JPH05303163A - 直接ポジカラー写真感光材料、カラー画像形成方法、及びカラープルーフ作成方法 - Google Patents

直接ポジカラー写真感光材料、カラー画像形成方法、及びカラープルーフ作成方法

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JPH05303163A
JPH05303163A JP4131694A JP13169492A JPH05303163A JP H05303163 A JPH05303163 A JP H05303163A JP 4131694 A JP4131694 A JP 4131694A JP 13169492 A JP13169492 A JP 13169492A JP H05303163 A JPH05303163 A JP H05303163A
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JP
Japan
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color
coupler
image
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JP4131694A
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English (en)
Inventor
Ryuji Abe
隆二 阿部
Yasuhiro Shimada
泰宏 嶋田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発色色相が良く(色再現性が良好)、白色度
が高く、かつ発色性に優れたシアン画像を得ることがで
きる、カラープルーフの作成に好適な直接ポジカラー写
真感光材料を提供する。 【構成】 金属を内蔵し、且つ予めかぶらされていない
内部潜像型ハロゲン化銀粒子およびカラーカプラーを含
む、青感層、緑感層及び赤感層を有し、赤感層のカプラ
ーが、下記式(CaI)又は(CbI): 【化1】 で示されるシアンカプラーである直接ポジカラー写真感
光材料並びにこれを用いた画像形成方法及びカラープル
ーフ作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接ポジ画像を得るこ
とを可能にする、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を利用し
た直接ポジカラー写真感光材料並びにこれを用いるカラ
ー画像形成方法及びカラープルーフ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】反転処理工程又はネガフィルムを必要と
せずに、直接ポジ像を得る写真法はよく知られている。
従来から知られている直接ポジカラーハロゲン化銀写真
感光材料を用いてポジ画像を作成するための方法とし
て、予めかぶらされていない内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤を用いる方法がある。この方法は、写真感光材料を画
像露光後、カブり処理を施した後あるいはカブり処理を
施しながら、表面現像を行い、直接ポジカラー画像を得
る方法である。上記予めかぶらされていない内部潜像型
ハロゲン化銀写真乳剤とは、ハロゲン化銀粒子の主とし
て内部に感光核を有し、露光によって粒子内部に主とし
て潜像が形成されるようなタイプのハロゲン化銀写真感
光乳剤をいう。この分野においては種々の技術がこれま
でに知られている。例えば、米国特許第2592250
号、同2466957号、同2497875号、同25
88982号、同3317322号、同3761266
号、同3761276号、同3796577号及び英国
特許第1151363号、同1150553号、同10
11062号の各明細書等に記載されているものがその
主なものである。直接ポジ像の形成機構は以下のように
説明されている。すなわち、像様露光すると上記ハロゲ
ン化銀に、いわゆる内部潜像が生じ、次いでカブらせ処
理を施すことによって、この内部潜像に起因する表面減
感作用が働き(すなわち、露光部でのハロゲン化銀の表
面には現像核(カブリ核)が生じることなく)、未露光
部のハロゲン化銀の表面にのみ選択的に現像核が生じ、
その後通常の表面現像処理を行うことによって未露光部
に写真像(ポジ像)が形成される。上記カブらせ処理の
方法には、いわゆる「光カブらせ法」と呼ばれる感光層
