JPH0528713B2 - - Google Patents

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JPH0528713B2
JPH0528713B2 JP22557484A JP22557484A JPH0528713B2 JP H0528713 B2 JPH0528713 B2 JP H0528713B2 JP 22557484 A JP22557484 A JP 22557484A JP 22557484 A JP22557484 A JP 22557484A JP H0528713 B2 JPH0528713 B2 JP H0528713B2
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Takeshi Ooishi
Tadashi Nakada
Shigeto Nagao
Nobuyuki Mori
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RIKEN
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ペデリン(Pederin)のフラグメン
ト化合物である光学活性(+)−ペダミド
(Pedamide)の立体選択的な合成法に関するも
のである。 (発明の背景) アオバアリガタハネカクシ(Paederus
Fuscipes Curtis)から単離されたペデリン
(Pederin)は、その特異的な立体構造及び生理
活性ゆえに、多くの合成研究がなされている。例
えば、生理活性としては、ルピナス(Lupinus
albus)、タマネギ(Allium cepa)に対し、細胞
分裂の中期に特に染色体の変異を起こさせる。
又、トリコモナス(Trichomonas)に対して生
育阻止作用が見られる。更に興味あることは、シ
ロネズミの肉腫(sarcoma180)に対する増殖抑
制効果を示すことである(南江堂出版、石井像二
郎著「昆虫の生理活性物質」昭和44年11月11日発
行参照)。 このペデリンの合成法としては、ペデリンの右
側半分と左側半分を、まず合成し、次いで両者を
結合させる方法が最も効率よいと考えられてい
る。このうち、右半分の部分をペダミド
(Pedamide)と称する(H.Yanagiyaら、
Tetrahedron Lett.,23,4039(1982)参照)。 従来、上記ペダミドの合成については、光学活
性アセタールケトンを出発物質として合成を行つ
ていたが、更に大量合成のための効率的なペダミ
ドの合成法が望まれていた。 (発明の目的) 本発明の目的は、特異な立体構造及び生理活性
を有するペデリンのフラグメント化合物であるペ
ダミドを、立体選択的、高光学収率及び高反応収
率で合成する方法を提供することにある。 (発明の構成) <出発物質の合成> 本発明の出発物質(1)は、市販の光学活性l−リ
ンゴ酸より例えば、次の工程により得ることがで
きる〔H.Hayashi et al J.Am.Chem.Soc.,95,
8749(1973);K.Mori et al,Tetrahedron,35,
933(1979);S.Hanessian et al,J.Org.Chem.,
48,4427(1983)参照〕。 <目的化合物の合成> 得られた出発物質(1)を、LDA(リチウムジイソ
プロピルアミン)及び(CH3)2CHCOOEtと反応
させ、β−ヒドロキシエステル(2)を得る。溶媒
は、テトラヒドロフラン(THF)が適当である。
反応温度、反応時間は、それぞれ、−40〜78℃、
0.5〜5時間が適当である。 得られたβ−ヒドロキシエステル(2)を酸処理し
てアセタール部分を分解する。用いる酸は、p−
トルエンスルホン酸(p−TsOH)、メタンスル
ホン酸(MsOH)、カンフア−スルホン酸が適当
であり、メタノール、エクノール等の溶媒中、1
〜4時間還流を行う。 続いて、イミダゾールの存在下t−ブチルジフ
エニルシリルクロライド(tBuPh2SiCl)と反応
させる。この反応は、ジメチルホルムアミド中、
室温で3〜6時間反応を行う。 更に続いて酸処理を行つて、環化してラクトン
(3)を得る。 用いる酸は、カンフアースルホン酸(CSA)、
濃硫酸、ポリリン酸等が好適である。 得られたラクトン(3)を、酸触媒存在下、エチル
ビニルエーテルと反応させて、エトキシエチル
(EE)体(4)を得る。酸触媒としては、ピリジニウ
ムp−トルエンスルホネート(PPTS)、カンフ
アースルホン酸、トルエンスルホン酸等が好適で
ある。溶媒は、塩化メチレン、ジクロルエタン、
エーテル等が適当である。反応温度、反応時間
は、それぞれ、0℃〜室温、0.5〜3時間が適当
である。 得られたエトキシエチル体(4)をLDA及び
CH3COOtBuと反応させて、ヘミアセタール(5)を
得る。溶媒は、THFが最適であり、反応温度、
反応時間は、それぞれ、−78〜−40℃、0.5〜5時
間が適当である。得られたヘミアセタール(5)を、
