JPH05271249A - ハイドロシリレーション法 - Google Patents

ハイドロシリレーション法

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JPH05271249A
JPH05271249A JP4326796A JP32679692A JPH05271249A JP H05271249 A JPH05271249 A JP H05271249A JP 4326796 A JP4326796 A JP 4326796A JP 32679692 A JP32679692 A JP 32679692A JP H05271249 A JPH05271249 A JP H05271249A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 SiH基を有するシリコーン化合物と、少な
くとも5個の炭素数をもちかつ不飽和結合が末端炭素原
子に位置するジエンとの反応により珪素と結合したオレ
フィン性不飽和結合を有する基をもつオルガノシリコー
ン化合物の調製方法。該方法は、(i)表面反応性基をも
つ無機質固体、(ii)無機質固体と反応する基及び窒素
及び/または硫黄を含有する基をもつオルガノシリコー
ン化合物、及び(iii)白金化合物または錯化合物Pt
b(Lは配位子である)を反応させることにより調製さ
れた触媒の存在下で行われる。 【効果】 生成物は、二重結合の内部位置への移行から
生ずる異性体含量が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、≡SiH基を有する珪
素化合物とジエン類との反応を含むオルガノシリコーン
物質の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術・課題】≡SiH基を有するシリコーン化
合物類例えばシラン類及びポリシロキサン類と、オレフ
ィン性またはアセチレン性不飽和結合を有する化合物類
との反応は周知である。この操作はしばしばハイドロシ
リレーションまたはハイドロシレーションと呼ばれ、オ
ルガノシリコーン物質の合成方法として広く使用されて
いる。ハイドロシリレーション反応を促進するために有
効である多数の触媒が知られているが、最も普通には白
金、ロジウム及びパラジウムのような遷移金属の化合物
類または錯化合物類である。該触媒類の例は白金ハロゲ
ン化物及びロジウムハロゲン化物例えばH2PtCl6、PtC
l2、RhCl3、RhCl3(SEt2)3(Etはエチル基を表す)、Rh2
(CO)4Cl2、塩化白金と、不飽和基を有するシロキサン類
との錯化合物、及び白金化合物類とオレフィン類との錯
化合物である。
【0003】種々のオルガノシリコーン化合物類がハイ
ドロシリレーション法により合成できる。オルガノ官能
シラン類及びシロキサン類はシランまたはシロキサン中
の≡SiHのオレフィン性不飽和化合物例えばアリルク
ロライドまたはアリルグリシジルエーテルへの付加によ
り得ることができる。同様の方法において、≡SiHを
オレフィン例えばヘキセン−1またはデセン−1と反応
させてそれぞれ珪素と結合したヘキシル基またはデシル
基を有するシランまたはシロキサンを造ることができ
る。また、ハイドロシリレーション反応は、≡SiHと
ジエン類とを反応させてオレフィン性不飽和結合を含む
珪素と結合した基を有するオルガノシリコーン化合物を
得るのに使用することができる。該不飽和オルガノシリ
コーン化合物類はこれを他のオルガノシリコーン化合物
と反応させてエラストマー類、及びプラスチック、紙及
び他の支持体上の皮膜のような有用な生成物を得ること
ができる。しかし、ハイドロシリレーション反応中に、
ジエンの若干の異性化が生じて所望の珪素と結合した基
において二重結合の末端位置から内部への移行が生ずる
ことを本発明者らは見出した。上述のような内部不飽和
結合を有する生成物はエラストマー類及び他の生成物を
製造するための更なるハイドロシリレーションについて
低反応性を示し、従って、反応生成物に対する所望でな
