキル亜鉛は非極性溶媒の中で反応しないこと、
およびアミンなどのルイス塩基が触媒となり両者
の反応が起ることを本発明者は発見した。このジ
アルキル亜鉛特有の反応を利用して広範囲な研究
を行つた結果、光学活性β−アミノ第2級アルコ
ールを触媒に用いた場合に触媒的不斉反応により
光学活性第2級アルコールが合成できることを発
見し、学術雑誌に発表した(Tetrahedron
Letters25、2823(1984))。しかしこの当時得られ
る光学活性アルコールの光学純度はせいぜい48%
であり、実用的な応用は乏しかつた。本発明者の
その後の研究により触媒のβ−アミノ第2級アル
コールのアミノ基をピペリジル基等の複素環を含
むジアルキル化することにより不斉収率が飛躍的
に向上すること、および炭素についたアルキル基
を第3級ブチル基のようにその嵩さを大きくする
ことにより、光学純度の高い光学活性第2級アル
コールが合成出来るという発明に導いた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の要旨とする所は、下記一般式() R1CHO () (但しR1CHOは芳香族アルデヒドを表わす)で
示されるアルデヒド類と下記一般式() R2 2Zn () (但しR2は脂肪族および脂環式アルキル基を含
む) で示されるジアルキル亜鉛とを触媒として下記一
般式() (但しR3は嵩さを有する置換基を表わし、
級アルコールの触媒的不斉増巾合成による製造に
関するものである。 触媒的不斉増巾合成法とは、触媒に用いた光学
活性化合物の光学純度の数倍の光学純度を有する
反応生成物を与える反応を呼び、本発明者により
発見されたものである。 〔従来の技術〕 高度の光学純度を有する第2級アルコールは従
来は特殊なケトン化合物の不斉還元反応によつて
合成出来ることが数多く報告されている。それら
の方法の殆どすべては、光学活性化合物と還元剤
と基質とを化学量論的に用いる方法であり企業的
にも採算のとれる方法ではなく、採用されていな
い。アルデヒド化合物と光学活性配位子を有する
典型有機金属の−78℃のような低温での反応によ
つても光学活性第2級アルコールが合成されるこ
とが報告されているが、実用的ではなかつた。 〔発明が解決しようとする課題〕 少量の光学活性な触媒を用いて大量の光学純度
の高い光学活性化合物を製造する不斉触媒反応は
人類の夢であり、過去有機化学者により精力的に
研究が行われてきたが、成功例は大変少ない。本
発明は、アルデヒド化合物の高度な触媒的不斉増
巾アルキル化反応の最初の例である。 多くの典型有機金属化合物が知られているが、
殆どの物はアルデヒド化合物と反応するが、ジア
ルキル亜鉛は非極性溶媒の中で反応しないこと、
およびアミンなどのルイス塩基が触媒となり両者
の反応が起ることを本発明者は発見した。このジ
アルキル亜鉛特有の反応を利用して広範囲な研究
を行つた結果、光学活性β−アミノ第2級アルコ
ールを触媒に用いた場合に触媒的不斉反応により
光学活性第2級アルコールが合成できることを発
見し、学術雑誌に発表した(Tetrahedron
Letters25、2823(1984))。しかしこの当時得られ
る光学活性アルコールの光学純度はせいぜい48%
であり、実用的な応用は乏しかつた。本発明者の
その後の研究により触媒のβ−アミノ第2級アル
コールのアミノ基をピペリジル基等の複素環を含
むジアルキル化することにより不斉収率が飛躍的
に向上すること、および炭素についたアルキル基
を第3級ブチル基のようにその嵩さを大きくする
ことにより、光学純度の高い光学活性第2級アル
コールが合成出来るという発明に導いた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の要旨とする所は、下記一般式() R1CHO () (但しR1CHOは芳香族アルデヒドを表わす)で
示されるアルデヒド類と下記一般式() R2 2Zn () (但しR2は脂肪族および脂環式アルキル基を含
む) で示されるジアルキル亜鉛とを触媒として下記一
般式() (但しR3は嵩さを有する置換基を表わし、
以下に実施例を示して、更に本発明を説明する
が、本発明はこれによつて何等制限を受けるもの
ではない。なお実施例(2)以下は操作は実施例(1)と
同様であり、使用する原料および製造物が異なる
のみであるので、一覧表で示す。 参考例(触媒の製造例) 光学活性(−)1−ピペリジル−3,3−ジメチ
ルブタノール−2の製造 この化合物は下記の化学反応式によりラセミ体
が合成され、ジベンゾイル酒石酸(光学活性)と
の塩の再結晶により光学分割された。 [α]22 D−71.5°(エタノール) 全収率は75%であつた。 実施例 1 窒素気流下、反応容器に光学純度98%の光学活
性(−)1−ピペリジル−3,3−ジメチルブタ
ノール−2(18mmol)のヘキサン溶液(1.5)
