JPH052744B2 - - Google Patents
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- JPH052744B2 JPH052744B2 JP59252355A JP25235584A JPH052744B2 JP H052744 B2 JPH052744 B2 JP H052744B2 JP 59252355 A JP59252355 A JP 59252355A JP 25235584 A JP25235584 A JP 25235584A JP H052744 B2 JPH052744 B2 JP H052744B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D11/00—Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
- C25D11/38—Chromatising
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D3/00—Electroplating: Baths therefor
- C25D3/02—Electroplating: Baths therefor from solutions
- C25D3/30—Electroplating: Baths therefor from solutions of tin
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/10—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals
- C25D5/12—Electroplating with more than one layer of the same or of different metals at least one layer being of nickel or chromium
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- Organic Chemistry (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
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Description
<産業上の利用分野>
本発明は、鋼板表面にCr、Snを順次積層する
2層めつき鋼板の製造方法に関するもので、特
に、Crめつき上のSnめつき量が、1.0g/m2以下
であるSn/Cr2層めつき鋼板の製造方法に関する
ものである。 <従来技術とその問題点> 電気めつき法によりめつきされた金属Crの上
に電気Snめつきを施す場合、金属Cr表面にはCr
水和酸化物が存在するので、通常の電気Snめつ
き方法では満足なSnめつきを施すことができな
い。すなわち、通常工業的に行われている電気ク
ロムめつきは、Cr6+イオンを電気化学的に金属
Crまで還元するのであるが、周知の如く、Cr6+
イオンは3価Crの水和酸化物を経由して金属Cr
まで還元されるので、めつき表面には常にCr水
和酸化物が存在しており、このCr水和酸化物が
Snめつきを妨げるのである。金属Cr表面にCr水
和酸化物が存在している状態で電気Snめつきを
施しても、密着力の乏しいめつき層しか得られな
い。 したがつて、電気Snめつきを施すためには、
電気Crめつき表面のCr水和酸化物を除去しなけ
ればならない。 このCr水和酸化物を除去する方法としては、
熱アルカリ水溶液で溶解させる方法や、NaOH
水溶液、りん酸緩衝溶液、硼酸緩衝溶液等の水溶
液中で陽極電解により、溶解させる方法が知られ
ている。 熱アルカリ水溶液で溶解させる方法では、アル
カリに不溶なCr酸化物が残存して満足なSnめつ
きを施すことができない。また陽極電解処理で
は、金属Crも溶解し、金属Crが溶解消失するま
でCr水和酸化物が残存するので、Sn/Cr2層めつ
き鋼板の製造法に用いることはできない。 その他、特殊なSnめつき前処理として、先行
技術特公昭33−1455号「クロム及クロム合金表面
上への各種金属の鍍金法」があるが、開示されて
いるところの表面活性化処理を行つても、実用上
満足できる密着性を有するSnめつきを得ること
