JPH05294077A - 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート - Google Patents
感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シートInfo
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- JPH05294077A JPH05294077A JP4103178A JP10317892A JPH05294077A JP H05294077 A JPH05294077 A JP H05294077A JP 4103178 A JP4103178 A JP 4103178A JP 10317892 A JP10317892 A JP 10317892A JP H05294077 A JPH05294077 A JP H05294077A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(1)
【化1】
で表される感熱昇華転写記録様マゼンタ系色素。
【効果】 本発明によれば、フルカラー記録に適し、安
定性、保存性、溶解性に巣触れた感熱昇華転写記録様マ
ゼンタ系色素を提供出来る。
定性、保存性、溶解性に巣触れた感熱昇華転写記録様マ
ゼンタ系色素を提供出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華熱転写記録方式に
よるカラーハードコピー等に使用される感熱転写記録用
色素(以下、昇華色素と略記する)、感熱転写記録用イ
ンキ組成物、及び転写シートに関する。
よるカラーハードコピー等に使用される感熱転写記録用
色素(以下、昇華色素と略記する)、感熱転写記録用イ
ンキ組成物、及び転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】昇華色素を用いた熱転写方式は、数ミク
ロン厚の薄いコンデンサー紙又はPETフィルムにイン
キ化した昇華色素を塗布し、これを感熱ヘッドで選択的
に過熱し記録紙に転写する熱転写プリント方式の一つで
あり、現在種々の画像情報をイメージ記録(ハードコピ
ー)する手段として使用されてきている。
ロン厚の薄いコンデンサー紙又はPETフィルムにイン
キ化した昇華色素を塗布し、これを感熱ヘッドで選択的
に過熱し記録紙に転写する熱転写プリント方式の一つで
あり、現在種々の画像情報をイメージ記録(ハードコピ
ー)する手段として使用されてきている。
【0003】ここで用いる昇華色素は、色が豊富で混色
性に優れ、染着力が強く、安定性が比較的高いことが要
求され、上記記録方式は昇華する色素の量が熱エネルギ
ーに依存し、染着後の濃度をアナログ的に制御できると
いう点で、他の印刷方式にはない大きな特質を有する。
ところが、これまでに報告されたマゼンタ系色素では、
高い昇華速度と転写後の画像安定性を兼ね備えたものは
極めて少なく、昇華色素として最適条件を満たした色素
の出現が期待されてきた。
性に優れ、染着力が強く、安定性が比較的高いことが要
求され、上記記録方式は昇華する色素の量が熱エネルギ
ーに依存し、染着後の濃度をアナログ的に制御できると
いう点で、他の印刷方式にはない大きな特質を有する。
ところが、これまでに報告されたマゼンタ系色素では、
高い昇華速度と転写後の画像安定性を兼ね備えたものは
極めて少なく、昇華色素として最適条件を満たした色素
の出現が期待されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
昇華速度、転写後の画像安定性を兼ね備えた昇華色素、
同色素を含有するインキ組成物、及び転写シートを提供
することにある。
昇華速度、転写後の画像安定性を兼ね備えた昇華色素、
同色素を含有するインキ組成物、及び転写シートを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、一般的に昇華転写
型色素において、転写時の昇華速度は、同色素分子間の
相互作用、色素分子とインキ用バインダー樹脂との相互
作用に関しているという知見が得られた。
を解決するために鋭意検討した結果、一般的に昇華転写
型色素において、転写時の昇華速度は、同色素分子間の
相互作用、色素分子とインキ用バインダー樹脂との相互
作用に関しているという知見が得られた。
【0006】すなわち、色素のインキ溶媒に対する溶解
性がよく、また融点も低いものがよく、さらにインキ用
バインダー樹脂との相互作用がリボン製作後の保存安定
性を損ねない程度に小さいものが最も良好な色素である
ことが明らかになった。上記知見に基づきさらに検討し
た結果、下記一般式(1)で示される化合物が優れたマ
ゼンタ系昇華転写用色素となり得ることを見出し本発明
を完成したものである。
性がよく、また融点も低いものがよく、さらにインキ用
バインダー樹脂との相互作用がリボン製作後の保存安定
性を損ねない程度に小さいものが最も良好な色素である
ことが明らかになった。上記知見に基づきさらに検討し
た結果、下記一般式(1)で示される化合物が優れたマ
ゼンタ系昇華転写用色素となり得ることを見出し本発明
を完成したものである。
【0007】本発明の一般式(1)で表される色素は、
上記の諸条件を備え、比較的良好な昇華速度が得られた
ものである。
