JPH05301112A - 歯車研削機の自動噛合方法および装置 - Google Patents

歯車研削機の自動噛合方法および装置

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JPH05301112A
JPH05301112A JP10488892A JP10488892A JPH05301112A JP H05301112 A JPH05301112 A JP H05301112A JP 10488892 A JP10488892 A JP 10488892A JP 10488892 A JP10488892 A JP 10488892A JP H05301112 A JPH05301112 A JP H05301112A
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JP
Japan
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work
grindstone
shift
circuit
phase
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JP10488892A
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English (en)
Inventor
Takeshi Masaki
健 正木
Masao Kume
正夫 久米
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石を自動的にシフトさせることによって発
生した砥石とワークとの位相のずれを補正することによ
り、自動シフト動作を用いたワークの研削において、研
削精度の向上を図ることのできる歯車研削機の自動噛合
方法および装置を提供することを目的とする。 【構成】 シフトモータがワーク毎に、砥石を自動的に
シフトさせると、砥石スピンドルモータの作用下に回転
する砥石と、ワークスピンドルモータの作用下に回転す
るワークとを(ステップS11)、切込モータの作用下
に噛合させて(ステップS12)、砥石とワークとの位
相差を検出し(ステップS13)、該位相差を予め設定
された位相差に補正することによって(ステップS1
5)、自動シフトにより発生する位相のずれを補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螺旋条が刻設された砥
石にワークを噛合させて砥石でワークを研削する歯車研
削機の自動噛合方法および装置に関し、一層詳細には、
複数のワークを連続的に研削する場合、砥石を自動的に
シフトした後に位相合わせを行うことで、砥石のシフト
による砥石とワークとの位相のずれを補正する歯車研削
機の自動噛合方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯車研削機では螺旋条が刻設され
た砥石によって歯車の歯面を研削しているが、この場
合、加工精度を維持するためには歯車と砥石とを位相ず
れ等がないように正確に噛合させなければならない。
【0003】そこで、既に本出願人は歯車と砥石とを自
動的に噛合させる技術的思想を提案し、この発明は特公
昭62−38089号の「歯車研削機における自動噛合
装置」として公告されるに至っている。
【0004】前記「歯車研削機における自動噛合装置」
は、回転する砥石に係るパルスと、被加工用のワークに
近接して配置されたセンサにより検出される前記ワーク
の歯に関するパルスとを検出し、このワークに関連する
パルスの立ち上がりに至るまでの前記砥石に係るパルス
の数を記憶させておき、これを次段で加工されるワーク
の回転情報として提供できるように構成したもので、砥
石とこの砥石によって研削されるワークの同期運転のた
めの初期位相合わせが容易に達成されるものである。
【0005】上記自動噛合装置では砥石の研削刃面の安
定化によるワーク研削精度および砥石寿命の向上が望ま
れ、これらの課題を解決するために、少なくとも1つの
ワーク毎にワークを研削する砥石の刃面を自動的にシフ
トする(以下、自動シフトという)方法が用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術における自動シフトでは、時に、砥石とワーク
との位相のずれが発生し、この位相のずれが原因で研削
精度が低下する可能性がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたものであって、自動シフトの後に、位
