JPH05285164A - 抗血栓性眼内レンズ - Google Patents
抗血栓性眼内レンズInfo
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- JPH05285164A JPH05285164A JP4112158A JP11215892A JPH05285164A JP H05285164 A JPH05285164 A JP H05285164A JP 4112158 A JP4112158 A JP 4112158A JP 11215892 A JP11215892 A JP 11215892A JP H05285164 A JPH05285164 A JP H05285164A
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- JP
- Japan
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- intraocular lens
- functional group
- lens
- active substance
- antithrombotic
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L33/00—Antithrombogenic treatment of surgical articles, e.g. sutures, catheters, prostheses, or of articles for the manipulation or conditioning of blood; Materials for such treatment
- A61L33/0005—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L33/0047—Enzymes, e.g. urokinase, streptokinase
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses or corneal implants; Artificial eyes
- A61F2/16—Intraocular lenses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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- A61L33/0005—Use of materials characterised by their function or physical properties
- A61L33/0011—Anticoagulant, e.g. heparin, platelet aggregation inhibitor, fibrinolytic agent, other than enzymes, attached to the substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 付着した不溶性の蛋白質を溶解して眼内レン
ズとしての機能を保持することができ,しかも、周囲の
組織との癒着を抑えることができる抗血栓性眼内レンズ
を提供することを目的とする。 【構成】 眼内レンズ表面の官能基又は眼内レンズ表面
に導入された官能基と線溶活性物質とを結合させて、線
溶活性物質を眼内レンズ表面に固定する。
ズとしての機能を保持することができ,しかも、周囲の
組織との癒着を抑えることができる抗血栓性眼内レンズ
を提供することを目的とする。 【構成】 眼内レンズ表面の官能基又は眼内レンズ表面
に導入された官能基と線溶活性物質とを結合させて、線
溶活性物質を眼内レンズ表面に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗血栓性眼内レンズに
関し、詳しくは白内障等の治療に好適な抗血栓性眼内レ
ンズに関する。
関し、詳しくは白内障等の治療に好適な抗血栓性眼内レ
ンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼内レンズは白内障の治療に広く
使用され、近年老人性白内障の増加に従いその使用量も
増え、また、眼内レンズ自体もそれなりに改良されてき
ている。しかしながら、眼内レンズの移植手術を行った
場合、レンズ材料は人工材料からなるため、手術時の出
血又は手術後の滲出液等に含まれる蛋白質等が材料表面
に吸着し、完全な視力回復が得られないことがある。特
に、血液や滲出液に含まれるフィブリノーゲンが人工材
料により活性化されて生成する不溶性のフィブリンは、
レンズの白濁及びフィブリンの細胞接着性による繊維芽
細胞等のレンズ表面への付着を引き起こし、レンズ機能
の低下につながる等の問題があった。
使用され、近年老人性白内障の増加に従いその使用量も
増え、また、眼内レンズ自体もそれなりに改良されてき
ている。しかしながら、眼内レンズの移植手術を行った
場合、レンズ材料は人工材料からなるため、手術時の出
血又は手術後の滲出液等に含まれる蛋白質等が材料表面
に吸着し、完全な視力回復が得られないことがある。特
に、血液や滲出液に含まれるフィブリノーゲンが人工材
料により活性化されて生成する不溶性のフィブリンは、