い成分である。
【0004】≡SiHのジエン類への付加中に生ずる二
重結合の移行量が、固体支持体に化学的に結合した特定
の白金化合物類及び錯化合物類からなる触媒の使用によ
り顕著に減少できることを本発明者らは今般驚くべきこ
とに見出した。粒子状固体支持体へ化学的に結合した特
定の白金化合物類がペンテン−1、ヘキセン−2、アセ
チレン及びブタジエンを含む不飽和オレフィン質化合物
類のハイドロシリレーション用触媒として使用できるこ
とは英国特許第1,526,324号明細書に開示されている。
しかし、英国特許第1,526,324号明細書には、該触媒の
使用が生成物中の内部二重結合移動の望ましい減少を生
ずることができることは開示または示唆するものではな
い。英国特許2,145,701Aは、Pt−S結合を介して化学
的に結合した白金原子を有するヒドロキシル化された珪
素酸化物またはアルミニウム酸化物よりなるハイドロシ
リレーション触媒を開示している。ハイドロシリレーシ
ョン反応を実施する際に使用できる種々の不飽和化合物
類として、エチレン、プロピレン、スチレン、ビニル−
アセチレン、ブタジエン及びペンタジエンが記載されて
いる。しかし、不飽和結合が末端炭素原子だけに位置す
るジエンの使用について並びに本発明に従ってジエン類
を使用することに付随する利点についての特別の開示は
ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、(A)
分子中に少なくとも1個の珪素と結合した水素原子を有
するシリコーン化合物と、(B)少なくとも5個の炭素原
子を有しかつ不飽和結合が末端炭素原子に位置するジエ
ンとを、(C)(i)表面反応性基を有する無機質固体と、
(ii)一般式
【化2】 [式中、Zは(i)中の表面反応性基と反応する原子また
は基を表し、Rはそれぞれ塩素原子、臭素原子、炭素原
子数1〜6個の1価の炭化水素基、炭素原子数1〜6個
のアルコキシ基、または炭素原子数14個以下のオキシ
ム基を表し、R’はそれぞれ炭素原子数1〜8個の1価
の炭化水素基を表し、Xは11個までの炭素原子を有し
かつ炭素、水素及び適宜酸素よりなり、珪素−炭素結合
を介して珪素へ結合する1価の基であって、X中には少
なくとも1個の硫黄原子または窒素原子が存在し、aは
0または1〜20の整数である]のオルガノシリコーン
化合物、及び(iii)白金化合物または錯化合物PtL
b(式中、Lはそれぞれアミノ基またはメルカプト基によ
り置換可能である少なくとも1個の配位子を表し、bは
Ptの遊離価を満足するのうな数である)の反応により
調製された触媒の存在下で反応させることからなるオレ
フィン性不飽和結合を含む珪素と結合した炭化水素基を
有するオルガノシリコーン化合物の調製方法を提供する
ことにある。
【0006】シリコーン化合物(A)として、少なくとも
1個の≡SiH基を有するモノマー化合物、オリゴマー
化合物またはポリマー化合物のいずれもが本発明方法に
おいて使用できる。該化合物類及びハイドロシリレーシ
ョン反応におけるそれらの使用は業界で良く記載されて
おり、シラン類、線状ポリシロキサン類、枝分かれポリ
シロキサン類及び環状シロキサン類を包含する。水素原
子のほかに存在する珪素と結合する置換基の性質は臨界
的なものではないが、通常該置換基は炭素原子数1〜1
0個をもちかつ脂肪性不飽和結合が不在である1価の炭
化水素基、ハロゲン例えば塩素原子、及び約8個以下の
炭素原子をもつアルコキシ基から選択される。該化合物
類の例は、C6H5SiHCl2、HSi(OCH3)3、HSiCl3、CH3HSi(O
C2H5)2、(CH3)2HSiCl、メチルハイドロジェンポリシロ
キサン類、メチルハイドロジェンシロキサン単位と1種
または2種以上の他のシロキサン単位例えばジメチルシ
ロキサン、トリメチルシロキサン及びジメチルハイドロ
ジェンシロキサン単位とのコポリマーである。しかし、
本発明方法は、内部二重結合移動の最大の減少を示すと
思われるクロロシラン類例えばCH3HSiCl2及びHSiCl3