相合わせを行うことで、自動シフトによって発生した位
相のずれを補正することにより、自動シフトを用いたワ
ークの加工における研削精度の向上を図ることのできる
歯車研削機の自動噛合方法および装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、螺旋条が刻設される研削工具によ
って複数のワークを連続的に研削する歯車研削機の自動
噛合方法であって、少なくとも1つの前記ワーク毎に前
記ワークに対する前記研削工具の研削面を変位させる第
1のステップと、前記研削工具と前記ワークとを噛合さ
せた後、回転する前記研削工具と前記ワークとの位相差
を検出する第2のステップと、前記検出された位相差を
予め設定された位相差に補正する第3のステップと、か
らなることを特徴とする。
【0009】さらに、第2の発明は、螺旋条が刻設され
る研削工具によって複数のワークを連続的に研削する歯
車研削機の自動噛合装置であって、少なくとも1つの前
記ワーク毎に前記ワークに対する前記研削工具の研削面
を変位させる研削工具シフト手段と、前記研削工具を回
転させる研削工具回転手段と、前記ワークを回転させる
ワーク回転手段と、前記ワークを前記研削工具に対して
変位させる変位手段と、前記変位手段の作用下に噛合
し、且つ前記研削工具回転手段およびワーク回転手段の
作用下に回転する前記研削工具と前記ワークとの位相差
を検出し、該位相差を予め設定された位相差に補正する
位相差補正手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る歯車研削機の自動噛合方法および
装置では、研削工具シフト手段が少なくとも1つのワー
ク毎に、前記ワークに対する研削工具の研削面を変位さ
せる。次いで、研削工具回転手段の作用下に回転する研
削工具と、ワーク回転手段の作用下に回転するワークと
を変位手段によって噛合させ、位相差補正手段によって
前記研削工具と前記ワークとの位相差を検出し、該位相
差を予め設定された位相差に補正する。
【0011】従って、研削工具の研削面を変位させるこ
とにより発生する位相のずれを補正することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る歯車研削機の自動噛合方
法および装置について、好適な実施例を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1は本発明を実施する歯車研削機10の
外観構造を示す図である。歯車研削機10はベッド12
の上面に切込テーブル14が配設され、切込テーブル1
4は切込モータ16の回転作用下に矢印A方向に進退動
作する。前記切込テーブル14の上面に配設されるトラ
バーステーブル18はトラバースモータ20の回転作用
下に矢印A方向と直角の方向、すなわち、矢印B方向に
進退動作する。
【0014】また、トラバーステーブル18上には歯車
等からなるワーク22、および回転するワーク22の歯
数を検出して、所定のパルスを発生させる近接スイッチ
からなるワークセンサ24が配設される。ワーク22は
ワークスピンドルモータ26の回転作用下に回転する。
【0015】一方、切込テーブル14の進行方向であっ
て、且つ、ベッド12上にコラム28が配設され、コラ
ム28に旋回テーブル30が保持される。旋回テーブル
30はコラム28内に配設された図示しないモータによ
り矢印C方向に旋回するものであり、さらに旋回テーブ
ル30にはシフトテーブル32が設けられ、このシフト
テーブル32はシフトモータ34の作用下に、矢印D方
向に移動する。
【0016】シフトモータ34には第1パルス発生器3
5が取着され、第1パルス発生器35はシフトモータ3
4の回転数を検出する。
【0017】図2に示すように、砥石スピンドルユニッ
ト36は砥石スピンドルモータ38と、この砥石スピン
ドルモータ38によって回転するマスタとなる工具軸3
9に係合する第2パルス発生器46とから基本的に構成
され、砥石スピンドルモータ38の作用下に回転する砥
石42は円筒形状であり、その周縁に螺旋条の溝が刻設
されている。
【0018】また、砥石スピンドルユニット36は前記
シフトテーブル32に係着されるため、シフトモータ3
4の回転作用下にシフトテーブル32とともに矢印D方
向に変位する。
【0019】一方、図3に示すように、ワーク22は回
転軸48の一端部に一対のクランプ治具50を介して着
脱自在に軸支され、前記回転軸48の他端部側には電磁
クラッチ52を介して比較的大径のギヤ54が軸支され
る。前記ギヤ54はそれよりも小径のギヤ56と噛合
