JPH052672B2 - - Google Patents
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- JPH052672B2 JPH052672B2 JP56116365A JP11636581A JPH052672B2 JP H052672 B2 JPH052672 B2 JP H052672B2 JP 56116365 A JP56116365 A JP 56116365A JP 11636581 A JP11636581 A JP 11636581A JP H052672 B2 JPH052672 B2 JP H052672B2
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【発明の詳細な説明】
本発明は過性が良好でかつ乾燥したものが軟
質で粉砕が容易なニトロソピリミジン誘導体を製
造する方法に関する。 すなわち一般式NCCH2COX〔但し式中Xは炭
素数が1〜4の低級アルコキシ基を示す〕で示さ
れるシアノ酢酸誘導体を一般式【式】 〔但し式中YはOH,NH2,又はSHを示す〕
で示される閉環剤と一般的に金属アルコラートの
様なアルカリ触媒存在下反応させ一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノピリミジン誘導体又は式 で示されるアミノピリミジン誘導体を形成させ、
次いで生成したアミノピリミジン誘導体を単離す
ることなく亜硝酸塩でニトロソ化するに当りアミ
ノピリミジン誘導体を含む反応液系のPHを一旦ア
ルカリ性から酸性にして亜硝酸塩を添加すること
を特徴とする一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノニトロソピリミジン誘導体又は式 で示されるアミノニトロソピリミジン誘導体の製
造方法に関する。 アミノニトロソピリミジン誘導体はプリン誘導
体およびプテリジン誘導体を製造する際の中間体
として工業的に重要な化合物であることは良く知
られている。 アミノニトロソピリミジン誘導体の製造法はア
ミノピリミジン誘導体を亜硝酸塩と反応させる方
法(例えばOrg.Synth.Coll.Vol4 P.247.Ann.,
331,64(1904))またはニトロソシアノ酢酸誘導
体と閉環剤を反応させる方法(例えばLandauer
and Rydon,J.Chem.Soc.,1953,3721.,
Bayer,Ger.Pat.206453,Albert and Wood,J.
Appl.Chem.(London),3,521(1953))が公知
である。 これらの公知の製造方法のうち前者は4−アミ
ノピリミジンを単離してから酢酸中あるいは鉱酸
中で亜硝酸塩によつてニトロソ化するものであ
る。しかし実際工業的にアミノニトロソピリミジ
ン誘導体を製造する場合に、わざわざアミノピリ
ミジン誘導体を単離する方法は採用されず、アミ
ノピリミジン誘導体を形成させた反応系を適当な
処理例えば溶媒の回収を行つた後水で希釈し亜硝
酸塩を加え、次いで酸で中和する方法が採用され
ている。ところがこの方法で得られたアミノニト
ロソピリミジン誘導体を単離するために過しよ
うとすると著しく過性が悪くその為過時間が
長くかかるばかりでなく水洗が困難であるため含
有する無機物を主体とする不純物の除去が著しく
難しく純度の良いものが得難く、更に乾燥した場
合非常に硬い塊を形成し粉砕が非常に困難であつ
た。 発明者はこの過性の改善を主体に鋭意検討し
た結果ニトロソ化時のPHを酸性にするという非常
に簡単な方法で過性が大巾に改善出来ることを
見い出し本発明を完成させた。 本発明を更に詳しく説明する。一般式NCCH2
COX〔但し式中Xは炭素数が1〜4の低級アルコ
キシ基、アミノ基、又はハロゲノ基を示す〕で示
されるシアノ酢酸誘導体を一般式【式】 〔但し式中YはOH,NH2,又はSHを示す〕で示
される閉環剤との反応によつて4−アミノ−6−
ヒドロキシピロミジン誘導体を得る反応は従来か
ら良く知られている反応で、例えば、Org.Synth.
Coll.Vol 4 p.245.Ann.,331,64(1904),Ger.
Pat.156055工業化学雑誌55,406(1952),U.S.