はできない。 さらに、先行技術特公昭48−35136号「クロム
−錫二層メツキ方法」があるが、開示されている
ところのCrめつき液浸漬処理によつても、Crめ
つき表面のCr水和酸化物は完全には除去されず、
十分なめつき密着力は得られない。また、非常に
高い電流密度のストライク処理を行うので設備上
実施が困難である等の問題がある。 <発明の目的> 本発明の目的は、上記従来の欠点を解消し、め
つき密着性に優れ、光沢の良い、耐変色性を有す
る、簡便なSn/Cr2層めつき鋼板の製造方法を提
供することにある。 本発明の第1の態様によれば、鋼板表面に電気
Crめつきを施した後、水洗し、Snイオン1.5〜10
g/を含みPHが0.5未満0以上である強酸性Sn
めつき浴を用いて20〜50A/dm2で1g/m2以下
のSnめつきを行い、水洗した後、10〜50g/
のCrO3と硫酸、硫酸塩、フツ酸、フツ化物の1
種または2種以上を含む浴を用い電流密度10A/
dm2以上で換算で5〜30mg/m2の金属CrとCr水
和酸化物から成るクロメート被膜層を形成させる
ことを特徴とするSn/Cr2層めつき鋼板の製造方
法が提供される。 本発明の第2態様によれば、鋼板表面に電気
Crめつきを施した後、水洗し、Snイオン1.5〜10
g/とオキシエチレン鎖を有する界面活性剤を
0.1〜10g/を含みPHが0.5未満0以上である強
酸性Snめつき浴を用いて20〜50A/dm2で1g/
m2以下のSnめつきを行い、水洗した後、10〜50
g/のCrO3と硫酸、硫酸塩、フツ酸、フツ化
物の1種または2種以上を含む浴を用い電流密度
10A/dm2以上でCr換算で5〜30mg/m2の金属
CrとCr水和酸化物から成るクロメート被膜層を
形成させることを特徴とするSn/Cr2層めつき鋼
板の製造方法が提供される。 <発明の具体的構成> 以下、本発明を更に詳細に説明する。 本発明では、まず鋼板表面を常法により脱脂、
酸洗を行つた後、公知のCrめつき浴組成、めつ
き条件で電気Crめつきを行う。続いて十分な水
洗洗滌を行い、引き続いて、Snイオン1.5〜10
g/を含みPHが0.5未満0以上である強酸酸性
浴中で20〜50A/dm2陰極電解を行い、Snめつき
を施す。 本発明におけるSnめつき浴におけるSnイオン
は、硫酸錫、塩化錫、ホウフツ化錫、ピロリン酸
錫、フツ化錫、およびその他の錫化合物を用いて
供給すれば良く、酸としては硫酸、塩酸、フツ
酸、ホウフツ酸等の無機酸、あるいはフエノール
スルホン酸、クレーゾールスルホン酸等の有機酸
を、それぞれ単独あるいは混合して用いれば良
い。 本発明のSnめつき法では、Snめつきと同時に
多量の活性なH2ガスが発生する。この多量の活
性なH2ガスにより、従来の方法では完全に除去
し得なかつた電気Crめつき表面上のCr水和酸化
物が完全に除去され、同時にSnが電着されるこ
とにより、密着性の優れたCrめつき上のSnめつ
きが達成されるのである。 Snめつき時にかなりのH2ガス発生を伴う条件
でめつきを行うと、H2ガスにより鋼板表面が活
性化されて、緻密なSnめつき層が得られること
が知られている。すなわち、特公昭45−19362号
「電気錫メツキ方法」、特公昭46−25603号「酸性
電気錫前メツキ法」に開示されているところで
は、電気Snめつき鋼板(通称ブリキと称される)
の耐食性を向上させる前処理として、H2ガスを
かなり発生する低Snイオン濃度浴を使うことが
示されており、また、特開昭55−73887号「酸性
錫めつき浴」に開示されているところでは、公知
の硫酸錫浴、フエノールスルホン酸錫浴に、硫酸
塩を添加して、H2ガスを発生させながら極薄Sn
めつきを行うことが示されている。 しかし、これらは、いずれも鋼板上に行うSn
めつきの改良に関する方法であり、めつきを阻害
するCr水和酸化物が存在するCrめつき上へのSn
めつきを対象としておらず、上記方法ではCrめ
つき上へ満足なSnめつきを施すことはできない。
これに対し本発明の製造方法は、従来困難であつ
たCrめつき上へのSnめつき法を提供するもので
ある。 本発明者らは既に、特願昭59−117704号「溶接
性に優れた表面処理鋼板及びその製造方法」にお
いて示したように、電気Crめつき後、塩酸、硫
酸、シユウ酸酢酸を1種または2種以上含有する
水溶液中で陰極電解することにより、効率良く電