を全面露光する方法と、「化学的カブらせ法」と呼ばれ
る造核剤を用いる方法とがある。上記のような予めかぶ
らされていない内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を用いた直
接ポジカラーハロゲン化銀写真感光材料は、近年、その
処理工程の簡便さが受け入れられて、カラーコピーやカ
ラー製版、印刷の検版、検調用カラープルーフの作成等
に用いられてきている。
【0003】カラー印刷物の作業工程は、カラー原稿を
色分解しさらにこれを網点画像に変換して透過型網点画
像を作る工程を含む。得られた透過型網点画像から印刷
の版が作られるが、これに先立ち最終印刷物(本刷り)
の状態、特性等を検査し、必要な校正(色校正)を行う
工程がある。色校正の方法としては、従来は印刷の版を
作成し、試し刷りをする方法が用いられていた。しかし
近年になって、校正過程の迅速化、コストダウンをはか
る目的で種々のカラープルーフの作成が行われている。
カラープルーフを作成する方法としてはフォトポリマ
ー、ジアゾ法、光粘着性ポリマー等を用いたサープリン
ト法やオーバーレイ法等が知られている(例えば、米国
特許3582327号明細書、特開昭56−50121
7号公報、同59−97140号公報)。しかしなが
ら、これらの方法はいずれも画像を重ね合わせたり転写
することが必要で、しかも複数の図の重ね合わせや転写
を行なう必要があるなど、工程が複雑で多くの時間とコ
ストを要している。特開昭56−104335号には、
カラー写真感光材料を用いたカラープルーフの作成法が
開示されており、この方法は、工程の簡便さやコストの
低さの点で大きなメリットを持ち、しかも調子再現性に
優れる等の特徴がある。上記のカラー写真感光材料を用
いたカラープルーフの作成法は、連続階調を持つ発色法
のハロゲン化銀カラー写真感光材料を用い、これにマゼ
ンタ(M)色、シアン(C)色、イエロー(Y)色、墨
(B)色の各版をカラーペーパーにカラーネガを焼き付
けるように順次密着露光し、続いて指定された発色現像
処理してカラープルーフを得る方法である。この方法は
先に述べた種々の方法に比べ工程が簡便で自動化しやす
い特徴を持っている。こうしたカラープルーフに用いる
ことのできるハロゲン化銀カラー写真感光材料としては
いくつか考えられる。その中で、先に述べたカラー印刷
物の作成工程に用いられる透過型白黒網点画像が特に日
本やヨーロッパではポジ型であることが多いため、カラ
ープルーフ用のハロゲン化銀カラー写真感光材料として
はポジ−ポジ型の感光材料が多く使われている。中でも
前述した、近年その実用化技術が急速に進歩している直
接ポジ型のカラー写真感光材料は処理の簡易さからカラ
ープルーフの用途には最もふさわしいものと注目されて
いる。
【0004】前述したように、直接ポジカラー写真感光
材料の用途の多様化に伴ない、得られる画像(画質)に
対する要求はますます厳しくなり、最大画像濃度が高
く、かつ最小画像濃度が低い、すなわち、最大画像濃度
と最小画像濃度の比が大きい画像であることことが望ま
れている。特にカラープルーフの用途では、最小画像濃
度をより小さくして高い白色度を実現することが良好な
色再現性を得るためにも重要である。白色度に関して
は、最小画像濃度が小さいことは勿論のこと足部の階調
が硬調であることが望まれる。足部の階調が硬調である
ほど白色度は向上する。このような高い最大画像濃度と
低い最小画像濃度を得るために、種々の方法が提案され
ている。例えば、特開平1−145647号公報に記載
されているように、Mn、Cu、Zn、Cd、Pbおよ
び周期率表VIII族に属する金属等からなる群より選ばれ
る少なくとも一種の金属を内蔵させた前記内部潜像型ハ
ロゲン化銀粒子の乳剤を使用する方法、あるいは特開平
2−220049号公報に記載されているように、高活
性のハイドロキノン化合物を乳剤層に含有させる方法な
どがある。前記金属を内蔵させた、内部潜像型ハロゲン
化銀粒子の乳剤を使用する方法によれば、最大画像濃度
と最小画像濃度の改良とともに、足部の階調も改良され
る。
【0005】ポジカラー画像は、現像主薬の酸化体とカ
プラーとのカップリング反応による発色色素の生成によ
って形成されるが、使用されるカプラーとしては、発色
性が高く、かつ生成された色素の色相は、副吸収の少な
い、良好な色再現性を示すものであることが望まれる。
特に、カラープルーフの用途においては、上記の足部の
階調が硬調であるとともに、イエロー、マゼンタ、シア
ンの各色相が印刷インキの色相に近いことが必要であ
る。特に、シアンの色相は印刷インキの色相と異ってお
