JPH05287178A - 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH05287178A JPH05287178A JP11675992A JP11675992A JPH05287178A JP H05287178 A JPH05287178 A JP H05287178A JP 11675992 A JP11675992 A JP 11675992A JP 11675992 A JP11675992 A JP 11675992A JP H05287178 A JPH05287178 A JP H05287178A
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- polyolefin
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- glycidyl compound
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)ポリエステル50〜99重量%と、
(B)ポリオレフィン100重量部と不飽和グリシジル
化合物0.2 〜10重量部とラジカル重合触媒0.001〜0.5
重量部とを、前記ラジカル重合触媒に対して前記不飽
和グリシジル化合物を重量比で25〜200の範囲で配
合して150〜300℃で溶融混練して得た変性ポリオ
レフィンであって、(a) ポリオレフィンにグラフトした
不飽和グリシジル化合物と(b) ポリオレフィンにグラフ
トせずに多量体化した不飽和グリシジル化合物とが重量
比で(a) /(b) =1〜5の範囲内で存在している変性ポ
リオレフィン50〜1重量%とを200〜300℃で溶
融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂塑性物の製造
方法。 【効果】 耐衝撃性、耐加水分解性に優れた熱可塑性ポ
リエステル樹脂組成物を得ることができる。
(B)ポリオレフィン100重量部と不飽和グリシジル
化合物0.2 〜10重量部とラジカル重合触媒0.001〜0.5
重量部とを、前記ラジカル重合触媒に対して前記不飽
和グリシジル化合物を重量比で25〜200の範囲で配
合して150〜300℃で溶融混練して得た変性ポリオ
レフィンであって、(a) ポリオレフィンにグラフトした
不飽和グリシジル化合物と(b) ポリオレフィンにグラフ
トせずに多量体化した不飽和グリシジル化合物とが重量
比で(a) /(b) =1〜5の範囲内で存在している変性ポ
リオレフィン50〜1重量%とを200〜300℃で溶
融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂塑性物の製造
方法。 【効果】 耐衝撃性、耐加水分解性に優れた熱可塑性ポ
リエステル樹脂組成物を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステルとポリオレ
フィンとを含有する熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関
する。より詳しくは、ポリエステルとポリオレフィンと
が良好に相溶化し、耐衝撃性、機械的強度などの力学的
特性、耐水劣化性、耐薬品性、耐熱性、外観などの表面
特性に優れ、自動車の内外装品や電装部品、家電製品、
スポーツ用品、家具、事務用品などの成形品用等として
好適な熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
フィンとを含有する熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関
する。より詳しくは、ポリエステルとポリオレフィンと
が良好に相溶化し、耐衝撃性、機械的強度などの力学的
特性、耐水劣化性、耐薬品性、耐熱性、外観などの表面
特性に優れ、自動車の内外装品や電装部品、家電製品、
スポーツ用品、家具、事務用品などの成形品用等として
好適な熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】ポリエステルは耐熱性、
機械的強度および絶縁性に優れた樹脂である反面、耐衝
撃性あるいは耐加水分解性に乏しいという欠点を有して
いる。これに対してポリオレフィンは、軽量かつ耐衝撃
性に優れ、成形性、耐水性あるいは耐薬品性などの環境
特性が良好であるという特長を有する。そこで、それぞ
れに優れた特長を有するポリエステルとポリオレフィン
とを配合することにより、両者の長所を備えた樹脂組成
物をつくる試みが行なわれている。しかし、ポリエステ
ルとポリオレフィンは相溶性が悪いために、両者を配合
した熱可塑性樹脂組成物は耐衝撃性や機械的強度などが
低下するという問題がある。
機械的強度および絶縁性に優れた樹脂である反面、耐衝
撃性あるいは耐加水分解性に乏しいという欠点を有して
いる。これに対してポリオレフィンは、軽量かつ耐衝撃
性に優れ、成形性、耐水性あるいは耐薬品性などの環境
特性が良好であるという特長を有する。そこで、それぞ
れに優れた特長を有するポリエステルとポリオレフィン
とを配合することにより、両者の長所を備えた樹脂組成
物をつくる試みが行なわれている。しかし、ポリエステ
ルとポリオレフィンは相溶性が悪いために、両者を配合
した熱可塑性樹脂組成物は耐衝撃性や機械的強度などが
低下するという問題がある。
【0003】ポリエステルとポリオレフィンの相溶性を
向上させることを目的として、ポリエステルに、不飽和
カルボン酸またはその誘導体、特に無水マレイン酸(M
AH)等の不飽和ジカルボン酸の無水物あるいはエポキ
シ化合物で変性したポリオレフィンを配合して溶融混練
することにより、ポリエステルとポリオレフィンの相溶
分散性を向上させ、耐衝撃性の向上や吸水による劣化を
防止することが行なわれている。
向上させることを目的として、ポリエステルに、不飽和
カルボン酸またはその誘導体、特に無水マレイン酸(M
AH)等の不飽和ジカルボン酸の無水物あるいはエポキ
シ化合物で変性したポリオレフィンを配合して溶融混練
することにより、ポリエステルとポリオレフィンの相溶
分散性を向上させ、耐衝撃性の向上や吸水による劣化を
防止することが行なわれている。
【0004】しかし、ここで変性されたポリオレフィン
とポリエステルとから組成物を製造する場合、両者を加
熱混練するために、温度によるポリエステルの劣化が避
けらず、ポリエステル本来の剛性が損なわれ、また引張
特性が低下する等の問題があった。従って、本発明の目
的はポリエステルと変性ポリオレフィンとの加熱混練の
工程で、ポリエステルの特性が損われない、ポリエステ
ルとポリオレフィンとの組成物の製造方法を提供するこ
とにある。
とポリエステルとから組成物を製造する場合、両者を加
熱混練するために、温度によるポリエステルの劣化が避
けらず、ポリエステル本来の剛性が損なわれ、また引張
特性が低下する等の問題があった。従って、本発明の目