気Crめつき表面の水和酸化物を除去できること
を知見している。また、該水溶液中に錫イオンを
含有させることにより、クロム水和酸化物を除去
すると同時にSnめつきが施せることを知見して
いる。本発明者らは、このSnイオンを含有する
酸溶液についてさらに検討を進めた結果、電気
Crめつき上に電気Snめつきを施すのに適正なSn
イオン濃度と水素イオン濃度(PH)を新規に見出
し、本発明に至つたものである。 本発明におけるめつき浴中のSnイオン濃度は
1.5〜10g/、より好ましくは1.5〜5g/で
ある。Snイオン濃度が1.5g/未満ではSnが金
属Cr上に析出せず、10g/を越えると粉末状、
あるいは樹枝状の析出となり、外観が極めて悪く
なり実用的でない。 本発明におけるSnめつき浴中の水素イオン濃
度は、PHで0.5未満0以上である。水素イオン濃
度がPHで0.5以上では、電気Crめつき表面のCr水
和酸化物を除去するのに必要な活性なH2ガスの
発生が不十分であり、密着力の不十分なSnめつ
きしか得られない。またPHが0未満では、活性な
H2ガスの発生は十分であるが、液の腐食性が強
くなり、めつき装置類に過剰な耐酸処置を講じね
ばならず、不経済である。めつき電流密度は20〜
50A/dm2が好ましい。20A/dm2未満では活性
なH2ガスの発生効率が悪くSnめつきに長時間を
要するので好ましくない。50A/dm2超では電源
装置が高価なものになるばかりでなくめつき液が
ジユール熱で発熱するので好ましくない。めつき
温度は30〜50℃が好ましい範囲である。H2ガス
を多量に発生させる本Snめつき法では、Snめつ
き量が1g/m2を超えると粗雑なめつきとなり易
いので、Snめつき量は1g/m2以下にしておく
ことが望ましい。 Sn/Cr2層めつき鋼板は、大気中の酸素により
Snめつき表面が酸化され易く、SnO、SnO2の成
長により変色して来る。また、塗装して使用する
場合には、SnO、SnO2の存在により塗料密着性
が著しく劣化する。したがつて、変色が問題とな
る用途や塗装して使用する用途の場合、Snめつ
き後に引き続いてクロメート被膜を施すことが好
ましい。 クロメート被膜層は金属CrとCr水和酸化物か
ら形成されることにより、優れた耐変色性と塗料
密着性が得られる。クロメート被膜層を形成させ
る方法は、10〜50g/のCrO3と硫酸、硫酸塩、
フツ酸、フツ化物の1種または2種以上を含む浴
を用いて電流密度10A/dm2以上で行う。CrO3
濃度が50g/を超えるとSnめつき層がエツチ
ングされるので好ましくない。またCrO3濃度10
g/未満あるいは電流密度10A/dm2未満では
金属Crの析出が困難となる。 クロメート被膜量はCr換算で5〜30mg/m2で
ある。クロメート被膜量が5mg/m2未満では変色
防止効果および塗料密着性向上効果が不十分であ
り、30mg/m2超ではこれらの効果が飽和してしま
い不経済となる。クロメート被膜中の金属Crは
3mg/m2以上で塗料密着性向上効果が顕著である
が、20mg/m2以上になると金属Crは硬いのでス
リキズが入り易くなるので望ましくない。 本発明者らはさらに、本発明Snめつき浴中に
オキシエチレン鎖−[CH2CH2O−]o−を有する
界面活性剤、例えばエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルなどのポリエチレングリコールアルキ
ルエーテル、エトキシレーテツドαナフトールな
どの芳香族エチレンオキサイドおよびポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル等を0.1〜10g/
含有させることにより、外観色調の良い電気Cr
めつき上の電気Snめつきが得られることを知見
した。オキシエチレン鎖を有する界面活性剤濃度
が0.1g/未満では外観色調を良くする効果が
無く、10g/を越えると効果が飽和してしま
い、高価な界面活性剤を不必要に用いることにな
り、不経済である。ポリオキシエチレン鎖を有す
る界面活性剤は高価であるので、特に良い外観色
調を必要とする場合に使用することが望ましい。 <実施例> 次に、本発明の実施例および比較例について説
明する。 表1に本発明のSn/Cr2層めつき鋼板の製造方
法により製造した鋼板の実施例を示し、表2に比
較として用いた鋼板の製造方法を示した。表1、
