JPH0529519B2 - - Google Patents
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- JPH0529519B2 JPH0529519B2 JP1132801A JP13280189A JPH0529519B2 JP H0529519 B2 JPH0529519 B2 JP H0529519B2 JP 1132801 A JP1132801 A JP 1132801A JP 13280189 A JP13280189 A JP 13280189A JP H0529519 B2 JPH0529519 B2 JP H0529519B2
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- Japan
- Prior art keywords
- distillation
- strain
- shochu
- waste liquid
- color
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は排液の処理方法に関するものであり、
更に詳細には、焼酎の蒸留工程より排出される蒸
留排液を処分するにあたり、その処分上の技術的
な障害である蒸留排液の難ろ過性を改善するため
の、焼酎蒸留排液のろ過性改善法に関するもので
ある。
更に詳細には、焼酎の蒸留工程より排出される蒸
留排液を処分するにあたり、その処分上の技術的
な障害である蒸留排液の難ろ過性を改善するため
の、焼酎蒸留排液のろ過性改善法に関するもので
ある。
したがつて本発明は、醸造工業のみならず、排
水処理等公害防止工業においても重用され、ま
た、濾過分離された固形分は飼肥料としても有効
利用されることから、本発明は肥料工業や飼料工
業においても重用されるものである。
水処理等公害防止工業においても重用され、ま
た、濾過分離された固形分は飼肥料としても有効
利用されることから、本発明は肥料工業や飼料工
業においても重用されるものである。
(従来の技術及び問題点)
焼酎の製造工程の中でも、蒸留工程は欠かすこ
とのできない重要な工程であるが、その際排出さ
れる蒸留残液については適切な処分方法が見出さ
れておらず、その最大の問題点としてこの蒸留排
水のろ過性の悪さがあげられている。たとえば、
蒸留排液を活性汚泥処理法で処理する場合でも、
BOD負荷率の高い固形分をあらかじめ除く処理
をしておけば効率的な活性汚染処理が可能となる
が、現在は、蒸留排液自身の難ろ過性ゆえに、こ
のような処分方法をとることはできない。また、
焼酎製造業者の中には、圧ろ圧搾型のいわゆる絞
り機により蒸留排液の固形分離をこころみている
者もあるが、しかしこの方法ではろ材の目つまり
が早い等の問題点が多く、工業的処理には不適で
あり、実用上の困難に直面している。したがつ
て、焼酎蒸留排液は今のところ海洋投棄等の投棄
処分に頼らざるをえない現状であるが、このよう
な投棄処分による方法は環境保全上好ましい方法
でないことは明らかであるし、法規則により禁止
となる動きもある。このため、焼酎蒸留排液の適
切なろ過性改善法を確立することが急務となつて
いる。
とのできない重要な工程であるが、その際排出さ
れる蒸留残液については適切な処分方法が見出さ
れておらず、その最大の問題点としてこの蒸留排
水のろ過性の悪さがあげられている。たとえば、
蒸留排液を活性汚泥処理法で処理する場合でも、
BOD負荷率の高い固形分をあらかじめ除く処理
をしておけば効率的な活性汚染処理が可能となる
が、現在は、蒸留排液自身の難ろ過性ゆえに、こ
のような処分方法をとることはできない。また、
焼酎製造業者の中には、圧ろ圧搾型のいわゆる絞
り機により蒸留排液の固形分離をこころみている
者もあるが、しかしこの方法ではろ材の目つまり
が早い等の問題点が多く、工業的処理には不適で
あり、実用上の困難に直面している。したがつ
て、焼酎蒸留排液は今のところ海洋投棄等の投棄
処分に頼らざるをえない現状であるが、このよう
な投棄処分による方法は環境保全上好ましい方法
でないことは明らかであるし、法規則により禁止
となる動きもある。このため、焼酎蒸留排液の適
切なろ過性改善法を確立することが急務となつて
いる。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような当業界のニーズに応える目
的でなされたものであつて、各方面から検討した
結果、焼酎蒸留排液の反濾過性の主原因が、廃液
中の不溶性固形分、特に細胞壁多糖類による濾材
の目詰まりにあることを見出した。
的でなされたものであつて、各方面から検討した
結果、焼酎蒸留排液の反濾過性の主原因が、廃液
中の不溶性固形分、特に細胞壁多糖類による濾材
の目詰まりにあることを見出した。
そこでこの細胞壁多糖類による濾材の目詰りを
阻止ないし軽減する方法であつて、単に効率が高