し、ギヤ56は軸58に軸支される。前記軸58にはギ
ヤ57が軸支されギヤ57はそれよりも小径のギヤ59
と噛合し、ギヤ59は軸61に軸支される。軸61の一
端はカップリング60を介してワークスピンドルモータ
26に接続され、このワークスピンドルモータ26に第
3パルス発生器62が取着される。軸61の他端部はイ
ナーシャダンパ63に接続される。
【0020】以上のように構成される歯車研削機10に
おいて、砥石42とワーク22との位相を同期させる制
御については、既に本出願人によって出願された特開平
1−213702号の「NC同期制御システム」に開示
された同期制御方法が用いられている。前記「NC同期
制御システム」の構成の概略について図4を参照しなが
ら説明する。
【0021】第2パルス発生器46の出力信号PG1
フィードフォワード制御ユニット64の4逓倍のカウン
タ66を介してフィードフォワード演算器68に導入さ
れ、このフィードフォワード演算器68の演算結果はD
/Aコンバータ70を介してフィードフォワード指令信
号Sffとして加算器72の第1の入力端子に導入され
る。
【0022】一方、フィードフォワード演算器68の演
算データである工具軸39の速度データSM はセミクロ
ーズドループ制御ユニット74内のセミクローズドルー
プ演算器76に導入される。この場合、セミクローズド
ループ演算器76の他の入力端子にワークスピンドルモ
ータ26に軸着されたロータリエンコーダである第3パ
ルス発生器62から出力信号PG2 が4逓倍のカウンタ
78を介して導入されている。この出力信号PG2 を基
にセミクローズドループ演算器76はD/Aコンバータ
80を介してセミクローズドループ指令信号Sf2を加算
器72の第2の入力端子に導入する。加算器72の出力
信号であるスレーブとなる軸61の速度データSS はモ
ータ駆動回路82を介してワークスピンドルモータ26
の回転数を制御する。
【0023】なお、前記フィードフォワード制御ユニッ
ト64およびセミクローズドループ制御ユニット74の
クロック入力端子CKには図示しない水晶発振器の発振
周波数を分周して得られるサンプリングクロックTS
導入される。
【0024】次いで、砥石42を自動的にシフトさせる
自動シフト回路88について図5を参照しながら説明す
る。
【0025】自動シフト回路88はシフトモータ34に
取着される第1パルス発生器35の出力を計数し、シフ
ト位置を検出するカウンタ回路90と、予め設定された
砥石42のシフト量の上限値および下限値を記憶する記
憶回路92と、前記カウンタ回路90から出力される砥
石42のシフト位置を示すデータが前記記憶回路92か
ら読み出した上限値以上であるとき、このことを示す信
号を出力する上限位置検出回路94と、前記カウンタ回
路90から出力される砥石42のシフト位置を示すデー
タが前記記憶回路92から読み出した下限値以下である
とき、このことを示す信号を出力する下限位置検出回路
96と、前記上限位置検出回路94または前記下限位置
検出回路96から出力される信号により砥石42のシフ
トの方向を示す制御信号を出力するフリップフロップ回
路(以下、F/Fという)98とを備える。
【0026】自動シフト回路88はシフト量を予め記憶
するシフト量記憶回路100と、前記F/F98から出
力されるシフト方向を示すデータと前記シフト量記憶回
路100から読み出したシフト量とに基づいてシフトモ
ータ34を制御する制御信号を出力する制御回路102
と、この制御回路102から出力される制御信号によっ
てシフトモータ34を駆動するモータ駆動回路104と
を備える。
【0027】さらに、自動シフト回路88はワークセン
サ24から出力されるワーク22の歯数を示す信号、お
よび砥石スピンドルモータ38の回転量を検出する第2
パルス発生器46のA相パルスと0点信号とから砥石4
2の位相データを検出する位相検出回路106とを備え
る。
【0028】さらにまた、自動シフト回路88は前記F
/F98から出力されるシフトの方向を示すデータと、
前記シフト量記憶回路100から読み出したシフト量の
データと、図示しない記憶回路から読み出したワーク2
2のモジュールを示すデータとによって前記位相検出回
路106から出力される位相データを補正する位相デー
タ補正回路108と、図示しない制御回路から出力され
る自動噛合命令と前記位相データ補正回路108から出
力される補正された位相データとから噛合信号を出力す
る自動噛合回路110と、この自動噛合回路110から
出力される噛合信号と前記第2パルス発生器46から出
力されるA相パルスを加算する加算回路112と、加算