P.2673204号等がある。これら公知の方法は総て
金属アルコラート−アルコール、水酸化アルカリ
−水および水酸化アルカリのみという様な強アル
カリ性で閉環反応が行われいずれも可成りな高収
率でアミノピリミジン誘導体を得ている。本発明
にもこれらの方法が採用される。中でも金属アル
コラート−アルコールの系はほとんど定量的に反
応が進行するため工業的にはほとんどこの方法が
採用されているので好ましい。 本発明方法の特徴は閉環反応後溶媒のアルコー
ルを適当な方法で回収し、残渣に水を加えアミノ
ピリミジン誘導体を溶解せしめ硫酸、塩酸の様な
鉱酸あるいは酢酸等の有機酸を加えてPHを4以下
好ましくは1.5〜2.5まで下げることにある。この
操作の途中PH10〜11の間で結晶が析出しその後は
終始懸濁状態である。PHの調整が終了したら、一
般的に亜硝酸ソーダである亜硝酸塩の水溶液を添
加してニトロソ化を行う。ニトロソ化の反応温度
は特に限定する必要はないが大概20〜80℃が好ま
しい。特に高温での反応は生成するNOxが系外
に放出され易く亜硝酸ソーダの効率は低下する。 得られたニトロソ体は3〜5時間室温で熟成を
行つた後過される。過方法はヌツチエ等の減
圧過、遠心機による脱水等特に限定する必要が
なく一般的に工業的に粉末を過脱水・水洗する
ことが出来る装置であればよい。充分水洗し水溶
性の塩類およびその他の不純物を除き脱水後乾燥
すれば軟質の粉砕し易い塊状物が得られる。 これに比べて工業的に良く行われる閉環反応後
アルコールを回収し残渣に水を加えて溶解させ、
次いで亜硝酸ソーダを加え、酸でPHを中性にする
ニトロソ化の方法では得られたニトロソ体は非常
に過性が悪く、そのため生産性が悪いばかりで
なく、水洗がどうしても不充分となり、水溶性不
純物の除去が困難となる。そしてその物を乾燥す
ると非常にしまつた硬質の塊状を呈し粉砕は非常
にやつかいになる。 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−ニト
ロソピリミジンを製造する場合。 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液193.0gにグアニジン塩酸塩
50.8gを室温で加え、次いでシアノ酢酸メチル
49.5gを添加し水浴上で2時間加熱還流して2,
4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジンを生成
した。余剰のメタノールを常圧蒸留して回収し、
2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン含
有の残渣に水1を加え溶かした。この液に49%
の硫酸を少量ずつ加えてPH1.7にした。これに亜
硝酸ソーダ34.5gを水70mlで溶解した溶液を36〜
40℃で保ち滴下した。滴下終了したら20%苛性ソ
ーダでPHを4.5に調整し3時間室温で熟成した後
ヌツチエで吸引過(アスピレーター)した。
過は約10分間で終了し次いで水300mlづつで3回
洗浄した。充分脱水し、固型物をトレーに移し棚
段式の熱風乾燥器で70℃で乾燥した。乾燥した物
の塊は手で簡単に崩すことの出来る軟質のもので
あつた。取得量72.0g、収率92.8%(対シアノ酢
酸メチル)。この物の純度は0.1N苛性ソーダ4×
10-4%溶液の波長320nmの吸光度を標準品と比較
することによつて行い99.4%であつた。 比較例 1 49%硫酸を加える前までは実施例1と同様に処
理し、得られた2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シピリミジン含有水溶液に亜硝酸ソーダの結晶
34.5gを加えた。攪拌しながら30〜40℃を保つ様
に49%硫酸を少量づつ加えた。PH10付近からピン
ク色の沈殿物が生成し始めた。PH4.5まで硫酸を
加えた。3時間室温で熟成した後ヌツチエで吸引
過(アスピレーター)した。過は困難を極め
固相を分離するだけで約7時間を要し300mlづつ
三回の水洗に合計約32時間を経過した。取り出し
た物は水分の多い粘土状のものであつた。トレー
に薄く拡げ70℃の熱風乾燥器で乾燥した。乾燥し
たものは手ではとうてい崩すことの出来ない非常
に硬い塊であつた。 取得量71.7g、収率92.4%(対シアノ酢酸メチ
