JPH0528339U - 円皮鍼の包装容器及び脱着治具 - Google Patents
円皮鍼の包装容器及び脱着治具Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】包装された円皮鍼の鍼部を確実に滅菌処理でき
ると共に円皮鍼を容易に取り出すことができるようにし
た円皮鍼の包装容器を提供する。 【構成】凹面状のボス部5aと該ボス部5aの周囲に設
けられた複数の凸部5bとを有する基板5に、円皮鍼4
の鍼部4aをボス部5aに挿入し、粘着テープ4dを凸
部5bに付着させ、シート6で円皮鍼4を被包密封する
円皮鍼4の包装容器A。
ると共に円皮鍼を容易に取り出すことができるようにし
た円皮鍼の包装容器を提供する。 【構成】凹面状のボス部5aと該ボス部5aの周囲に設
けられた複数の凸部5bとを有する基板5に、円皮鍼4
の鍼部4aをボス部5aに挿入し、粘着テープ4dを凸
部5bに付着させ、シート6で円皮鍼4を被包密封する
円皮鍼4の包装容器A。
Description
【0001】
本考案は、ツボ等に鍼部を刺通することにより筋肉の凝り等を治療する円皮鍼 の包装容器に関する。
【0002】
従来、図8で示したように、線材を環状に形成した鍼柄部1aに連なって直線 状の鍼部1bを直立させ、鍼柄部1aに粘着テープ1cを貼着させてなる円皮鍼 1が知られている。この種の円皮鍼の包装容器としては、図8で示したように、 この円皮鍼1の鍼部1bを、剥離紙2を介して発泡材3に刺通し、該粘着テープ 1cを剥離紙2に貼着させて固定装着していた。
【0003】 このように包装された該円皮鍼1は、これを被包密封するEGOガス透過紙ら の包装を開封したのち、使用時には指先やピンセットを使用することなどで該粘 着テープ1cを把持して剥離紙2から剥離して患部に円皮鍼1の鍼部1bを刺通 するようにしている。
【0004】 このような包装によるときには、円皮鍼1を剥離紙2から剥がそうとする場合 に、円皮鍼1の粘着テープ1cは剥離紙2に貼着しているにも拘らず、該テープ 1cが極めて薄いため剥がし難く、その縁がめくれて相互に付着してしまうなど して、粘着テープ1cを支障なく剥がすことが困難であった。
【0005】 更に、円皮鍼1は前記したように鍼部1bを皮膚に刺通するものであるから、 刺通部から体内に雑菌が侵入して感染症等を生じないように、包装された状態で 鍼部1bを滅菌状態におかれるが、指などで患部に円皮鍼1の粘着テープ1cを 付着させる場合、誤って手が触れて鍼部1bを汚染させてしまう不都合がある。
【0006】 また、前記したような円皮鍼1を患部に装着させる場合、患者に痛みを感じさ せないためには、皮膚に対して略直角に鍼部1bを刺通することが望ましいが、 前記したように粘着テープ1cを指、又はピンセットで摘んだ状態では的確に鍼 部1bが患部に刺通するように粘着テープ1cを付着させることが極めて困難で あった。
【0007】
本考案は、かかる不都合を解消し、円皮鍼の取り出しが極めて容易な包装容器 と、該包装容器に収納された円皮鍼を極めて容易に取り出し患部に確実に装着す ることができる脱着治具を提供するものである。
【0008】
本考案は、上記の目的を達成するために、鍼柄部に対して直角の方向に直立さ れ、先端部分を鋭利に尖らされた直線状の鍼部を備え、粘着テープの粘着面に該 鍼部の直立方向の反対側から該鍼柄部を貼着させた円皮鍼の包装容器において、 前記円皮鍼の鍼部を収容する凹面状のボス部と、該ボス部の周囲に互いに間隔を 存して設けられ、該ボス部に前記円皮鍼の鍼部を収容したときに前記粘着テープ の接着剤側を支持する複数の凸部とを形成した基板と、該基板の上に装着された 前記円皮鍼を被包密封する滅菌ガス透過紙等のシートとからなることを特徴とす る。
【0009】 また、先端部の端面に粘着剤により粘着部を設けた棒状の操作杆と、該操作杆 が移動自在に挿入される孔部を有する保持筒と、該操作杆と該保持筒との間に設 けられ該操作杆の先端部が該孔部に挿入される距離を規制する規制手段と、該操 作杆と該保持筒との間に設けられ該先端部が孔部に挿入される方向に該操作杆を 付勢する付勢手段とからなることを特徴とする。
【0010】