いだけでなく、公害を発生することがなく、しか
もマイルドな条件で実施することができ、コスト
の低い工業的な方法を開発するに当つて、本発明
者らは微生物に着目した。
阻止ないし軽減する方法であつて、単に効率が高
いだけでなく、公害を発生することがなく、しか
もマイルドな条件で実施することができ、コスト
の低い工業的な方法を開発するに当つて、本発明
者らは微生物に着目した。
そして、これら細胞壁多糖類の分解に関与し、
焼酎蒸留排液のろ過性を改善する酵素を生産する
菌の検索を行つたところ、ストレプトマイセス属
に属する放線菌一株(20−3−A株)が長崎県下
の土壌から分離された。
焼酎蒸留排液のろ過性を改善する酵素を生産する
菌の検索を行つたところ、ストレプトマイセス属
に属する放線菌一株(20−3−A株)が長崎県下
の土壌から分離された。
そこで本菌株を培養し、生産された多糖類分解
系複合酵素を焼酎蒸留排液に直接作用させたとこ
ろ、蒸留排液によつて酵素活性が阻害されること
もなく、焼酎蒸留排液のろ過性を著しく改善でき
ることが判明した。
系複合酵素を焼酎蒸留排液に直接作用させたとこ
ろ、蒸留排液によつて酵素活性が阻害されること
もなく、焼酎蒸留排液のろ過性を著しく改善でき
ることが判明した。
この有用な新知見を基礎として更に研究を続け
た結果、本発明者らは長崎県の付近の土壌より新
たに分離したストレプトマイセスに属する放線菌
20−3−A株が焼酎廃液の処理に有効であること
をはじめて見いだした。
た結果、本発明者らは長崎県の付近の土壌より新
たに分離したストレプトマイセスに属する放線菌
20−3−A株が焼酎廃液の処理に有効であること
をはじめて見いだした。
上記の放線菌20−3−A株の形態、培養、生理
における特徴は次のとおりである。
における特徴は次のとおりである。
形態
20−3−A株は、一般に使用されている寒天
培地で、隔壁を有し、分岐する気中菌糸及び基
生菌糸を形成する。なお、基生菌糸の特徴的な
分断はみられない。又、胞子のう及び菌核の形
成は見いだされない。
培地で、隔壁を有し、分岐する気中菌糸及び基
生菌糸を形成する。なお、基生菌糸の特徴的な
分断はみられない。又、胞子のう及び菌核の形
成は見いだされない。
胞子は気中菌糸により単純分枝した胞子柄に
10個以上の長い鎖状に形成され、その形態は直
状又は僅かに屈曲状である。成熟した胞子の大
きさは0.5〜0.7μm×1.0〜1.4μmであり、卵形
又は柱状を示し、その表面は平滑で鞭毛を持た
ない。
10個以上の長い鎖状に形成され、その形態は直
状又は僅かに屈曲状である。成熟した胞子の大
きさは0.5〜0.7μm×1.0〜1.4μmであり、卵形
又は柱状を示し、その表面は平滑で鞭毛を持た
ない。
各種培地上での生育状態
20−3−A株は、一般に使用されている合成
および天然培地で普通もしくは旺盛な成育を示
し、灰色の気中菌糸を形成する。一方、基生菌
糸は一般に薄黄色を示す。可溶性色素は殆ど産
生されない。
および天然培地で普通もしくは旺盛な成育を示
し、灰色の気中菌糸を形成する。一方、基生菌
糸は一般に薄黄色を示す。可溶性色素は殆ど産
生されない。
各種培地上での28℃、2週間培養した時の生
育及び色の特徴を下記に示す。なお、色の表示
はColor Hormony Manual(Container
Corporation of America)による色の分類に
従つた。
育及び色の特徴を下記に示す。なお、色の表示
はColor Hormony Manual(Container
Corporation of America)による色の分類に
従つた。
1 グルコース・アスパラギン寒天培地
生育、裏面の色:普通、ライトアイボリー
(2ca) 気中菌糸:普通、ホワイト(a)−ナチユラル
(3dc) 可溶性色素:無し 2 グリセロール・アスパラギン寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:豊富、アツシユ(5fe) 可溶性色素:無し 3 シユクロース・硝酸塩寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトアイボリー
(2ca) 気中菌糸:貧弱、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 4 スターチ・無機塩寒天培地 生育、裏面の色:良好、キヤメル(3ie) 気中菌糸:普通、ホワイト(a)−アツシユ
(5fe) 可溶性色素:無し 5 チロシン寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトマスタード
タン(2ie) 気中菌糸:豊富、ナチユラル(3dc) 可溶性色素:ブラウン 6 栄養寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:貧弱、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 7 麦芽エキス・酵母エキス寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:豊富、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 8 オートミール寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトアイボリー
(2ca) 気中菌糸:豊富、ホワイト(a)−アツシユ
(5fe) 可溶性色素:無し 9 ペプトン・酵母・鉄寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトベージユ
(3ec) 気中菌糸:無し 可溶性色素:ブラウン 生理的性質 20−3−A株の生理的諸性質を以下に示す。
温度は6日間、その他は2週間後の結果を記述
する。
(2ca) 気中菌糸:普通、ホワイト(a)−ナチユラル
(3dc) 可溶性色素:無し 2 グリセロール・アスパラギン寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:豊富、アツシユ(5fe) 可溶性色素:無し 3 シユクロース・硝酸塩寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトアイボリー
(2ca) 気中菌糸:貧弱、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 4 スターチ・無機塩寒天培地 生育、裏面の色:良好、キヤメル(3ie) 気中菌糸:普通、ホワイト(a)−アツシユ
(5fe) 可溶性色素:無し 5 チロシン寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトマスタード
タン(2ie) 気中菌糸:豊富、ナチユラル(3dc) 可溶性色素:ブラウン 6 栄養寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:貧弱、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 7 麦芽エキス・酵母エキス寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトフイート
(2ea) 気中菌糸:豊富、ホワイト(a) 可溶性色素:無し 8 オートミール寒天培地 生育、裏面の色:良好、ライトアイボリー
(2ca) 気中菌糸:豊富、ホワイト(a)−アツシユ
(5fe) 可溶性色素:無し 9 ペプトン・酵母・鉄寒天培地 生育、裏面の色:普通、ライトベージユ
(3ec) 気中菌糸:無し 可溶性色素:ブラウン 生理的性質 20−3−A株の生理的諸性質を以下に示す。
温度は6日間、その他は2週間後の結果を記述
する。
(1) 炭素源の利用性;基礎培地としてプリドハ
ム・ゴツトリーブ無機培地(ISP9号)に、
酵母エキス0.1%を添加したものを使用した。
ム・ゴツトリーブ無機培地(ISP9号)に、
酵母エキス0.1%を添加したものを使用した。
20−3−A株は、D−グルコース、D−キ
シロース、マンニトール、フラクトース、L
−ラムノース、L−アラビノース、i−イノ
シトール及びシユクロースを資化するが、ラ
フイノースを資化しない。
シロース、マンニトール、フラクトース、L
−ラムノース、L−アラビノース、i−イノ
シトール及びシユクロースを資化するが、ラ
フイノースを資化しない。
(2) ゲラチンの液化作用:なし
(3) ミルクに対する作用:凝固、液化あり
(4) 澱粉の加水分解作用:あり
(5) 生育温度範囲:21℃〜34.5℃
(6) チロシナーゼの生成:あり
(7) メラノイド色素の生成:あり
細胞壁組成
全菌体加水分解によるジアミノピメリン酸の
分析では、LL−ジアミノピメリン酸のみが検
出された。
分析では、LL−ジアミノピメリン酸のみが検
出された。
以上気中菌糸上に形成される胞子鎖及びジアミ
ノピメリン酸の立体型などから、本菌株は放線菌
の中でストレプトマイセス属に分類される。
ノピメリン酸の立体型などから、本菌株は放線菌
の中でストレプトマイセス属に分類される。
ストレプトマイセス属における本菌株の種の同
定にあたつて、本菌株の特徴である灰色系の気
中菌糸、直状の胞子鎖、平滑な胞子表面、
メラニン様色素の生成、可溶性色素の生成無
し、炭素源の理想性等を考慮し、細菌学名承認
リスト(Int.J.Syst.Bacteriol.30:225、1980))
において承認され、又Int.J.Syst.Bacteriol.誌に
公表された既知菌株の中から検索した結果、もつ
とも近縁の菌種として、ストレプトマイセス・ア
ンテバイオテツカ(Streptomyces antibioticus)
及びストレプトマイセス・ブシユウドベネズエラ
