JPH0525867Y2 - - Google Patents

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JPH0525867Y2
JPH0525867Y2 JP7712889U JP7712889U JPH0525867Y2 JP H0525867 Y2 JPH0525867 Y2 JP H0525867Y2 JP 7712889 U JP7712889 U JP 7712889U JP 7712889 U JP7712889 U JP 7712889U JP H0525867 Y2 JPH0525867 Y2 JP H0525867Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機において、スクリユウヘツ
ド前方に計量蓄積した溶融樹脂を射出する際、こ
の溶融樹脂の逆流を防止するためにリングバルブ
を使用するスクリユウヘツド装置に関する。
(従来の技術) 射出成形においては、射出成形機の加熱筒内の
スクリユウを回転、後退させてスクリユウヘツド
先端部に計量累積した溶融樹脂を、スクリユウを
前進させることにより加熱筒先端のノズルから定
量吐出させている。このとき、有用樹脂が射出圧
によつて逆流しないようにリングバルブなどがス
クリユウヘツドとの間に設けられている。第4
図、第5図にその一例を示す。図において、加熱
筒1内にはスクリユウヘツド2の基端部2aがス
クリユウ3の先端に螺着されており、スクリユウ
ヘツド2には先端部2bのテーパ面から、小径と
された中間部2cまで溝4が形成されている。そ
して、中間部2cに加熱筒1と摺接し前後移動可
能なリングバルブ5が、スクリユウヘツド中間部
2cの外周面と間隙を有して設置されている。こ
の間隙が樹脂の流路6となり、スクリユウリード
部の流路断面積より大きくされている。スクリユ
ウリード部の流路断面積は(流路方向の溝巾)×
(溝の深さ)であり、加熱筒1内径を45mmとした
射出成形機の場合、スクリユウリード部の各寸法
をピツチ部の外形を45mm、ピツチを45mm、ピツチ
間の軸方向の溝巾40.5mm、溝の深さを3.5mmとす
ると断面積は溝巾×溝の深さであるが、溝底部の
丸みR(5%とする)を考慮すると、 4.05×0.35≒1.42 …(1) 1.42×0.95≒1.35 …(2) (1),(2)の式から断面積は1.35cm2となり、流路6
の外形を30.7mm、内径を24mmとしてこれを計算す
ると (π/4)・(3.072−2.42)≒2.88 …(3) となり、流路断面積は2.88cm2となる。また、スク
リユウヘツド2の前部間隙7と後部間隙8にはそ
れぞれリングバルブ5の受圧面9,10が開口の
一部を構成して露出している。この構造におい
て、後部間隙8に臨んでいる受圧面10と受圧面
10に対向した面との通路巾8aは、リングバル
ブ5の移動距離であり射出時に速く流路を遮断す
るように可能な限り短くしている。ここでは通路
巾8aは1mmにとつてあり、外形が35mmの位置で
は流路断面積は 3.5×π×0.1≒1.1 …(4) (4)式より1.1cm2となる。
上記装置の作動中において、スクリユウ3を回
転させると樹脂の可塑化が起こり、同時にスクリ
ユウ3を後退すると、溶融樹脂は後部間隙8を通
り流路6を進み前部間隙7からである。この場
合、スクリユウリード部の樹脂流路より通路巾8
aが前述したように狭く絞られているので後部の
受圧面10に圧力F1が発生する。また、加熱筒
内径を45mm、スクリユウヘツド軸部D3を24mmと
し、樹脂の通路断面を全体の1/2程度にして計算
すると、 (π/4)・(4.52−2.42)/2≒5.68 …(5) となり、通路断面積は5.68cm2となつて流路6の断
面積より大きいので圧力損失が小さく受圧面9に
かかる圧力F2は圧力F1に比べて低いので、リン
グバルブ5は前方に押され前端の位置に停止して
いる。そして、スクリユウ3を前進させスクリユ
ウヘツド2前部に蓄積している溶融樹脂に圧縮力
がかかつたときにリングバルブ5の前部受圧面9
が押されて後方に移動し、溶融樹脂は加熱筒1先
端のノズルからスクリユウ3の移動と共に吐出さ
れる。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、リングバルブ5は計量蓄積時に
は前方に押つけられたままであり、溶融樹脂が吐
出するときに後方に移動して流路6を閉じ、逆流
防止の作用を行う。このことから、リングバルブ
5の閉じるタイミングは定量射出するうえで重要
である。しかしながら、上記、従来のものは可塑