本考案の円皮鍼の包装容器によれば、基板に互いに間隔を存して形成した凸部 により円皮鍼の粘着テープを支持して収納するので、粘着テープと基板との接触 面積は小さく、当然付着力も小さくなり、円皮鍼を基板から取り出す時に容易に 剥離させることができる。
【0011】 更に、基板に形成したボス部の周囲に複数の凸部を形成し、その凸部で円皮鍼 の貼着テープを支持し、凸部間の隙間を介してボス部に滅菌ガスを流通し得るよ うにしたから、基板に円皮鍼を装着した状態でも、円皮鍼の鍼部に円滑に滅菌ガ スを流通させることができる。
【0012】 そして、本考案の円皮鍼の脱着治具によれば、粘着部を先端部に有する操作杆 を保持筒に付勢手段により所定の長さだけ挿入されるようにすることにより、付 勢手段に抗じて操作杆の先端部を保持筒から突出させた状態で、該粘着テープの 裏面側に脱着治具の粘着部を押圧して、容易に基板から操作杆側に粘着テープを 転着して取り出すことができる。次いで、操作杆の先端部に円皮鍼を貼着した状 態で患部に鍼部を垂直にして刺通し、保持筒が患部に接着した粘着テープを患部 に押圧した状態で操作杆を付勢手段により保持筒内に引き込み、保持筒下部によ って強制的に粘着テープから操作杆を剥離することができる。
【0013】
以下、本考案を図示した実施例により説明する。
【0014】 図面において、図1は本考案の実施例を示す正面図、図2は図1の矢印II− II線断面図である。
【0015】 各図において、円皮鍼4は環状に形成した鍼柄部4bに対して直交する方向に 直立させてその先端部を鋭く尖らせた鍼部4aを備え、該鍼柄部4bを合成樹脂 又は樹脂で成形した鍼座4cに埋設し、この鍼座4cを粘着テープ4dの粘着面 に貼着させたものである。鍼座4cは皮膚に鍼柄部4bが直接密着せしめられた 場合、皮膚に痕跡が残ったりすることを防止すると共に鍼柄部4bと粘着テープ 4dとの貼着を良好に保つために設けている。なお、鍼柄部4bは環状に限られ ず、偏平に潰した形状であってもよい。
【0016】 この円皮鍼4を包装する包装容器Aは、図1に示すように2列に各列5個の円 皮鍼4を装着するようにした透明な合成樹脂の板材からなる基板5と、基板5に 円皮鍼4を装着した状態でこれらを被包し密封状態とするために該基板5の周囲 にヒートシールされたEGOガス等の滅菌ガス透過性シート6とからなる。なお 、円皮鍼4を基板5と共に一体に収納する滅菌ガス透過性シートからなる包装袋 により被包密封してもよい。
【0017】 基板5の円皮鍼4の装着部の構成は、いずれも共通の構成であるので、その1 つを図示して説明する。基板5の円皮鍼4の装着部には、図2示のように、円皮 鍼4の鍼座4cを含めて鍼部4aを収納する凹面状のボス部5aが形成され、該 ボス部5aの周囲に放射状に互いに間隔を存して細長の凸部5bが形成されてい る。更に、取扱中に、粘着テープ4dと、凸部5bとに過大な圧力がかからず、 又ガスの流れを良くするために、該装着部の四隅には突起状の凸部5dを形成し ている。この凸部5dは必要に応じて任意に設ければよい。粘着テープ4dの付 着力の調整は、凸部5bを点状にするか、或いは更に剥離剤を塗布することで可 能である。
【0018】 円皮鍼4が基板5に装着される時には、図2示のように、鍼座4cと鍼部4a はボス部5aに収納され、粘着テープ4dは凸部5bの頂面に支持され貼着した 状態となる。そして、凸部5bに支持された粘着テープ4dと基板5の平坦部と の間には間隙が形成され、シート6から侵入する滅菌ガスは該間隙からボス部5 aに流入するようになっている。
【0019】 図1において、複数の円皮鍼4全体を基板5上で保護シート6により被包密封 しているが、個々の円皮鍼4を1個づつ区切るようにして密封するようにしても よい。
【0020】 次に、前記のように包装された円皮鍼4を取り出し患部に装着するために使用 する治具を図3乃至図7に従って説明する。
【0021】 図3は治具の縦断面図であり、図4乃至図7は、図3に従った作動説明のため の縦断面図である。
【0022】 図3において8は操作杆であり、該操作杆8の大径の先端部8aはその先端面 に粘着剤8bが塗布され、該先端部8aより小径の軸部8cを介して後端部に設 けられた大径の操作部8dに一体的に連結されている。粘着剤8bが塗布された 先端部8aは、図3示のように、円皮鍼4の粘着テープ4dの面積より小さな面 積に構成されている。