を入れ、ジエチル亜鉛(0.91mol)を加えて30℃
で1時間反応させた。この溶液を0℃に冷却して
ベンズアルデヒド(0.9mol)をゆつくり加えた。
18時間後、反応液を希塩酸水溶液(1)にゆつ
くり加えて掻き混ぜた。ヘキサン層を分離して蒸
留によつてヘキサンを留去すると光学純度99%の
1−フエニルプロパノール([α]25 D=−39、9°エ
タノール中)が収率95%で得られた。 実施例 2〜5 実施例1と同一の反応条件で不斉増巾反応を行
い、その結果を下記の表1にまとめた。
が、本発明はこれによつて何等制限を受けるもの
ではない。なお実施例(2)以下は操作は実施例(1)と
同様であり、使用する原料および製造物が異なる
のみであるので、一覧表で示す。 参考例(触媒の製造例) 光学活性(−)1−ピペリジル−3,3−ジメチ
ルブタノール−2の製造 この化合物は下記の化学反応式によりラセミ体
が合成され、ジベンゾイル酒石酸(光学活性)と
の塩の再結晶により光学分割された。 [α]22 D−71.5°(エタノール) 全収率は75%であつた。 実施例 1 窒素気流下、反応容器に光学純度98%の光学活
性(−)1−ピペリジル−3,3−ジメチルブタ
ノール−2(18mmol)のヘキサン溶液(1.5)
を入れ、ジエチル亜鉛(0.91mol)を加えて30℃
で1時間反応させた。この溶液を0℃に冷却して
ベンズアルデヒド(0.9mol)をゆつくり加えた。
18時間後、反応液を希塩酸水溶液(1)にゆつ
くり加えて掻き混ぜた。ヘキサン層を分離して蒸
留によつてヘキサンを留去すると光学純度99%の
1−フエニルプロパノール([α]25 D=−39、9°エ
タノール中)が収率95%で得られた。 実施例 2〜5 実施例1と同一の反応条件で不斉増巾反応を行
い、その結果を下記の表1にまとめた。
【表】
実施例 6〜11
他のアルデヒドとジエチル亜鉛との不斉増巾反
応の実施例は下記の表2にまとめた。
応の実施例は下記の表2にまとめた。
【表】
よる液体クロマトグラフで決定。
〔発明の効果〕 本発明は医薬品、農薬その他のフアインケミカ
ルの製造に大変有効な反応であると同時に、本発
明によつて製造される光学活性第2級アルコール
は医薬品、農薬などの重要な構成物質である。
〔発明の効果〕 本発明は医薬品、農薬その他のフアインケミカ
ルの製造に大変有効な反応であると同時に、本発
明によつて製造される光学活性第2級アルコール
は医薬品、農薬などの重要な構成物質である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式() R1CHO () (但しR1CHOは芳香族アルデヒドを表わす)で
示されるアルデヒド類と下記一般式() R2 2Zn () (但しR2は脂肪族および脂環式アルキル基を含
む) で示されるジアルキル亜鉛とを触媒として下記一
般式() (但しR3は嵩さを有する置換基を表わし、
【式】はNと共に形成した複素環を表わす) で示される光学活性β−アミノ第2級アルコール
の存在下に反応せしめ、加水分解することを特徴
とする下記一般式() (但しR1、R2は前記に同じ) で示される高度の光学純度を有する光学活性第2
級アルコールの触媒的不斉増巾合成法。 2 触媒としての一般式()で示される光学活
性β−アミノ第2級アルコールが1−ピペリジル
−3,3−ジメチルブタノール−2である請求項
1記載の合成法。 3 一般式()で示されるアルデヒド類と一般
式()で示されるジアルキル亜鉛の反応を0〜
30℃の比較的高い温度で実施する請求項1記載の
合成法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63143781A JPH01313445A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高度の光学純度を有する第2級アルコールの触媒的不斉増巾合成法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63143781A JPH01313445A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高度の光学純度を有する第2級アルコールの触媒的不斉増巾合成法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01313445A JPH01313445A (ja) | 1989-12-18 |