オルトギ酸エステル、CSAと反応させて、4α−
アルコール及び4β−アルコール(7)を得る。溶媒
は、メタノール−塩化メチレン、メタノール等が
適当である。反応温度、反応時間は、それぞれ、
室温、0.5〜5時間が適当である。 4α−アルコール(6)は、ピリジニウムクロロク
ロメイト(PCC)及びモレキユラー・シーブを
用いて酸化してケトン(8)となし、これを、k−セ
レクトライド【式】L−セレク トライド【式】を用いて選択的 に還元することにより、4β−アルコール(7)を得
ることができる。得られた4β−アルコール(7)を、
エタンジオールとルイス酸存在下で反応させて、
β−チオアセタール−δ−ラクトン(9)を得る。 得られたβ−チオアセタール−δ−ラクトン(9)
をメチル化剤で処理して、ジメトキシ体(10)を得
る。メチル化剤としては、シリカゲル存在下、ジ
アゾメタン−エーテルを用いるのがよい。なお、
反応温度反応時間は、それぞれ、0℃〜室温、1
〜6時間が適当である。 得られたジメトキシ体(10)を還元して、ラクトー
ル(11)を得る。 還元剤としては、ジイソブチルアルミナムヒド
リド(DIBAH)、トリエトキシリチウムアルミ
ナムヒドリド(LAH(OEt)3)が好適である。溶
媒は、トルエン、キシレン、エーテル等が適当で
あり、反応温度、反応時間は、それぞれ、−78〜
0℃、0.5〜5時間が適当である。 得られたラクトール(11)を、塩基の存在下
BrCH2OCH3と反応させてメトキシメチルエーテ
ル(12)を得る。塩基としては、ジイソプロピルエチ
ルアミン、ジメチルアニリンが好適である。この
反応は、12〜24時間還流を行う。 得られたメトキシメチルエーテル(12)を脱チオア
セタール化して、ジメトキシケトン(13)を得る。 脱チオアセタール化剤としては、N−ブロムサ
クシイミド(NBS)−AgNO3/CH3CN−水、
CuCl2/CuO/アセトン等が好適に用いられる。
前者の場合、反応条件は、0℃、15分〜1時間が
好適であり、後者の場合は、1〜3時間還流を行
うのがよい。 得られたジメトキシケトン(13)を還元してジメト
キシアルコール(14)を得る。 還元剤としては、LiAlH4、LiBH4、NaBH4が
用いられ溶媒は、エーテル、THF、メタノール
等が適当である。反応温度、反応時間は、それぞ
れ、−20℃〜室温、0.5〜3時間が適当である。 得られたジメトキシアルコール(14)をベンゾイル
化してベンゾエート(15)を得る。ベンゾイル化剤
は、ベンゾイルクロリド−ピリジンが適当であ
る。この反応は、室温下6〜18時間撹拌すればよ
い。 得られたベンゾエート(15)を、酸性条件下で加熱
して、脱メトキシメチルエーテル化する。酸性条
件は、THF−希HCl、ジオキサン−希HCl系が
好適である。反応温度、反応時間は、それぞれ、
30〜60℃、1〜4時間が適当である。 次いで、分離せずに、アセチル化を行つて、ア
セチル体(16)を得る。 アセチル化剤としては、Ac2O−ピリジン、
AcCl−ピリジンが好適であり、室温下、6〜18
時間放置すれば反応が進行する。 得られたアセチル体(16)を、ルイス酸存在下、
(CH3)3SiCNと反応させ、ニトリル(17)を得る。ル
イス酸としては、BF3−エーテル、SnCl2が好適
である。又溶媒は、CH2Cl2、ClCH2CH2Clが適
当である。反応温度、反応時間は、それぞれ、0
℃〜室温、2〜5時間が適当である。 得られたニトリル(17)を加水分解して、目的の
(+)−ペダミド(t)を得る。 加水分解は、ルイス酸、例えば、TICl4−
AcOH溶液系を定いて行えばよい。この場合、室
温で、12〜18時間撹拌すればよい。 又、H2O2−K2CO3−エタノールでも加水分解
を行うことができるが、この場合、反応温度、反
応時間は、それぞれ、0〜20℃、5〜18時間が好
ましい。 かくして、目的の(+)−ペダミド(t)を得るが、
本発明の工程の一例を次に示す。 以下に、本発明を実施例によつて説明するが、
本発明は、何らこれらに限定されるものではな
い。 なお、得られた化合物(2),(3),(4),(5),(6),
(7),(8),(9),(10),(11),(12),(13),(14),(15)
,(16),(17)
は、新規化合物である。 実施例 1 アルゴン気流下、−20℃でジイソプロピルアミ
ン25.4mlの無水テトラヒドロフラン170ml溶液に
1.6N−BuLi−ヘキサン溶液(107.4ml)を滴下し
0℃で30分撹拌後、−78℃でエチルイソブチレー
ト24mlを滴下、同温25分間撹拌した。更にアルデ
ヒド(1)11.8gの無水テトラヒドロフラン110ml溶
液を滴下し、同温40分間撹拌した。 反応後飽和NaHCO3水溶液を加え、室温にも
どし、エーテル抽出、エーテル層を飽和食塩水で
洗浄後、MgSO4で乾燥した。溶媒留去するとβ
−ヒドロキシエステル(2)15.85g(74.4%)が得