反応に関連していることが特に重要である。
【0007】有機化合物(B)は少なくとも5個の炭素原
子をもちかつ不飽和結合(二重結合)が末端炭素原子に位
置する任意のジエン例えば1,4−ペンタジエン、1,5
−ヘキサジエン、1,9−デカジエン及び1,13−テト
ラデカジエンであることができる。好適なジエン類は炭
素原子数6〜14個のものである。
【0008】触媒(C)は無機質固体(i)とオルガノシリ
コーン化合物(ii)及び白金化合物または錯化合物(i
ii)とを反応させと、基
【化3】 を介して支持体に化学的に結合した白金を含むと思われ
る生成物を提供することにより調製できる。ここに、白
金は、同一結合基中に、あるいは異なる結合基中にあっ
てもよいX中1個または2個以上の窒素または硫黄原子
と配位結合している。反応は任意の順番に反応剤類を混
合することにより例えば必要ならばそれぞれ加温及び触
媒を使用して上記(i)、(ii)及び(iii)を混合する
ことにより行うことができる。別法として、まず、白金
化合物または錯化合物(iii)をオルガノシリコーン化
合物(ii)と反応させ、次に、生成物を無機質固体(i)
と反応させることができる。触媒(C)を調製するための
より好都合でかつ好適な操作は、英国特許第1,526,324
号明細書に記載されている操作であり、この操作におい
ては第1工程としてオルガノシリコーン化合物(ii)を
無機質固体(i)と反応させ、次に第2工程として生成物
を白金化合物または錯化合物(iii)と反応させるもの
である。
【0009】配位結合したPtの存在もしくは不在のオ
ルガノシリコーン化合物(ii)と無機質固体(支持体)
(i)の反応は、不活性溶媒例えばトルエン、キシレン、
ペンタンまたはヘプタンの存在下で好都合に行われる。
オルガノシリコーン化合物が水溶性である場合、水性媒
体中で反応を行うことが好ましい。若干の場合におい
て、反応は通常の環境温度で生ずるが、加温通常約80
℃ないし150℃の使用により反応を促進することが好
ましい。所望であれば、触媒を使用して反応を促進する
ことができ、適当な触媒の例はナトリウムエトキシド、
オクタン酸鉛、ジブチルスズジアセテート及び他のシラ
ノール縮合触媒類である。
【0010】オルガノシリコーン化合物(ii)または支
持体と結合したオルガノシリコーン化合物と白金化合物
または錯化合物(iii)との反応は、通常環境温度すな
わち約15〜25℃で行うことができる。しかし、所望
であけばより高い温度を使用することもできる。該反応
は好適には溶媒、最適には極性溶媒例えばメタノール、
エタノール、ジオキサン及び/または水の存在下で行わ
れる。白金化合物または錯化合物は、白金1原子当たり
5〜200原子、より好適には30〜150原子の窒素
または硫黄を触媒中に与える割合で反応させることが好
ましい。
【0011】オルガノシリコーン化合物(ii)の一般式
において、置換基Zは無機質固体上のヒドロキシル基と
反応する任意の原子または基であることができ、例えば
塩素、臭素、アルコキシ基例えばメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基、
ヒドロキシル基、オキシム例えば-ON=C(C2H5)2及び-ON=
C(C6H5)2であることができる。R置換基はそれぞれZに
ついて例示したものと同一タイプのものでもよいが、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカリル基及
びハロゲン化アルキル基から選択することもできる。好
適には、Zは炭素原子数1〜4個のアルコキシ基例えば
メトキシ基またはエトキシ基を表し、Rはメチル基、フ
ェニル基または炭素原子数1〜4個のアルコキシ基を表
す。
【0012】置換基R’が存在する場合、R’はそれぞ
れ例えばメチル基、プロピル基、ヘキシル基またはフェ
ニル基であることができる。X基は珪素−炭素結合を介
して珪素へ結合している1価の基であり、該基中には少
なくとも1個の硫黄または窒素原子が存在する。Xは窒
素及び/または硫黄に加えて炭素及び水素よりなること