ル)。純度95.0% 比較例 2 300mlづつ3回の水洗をしない以外は比較例1
と同様に処理して2,4−ジアミノ−6−ヒドロ
キシピリミジンを73.5g(収率94.7%(対シアノ酢
酸メチル))得た。本品の純度は85.0%であつた。 実施例 2 6−アミノ−5−ニトロソ−2,4−ピリミジ
ンジオンを製造する場合。 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液193.0gに尿素30.0gとシアノ酢
酸メチル49.5gを加え4時間激しく加熱還流して
6−アミノ−2,4−ピリミジンジオンを生成し
た。余剰のメタノールを常圧蒸留して回収し、6
−アミノ−2,4−ピリミジオンジオン含有の残
渣に水1000mlを加え溶解し49%硫酸を少量づつ滴
下しPHを2.0に調整した。この懸濁液を60℃に加
温し亜硝酸ソーダ水溶液(亜硝酸ソーダ34.5gを
水70mlに溶かした)を少量づつ滴下した。反応温
度は60〜70℃を保ちニトロソ化を行つた。滴下終
了後室温まで冷却し20%苛性ソーダでPHを4.5に
調整し3時間熟成した後ヌツチエで吸引過(ア
スピレーター)した。過は約10分間で終了し、
次いで水300mlづつ3回洗浄した。充分脱水し、
固型物をトレーに移し70℃の熱風乾燥器で乾燥し
た。得られた塊は手で簡単に崩すことが出来る軟
質のものであつた。取得量70.5g、収率90.3%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は波長312nmの吸光
度を標準品と比較して99.2%であつた。 比較例 3 49%硫酸を滴下する前までは実施例2と同様に
処理し、得られた6−アミノ−2,4−ピリミジ
ンジオン含有水溶液に亜硝酸ソーダの結晶34.5g
を加えた。攪拌しながら60〜70℃を保ちつつ49%
硫酸を少量づつ加えた。PH4.5まで硫酸を加えた
後3時間室温で熟成した。得られた紅紫色のスラ
リー液をヌツチエで吸引過(アスピレーター)
した。過は非常に困難で母液を分離するのに約
10時間を要した。実施例2で行つた水洗は取りや
めにして、得られたケーキをトレーに広げて70℃
の熱風乾燥器で乾燥した。乾燥したものは非常に
硬い塊であつた。 取得量72.1g、収率92.4%(対シアノ酢酸メチ
ル)。純度は83.8%であつた。 実施例 3 4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプト
−5−ニトロソピリミジンを製造する場合 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液100.0gにチオ尿素38.1gを加え、
次いでシアノ酢酸メチル49.5gを加え3時間加熱
還流して4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メル
カプトピリミジンを生成した。反応終了後常圧蒸
留で余剰のメタノールを回収し、4−アミノ−6
−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジン含有の
残渣に水1000mlを加え溶解した。49%硫酸を少量
づつ滴下しPHを1.0に調整した。この液に20〜30
℃で亜硝酸ソーダ水溶液(亜硝酸ソーダ34.5gを
水70mlに溶かした)を少量づつ滴下した。滴下終
了後20%苛性ソーダでPH4.5に調整し、3時間熟
成した。得られたスラリー液をヌツチエで吸引
過(アスピレーター)した。過は約10分で終了
し次いで水300mlづつで3回洗浄した。充分脱水
し固型物をトレーに広げて70℃の熱風乾燥器で乾
燥した。得られた塊は簡単に崩すことが出来る軟
質のものであつた。取得量80.1g、収率93.0%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は波長360nmの吸光
度を標準品と比較して98.5%であつた。 比較例 4 49%硫酸を滴下する前までは実施例3と同様に
処理し、得られた4−アミノ−6−ヒドロキシ−
2−メルカプトピリミジン含有水溶液に亜硝酸ソ
ーダの結晶34.5gを加えた。次いで反応温度を20
〜30℃に保ち49%硫酸を少量づつ加えPHを4.5に
した。3時間熟成後ヌツチエで吸引過(アスピ