られる。 〔化合物(2)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.16,1.18,1.20,1.36,1.37,1.41,1.42
(eachs;Me) 1.266,1.271(eacht,J=7.1Hz;2XEt) 2.87(α,J=5.9Hz;OH) 3.34(α,J=2.9Hz;OH) IR(neat):3500,1725cm-1 実施例 2 β−ヒドロキシエステル(2)320mgのメタノール
10ml溶液にp−TsOH19mgを加え1時間環流後、
氷冷下イミダゾール42mgを加え、室温10分撹拌し
た。ベンゼンを加え減圧濃縮後、ジメチルホルム
アミド5ml、イミダゾール293mg、t
BuPh2SiCl576μを加え室温30分撹拌した。反応
後エーテルを加え、飽和食塩水で洗浄後、
MgSO4で乾燥した。溶媒留去後残渣をシリカゲ
ルフラツシユカラム(エーテル:ヘキサン=1:
1〜3:1)に付し、シリル体390mgを得る。こ
れをそのまゝベンゼン20mlに溶解し、カンフアー
スルホン酸(CSA)40mgを加え室温12時間撹拌
した。溶媒留去後、ベンゼンを加え溶媒留去をく
り返し、ベンゼンを加え室温10時間撹拌した。反
応後飽和NaHCO3水溶液を加え、エーテル抽出、
エーテル層を飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水
で洗浄後、MgSO4で乾燥した。溶媒留去すると
ラクトン(3)365mg(72%)が得られた。 〔化合物(3)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.057,1.062(eachs;2×But) 1.315,1.350,1.353(eachs;Me) 4.43,4.74(eachm;2×C−2βH) IR(CHCl3):3600,3420,1720cm-1 実施例 3 ラクトン(3)12.45gの塩化メチレン100ml溶液に
CH2=CH−OEt5.74ml、ピリジニウム−p−ト
ルエンスルホン酸(PPTS)0.6gを加え室温1
時間撹拌した。 反応後飽和NaHCO3水溶液を加えエーテル抽
出、エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、MgSO4
で乾燥した。溶媒留去するとエトキシエチル体(4)
14.93gが得られた。これはそのまゝ次の反応に
付した。 〔化合物(4)の物理的性質〕 IR(neat):1735cm-1 実施例 4 アルゴン気流下、−20℃でジイソプロピルアミ
ン13.4mlの無水テトラヒドロフラン90ml溶液に
1.58NBuLi−ヘキサン溶液58.2mlを滴下し、0℃
で30分撹拌した。ついで−78℃でCH3COOt
Bu12.7mlを滴下し同温45分間撹拌した。エトキ
シエチル体(4)14.86gの無水テトラヒドロフラン
60ml溶液を滴下し同温30分間撹拌した。 反応後、飽和NaHCO3水溶液を加え、室温に
もどしエーテル抽出、エーテル層を飽和
NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄後、MgSO4
で乾燥した。溶媒留去するとヘミアセタール(5)
18.66gが得られた。これはそのまゝ次の反応に
付した。 〔化合物(5)の物理的性質〕 IR(neat):3430,1735,1705cm-1 実施例 5 ヘミアセタール(5)18.57gの塩化メチレン−メ
タノール(1:1)150ml溶液にオルトギ酸メチ
ル22.3ml、カンフア−スルホン酸1.2gを加え室
温1.5時間撹拌した。 反応後飽和NaHCO3水溶液を加えエーテル抽
出、エーテル層を飽和食塩水で洗浄後MgSO4で
乾燥した。 溶媒留去後シリカゲルフラツシユカラムクロマ
ト(ヘキサン:エーテル=4:1〜3:2)に付
すと4β−アルコール(7)6.12g(37.8%,ラクトン
(3)から)と4α−アルコール(6)6.04g(37.2%,ラ
クトン(3)から)が得られた。 〔化合物(6)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.05(s;tBu) 1.10,1.16(eachs;2×Me) 1.46(s;CO2 tBu) 3.40(s;OMe) 3.45(dt,J=10.0,2.9Hz;C−4α H) IR(neat):3520,1725cm-1 〔α〕18 D−9.2゜(C=1.94,CHCl3) 〔化合物(7)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.02,1.04(eachs;2×Me) 1.05(s;tBu) 1.45(s;CO2 tBu) 3.29(s;OMe) 3.98(dd,J=11.8,4.8Hz;C−4β H) IR(neat):3450,1725cm-1 〔α〕19 D+5.4゜(C=2.12,CHCl3) 実施例 6 ピリジニウムクロロクロメート(PCC)740
mg、3A−モレキユラーシーブス粉末860mgの塩化