レンズの白濁及びフィブリンの細胞接着性による繊維芽
細胞等のレンズ表面への付着を引き起こし、レンズ機能
の低下につながる等の問題があった。
【0003】そこで、眼内レンズの材料として、ポリ
(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)等の親水性材
料又は表面を処理して親水化した材料を用いらることが
試みられている。しかし、これらの材料は、血液等の蛋
白質の吸着を抑える作用は有するもののその作用は十分
ではなく、しかも、眼内レンズの移植時の血液や滲出液
によって不溶性のフィブリンが付着したり、不溶性のフ
ィブリンの付着に起因して細胞が付着したりして、レン
ズの機能が低下し、さらには、周囲の組織と癒着し易い
という問題があった。
(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)等の親水性材
料又は表面を処理して親水化した材料を用いらることが
試みられている。しかし、これらの材料は、血液等の蛋
白質の吸着を抑える作用は有するもののその作用は十分
ではなく、しかも、眼内レンズの移植時の血液や滲出液
によって不溶性のフィブリンが付着したり、不溶性のフ
ィブリンの付着に起因して細胞が付着したりして、レン
ズの機能が低下し、さらには、周囲の組織と癒着し易い
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するものであって,付着した不溶性の蛋白
質を溶解して眼内レンズとしての機能を保持することが
でき,しかも、周囲の組織との癒着を抑えることができ
る抗血栓性眼内レンズを提供することを目的とする。
な問題を解決するものであって,付着した不溶性の蛋白
質を溶解して眼内レンズとしての機能を保持することが
でき,しかも、周囲の組織との癒着を抑えることができ
る抗血栓性眼内レンズを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、眼内レンズ表面に線溶活性物質を固定するこ
とにより上記の問題が解決できることを見い出し、本発
明に到達した。すなわち、本発明は、眼内レンズ表面の
官能基又は眼内レンズ表面に導入された官能基と線溶活
性物質とを結合させて、線溶活性物質を眼内レンズ表面
に固定したことを特徴とする抗血栓性眼内レンズを要旨
とする。
状に鑑み、眼内レンズ表面に線溶活性物質を固定するこ
とにより上記の問題が解決できることを見い出し、本発
明に到達した。すなわち、本発明は、眼内レンズ表面の
官能基又は眼内レンズ表面に導入された官能基と線溶活
性物質とを結合させて、線溶活性物質を眼内レンズ表面
に固定したことを特徴とする抗血栓性眼内レンズを要旨
とする。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明において眼内レンズの材料としてはポリメチルメタ
クリレート、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)、又はポリジメチルシロキサン、ポリメチルフエニ
ルシロキサン、ポリメチルビニルシロキサン等のシリコ
ーン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等
の透明性の高い高分子材料が挙げられる。
発明において眼内レンズの材料としてはポリメチルメタ
クリレート、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)、又はポリジメチルシロキサン、ポリメチルフエニ
ルシロキサン、ポリメチルビニルシロキサン等のシリコ
ーン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等
の透明性の高い高分子材料が挙げられる。
【0007】かかる高分子材料としては、その表面に線
溶活性物質と反応し得る官能基を有する材料が挙げら
れ、表面にアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル
基、酸無水物基、エポキシ基等を有する材料が好まし
い。レンズを構成する高分子材料自体がこのような官能
基を有しない場合には、その表面に上記のような官能基
を導入する。
溶活性物質と反応し得る官能基を有する材料が挙げら
れ、表面にアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル
基、酸無水物基、エポキシ基等を有する材料が好まし
い。レンズを構成する高分子材料自体がこのような官能
基を有しない場合には、その表面に上記のような官能基
を導入する。
【0008】眼内レンズ表面への上記官能基の導入方法
としては、酸素、窒素、アンモニア等のガスを用いるグ
ロー放電処理、コロナ放電処理等のプラズマ処理、高分
子材料表面の酸化・還元反応、加水分解、アミノシラン
カップリング剤や有機金属試薬等の有機合成試薬による
化学修飾等の方法が挙げられる。また、高分子材料表面
にγ線や電子線により上記の官能基を有するビニル化合
物をグラフト重合して官能基を導入することもできる。
としては、酸素、窒素、アンモニア等のガスを用いるグ
ロー放電処理、コロナ放電処理等のプラズマ処理、高分
子材料表面の酸化・還元反応、加水分解、アミノシラン