レーター)した。過は非常に困難で母液の分離
だけで約20時間を要した。実施例3で実施した水
洗は中止し、得られたケーキをトレーに広げて70
℃の熱風乾燥器で乾燥した。得られたものは非常
に硬い塊であつた。取得量83.7g、収率97.2%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は80.5%であつた。 実施例 4 無水エタノール250mlに金属ナトリウム11.5gを
溶かしグアニジン塩酸塩50.8gを室温で加え次い
でシアノ酢酸エチル56.6gを加えて2時間加熱し、
2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−ピリミジン
を生成した。その後の処理は実施例1と同様に行
い、過性良好かつ乾燥後は粉砕し易い2,4−
ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−ニトロソピリミ
ジンを71.3g、収率91.9%(対シアノ酢酸エチル)
得た。本品の純度は100.0%であつた。
質で粉砕が容易なニトロソピリミジン誘導体を製
造する方法に関する。 すなわち一般式NCCH2COX〔但し式中Xは炭
素数が1〜4の低級アルコキシ基を示す〕で示さ
れるシアノ酢酸誘導体を一般式【式】 〔但し式中YはOH,NH2,又はSHを示す〕
で示される閉環剤と一般的に金属アルコラートの
様なアルカリ触媒存在下反応させ一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノピリミジン誘導体又は式 で示されるアミノピリミジン誘導体を形成させ、
次いで生成したアミノピリミジン誘導体を単離す
ることなく亜硝酸塩でニトロソ化するに当りアミ
ノピリミジン誘導体を含む反応液系のPHを一旦ア
ルカリ性から酸性にして亜硝酸塩を添加すること
を特徴とする一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノニトロソピリミジン誘導体又は式 で示されるアミノニトロソピリミジン誘導体の製
造方法に関する。 アミノニトロソピリミジン誘導体はプリン誘導
体およびプテリジン誘導体を製造する際の中間体
として工業的に重要な化合物であることは良く知
られている。 アミノニトロソピリミジン誘導体の製造法はア
ミノピリミジン誘導体を亜硝酸塩と反応させる方
法(例えばOrg.Synth.Coll.Vol4 P.247.Ann.,
331,64(1904))またはニトロソシアノ酢酸誘導
体と閉環剤を反応させる方法(例えばLandauer
and Rydon,J.Chem.Soc.,1953,3721.,
Bayer,Ger.Pat.206453,Albert and Wood,J.
Appl.Chem.(London),3,521(1953))が公知
である。 これらの公知の製造方法のうち前者は4−アミ
ノピリミジンを単離してから酢酸中あるいは鉱酸
中で亜硝酸塩によつてニトロソ化するものであ
る。しかし実際工業的にアミノニトロソピリミジ
ン誘導体を製造する場合に、わざわざアミノピリ
ミジン誘導体を単離する方法は採用されず、アミ
ノピリミジン誘導体を形成させた反応系を適当な
処理例えば溶媒の回収を行つた後水で希釈し亜硝
酸塩を加え、次いで酸で中和する方法が採用され
ている。ところがこの方法で得られたアミノニト
ロソピリミジン誘導体を単離するために過しよ
うとすると著しく過性が悪くその為過時間が
長くかかるばかりでなく水洗が困難であるため含
有する無機物を主体とする不純物の除去が著しく
難しく純度の良いものが得難く、更に乾燥した場
合非常に硬い塊を形成し粉砕が非常に困難であつ
た。 発明者はこの過性の改善を主体に鋭意検討し
た結果ニトロソ化時のPHを酸性にするという非常
に簡単な方法で過性が大巾に改善出来ることを
見い出し本発明を完成させた。 本発明を更に詳しく説明する。一般式NCCH2
COX〔但し式中Xは炭素数が1〜4の低級アルコ
キシ基、アミノ基、又はハロゲノ基を示す〕で示
されるシアノ酢酸誘導体を一般式【式】 〔但し式中YはOH,NH2,又はSHを示す〕で示
される閉環剤との反応によつて4−アミノ−6−
ヒドロキシピロミジン誘導体を得る反応は従来か
ら良く知られている反応で、例えば、Org.Synth.