的はポリエステルと変性ポリオレフィンとの加熱混練の
工程で、ポリエステルの特性が損われない、ポリエステ
ルとポリオレフィンとの組成物の製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、ポリエステルに配合する変性ポリオレフィ
ンとして、ポリオレフィンと反応していない変性剤の多
量体(オリゴマー)成分を含むものを使用すると、この
変性剤のオリゴマー成分が混練時にポリエステルと反応
して加熱混練時の劣化による物性低下を補い、耐衝撃
性、耐加水分解性さらには引張特性等にも優れた熱可塑
性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に到達し
たものである。
重ねた結果、ポリエステルに配合する変性ポリオレフィ
ンとして、ポリオレフィンと反応していない変性剤の多
量体(オリゴマー)成分を含むものを使用すると、この
変性剤のオリゴマー成分が混練時にポリエステルと反応
して加熱混練時の劣化による物性低下を補い、耐衝撃
性、耐加水分解性さらには引張特性等にも優れた熱可塑
性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に到達し
たものである。
【0006】すなわち、本発明は、(A)ポリエステル
50〜99重量%と、(B)ポリオレフィン100重量
部と下記一般式(I)
50〜99重量%と、(B)ポリオレフィン100重量
部と下記一般式(I)
【化2】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ以
上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、n
は1〜4の整数を表わす。]で示される不飽和グリシジ
ル化合物0.2 〜10重量部とラジカル重合触媒0.001〜
0.5 重量部とを、前記ラジカル重合触媒に対して前記不
飽和グリシジル化合物を重量比で25〜200の範囲で
配合して150〜300℃で溶融混練して得た変性ポリ
オレフィンであって、(a) ポリオレフィンにグラフトし
た不飽和グリシジル化合物と(b) ポリオレフィンにグラ
フトせずに多量体化した不飽和グリシジル化合物とが重
量比で(a) /(b) =1〜5の範囲内で存在している変性
ポリオレフィン50〜1重量%とを200〜300℃で
溶融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂塑性物の製
造方法を提供するものである。
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ以
上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、n
は1〜4の整数を表わす。]で示される不飽和グリシジ
ル化合物0.2 〜10重量部とラジカル重合触媒0.001〜
0.5 重量部とを、前記ラジカル重合触媒に対して前記不
飽和グリシジル化合物を重量比で25〜200の範囲で
配合して150〜300℃で溶融混練して得た変性ポリ
オレフィンであって、(a) ポリオレフィンにグラフトし
た不飽和グリシジル化合物と(b) ポリオレフィンにグラ
フトせずに多量体化した不飽和グリシジル化合物とが重
量比で(a) /(b) =1〜5の範囲内で存在している変性
ポリオレフィン50〜1重量%とを200〜300℃で
溶融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂塑性物の製
造方法を提供するものである。
【0007】以下、本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造
方法を詳細に説明する。本発明で使用する熱可塑性樹脂
組成物の主成分である(A)ポリエステルは、一般に飽
和ジカルボン酸と飽和二価アルコールとのポリ縮合で得
られる熱可塑性樹脂であり、例えばポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート(ポリブチレンテレフタレー
ト)、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロ
ヘキサン−1,4−ジメチロールテレフタレート、ポリ
ネオペンチルテレフタレート等が挙げられる。これらの
中ではポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレン
テレフタレートが好ましい。
方法を詳細に説明する。本発明で使用する熱可塑性樹脂
組成物の主成分である(A)ポリエステルは、一般に飽
和ジカルボン酸と飽和二価アルコールとのポリ縮合で得
られる熱可塑性樹脂であり、例えばポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート(ポリブチレンテレフタレー
ト)、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロ
ヘキサン−1,4−ジメチロールテレフタレート、ポリ
ネオペンチルテレフタレート等が挙げられる。これらの
中ではポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレン
テレフタレートが好ましい。
【0008】上記ポリエステルは、o−クロロフェノー
ル溶媒中において25℃で測定した溶液粘度より求めた
固有粘度[η](dl/g)が0.30〜1.8 で、末端カルボキ
シル基の濃度が10〜200m当量/kgのものが好まし
い。
ル溶媒中において25℃で測定した溶液粘度より求めた
固有粘度[η](dl/g)が0.30〜1.8 で、末端カルボキ
シル基の濃度が10〜200m当量/kgのものが好まし
い。
【0009】ポリエチレンテレフタレートの場合、固有
粘度[η]は0.30〜1.2 で、末端カルボキシル基濃度は
10〜200m当量/kgのものが好ましい。なお、ポリ
エチレンテレフタレート中のテレフタル酸成分は、アル
キル基、ハロゲン基等で置換されたものでもよく、また
グリコール成分は、エチレングリコールの他に50重量
%程度まで他のグリコール、例えば1,4−ブチレング
リコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール等を含有していてもよい。
粘度[η]は0.30〜1.2 で、末端カルボキシル基濃度は
10〜200m当量/kgのものが好ましい。なお、ポリ
エチレンテレフタレート中のテレフタル酸成分は、アル
キル基、ハロゲン基等で置換されたものでもよく、また
グリコール成分は、エチレングリコールの他に50重量
%程度まで他のグリコール、例えば1,4−ブチレング
リコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール等を含有していてもよい。
【0010】また、ポリブチレンテレフタレートの場
合、固有粘度[η]は0.30〜1.8 で、末端カルボキシル
基濃度は10〜200m当量/kgのものが好ましい。こ
の場合もテレフタル酸成分はアルキル基、ハロゲン基等
で置換されたものでもよく、またグリコール成分は1,
4−ブチレングリコールの他に50重量%程度まで他の
グリコール、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、ヘキサメチレングリコール等を含有していて
もよい。
合、固有粘度[η]は0.30〜1.8 で、末端カルボキシル
基濃度は10〜200m当量/kgのものが好ましい。こ
の場合もテレフタル酸成分はアルキル基、ハロゲン基等
で置換されたものでもよく、またグリコール成分は1,
4−ブチレングリコールの他に50重量%程度まで他の
グリコール、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、ヘキサメチレングリコール等を含有していて
もよい。
【0011】本発明における熱可塑性樹脂組成物の
(B)成分において、変性前(未変性)のポリオレフィ
ンは、エチレン、およびプロピレン、ブテン−1、ヘキ
セン−1、3−メチルブテン−1、4−メチル−ペンテ
ン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン−1等の
炭素数3以上のα−オレフィンの単独重合体、これら2
種以上のモノマーのランダム、ブロック、グラフト等の
共重合体、これらの混合物、エチレンまたは炭素数3以
上のα−オレフィンの主要部と他の不飽和モノマーとの
ランダム、ブロック、グラフト等の共重合体である。
(B)成分において、変性前(未変性)のポリオレフィ
ンは、エチレン、およびプロピレン、ブテン−1、ヘキ
セン−1、3−メチルブテン−1、4−メチル−ペンテ
ン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン−1等の
炭素数3以上のα−オレフィンの単独重合体、これら2
種以上のモノマーのランダム、ブロック、グラフト等の
共重合体、これらの混合物、エチレンまたは炭素数3以
上のα−オレフィンの主要部と他の不飽和モノマーとの
ランダム、ブロック、グラフト等の共重合体である。
【0012】これらポリオレフィンの中では、エチレン
またはプロピレンの単独重合体、エチレンとプロピレン
の共重合体、エチレンまたはプロピレンと他のα−オレ
フィンとの共重合体が好ましい。特に好ましいのは、エ
チレン含有量が20重量%以下のエチレン−プロピレン
共重合体であり、このようなポリプロピレンは通常0.1
〜200g/10分程度のメルトフローレート(MF
R、JISK7210、荷重2.16kg、230℃)を有する。エチ
レン重合体としては高圧法低密度ポリエチレン(LDP
E)や低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)が好まし
く、中低圧法エチレン共重合体として知られている線状
低密度ポリエチレン(LLDPE)なども用いることが
できる。
またはプロピレンの単独重合体、エチレンとプロピレン
の共重合体、エチレンまたはプロピレンと他のα−オレ
フィンとの共重合体が好ましい。特に好ましいのは、エ
チレン含有量が20重量%以下のエチレン−プロピレン
共重合体であり、このようなポリプロピレンは通常0.1
〜200g/10分程度のメルトフローレート(MF
R、JISK7210、荷重2.16kg、230℃)を有する。エチ
レン重合体としては高圧法低密度ポリエチレン(LDP
E)や低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)が好まし
く、中低圧法エチレン共重合体として知られている線状
低密度ポリエチレン(LLDPE)なども用いることが
できる。
【0013】また、本発明においては、ポリオレフィン
はオレフィン系エラストマーを40重量%程度まで含ん
でいてもよい。ここで、オレフィン系エラストマーと
は、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、4−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィンの2
種または3種以上の共重合体ゴム、またはα−オレフィ
ンと他種モノマーとの共重合体を意味する。上記α−オ
レフィンの2種または3種以上の共重合体ゴムの具体例
としてはエチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレ
ン−ブテンゴム(EBR)およびエチレン−プロピレン
−ジエンゴム(EPDM)を挙げることができる。
はオレフィン系エラストマーを40重量%程度まで含ん
でいてもよい。ここで、オレフィン系エラストマーと
は、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
1、4−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィンの2
種または3種以上の共重合体ゴム、またはα−オレフィ
ンと他種モノマーとの共重合体を意味する。上記α−オ
レフィンの2種または3種以上の共重合体ゴムの具体例
としてはエチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレ
ン−ブテンゴム(EBR)およびエチレン−プロピレン
−ジエンゴム(EPDM)を挙げることができる。
【0014】本発明で用いる変性ポリオレフィンは、上
述の各種ポリオレフィンを不飽和グリシジル化合物で変
性したものである。ここで、変性剤として使用される不
飽和グリシジル化合物とは、アクリルアミドあるいはメ
タクリルアミド基とエポキシ基とを有する化合物であ
り、下記一般式(I) で示される不飽和グリシジル化合物
が好ましく使用される。
述の各種ポリオレフィンを不飽和グリシジル化合物で変
性したものである。ここで、変性剤として使用される不
飽和グリシジル化合物とは、アクリルアミドあるいはメ
タクリルアミド基とエポキシ基とを有する化合物であ
り、下記一般式(I) で示される不飽和グリシジル化合物
が好ましく使用される。
【0015】
【化3】
【0016】[式中、Rは水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1つ以上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素
基であり、nは1〜4の整数を表わす。]上記一般式の
不飽和グリシジル化合物の中でも、特に下記一般式で示
されるグリシジル化合物が好ましい。
のアルキル基であり、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも1つ以上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素
基であり、nは1〜4の整数を表わす。]上記一般式の
不飽和グリシジル化合物の中でも、特に下記一般式で示
されるグリシジル化合物が好ましい。
【0017】
【化4】
【0018】[式中、Rは水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基である。]このようなグリシジル化合物
は、例えば特開昭60-130580 号に示されるような方法に
より製造することができる。これら重合性化合物は単独
で使用でき、あるいは2種以上併用することもできる。
のアルキル基である。]このようなグリシジル化合物
は、例えば特開昭60-130580 号に示されるような方法に
より製造することができる。これら重合性化合物は単独
で使用でき、あるいは2種以上併用することもできる。
【0019】上記変性剤の配合量はポリオレフィン10
0重量部に対して 0.2〜10重量部、好ましくは 0.5〜
5重量部である。
0重量部に対して 0.2〜10重量部、好ましくは 0.5〜
5重量部である。
【0020】変性の触媒としては、通常のラジカル重合
用触媒、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、
過酸化ジ−t−ブチル、過酸化アセチル、過安息香酸t
−ブチル、過酸化ジクミル、過安息香酸、過酢酸、過ピ
バリン酸t−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
t−ブチルパーオキシヘキシン等の過酸化物類や、アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類等が用いられ
る。
用触媒、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、
過酸化ジ−t−ブチル、過酸化アセチル、過安息香酸t
−ブチル、過酸化ジクミル、過安息香酸、過酢酸、過ピ
バリン酸t−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
t−ブチルパーオキシヘキシン等の過酸化物類や、アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物類等が用いられ
る。
【0021】本発明の製造方法においては、触媒の添加
量はポリオレフィン100重量部に対して 0.001〜0.5
重量部、好ましくは 0.005〜0.3 重量部であり、かつ変
性剤/触媒が重量比で25〜200、好ましくは50〜
120の範囲内であることが必要である。変性剤と触媒
を上記の範囲内の割合で使用することによって、変性ポ
リオレフィン中に、変性剤の一部がポリオレフィンとは
反応せず、オリゴマーとなって残存し、このオリゴマー
が次の混練時にポリエステルと反応し、優れた樹脂組成
物が得られるのである。
量はポリオレフィン100重量部に対して 0.001〜0.5
重量部、好ましくは 0.005〜0.3 重量部であり、かつ変
性剤/触媒が重量比で25〜200、好ましくは50〜
120の範囲内であることが必要である。変性剤と触媒
を上記の範囲内の割合で使用することによって、変性ポ
リオレフィン中に、変性剤の一部がポリオレフィンとは
反応せず、オリゴマーとなって残存し、このオリゴマー
が次の混練時にポリエステルと反応し、優れた樹脂組成
物が得られるのである。
【0022】このような、ポリオレフィンとは反応せ
ず、オリゴマーとなっている変性剤を含む変性ポリオレ
フィンは、ポリオレフィン、不飽和グリシジル化合物お
よび触媒を、上記割合で押出機や二軸混練機等に投入
し、150〜300℃、好ましくは180〜280℃の
温度に加熱溶融し、混練することにより得ることができ
る。
ず、オリゴマーとなっている変性剤を含む変性ポリオレ
フィンは、ポリオレフィン、不飽和グリシジル化合物お
よび触媒を、上記割合で押出機や二軸混練機等に投入
し、150〜300℃、好ましくは180〜280℃の
温度に加熱溶融し、混練することにより得ることができ
る。
【0023】かくして得られた変性ポリオレフィン中に
は、(a) グラフトした変性剤が0.03〜9.5 重量%、好ま
しくは 0.5〜5重量%存在し、(b) グラフトしていない
多量体化した変性剤が0.02〜9重量%、好ましくは 0.1
〜3重量%存在するものであり、(a) /(b) が1〜5に
制御されていることが必要である。
は、(a) グラフトした変性剤が0.03〜9.5 重量%、好ま
しくは 0.5〜5重量%存在し、(b) グラフトしていない
多量体化した変性剤が0.02〜9重量%、好ましくは 0.1
〜3重量%存在するものであり、(a) /(b) が1〜5に
制御されていることが必要である。
【0024】ここで変性ポリオレフィン中の、(a) グラ
フトした変性剤および(b) グラフトしていない多量体化
した変性剤の量は以下の方法により求めることができ
る。
フトした変性剤および(b) グラフトしていない多量体化
した変性剤の量は以下の方法により求めることができ
る。
【0025】(1)グラフトした変性剤量:得られた変
性ポリオレフィンを沸騰キシレンに溶解させ、アセトン
に再沈殿させる。この操作により、ポリオレフィンにグ
ラフトせずに残存していた変性剤(単量体および多量
体)はアセトン中に抽出される。沈殿したポリマーを真
空乾燥し、これを50μm程度の厚さのフィルム状にホ
ットプレスする。得られたフィルムのIRを測定し、変
性剤のカルボニル(C=O)結合の伸縮にかかるピーク
(1650cm-1)と、アイソタクティックポリオレフィンに
特有のピーク(例えば、ポリプロピレンの場合 840cm
-1、ポリエチレンやEPR、EBR等は 720cm-1)と
の吸光度の比を計算し、予め作成しておいた検量線を用
いて変性剤の含有量を決定する。この値はポリオレフィ
ンにグラフトした変性剤量に相当する。この値を変性ポ
リオレフィン中に占める重量分率に換算したものをAと
する。
性ポリオレフィンを沸騰キシレンに溶解させ、アセトン
に再沈殿させる。この操作により、ポリオレフィンにグ
ラフトせずに残存していた変性剤(単量体および多量
体)はアセトン中に抽出される。沈殿したポリマーを真
空乾燥し、これを50μm程度の厚さのフィルム状にホ
ットプレスする。得られたフィルムのIRを測定し、変
性剤のカルボニル(C=O)結合の伸縮にかかるピーク
(1650cm-1)と、アイソタクティックポリオレフィンに
特有のピーク(例えば、ポリプロピレンの場合 840cm
-1、ポリエチレンやEPR、EBR等は 720cm-1)と
の吸光度の比を計算し、予め作成しておいた検量線を用
いて変性剤の含有量を決定する。この値はポリオレフィ
ンにグラフトした変性剤量に相当する。この値を変性ポ
リオレフィン中に占める重量分率に換算したものをAと
する。
【0026】(2)全変性剤量:得られた変性ポリオレ
フィンを50μm程度の厚さのフィルム状にホットプレ
スし、(1)と同様にIRスペクトルより変性剤の含有
量を決定する。この値は、変性ポリオレフィン中に含ま
れるすべての変性剤(ポリオレフィンにグラフトしたも
の、グラフトせずに多量体化したもの、反応せずに残存
している単量体)量を示すものである。この値を変性ポ
リオレフィン中に占める重量分率に換算したものをBと
する。
フィンを50μm程度の厚さのフィルム状にホットプレ
スし、(1)と同様にIRスペクトルより変性剤の含有
量を決定する。この値は、変性ポリオレフィン中に含ま
れるすべての変性剤(ポリオレフィンにグラフトしたも
の、グラフトせずに多量体化したもの、反応せずに残存
している単量体)量を示すものである。この値を変性ポ
リオレフィン中に占める重量分率に換算したものをBと
する。
【0027】(3)未反応の変性剤(単量体)量:得ら
れた変性ポリオレフィンを液体窒素で凍結させ、粉砕機
にかけて100メッシュ程度の粉末状にサンプルを調製
する。この粉末をアセトンで24時間ソックスレー抽出
し、抽出液を適当な濃度に濃縮し、(1)と同様にIR
スペクトルより変性剤の含有量を決定する。この値は、
変性ポリオレフィン中に含まれる未反応の変性剤(単量
体)を示すものである。この値を変性ポリオレフィン中
に占める重量分率に換算したものをCとする。
れた変性ポリオレフィンを液体窒素で凍結させ、粉砕機
にかけて100メッシュ程度の粉末状にサンプルを調製
する。この粉末をアセトンで24時間ソックスレー抽出
し、抽出液を適当な濃度に濃縮し、(1)と同様にIR
スペクトルより変性剤の含有量を決定する。この値は、
変性ポリオレフィン中に含まれる未反応の変性剤(単量
体)を示すものである。この値を変性ポリオレフィン中
に占める重量分率に換算したものをCとする。
【0028】(4)多量体化した変性剤量:変性ポリオ
レフィンの中に含まれる多量体化した変性剤量Mは、前
記A、B、およびCから以下の式で求められる。 M=B−A−C
レフィンの中に含まれる多量体化した変性剤量Mは、前
記A、B、およびCから以下の式で求められる。 M=B−A−C
【0029】本発明の方法は、上記で得たポリオレフィ
ンと反応していない不飽和グリシジル化合物の多量体を
含有する変性ポリオレフィンと、ポリエステルとを、溶
融混練することにより熱可塑性樹脂組成物を得るもので
ある。
ンと反応していない不飽和グリシジル化合物の多量体を
含有する変性ポリオレフィンと、ポリエステルとを、溶
融混練することにより熱可塑性樹脂組成物を得るもので
ある。
【0030】本発明においては、前記(A)ポリエステ
ルと(B)変性ポリオレフィンの配合割合は、重量比で
(A):(B)が50〜99:50〜1、好ましくは6
0〜90:40〜10である。ポリエステルの量が50
%未満では耐熱性や弾性率が低下し、また99%を越え
ると耐加水分解性、耐衝撃性が損なわれる。
ルと(B)変性ポリオレフィンの配合割合は、重量比で
(A):(B)が50〜99:50〜1、好ましくは6
0〜90:40〜10である。ポリエステルの量が50
%未満では耐熱性や弾性率が低下し、また99%を越え
ると耐加水分解性、耐衝撃性が損なわれる。
【0031】また、本発明においては、熱可塑性樹脂組
成物の強化や改質を目的としてその他の物質、例えば、
ガラス繊維等の充填材や強化材、熱安定剤、光安定剤、
難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、発泡剤、造核剤等を添加
配合することができる。
成物の強化や改質を目的としてその他の物質、例えば、
ガラス繊維等の充填材や強化材、熱安定剤、光安定剤、
難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、発泡剤、造核剤等を添加
配合することができる。
【0032】溶融混練の方法としては従来公知の各種方
法が採用可能である。すなわち、バッチ式混練機を用い
て一括混練する方法、あるいはバンバリーミキサー、ブ
ラベンダー、混練ロール、一軸押出機、二軸押出機等の
混練機を用いて混練する方法等を例示することができ
る。混練の温度は200〜300℃、好ましくは210
〜290℃の範囲である。混練温度が200℃未満では
ポリエステルとポリオレフィンの相溶化が不充分であ
り、また300℃を越える温度では樹脂本来の特性が損
なわれることがある。
法が採用可能である。すなわち、バッチ式混練機を用い
て一括混練する方法、あるいはバンバリーミキサー、ブ
ラベンダー、混練ロール、一軸押出機、二軸押出機等の
混練機を用いて混練する方法等を例示することができ
る。混練の温度は200〜300℃、好ましくは210
〜290℃の範囲である。混練温度が200℃未満では
ポリエステルとポリオレフィンの相溶化が不充分であ
り、また300℃を越える温度では樹脂本来の特性が損
なわれることがある。
【0033】
【作用】本発明の方法により、ポリエステルと、不飽和
グリシジル化合物で変性したポリオレフィンとを溶融混
練して得られる熱可塑性樹脂組成物が、耐衝撃性、耐加
水分解性さらには引張特性等にも優れた熱可塑性樹脂組
成物となる理由の詳細は必ずしも明らかではないが、変
性ポリオレフィン中に存在するグラフトせずに多量体化
している不飽和グリシジル化合物によってポリエステル
の分子量が向上が計られ、加熱混練時の劣化による物性
低下が補われることによると考えられる。
グリシジル化合物で変性したポリオレフィンとを溶融混
練して得られる熱可塑性樹脂組成物が、耐衝撃性、耐加
水分解性さらには引張特性等にも優れた熱可塑性樹脂組
成物となる理由の詳細は必ずしも明らかではないが、変
性ポリオレフィン中に存在するグラフトせずに多量体化
している不飽和グリシジル化合物によってポリエステル
の分子量が向上が計られ、加熱混練時の劣化による物性
低下が補われることによると考えられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記の例に限定される
ものではない。実施例および比較例において、原料成分
および触媒として以下のものを使用した。
らに詳細に説明するが、本発明は下記の例に限定される
ものではない。実施例および比較例において、原料成分
および触媒として以下のものを使用した。
【0035】ポリエステル ポリブチレンテレフタレート(PBT):帝人株式会社
製 C 7000N、固有粘度[η]1.05(o−クロロフェノー
ル中、25℃)。
製 C 7000N、固有粘度[η]1.05(o−クロロフェノー
ル中、25℃)。
【0036】未変性ポリオレフィン (1) エチレン−プロピレンゴム(EPR):日本合成ゴ
ム(株)社製:EP02P,メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重) 1.5g/10分。 (2) ポリプロピレン(PP):東燃化学(株)社製:Y
201,メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重) 1.5g/10分。 (3) ポリエチレン(PE):東燃化学(株)社製:J6
170,メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重)11g/10分。
ム(株)社製:EP02P,メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重) 1.5g/10分。 (2) ポリプロピレン(PP):東燃化学(株)社製:Y
201,メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重) 1.5g/10分。 (3) ポリエチレン(PE):東燃化学(株)社製:J6
170,メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重)11g/10分。
【0037】ラジカル重合触媒 POX:パーヘキシン25B[日本油脂(株)社製]
【0038】変性ポリオレフィン (1)変性エチレン−プロピレンゴム(変性EPR): (a) 変性EPR:エチレン−プロピレンゴム(日本合
成ゴム(株)社製:EP02P)100重量部に対し、
有機過酸化物(POX)(パーヘキシン25B:日本油
脂(株)社製)0.02重量部、下記化学式で表わされる不
飽和グリシジル化合物(AXE)[鐘淵化学工業株式会
社製]
成ゴム(株)社製:EP02P)100重量部に対し、
有機過酸化物(POX)(パーヘキシン25B:日本油
脂(株)社製)0.02重量部、下記化学式で表わされる不
飽和グリシジル化合物(AXE)[鐘淵化学工業株式会
社製]
【0039】
【化4】
【0040】を3重量部を添加し、直径30mm、L/
D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度5
0rpm 、温度180℃で溶融混練したもの。AXEグラ
フト率: 2.0重量%、グラフトしなかった多量化AXE
率:0.9 重量%、メルトフローレート(MFR、230
℃、2.16kg荷重) 1.4g/10分。
D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度5
0rpm 、温度180℃で溶融混練したもの。AXEグラ
フト率: 2.0重量%、グラフトしなかった多量化AXE
率:0.9 重量%、メルトフローレート(MFR、230
℃、2.16kg荷重) 1.4g/10分。
【0041】(b) 変性EPR:エチレン−プロピレン
ゴム(日本合成ゴム(株)社製:EP02P)100重
量部に対し、POX0.1 重量部、AXE2重量部を添加
し、直径30mm、L/D比23の単軸式押出機を用
い、スクリュー回転速度50rpm、温度180℃で溶融
混練したもの。AXEグラフト率: 1.8重量%、グラフ
トしなかった多量化AXE率:0.01重量%以下、メルト
フローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重) 1.6g
/10分。
ゴム(日本合成ゴム(株)社製:EP02P)100重
量部に対し、POX0.1 重量部、AXE2重量部を添加
し、直径30mm、L/D比23の単軸式押出機を用
い、スクリュー回転速度50rpm、温度180℃で溶融
混練したもの。AXEグラフト率: 1.8重量%、グラフ
トしなかった多量化AXE率:0.01重量%以下、メルト
フローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重) 1.6g
/10分。
【0042】(c) 変性EPR:エチレン−プロピレン
ゴム(日本合成ゴム(株)社製:EP02P)100重
量部に対し、POX0.1 重量部、無水マレイン酸(MA
H)1重量部を添加し、直径30mm、L/D比23の
単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度50rpm 、温
度180℃で溶融混練したもの。MAHグラフト率:
0.8重量%、グラフトしなかったMAH率:0.1 重量%
以下、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg
荷重) 1.2g/10分。
ゴム(日本合成ゴム(株)社製:EP02P)100重
量部に対し、POX0.1 重量部、無水マレイン酸(MA
H)1重量部を添加し、直径30mm、L/D比23の
単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度50rpm 、温
度180℃で溶融混練したもの。MAHグラフト率:
0.8重量%、グラフトしなかったMAH率:0.1 重量%
以下、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg
荷重) 1.2g/10分。
【0043】(2)変性ポリプロピレン(変性PP): (a) 変性PP:ポリプロピレン(東燃化学(株)社
製:Y201)100重量部に対し、POX0.05重量
部、AXE3重量部を添加し、直径30mm、L/D比
23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度80rp
m 、温度200℃で溶融混練したもの。AXEグラフト
率: 2.1重量%、グラフトしなかった多量化AXE率:
0.8 重量%、メルトフローレート(MFR、230℃、
2.16kg荷重)13g/10分。
製:Y201)100重量部に対し、POX0.05重量
部、AXE3重量部を添加し、直径30mm、L/D比
23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度80rp
m 、温度200℃で溶融混練したもの。AXEグラフト
率: 2.1重量%、グラフトしなかった多量化AXE率:
0.8 重量%、メルトフローレート(MFR、230℃、
2.16kg荷重)13g/10分。
【0044】(b) 変性PP:ポリプロピレン(東燃化
学(株)社製:Y201)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、AXE2重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度80rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。AXE
グラフト率: 1.8重量%、グラフトしなかった多量化A
XE率:0.01重量%以下、メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重)19g/10分。
学(株)社製:Y201)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、AXE2重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度80rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。AXE
グラフト率: 1.8重量%、グラフトしなかった多量化A