カップリング剤や有機金属試薬等の有機合成試薬による
化学修飾等の方法が挙げられる。また、高分子材料表面
にγ線や電子線により上記の官能基を有するビニル化合
物をグラフト重合して官能基を導入することもできる。
【0009】上記のような各種の方法によって官能基を
導入することができるが、反応により眼内レンズ自体の
透明性に変化がない方法が用いられる。特に、プラズマ
処理による方法は、他の方法が高分子材料の種類にある
程度制限があるのに対し、ほとんどの有機高分子材料に
対して官能基の導入可能であり、簡便に導入できるとい
う利点を有している。
導入することができるが、反応により眼内レンズ自体の
透明性に変化がない方法が用いられる。特に、プラズマ
処理による方法は、他の方法が高分子材料の種類にある
程度制限があるのに対し、ほとんどの有機高分子材料に
対して官能基の導入可能であり、簡便に導入できるとい
う利点を有している。
【0010】本発明において,眼内レンズ表面の官能基
又は眼内レンズ表面に導入された官能基と線溶活性物質
とを結合させるためには、反応性官能基を有する化合物
を用いて両者を反応させる。かかる反応によって、眼内
レンズ表面の官能基又は表面に導入された官能基と反応
性官能基有する化合物とが反応し、さらに、反応性官能
基を有する化合物と線溶活性物質とが反応して両者が共
有結合し、反応性官能基有する化合物を介して眼内レン
ズ表面に線溶活性物質が固定される。あるいは、反応性
官能基を有する化合物の存在下に、眼内レンズ表面の官
能基又は表面に導入された官能基と線溶活性物質とが反
応し、眼内レンズ表面に線溶活性物質が直接固定され
る。
又は眼内レンズ表面に導入された官能基と線溶活性物質
とを結合させるためには、反応性官能基を有する化合物
を用いて両者を反応させる。かかる反応によって、眼内
レンズ表面の官能基又は表面に導入された官能基と反応
性官能基有する化合物とが反応し、さらに、反応性官能
基を有する化合物と線溶活性物質とが反応して両者が共
有結合し、反応性官能基有する化合物を介して眼内レン
ズ表面に線溶活性物質が固定される。あるいは、反応性
官能基を有する化合物の存在下に、眼内レンズ表面の官
能基又は表面に導入された官能基と線溶活性物質とが反
応し、眼内レンズ表面に線溶活性物質が直接固定され
る。
【0011】線溶活性物質と眼内レンズ表面との具体的
な結合方法としては、反応性官能基を有する化合物を用
いて水溶液中あるいは眼内レンズ材料が溶解しない有機
溶媒中で反応させる方法等が採用される。反応温度は任
意でよいが、0から100℃が好ましく、特に、線溶活
性物質が蛋白質の場合には、0から50℃が好ましい。
また、反応時間は任意でよいが、10分間から48時間
が好ましい。
な結合方法としては、反応性官能基を有する化合物を用
いて水溶液中あるいは眼内レンズ材料が溶解しない有機
溶媒中で反応させる方法等が採用される。反応温度は任
意でよいが、0から100℃が好ましく、特に、線溶活
性物質が蛋白質の場合には、0から50℃が好ましい。
また、反応時間は任意でよいが、10分間から48時間
が好ましい。
【0012】ここで、反応性官能基を有する化合物とし
ては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩等のカルボジイミド類、グルタールアルデ
ヒド、テレフタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド、
ジアルデヒド澱粉等のアルデヒド類、ヘキサメチレンジ
イソシアナート、トリレンジイソシアナート、キシリレ
ンジイソシアナート、フェニレンジイソシアナート等の
イソシアナート類、塩化アジポイル、塩化イソフタロイ
ル、塩化テレフタロイル、塩化シアヌル等の酸塩化物、
ヘキサメチレンチオイソシアナート等のポリチオシアナ
ート、N,N' −エチレンビスヨードアセトアミド、
N,N' −ヘキサメチレンビスヨードアセトアミド等の
N,N' −ポリメチレンビスヨードアセトアミド、テト
ラメチレングリコールのジグリシジルエーテル、ジエチ
レングリコールのジグリシジルエーテル等のポリエポキ
シド、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合
体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン
酸−スチレン共重合体等のポリカルボン酸無水物、N,
N' −エチレンビスマレイミド等のビスマレイミド,
N,N'-メチレンビス(メタ)アクリルアミド,N,N'-
ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、N、N',
N" −トリアクリロイルヘキサヒドロトリアジン等のポ
リ(メタ)アクリロイル化合物等が挙げられる。
ては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩等のカルボジイミド類、グルタールアルデ
ヒド、テレフタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド、
ジアルデヒド澱粉等のアルデヒド類、ヘキサメチレンジ
イソシアナート、トリレンジイソシアナート、キシリレ
ンジイソシアナート、フェニレンジイソシアナート等の
イソシアナート類、塩化アジポイル、塩化イソフタロイ