Coll.Vol 4 p.245.Ann.,331,64(1904),Ger.
Pat.156055工業化学雑誌55,406(1952),U.S.
P.2673204号等がある。これら公知の方法は総て
金属アルコラート−アルコール、水酸化アルカリ
−水および水酸化アルカリのみという様な強アル
カリ性で閉環反応が行われいずれも可成りな高収
率でアミノピリミジン誘導体を得ている。本発明
にもこれらの方法が採用される。中でも金属アル
コラート−アルコールの系はほとんど定量的に反
応が進行するため工業的にはほとんどこの方法が
採用されているので好ましい。 本発明方法の特徴は閉環反応後溶媒のアルコー
ルを適当な方法で回収し、残渣に水を加えアミノ
ピリミジン誘導体を溶解せしめ硫酸、塩酸の様な
鉱酸あるいは酢酸等の有機酸を加えてPHを4以下
好ましくは1.5〜2.5まで下げることにある。この
操作の途中PH10〜11の間で結晶が析出しその後は
終始懸濁状態である。PHの調整が終了したら、一
般的に亜硝酸ソーダである亜硝酸塩の水溶液を添
加してニトロソ化を行う。ニトロソ化の反応温度
は特に限定する必要はないが大概20〜80℃が好ま
しい。特に高温での反応は生成するNOxが系外
に放出され易く亜硝酸ソーダの効率は低下する。 得られたニトロソ体は3〜5時間室温で熟成を
行つた後過される。過方法はヌツチエ等の減
圧過、遠心機による脱水等特に限定する必要が
なく一般的に工業的に粉末を過脱水・水洗する
ことが出来る装置であればよい。充分水洗し水溶
性の塩類およびその他の不純物を除き脱水後乾燥
すれば軟質の粉砕し易い塊状物が得られる。 これに比べて工業的に良く行われる閉環反応後
アルコールを回収し残渣に水を加えて溶解させ、
次いで亜硝酸ソーダを加え、酸でPHを中性にする
ニトロソ化の方法では得られたニトロソ体は非常
に過性が悪く、そのため生産性が悪いばかりで
なく、水洗がどうしても不充分となり、水溶性不
純物の除去が困難となる。そしてその物を乾燥す
ると非常にしまつた硬質の塊状を呈し粉砕は非常
にやつかいになる。 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−ニト
ロソピリミジンを製造する場合。 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液193.0gにグアニジン塩酸塩
50.8gを室温で加え、次いでシアノ酢酸メチル
49.5gを添加し水浴上で2時間加熱還流して2,
4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジンを生成
した。余剰のメタノールを常圧蒸留して回収し、
2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン含
有の残渣に水1を加え溶かした。この液に49%
の硫酸を少量ずつ加えてPH1.7にした。これに亜
硝酸ソーダ34.5gを水70mlで溶解した溶液を36〜
40℃で保ち滴下した。滴下終了したら20%苛性ソ
ーダでPHを4.5に調整し3時間室温で熟成した後
ヌツチエで吸引過(アスピレーター)した。
過は約10分間で終了し次いで水300mlづつで3回
洗浄した。充分脱水し、固型物をトレーに移し棚
段式の熱風乾燥器で70℃で乾燥した。乾燥した物
の塊は手で簡単に崩すことの出来る軟質のもので
あつた。取得量72.0g、収率92.8%(対シアノ酢
酸メチル)。この物の純度は0.1N苛性ソーダ4×
10-4%溶液の波長320nmの吸光度を標準品と比較
することによつて行い99.4%であつた。 比較例 1 49%硫酸を加える前までは実施例1と同様に処
理し、得られた2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シピリミジン含有水溶液に亜硝酸ソーダの結晶
34.5gを加えた。攪拌しながら30〜40℃を保つ様
に49%硫酸を少量づつ加えた。PH10付近からピン
ク色の沈殿物が生成し始めた。PH4.5まで硫酸を
加えた。3時間室温で熟成した後ヌツチエで吸引
過(アスピレーター)した。過は困難を極め
固相を分離するだけで約7時間を要し300mlづつ
三回の水洗に合計約32時間を経過した。取り出し
た物は水分の多い粘土状のものであつた。トレー
に薄く拡げ70℃の熱風乾燥器で乾燥した。乾燥し
たものは手ではとうてい崩すことの出来ない非常
に硬い塊であつた。 取得量71.7g、収率92.4%(対シアノ酢酸メチ
ル)。純度95.0% 比較例 2 300mlづつ3回の水洗をしない以外は比較例1
