JPH05296992A - NO▲x▼ガス検知シート - Google Patents

NO▲x▼ガス検知シート

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JPH05296992A
JPH05296992A JP4096526A JP9652692A JPH05296992A JP H05296992 A JPH05296992 A JP H05296992A JP 4096526 A JP4096526 A JP 4096526A JP 9652692 A JP9652692 A JP 9652692A JP H05296992 A JPH05296992 A JP H05296992A
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compound
paper
electron
sheet
color
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JP4096526A
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Yoshihide Murakami
栄秀 村上
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用濃度レベルで使用可能なNOxガス検知
紙を得る事を目的とする。 【構成】 基本的に、電子供与性発色剤、疎水性溶媒を
内包するマイクロカプセルを支持体上に塗布したシート
と、電子受容性顕色剤を支持体上に塗布したシートをセ
ットして使用するNOxガス検知シートシステムに於い
て、電子供与性発色剤に化合物1を用いる事を特徴とす
る。セットされる顕色シートには、塗層中にサリチル酸
系電子受容性顕色剤を含む事が好ましい。 【効果】 識別可能で実用的なNOxガス濃度レベルで
検知可能なNOxガス検知シートが得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NOxガス検知シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、全く新しい分野に於ける発明
であり、明確な従来技術は存在しない。関連するものと
して、ノーカーボン感圧複写紙及び感熱紙の分野があ
る。ノーカーボン感圧複写紙は、通常無色のロイコ染料
(電子供与性発色剤)を含むマイクロカプセルと電子受
容性顕色剤とが支持体に塗布される事により製造され
る。各々単独に支持体上に塗布され、上用紙又は下用紙
として用いられ、また各々が両面に塗布された中用紙と
して一般的に使用される。支持体の片面に各々を1層又
は2層に塗布したセルフ紙も使用されている。これらの
シートを複数枚、適宜組み合わせ、筆記、タイプライタ
ー、インパクトプリンター等の物理的な圧力が加えられ
てマイクロカプセルが破壊され、カプセル内のロイコ染
料が顕色剤と接触する事により発色し記録画像が得られ
るシステムである。
【0003】電子供与性発色剤を内包するマイクロカプ
セルの製造方法は、多数知られている。代表的な方法と
しては、 ・ゼラチン−アラビヤゴムのポリイオンコンプレックス
を利用したコアセルベーション法(米国特許第2800
457号、同2800458号明細書等)。 ・分散媒となる親水性液体と内包すべき疎水性液体の界
面において不溶性皮膜を形成する界面重合法。 ・メラミン−ホルマリン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂等
の皮膜樹脂初期縮合物を分散媒となる親水性液体側から
添加した後、樹脂化せしめてカプセル化を行うin s
itu重合法(特公昭36−9168号公報、同47−
23165号公報、特開昭48−57892号公報、同
51−9079号公報、同54−25277号公報等)
等が挙げられる。 これらの中で、原材料が安く安定に供給される、高濃度
マイクロカプセルエマルジョンが得られる、製造工程が
簡単等の理由で合成樹脂カプセル、特にinsitu重
合法によるカプセルが多く使用されている。
【0004】また、米国特許第4001480号明細書
に於いては、脂質含有量が40〜60wt%の真菌類中
に、その脂質に可溶性の物質をカプセル化する方法が紹
介されている。更に、特開昭58−107189号公報
では、成長微生物の脂質含量の増量方法として、培地か
ら回収した脂質含量10wt%以上の成長微生物(例え
ば油脂形成性酵母菌、麦酒酵母菌等)に脂質増量用有機
物質(例えば脂肪族アルコール類、エステル類、芳香族
炭化水素類、水添芳香族炭化水素類)から選択される液
体を含有せしめた後、これら脂質増量用有機物質に可溶
な芯物質となるべき液体をカプセル化してなる微生物マ
イクロカプセルを挙げている。加えて、最近微生物マイ
クロカプセル(特に酵母菌を壁膜として有する)のノー
カーボン感圧複写紙への応用が提案されている(特開昭
62−294079号公報、同62−186937号公
報、同63−88033号公報等)。又、電子供与性発
色剤と電子受容性顕色剤が支持体上で反応し得られた発
色は、高濃度のNOxガスで色変化を呈する事が知られ
ている。しかし、市販又は公知となっている低濃度のN
xガスで発色又は色変化を呈するシートはなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、低濃度の