回路112から出力されるデータによって同期信号を生
成する同期制御回路114とを備える。同期制御回路1
14の出力によってモータ駆動回路82は、ワークスピ
ンドルモータ26を駆動する。
【0029】また、前記位相検出回路106はカウント
メモリ回路116と接続される。
【0030】以上のように構成される歯車研削機10に
よって、ワーク22と砥石42との位相を合わせて研削
する作用について、図1乃至図10を参照しながら説明
する。
【0031】先ず、砥石42とワーク22の初期位相合
わせについて、図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0032】初期状態では工具軸39が停止しており、
ワークスピンドルモータ26は前記工具軸39に対して
同期して停止している。また、電磁クラッチ52が滅勢
されているため(ステップS1)、ワーク22の回転軸
48は手動で容易に回転させることができる状態にある
(図3参照)。次いで、切込モータ16を付勢して切込
テーブル14を前進させる(ステップS2)。
【0033】このとき、砥石スピンドルモータ38は滅
勢されているため、砥石42は回転を停止している。そ
こで、オペレータは回転を停止しているワーク22と砥
石42とを噛合させ、位相合わせを行う。
【0034】次いで、砥石スピンドルモータ38を低速
で回転させることにより砥石42を回転させると、砥石
42と噛合するワーク22は砥石42の回転力によって
連動して回転する(ステップS3)。
【0035】このような状態において、砥石スピンドル
モータ38の回転を検出する第2パルス発生器46から
出力されるA相のパルス、および0点信号(Z相パル
ス)が入力される位相検出回路106は、前記0点信号
を起点として、ワークセンサ24から出力されるパルス
のポジティブエッジまでA相のパルスを計数する。この
計数はi回行われ(ステップS4)(図7参照)、夫々
の計数値N1 〜Ni がカウントメモリ回路116に記憶
されるとともに、計数値N1 〜Ni の平均値NOが演算
されてカウントメモリ回路116に記憶される。
【0036】位相検出回路106は前記計数された計数
値N1 〜Ni が、平均値NO とカウントメモリ回路11
6に予め記憶されている許容誤差Wとによって設定され
た許容範囲(NO ±W)以内か否かを判定する(ステッ
プS5)。
【0037】NO −W≦N1 (…Ni )≦NO +W この判定の結果、許容範囲(NO ±W)を越える計数値
1 〜Ni が、予め設定された許容数j未満であれば正
常と判定し、砥石スピンドルモータ38の駆動は停止さ
れ(ステップS6)、同時にワークスピンドルモータ2
6もまたその回転が停止される。そして、再び切込モー
タ16を付勢して切込テーブル14を退動させた後、初
期位相合わせが終了する(ステップS7)。
【0038】また、前記ステップS5において、許容範
囲(NO ±W)を越える計数値N1〜Ni が、許容数j
以上である場合は、ワークセンサ24の不良、ワーク2
2の不良、および別種のワーク22が投入されたと判定
して、図示しない表示装置に異常を表示し(ステップS
8)、ステップS6の砥石スピンドルモータ38の回転
停止、およびステップS7の切込テーブル14の退動が
実行される。
【0039】次に、前記初期位相合わせの際にカウント
メモリ回路116に記憶された平均値NO を用いて、砥
石42とワーク22とを自動的に噛合させる作用につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0040】ワーク22が取着された状態で砥石スピン
ドルモータ38を付勢すれば、これと電気的に接続され
るワークスピンドルモータ26も駆動され、両者は、同
期運転に入る。そこで、電磁クラッチ52を付勢すれば
(ステップS10)、ワーク22はワークスピンドルモ
ータ26の回転作用下に通常の研削速度で回転する(ス
テップS11)。
【0041】この状態で、切込モータ16を付勢すれ
ば、切込テーブル14は徐々に前進するが(ステップS
12)、ワーク22と砥石42とが噛合する手前で切込
モータ16は滅勢され、切込テーブル14は停止する。
通常状態において、ワーク22は砥石42に対して位相
ずれしており、それを修正する必要がある。
【0042】そこで、位相検出回路106は第2パルス
発生器46の0点信号を起点として、ワークセンサ24
から出力されるパルスのポジティブエッジまでA相のパ
ルスを計数し、この計数値NP とカウントメモリ回路1
16に記憶されている許容範囲(NO ±W)と比較し
