JPH05283554A - 電子部品搭載用基板の製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板の製造方法

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JPH05283554A
JPH05283554A JP11228492A JP11228492A JPH05283554A JP H05283554 A JPH05283554 A JP H05283554A JP 11228492 A JP11228492 A JP 11228492A JP 11228492 A JP11228492 A JP 11228492A JP H05283554 A JPH05283554 A JP H05283554A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田供給作業が容易であると共に半田コスト
が低く,半田供給量の均一化を図ることができ,かつ金
属板と絶縁基板上の金属薄層とを強固,確実に接合でき
ること。 【構成】 絶縁基材8の金属薄層82上に接着剤75を
介して金属板7を接合する。次いで,帯状半田を上記金
属板の外周形状に沿って折り曲げ形成した枠状の半田フ
レーム1を上記金属板7の周囲に嵌め込み,その後半田
フレーム1を加熱溶融する。これにより,半田フレーム
1の半田10が,金属板7と絶縁基材8上の金属薄層8
2とを,均一な厚みで,強固,確実に接合する。半田フ
レーム1は,帯状半田を折り曲げ形成しているので,無
駄がなくコストが低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子部品搭載用基板の
製造方法,特にその絶縁基材と放熱用金属板との半田接
合の方法に関する。
【0002】
【従来技術】電子部品搭載用基板は,図8cに示すごと
く,絶縁基材8と,その表面に形成した金属薄層82
と,該金属薄層82に対して接着剤75を介して接合し
た放熱用の金属板7とを有する。そして,該金属板7の
側面71と金属薄層82との間には,金属板7を絶縁基
材8に強固に固定するために,半田90が溶融固着され
ている。なお,同図において,符号81は導体ピン,8
5は電子部品搭載用の凹部である。
【0003】ところで,従来の電子部品搭載用基板の製
造方法は,図8のa〜cに示す方法で行われている。即
ち,まず図8aに示すごとく,貫通孔80を有する絶縁
基材8において,その上面の金属薄層82上に,接着剤
75を介して金属板7を接合する。該金属薄層82は,
接地回路として用いるものである。次いで,上記金属板
7の側面71において,金属薄層82の上に,ディスペ
ンサー91を用いて,半田ペースト9を供給する(図8
a,b)。その後,これらをオーブン中に入れたり,或
いは赤外線加熱により,加熱し,上記半田ペースト9を
溶融させ,金属板7と金属薄層82とを半田90により
接合している(図8c)。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の半田接
合法においては,上記ディスペンサー91により,半田
ペースト9を供給しているため,その供給作業に長時間
を要し,生産効率が低い。更には,上記半田ペースト9
の供給量が,金属板7の側面71の位置によってバラツ
クため,均一な半田接合が困難であった。これを,図9
〜図11により示す。
【0005】即ち,まず,図9に示すごとく,半田90
は,金属板7の側面71と,絶縁基材8上の金属薄層8
2との間において,同図に実線95で示すごとく,充分
な厚みに固着することが必要である。しかしながら,金
属板7の側面71の全周を見てみると,半田90は,同
図に点線96で示すごとく,その固着量が少ない部分が
生じている。かかる状態は,図10に示すごとく上記半
田ペースト9の供給量がバラツキを生じているためであ
る。そして,かかる半田ペースト供給量の不均一,それ
に伴う半田接合のバラツキは,半田接合の強度低下をも
たらす。
【0006】また,上記半田ペースト9の供給量が多す
ぎると,図11に示すごとく,金属板7の表面まで,溶
融した半田90がはい上がり,製品の見栄えが悪い。本
発明はかかる従来の問題点に鑑み,半田供給作業が容易
であると共に半田コストが低く,半田供給量の均一化を
図ることができ,かつ金属板と金属薄層とを強固,確実
に接合することができる電子部品搭載用基板の製造方法
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,絶縁基材と,その表面に
形成した金属薄層に対して接着剤を介して接合した放熱
用の金属板と,該金属板と上記金属薄層とを半田により
接合してなる電子部品搭載用基板を製造するに当たり,
上記絶縁基材の金属薄層上に接着剤を介して金属板を接
合し,次いで帯状半田を上記金属板の外周形状に沿って
折り曲げ形成した枠状の半田フレームを,上記金属板の
周囲に配置し,その後上記半田フレームを加熱溶融する
ことを特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法にあ
る。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,絶
縁基材に接合した金属板の周囲に,半田フレームを配置
すると共にこれを加熱溶融して半田接合すること,及び
上記半田フレームは帯状半田を金属板の外周形状に沿っ
て折り曲げ形成したものであることにある。