と同様に処理して2,4−ジアミノ−6−ヒドロ
キシピリミジンを73.5g(収率94.7%(対シアノ酢
酸メチル))得た。本品の純度は85.0%であつた。 実施例 2 6−アミノ−5−ニトロソ−2,4−ピリミジ
ンジオンを製造する場合。 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液193.0gに尿素30.0gとシアノ酢
酸メチル49.5gを加え4時間激しく加熱還流して
6−アミノ−2,4−ピリミジンジオンを生成し
た。余剰のメタノールを常圧蒸留して回収し、6
−アミノ−2,4−ピリミジオンジオン含有の残
渣に水1000mlを加え溶解し49%硫酸を少量づつ滴
下しPHを2.0に調整した。この懸濁液を60℃に加
温し亜硝酸ソーダ水溶液(亜硝酸ソーダ34.5gを
水70mlに溶かした)を少量づつ滴下した。反応温
度は60〜70℃を保ちニトロソ化を行つた。滴下終
了後室温まで冷却し20%苛性ソーダでPHを4.5に
調整し3時間熟成した後ヌツチエで吸引過(ア
スピレーター)した。過は約10分間で終了し、
次いで水300mlづつ3回洗浄した。充分脱水し、
固型物をトレーに移し70℃の熱風乾燥器で乾燥し
た。得られた塊は手で簡単に崩すことが出来る軟
質のものであつた。取得量70.5g、収率90.3%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は波長312nmの吸光
度を標準品と比較して99.2%であつた。 比較例 3 49%硫酸を滴下する前までは実施例2と同様に
処理し、得られた6−アミノ−2,4−ピリミジ
ンジオン含有水溶液に亜硝酸ソーダの結晶34.5g
を加えた。攪拌しながら60〜70℃を保ちつつ49%
硫酸を少量づつ加えた。PH4.5まで硫酸を加えた
後3時間室温で熟成した。得られた紅紫色のスラ
リー液をヌツチエで吸引過(アスピレーター)
した。過は非常に困難で母液を分離するのに約
10時間を要した。実施例2で行つた水洗は取りや
めにして、得られたケーキをトレーに広げて70℃
の熱風乾燥器で乾燥した。乾燥したものは非常に
硬い塊であつた。 取得量72.1g、収率92.4%(対シアノ酢酸メチ
ル)。純度は83.8%であつた。 実施例 3 4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプト
−5−ニトロソピリミジンを製造する場合 メタノール中にソジウムメチラートが28重量%
含有している溶液100.0gにチオ尿素38.1gを加え、
次いでシアノ酢酸メチル49.5gを加え3時間加熱
還流して4−アミノ−6−ヒドロキシ−2−メル
カプトピリミジンを生成した。反応終了後常圧蒸
留で余剰のメタノールを回収し、4−アミノ−6
−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジン含有の
残渣に水1000mlを加え溶解した。49%硫酸を少量
づつ滴下しPHを1.0に調整した。この液に20〜30
℃で亜硝酸ソーダ水溶液(亜硝酸ソーダ34.5gを
水70mlに溶かした)を少量づつ滴下した。滴下終
了後20%苛性ソーダでPH4.5に調整し、3時間熟
成した。得られたスラリー液をヌツチエで吸引
過(アスピレーター)した。過は約10分で終了
し次いで水300mlづつで3回洗浄した。充分脱水
し固型物をトレーに広げて70℃の熱風乾燥器で乾
燥した。得られた塊は簡単に崩すことが出来る軟
質のものであつた。取得量80.1g、収率93.0%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は波長360nmの吸光
度を標準品と比較して98.5%であつた。 比較例 4 49%硫酸を滴下する前までは実施例3と同様に
処理し、得られた4−アミノ−6−ヒドロキシ−
2−メルカプトピリミジン含有水溶液に亜硝酸ソ
ーダの結晶34.5gを加えた。次いで反応温度を20
〜30℃に保ち49%硫酸を少量づつ加えPHを4.5に
した。3時間熟成後ヌツチエで吸引過(アスピ
レーター)した。過は非常に困難で母液の分離
だけで約20時間を要した。実施例3で実施した水
洗は中止し、得られたケーキをトレーに広げて70
℃の熱風乾燥器で乾燥した。得られたものは非常
に硬い塊であつた。取得量83.7g、収率97.2%
(対シアノ酢酸メチル)。純度は80.5%であつた。 実施例 4 無水エタノール250mlに金属ナトリウム11.5gを
溶かしグアニジン塩酸塩50.8gを室温で加え次い