(ステップS13)、前記計数値NP が許容範囲(NO
±W)以内であるとき、位相ずれがないと判定する。こ
の状態を示す信号を入力した自動噛合回路110は切込
指令信号を導出し、切込モータ16を付勢して切込テー
ブル14を前進させる(ステップS14)。
【0043】一方、計数値NP が許容範囲(NO ±W)
以内であることを示す信号は、位相データ補正回路10
8と自動噛合回路110および加算回路112を介して
同期制御回路114に入力される。同期制御回路114
から出力される同期信号に基づいてモータ駆動回路82
はワークスピンドルモータ26を同期運転し、次の工程
に移行することになる。
【0044】さて、計数値NP が記憶されている許容範
囲(NO ±W)以外であるとき、これは、砥石42とワ
ーク22との間に位相ずれのあることを意味する。そこ
で、位相ずれを示す信号は位相データ補正回路108に
導入され、位相データ補正回路108は前記F/F98
から出力される制御信号と前記シフト量記憶回路100
から読み出したシフト量のデータとから適切な補正デー
タを演算し、この補正データを自動噛合回路110に導
入する。自動噛合回路110から加算回路112に対し
て導出される補正信号によって、ワークスピンドルモー
タ26の回転数を許容範囲(NO ±W)に合わせるよう
に増減する(ステップS15)。
【0045】これを繰り返せば、最終的には計数値NP
は許容範囲(NO ±W)以内となり、位相ずれが解消す
る。すなわち、加算回路112に導入された補正データ
により位相検出回路106から計数値NP が許容範囲
(NO ±W)以内となったことを示す信号が導出され、
補正値を「0」として砥石42とワーク22の同期運転
がなされ、以後、砥石42に対し、ワーク22が同位相
を保つことになる(図9参照)。この場合、計数値NP
が許容範囲(NO ±W)以内となったため、位相検出回
路106から切込モータ16に対して切込指令信号が送
られることは、前記と同様である。
【0046】次いで、前記ステップS14において前進
した切込テーブル14をワーク22と砥石42とのバッ
クラッシュがなくなる位置より手前であって、噛合する
任意の位置で、一旦停止させ、且つ電磁クラッチ52を
滅勢することにより(ステップS16)、回転軸48を
フリーにする。このため、砥石42と噛合するワーク2
2は砥石42の回転力によって連れ回り状態となる。
【0047】ここで、再び切込指令信号が送られ、切込
モータ16の回転作用下に切込テーブル14を前進させ
る(ステップS17)。そして、ワーク22と砥石42
とのバックラッシュがなくなる位置で切込モータ16が
滅勢されて、切込テーブル14の前進が停止する。次い
で、電磁クラッチ52が付勢されて(ステップS1
8)、回転軸48はワークスピンドルモータ26と同期
回転する。
【0048】ここで、前記初期位相合わせで記憶された
平均値NO の精度をさらに上げるために、位相検出回路
106は第2パルス発生器46の0点信号を起点とし
て、ワークセンサ24から出力されるパルスのポジティ
ブエッジまでA相のパルスを計数する。この計数はn回
行われ(ステップS19)、夫々の計数値Nt1〜Ntn
カウントメモリ回路116に記憶されるとともに、計数
値Nt1〜Ntnの平均値N Otが演算されてカウントメモリ
回路116に記憶される。
【0049】位相検出回路106は前記計数された夫々
の計数値Nt1〜Ntnが、平均値NOtとカウントメモリ回
路116に予め記憶されている許容誤差Wとによって設
定された許容範囲(NOt±W)以内か否かを判定する
(ステップS20)。
【0050】NOt−W≦Nt1(…Ntn)≦NOt+W ここで、許容範囲(NOt±W)を越える計数値Nt1〜N
tnの回数が、予め設定された許容数j以上である場合は
ワークセンサ24の不良、ワーク22の不良、または別
種のワーク22が投入されたと判定して図示しない表示
装置に異常を表示して(ステップS21)、位相合わせ
を終了する。
【0051】また、許容範囲(NOt±W)を越える計数
値Nt1〜Ntnの回数が、許容数j未満であれば正常と判
定し、初期位相合わせにおける位相のずれが修正され
て、ワーク22の研削が行われる(ステップS22)。
そして、ワーク22の研削が予定数終了したか否かを判
定して(ステップS23)、残りがある場合は自動シフ
トを実行して(ステップS24)、新しいワーク22を
投入し(ステップS25)、ステップS10へ戻り次の
研削を行う。
【0052】次に、自動シフトの作用について、図5に
示す自動シフト回路88のブロック図および図10のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0053】制御回路102はワーク22の研削加工が
終了したとき(ステップS30)、シフト量記憶回路1
00に予め設定されたシフト量が「0」か否かを判定す
る(ステップS31)。シフト量が「0」であるとき、
砥石自動シフトモードが選択されていないと判断して、
通常の研削加工モードを実行する。設定されたシフト量
が「0」ではない、例えば、100μmのとき、砥石自
動シフトモードが選択されていると判定する。
【0054】そこで、砥石42をシフトすることにより
発生する砥石42とワーク22との位相差を補正するた
めの補正データPP を位相データ補正回路108によっ
て演算する(ステップS32)。
【0055】 PP =PG ×(SF /TP )=PG ×{SF /(π×MO )} …(1) (1)式において、PG は砥石42が1回転したときに
砥石スピンドルモータ38に取着された第2パルス発生
器46から出力されるパルス数、SF は設定されたシフ
ト量mm、TP は砥石42の刃のピッチmm、MO は砥
石42のモジュールを示す。
【0056】この場合、位相データ補正回路108は位
相検出回路106から砥石42が1回転したときに第2
パルス発生器46から出力されるパルス数PG 、例え
ば、18000パルスを読み取るとともに、シフト量記
憶回路100に記憶されたシフト量SF が100μmで
あることを読み出し、さらに図示しない記憶回路から砥
石42のモジュールMO 、例えば、2.5を読み出し、
これらの値を前記(1)式に代入して補正データPP
求める。
【0057】すなわち、補正データPP は、 PP =18000×{0.1/(π×2.5)}≒22
9パルス となる。この演算によって求められた補正データP
P は、後に位相データを補正する際に用いられる。
【0058】次いで、シフトモータ34に配設された第
1パルス発生器35から読み取った砥石42のシフト位
置を示すデータをカウンタ回路90は、上限位置検出回
路94および下限位置検出回路96に出力する。前記入
力したシフト位置を示すデータが記憶回路92から読み
出した上限値を越えたとき、上限位置検出回路94は上
限位置検出信号をF/F98に出力する。同様に砥石4
2のシフト位置が下限値を越えたとき、下限位置検出回
路96は下限位置検出信号をF/F98に出力する。
【0059】F/F98は、初期において、例えば、砥
石42をプラス方向にシフトするシフト方向指示信号が
出力されるように設定された後、前記上限位置検出回路
94から出力される信号によって、シフト方向を示す信
号を反転させる。
【0060】この場合、砥石42のシフト方向は、鉛直
上方向をプラスとし、鉛直下方向をマイナスとする。
【0061】位相データ補正回路108はF/F98か
ら出力される信号により、シフト方向がプラス方向か否
かを判定する(ステップS33)。シフト方向がプラス
であれば、下式に基づいてワーク22の自動噛合用の位
相データであるパルス数Nを前記(1)式によって求め
た補正データPP によって補正する(ステップS3
4)。
【0062】すなわち、 N=N+PP …(2) となる。
【0063】(2)式によって求められた補正された位
相データであるパルス数Nと、砥石42が1回転したと
きに第2パルス発生器46から出力されたパルス数PG
とを比較し(ステップS35)、N≧PG であれば下式
によってキャリー補正する(ステップS36)。
【0064】N=N−PG …(3) (3)式によって補正された位相データであるパルス数
Nは位相データ補正回路108から自動噛合回路110
に出力され、位相補正量を加算回路112に出力する。
加算回路112は同期制御回路114から出力された同
期信号に同期して、前記位相補正量をモータ駆動回路8
2に出力し、モータ駆動回路82は前記位相補正量に基
づいてワークスピンドルモータ26の回転数を制御する
ことによりワーク22と砥石42との位相を一致させ
る。
【0065】一方、制御回路102はシフト方向がプラ
ス方向を示すF/F98の出力を読み取り、且つ、シフ
ト量記憶回路100からシフト量SF が100μmを示
す情報を読み出し、これらの信号をモータ駆動回路10
4に出力する。モータ駆動回路104は前記シフト方向
およびシフト量SF に基づいてシフトモータ34を駆動
し、シフトモータ34の回転作用下に砥石42はシフト
される(ステップS27)。
【0066】前記ステップS35において、N≧PG
はないとき、すなわち、補正された位相データであるパ