【0023】 9は軸方向に設けられた孔部9aに操作杆8の軸部8cを移動自在に挿通する 保持筒である。保持筒9の先端部側の孔部9aには、大径の孔部9bが形成され て、操作杆8の大径の先端部8aを収納できるようにすると共に、先端部8aが 保持筒9中に挿入される距離を規制するようにしている。保持筒9の後端部と操 作杆8の操作部8dとの間には操作杆8の先端部8aを保持筒9の孔部9bに挿 入させるように弾発付勢するコイルバネ10が設けられている。
【0024】 以上のような脱着治具7によって患部11に円皮鍼4を装着させるには、先ず 図1及び図2において基板5からシート6を取り去って円皮鍼4を露出させ、図 3で示したように円皮鍼4の上から操作杆8の先端部8aを粘着テープ4dの裏 面に対向させる。次に、図4で示したように、保持筒9を持って操作部8dをコ イルバネ10に抗して押圧して操作杆8を押し出し、その先端部8aの端面を粘 着テープ4dに押し当てる。この状態で脱着治具7を基板5から引き離すと、粘 着テープ4dは凸部5bとの粘着面の付着を剥がされ、図5で示したように先端 部8aの端面に付着された状態になる。次いで、図6で示したように、脱着治具 7をこの状態で患部11に垂直に押しつけると、先ず鍼部4aが先端部8aに押 されて患部11に直角に突き刺さり、続いて粘着テープ4dが患部11に付着す る。次に、図7で示したように操作部8dへの押圧を解除すると、保持筒9の先 端部は患部に付着された粘着テープ4dを患部側に押圧する一方、操作杆8の先 端部8aは保持筒9の大径の孔部9bにコイルバネ10によって挿入され、操作 杆8の先端部8aの粘着部8bは強制的に粘着テープ4dから剥離される。
【0025】 この脱着治具では、操作杆8の粘着部8bが通常は保持筒9の孔部9bに収納 されているので、塵等がこれに付着して粘着力が低下することを防止することが できる。
【0026】 前記実施例では、操作杆8の先端部の保持筒中への挿入量を規制する手段とし て、操作杆8の大径先端部8aを保持筒9の孔部9a内で係止する構成を採用し たが、本考案の規制手段は、この構成に限られるのではなく、本考案は種々の異 なる手段によって実施することも可能である。例えば保持筒9の軸方向に沿って 一定の長さの長孔を該保持筒9に穿設し、該長孔内を摺動可能であるようなピン を軸部8cに植立すれば、該ピンが長孔端部に抑止されて操作杆8の作動範囲が 保持筒9に対して規制されるから、上記実施例と同一の作用が得られる。
【0027】 更に、前記実施例のコイルバネ10を操作杆8の操作部8dと保持筒9の後端 部との間で弾発付勢させたが、本考案の付勢手段はこの構成に限られるのではな く、本考案は種々の異なる手段によって実施することも可能である。要は操作杆 8を保持筒9中へ挿入する方向に付勢する手段であればよい。
【0028】
上記の説明から明らかなように、本考案によれば、基板の凹面状のボス部に円 皮鍼の鍼部を収納し該ボス部の周囲に設けた複数の凸部に円皮鍼の粘着テープを 付着させるようにして、粘着テープの剥離を容易としたので、使用時に極めて容 易に円皮鍼を取り出すことができる。更に、ボス部に円皮鍼を挿入した状態で凸 部の間隙から該円皮鍼の鍼部へ滅菌ガスの流通を可能としたので、鍼部の滅菌を 確実に行うことができる。
【0029】 更に、本考案の脱着治具によれば、前記基板上から円皮鍼に直接接触すること なく粘着テープを患部に貼着し易くかつ鍼部を患部に直角に刺通し易い状態で取 りだすことができ、従って鍼部を汚染させたり、不適切な角度で鍼部を刺通する ことがなく確実に円皮鍼を患部に装着するできる。
【0030】 又、このような脱着治具を用いない場合であっても、基板と粘着テープの密着 している凸部以外の部分では、隙間があるために、ピンセット等の押し入れが容 易で、取り外しに神経を使うことが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の1例を示す円皮鍼を包装した包
装容器の正面図。
装容器の正面図。
【図2】図1の矢印IIーII線断面図。
【図3】本考案の実施の1例を示す脱着治具の縦断面
図。
図。
【図4】図3に従った作動説明のための縦断面図。
【図5】図3に従った作動説明のための縦断面図。