化時にスクリユウが回転、後退し、溶融樹脂が流
れるときに、リングバルブ5の後方(通路巾8a
の部分)に圧力F1を発生し、リングバルブ5の
前面に発生する圧力F2より高くなるので、リン
グバルブ5は前方に強く押され前方位置で停止す
る。また、射出時にスクリユウ3が前進してリン
グバルブ5に射出圧がかかるが、構造上、前方間
隙が広くリングバルブ5の前部受圧面にリングバ
ルブ5を押す力がわずかしか発生せず、このた
め、前方位置で停止したリングバルブ5は徐々に
後方に移動して流路6を閉じるので溶融樹脂はそ
の初期に逆流を生じやすく射出量がばらつくこと
になり、流路6の閉鎖の遅れが問題になつた。
本考案は、計量蓄積時の圧力をリングバルブの
前後部でバランスさせ、射出時において安定した
タイミングで流路を閉鎖することのできるスクリ
ユウヘツド装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、射出成形
機の加熱筒内に挿嵌したスクリユウの先端に設け
たスクリユウヘツド中間部に小径部を設け、該小
径部の外周に沿つて樹脂流路を形成するリングバ
ルブを前記小径部に挿通させ、前記リングバルブ
が小径部前端の位置にあるときの後方の隙間およ
び前記複数の溝の断面積は、前記スクリユウのリ
ード部の樹脂流路の断面積より大きく形成され、
前記溝の断面積はまた、前記隙間の樹脂の流れ方
向の断面積より小さく形成されていることを特徴
とする構成とし、これによつて射出成形時におけ
る上記課題の解決が図られる。
(作用) 本考案は上記のように構成するので、スクリユ
ウを回転、後退させることにより、溶融樹脂は後
方のリード部から隙間を通り小径部の外周に沿つ
て流れ溝を通つてスクリユウヘツド前部に計量蓄
積される。このとき、リングバルブの後方の隙間
に発生する圧力は、リングバルブの前方の溝に発
生する圧力より弱く、このため、可塑化時にはリ
ングバルブにかかる前方への押圧は小さい。ま
た、射出時には射出圧によつて、溝側に発生する
圧力が隙間側より大きくリングバルブを容易に後
方端に移動する。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を第1図ないし第3図
に基づいて説明する。
射出成形機は第1図に示すように加熱筒11内
部に、スクリユウ12およびスクリユウヘツド1
3が設けられている。スクリユウ12外周にはリ
ード部が形成されており、先端にスクリユウヘツ
ド13の取付孔12aが形成されている。この取
付孔12aにスクリユウヘツド13の基端部13
aが螺着している。またスクリユウヘツド13の
中間部は大径部13bと小径部13cとで構成さ
れ、この接合している段部に溝14が放射状に形
成されている(第2図参照)。小径部13cには、
加熱筒11に摺接し内径が小径部13cの外径よ
り大きいリングバルブ15が前後移動自在に挿通
され樹脂流路15aが形成されている。リングバ
ルブ15の後部内径は拡径されており、リングバ
ルブ15の端面の前部受圧面16(前面)と後部
受圧面17(後面)の前方または後方に前方間隙
18(加熱筒11と大径部13bとの隙間)、後
方間隙19(加熱筒11とスクリユウ先部との隙
間)が形成されている。実施例では、加熱筒11
の内径を45mm、スクリユウヘツド先端外径D4
43mmとしたときに、前方間隙18の流路断面積は (π/4)・(4.52−4.32)≒1.38 …(6) (6)式により、1.38cm2となる。また、後方間隙1
9の樹脂流路の断面積は次の計算によつて 4.05×0.35≒1.42 …(7) 1.42×0.95≒1.35 …(8) 1.35cm2となり、後方間隙19から前方間隙18
までの間の樹脂流路15aの断面積は (π/4)・(0.372−2.42)≒2.88 …(9) (9)式から2.88cm2であることがわかり、この部分
の圧力損失は小さい。
前述した溝14は外周方向に流れる樹脂の流路
断面積が後方間隙19より大きく隙間19aより
小さくなるようにされ、隙間100が3.5mm、溝
14の中心寄りの直径D1が30.7mm程度の位置で、
樹脂の通路断面を全体の1/2程度にして計算する
と、 (3.07×π×0.35)/2≒1.69 …(10) 流路断面積は(10)式より1.69cm2であり、また、リ
ングバルブ15の軸方向の隙間19aの箇所で
は、内周方向に流れる樹脂の流路断面積が従来の
ものよりも大きくされ、隙間19aが2.5mm、隙
間19aの中心寄りの直径D2が35mm程の位置で
は次の計算によつて 3.5×π×0.25≒2.75 …(11) その断面積は2.75cm2になる。