エ(Steptomyces peudovenezuelae)が挙げら
れる。しかし、ウイリアム(S.T.Wiiliams)ら
の数値分類(J.Gen.Microbiol.129:1743−1813、
1983)では、この両種は異なるグループに属する
と報告されている。従つて、本菌株をストレプト
マイセス・エスピー20−3−A(Streptomyces
sp.20−3−A)と命名し、工業技術院微生物工
業技術研究所に微工研菌寄弟10690号として寄託
した。
定にあたつて、本菌株の特徴である灰色系の気
中菌糸、直状の胞子鎖、平滑な胞子表面、
メラニン様色素の生成、可溶性色素の生成無
し、炭素源の理想性等を考慮し、細菌学名承認
リスト(Int.J.Syst.Bacteriol.30:225、1980))
において承認され、又Int.J.Syst.Bacteriol.誌に
公表された既知菌株の中から検索した結果、もつ
とも近縁の菌種として、ストレプトマイセス・ア
ンテバイオテツカ(Streptomyces antibioticus)
及びストレプトマイセス・ブシユウドベネズエラ
エ(Steptomyces peudovenezuelae)が挙げら
れる。しかし、ウイリアム(S.T.Wiiliams)ら
の数値分類(J.Gen.Microbiol.129:1743−1813、
1983)では、この両種は異なるグループに属する
と報告されている。従つて、本菌株をストレプト
マイセス・エスピー20−3−A(Streptomyces
sp.20−3−A)と命名し、工業技術院微生物工
業技術研究所に微工研菌寄弟10690号として寄託
した。
本発明方法を実施するには、本菌株に係る多糖
類分解系複合酵素を、単離し又は単離することな
く、使用して好適条件下で酵素反応を行わせれば
よい。例えば、本菌株を培養して得た多糖類分解
系複合酵素を含有する培養物及び/又はその処理
物、例えば培養液上澄を、そのまま又は必要に応
じて濃縮、或は精製して焼酎蒸留排液に加え、一
定の条件下で酵素反応を行わせることにより、焼
酎蒸留排液のろ過性が著しく改善されるのであ
る。
類分解系複合酵素を、単離し又は単離することな
く、使用して好適条件下で酵素反応を行わせれば
よい。例えば、本菌株を培養して得た多糖類分解
系複合酵素を含有する培養物及び/又はその処理
物、例えば培養液上澄を、そのまま又は必要に応
じて濃縮、或は精製して焼酎蒸留排液に加え、一
定の条件下で酵素反応を行わせることにより、焼
酎蒸留排液のろ過性が著しく改善されるのであ
る。
工業的に処理するには、本菌株の培養物及び/
又はその処理物を排液に添加し、必要あればPHの
調整を行つた後、撹拌しながら一定時間加温保持
すればよい。その間に目的とする酵素反応が進行
し、特に多糖類が分解して排液の物性が改善さ
れ、濾過性が大巾に向上するのである。
又はその処理物を排液に添加し、必要あればPHの
調整を行つた後、撹拌しながら一定時間加温保持
すればよい。その間に目的とする酵素反応が進行
し、特に多糖類が分解して排液の物性が改善さ
れ、濾過性が大巾に向上するのである。
本発明において培養物とは、本菌株の菌体、菌
体抽出物、培養液、培養液濾液、上澄液、これら
の混合物をいう。また、その処理物とは、上記培
養物の濃縮物、ペースト、乾燥物、希釈物のほ
か、精製及び/又は粗製の多糖類分解系複合酵素
自体、その含有物、その濃縮物、その希釈物等を
広く指す。
体抽出物、培養液、培養液濾液、上澄液、これら
の混合物をいう。また、その処理物とは、上記培
養物の濃縮物、ペースト、乾燥物、希釈物のほ
か、精製及び/又は粗製の多糖類分解系複合酵素
自体、その含有物、その濃縮物、その希釈物等を
広く指す。
つまり本発明における培養物及び/又はその処
理物とは、本菌株に係る多糖類分解系複合酵素自
体のほか、該酵素を含有するもの、該酵素を産生
するものをすべて広範に包含するものである。な
お、本菌株を培養するに当つては、処理対象排液
及び/又はペクチンその他の植物細胞壁多糖類を
含む培地を用いて培養すると、本菌株による多糖
類分解系複合酵素の生産が促進される。
理物とは、本菌株に係る多糖類分解系複合酵素自
体のほか、該酵素を含有するもの、該酵素を産生
するものをすべて広範に包含するものである。な
お、本菌株を培養するに当つては、処理対象排液
及び/又はペクチンその他の植物細胞壁多糖類を
含む培地を用いて培養すると、本菌株による多糖
類分解系複合酵素の生産が促進される。
このような酵素処理を行うことによつて蒸留廃
液の濾過処理が容易となるため、BOD負荷率の
高い固形分を予じめ簡単に除くことができる。そ
の結果、濾材の目詰り等を生じることなく、濾液
が容易に分離されるので、濾液のみとなれば既知
の廃水処理がいずれも自由に使用することが可能
となる。したがつて例えば、この濾液を活性汚泥
処理法によつても充分に処理することができ、そ
の結果、全体として廃液の処理がきわめて効率よ