メチレン20mlけんだく液に4α−アルコール(6)620
mgの塩化メチレン10ml溶液を滴下し、室温1時間
撹拌した。 反応後エーテルを加え、フロリジルカラムクロ
マト(エーテル)に付すとケトン(8)622mg(100
%)が得られた。 〔化合物(8)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.06(s;tBu) 1.11,1.30(eachs;2×Me) 1.45(s;COOtBu) 3.30(s;OMe) IR(neat):1720cm-1 〔α〕20 D−10.7゜(C=1.46,CHCl3) 実施例 7 ケトン(8)90mgの無水テトラヒドロフラン4ml溶
液に−78℃でL−セレクトライド(1M−THF溶
液)0.83mlを滴下し同温4時間撹拌した。 反応後水を加え室温にもどしエーテル抽出、エ
ーテル層を飽和食塩水で洗浄後MgSO4で乾燥し
た。溶媒留去後、シリカゲルフラツシユカラムク
ロマト(ヘキサン:エーテル=3:1)に付すと
4β−アルコール(7)81mg(89.7%)が得られた。 NMR、IRは標品の4β−アルコール(7)と一致し
た。 実施例 8 4β−アルコール(7)260mgに1,2−エタンジチ
オール4mlを加えアルゴン気流下−30゜でBF3−
Et2O0.26mlを滴下し−30〜−25℃で3時間撹拌し
た。 反応後溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル分
取薄層クロマト(酢酸エチル)に付すとラクトン
(9)116mg(82.8%)が得られた。 〔化合物(9)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 119,1.26(each s;Me×2) 4.05(m;C−2 H) 4.54(dd,J=10.0,2.4Hz;C=4βH) IR(CHCl3):3570,3450,1735cm-1 実施例 9 N−メチル−N−ニトロソウレア25.2gよりジ
アゾメタン−エーテル400ml溶液を調製した。 ラクトン(9)1.02gのエーテル100ml溶液にシリ
カゲル(ワコーゲルC−200)4gジアゾメタン
−エーテル溶液80mlを加え0℃30分撹拌した。更
にシリカゲル、ジアゾメタンを加え、この操作を
計4回くり返した。最後にジアゾメタン40mlを加
え0℃30分撹拌後、過、エーテル洗浄溶媒留去
後、シリカゲルフラツシユカラムクロマト(ヘキ
サン:エーテル=1:3,エーテル)に付すとジ
メトキシ体(10)870mg(77.8%)とモノメチル体
91.9mg(8.6%)が得られた。モノメチル体は再
度メチル化しジメトキシ体(10)58.6mg(5.3%)を
得た。 合計928.6mg(83.1%)であつた。 〔化合物(10)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.18,1.25(each s;2×Me) 3.40,3.41(each s;2×OMe) 3.64(m;C−2 H) 4.39(dd,J=10.5,1.5Hz;C−4βH) IR(neat):1735cm-1 α19D+96.1゜(C=1.40,CHCl3) 実施例 10 アルゴン気流下、−78℃でラクトン(10)1.513gの
無水トルエン70ml溶液にジイソブチルアルミニウ
ムハイドライド(1.76M−ヘキサン溶液)5.4ml
を滴下し同温45分撹拌した。 反応後イソプロパノール3.5mlを滴下、室温に
もどし水2mlを加え室温20分撹拌後MgSO4、シ
リカゲルを加え過、エーテル洗浄後溶媒留去す
るとラクトールル(11)1.431g(94.0%)が得られ
た。 〔化合物(11)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.09,1.17(each s;2×Me) 3.399,3.403(each s;2×OMe) IR(neat):3400cm-1 実施例 11 ラクトール(11)38mgの塩化メチレン3ml溶液にジ
イソプロピルエチルアミン0.3ml、 BrCH2OMe0.1mlを加え4.5時間環流した。 反応後、飽和NaHCO3水溶液を加えエーテル
抽出、エーテル層を飽和NaHCO3水溶液、飽和
食塩水で洗浄後MgSO4で乾燥した。ベンゼン共
沸で溶媒留去するとアセタール(12)40.7mg(94.2
%)が得られた。 〔化合物(12)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.09,1.17(each s;2×Me) 3.386,3.398,3.403(eachs;3×OMe) 4.61,4.96(eachd,J=6.6Hz;OCH2O) 4.81(dd,J=9.8,2.2Hz;C−8βH) IR(neat):1035,1100,1145cm-1 実施例 12 NaCO3水溶液(1.26g/6ml)にAgNO34.04
gのアセトニトリルル24ml溶液を加え室温15分撹