表2に示す鋼板を用いて以下の試験を行つた。 その結果を表3に示す。 (1) めつき密着性は、90゜折り曲げ後、テープ剥
離試験を行い、 ○ 剥離無し(0%) × 剥離あり で評価した。 (2) めつき外観色調は、目視判定により ○ 外観色調特に良 △ 外観色調良 × 外観色調不良 で評価した。 (3) 耐変色性は、210℃で5時間加熱した後の変
色の有無で評価した。
2層めつき鋼板の製造方法に関するもので、特
に、Crめつき上のSnめつき量が、1.0g/m2以下
であるSn/Cr2層めつき鋼板の製造方法に関する
ものである。 <従来技術とその問題点> 電気めつき法によりめつきされた金属Crの上
に電気Snめつきを施す場合、金属Cr表面にはCr
水和酸化物が存在するので、通常の電気Snめつ
き方法では満足なSnめつきを施すことができな
い。すなわち、通常工業的に行われている電気ク
ロムめつきは、Cr6+イオンを電気化学的に金属
Crまで還元するのであるが、周知の如く、Cr6+
イオンは3価Crの水和酸化物を経由して金属Cr
まで還元されるので、めつき表面には常にCr水
和酸化物が存在しており、このCr水和酸化物が
Snめつきを妨げるのである。金属Cr表面にCr水
和酸化物が存在している状態で電気Snめつきを
施しても、密着力の乏しいめつき層しか得られな
い。 したがつて、電気Snめつきを施すためには、
電気Crめつき表面のCr水和酸化物を除去しなけ
ればならない。 このCr水和酸化物を除去する方法としては、
熱アルカリ水溶液で溶解させる方法や、NaOH
水溶液、りん酸緩衝溶液、硼酸緩衝溶液等の水溶
液中で陽極電解により、溶解させる方法が知られ
ている。 熱アルカリ水溶液で溶解させる方法では、アル
カリに不溶なCr酸化物が残存して満足なSnめつ
きを施すことができない。また陽極電解処理で
は、金属Crも溶解し、金属Crが溶解消失するま
でCr水和酸化物が残存するので、Sn/Cr2層めつ
き鋼板の製造法に用いることはできない。 その他、特殊なSnめつき前処理として、先行
技術特公昭33−1455号「クロム及クロム合金表面
上への各種金属の鍍金法」があるが、開示されて
いるところの表面活性化処理を行つても、実用上
満足できる密着性を有するSnめつきを得ること
はできない。 さらに、先行技術特公昭48−35136号「クロム
−錫二層メツキ方法」があるが、開示されている
ところのCrめつき液浸漬処理によつても、Crめ
つき表面のCr水和酸化物は完全には除去されず、
十分なめつき密着力は得られない。また、非常に
高い電流密度のストライク処理を行うので設備上
実施が困難である等の問題がある。 <発明の目的> 本発明の目的は、上記従来の欠点を解消し、め
つき密着性に優れ、光沢の良い、耐変色性を有す
る、簡便なSn/Cr2層めつき鋼板の製造方法を提
供することにある。 本発明の第1の態様によれば、鋼板表面に電気
Crめつきを施した後、水洗し、Snイオン1.5〜10
g/を含みPHが0.5未満0以上である強酸性Sn
めつき浴を用いて20〜50A/dm2で1g/m2以下
のSnめつきを行い、水洗した後、10〜50g/
のCrO3と硫酸、硫酸塩、フツ酸、フツ化物の1
種または2種以上を含む浴を用い電流密度10A/
dm2以上で換算で5〜30mg/m2の金属CrとCr水
和酸化物から成るクロメート被膜層を形成させる
ことを特徴とするSn/Cr2層めつき鋼板の製造方
法が提供される。 本発明の第2態様によれば、鋼板表面に電気
Crめつきを施した後、水洗し、Snイオン1.5〜10
g/とオキシエチレン鎖を有する界面活性剤を
0.1〜10g/を含みPHが0.5未満0以上である強
酸性Snめつき浴を用いて20〜50A/dm2で1g/
m2以下のSnめつきを行い、水洗した後、10〜50
g/のCrO3と硫酸、硫酸塩、フツ酸、フツ化
物の1種または2種以上を含む浴を用い電流密度
10A/dm2以上でCr換算で5〜30mg/m2の金属
CrとCr水和酸化物から成るクロメート被膜層を
形成させることを特徴とするSn/Cr2層めつき鋼
板の製造方法が提供される。 <発明の具体的構成> 以下、本発明を更に詳細に説明する。 本発明では、まず鋼板表面を常法により脱脂、
酸洗を行つた後、公知のCrめつき浴組成、めつ
き条件で電気Crめつきを行う。続いて十分な水
洗洗滌を行い、引き続いて、Snイオン1.5〜10
g/を含みPHが0.5未満0以上である強酸酸性