| JPH0525864B2 true JPH0525864B2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=15346859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63143781A Granted JPH01313445A (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | 高度の光学純度を有する第2級アルコールの触媒的不斉増巾合成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01313445A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297285A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-15 | Kobe Univ | 光学活性なヒドロキシ化合物の製法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6468A (en) * | 1987-02-27 | 1989-01-05 | Ajinomoto Co Inc | Tertiary amino-alcohol compound and production of optically active secondary alcohol using said compound |
-
1988
- 1988-06-13 JP JP63143781A patent/JPH01313445A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01313445A (ja) | 1989-12-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11142513B2 (en) | Method for simultaneously preparing 2-ethoxyphenol and 1,3-benzodioxolane-2-one | |
| JP2002503259A (ja) | 亜鉛触媒存在下でのシランによるカルボニル化合物の還元 | |
| EP1386663B1 (en) | Microencapsulated metal catalyst | |
| CN109809967B (zh) | 一种合成手性醇的方法 | |
| US6362344B1 (en) | Catalysts for asymmetric addition of organozinc regents to aldehydes and method for preparation | |
| JPH0525864B2 (ja) | ||
| US20100217040A1 (en) | 2, 2', 6, 6'- tetrasubstituted aminophosphine ligand and its synthesis method | |
| WO2000017139A1 (fr) | Procedes de production d'alcools | |
| JPH04149160A (ja) | 1―アミノ―4―アルコキシベンゼン類の製造方法 | |
| WO2009128347A1 (ja) | 2-アルキル-2-シクロアルケン-1-オンの製造方法 | |
| JP3069925B2 (ja) | シクロアルカノンの製造方法 | |
| CN112608208A (zh) | 一种室温条件脱羧制备γ-氰基烯烃的合成方法 | |
| JPH02180854A (ja) | N,n―ジイソプロピルエチルアミンの製造法 | |
| CN116283672B (zh) | 一种β-烯丙基苯乙胺衍生物的合成方法及应用 | |
| CN117024364B (zh) | 一种吡唑类离子液体及利用其催化Betti反应的方法 | |
| JP3691235B2 (ja) | 光学活性ピペリジン類の製造方法 | |
| JPS6330291B2 (ja) | ||
| CN109081785B (zh) | 一种含氟甘氨酸酯衍生物的合成方法 | |
| JPS6335613B2 (ja) | ||
| CN1202148A (zh) | 由甲酸酯制备含羟基化合物的方法 | |
| JP3825497B2 (ja) | 光学活性キノリルアルキルアルコール及びその製造方法 | |
| JP3569428B2 (ja) | ホモアリルアミン類の製造方法 | |
| CN110218137B (zh) | 一种邻氨基苯甲醛类化合物的合成方法 | |
| JPH0625088B2 (ja) | α−フエニルプロピオン酸誘導体の製造法 | |
| WO2017134212A1 (en) | Process for the preparation of trans-4-amino-1-cyclohexanecarboxilic acid and its derivatives |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |