JPH05287691A - 水溶性紙を用いた水分散性基材 - Google Patents

水溶性紙を用いた水分散性基材

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JPH05287691A
JPH05287691A JP11411092A JP11411092A JPH05287691A JP H05287691 A JPH05287691 A JP H05287691A JP 11411092 A JP11411092 A JP 11411092A JP 11411092 A JP11411092 A JP 11411092A JP H05287691 A JPH05287691 A JP H05287691A
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JP
Japan
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water
resin
soluble paper
soluble
coating
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JP11411092A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tsuji
信之 辻
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度と印刷適性が良好で、しかも水中
に廃棄した際に分散可能な体液検査用試験片の基材を得
る。 【構成】 アルカリ性の水溶紙に酸性樹脂を両面コーテ
ィング又は含浸処理した後、水不溶性中性樹脂の単独又
は水不溶性中性樹脂と酸性樹脂の混合樹脂を両面にコー
ティングしてなる水分散性基材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、尿や糞便中の各成分を
簡単に検出するための体液検査用試験片等の基材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】尿や糞便中に含有される各種成分の有無
並びにその量を簡単に且つ迅速に測定することのできる
体外診断薬は、各種病気の早期発見,診断並びに治療に
大きな役割を果す。
【0003】尿や糞便用試験片の基材としては、紙,合
成紙,不織布又は合成樹脂フィルム或いは紙と合成樹脂
フィルムとの積層体などが挙げられる。これらを基材と
した試験片は水中で分散しないため、便器内に流すな
ど、直接下水中に廃棄することができない。そこで、水
溶紙をベースとし、水溶性樹脂で表面処理した基材を用
いた試験片が開発された。しかし、これは試験片の基材
としての物理的適性が低いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
上記事情に鑑み、機械的強度と耐湿性(紙の伸び縮み)
を持つ印刷適性の良い基材であり、表面に検査試薬層を
設けて試験片とした際には、尿や糞便と検査試薬との反
応・判定時に充分な支持体として働き、しかも、水中に
廃棄した際には分散する基材を開発すべく鋭意研究を行
い、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカリ性の
水溶紙に酸性樹脂を両面コーティング又は含浸処理した
後、水不溶性中性樹脂の単独又は水不溶性中性樹脂と酸
性樹脂の混合樹脂を両面コーティングしてなる水分散性
基材に係る。
【0006】水溶紙自体は水中に投与した際、瞬時に膨
潤・分散するばかりでなく、温度・湿度に対して敏感に
伸縮する特性を有している。しかしながら尿や糞便用体
液検査用試験片を製造する際には、印刷等の手段を用い
て試薬層等を基材上に繰返し形成し、試験片を製造して
いる。このため、基材は機械的強度を有し、温度や湿度
の影響の少ない伸縮性の少ない基材が好ましい。一方、
試験片は、使用後は便器等に廃棄できるよう、水中に投
与後、速やかに分散する性質が必要である。そこで、本
発明においては、カルボキシルメチルセルロースナトリ
ウム(CMC−Na)で抄紙した水溶紙が強アルカリ性
の紙であることに着目し、水溶紙の分散を制御する樹脂
に、アルカリ性の水溶液中では溶解するが、中性〜酸性
の水溶液中では溶解性の低い酸性樹脂を用いることとし
た。このことにより、基材が水溶性である特性を保持し
たまま、機械的強度(水溶紙のプラスチック化)を有
し、温度・湿度の影響による伸縮の少ない基材が得られ
た。但し、試験片状にカッティングした際、支持体とし
ての剛性不足が認められた。
【0007】そこで本発明においては、更に上記処理基
材を試験片状としたときも、支持体として充分な剛性を
保持させるために、水溶紙を酸性樹脂で処理加工した
後、シートの両面を水不溶性中性樹脂でコーティング処
理した基材を調製した。この処理より、試験片の表面及
び背面は撥水性となり、試験片は断裁面からのみ水を給
水する構造となるので、水中の塩濃度に強く影響されて
給水・膨潤する構造(クロマト状含浸)となった。ま
た、本発明においては、水溶紙を酸性樹脂で処理後、シ
ートの両面を水不溶性中性樹脂のみでなく、水不溶性中
性樹脂と酸性樹脂の混合樹脂によってコーティング処理
をして基材を調製することもできる。このように中性樹
脂に酸性樹脂を適当に加えることで、基材表面からの高
塩濃度溶液である検体溶液のしみ込みを自由に制御し、
適切な分散条件を持つ基材を得ることができる。加えて
樹脂処理した基材シートを、水溶性シート(リンテック
株式会社製)等で2枚以上に張り合わせることで、水溶
性性能を損うことなく、極めて剛性の高い基材が得られ
る。
【0008】本発明においては酸性樹脂として、カルボ
キシメチルエチルセルロース樹脂,ヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート樹脂,ヒドロキシプロピル
メチルセルロースアセテートサクシネート樹脂,酢酸フ
タル酸セルロース樹脂,酢酸トリメリテイト酸セルロー
ス樹脂,酢酸フタル酸ポリビニールアルコール樹脂,メ
タアクリル酸コポリマー樹脂(メタアクリル酸+アクリ
ル酸メチル又はアクリル酸エチル)等の合成酸性樹脂
や、セラック樹脂等の天然酸性樹脂及び無水酸環を持つ