上記の諸条件を備え、比較的良好な昇華速度が得られた
ものである。
【0008】従って、本発明は、一般式(1)
【0009】
【化2】 [式中Rは、炭素数が1〜4のヒドロキシアルキル基、
炭素数が2〜8のアルコキシアルキル基、炭素数が2〜
8のヒドロキシアルキルオキシアルキル基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキル基、炭素数
が1〜4のヒドロキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜
8のアルコキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜8のヒ
ドロキシアルキルオキシアルキルオキシ基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキルオキシ基を
示し、Xはアミノ基あるいは水酸基を示す。]で表され
る化合物を感熱転写記録用色素とするものである。
炭素数が2〜8のアルコキシアルキル基、炭素数が2〜
8のヒドロキシアルキルオキシアルキル基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキル基、炭素数
が1〜4のヒドロキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜
8のアルコキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜8のヒ
ドロキシアルキルオキシアルキルオキシ基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキルオキシ基を
示し、Xはアミノ基あるいは水酸基を示す。]で表され
る化合物を感熱転写記録用色素とするものである。
【0010】また、本発明は、一般式(1)で表される
感熱転写記録用色素、バインダー樹脂並びに有機溶剤及
び/又は水を含有することにより感熱転写記録用インキ
組成物を構成するものである。
感熱転写記録用色素、バインダー樹脂並びに有機溶剤及
び/又は水を含有することにより感熱転写記録用インキ
組成物を構成するものである。
【0011】また、本発明は、基材シート、及び該基材
シートの一面に形成された色素担持層からなり、該色素
担持層に含有される色素が上記色素である転写シートで
ある。
シートの一面に形成された色素担持層からなり、該色素
担持層に含有される色素が上記色素である転写シートで
ある。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の感熱転写記録用色素は前記一般式
(1)で示される化合物であるが、一般式(1)中Rは
具体的には、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒ
ドロキシプロピル、ヒドロキシブチル等のヒドロキシア
ルキル基、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシ
エチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチ
ル、n−ブトキシメチル、n−ブトキシエチル等のアル
コキシアルキル基、ヒドロキシエチルオキシメチル、ヒ
ドロキシエチルオキシエチル、ヒドロキシプロピルオキ
シメチル、ヒドロキシプロピルオキシエチル、ヒドロキ
シブチルオキシメチル、ヒドロキシブチルオキシエチル
等のヒドロキシアルキルオキシアルキル基、メトキシエ
チルオキシメチル、メトキシエチルオキシエチル、エト
キシエチルオキシメチル、エトキシエチルオキシエチ
ル、n−プロポキシエチルオキシメチル、n−プロポキ
シエチルオキシエチル、n−ブトキシエチルオキシメチ
ル、n−ブトキシエチルオキシエチル等のアルコキシア
ルキルオキシアルキル基、ヒドロキシエチルオキシ、ヒ
ドロキシプロピルオキシ、ヒドロキシブチルオキシ等の
ヒドロキシアルキルオキシ基、メトキシエチルオキシ、
エトキシエチルオキシ、n−プロポキシエチルオキシ、
n−ブトキシエチルオキシ等のアルコキシアルキルオキ
シ基、ヒドロキシエチルオキシエチルオキシ、ヒドロキ
シプロピルオキシエチルオキシ、ヒドロキシブチルオキ
シエチルオキシ等のヒドロキシアルキルオキシアルキル
オキシ基、メトキシエチルオキシエチルオキシ、エトキ
シエチルオキシエチルオキシ、n−プロポキシエチルオ
キシエチルオキシ、n−ブトキシエチルオキシエチルオ
キシ等のアルコキシアルキルオキシアルキルオキシ基を
示し、Xはアミノ基あるいは水酸基が挙げられる。
(1)で示される化合物であるが、一般式(1)中Rは
具体的には、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒ
ドロキシプロピル、ヒドロキシブチル等のヒドロキシア
ルキル基、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシ
エチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチ
ル、n−ブトキシメチル、n−ブトキシエチル等のアル
コキシアルキル基、ヒドロキシエチルオキシメチル、ヒ
ドロキシエチルオキシエチル、ヒドロキシプロピルオキ
シメチル、ヒドロキシプロピルオキシエチル、ヒドロキ