く実施できるのである。また他方、この方法によ
れば、有害な添加物を使用することなくしかも固
液の分離がうまく行えるため、固形分は回収して
有用資源として再利用が可能となり、この点でも
本発明の波及効果は大きいものがある。
液の濾過処理が容易となるため、BOD負荷率の
高い固形分を予じめ簡単に除くことができる。そ
の結果、濾材の目詰り等を生じることなく、濾液
が容易に分離されるので、濾液のみとなれば既知
の廃水処理がいずれも自由に使用することが可能
となる。したがつて例えば、この濾液を活性汚泥
処理法によつても充分に処理することができ、そ
の結果、全体として廃液の処理がきわめて効率よ
く実施できるのである。また他方、この方法によ
れば、有害な添加物を使用することなくしかも固
液の分離がうまく行えるため、固形分は回収して
有用資源として再利用が可能となり、この点でも
本発明の波及効果は大きいものがある。
本発明は上記のように焼酎蒸留排液の処理にき
わめて有効に利用されるのであるが、本発明はこ
のような麦、米、芋、ヒエ、アワ、人参等各種焼
酎の蒸留排液のみならず、他の酒類の蒸留排液に
も有利に利用できる。他の蒸留排液としては、例
えば、ブランデー、ウイスキー、カルバドス、ラ
ム、泡盛その他各種の蒸留排液が広く利用できる
が、その場合、本菌株を目的とする蒸留排液を加
えた培地により培養することが好ましい。
わめて有効に利用されるのであるが、本発明はこ
のような麦、米、芋、ヒエ、アワ、人参等各種焼
酎の蒸留排液のみならず、他の酒類の蒸留排液に
も有利に利用できる。他の蒸留排液としては、例
えば、ブランデー、ウイスキー、カルバドス、ラ
ム、泡盛その他各種の蒸留排液が広く利用できる
が、その場合、本菌株を目的とする蒸留排液を加
えた培地により培養することが好ましい。
以下、本発明を実施例について更に詳しく説明
する。
する。
実施例 1
ストレプトマイセス・エスピー20−3−Aを芋
焼酎蒸留排液を含む液体培地(PH5)に接種し、
30℃で7日間振とう培養したのち遠心分離をし、
上澄液を採取した。この上澄液を、分画分子量
10000の限外ろ過膜で30倍に濃縮処理し、多糖類
分解系酵素を含む濃縮粗酵素液を得た。この濃縮
粗酵素液20mlを芋焼酎蒸留排液500mlに添加し、
50℃で20時間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHg
の下でろ過した結果、粗酵素液を添加しなかつた
対照区に比し、ろ過速度が約3倍向上した。
焼酎蒸留排液を含む液体培地(PH5)に接種し、
30℃で7日間振とう培養したのち遠心分離をし、
上澄液を採取した。この上澄液を、分画分子量
10000の限外ろ過膜で30倍に濃縮処理し、多糖類
分解系酵素を含む濃縮粗酵素液を得た。この濃縮
粗酵素液20mlを芋焼酎蒸留排液500mlに添加し、
50℃で20時間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHg
の下でろ過した結果、粗酵素液を添加しなかつた
対照区に比し、ろ過速度が約3倍向上した。
実施例 2
ストレプトマイセス・エスピー20−3−Aを、
酵母エキス、ぶどう糖、及びペクチンその他の植
物細胞壁多糖類を含む液体培地(PH5)に接種
し、30℃で7日間振とう培養したのち培養物を遠
心分離し多糖類分解系諸酵素を含む上澄液を採取
した。次に、水で4倍に希釈した芋焼酎蒸留排液
500mlに上記の上澄液100mlを添加し、50℃で20時
間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHgの下でろ過
した結果、上澄液を添加しなかつた対照区に比
し、ろ過速度が約5倍向上した。
酵母エキス、ぶどう糖、及びペクチンその他の植
物細胞壁多糖類を含む液体培地(PH5)に接種
し、30℃で7日間振とう培養したのち培養物を遠
心分離し多糖類分解系諸酵素を含む上澄液を採取
した。次に、水で4倍に希釈した芋焼酎蒸留排液
500mlに上記の上澄液100mlを添加し、50℃で20時
間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHgの下でろ過
した結果、上澄液を添加しなかつた対照区に比
し、ろ過速度が約5倍向上した。
実施例 3
実施例2で得た多糖類分解系諸酵素を含む上澄
液を、分画分子量10000の限外ろ過膜で30倍に濃
縮処理し濃縮粗酵素液とした。次に、この濃縮粗
酵素液50mlを麦焼酎蒸留排液500mlに添加し、50
℃で20時間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHgの
下でろ過した結果、粗酵素液を添加しなかつた対
照区に比し、ろ過速度が約2倍向上した。
液を、分画分子量10000の限外ろ過膜で30倍に濃
縮処理し濃縮粗酵素液とした。次に、この濃縮粗
酵素液50mlを麦焼酎蒸留排液500mlに添加し、50