【図6】図3に従った作動説明のための縦断面図。
【図7】図3に従った作動説明のための縦断面図。
【図8】従来の円皮鍼の包装状態を示す縦断面図。
A……包装容器、 7……脱着治具 4……円皮鍼、 8……操作杆 4a…鍼部、 8a…先端部 4b…鍼柄部、 8b…粘着部 4d…粘着テープ、 8c…軸部 5……基板、 8d…操作部 5a…ボス部、 9……保持筒 5b…凸部、 9b…孔部 6……シート、 10…コイルバネ
(付勢手段)
(付勢手段)
Claims (2)
- 【請求項1】鍼柄部に対して直角の方向に直立され、先
端部分を鋭利に尖らされた直線状の鍼部を備え、粘着テ
ープの粘着面に該鍼部の直立方向の反対側から該鍼柄部
を貼着させた円皮鍼の包装容器において、前記円皮鍼の
鍼部を収容する凹面状のボス部と、該ボス部の周囲に互
いに間隔を存して設けられ、該ボス部に前記円皮鍼の鍼
部を収容したときに前記粘着テープの接着剤側を支持す
る複数の凸部とを形成した基板と、該基板の上に装着さ
れた前記円皮鍼を被包密封する滅菌ガス透過紙等のシー
トとからなることを特徴とする円皮鍼の包装容器。 - 【請求項2】請求項1記載の包装容器に収納された円皮
鍼を取り出すための治具であって、先端部の端面に粘着
剤により粘着部を設けた棒状の操作杆と、該操作杆が移
動自在に挿入される孔部を有する保持筒と、該操作杆と
該保持筒との間に設けられ該操作杆の先端部が該孔部に
挿入される距離を規制する規制手段と、該操作杆と該保
持筒との間に設けられ該先端部が孔部に挿入される方向
に該操作杆を付勢する付勢手段とからなることを特徴と
する円皮鍼の脱着治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2561891U JPH0627156Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 円皮鍼の包装容器及び脱着治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2561891U JPH0627156Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 円皮鍼の包装容器及び脱着治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0528339U true JPH0528339U (ja) | 1993-04-16 |
| JPH0627156Y2 JPH0627156Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=12170876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2561891U Expired - Fee Related JPH0627156Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 円皮鍼の包装容器及び脱着治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627156Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04111557U (ja) * | 1991-03-18 | 1992-09-28 | 三菱重工業株式会社 | 汎用エンジンの燃料ポンプ取付構造 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP2561891U patent/JPH0627156Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04111557U (ja) * | 1991-03-18 | 1992-09-28 | 三菱重工業株式会社 | 汎用エンジンの燃料ポンプ取付構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627156Y2 (ja) | 1994-07-27 |
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