が好ましいが、エーテル結合の形態で酸素を含有するこ
ともできる。X基の例は-(CH2)3SH、-(CH2)4SH、-CH2CH
(CH3)CH2S(C6H4)、(CH2)3NH2、-(CH2)4NHCH3、-CH2CH(C
H3)CH2N(C3H7)2、-(CH2)3NHCH2CH2NH2及び-(CH2)4NH(CH
2)4NH2である。好適には、Xは窒素含有基例えば-(CH2)
3NH2、-(CH2)3NHCH2CH2NH2または-CH2CH(CH3)CH2NHCH2C
H2NH2である。1個または2個以上の配位子Lは例えば
アルキル基例えばメチル基、ブチル基またはヘキシル
基、フェニル基、−CO、ハロゲン化物例えば塩素、
H、アセチルアセトネート、アミノ基またはオレフィン
例えばCH2=CH2である。有効な白金化合物または錯化合
物(iii)の例は、PtCl2、H2PtCl6、Na2PtCl4・4H2O、K
[Pt(CH2=CH2)Cl3]H2O、Pt2(CH2=CH2)2Cl4、Cl2Pt(Et2S)
2(Etはエチル基である)、[PtCl2P(C6H5)3]2、PtCl
2[P(C6H5)3]2及びPtBr2(NH3)2である。
【0013】オルガノシリコーン化合物(ii)中の基が
結合する固体は好ましくは粒状で無機質ものであり、オ
ルガノシリコーン化合物(ii)中の基の化学的結合を許
容できるものでなければならない。通常該固体類は、有
機−珪素結合基が結合する前にはオルガノシリコーン化
合物類と反応して表面と結合した所要の硫黄及び/また
は窒素含有基を提供することができる表面基通常ヒドロ
キシル基を有するものである。粒状固体類として特に好
適なものはシリカ類例えば石英、沈降シリカ及びシリカ
ゲルである。しかし、他の固体類例えばゼオライトモレ
キュラーシーブ、カオリン、アルミナ及びチタニアを使
用することもできる。固体が粒状形態である場合、5〜
100メッシュ英国標準テスト・シーブ(British Stand
ard TestSieve)(BS410:1962)の範囲内の粒径をもつこと
が好ましく、それによってジエンと珪素−水素化合物の
反応生成物からの該固体の分離がより容易に達成でき
る。
【0014】シリコーン化合物(珪素−水素化合物)(A)
と有機化合物(ジエン)(B)の反応は任意の慣用の操作技
法を使用して行うことができる。例えば、常圧下、減圧
下または加圧下で、溶媒の存在または不在下、20℃以
下から160℃以上までの温度で行うことができる。通
常、約80℃ないし約180℃の範囲の温度、及び所望
であれば加圧を使用することによって反応を促進するこ
とが好ましい。珪素−水素化合物とジエン中の両方の不
飽和基との反応を最少限にするために、ジエンは少なく
とも化学量論量の2倍の過剰量で使用することが好まし
い。触媒(C)はデカンテーションまたは濾過により反応
混合物から容易に回収できる。触媒を回収した後、触媒
はリサイクルすることができる。しかし、触媒(C)の不
均質特性のために、触媒(C)はバッチ式ではなく連続式
で使用することが特に適当である。従って、本発明方法
は、所望の反応時間及び生成物類を得るための温度及び
圧力のような反応条件を使用して有機化合物(ジエン)
(B)とシリコーン化合物(珪素−水素化合物)(A)を触媒
床の上または中に通すことにより行うことができる。
【0015】本発明方法により得られる生成物類は、珪
素と結合したオレフィン性不飽和結合を含む炭化水素基
が少なくとも1個存在するシラン類及びシロキサン類で
ある。触媒(C)を使用することにより、より一般的な白
金触媒を使用する方法と比較して末端でない位置のオレ
フィン性不飽和結合の割合が顕著に減少した生成物を得
ることができることを見出した。本発明方法による生成
物は、ハイドロシリレーション反応または他の反応によ
り硬化することができるオルガノシリコーン化合物例え
ばエラストマー類及び被覆組成物の調製に使用すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。な