【0009】上記帯状半田とは,例えば形成すべき半田
フレームの厚み及び幅に相当する,厚み,幅を有する長
板状,糸状等の長尺状の半田をいう。それ故,帯状半田
の断面形状は,扁平状,四角状,丸状,楕円状など任意
である。また,半田フレームは,上記帯状半田を折り曲
げ形成した後,その厚み方向に若干押圧して,その厚み
を調整しておくこともできる。
【0010】上記半田フレームは枠状体であり,その内
側の開口部分の形状は,金属板の外周より若干大きい。
具体的には,半田フレームを金属板の周囲に嵌めた際
に,開口部分の内壁と金属板の側面との間に0.05〜
0.3mmの間隙が生ずるようにすることが好ましい。
0.05mm未満では,金属板に半田フレームを嵌め難
く,また0.3mmを越えると,半田溶融時に,半田が
金属板の側面に融着し難く,接合不良を生ずるおそれが
ある。
【0011】また,図6に示すごとく,半田フレーム1
の厚みは,接着剤75の厚みよりも厚くする。これによ
り,加熱溶融した半田が容易に金属板の側面に沿って上
昇,付着し,同図に点線16で示すごとく,充分な半田
接合ができる。
【0012】また,半田フレーム1の断面の面積Mは,
図6に示すごとく,金属薄層82の先端部821と,金
属板7の上端701とを結ぶ直線と,接着剤75及び金
属板7とで囲まれる三角形状の断面積Sの30〜70%
とすることが好ましい。M/S比が70%よりも大きい
と半田量が多く,溶融時に半田が金属薄層より溢れ出
て,他の導体回路と短絡するおそれがある。一方,M/
S比が30%未満では,半田量が少なく,接合が不充分
となるおそれがある。
【0013】また,半田フレームは,そのコーナー部分
に外方へ向かう直角部分を有していないことが好ましい
(図3参照)。これにより,半田溶融時に,コーナー部
の半田が金属薄層より外部へ溢れ出ていくことがない。
コーナー部を直角状態にすると,コーナー部の半田量が
多すぎ,溶融時に,上記のごとく,半田が溢れ出るおそ
れがある。
【0014】また,図7に示すごとく,金属薄層82に
おいて,その先端部821と金属板7の側面71との間
の半田接合幅Kは,絶縁基材7の厚みHと接着剤75の
厚みdの合計高さ(H+d)の0.4〜1.2倍とする
ことが好ましい。0.4倍未満では,半田接合強度が弱
く,一方1.2倍を越すと金属薄層82に半田が食わ
れ,金属板7の側面71への半田付着が不充分となる。
【0015】また,上記金属薄層としては,接地回路,
或いは金属板接合専用の金属薄層を用いる。かかる金属
薄層は,絶縁基材上に,例えば無電解銅メッキ,エッチ
ングの方法により設ける。また,金属板の外周に半田フ
レームを嵌めた後は,例えば縁基材全体をオーブン等の
加熱器に入れ,金属板を溶融させる。また,上記金属板
と金属薄層との半田接合は,金属板の側面と金属薄層と
の間において行うこともできる。
【0016】
【作用及び効果】本発明においては,半田を予め枠状の
半田フレームに形成しておき,これを金属板の側面に配
置し,次いで加熱溶融して,半田接合を行う。また,半
田フレームは,帯状半田を上記のごとく折り曲げ形成す
ることにより作製したものである。そのため,帯状半田
は,その殆どが直ちに半田フレームに形成され,例えば
板状の半田を打ち抜いて枠状に加工する場合に比して,
半田に無駄を生じない。それ故,半田コストが低い。
【0017】また,半田供給作業は,半田フレームを金
属板の側面に嵌め込む作業のみであるから,従来に比し
て作業性が著しく向上する。また,半田を枠状体で供給
できるので,従来の半田ペースト供給のごとく,半田の
供給量にバラツキを生ずることがない。それ故,半田接
合は強固,確実である。したがって,本発明によれば,
半田供給作業が容易であると共に半田コストが低く,半
田供給量の均一化を図ることができ,かつ金属板と金属
薄層とを強固,確実に接合することができる,電子部品
搭載用基板の製造方法を提供することができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例にかかる電子部品搭載用基板
の製造方法につき,図1〜図7を用いて説明する。ま
ず,本例の製造方法は,図1aに示すごとく,絶縁基材
8の金属薄層82上に枠状のプリプレグ接着剤75を載
置すると共にその上に金属板7を載置し,これらを接合
する。次いで,図1のb,cに示すごとく,後述の四角
状の半田フレーム1を,金属板7の外周に嵌め込む。
【0019】その後,これらを赤外線オーブンの中に入
れ,半田フレーム1を加熱溶融し,図1のdに示すごと
く,半田10により,金属板7と金属薄層82とを接合
した。上記四角状の半田フレーム1は,図2〜図4に示
すごとく,次のようにして作製する。
【0020】即ち,まず図2aに示すごとく,断面が厚
み0.4mm,幅1.2mmの帯状半田100を準備す
る。この帯状半田の材料は,Sn90−Pb10合金で
ある。次に,図2bに示すごとく,上記帯状半田100
を,上記半田フレーム1の大きさに必要な長さに切断し
て半田ヒモ11を作る。
【0021】このとき,半田ヒモ11の両端部121,
151は,長さ方向に対して斜方向に切断しておく。こ
れは,図3b,図4に示すごとく,半田ヒモ11を折り
曲げて半田フレーム1としたとき,四隅のコーナー部分
に直角状突出部分を形成しないためである。
【0022】また,半田ヒモ11は,四角状半田フレー
ム1の各辺を形成する辺部12〜15を有し,これらは
折り曲げ線Kにおいて,図2c〜図3bに示す順序で折
り曲げられる。得られた半田フレーム1は,図3b,図