℃で20時間撹拌したのち、ろ過圧力差500mmHgの
下でろ過した結果、粗酵素液を添加しなかつた対
照区に比し、ろ過速度が約2倍向上した。
(発明の効果)
本発明によれば多糖類分解系酵素群及び/又は
その含有物を用いて蒸留廃液を処理するという非
常にシンプルな構成を採用することにより、従来
濾過処理が困難であつた蒸留廃液の濾過処理が非
常に容易に行えるという著効が奏される。
その含有物を用いて蒸留廃液を処理するという非
常にシンプルな構成を採用することにより、従来
濾過処理が困難であつた蒸留廃液の濾過処理が非
常に容易に行えるという著効が奏される。
その結果、濾液と固形物とが工業的規模で且つ
迅速に分離される。
迅速に分離される。
そして、このようにして分離された濾液は、固
形物含量もきわめて低いので、どのようなタイプ
の廃水処理技術も適用することができ、例えば活
性汚泥処理技術も充分に利用することができる。
したがつて、前記酵素処理と上記した既知の廃水
処理とを結合すれば、従来きわめて困難であつた
蒸留廃液の処理が簡単に且つ工業的規模で実施で
きることとなり、公害防止上の効果もはかりしれ
ないものがある。
形物含量もきわめて低いので、どのようなタイプ
の廃水処理技術も適用することができ、例えば活
性汚泥処理技術も充分に利用することができる。
したがつて、前記酵素処理と上記した既知の廃水
処理とを結合すれば、従来きわめて困難であつた
蒸留廃液の処理が簡単に且つ工業的規模で実施で
きることとなり、公害防止上の効果もはかりしれ
ないものがある。
また上記により分離された固形分は、有害な添
加物や凝集剤等を含んでいないために、これを回
収して試料や肥料としても利用することができ、
この点においても本発明の効果には卓越したもの
がある。
加物や凝集剤等を含んでいないために、これを回
収して試料や肥料としても利用することができ、
この点においても本発明の効果には卓越したもの
がある。
Claims (1)
- 1 ストレプトマイセス属に属する多糖類分解系
複合酵素生産菌の培養物及び/又はその処理物を
焼酎蒸留排液に添加して、焼酎蒸留排液のろ過性
を改善することを特徴とする焼酎蒸留排液の処理
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1132801A JPH03200A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 焼酎蒸留排液の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1132801A JPH03200A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 焼酎蒸留排液の処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03200A JPH03200A (ja) | 1991-01-07 |
| JPH0529519B2 true JPH0529519B2 (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=15089888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1132801A Granted JPH03200A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 焼酎蒸留排液の処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03200A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000043489A1 (fr) * | 1999-01-20 | 2000-07-27 | Takara Shuzo Co., Ltd. | Procede et additif permettant de reduire un residu solide de distillation |
| EP1273561A4 (en) * | 2000-03-15 | 2005-01-26 | Japan Noble Systems Inc | PROCESS AND APPARATUS FOR PRODUCING ORGANIC FERTILIZER |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1132801A patent/JPH03200A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03200A (ja) | 1991-01-07 |
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