シブチルオキシメチル、ヒドロキシブチルオキシエチル
等のヒドロキシアルキルオキシアルキル基、メトキシエ
チルオキシメチル、メトキシエチルオキシエチル、エト
キシエチルオキシメチル、エトキシエチルオキシエチ
ル、n−プロポキシエチルオキシメチル、n−プロポキ
シエチルオキシエチル、n−ブトキシエチルオキシメチ
ル、n−ブトキシエチルオキシエチル等のアルコキシア
ルキルオキシアルキル基、ヒドロキシエチルオキシ、ヒ
ドロキシプロピルオキシ、ヒドロキシブチルオキシ等の
ヒドロキシアルキルオキシ基、メトキシエチルオキシ、
エトキシエチルオキシ、n−プロポキシエチルオキシ、
n−ブトキシエチルオキシ等のアルコキシアルキルオキ
シ基、ヒドロキシエチルオキシエチルオキシ、ヒドロキ
シプロピルオキシエチルオキシ、ヒドロキシブチルオキ
シエチルオキシ等のヒドロキシアルキルオキシアルキル
オキシ基、メトキシエチルオキシエチルオキシ、エトキ
シエチルオキシエチルオキシ、n−プロポキシエチルオ
キシエチルオキシ、n−ブトキシエチルオキシエチルオ
キシ等のアルコキシアルキルオキシアルキルオキシ基を
示し、Xはアミノ基あるいは水酸基が挙げられる。
【0014】本発明の一般式(1)で表される色素の製
造法は、公知の方法に従い、アントラキノン類とフェノ
ール類を反応させることによって得られる。
造法は、公知の方法に従い、アントラキノン類とフェノ
ール類を反応させることによって得られる。
【0015】
【化3】 本発明の色素を用いて感熱転写記録用インクを製造する
方法としては、色素を適当な樹脂、溶剤等と混合し、該
記録用インクとすればよい。この場合の感熱転写記録用
インク中の色素の量は通常2〜5重量%である。
方法としては、色素を適当な樹脂、溶剤等と混合し、該
記録用インクとすればよい。この場合の感熱転写記録用
インク中の色素の量は通常2〜5重量%である。
【0016】上記のインキを調製するための樹脂として
は、通常の印刷インキに使用されるものが使用でき、ロ
ジン系、フェノール系、キシレン系、石油系、ビニル
系、ポリアミド系、アルキッド系、ニトロセルロース
系、アルキルセルロース類等の油性系樹脂、あるいはマ
レイン酸系、アクリル酸系、カゼイン、シェラック、ニ
カワ等の水性系樹脂が使用できる。
は、通常の印刷インキに使用されるものが使用でき、ロ
ジン系、フェノール系、キシレン系、石油系、ビニル
系、ポリアミド系、アルキッド系、ニトロセルロース
系、アルキルセルロース類等の油性系樹脂、あるいはマ
レイン酸系、アクリル酸系、カゼイン、シェラック、ニ
カワ等の水性系樹脂が使用できる。
【0017】また、インキ調製のための溶剤としては、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ
等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、リグロイン、シクロヘキサン、ケロシン等の炭
化水素類、ジメチルホルムアミド等が使用できるが、水
性系樹脂を使用する場合には水又は水と上記の溶剤類を
混合して使用することもできる。
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ
等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、リグロイン、シクロヘキサン、ケロシン等の炭
化水素類、ジメチルホルムアミド等が使用できるが、水
性系樹脂を使用する場合には水又は水と上記の溶剤類を
混合して使用することもできる。
【0018】インキを塗布する基材シートとしては、コ
ンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリイミドのような耐熱性の良好なプ
ラスチックのフィルムが適しているが、これらの基材は
感熱記録ヘッドから色素への伝熱効率をよくするため5
〜50μm程度の厚さが適当である。
ンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリイミドのような耐熱性の良好なプ
ラスチックのフィルムが適しているが、これらの基材は
感熱記録ヘッドから色素への伝熱効率をよくするため5
〜50μm程度の厚さが適当である。
【0019】上記基材シート表面に設ける色素担持層
は、基材シートに上述のインキを塗布し作製し得る。
は、基材シートに上述のインキを塗布し作製し得る。
【0020】また、被記録材としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマ
ー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リルエステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エ
チレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマ
ーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジア
セテート、セルローストリアセテート等のセルロース系
樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド等
からなる繊維、織布、フィルム、シート、成形物等が挙
げられる。
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマ
ー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアク
リルエステル等のビニルポリマー、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エ
チレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマ
ーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セルロースジア
セテート、セルローストリアセテート等のセルロース系
樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド等
からなる繊維、織布、フィルム、シート、成形物等が挙
げられる。
【0021】特に好ましいものは、ポリエチレンテレフ
タレートからなる織布、シート、又はフィルムである。
タレートからなる織布、シート、又はフィルムである。
【0022】また、本発明では、該樹脂にシリカゲル等
の酸性微粒子を添加したものを普通紙にコーティングし
たもの、含浸したもの、あるいは樹脂のフィルムをラミ
ネートしたものや、アセチル化処理した特殊な加工紙を
使用することにより、高温及び高湿下の画像安定性に優
れた良好な記録ができる。また、各種樹脂のフィルムあ
るいはそれから作られた合成紙を使用することもでき
る。
の酸性微粒子を添加したものを普通紙にコーティングし
たもの、含浸したもの、あるいは樹脂のフィルムをラミ
ネートしたものや、アセチル化処理した特殊な加工紙を
使用することにより、高温及び高湿下の画像安定性に優
れた良好な記録ができる。また、各種樹脂のフィルムあ
るいはそれから作られた合成紙を使用することもでき
る。
【0023】さらに、転写記録後、転写記録面に、例え
ばポリエステルフィルムを熱プレスしラミネートするこ
とにより、色素の発色を改良し、及び記録の保存安定性
を計ることができる。
ばポリエステルフィルムを熱プレスしラミネートするこ
とにより、色素の発色を改良し、及び記録の保存安定性
を計ることができる。
【0024】また熱転写方法としては、上記で得られた
インキを適当な基材上に塗布して転写シートを作成し、
該シートを被記録体に重ね、次いでシートの背面から感
熱記録ヘッドで加熱及び加圧する方法を挙げることがで
き、そのようにすればシート上の色素が被記録体上に転
写される。
インキを適当な基材上に塗布して転写シートを作成し、
該シートを被記録体に重ね、次いでシートの背面から感
熱記録ヘッドで加熱及び加圧する方法を挙げることがで
き、そのようにすればシート上の色素が被記録体上に転
写される。
【0025】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳しく説明する。
例中の部は重量部を示し、%は重量%を示す。
例中の部は重量部を示し、%は重量%を示す。
【0026】実施例1 次式(A)の化合物の製造法は、次の通りである。
【0027】p−ヒドロキシエチルフェノール16.6
部と炭酸カリウム8.4部をN,N−ジメチルスルホキ
サイド60部に投入し、100℃まで昇温した後、1−
アミノ−2−クロロ−4−ヒドロキシアントラキノン1
6.6部を加えた。100℃で2時間反応させて目的化
合物(A)13部を得た。
部と炭酸カリウム8.4部をN,N−ジメチルスルホキ
サイド60部に投入し、100℃まで昇温した後、1−
アミノ−2−クロロ−4−ヒドロキシアントラキノン1
6.6部を加えた。100℃で2時間反応させて目的化
合物(A)13部を得た。
【0028】
【化4】 (1)インキの調製方法 上記式(A)の色素 3部 ポリブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 46.25部 トルエン 46.25部 上記組成の色素混合物をガラスビーズを使用し、ペイン
トコンディショナーで約30分間混合処理することによ
り、該インキを調製した。
トコンディショナーで約30分間混合処理することによ
り、該インキを調製した。
【0029】(2)転写シートの作製方法 グラビア校正機(版深30μm)を用い、上記インキを
背面に耐熱処理を施した9μm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2 にな
るように塗布、乾燥した。
背面に耐熱処理を施した9μm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2 にな
るように塗布、乾燥した。
【0030】 (3)被記録材の作製 ポリエステル樹脂 0.8部 (vylon 103東洋紡製 Tg=47℃) EVA系高分子可塑剤 0.2部 (エルバロイ 741p三井ポリケミカル製 Tg=−37℃) アミノ変性シリコーン 0.04部 (KF−857 信越化学工業製) エポキシ変性シリコーン 0.04部 (KF−103 信越化学工業製) メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサン(重量比4:4:2) 9.0部 以上を混合し、塗工液を調製し、合成紙(王子油化製、
エポFPG#150)にバーコーター(RK Prin
t Coat Instruments社製造、No.
1)を用いて乾燥時4.5g/m2 になる割合で塗布
し、100℃で15分間乾燥した。
エポFPG#150)にバーコーター(RK Prin
t Coat Instruments社製造、No.
1)を用いて乾燥時4.5g/m2 になる割合で塗布
し、100℃で15分間乾燥した。
【0031】(4)転写記録 上記転写シートと上記被記録材とを、それぞれのインキ
塗布面と塗工液塗布面とを対向させて重ね合わせ、熱転
写シートの裏面から感熱ヘッド印加電圧10V、印字時
間4.0ミリ秒の条件で行ない、色濃度1.21のマゼ
ンタ色の記録を得た。
塗布面と塗工液塗布面とを対向させて重ね合わせ、熱転
写シートの裏面から感熱ヘッド印加電圧10V、印字時
間4.0ミリ秒の条件で行ない、色濃度1.21のマゼ
ンタ色の記録を得た。
【0032】尚、色濃度は米国マクベス社製造デンシト
メーターRD−514型(フィルター:ラッテンNo5
8)を用いて測定した。
メーターRD−514型(フィルター:ラッテンNo5
8)を用いて測定した。
【0033】色濃度は下記式により計算した。
【0034】色濃度=log10(I0 /I) I0 =標準白色反射板からの反射光の強さ I=試験物体からの反射光の強さ また、得られた記録の耐光性試験をキセノンフェードメ
ーター(スガ試験機株式会社製造)を用いてブラックパ
ネル温度63±2℃で実施したが、40時間の照射では
ほとんど変色せず、高温及び高湿下の画像の安定性に優
れていた。
ーター(スガ試験機株式会社製造)を用いてブラックパ
ネル温度63±2℃で実施したが、40時間の照射では
ほとんど変色せず、高温及び高湿下の画像の安定性に優
れていた。
【0035】また、堅牢度は得られた記録画像を50℃
の雰囲気中に48時間放置した後、画像の鮮明さ、及び
表面を白紙で摩擦した際の着色により判定したところ、
画像の鮮明さは変化せず、また、白紙も着色せず記録画
像の堅牢度は良好であった。 実施例2 式(B)の化合物の製造法は次の通りである。
の雰囲気中に48時間放置した後、画像の鮮明さ、及び
表面を白紙で摩擦した際の着色により判定したところ、
画像の鮮明さは変化せず、また、白紙も着色せず記録画
像の堅牢度は良好であった。 実施例2 式(B)の化合物の製造法は次の通りである。
【0036】1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(p−
ヒドロキシフェニルオキシ)アントラキノン5部と水酸
化カリウム0.9部をN,N−ジメチルホルムアミド3
0部に投入し、100℃まで昇温した後、p−トルエン
スルホン酸ヒドロキシエチルオキシエチル5.6部を滴
下した。100℃で2時間反応させ目的化合物(B)
4.5部を得た。
ヒドロキシフェニルオキシ)アントラキノン5部と水酸
化カリウム0.9部をN,N−ジメチルホルムアミド3
0部に投入し、100℃まで昇温した後、p−トルエン
スルホン酸ヒドロキシエチルオキシエチル5.6部を滴
下した。100℃で2時間反応させ目的化合物(B)
4.5部を得た。
【0037】
【化5】 実施例1と同様にインキの調製、転写シート、被記録材
の作製、転写記録を行ない、色濃度1.36のマゼンタ
色の記録を得た。
の作製、転写記録を行ない、色濃度1.36のマゼンタ
色の記録を得た。
【0038】これらの記録について、全て実施例1と同
様な方法により耐光性試験を行なったところ、該記録は
殆ど変化せず、高温及び高湿下の画像の安定性にも優れ
ていた。
様な方法により耐光性試験を行なったところ、該記録は
殆ど変化せず、高温及び高湿下の画像の安定性にも優れ
ていた。
【0039】また、実施例1と同様に堅牢度試験を行な
ったが、画像の鮮明さは変化せず、また白紙も着色せ
ず、記録画像の堅牢度は良好であった。
ったが、画像の鮮明さは変化せず、また白紙も着色せ
ず、記録画像の堅牢度は良好であった。
【0040】実施例3〜23 実施例1,2と同様な方法に従って、表1に示すマゼン
タ色色素を製造し、同様にインキの調製、転写シートの
作製、被記録材の作製及び転写記録を行ない、表1に示
す各々の記録を得た。
タ色色素を製造し、同様にインキの調製、転写シートの
作製、被記録材の作製及び転写記録を行ない、表1に示
す各々の記録を得た。
【0041】これらの記録について、全て実施例1と同
様な方法により耐光性試験を行なったところ、該記録は
殆ど変化せず、高温及び高湿下の画像の安定性にも優れ
ていた。
様な方法により耐光性試験を行なったところ、該記録は
殆ど変化せず、高温及び高湿下の画像の安定性にも優れ
ていた。
【0042】また、実施例1と同様に堅牢度試験を行な
ったが、画像の鮮明さは変化せず、また白紙も着色せ
ず、記録画像の堅牢度は良好であった。
ったが、画像の鮮明さは変化せず、また白紙も着色せ
ず、記録画像の堅牢度は良好であった。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】 比較例1〜4 実施例1と同様な方法に従って表2に示すマゼンタ色色
素を使用し、インキの調製、転写シートの作製、被記録
材の作製及び転写記録を行なった。その結果、表2に示
す様に最大転写濃度、耐光性及び堅牢度の条件を同時に
満足させるものは得られず、さらに、画像が不鮮明とな
り白紙が著しく着色し不良であった。
素を使用し、インキの調製、転写シートの作製、被記録
材の作製及び転写記録を行なった。その結果、表2に示
す様に最大転写濃度、耐光性及び堅牢度の条件を同時に
満足させるものは得られず、さらに、画像が不鮮明とな
り白紙が著しく着色し不良であった。
【0046】
【表4】 耐光性、堅牢度及び画像の鮮明性の各々の判定結果が良
好なものについては“〇”、不良なものについては
“×”で示した。
好なものについては“〇”、不良なものについては
“×”で示した。
【0047】
【発明の効果】本発明の一般式(1)で示されるマゼン
タ色色素は熱転写時、感熱ヘッドに与えるエネルギーを
変える事により、色素の昇華転写量を制御することが出
来るので、諧調記録が容易であり、フルカラー記録に適
している。
タ色色素は熱転写時、感熱ヘッドに与えるエネルギーを
変える事により、色素の昇華転写量を制御することが出
来るので、諧調記録が容易であり、フルカラー記録に適
している。
【0048】更に、熱、光、湿気、薬品などに対して安
定であるため、転写記録中に熱分解することなく、得ら
れた記録の保存性も優れている。
定であるため、転写記録中に熱分解することなく、得ら
れた記録の保存性も優れている。
【0049】また、本発明の色素は有機溶剤に対する溶
解性及び水に対する分散性が良好であるため、均一溶媒
あるいは分散した高濃度のインキを調製することが容易
であり、その結果色濃度の良好な記録を得る事ができ、
実用上価値のある色素である。
解性及び水に対する分散性が良好であるため、均一溶媒
あるいは分散した高濃度のインキを調製することが容易
であり、その結果色濃度の良好な記録を得る事ができ、
実用上価値のある色素である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 良平 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 江口 博 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 加福 公明 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 [式中Rは、炭素数が1〜4のヒドロキシアルキル基、
炭素数が2〜8のアルコキシアルキル基、炭素数が2〜
8のヒドロキシアルキルオキシアルキル基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキル基、炭素数
が1〜4のヒドロキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜
8のアルコキシアルキルオキシ基、炭素数が2〜8のヒ
ドロキシアルキルオキシアルキルオキシ基、炭素数が4
〜12のアルコキシアルキルオキシアルキルオキシ基を
示し、Xはアミノ基あるいは水酸基を示す。]で表され
る感熱転写記録用色素。 - 【請求項2】 少なくとも請求項1に記載の一般式
(1)で示される感熱転写記録用色素、バインダー樹脂
並びに有機溶剤及び/又は水を含有してなることを特徴
とする感熱転写記録用インキ組成物。 - 【請求項3】 基材シート及び該基材シートの一面に形
成された色素担持層からなり、該色素担持層に含有され
る色素が請求項1に記載の一般式(1)で示される感熱
転写記録用色素であることを特徴とする転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103178A JPH05294077A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103178A JPH05294077A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05294077A true JPH05294077A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14347266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4103178A Pending JPH05294077A (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05294077A (ja) |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP4103178A patent/JPH05294077A/ja active Pending
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