JPH052677U - スピニングリールのベール支持構造 - Google Patents

スピニングリールのベール支持構造

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JPH052677U
JPH052677U JP5168391U JP5168391U JPH052677U JP H052677 U JPH052677 U JP H052677U JP 5168391 U JP5168391 U JP 5168391U JP 5168391 U JP5168391 U JP 5168391U JP H052677 U JPH052677 U JP H052677U
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JP5168391U
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修 吉川
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Shimano Inc
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけ手間を掛けず、しかも、材料に制
限されること無くベールの固定を行う構造を得る。 【構成】 ベール4の端部に係合部4Aを形成し、この
ベール4を支持する支持部材Sの挿通孔Tに対して、こ
の端部側のベール4を挿通した状態で、この端部のベー
ル4から径方向に張り出す形状の抜け止め部材10を係
合部4Aに係合保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピニングリールのベール支持構造に関し、詳しくは、ベールの端 部をロータ側の部材に固定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スピニングリールではリール本体の前部にロータを備えると共に、この ロータに形成された一対のアーム部等の支持部材に対し、一対の揺動アーム等を 介してベールの両端部を挿通した状態で、カシメ加工等により、この端部を固定 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、前述のようにカシメ加工によりベールの端部を固定することについて 考えるに、このようにカシメにより固定する際には、ベールを支持する支持部材 と、ベールとを所定の相対姿勢に決めた状態で、夫々の間に高い圧力を作用させ るため、この加工時には、ベールを所定の相対姿勢に強力に保持しなければなら ず、手間が掛かるばかりで無く、高い圧力の作用により支持部材等の素材に変形 を生ずることがあり、又、カシメを行い得るよう、ベールを支持する部材に金属 材を用いねばならない等、作業能率の面、及び、材料の制限の面で改善の余地が ある。 本考案の目的は、できるだけ手間を掛けず、しかも、材料に制限されること無 くベールの固定を行う構造を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本第1考案の特徴は、ベールの端部に係合部を形成すると共に、このベールを 支持する支持部材の挿通孔に対して、この端部側のベールを挿通した状態で、こ の端部のベールから径方向に張り出す抜け止め部材を前記係合部に係合保持して ベールと抜け止め部材とを相対移動不能に連結し、かつ、この抜け止め部材と支 持部材とを相対移動不能に連結して成る点にあり、又、 本第1考案の特徴は、ベールの端部を屈曲成型し、この屈曲部より最端部側を 、このベールを支持する支持部材の孔部に挿通した状態で、前記屈曲部を基準に して反最端部側位置のベールに、この最端部におけるベールの軸芯方向への変位 を阻止する規制部材を外嵌して成る点にあり、又、 本第3考案の特徴は、ベールの端部に、ベールの軸芯方向へ変位不能、かつ、 軸芯周りで回動自在に筒体を外嵌すると共に、この筒体の外面と、このベールを 支持する支持部材の孔部の内面との間に夫々の相対回転により、支持部材、筒体 夫々の軸芯方向への相対変位を阻止する係合機構を形成し、この筒体をベールの 端部と共に孔部に挿入した状態での回動操作により、支持部材に対するベールの 固定を行う点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
上記第1考案の特徴を例えば図1乃至図3に示すように構成すると、支持部材 Sに対してベール4を固定する場合には、支持部材Sの挿通孔Tにベール4の端 部を挿通した状態で、この端部の係合部4Aに抜け止め部材10を係合保持し、 この抜け止め部材10を支持部材Sに接触保持させることにより、ベール4は抜 け止め部材10により、抜け落ち方向への変位が阻止されることになる。
【0006】 又、上記第2考案の特徴を例えば図8に示すように構成すると、支持部材Sに 対してベール4を固定する場合には、支持部材Sの孔部Uにベール4の端部を挿 通した後、規制部材12をベール4の所定位置に外嵌保持することにより、ベー ル本体の軸芯方向への変位方向がベール4の端部に直交する方向なので、この方 向への変位は、この支持部材Sにより阻止され、又、このベール4の端部におけ る軸芯方向への変位は規制部材12により行われることになる。
【0007】 又、上記第3考案の特徴を例えば図9及び図10に示すように構成すると、支 持部材Sに対してベール4を固定する場合には、ベール4の端部に筒体18を外 嵌した後、ベール4と共に筒体18を支持部材Sの孔部Vに挿入して回動操作す ることにより、係合機構Kが係合状態に達して、支持部材Sに対するベール4の 位置が決まることになる。