各種コポリマーを低級〜中級アルコールでハーフエステ
ル化した酸性樹脂等が単一若しくは二種以上の混合物で
用いられる。
【0009】また、コーティング処理を行う水不溶性中
性樹脂としては、エチルセルロース樹脂,ブチラール樹
脂,酢酸セルロース樹脂,アクリレートコポリマー樹脂
(エチルアクリレート+メチルメタアクリレート)等が
単一若しくは二種以上の混合物で用いられる。
【0010】上記の樹脂を含む溶液を水溶紙に含浸又は
塗布して本発明に係る水溶性基材を得る。含浸・塗布方
法としては、印刷法,コーティング法(例えば、ロー
ル,スプレー,ディップ及びベタ等のコーティング法)
などが用いられる。
【0011】本発明によって得られる水分散性基材は、
基材上に試薬層及び必要に応じて試薬層の呈色を判定す
るための判定基準用色調層を設け、尿,唾液,糞便検査
用試薬片を製造することができる。
【0012】
【実施例】水溶紙 水溶紙としては、カルボキシルメチルセルロースナトリ
ウム(CMC−Na)を抄紙した三島製紙(株)製のC
D−2(ツボ量:120g/m2 )、または、該CD−
2を2,3枚合せて水系接着剤又は水溶性粘着シートで
合紙したものを使用した。以下に本発明で使用した含浸
もしくはコーティング液の組成を記載する。尚、各数字
は重量部を表すものとする。
【0013】 第1コーティング液組成 ○ 変性エタノール 50 ○ メチルエチルケトン 50 ○ 可塑剤(ATBC,大日本インキ(株)製) 15 ○ 酸性樹脂(AS−HG,信越化学(株)製) 5 ○ 蛍光増白剤(U−OB,チバガイギー(株)製) 0.4 ○ 酸性樹脂溶液 (ラックコート50,日本シェラック工業(株)製) 100
【0014】 第2コーティング液組成 ○ メチルエチルケトン 70 ○ メタノール 10 ○ 中性樹脂(N−10−G,信越化学(株)製) 17 ○ 酸性樹脂(HP−55,信越化学(株)製) 3
【0015】 第3コーティング液組成 ○ メチルエチルケトン 70 ○ メタノール 10 ○ 酸性樹脂(HP−55,信越化学(株)製) 20 ○ 可塑剤(ATBC,大日本インキ(株)製) 4
【0016】 第4コーティング液組成 ○ 第1コーティング液 220.4 ○ 酸性担体(H−CMC,ダイセル化学(株)製) 10〜50
【0017】 第5コーティング液組成 ○ 第3コーティング液 104 ○ 中性担体(L−HPC,信越化学(株)製) 5〜20
【0018】水溶性基材の製造実施例製造実施例1 水溶紙120CD−2を、ディップコーティング法を用
い、第1コーティング溶液で含浸処理し、水溶紙のプラ
スチック化を行う。続いて、ロールコーティング法を用
い、第2コーティング溶液で両面コート処理を行い、目
的とする水溶性基材を得る。
【0019】製造実施例2 水溶紙120CD−2を、ディップコーティング法を用
い、第1コーティング溶液で含浸処理し、水溶紙のプラ
スチック化を行う。続いてロールコーティング法を用
い、第2コーティング溶液で背面コート処理を行う。次
に表面(試薬層印刷面)には、第3コーティング溶液及
び第2コーティング液を順次ロールコーティング法を用
い多層コーティング処理し、目的とする水溶性基材を得
る。
【0020】製造実施例3 水溶紙120CD−2を、ディップコーティング法を用
い、第1コーティング溶液で含浸処理し、水溶紙のプラ
スチック化を行う。続いてロールコーティング法を用
い、第2コーティング溶液で背面コート処理を行う。次
に表面(試薬層印刷面)には、第4コーティング溶液,
第5コーティング溶液及び第2コーティング溶液を順次
ロールコーティング法を用い多層コーティング処理し、
目的とする水溶性基材を得る。
【0021】上記製造実施例によって得られた水溶性基
材は、基材表面上に検査試薬層及び必要に応じて標準色
調層を印刷によって設けるに充分な機械的強度と耐湿性
を有し、試験片として高塩濃度溶液である検体溶液で反
応させ、判定を行う状態で充分な剛性を有する。また、
検査試験片を水中(便器中)に投与した際には経時的に
分散せられるので、そのまま水中に廃棄が可能であっ
た。
【0022】
【発明の効果】本発明の基材を用いて製造した尿,唾液
及び糞便検査用試験片は、検査時には充分な剛性を持つ
支持体を有することになる。しかも、検査を終了した試
験片は、直接便器中に捨てることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/52 B 7055−2J 7199−3B D21H 3/24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ性の水溶紙に、酸性樹脂を両面
    コーティング又は含浸処理した後、水不溶性中性樹脂を
    両面コーティングした水分散性基材。
  2. 【請求項2】 アルカリ性の水溶紙に、酸性樹脂を両面
    コーティング又は含浸処理した後、水不溶性中性樹脂と
    酸性樹脂の混合樹脂を両面コーティングした水分散性基
    材。
  3. 【請求項3】 水溶紙がカルボキシルメチル化したセル
    ロース誘導体で抄紙されたアルカリ性の水溶紙であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の水分散性基材。
JP11411092A 1992-04-06 1992-04-06 水溶性紙を用いた水分散性基材 Pending JPH05287691A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09138232A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Terumo Corp 試験片
JPH10140494A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Kao Corp 水解紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09138232A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Terumo Corp 試験片
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