XE率:0.01重量%以下、メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重)19g/10分。
【0045】(c) 変性PP:ポリプロピレン(東燃化
学(株)社製:Y201)100重量部に対し、POX
0.3 重量部、MAH1重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度80rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。MAH
グラフト率: 0.4重量%、グラフトしなかったMAH
率:0.2 重量%以下、メルトフローレート(MFR、2
30℃、2.16kg荷重)34g/10分。
学(株)社製:Y201)100重量部に対し、POX
0.3 重量部、MAH1重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度80rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。MAH
グラフト率: 0.4重量%、グラフトしなかったMAH
率:0.2 重量%以下、メルトフローレート(MFR、2
30℃、2.16kg荷重)34g/10分。
【0046】(3)変性ポリエチレン(変性PE): (a) 変性PE:ポリエチレン(東燃化学(株)社製:
J6170)100重量部に対し、POX0.02重量部、
AXE3重量部を添加し、直径30mm、L/D比23
の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度70rpm 、
温度200℃で溶融混練したもの。AXEグラフト率:
1.9重量%、グラフトしなかった多量化AXE率:1.0
重量%、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重) 6.5g/10分。
J6170)100重量部に対し、POX0.02重量部、
AXE3重量部を添加し、直径30mm、L/D比23
の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速度70rpm 、
温度200℃で溶融混練したもの。AXEグラフト率:
1.9重量%、グラフトしなかった多量化AXE率:1.0
重量%、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重) 6.5g/10分。
【0047】(b) 変性PE:ポリエチレン(東燃化学
(株)社製:J6170)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、AXE2重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度70rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。AXE
グラフト率: 1.8重量%、グラフトしなかった多量化A
XE率:0.01重量%以下、メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重) 6.0g/10分。
(株)社製:J6170)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、AXE2重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度70rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。AXE
グラフト率: 1.8重量%、グラフトしなかった多量化A
XE率:0.01重量%以下、メルトフローレート(MF
R、230℃、2.16kg荷重) 6.0g/10分。
【0048】(c) 変性PE:ポリエチレン(東燃化学
(株)社製:J6170)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、MAH1重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度70rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。MAH
グラフト率: 0.7重量%、グラフトしなかったMAH
率:0.1 重量%以下、メルトフローレート(MFR、2
30℃、2.16kg荷重) 4.3g/10分。
(株)社製:J6170)100重量部に対し、POX
0.1 重量部、MAH1重量部を添加し、直径30mm、
L/D比23の単軸式押出機を用い、スクリュー回転速
度70rpm 、温度200℃で溶融混練したもの。MAH
グラフト率: 0.7重量%、グラフトしなかったMAH
率:0.1 重量%以下、メルトフローレート(MFR、2
30℃、2.16kg荷重) 4.3g/10分。
【0049】上記変性ポリオレフィン製造の原料組成お
よび得られた変性ポリオレフィン中のAXEグラフト率
とグラフトしなかった多量化AXE率との割合を第1表
〜第3表にまとめて示す。
よび得られた変性ポリオレフィン中のAXEグラフト率
とグラフトしなかった多量化AXE率との割合を第1表
〜第3表にまとめて示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】実施例1〜3、比較例1〜9 ポリエステル(PBT)と、変性ポリオレフィン(変性
EPR、変性EPR、変性EPR、変性PP、
変性PP、変性PP、変性PE、変性PEおよ
び変性PE)あるいは未変性ポリオレフィン(未変性
EPR、未変性PPおよび未変性PE)とを第4表に示
す割合で用い、これを直径45mmの二軸押出機を用
い、スクリュー回転速度200rpm 、温度250℃で溶
融混練し、ペレット化した。
EPR、変性EPR、変性EPR、変性PP、
変性PP、変性PP、変性PE、変性PEおよ
び変性PE)あるいは未変性ポリオレフィン(未変性
EPR、未変性PPおよび未変性PE)とを第4表に示
す割合で用い、これを直径45mmの二軸押出機を用
い、スクリュー回転速度200rpm 、温度250℃で溶
融混練し、ペレット化した。
【0054】このようにして得られた熱可塑性樹脂組成
物の曲げ弾性率、引張降伏強度、破断伸度、アイゾット
衝撃強度およびメルトフローレート(MFR、250
℃、2.16kg荷重)を測定した。結果を第4表に合せて示
す。
物の曲げ弾性率、引張降伏強度、破断伸度、アイゾット
衝撃強度およびメルトフローレート(MFR、250
℃、2.16kg荷重)を測定した。結果を第4表に合せて示
す。
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】上記第4表に示した各物性の測定方法は以
下のとおりである。 (1) 曲げ弾性率:ASTM D790 (23℃)により測定。 (2) 引張降伏強度:ASTM D638 (23℃)により測定。 (3) 破断伸度:ASTM D638 (23℃)により測定。 (4) アイゾット衝撃強度:ASTM D256 (23℃および−