【0008】 つまり、第1考案では抜け止め部材10を備えることにより、第2考案では規 制部材12を備えることにより、第3考案では筒体18を備え、係合機構Kを形 成することにより、いずれの考案においても、ベール4を支持部材Sに備える場 合には、カシメ加工のようにベール4を所定の姿勢に支持すること無く、又、強 い力が作用すること無く、しかも、素材の性質に制限されずベール4の保持を行 えるものとなるのである。
【0009】
【考案の効果】
従って、あまり手間を掛けず、又、この支持系に傷みを生ずること無く、しか も、材料に制限されずにベールの固定を楽に行える構造が得られたのである。
【0010】
【実施例】
以下、本第1考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図7に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部に釣り糸(図示せ ず)を巻き取るスプール3、及び、ベール4を有したロータ5を備えてスピニン グリールを構成する。 前記ロータ5には一対のアーム部5A,5Aが形成されると共に、このアーム 部5A,5A夫々のうちの一方にはラインローラ6を有したアームカム7を揺動 自在に備え、又、他方のアーム部5Aには揺動アーム8を揺動自在に支持してあ り、これらアームカム7と揺動アーム8夫々の揺動端部に前記ベール4が支持さ れている。
【0011】 即ち、アームカム7に対してベール4を支持する系では、図1乃至図3に示す ように、ベール4の端部を屈曲成型し、この屈曲部より最端部側に環状溝で成る 係合部4Aを形成すると共に、このアームカム7にラインローラ6を支承する連 結部材9(支持部材Sの一例)に挿通孔Tを形成し、この挿通孔Tに対して、こ の屈曲部より最端部側のベール4を挿通した状態で、この最端部のベール4より 大径の(ベール4から径方向に張り出す形状の)抜け止め部材10を前記係合部 4Aに係合保持する。 尚、この連結部材9は、ビス11によって、アームカム7に固定され、又、挿 通孔Tの2つの開口側には内径の拡大を図った大径部Ta,Taを形成してある 。
【0012】 又、この抜け止め部材10は前記係合部4Aに係合可能な係合片10A、及び 、スリット10Bを一体形成した樹脂製のブッシュ状に構成され、この抜け止め 部材10は、スリット10Bを拡大する方向に弾性変形させた状態でベール4の 端部に嵌め込む操作によりベール4に係合保持される。
【0013】 次に、この抜け止め部材10を挿通孔Tの大径部Taに圧入した後、この屈曲 部との接当によって、前記連結部材9に挿通する部位におけるベール4の軸芯方 向への変位を阻止する2つの規制部材12を前記屈曲部と前記連結部材9との間 に配置する。 この規制部材12は鍔を有した樹脂製の筒状材を軸芯に沿って二分割した構造 になっており、ベール4の反屈曲側から1つ目の規制部材12を挿通孔Tの大径 部Taへ圧入した後、図2に示す如く、この規制部材12をベール4の屈曲側に 回動操作し、この後、2つ目の規制部材12を反屈曲側から挿通孔Tの大径部T aに圧入することでベール4の連結部材9に対する取り付けは終了する。
【0014】 又、揺動アーム8に対してベール4を支持する系では、図4及び図5に示すよ うに、ベール4の端部に環状溝で成る係合部4Aを形成すると共に、ベール4の 中間部に筒状で樹脂製の規制部材12(この規制部材は揺動アーム8の内部への 海水等の侵入を阻止する機能も有する)を予め外嵌した状態で、揺動アーム8( 支持部材Sの一例)に形成された挿通孔Tにベール4の端部を挿通し、この端部 に対し、前記係合部4Aに係合可能な係合片10A、及び、スリット10Bを一 体形成した樹時製のブッシュ状の抜け止め部材10を、スリット10Bを拡大す る方向への弾性変形によりベール4の端部に嵌め込む状態で保持する。 この操作の後、抜け止め部材10と共に、ベール4の端部を揺動アーム8の側 へ引き寄せて抜け止め部材10を揺動アーム8にの挿通孔Tの大径部Taに圧入 し、かつ、規制部材12を挿通孔Tの大径部Taに圧入することでベール4の揺 動アーム8への取り付けは終了する。
【0015】 尚、このリールでは、図6及び図7に示すように、ハンドル1からの動力をロ ータ5に伝える伝動軸、及び、この伝動軸に挿通するスプール軸13を有し、こ のスプール軸13の前端部にスプール3が支持され、更に、このスプール3の前 部に、ダイヤル14の回動により摩擦板15‥に対する圧接力を調節する構造の ドラグ機構が内装され、このドラグ機構では、ダイヤル14の系のナット16の テーパ面16Aと接触するバネ材17がクリックピンPを挟み込む位置に近接配 置してあり、ダイヤル14の回動操作により、ドラグ力が所定値より低下した場 合に、バネ材17の前記テーパ面16Aに対する接触位置が小径側に変位する結 果、バネ材17がクリックピン17を挟み込む状態で接触し、クリック音を変化 させて、この状態を認識できるよう構成されている。
【0016】 以下、本第2考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図8に示すように、この実施例ではリールの構造が前述したものと何ら変わる もので無く、アームカム7に対するベール4の支持に第2考案の構成が採用され ている。
【0017】 即ち、この構成では、ベール4の端部を略直角に屈曲成型すると共に、ベール の中間部に蓋状の規制部材12を予め外嵌した後、この屈曲部より最端部側を、 ラインローラ6を支承する連結部材9(支持部材Sの一例)の孔部Uに挿通し、 この屈曲部を基準にして反最端部側位置のベール4に、この最端部におけるベー ル4の軸芯方向への変位を阻止するよう前記規制部材12を移動させて外嵌し、 この規制部材12と連結部材9とを接着等の手段により固定して、アームカム7 に対するベール4の取り付けは完了する。