浴中で20〜50A/dm2陰極電解を行い、Snめつき
を施す。 本発明におけるSnめつき浴におけるSnイオン
は、硫酸錫、塩化錫、ホウフツ化錫、ピロリン酸
錫、フツ化錫、およびその他の錫化合物を用いて
供給すれば良く、酸としては硫酸、塩酸、フツ
酸、ホウフツ酸等の無機酸、あるいはフエノール
スルホン酸、クレーゾールスルホン酸等の有機酸
を、それぞれ単独あるいは混合して用いれば良
い。 本発明のSnめつき法では、Snめつきと同時に
多量の活性なH2ガスが発生する。この多量の活
性なH2ガスにより、従来の方法では完全に除去
し得なかつた電気Crめつき表面上のCr水和酸化
物が完全に除去され、同時にSnが電着されるこ
とにより、密着性の優れたCrめつき上のSnめつ
きが達成されるのである。 Snめつき時にかなりのH2ガス発生を伴う条件
でめつきを行うと、H2ガスにより鋼板表面が活
性化されて、緻密なSnめつき層が得られること
が知られている。すなわち、特公昭45−19362号
「電気錫メツキ方法」、特公昭46−25603号「酸性
電気錫前メツキ法」に開示されているところで
は、電気Snめつき鋼板(通称ブリキと称される)
の耐食性を向上させる前処理として、H2ガスを
かなり発生する低Snイオン濃度浴を使うことが
示されており、また、特開昭55−73887号「酸性
錫めつき浴」に開示されているところでは、公知
の硫酸錫浴、フエノールスルホン酸錫浴に、硫酸
塩を添加して、H2ガスを発生させながら極薄Sn
めつきを行うことが示されている。 しかし、これらは、いずれも鋼板上に行うSn
めつきの改良に関する方法であり、めつきを阻害
するCr水和酸化物が存在するCrめつき上へのSn
めつきを対象としておらず、上記方法ではCrめ
つき上へ満足なSnめつきを施すことはできない。
これに対し本発明の製造方法は、従来困難であつ
たCrめつき上へのSnめつき法を提供するもので
ある。 本発明者らは既に、特願昭59−117704号「溶接
性に優れた表面処理鋼板及びその製造方法」にお
いて示したように、電気Crめつき後、塩酸、硫
酸、シユウ酸酢酸を1種または2種以上含有する
水溶液中で陰極電解することにより、効率良く電
気Crめつき表面の水和酸化物を除去できること
を知見している。また、該水溶液中に錫イオンを
含有させることにより、クロム水和酸化物を除去
すると同時にSnめつきが施せることを知見して
いる。本発明者らは、このSnイオンを含有する
酸溶液についてさらに検討を進めた結果、電気
Crめつき上に電気Snめつきを施すのに適正なSn
イオン濃度と水素イオン濃度(PH)を新規に見出
し、本発明に至つたものである。 本発明におけるめつき浴中のSnイオン濃度は
1.5〜10g/、より好ましくは1.5〜5g/で
ある。Snイオン濃度が1.5g/未満ではSnが金
属Cr上に析出せず、10g/を越えると粉末状、
あるいは樹枝状の析出となり、外観が極めて悪く
なり実用的でない。 本発明におけるSnめつき浴中の水素イオン濃
度は、PHで0.5未満0以上である。水素イオン濃
度がPHで0.5以上では、電気Crめつき表面のCr水
和酸化物を除去するのに必要な活性なH2ガスの
発生が不十分であり、密着力の不十分なSnめつ
きしか得られない。またPHが0未満では、活性な
H2ガスの発生は十分であるが、液の腐食性が強
くなり、めつき装置類に過剰な耐酸処置を講じね
ばならず、不経済である。めつき電流密度は20〜
50A/dm2が好ましい。20A/dm2未満では活性
なH2ガスの発生効率が悪くSnめつきに長時間を
要するので好ましくない。50A/dm2超では電源
装置が高価なものになるばかりでなくめつき液が
ジユール熱で発熱するので好ましくない。めつき
温度は30〜50℃が好ましい範囲である。H2ガス
を多量に発生させる本Snめつき法では、Snめつ
き量が1g/m2を超えると粗雑なめつきとなり易
いので、Snめつき量は1g/m2以下にしておく
ことが望ましい。 Sn/Cr2層めつき鋼板は、大気中の酸素により
Snめつき表面が酸化され易く、SnO、SnO2の成
長により変色して来る。また、塗装して使用する
場合には、SnO、SnO2の存在により塗料密着性
が著しく劣化する。したがつて、変色が問題とな
る用途や塗装して使用する用途の場合、Snめつ
き後に引き続いてクロメート被膜を施すことが好
ましい。 クロメート被膜層は金属CrとCr水和酸化物か