4に示すごとく,上記辺部12〜15とからなる四角枠
である。また,半田フレーム1のコーナーは,上記折り
曲げ線Kが位置している。
【0023】また,半田フレーム1の各辺部12〜15
の厚みは0.4mm,幅は1.2mmである。また,半
田フレームの内側の開口部分101は,金属板7の側面
と同形状を有している。そして,半田フレーム1を金属
板7に嵌めたときには,両者の間に約0.1mmの間隙
が生じていた。また,絶縁基材8における金属薄層82
は接地回路である。
【0024】また,上記半田フレームの加熱溶融は,2
60℃で1分間行った。また,図7に示すごとく,金属
板の厚みHは2mm,接着剤75の厚みdは約70μ
m,金属薄層82における前記半田接合幅Kは1.2m
mであった。上記方法により,図6に点線16で示すご
とく,半田10が,適度の量と形状において,金属板7
と金属薄層82との間を接合している電子部品搭載用基
板を得ることができた。
【0025】また,上記により得られた電子部品搭載用
基板の全体側面図を,図5に示す。この電子部品搭載用
基板は,絶縁基材8の表面に接地回路用の金属薄層82
を有し,その上に接着剤75を介して金属板7を接合し
ている。そして,金属板7の側面71と金属薄層82と
が,上記のごとく,半田10により接合されている。ま
た,該電子部品搭載用基板は,導体ピン81と,電子部
品搭載用凹部85を有する。導体ピン81は,スルーホ
ール88に挿入され,半田17により接合されている。
また,符号86はソルダーレジストである。
【0026】上記より知られるごとく,本例の製造方法
においては,半田を予め半田フレーム1に形成してお
き,これを金属板7の外周に嵌め込み,加熱することに
より半田接合をしている。そのため,半田供給作業が容
易である。また,半田フレーム1は,帯状半田100か
ら得た半田ヒモ11を折り曲げて形成してある。そのた
め,半田フレーム1を作製するに当たって,半田材料に
無駄がない。それ故,半田コストが低い。
【0027】また,半田フレーム1は全周に渡り同じ半
田量であるため,半田供給量にバラツキを生ずることが
ない。それ故,半田接合が強固,確実である。また,半
田フレーム1のコーナーは,直角部分を三角状に切欠い
た形状を有する。つまり,コーナー部には直角部分がな
い。そのため,半田フレーム溶融時に半田が金属薄層8
2より基板上へ溢れ出ることがない。また,コーナー部
は,折り曲げ部分であるため,半田ヒモが重複してお
り,半田量が不足することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における半田接合方法の工程図。
【図2】実施例における半田フレームの作製工程図。
【図3】図2に続く工程図。
【図4】実施例の半田フレームの斜視図。
【図5】実施例により得られた電子部品搭載用基板の断
面図。
【図6】実施例における半田接合部分の説明図。
【図7】実施例における半田接合幅と金属板厚みの説明
図。
【図8】従来の半田接合方法の工程図。
【図9】従来の半田接合の問題点を示す説明図。
【図10】従来の半田ペースト供給の問題点を示す説明
図。
【図11】従来の半田上りの問題点を示す説明図。
【符号の説明】
1...半田フレーム, 100...帯状半田, 101...開口部分, 11...半田ヒモ, 7...金属板, 71...金属板の側面, 75...接着剤, 8...絶縁基材, 82...金属薄層,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基材と,その表面に形成した金属薄
    層に対して接着剤を介して接合した放熱用の金属板と,
    該金属板と上記金属薄層とを半田により接合してなる電
    子部品搭載用基板を製造するに当たり, 上記絶縁基材の金属薄層上に接着剤を介して金属板を接
    合し,次いで帯状半田を上記金属板の外周形状に沿って
    折り曲げ形成した枠状の半田フレームを,上記金属板の
    周囲に配置し, その後上記半田フレームを加熱溶融することを特徴とす
    る電子部品搭載用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 絶縁基材と,その表面に形成した金属薄
    層に対して接着剤を介して接合した放熱用の金属板と,
    該金属板の側面と上記金属薄層との間を半田により接合
    してなる電子部品搭載用基板を製造するに当たり, 上記絶縁基材の金属薄層上に接着剤を介して金属板を接
    合し,次いで帯状半田を上記金属板の外周形状に沿って
    折り曲げ形成した枠状の半田フレームを,上記金属板の
    周囲に配置し, その後上記半田フレームを加熱溶融することを特徴とす
    る電子部品搭載用基板の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024111507A1 (ja) * 2022-11-25 2024-05-30 デンカ株式会社 接合体及びその製造方法、集合基板、並びにパワーモジュール

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WO2024111507A1 (ja) * 2022-11-25 2024-05-30 デンカ株式会社 接合体及びその製造方法、集合基板、並びにパワーモジュール

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