以上のように構成した加熱筒11内部におい
て、可塑化時に、スクリユウ12が回転、後退を
すると、溶融樹脂は後方間隙19からスクリユウ
ヘツド中間部の小径部13c外周を通り前方間隙
18に出てスクリユウヘツド13の前方に蓄積さ
れる。この場合、リングバルブ15が前方位置に
あると、リングバルブ15の後方の隙間19aは
リード部の流路断面より大きく約2.75cm2あり溶融
樹脂が容易に流れやすく、溝14では流路が約
1.69cm2と狭くなるので流れにくく圧力損失が起き
る。このため、リングバルブ15の前部受圧面1
6に圧力F4が発生する。従つてリングバルブ1
5を前方に押す力は小さくなる。可塑化が終わる
とスクリユウ12を前進させて射出を行なう。こ
れによる射出圧によつて、前部受圧面16にかか
る圧力F4は後部受圧面17にかかる圧力F3より
大きくなり第3図に示すようにリングバルブ15
が後方に移動して溶融樹脂の流路を閉鎖する。こ
の逆流防止の動作は容易に素早く作動するのでタ
イミングが一定になる。なお、スクリユウヘツド
の大径部13bの長さをスクリユウ直径の50%以
上にすることにより前部の受圧面16にかかる圧
力の効率を良くしている。
従つて、従来のものと比べ、前部受圧面16に
かかる圧力F4が発生するため、後方への移動が
迅速になるので隙間19aの距離を大きくとるこ
とができ、この部分の圧力損失が軽減され可塑化
能力も維持することができる。また、各樹脂流路
の通路面積をスクリユウリード部の通路面積と同
程度にすればこの部分の圧力損失が軽減される。
なお、計量蓄積時にスクリユウ12が後退端に
きたときに溶融樹脂に僅かに圧力をかけてもリン
グバルブ15は後方に移動する。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したものであるか
ら、リングバルブは計量蓄積中ではスクリユウヘ
ツドの適宜な位置にあり、射出時には前部受圧面
にかかる圧力が大きいので容易に移動し溶融樹脂
の流路を閉鎖でき、溶融樹脂の逆流は阻止されて
常時定量の樹脂で成形することができ製品のばら
つきが解消され生産能率が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例のスクリユウヘツド
装置を示す側断面図、第2図は、第1図の−
矢視方向の断面図、第3図は、実施例によるスク
リユウヘツド装置の射出時におけるリングバルブ
の位置を示す要部断面図、第4図は、従来のスク
リユウヘツド装置を示す側断面図、第5図は、第
4図の−矢視方向の断面図である。 11……加熱筒、13……スクリユウヘツド、
13b……大径部、13c……小径部、14……
溝、15……リングバルブ、15a……樹脂流
路、19a……隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 射出成形機の加熱筒内に挿嵌したスクリユウの
    先端に設けたスクリユウヘツド中間部に小径部を
    設け、該小径部の前端段部に複数の溝を放射状に
    穿設し、前記小径部の外周に沿つて樹脂流路を形
    成するリングバルブを前記小径部に挿通させ、 前記リングバルブが小径部前端の位置にあると
    きの後方の隙間および前記複数の溝の断面積は、
    前記スクリユウのリード部の樹脂流路の断面積よ
    り大きく形成され、前記溝の断面積はまた、前記
    隙間の樹脂の流れ方向の断面積より小さく形成さ
    れていることを特徴とするスクリユウヘツド装
    置。
JP7712889U 1989-06-30 1989-06-30 Expired - Lifetime JPH0525867Y2 (ja)

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JP7712889U JPH0525867Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30

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JP7712889U JPH0525867Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30

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JPH0319018U JPH0319018U (ja) 1991-02-25
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