ル、塩化テレフタロイル、塩化シアヌル等の酸塩化物、
ヘキサメチレンチオイソシアナート等のポリチオシアナ
ート、N,N' −エチレンビスヨードアセトアミド、
N,N' −ヘキサメチレンビスヨードアセトアミド等の
N,N' −ポリメチレンビスヨードアセトアミド、テト
ラメチレングリコールのジグリシジルエーテル、ジエチ
レングリコールのジグリシジルエーテル等のポリエポキ
シド、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合
体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン
酸−スチレン共重合体等のポリカルボン酸無水物、N,
N' −エチレンビスマレイミド等のビスマレイミド,
N,N'-メチレンビス(メタ)アクリルアミド,N,N'-
ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、N、N',
N" −トリアクリロイルヘキサヒドロトリアジン等のポ
リ(メタ)アクリロイル化合物等が挙げられる。
【0013】本発明に用いる線溶活性物質とは、血液凝
固線溶反応に関わる物質の中で、血栓の主成分である不
溶性のフィブリンを溶解するものであり、例えば、ウロ
キナーゼ、ストレプトキナーゼ、組織プラスミノーゲン
アクチベーター(TPA)、ブリノラーゼ、プラスミ
ン、フェニルブタゾン、メフェナム酸、インドメタシン
等があげられる。
固線溶反応に関わる物質の中で、血栓の主成分である不
溶性のフィブリンを溶解するものであり、例えば、ウロ
キナーゼ、ストレプトキナーゼ、組織プラスミノーゲン
アクチベーター(TPA)、ブリノラーゼ、プラスミ
ン、フェニルブタゾン、メフェナム酸、インドメタシン
等があげられる。
【0014】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。 実施例1 直径5mm,厚さ2mmのシリコーン製眼内レンズをヤマト
科学社製プラズマリアクターPR−501A型に入れ、
出力を300Wとし、アンモニアガスの存在下に10分
間プラズマ処理を行った。このシリコーンレンズを無水
マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体の1重量%
アセトン溶液に1時間浸漬した後、アセトンで洗浄し
た。この眼内レンズを1000国際単位/mlのウロキ
ナーゼ水溶液中に室温で24時間浸漬した後、純水で洗
浄し減圧乾燥してウロキナーゼ固定化眼内レンズを得
た。このレンズのウロキナーゼ活性を合成基質法(Mori
ta etal, J. Biochem., 82, 1495 (1977))により測定
したところ、眼内レンズ表面に43.7国際単位/cm2
のウロキナーゼが結合していることが確認された。この
眼内レンズのフィブリン溶解活性を金井らの方法(「臨
床検査法提要」改訂第27版,金原出版,VI−10
0)を参照して測定した。すなわち、ウロキナーゼ固定
化眼内レンズをフィブリン平板上に置き、37℃で24
時間インキュベート後のフィブリン膜の溶解を観察し
た。さらにこの眼内レンズを純水で洗浄後、別のフィブ
リン平板上におき、再度溶解させた。この操作を繰り返
し行った結果、5回以上の測定においてもフィブリン膜
の溶解が認められた。
する。 実施例1 直径5mm,厚さ2mmのシリコーン製眼内レンズをヤマト
科学社製プラズマリアクターPR−501A型に入れ、
出力を300Wとし、アンモニアガスの存在下に10分
間プラズマ処理を行った。このシリコーンレンズを無水
マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体の1重量%
アセトン溶液に1時間浸漬した後、アセトンで洗浄し
た。この眼内レンズを1000国際単位/mlのウロキ
ナーゼ水溶液中に室温で24時間浸漬した後、純水で洗
浄し減圧乾燥してウロキナーゼ固定化眼内レンズを得
た。このレンズのウロキナーゼ活性を合成基質法(Mori
ta etal, J. Biochem., 82, 1495 (1977))により測定
したところ、眼内レンズ表面に43.7国際単位/cm2
のウロキナーゼが結合していることが確認された。この
眼内レンズのフィブリン溶解活性を金井らの方法(「臨
床検査法提要」改訂第27版,金原出版,VI−10
0)を参照して測定した。すなわち、ウロキナーゼ固定
化眼内レンズをフィブリン平板上に置き、37℃で24
時間インキュベート後のフィブリン膜の溶解を観察し
た。さらにこの眼内レンズを純水で洗浄後、別のフィブ
リン平板上におき、再度溶解させた。この操作を繰り返
し行った結果、5回以上の測定においてもフィブリン膜
の溶解が認められた。
【0015】実施例2 実施例1のウロキナーゼのかわりに0.1mg/mlのスト
レプトキナーゼを用いた以外は実施例1と同様の方法に
より処理し、ストレプトキナーゼ固定化眼内レンズを得
た。この眼内レンズのフィブリン溶解活性を実施例1と
同様にして測定したところ、実施例1と同様にフィブリ
ン膜の溶解が認められた。
レプトキナーゼを用いた以外は実施例1と同様の方法に
より処理し、ストレプトキナーゼ固定化眼内レンズを得
た。この眼内レンズのフィブリン溶解活性を実施例1と
同様にして測定したところ、実施例1と同様にフィブリ