NOxガスで発色又は色変化を呈するシートの開発を目
指した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、低濃度のN
xガスで発色又は色変化を呈するシートの実現化に向
けて、鋭意研究開発を行った結果、化合物1がNOx
スと特異的に反応し青色に発色する事を発見した。化合
物1をそのまま放置すると空気中のNOxガスと反応す
る恐れが大きい。従って、疎水性溶媒に溶解させ、従来
のマイクロカプセル化方法でカプセル化する事により、
この問題は解決出来た。このマイクロカプセルを用い、
既存のノーカーボン感圧紙上用紙が用いているのと同じ
方法にて、マイクロカプセル塗布シートを得る事が出来
た。
【0007】即ち、本発明のNOxガス検知シートは、
基本的に、電子供与性発色剤,疎水性溶媒を内包するマ
イクロカプセルを含有する塗液を、塗抹、乾燥してなる
塗層を支持体上に設けたシートと、電子受容性顕色剤を
含有する塗液を、塗抹、乾燥してなる塗層を支持体上に
設けたシートをセットして使用されるNOxガス検知シ
ートに於いて、電子供与性発色剤に化合物1を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に使用される電子受容性顕色
剤は、サリチル酸系電子受容性顕色剤であることを特徴
とするものである。
【0009】マイクロカプセル塗布シートと、塗層中に
電子受容性顕色剤を含んでいるシート(セットシート)
とをセットし、適切な圧力(約100〜700Kg/c
m2)を与えて、セットシートを低濃度のNOxガス中に
暴露すれば良好な青発色を呈した。以上の様に、既存の
ノーカーボン感圧紙と同様の製法で、電子供与性発色剤
として化合物1を用いれば、低濃度のNOxガスで発色
又は色変化を呈するシートシステムの作成が可能となっ
た。
【0010】化合物1の使用量としては、特に限定はさ
れないが、5〜1000mg/m2の範囲で支持体に塗
抹されるのが好ましい。
【0011】本発明に於いては、性能を阻害しない程度
であれば、下記に示す電子供与性発色剤を併用しても何
等差し支えない。具体的な例を挙げれば、
【0012】(1)トリアリールメタン系化合物として、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(クリスタル・バイオレット・ラ
クトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−
3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−
メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジ
メチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドー
ル−3−イル)フタリド、3,3−ビス−(1,2−ジ
メチルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフ
タリド、3,3−ビス−(1,2−ジメチルインドール
−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−
ビス−(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス−(2−フェニル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリ
ド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチ
ルピロール−2−イル−6−ジメチル−アミノフタリド
等、
【0013】(2)ジフェニルメタン系化合物として、
4,4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベンジ
ルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−
2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等、
【0014】(3)キサンテン系化合物として、ローダミ
ンB−アニリノラクタム、ローダミンB−p−ニトロア
ニリノラクタム、ローダミンB−p−クロロアニリノラ
クタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−3,4−ジクロルアニリ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロ
アニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−エチル−トリルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エチ
ル−トリルアミノ−6−メチル−7−フェニチルフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(4−ニトロアニリ
ノ)フルオラン等、
【0015】(4)チアジン系化合物として、ベンゾイル
ロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ
チレンブルー等、
【0016】(5)スピロ系化合物として、3−メチル−
スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフ
トピラン、3,3’−ジクロロ−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−ベンジルスピロ−ジナフトピラン、3−メチル
ナフト−(3−メトキシ−ベンゾ)−スピロピラン、3
−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等、
【0017】加えて、特開昭63−230387号公報
及び「感圧,感熱記録紙用色素」(色材,61[5]P
292−302.1988年)に記載されている電子供
与性化合物も挙げられる。或いはこれらの混合物を挙げ
る事が出来る。これらは用途及び希望する特性により決
定される。
【0018】マイクロカプセルの内相に用いられる疎水
性媒体としては、一般の感圧複写紙に用いられるもので
あれば特に制限されない。具体的な例を挙げれば、
【0019】(a)芳香族炭化水素として、ジアリールエ
タン、アルキルビフェニル、アルキルターフェニル、ア
ルキルナフタレン、トリアリールメタン、ジフェニルア
ルカン、ヒドロアントラセン、ヒドロフェナントレン、
ジベンジルトルエン等、(b)鉱物油として、灯油、パラ
フィン、ナフテン油、塩素化パラフィン等、(c)植物油
として、綿花油、コーン油、やし油等、(d)アルコール
として、オレイルアルコール、トリデシルアルコール、
ベンジルアルコール、1−フェニルエチルアルコール、
グリセリン等、(e)有機酸として、オレイン酸等、(f)エ
ステルとして、ジメチルフタレート、ジエチルフタレー
ト、ジ−n−ブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、アジピン酸ジエチル、アジピン酸プロピル、アジピ
ン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸ジオクチル等、(g)有
機燐酸化合物として、トリクレジルホスフェート、トリ
ブチルホスファイト、トリブチルホスファイトオキサイ
ド等、(h)エーテルとして、フェニルセロソルブ、ベン
ジルカービトール、ポリプロピレングリコール、プロピ
レングリコールモノフェニルエーテル等、(i)アミドと
して、N,N−ジメチルラウラミド、N,N−ジメチル
ステアラミド、N,N−ジヘキシルオクチルアミド等、
(j)ケトンとして、ジイソブチルケトン、メチルヘキシ
ルケトン等、(k)アルキルカーボネートとして、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート等、或いはこ
れらの混合物を挙げる事が出来る。これらは用途及び希
望する特性により決定される。
【0020】更に、電子供与性発色剤をマイクロカプセ
ル化する場合には、紫外線吸収物質を内相中に溶解して
用いる事も可能である。これらは、一般の感圧複写紙に
用いられる物質であれば特に制限されない。
【0021】紫外線吸収物質として、具体的な例を挙げ
れば、(イ)サリチル酸系として、フェニルサリシレー
ト、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p−
オクチルフェニルサリシレート等: (ロ)ベンゾフェノン系として、2,4−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−
スルホベンゾフェノン等: (ハ)ベンゾトリアゾール系として、2(2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−tert−ブチル−フェニル)ベンゾ
トリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−3’−tert
−ブチル−5’−メチルフェニル)−5クロロベンゾト
リアゾール、2(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−
tert−アルミフェニル)ベンゾトリアゾール、2
(2’−ヒドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール等: (ニ)シアノアクリレート系として、2−エチルヘキシル
−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エ
チル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート
等:或いはこれらの混合物を挙げる事が出来る。これら
は用途及び希望する特性により決定される。
【0022】本発明で用いられるカプセル化法として
は、特に限定されない。界面重合法、in situ重
合法、微生物マイクロカプセル化法等を用いる事が望ま
しい。in situ重合法カプセル化に用いる乳化剤
は、高分子電解物質が好ましい。具体的には、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ベンジルメタク
リレート−無水マレイン酸共重合体、α-アルキルスチ
レン−無水マレイン酸共重合体、核モノアルキル置換ス
チレン−無水マレイン酸共重体、核ジアルキル置換スチ
レン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイ
ン酸モノアルキルエステル共重合体、エチレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリスチレンスルホン酸、ポリアク