ら形成されることにより、優れた耐変色性と塗料
密着性が得られる。クロメート被膜層を形成させ
る方法は、10〜50g/のCrO3と硫酸、硫酸塩、
フツ酸、フツ化物の1種または2種以上を含む浴
を用いて電流密度10A/dm2以上で行う。CrO3
濃度が50g/を超えるとSnめつき層がエツチ
ングされるので好ましくない。またCrO3濃度10
g/未満あるいは電流密度10A/dm2未満では
金属Crの析出が困難となる。 クロメート被膜量はCr換算で5〜30mg/m2で
ある。クロメート被膜量が5mg/m2未満では変色
防止効果および塗料密着性向上効果が不十分であ
り、30mg/m2超ではこれらの効果が飽和してしま
い不経済となる。クロメート被膜中の金属Crは
3mg/m2以上で塗料密着性向上効果が顕著である
が、20mg/m2以上になると金属Crは硬いのでス
リキズが入り易くなるので望ましくない。 本発明者らはさらに、本発明Snめつき浴中に
オキシエチレン鎖−[CH2CH2O−]o−を有する
界面活性剤、例えばエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルなどのポリエチレングリコールアルキ
ルエーテル、エトキシレーテツドαナフトールな
どの芳香族エチレンオキサイドおよびポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル等を0.1〜10g/
含有させることにより、外観色調の良い電気Cr
めつき上の電気Snめつきが得られることを知見
した。オキシエチレン鎖を有する界面活性剤濃度
が0.1g/未満では外観色調を良くする効果が
無く、10g/を越えると効果が飽和してしま
い、高価な界面活性剤を不必要に用いることにな
り、不経済である。ポリオキシエチレン鎖を有す
る界面活性剤は高価であるので、特に良い外観色
調を必要とする場合に使用することが望ましい。 <実施例> 次に、本発明の実施例および比較例について説
明する。 表1に本発明のSn/Cr2層めつき鋼板の製造方
法により製造した鋼板の実施例を示し、表2に比
較として用いた鋼板の製造方法を示した。表1、
表2に示す鋼板を用いて以下の試験を行つた。 その結果を表3に示す。 (1) めつき密着性は、90゜折り曲げ後、テープ剥
離試験を行い、 ○ 剥離無し(0%) × 剥離あり で評価した。 (2) めつき外観色調は、目視判定により ○ 外観色調特に良 △ 外観色調良 × 外観色調不良 で評価した。 (3) 耐変色性は、210℃で5時間加熱した後の変
色の有無で評価した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
<発明の効果>
表1、表2、表3により本発明の製造法による
Sn/Cr2層めつき鋼板は優れためつき密着性と良
い外観色調を有し、しかも耐変色性が強いことが
分る。
Sn/Cr2層めつき鋼板は優れためつき密着性と良
い外観色調を有し、しかも耐変色性が強いことが
分る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼板表面に電気Crめつきを施した後、水洗
し、Snイオン1.5〜10g/を含みPHが0.5未満0
以上である強酸性Snめつき浴を用いて20〜50A/
dm2で1g/m2以下のSnめつきを行い、水洗し
た後、10〜50g/のCrO3と硫酸、硫酸塩、フ
ツ酸、フツ化物の1種または2種以上を含む浴を
用い電流密度10A/dm2以上でCr換算で5〜30
mg/m2の金属CrとCr水和酸化物から成るクロメ
ート被膜層を形成させることを特徴とするSn/
Cr2層めつき鋼板の製造方法。 2 鋼板表面に電気Crめつきを施した後、水洗
し、Snイオン1.5〜10g/とオキシエチレン鎖
を有する界面活性剤を0.1〜10g/を含みPHが
0.5未満0以上である強酸性Snめつき浴を用いて
20〜50A/dm2で1g/m2以下のSnめつきを行
い、水洗した後、10〜50g/のCrO3と硫酸、
硫酸塩、フツ酸、フツ化物の1種または2種以上
を含む浴を用い電流密度10A/dm2以上でCr換算
で5〜30mg/m2の金属CrとCr水和酸化物から成
るクロメート被膜層を形成させることを特徴とす
るSn/Cr2層めつき鋼板の製造方法。
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