お、Meはメチル基を、Etはエチル基を示す。 実施例1 水(2500g)に溶解した(EtO)3Si(CH2)3NH2(90g)
をシリカゲル[グレース(Grace)ID112](300
g)へ添加し、混合物を通常の環境温度で約16時間に
わたり撹拌した。1.43重量%の窒素を含有するシリ
カゲルを回収し、乾燥した。次に、この生成物(100
g)を水(400ml)及びメタノール(200ml)中に
溶解したNa2PtCl4・4H2O(4.71g)と混合した。固体を
回収し、乾燥して0.49重量%の白金及び40:1の
N:Ptモル比を有する粒状触媒を得た。1,5−ヘキ
サジエン(98.4g)、HSiMeCl2(46.0g)及び上述の
ようにして調製した触媒1.63gをフラスコ中で混合
し、4時間にわたり還流温度へ加熱した。蒸留して過剰
の1,5−ヘキサジエンを除去した後、1,5−ヘキセニ
ル(メチル)ジクロロシラン及びCl2MeSi(CH2)6SiMeCl2
混合物60.7gを得た。ヘキセニルシランは、内部不
飽和異性体への異性化が1%以下であることが観察され
た。イソプロピルアルコール中のH2PtCl6・6H2O溶液を同
一Pt重量を提供する量で使用して反応を反復したとこ
ろ、ヘキセニルシランは33%の内部結合異性体を含有
することが観察された。触媒をリサイクルし、更に6回
再使用して合計1,5−ヘキサジエン688.8gとHMeS
iCl2322gとを反応させた。
【0017】実施例2 内径1.5cm及び長さ41cmをもつガラス管に実施
例1に記載したようにして調製した触媒18.5gを充
填した。次に、HSiMeCl26.72kgと1,5−ヘキサジ
エン15.1kgの混合物を234時間にわたり触媒上
に通した。ガラス管から流出する生成物の分析は、実質
上完全な反応が生じ、得られたヘキセニル(メチル)ジク
ロロシラン生成物の異性化は1%以下であることを示し
た。
【0018】実施例3 トルエン(1000g)中に溶解した(MeO)3SiCH2CH2SCH2
CH3(45g)をシリカゲル(150g:グレースID11
2)へ添加し、混合物を12時間にわたり95℃で加熱
した。3時間加熱後、触媒としてn−ヘキシルアミン
(0.5ml)を反応混合物混合物へ添加した。次に、シ
リカゲルを回収し、熱トルエンにより抽出し、乾燥して
3.18重量%の硫黄を含有する生成物を得た。次に、
この生成物(100g)を水(300ml)、メタノール
(200ml)、及び水(100ml)中のNa2PtCl4・4H2
O(1.13g)の溶液と混合し、得られた混合物を室温で
24時間にわたり撹拌した。固体を回収し、メタノール
(5×400ml)で洗浄し、エーテル(3×400ml)
で洗浄し、乾燥して0.51重量%の白金を含有し、か
つ38:1のS:Ptモル比を有する粒状触媒を得た。
1,5−ヘキサジエン(49.2g、0.6モル)、メチル
ジクロロシラン(23.0g、0.2モル)及び上述の触媒
0.38g(10-5モルPt)をフラスコへ装入し、加熱
して還流した。反応はスムーズに進行して完了し、完了
までに還流温度が53℃から73℃へ上昇した。次に、
生成物を触媒からデーカンテーションし、更に、1,5
−ヘキサジエン(49.2g)及びメチルジクロロシラン
(23.0g)をフラスコへ添加し、反応を反復した。触
媒を同様に更に2回リサイクルした。得られた生成物の
ガス−液体クロマトグラフ分析により以下の表に示すピ
ーク面積割合が得られ、また、反応が完了するまでの時
間についても記載する。
【0019】
【表1】 サイクル 1 2 3 4 反応時間/分 473 390 472 869 1,5-ヘキサジエン 57.1 57.4 59.3 70.9 1-(メチルジクロロシリル)-5-ヘキセン 39.6 41.0 38.8 28.0 1,6-ビス(メチルジクロロシリル)ヘキサン 2.6 1.4 1.6 −− 1−(メチルジクロロシリル)−5−ヘキセンのプロトン
N.M.R.分析は末端二重結合の2.8%が内部位置に移
行したことを示した。