リル酸、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体等の
水溶液、又はこれらの混合水溶液が用いられる。界面重
合法に用いる乳化剤は、上記のin situ重合法の
他に、PVA、CMC、HEC、各種(小麦、馬鈴薯、
とうもろこし等)澱粉等の水溶液、又はこれらの混合水
溶液も用いられる。尚、上記カプセル化工程に問題を生
じない程度にノニオン系、カチオン系、両イオン系の界
面活性を持つ公知の物質を添加し、併用しても何等差し
支えない。
【0023】本発明に用いられる塗布方法としては、通
常の塗工機(コーター)で塗布乾燥される。具体的な塗
工機としては、エアーナイフコーター、ブレードコータ
ー、ロッドコーター、バーコーター、ロールコーター、
サイズプレスコーター、カーテンコーター等が用いられ
る。
【0024】支持体としては、セルロース繊維を主体と
する酸性紙,中性紙が特に好ましいが、合成紙,ポリエ
チレンフィルム等も好ましい。その他、シート状であれ
ば特に限定されるものではない。
【0025】本発明に使用される電子受容性顕色剤の例
としては、特に限定されないが、フェノール性水酸基を
有する化合物、無機固体酸、有機固体酸等、ノーカーボ
ン感圧複写紙及び感熱紙の分野で使用されるものが好ま
しい。特に好ましいものとして、サリチル酸誘導体及び
その多価金属塩、サリチル酸樹脂及びその多価金属塩等
が挙げられる。
【0026】サリチル酸誘導体としては、芳香族置換基
を少なくとも1個有する化合物で、具体的には、3−フ
ェニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジベジルサリチ
ル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸な
どが挙げられる。
【0027】また、特開平2−563号公報に開示され
ているサリチル酸類、及びその多価金属化合物からなる
多価金属塩化合物も好ましい顕色剤として挙げることが
できる。総炭素数が8以上、特に8〜20でアルキル基
を有する公知のサリチル酸系化合物が用いられる。多価
金属塩化合物は例えば次のような方法で製造される。サ
リチル酸類をエーテル類、ケトン類、酢酸エステル類な
どの溶媒に溶解し、多価金属化合物と無機アンモニウム
塩を加えて40〜100℃で1〜6時間加熱し、生成物
の濾過、蒸留を行ない、未反応の無機化合物及び溶媒を
除去して得られる。
【0028】サリチル酸樹脂及びその多価金属塩として
は、前述の化合物が全て用いられ得るが、一例を示せ
ば、前記のサリチル酸誘導体とスチレン、o.m.p−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン等のスチレン誘導体をモル比1:0.5〜10で共
酸触媒下にフリーデルクラフツ反応させて得られるサリ
チル酸樹脂を多価金属塩化したものが挙げられる。多価
金属の種類としては、Ca、Mg、Al、Zn、Mn等
が挙げられるが、亜鉛塩として用いるのが最も好まし
い。これらの顕色剤は2種以上併用して用いても良い。
【0029】電子受容性顕色剤の使用量としては、特に
限定はされないが、0.01〜5g/m2の範囲で支持
体に塗抹されるのが好ましい。顕色剤の使用量によって
検知紙の感度をコントロールすることが可能である。
【0030】又、電子受容性顕色剤を含む塗液中には、
従来公知の白色顔料を含有させる事が出来る。例えば、
重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、
タルク、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、炭酸
マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、珪酸カルシウ
ム、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等を挙げる事が出来
る。
【0031】前記マイクロカプセルや電子受容性顕色剤
を支持体に接着する為の接着剤としては、従来公知のも
のが使用出来る。例えば、カゼイン、ゼラチン、カルボ
キシセルロース、ヒドロキシセルロース、酸化澱粉、エ
ステル化澱粉、ポリビニールアルコール、ポリアクリル
酸、アクリル酸系誘導体、スチレン−ブタジエンラテッ
クス、スチレン−無水マレイン酸共重合体等の様な水溶
性合成高分子化合物やラテックス類が使用出来る。
【0032】
【実施例】次に比較例及び実施例によって本発明の特徴
を詳細に示すが、もちろん本発明は実施例のみに限定さ
れる事はなく、従って使用される物質、製造条件等も実
施例中の記載にのみ限定される事はない。比較例及び実
施例中、特に規定した場合を除き乾燥固形重量部で表示
する。
【0033】実施例1 [化合物1内包マイクロカプセルの調整]化合物1(商
品名:S−RB、チバ・ガイギー社製)4部とジアリー
ルエタン系溶媒(商品名:ハイゾールSAS N−29
6、日本石油化学社製)96部に溶解した溶液を用意し
た。スチレン−無水マレイン酸共重合体5%水溶液18
0部に、上記疎水性液体220部を強攪拌下で徐々に添
加し、50%体積平均直径が5μmになるまで攪拌を続
け乳化液を得た。別にメラミン11部、37%ホルムア
ルデヒド水溶液21.2部、水28.2部を加熱溶解し