【0018】 以下、本第3考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図9に示すように、この実施例ではリールの構造が前述したものと何ら変わる もので無く、揺動アーム8に対するベール4の支持に第3考案の構成が採用され ている。 即ち、この構成では、ベール4の端部を小径に成型して小径部4Bを形成する と共に、この端部に環状溝4Cを形成した状態で、その外面に係合突起18Aを 有する筒体18を回動自在に外嵌し、かつ、この筒体18を環状溝4Cに係合さ せたクリップ19と小径部4Bとにより軸芯方向に変位不能に設ける。
【0019】 又、揺動アーム8(支持部材Sの一例)には筒体18が内嵌し、かつ、筒体1 8の回動により前記係合突起18Aと係合状態に達して、筒体18の軸芯方向へ の抜け出しを阻止する係合用の開口Vaを有した孔部Vを形成しておき、この孔 部Vに対して筒体18と共にベール4の端部を挿入した後、この筒体18を回動 操作して係合突起18Aと開口Vaとを係合させることにより、揺動アーム8に 対するベール4の取り付けは終了する。 尚、この孔部Vの開口Va、及び、筒体18の係合片18Aを併せて係合機構 Kと称する。
【0020】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、図11に示すようにベール4の端部に形 成した係合部4Aに係合する構造を、係合片21Aを有した筒状の部材を軸芯方 向に分割した形態の2部材21,21と、この部材21,21を外方から抱き込 む形態で外嵌する部材22とで構成することも可能である。 又、第1考案は図12及び図13に示すように、揺動アーム8に形成された挿 通孔Tと直交する姿勢の開口4Sを形成し、ベール4の係合部4Aに係合する抜 け止め部材10を、この開口4Sに挿通しすることによりベール4の保持を行う よう構成することも可能である。 又、抜け止め部材、規制部材、筒体等を金属で形成する等、材質は樹脂に限る もので無く、又、この支持構造と接着剤とを組み合わせた形態で実施することも 可能である。
【0021】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1考案のアームカムへの取り付け開始時の断
面図
【図2】第1考案のアームカムへの取り付け途中におけ
る断面図
【図3】第1考案のアームカムへの取り付け完了時の断
面図
【図4】第1考案の揺動アームへの取り付け開始時の断
面図
【図5】第1考案の揺動アームへの取り付け完了時の断
面図
【図6】クリックピン等の構造を表す図
【図7】スピニングリールの側面図
【図8】第2考案のアームカムへの取り付け完了時の断
面図
【図9】第3考案の揺動アームへの取り付け完了時の断
面図
【図10】第3考案の係合機構を表す断面図
【図11】別実施例の断面図
【図12】第1考案の係合機構の別実施例の構造を表す
断面図
【図13】図12における係合構造の詳細の断面図
【符号の説明】
4 ベール 4A 係合部 10 抜け止め部材 12 規制部材 18 筒体 K 係合機構 S 支持部材 T 挿通孔 U 孔部 V 孔部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベール(4)の端部に係合部(4A)を
    形成すると共に、このベール(4)を支持する支持部材
    (S)の挿通孔(T)に対して、この端部側のベール
    (4)を挿通した状態で、この端部のベール(4)から
    径方向に張り出す抜け止め部材(10)を前記係合部
    (4A)に係合保持してベール(4)と抜け止め部材
    (10)とを相対移動不能に連結し、かつ、この抜け止
    め部材(10)と支持部材(S)とを相対移動不能に連
    結して成るスピニングリールのベール支持構造。
  2. 【請求項2】 ベール(4)の端部を屈曲成型し、この
    屈曲部より最端部側を、このベール(4)を支持する支
    持部材(S)の孔部(U)に挿通した状態で、前記屈曲
    部を基準にして反最端部側位置のベール(4)に、この
    最端部におけるベール(4)の軸芯方向への変位を阻止
    する規制部材(12)を外嵌して成るスピニングリール
    のベール支持構造。
  3. 【請求項3】 ベール(4)の端部に、ベール(4)の
    軸芯方向へ変位不能、かつ、軸芯周りで回動自在に筒体
    (18)を外嵌すると共に、この筒体(18)の外面
    と、このベール(4)を支持する支持部材(S)の孔部
    (V)の内面との間に夫々の相対回転により、支持部材
    (S)、筒体(18)夫々の軸芯方向への相対変位を阻
    止する係合機構(K)を形成し、この筒体(18)をベ
    ール(4)の端部と共に孔部(V)に挿入した状態での
    回動操作により、支持部材(S)に対するベール(4)
    の固定を行うスピニングリールのベール支持構造。
JP5168391U 1991-07-04 1991-07-04 スピニングリールのベール支持構造 Pending JPH052677U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011092048A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Shimano Inc スピニングリールの釣り糸案内機構
JP2018014951A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社シマノ ベール支持部材、釣糸案内部材及びそれを備える魚釣り用スピニングリール
JP2024135798A (ja) * 2023-03-23 2024-10-04 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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