【0020】実施例4 水(3000g)中に溶解した(MeO)3SiCH2CH2CH2NH2(1
5g)をシリカゲル(600g:グレースID113)へ
添加し、混合物を24時間にわたり環境温度で撹拌し
た。次に、シリカゲルを回収し、熱トルエンで抽出し、
乾燥して0.1重量%の窒素を含有する生成物を得た。
次に、この生成物(50g)を水(150ml)、メタノー
ル(100ml)及び水(50ml)中のNa2PtCl4・4H2O
(0.0325g)と混合し、得られた混合物を24時間
にわたり室温で撹拌した。固体を回収し、メタノール
(5×200ml)で洗浄し、エーテル(3×200ml)
で洗浄し、乾燥して0.011重量%の白金を含有し、
126:1のN:Pt比を有する粒状触媒を得た。1,
5−ヘキサジエン(49.2g、0.6モル)、メチルジク
ロロシラン(23.0g、0.2モル)及び上述の触媒8.
8g(5×10-6モルPt)をフラスコに装入し、加熱し
て還流した。反応はスムーズに進行して完了し、完了ま
でに還流温度が53℃から72℃へ上昇した。次に、生
成物を触媒からデカンテーションし、更に、1,5−ヘ
キサジエン(49.2g)及びメチルジクロロシラン(2
3.0g)をフラスコへ添加し、反応を反復した。触媒を
更に2回同様にリサイクルした。得られた生成物のガス
−液体クロマトグラフ分析により以下の表に示すピーク
面積割合が得られ、また、反応が完了する時間について
も記載する。
【0021】
【表2】 サイクル 1 2 3 4 反応時間/分 335 282 289 216 1,5-ヘキサジエン(%) 56.2 65.1 64.8 66.1 1-(メチルジクロロシリル)-5-ヘキセン(%) 39.0 34.7 34.9 33.6 1,6-ビス(メチルジクロロシリル)ヘキサン(%) 2.9 0.1 0.2 0.1 1−(メチルジクロロシリル)−5−ヘキセンのプロトン
N.M.R.分析は末端二重結合の1.1%が内部位置に移
行したことを示した。
【0022】実施例5 1,13−テトラデカジエン(155.2g、0.8モ
ル)、メチルジクロロシラン(23.0g、0.2モル)及
びハイドロシリレーション触媒(0.40g、10-5モル
Pt、実施例1に記載したように調製したもの)を反応
容器へ装入した。試薬を66℃へ加熱し、90分間掛け
て90℃へ昇温させ、次に、反応混合物をこの温度で更
に150分間維持した。得られた生成物のガス−液体ク
ロマトグラフ分析により以下のピーク面積割合が得られ
た: 1,13-テトラデカジエン 72.9% 1-(メチルジクロロシリル)-13-テトラデセン 17.7% 1,14-ビス(メチルジクロロシリル)テトラデカン 2.4% 1−(メチルジクロロシリル)−13−テトラデセンは、
末端二重結合の2.9%が内部位置に移行した。
【0023】実施例6 1,5−ヘキサジエン(246g、3.0モル)、1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン(105g、0.75
モル)及び触媒1.88g(実施例1と同様に調製したも
の、5×10-5モルPt)をフラスコに装入し、加熱し
て還流した。反応はスムーズに進行して完了し、完了す
るまでに還流温度が58℃から72℃へ上昇した。次
に、生成物を触媒からデカンテーションし、更に1,5
−ヘキサジエン(246g)及び1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン(105g)をフラスコへ添加し、反応
を反復した。得られた生成物のガス−液体クロマトグラ
フ分析により以下の表に示すピーク面積割合が得られ、
また、反応が完了するまでの時間も記載する。
【0024】
【表3】 サイクル 1 2 反応時間/時間 3.5 3.3 1,5-ヘキサジエン 49.9 50.2 1,3-ビス(5-ヘキセニル)-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン 31.7 30.6 より高分子量の生成物 17.1 17.2 1,3−ビス(5−ヘキセニル)−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサンのプロトンN.M.R.分析は、1.6%