て得たメラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液
を、乳化液中に添加し、70℃の温度下で2時間攪拌し
てマイクロカプセル液を得た。
【0034】[化合物1内包マイクロカプセルの評価]
得られたマイクロカプセル液を、水で希釈し光学顕微鏡
で約600倍に拡大し観察したところ、普通のノーカー
ボン感圧複写紙用と同様にカプセル化されている事が確
認出来た。
【0035】[化合物1内包マイクロカプセル塗布紙の
作成]上記で得たマイクロカプセル100部に小麦澱粉
35部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(日
本合成ゴム社製)を18部添加した。これをpH9.0
に調整し、化合物1内包マイクロカプセル塗布紙用塗布
液を得た。塗布液をエアーナイフコーティング法によ
り、マイクロカプセルの乾燥塗布量が3.0g/m2とな
る様に塗布し、化合物1内包マイクロカプセル塗布紙を
得た。
【0036】[NOxガス暴露テスト]市販ノーカーボ
ン感圧複写紙下用紙(三菱NCR紙下用紙N−40、4
0g/m2ベースの下用紙、サリチル酸Zn塩系顕色剤を
使用)と組み合わせて400Kg/cm2の圧力を加えマイ
クロカプセルを破壊した。得られた下用紙を、JIS
L 0855-1976の方法で発生させた任意のNOxガス
雰囲気下で5分間放置した。下用紙の発色濃度を、色彩
色差計CR−200(ミノルタ製)を用い測定した。表
色系は、L***表色系を用いた。この評価値と視覚
的評価の関係は以下の様に規定されている。色差基準色
のデータを(L*t,a*t,b*t)、測定値のデータを
(L*,a*,b*)とすると、 △L*=L*−L*t △a*=a*−a*t △b*=b*−b*t △E*ab=ルート((△L*2+(△a*2+(△
*2) 色差の程度の評価(視覚) △E*ab 極めて僅かに異なる。 0〜0.5 僅かに異なる。 0.5〜1.5 感知し得るほどに異なる。 1.5〜3.0 著しく異なる。 3.0〜6.0 極めて著しく異なる。 6.0〜12.0 別の色系統になる。 12.0以上
【0037】比較例1 上記実施例1中の[化合物1内包マイクロカプセルの調
整]に於いて、化合物1の代わりに、ODB(3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン)を
用いた以外は同様に行った。
【0038】比較例2 上記実施例1中の[化合物1内包マイクロカプセルの調
整]〜[化合物1内包マイクロカプセル塗布紙の作成]
を除外し、[NOxガス暴露テスト]で用いた下用紙の
みのNOxガス暴露テストを行った。
【0039】実施例1、比較例1及び2の結果を表1に
示した。
【0040】
【表1】 (各例の△E*abの基準値は、NOx濃度が0p.p.b.の
値を用いた。) (NOxガスの環境基準値は、65p.p.b.以下であ
る。)
【0041】
【発明の効果】上記から明らかな様に、本発明により、
十分に肉眼により識別可能で実用的なNOxガス濃度レ
ベルで検知可能なNOxガス検知シートが得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本的に、電子供与性発色剤、疎水性溶
    媒を内包するマイクロカプセルを含有する塗液を、塗
    抹、乾燥してなる塗層を支持体上に設けたシートと、電
    子受容性顕色剤を含有する塗液を、塗抹、乾燥してなる
    塗層を支持体上に設けたシートをセットして使用される
    NOxガス検知シートに於いて、電子供与性発色剤に下
    記化1(化合物1)を用いることを特徴とするNOx
    ス検知シート。 【化1】
  2. 【請求項2】 電子受容性顕色剤が、サリチル酸系電子
    受容性顕色剤であることを特徴とする請求項1記載のN
    xガス検知シート。
JP4096526A 1992-04-16 1992-04-16 NO▲x▼ガス検知シート Pending JPH05296992A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002079746A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-10 Humas Co., Ltd The method of detection for dangerous gas leakage
JP2019506588A (ja) * 2015-11-16 2019-03-07 インスティテュト ドクター フェルスター ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー 空気中、溶液中および拭き取り試料からのNOxベースの爆発物を検出するための蛍光染料フィルム

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US11656213B2 (en) 2015-11-16 2023-05-23 Institut Dr. Foerster Gmbh & Co. Kg Fluorescent dye films for detecting NOx-based explosives in the air, in solutions, and from wipe samples

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