拌後、0℃でN−ブロモ−サクシンイミド
(NBS)3.84gを加え5分間撹拌した。0℃でア
セタール(12)1.315gのアセトニトリル12ml溶液、
次いで水3mlを加え、0℃30分撹拌した。 反応後、飽和Na2SO3水溶液15ml、ついでヘキ
サン−塩化メチレン(1:1)50mlを加え、セラ
イト過、エーテル洗浄後、液、洗液を合し、
飽和NaHCO3水溶液で洗浄後、MgSO4で乾燥し
た。 溶媒留去するとケトン(13)906mg(87%)が得ら
れた。 〔化合物(13)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 1.01,1.14(each s;2×Me) 3.37,3.39,3.40(each s;3×OMe) 4.64,5.03(eachd,J=6.6Hz;OCH2O) 4.85(dd,J=9.8,2.9Hz;C−8βH) IR(neat):1710cm-1 実施例 13 ケトン(13)884mgの無水エーテル50ml溶液に0℃
でLiAlH4347mgを加え30分撹拌した。反応後水
0.35ml、15%NaOH0.35ml、H2O1.05mlを加え、
室温20分撹拌した。MgSO4を加え過後溶媒留
去するとアルコール(14)873mg(98.1%)が得られ
た。 〔化合物(14)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.89,0.93(each s;2×Me) 3.375,3.384,3.396(each s;3×OMe) 4.60,4.98(each d,J=6.6Hz;OCH2O) 4.66(dd,J=10.0,2.4Hz;C−8βH) IR(neat):3450cm-1 実施例 14 アルコール(14)215mgのピリジン2ml溶液にベン
ゾイルクロライド427μを加え室温14時間撹拌
した。 反応後エーテルを加え水、飽和NaHCO3水溶
液、2%HCl、飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩
水で洗浄後MgSO4で乾燥した。溶媒留去後シリ
カゲルフラツシユカラムクロマト(ヘキサン:エ
ーテル=1:2〜1:3)に付すとベンゾエート
(15)291.8mg(100%)が得られた。 〔化合物(15)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.90,1.13(each s;2×Me) 3.388,3.394,3.398(each s;3×OMe) 4.61,5.00(each d,J=6.6Hz;OCH2O) 4.80(dd,J=10.0,2.4Hz;C−8βH) 4.93(dd,J=12.0,4.6Hz;C−6βH) IR(neah);1720cm-1 〔α〕20 D−57.2゜(C=1.74,CHCl3) 実施例 15 ベンゾエート(15)114mgのテトラヒドロフラン10
ml溶液に6N−HCl1.5mlを加え50℃で2時間加熱
した。 エーテル及び酢酸エチルで抽出後、飽和食塩
水、飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄後
MgSO4で乾燥した。溶媒留去後残渣にピリジン
1ml、無水酢酸1mlを加え室温12時間放置した。
ベンゼン共沸で溶媒留去後シリカゲルフラツシユ
カラムクロマト(ヘキサン:エーテル=2:3〜
1:3)に付すとアセテート(16)98mgが得られた。 α−OAc体:β−OAc体=2:1の混合物で
ある。 〔化合物(16)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.92,1.14(each s;2×Me) 0.95,1.11(each s;2×Me) 2.11,2.15(each s;2×OMe) 3.38,3.39(each s;2×OMe) 3.37,3.38(each s;2×OMe) IR(neat):1755,1720cm-1 実施例 16 アセテート(16)274mgの塩化メチレン5ml溶液に
0℃でMe3SiCN600μ、BF3・Et2O21.4μを滴
下し、3時間撹拌した。 反応後飽和NaHCO3水溶液を加え、エーテル
抽出し、エーテル層を飽和NaHCO3水溶液で洗
浄後MgSO4で乾燥した。溶媒留去後シリカゲル
フラツシユカラムクロマト(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)に付すとニトリル(17)236mg(94%)
が得られた。β−CN:α−CN=10:1の混合
物である。 〔化合物(17)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.98,1.11(each s;2×Me) 0.92,1.14(each s;2×Me) 3.408,3.413(each s;2×OMe) 3.393,3.402(each s;2×OMe) 4.96(dd,J=6.1,1.7Hz;C−8αH) 4.38(dd,J=12.2,2.9Hz;C−8βH) IR(neat):1720cm-1 実施例 17 ニトリル(17)178.3mgの酢酸3.6ml溶液にTiCl40.33