30℃)により測定。 (5) メルトフローレート:250℃、2.16kg荷重で測
定。
下のとおりである。 (1) 曲げ弾性率:ASTM D790 (23℃)により測定。 (2) 引張降伏強度:ASTM D638 (23℃)により測定。 (3) 破断伸度:ASTM D638 (23℃)により測定。 (4) アイゾット衝撃強度:ASTM D256 (23℃および−
30℃)により測定。 (5) メルトフローレート:250℃、2.16kg荷重で測
定。
【0058】第4表から明らかなように、本発明の方法
で得られる熱可塑性樹脂組成物は、ポリエステルと未変
性ポリオレフィンからなる比較例3,6,9の組成物、
変性剤としてMAHを使用した比較例2,5,8の組成
物および変性剤としてAXEを使用しているがグラフト
しているAXE量とグラフトしていないAXE量の混在
割合が本発明範囲外にある比較例1,4,7に比べ、曲
げ弾性率、引張降伏強度、破断伸度およびアイゾット衝
撃強度が良好であり、特に引張降伏強度および破断伸度
の改善が著しい。
で得られる熱可塑性樹脂組成物は、ポリエステルと未変
性ポリオレフィンからなる比較例3,6,9の組成物、
変性剤としてMAHを使用した比較例2,5,8の組成
物および変性剤としてAXEを使用しているがグラフト
しているAXE量とグラフトしていないAXE量の混在
割合が本発明範囲外にある比較例1,4,7に比べ、曲
げ弾性率、引張降伏強度、破断伸度およびアイゾット衝
撃強度が良好であり、特に引張降伏強度および破断伸度
の改善が著しい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の製造方法
によれば、ポリエステル中に不飽和グリシジル化合物で
変性したポリオレフィンが均一に分散し、耐衝撃性、耐
加水分解性が向上し、かつポリオレフィンにグラフトし
ていない変性剤の多量体がポリエステルを高分子量化し
て、さらに耐衝撃性、引張強度などが向上した熱可塑性
樹脂組成物が得られる。このような本発明による熱可塑
性樹脂組成物は、各種エンジニアリングプラスチックと
して、特に自動車の内装および外装部品、家電部品、工
業材料部品、スポーツ用品、家具、事務用品、包装材料
等用の樹脂組成物として好適である。
によれば、ポリエステル中に不飽和グリシジル化合物で
変性したポリオレフィンが均一に分散し、耐衝撃性、耐
加水分解性が向上し、かつポリオレフィンにグラフトし
ていない変性剤の多量体がポリエステルを高分子量化し
て、さらに耐衝撃性、引張強度などが向上した熱可塑性
樹脂組成物が得られる。このような本発明による熱可塑
性樹脂組成物は、各種エンジニアリングプラスチックと
して、特に自動車の内装および外装部品、家電部品、工
業材料部品、スポーツ用品、家具、事務用品、包装材料
等用の樹脂組成物として好適である。
【化5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 祐二 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡1丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)ポリエステル50〜99重量%
と、(B)ポリオレフィン100重量部と下記一般式
(I) 【化1】 [式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ以
上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素基であり、n
は1〜4の整数を表わす。]で示される不飽和グリシジ
ル化合物0.2 〜10重量部とラジカル重合触媒0.001〜
0.5 重量部とを、前記ラジカル重合触媒に対して前記不
飽和グリシジル化合物を重量比で25〜200の範囲で
配合して150〜300℃で溶融混練して得た変性ポリ
オレフィンであって、(a) ポリオレフィンにグラフトし
た不飽和グリシジル化合物と(b) ポリオレフィンにグラ
フトせずに多量体化した不飽和グリシジル化合物とが重
量比で(a) /(b) =1〜5の範囲内で存在している変性
ポリオレフィン50〜1重量%とを200〜300℃で
溶融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂塑性物の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11675992A JPH05287178A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11675992A JPH05287178A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287178A true JPH05287178A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14695038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11675992A Pending JPH05287178A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05287178A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004090026A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Mitsubishi Plastics, Inc. | 熱収縮性ポリエステル系チューブ、及び、これにより被覆加工されたコンデンサ製品 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP11675992A patent/JPH05287178A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004090026A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Mitsubishi Plastics, Inc. | 熱収縮性ポリエステル系チューブ、及び、これにより被覆加工されたコンデンサ製品 |
| JPWO2004090026A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2006-07-06 | 三菱樹脂株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系チューブ、及び、これにより被覆加工されたコンデンサ製品 |
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