ルス数Nが第2パルス発生器46から出力される砥石4
2の1回転当たりのパルス数PG 未満であるとき、ステ
ップS26のキャリー補正が不要であるためステップS
37を実行する。
【0067】前記ステップS37において、F/F98
の出力を読み取ることによってシフトされた砥石42が
使用可能な上限位置を越えたか否かを制御回路102は
判定し(ステップS38)、越えた場合は次回のシフト
方向を示す信号をマイナスとして(ステップS39)、
研削加工を開始する。前記ステップS38において、プ
ラス方向のシフトが上限位置を越えていない場合は、砥
石42のシフト方向を反転することなく前記データに基
づいて歯車を研削加工する。
【0068】また、前記ステップS33において、シフ
ト方向がプラスではないとき、すなわち、シフト方向を
示すF/F98の出力がマイナスを示しているとき、位
相データ補正回路108はワーク22の自動噛合用の位
相データであるパルス数Nを前記(1)式によって求め
た補正データPP によって補正する(ステップS4
1)。
【0069】N=N−PP …(4) 次いで、補正された位相データであるパルス数Nが
「0」未満か否かを判定し(ステップS42)、N<0
であれば下式に基づいてボロー補正する(ステップS4
3)。
【0070】N=N+PG …(5) (5)式によって修正された位相データであるパルス数
Nは前記ステップS36の場合と同様に位相データ補正
回路108から自動噛合回路110に出力され、位相補
正量を加算回路112に出力する。加算回路112は同
期制御回路114から出力される同期信号に同期して、
前記位相補正量をモータ駆動回路82に出力し、モータ
駆動回路82は前記位相補正量に基づいてワークスピン
ドルモータ26の回転数を制御することによりワーク2
2と砥石42との位相を一致させる。
【0071】一方、シフト方向がマイナス方向を示すF
/F98の出力を読み取った制御回路102はシフト量
記憶回路100からシフト量SF が100μmであるデ
ータを読み出し、これらのデータをモータ駆動回路10
4に出力する。モータ駆動回路104は前記夫々のデー
タに基づいてシフトモータ34を駆動する。砥石42は
シフトモータ34の回転作用下にシフトされる(ステッ
プS44)。
【0072】前記ステップS42において、N<0では
ないとき、ステップS44を実行する。
【0073】前記ステップS44において、F/F98
の出力を読み取ることによってシフトされた砥石42が
使用可能な下限位置を越えたか否かを制御回路102は
判定し(ステップS45)、越えた場合は次回のシフト
方向を示す信号をプラスとして(ステップS46)、研
削加工を開始する。前記ステップS45において、マイ
ナス方向のシフトが上限位置を越えていない場合は、砥
石42のシフト方向を反転することなく前記情報に基づ
いて歯車を研削加工する。
【0074】このように、自動シフト回路88において
は、制御回路102がF/F98から読み取った砥石4
2のシフト方向を示す信号と、シフト量記憶回路100
から読み出したシフト量SF に基づいて、シフトモータ
34を駆動する。シフトモータ34はシフトテーブル3
2を変位させるため、シフトテーブル32に取着された
砥石42がシフトする。
【0075】さらに、上限位置検出回路94はカウンタ
回路90から読み取ったシフトモータ34の変位量が記
憶回路92から読み出したシフト範囲の上限値を越えた
とき、シフト方向を反転するための信号を出力する。ま
た、下限位置検出回路96は前記上限位置検出回路94
と同様にカウンタ回路90から読み取ったシフトモータ
34の変位量が記憶回路92から読み出したシフト範囲
の下限値を越えたとき砥石42がシフト範囲の下限位置
に達したことを検出して、シフト方向を反転するための
信号を出力する。従って、砥石42を使用可能な上限値
乃至下限値の範囲で均一にシフトすることができる。
【0076】また、砥石42をシフトする際に発生する
砥石42とワーク22との位相差を位相データ補正回路
108等によって補正するため、シフトした際の初期位
相合わせが不要となる。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る歯車研削機の自動噛合方法
および装置では、研削工具の研削面を変位させることに
より発生する位相のずれを補正することができるため、
自動シフトを行っても研削精度を低下させることがな
い。
【0078】従って、歯車研削機に研削工具の自動シフ
トを導入することができ、研削精度を低下させることな
く、研削工具の寿命の向上および研削時間の短縮化が遂