でシアノ酢酸エチル56.6gを加えて2時間加熱し、
2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−ピリミジン
を生成した。その後の処理は実施例1と同様に行
い、過性良好かつ乾燥後は粉砕し易い2,4−
ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−ニトロソピリミ
ジンを71.3g、収率91.9%(対シアノ酢酸エチル)
得た。本品の純度は100.0%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式NCCH2COX[但し式中Xは炭素数が
1〜4の低級アルコキシ基を示す]で示されるシ
アノ酢酸誘導体を一般式 [但し式中YはOH,NH2又はSHを示す]で
示される閉環剤とアルカリ性で閉環させて一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノピリミジン誘導体、又は式 で示されるアミノピリミジン誘導体を形成させ、
次いで生成したアミノピリミジン誘導体を単離す
る事なく亜硝酸塩でニトロソ化するに当りアミノ
ピリミジン誘導体を含む系のPHを一旦アルカリ性
から酸性にして亜硝酸塩を添加することを特徴と
する一般式 [但し式中YはNH2又はSHを示す]で示され
るアミノニトロソピリミジン誘導体又は式 で示されるアミノニトロソピリミジン誘導体の製
造方法。 2 ニトロソ反応時のPHが4以下である特許請求
の範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56116365A JPS5818367A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | ニトロソピリミジン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56116365A JPS5818367A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | ニトロソピリミジン誘導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5818367A JPS5818367A (ja) | 1983-02-02 |
| JPH052672B2 true JPH052672B2 (ja) | 1993-01-13 |
Family
ID=14685154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56116365A Granted JPS5818367A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | ニトロソピリミジン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5818367A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH660589A5 (de) * | 1983-01-28 | 1987-05-15 | Lonza Ag | Verfahren zur herstellung von 2-substituierten 5-nitroso-4,6-diamino-pyrimidinen. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2673204A (en) * | 1950-09-16 | 1954-03-23 | Wickhen Products Inc | Processes for the syntheses of leucopterin and the intermediates thereof and of 2, 4, 5-triamino-6-hydroxy pyrimidine sulfite and the alkali salts thereof |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP56116365A patent/JPS5818367A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5818367A (ja) | 1983-02-02 |
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