ン膜の溶解が認められた。
【0016】実施例3 直径5mm、厚さ2mmのポリメチルメタアクリレート製眼
内レンズをヤマト科学社製プラズマリアクターPR−5
01A型に入れ、出力を300Wとし、酸素ガスの存在
下に2分間プラズマ処理を行った。この眼内レンズを1
0mg/ml の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩水溶液中に4℃で30分間
浸漬し、その後1000国際単位 /mlのウロキナーゼ溶
液を加え、24時間撹拌した。この眼内レンズを純水で
洗浄し、減圧乾燥してウロキナーゼ固定化眼内レンズを
得た。
内レンズをヤマト科学社製プラズマリアクターPR−5
01A型に入れ、出力を300Wとし、酸素ガスの存在
下に2分間プラズマ処理を行った。この眼内レンズを1
0mg/ml の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩水溶液中に4℃で30分間
浸漬し、その後1000国際単位 /mlのウロキナーゼ溶
液を加え、24時間撹拌した。この眼内レンズを純水で
洗浄し、減圧乾燥してウロキナーゼ固定化眼内レンズを
得た。
【0017】実施例4 直径5mm、厚さ2mmのポリメチルメタアクリレート製眼
内レンズを0.5N水酸化ナトリウム溶液中に浸漬し30
分間煮沸した。放冷後、0.01N塩酸溶液中で中和し、純
水で洗浄し、ポリメチルメタクリレート表面の加水分解
物を得た。このレンズを10mg/ml の1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル) カルボジイミド塩酸塩
水溶液中に4℃で30分間浸漬し、その後1000国際
単位/mlのウロキナーゼ溶液を加え、24時間撹拌し
た。この眼内レンズを純水で洗浄し減圧乾燥してウロキ
ナーゼ固定化眼内レンズを得た。
内レンズを0.5N水酸化ナトリウム溶液中に浸漬し30
分間煮沸した。放冷後、0.01N塩酸溶液中で中和し、純
水で洗浄し、ポリメチルメタクリレート表面の加水分解
物を得た。このレンズを10mg/ml の1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル) カルボジイミド塩酸塩
水溶液中に4℃で30分間浸漬し、その後1000国際
単位/mlのウロキナーゼ溶液を加え、24時間撹拌し
た。この眼内レンズを純水で洗浄し減圧乾燥してウロキ
ナーゼ固定化眼内レンズを得た。
【0018】
【発明の効果】本発明の抗血栓性眼内レンズは、眼内に
移植後に血液や滲出液等によってレンズ表面に付着した
フイブリン等の不溶性蛋白質を溶解し、レンズとしての
機能を保持することができ、レンズの機能低下を来すこ
とがない。さらに,周囲の組織との癒着を抑えることも
でき、術後の回復も早いものである。しかも、線溶活性
物質は眼内レンズ表面のみに固定されているので、眼内
レンズの材料自体の力学的、光学的特性等の特性を損な
うことがないものである。
移植後に血液や滲出液等によってレンズ表面に付着した
フイブリン等の不溶性蛋白質を溶解し、レンズとしての
機能を保持することができ、レンズの機能低下を来すこ
とがない。さらに,周囲の組織との癒着を抑えることも
でき、術後の回復も早いものである。しかも、線溶活性
物質は眼内レンズ表面のみに固定されているので、眼内
レンズの材料自体の力学的、光学的特性等の特性を損な
うことがないものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 眼内レンズ表面の官能基又は眼内レンズ
表面に導入された官能基と線溶活性物質とを結合させ
て、線溶活性物質を眼内レンズ表面に固定したことを特
徴とする抗血栓性眼内レンズ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112158A JPH05285164A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 抗血栓性眼内レンズ |
| EP93105495A EP0563984B1 (en) | 1992-04-03 | 1993-04-02 | Antithrombotic intraocular lens |
| DE69326971T DE69326971T2 (de) | 1992-04-03 | 1993-04-02 | Antithrombotische intraokulare Linse |
| US08/486,582 US5584882A (en) | 1992-04-03 | 1995-06-07 | Antithrombotic intraocular lens |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112158A JPH05285164A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 抗血栓性眼内レンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05285164A true JPH05285164A (ja) | 1993-11-02 |
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