の二重結合が内部位置に移行したことを示した。
【0025】実施例7 実施例1に記載した操作及び触媒を使用してHSiCl3(2
7.1g)と1,5−ヘキサジエン(49.2g)とを反応さ
せた。得られたヘキセニルシランは、内部二重結合異性
体を1.6%しか含有していなかった。触媒としてイソ
プロピルアルコール中のH2PtCl6・6H2Oの溶液を使用し
て反応を反復したところ、異性体の割合は7.8%であ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン・ジョン・グリフィツ イギリス国、ウェイルズ、ミッド・グラモ ーガン、ニア・ブリッジェンド、コイトラ ヘン、ヘオル・トレハルン 6 (72)発明者 デイヴィッド・ランドール・トーマス イギリス国、ウェイルズ、サウス・グラモ ーガン、バリー、セント・ブラノックス・ クローズ 14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中に少なくとも1個の珪素と結
    合した水素原子を有するシリコーン化合物と、(B)オレ
    フィン性不飽和結合を含む有機化合物とを、(C)(i)表
    面反応性基を有する無機質固体と、(ii)一般式 【化1】 [式中、Zは(i)中の表面反応性基と反応する原子また
    は基を表し、Rはそれぞれ塩素原子、臭素原子、炭素原
    子数1〜6個の1価の炭化水素基、炭素原子数1〜6個
    のアルコキシ基、または炭素原子数14個以下のオキシ
    ム基を表し、R’はそれぞれ炭素原子数1〜8個の1価
    の炭化水素基を表し、Xは11個までの炭素原子を有し
    かつ炭素、水素及び適宜酸素よりなり、珪素−炭素結合
    を介して珪素へ結合する1価の基であって、X中には少
    なくとも1個の硫黄原子または窒素原子が存在し、aは
    0または1〜20の整数である]のオルガノシリコーン
    化合物、及び(iii)白金化合物または錯化合物PtL
    b(式中、Lはそれぞれアミノ基またはメルカプト基によ
    り置換可能である少なくとも1個の配位子を表し、bは
    Ptの遊離価を満足するような数である)の反応により
    調製された触媒の存在下で反応させることからなるオレ
    フィン性不飽和結合を含む珪素と結合した炭化水素基を
    有するオルガノシリコーン化合物の調製方法において、
    有機化合物(B)が少なくとも5個の炭素原子をもちかつ
    不飽和結合が末端炭素原子に位置するジエンであること
    を特徴とするオルガノシリコーン化合物の調製方法。
  2. 【請求項2】 無機質固体(i)がシリカである、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ジエンが6〜14個の炭素原子を有す
    る、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒(C)中のN原子及び/またはS原子
    とPt原子の比が30:1ないし150:1である、請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 Xが窒素含有基である、請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 オルガノシリコーン化合物(A)がCH3
    HSiCl2及びHSiCl3から選択される、請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 シリコーン化合物(A)と有機化合物(B)
    とを触媒(C)の床上を通過させるか、または該床中を通
    過させる請求項1ないし6のいずれか1項記載の方法。
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