ml水0.16mlを加え室温15時間撹拌した。 反応液を飽和NaHCO3水溶液に注ぎ、酢酸エ
チルを加えセライト過、酢酸エチル層を飽和食
塩水で洗浄後MgSO4で乾燥した。 溶媒留去後、シリカゲル分取薄層クロマト(酢
酸エチル3回展開)に付すと(+)−ペダミド(18)
162.1mg(86.6%)とエピ−ペダミド(19)18.8mg(10
%)が得られた。 〔(+)−ペダミド(18)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.93,1.08(each s;2×Me) 3.39,3.42(each s;2×OMe) 4.48(dd,J=6.6,2.7Hz;C−8αH) 4.98(dd,J=10.7,4.6Hz;C−6βH) IR(Nujol): 3445,3340,1720,1685cm-1 〔α〕22 D+20.5゜(C=3.22,CHCl3) mp145−6゜(Et2O−ヘキサンから) 元素分析値: 計算値 C,63.31,H,7.70,N,3.69 実測値 C,63.16,H.7.67,B,3.75 〔エピーペダミド(19)の物理的性質〕 NMR(CDCl3):δ 0.92,1.10(each s;2×Me) 3.39,3.41(each s;2×OMe) 4.02(dd,J=12.2,2.7Hz;C−8βH) 5.01(dd,J=11.7,4.9Hz;C−6βH)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造式: で示される化合物を出発物質となし、該化合物を
    リチウムジイソプロピルアミン存在下、
    (CH3)2CHCOOC2H5と反応させて、構造式: (Meはメチル基、Etはエチル基を示す。) で示される化合物を得、該化合物を酸処理した
    後、t−ブチルジフエニルシリルクロリドと反応
    させ、次いで環化して構造式: (φはフエニル基を示し、tBuはt−ブチル基
    を示し、Meは前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を、酸触媒存在
    下、エチルビニルエーテルと反応させて、構造
    式: (EEは、エトキシエチル基を示し、φ,Me,t
    Buは前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物をリチウムジイ
    ソプロピルアミン存在下、CH3COO(t−C4H9)
    と反応させ、構造式: (φ,Me,tBu,EEは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を、カンフアー
    スルホン酸存在下、オルトギ酸メチルと反応させ
    て、構造式: (φ,Me,tBuは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物をルイス酸存在
    下エタンジチオールと反応させて、構造式: (Meは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を、メチル化し
    て構造式: (Meは前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を還元して、構
    造式: (Meは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を、塩基の存在
    下、CH3OCH2Brと反応させて、構造式: (Meは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を脱チオアセタ
    ール化して構造式: (Meは、前記と同じ) で示される化合物を得、該化合物を、還元して、
    構造式: (Meは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物をベンゾイル化
    して、構造式: (Me,φは前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を脱メトキシメ
    チル化した後、アセチル化して、構造式: (Me,φは前記に同じであり、Acはアセチル
    基を示す。) で示される化合物を得、該化合物を、ニトリル化
    して、構造式: (Me,φは、前記に同じ。) で示される化合物を得、該化合物を加水分解し
    て、構造式: (Me,φは、前記に同じ) で示される化合物を得ることを特徴とする光学活
    性(+)−ペダミドの合成法。
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