行され、歯車研削機による歯車加工の生産性を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する歯車研削機の外観構成を示す
斜視図である。
【図2】図1の実施例に示す砥石とワークとの相関関係
を示す説明図である。
【図3】図1に示す実施例のワークとパルス発生器とこ
れらを駆動するワークスピンドルモータとの相関関係を
示す説明図である。
【図4】図1に示す実施例の同期制御回路のブロック構
成図である。
【図5】図1に示す実施例の自動噛合回路および自動シ
フト回路のブロック構成図である。
【図6】図1に示す実施例の初期位相合わせの動作を示
すフローチャートである。
【図7】図1に示す実施例の初期位相合わせの動作を説
明するタイムチャートである。
【図8】図1に示す実施例の自動噛合せの動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】図1に示す実施例の自動噛合せの動作を説明す
るタイムチャートである。
【図10】図5に示す実施例の自動シフトの動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
10…歯車研削機 12…ベッド 14…切込テーブル 16…切込モータ 18…トラバーステーブル 20…トラバースモータ 22…ワーク 24…ワークセンサ 26…ワークスピンドルモータ 32…シフトテーブル 34…シフトモータ 35…第1パルス発生器 38…砥石スピンドルモータ 42…砥石 46…第2パルス発生器 62…第3パルス発生器 90…カウンタ回路 92…記憶回路 94…上限位置検出回路 96…下限位置検出回路 98…フリップフロップ回路(F/F) 100…シフト量記憶回路 102…制御回路 104…モータ駆動回路 106…位相検出回路 108…位相データ補正回路 110…自動噛合回路 112…加算回路 114…同期制御回路 116…カウントメモリ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋条が刻設される研削工具によって複数
    のワークを連続的に研削する歯車研削機の自動噛合方法
    であって、 少なくとも1つの前記ワーク毎に前記ワークに対する前
    記研削工具の研削面を変位させる第1のステップと、 前記研削工具と前記ワークとを噛合させた後、回転する
    前記研削工具と前記ワークとの位相差を検出する第2の
    ステップと、 前記検出された位相差を予め設定された位相差に補正す
    る第3のステップと、 からなることを特徴とする歯車研削機の自動噛合方法。
  2. 【請求項2】螺旋条が刻設される研削工具によって複数
    のワークを連続的に研削する歯車研削機の自動噛合装置
    であって、 少なくとも1つの前記ワーク毎に前記ワークに対する前
    記研削工具の研削面を変位させる研削工具シフト手段
    と、 前記研削工具を回転させる研削工具回転手段と、 前記ワークを回転させるワーク回転手段と、 前記ワークを前記研削工具に対して変位させる変位手段
    と、 前記変位手段の作用下に噛合し、且つ前記研削工具回転
    手段およびワーク回転手段の作用下に回転する前記研削
    工具と前記ワークとの位相差を検出し、該位相差を予め
    設定された位相差に補正する位相差補正手段と、 を備えることを特徴とする歯車研削機の自動噛合装置。
JP10488892A 1992-04-23 1992-04-23 歯車研削機の自動噛合方法および装置 Pending JPH05301112A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238090A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置
JPS62282814A (ja) * 1986-05-29 1987-12-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Nc歯車加工機械
JPH02109630A (ja) * 1988-10-20 1990-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 移相装置
JPH03142129A (ja) * 1989-10-26 1991-06-17 Nissan Motor Co Ltd ワークの加工装置

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