JPH05295199A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

含ハロゲン樹脂組成物

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JPH05295199A
JPH05295199A JP12273492A JP12273492A JPH05295199A JP H05295199 A JPH05295199 A JP H05295199A JP 12273492 A JP12273492 A JP 12273492A JP 12273492 A JP12273492 A JP 12273492A JP H05295199 A JPH05295199 A JP H05295199A
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JP
Japan
Prior art keywords
halogen
alcohol
resin composition
weight
containing resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP12273492A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Fujitani
嘉文 藤谷
Shoji Tani
昭二 谷
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工性、耐熱性、耐揮発性及び耐寒性の全
てを満足し得る可塑剤を提供する。 【構成】含ハロゲン樹脂に対し、1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボン酸エステル及び三塩基性硫酸鉛を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた加工性、耐熱
性、耐揮発性及び耐寒性を併せ持つ含ハロゲン系樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】含ハロゲン樹脂組成物は、安価で優れた
性能を有していることから軟質系ではレザー、フィル
ム、シート、チューブ、ホース、コンパウンド等があ
り、硬質系では波板、平板、デッキ材、樋、パイプ、継
手、フイルム、シート、容器等の多岐に亘って使用され
ている汎用素材であり、その用途に応じて種々の特性が
要求される。かかる特性を満足させるためには、可塑剤
の選択が重要である。
【0003】例えば、耐熱電線、自動車用部材、マーキ
ングフィルム等においては、耐熱性、耐揮発性(耐フォ
ギング性)、耐寒性が求められる。
【0004】耐熱性や耐揮発性が要求される場合に選択
される可塑剤としては、フタル酸ジイソデシル、フタル
酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシル等のフタル酸ジ
アルキル(炭素数7〜13)、トリメリット酸トリオク
チル、トリメリット酸トリイソデシル等のトリメリット
酸トリアルキル(炭素数7〜11)及び分子量1000
〜3000程度のポリエステル系可塑剤が例示される。
【0005】一方、耐寒性が要求される場合には、アジ
ピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、アジピ
ン酸ジトリデシル等のアジピン酸ジアルキル(炭素数7
〜13)等が使用されている。
【0006】しかしながら、加工性、耐熱性、耐揮発性
及び耐寒性の諸特性の全てを満足し得る可塑剤は、知ら
れていない。当該諸特性を併せ持つ可塑剤を開発するこ
とにより、より広い用途に適用できる含ハロゲン樹脂組
成物を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加工性、耐
熱性、耐揮発性及び耐寒性の諸特性の全てを満足し得る
可塑剤を提供し、ひいてはより広い用途に適用できる含
ハロゲン樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討の結果、1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボン酸(以下「BTC」と略記する。)の所定の
エステルと特定の鉛系安定剤とを併用することにより、
所期の目的を達成し得ることを見いだし、かかる知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明にかかる含ハロゲン系樹脂組
成物は、一般式(1)で表されるBTCのエステル(以
下「本エステル」という。)及び三塩基性硫酸鉛を含有
することを特徴とする。
【化2】 [式中、R1、R2、R3、R4は、同一又は異なって、直
鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜22のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。但し、R1、R2、R3、R4のうち、
2種以上が水素原子であることはない。]
【0010】含ハロゲン系樹脂としては、塩化ビニル、
塩化ビニリデン等の含ハロゲン化合物のホモポリマー及
び当該含ハロゲン化合物と共重合可能なモノマーとのコ
ポリマーが例示される。
【0011】含ハロゲン化合物と共重合可能なモノマー
としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン
酸ビニル等のビニルエステル類、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類、ジブ
チルマレート、ジエチルマレート等のマレイン酸エステ
ル類、ビニルエーテル類、(メタ)アクリロニトリル、
シアン化ビニル、エチレン、プロピレン、スチレン等の
α−オレフィン類、塩化ビニリデンまたはハロゲン化ビ
ニル等が例示される。ここで、上記モノマーの重量比率
としては、3〜30重量%、好ましくは5〜15重量%
程度が例示される。
【0012】かかるホモポリマー及びコポリマーの重合
度は、400〜12000程度、好ましくは600〜9
000程度である。
【0013】本エステルは、BTCと1種又は2種以上
の所定の脂肪族アルコールや芳香族アルコールとを通常
のエステル化条件によりエステル化して得られる化合物
である。
【0014】脂肪族アルコールとしては、直鎖状又は分
岐鎖状の飽和若しくは不飽和のアルコールが例示され、
より具体的には、エチルアルコール、ブチルアルコー
ル、アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチル
アルコール、オクチルアルコール、2−エチルヘキシル
アルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウ
ンデシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、アル
フォール610(ビスタケミカル・ファーイースト社
製)、リネボール79、同911(シェル化学社製)、
ダイヤドール79、同911(三菱化成(株)製)等の
飽和アルコール;オクテニルアルコール、ウンデセニル
アルコール、ヘキサデセニルアルコール、オクタデセニ
ルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアル
コール等の不飽和アルコールが例示される。
【0015】なかでも炭素数4〜13のアルコールをア
ルコール成分として調製される本エステルが好ましい。
炭素数が4未満の場合には耐揮発性が低下し、炭素数が
13を越える場合には耐寒性は良好であるものの、加工
性やゲル化性が低下する傾向がある。
【0016】本エステルには、BTCのトリエステルと
テトラエステルが含まれるが、耐寒性及び柔軟性や他の
特性面の点でテトラエステルが好ましい。
【0017】含ハロゲン樹脂100重量部に対する本エ
ステルの配合量は、軟質、半硬質、硬質等、当該樹脂組
成物を適用する用途により1〜100重量部の範囲で適
宜選択される。例えば、軟質配合にあっては30〜60
重量部程度の範囲で用いられる。又、硬質配合では1〜
5重量部程度、半硬質配合にあっては10〜20重量部
程度適用される。1重量部未満では所定の効果が得られ
にくく、100重量部を越えて配合した場合には滑性が
増することによって加工性が低下し、ブリードアウトの
懸念も生じる。
【0018】本発明にかかる含ハロゲン系樹脂組成物を
構成する可塑剤としては、本エステルの他に従来公知の
可塑剤を併用することができる。かかる可塑剤として
は、フタル酸ジ(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジイ
ソデシル、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシ
ル等のフタレート系、トリメリット酸トリオクチル、ト
リメリット酸トリイソデシル、トリメリット酸トリアル
キル(炭素数7〜9又は9〜11の混合アルキル)等の
トリメリテート系等の芳香族多塩基酸エステル系可塑
剤;アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル等
のアジペート系、マレイン酸ジオクチル等のマレート
系、フマル酸ジオクチル等のフマレート系、アゼライン
酸ジオクチル等のアゼレート系、セバシン酸ジオクチル
等のセバケート系等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑
剤;リン酸トリクレジル、リン酸トリキシレニル等のリ
ン酸系可塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁
油、エポキシ化ステアリン酸ブチル、エポキシ化ステア
リン酸オクチル、エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤;
ポリエステル系可塑剤等が例示される。
【0019】上記可塑剤を併用する場合、可塑剤成分中
における本エステルの配合比率は、50重量%以上、好
ましくは60重量%以上であることが好ましい。50重
量%未満では耐熱性及び耐揮発性を改良することが困難
である。
【0020】三塩基性硫酸鉛は、通常、含ハロゲン系樹
脂100重量部に対し0.1〜10重量部、好ましくは
1〜6重量部の範囲で用いられる。0.1重量部未満で
は所定の効果が得られにくく、10重量部を越えて配合
した場合には、滑性が強く、著しくまとまり性が劣り、
いずれの場合も好ましくない。
【0021】本発明にかかる含ハロゲン系樹脂組成物に
は、安定剤として、上記所定量の三塩基性硫酸鉛と従来
公知の安定剤、例えば、金属石鹸、有機錫、ケイ酸系を
併用することができる。
【0022】更に、所定の効果が損なわれない限り、滑
剤、難燃剤、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、防曇剤、殺
菌剤、加工助剤、酸化防止剤、光安定剤、顔料、ゼオラ
イト類、架橋剤、表面処理剤等の添加剤をその目的に応
じて配合することができる。
【0023】かくして得られた含ハロゲン系樹脂組成物
は、熱ロール、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサ
ー、リボンブレンダー等従来公知の装置を用いて混練さ
れ、カレンダー成形、押出成形、射出成形等、各分野に
応じた成形方法により成形され、半硬質乃至硬質製品で
あるパイプ、波板、平板、フイルム、シート、樋、デッ
キ材、容器、床材等の樹脂素材として適用される他、一
般の軟質製品、例えば、軟質シート、軟質フイルム、レ
ザー、チューブ、長尺床材、ガスケット、パッキン、床
材等に適用される。
【0024】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を詳しく説明す
る。尚、各例において用いた配合物は以下のとおりであ
る。 樹脂 :ゼオン101EP(日本ゼオン(株)製ポリ塩
化ビニル) 可塑剤:BTC/C8(BTCテトラオクチル) BTC/F18(BTCテトラオレイル) TOTM (トリメリット酸トリオクチル) 安定剤:安定剤1(三塩基性硫酸鉛) 安定剤2(二塩基性ステアリン酸鉛) 安定剤3(ジブチル錫ジラウレート) 安定剤4(カルシウムステアレート/亜鉛ステアレート
混合物)
【0025】又、各例における樹脂組成物の特性は、以
下の方法により測定し、評価した。 加工性:熱2本ロールを用いて樹脂組成物を混練する際
の樹脂組成物のロールへの巻き付く程度を観察し、以下
の基準により評価する。 ○:良好(巻き付き大)、△:やや良好、×:不良(巻
き付き小)
【0026】耐熱性:所定のポリ塩化ビニル樹脂組成物
を2本の熱ロールで混練し、厚さ0.8mmの素練りシー
トを作成し、次いでこのものを所定の大きさに裁断して
試験片とした。ギヤーオーブン中、180℃における試
験片の色調の変化を目視にて観察し、以下の基準により
評価した。 A:変化なし、B:黄色化、C:やや褐色化、D:褐色
化、E:黒色化
【0027】耐揮発性:耐熱性試験と同じ試験片を用
い、ギヤーオーブン(180℃)中での試験片の加熱前
後における減量の比率(重量%)を測定する。
【0028】耐寒性:クラッシュベルグ法(JIS K 674
5)に基づく。
【0029】実施例1〜5
【0030】比較例1〜7 第1表に記載する成分から構成された樹脂組成物の加工
性、耐熱性、耐揮発性及び耐寒性を評価した。得られた
結果を第1表に示す。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る含ハロゲン樹脂組成物は、
優れた加工性、耐熱性、耐揮発性及び耐寒性を併せ持つ
ことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される1,2,3,4−ブタ
    ンテトラカルボン酸エステル及び三塩基性硫酸鉛を含有
    することを特徴とする含ハロゲン樹脂組成物。 【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4は、同一又は異なって、水
    素原子、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数1〜22のアルキ
    ル基又はアルケニル基を示す。但し、R1、R2、R3、
    R4のうち、2種以上が水素原子であることはない。]
JP12273492A 1992-04-15 1992-04-15 含ハロゲン樹脂組成物 Pending JPH05295199A (ja)

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