り、その改良が望まれている。シアンカプラーについて
は、従来から、前記公報にも記載されているように、
2,5−ジアシルアミノフェノール系シアンカプラーが
好ましく使用されている。しかしながら、本発明者の検
討によると、従来使用されている上記フェノール系カプ
ラーは、不要な青光域の吸収が少ないが、その内で発色
性の良好なものは吸収波長が短波側に寄っており、不要
な緑光域の吸収を持っているという問題がある。一方、
吸収波長が適性な領域にあるものは発色性が低いといっ
た問題を有している。特に、カラープルーフの作成の目
的には適しているとは言えない。またこのシアンカプラ
ーでは前記のように金属が内蔵された予めかぶらされて
いない内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を使用した場合であ
っても前記白色度(足部の階調)の改良は充分満足のい
くものではなく、特にカラープルーフの用途においては
更に改良が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、白色度が良く、発色色相が良好で、色再現性に優れ
た発色画像が得られる、直接ポジカラー写真感光材料を
提供することである。また本発明の他の目的は、上記の
ような直接ポジカラー写真感光材料を用いたカラー画像
形成方法及びカラープルーフの作成方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
に、白色度、発色色相、色再現性等の諸条件を満たすカ
ラープルーフの作成に適したシアン画像の実現を目指し
て鋭意検討を重ねた。その結果、前記金属を内蔵したハ
ロゲン化銀粒子を含有する乳剤の存在下で、前記式で示
される特定のシアンカプラーを選択的に使用することに
より、また上記シアンカプラーと特定のイエローカプラ
ーとを組み合わせて使用することにより、更に上記シア
ンカプラーと特定の現像主薬とを組み合わせて使用する
ことにより上記目的が達成されることを見い出し、本発
明を完成した。本発明は、支持体上に、予めかぶらされ
ていない内部潜像型ハロゲン化銀粒子及びカラー画像形
成カプラーを含む、青感層(青感光性乳剤層)、緑感層
(緑感光性乳剤層)及び赤感層(赤感光性乳剤層)が少
なくとも一層設けられてなる直接ポジカラー写真感光材
料において、前記予めかぶらされていない内部潜像型ハ
ロゲン化銀粒子が、Mn、Cu、Zn、Cd、Pb、B
i、In、Tl、Zr、La、Cr、Re及び周期率表
第VIII族に属する金属からなる群より選ばれる少なくと
も一種の金属を内蔵し、かつ、前記赤感層のカラー画像
形成カプラーが、下記式(CaI)又は(CbI):
【0008】
【化5】
【0009】[式中、RC11 及びRC12 は、それぞれ独
立に、ハメットの置換基定数σP 値が0.2以上の電子
吸引性基を表す。ただし、RC11 のσP 値とRC12 のσ
P 値との和は、0.65以上である。ZC11 は、−NH
−又は−CH(RC13 )−を表す。ZC12 は−C(R
C14 )=又は−N=を表す。ZC13 は−C(RC15 )=
又は−N=を表す。RC13 は、ハメットの置換基定数σ
P 値が、0.2以上の電子吸引性基を表す。RC14 及び
C15 は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表
す。XC11 は、水素原子または芳香族第一級アミン発色
現像主薬の酸化体とのカップリング反応により離脱可能
な基を表す]
【0010】
【化6】
【0011】[式中、RC21 は水素原子または置換基を
表す。RC22 は置換基を表す。ZC2 1 は、含窒素6員複
素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。ただ
し、複素環は、少なくとも一つの解離基を有する。X
C21 は、水素原子または芳香族第一級アミン発色現像主
薬の酸化体とのカップリング反応により離脱可能な基を
表す]で示されるシアンカプラーの少なくとも一種を含
有することを特徴とする直接ポジカラー写真感光材料で
ある。
【0012】他の本発明は、上記の直接ポジカラー写真
感光材料の青感層のカラー画像形成カプラーが、下記式
(Y):
【0013】
【化7】
【0014】[式中、RY1はアリール基または三級アル
キル基を表わし、RY2はアルキル基、アリール基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、ア
ルキルチオ基またはアリールチオ基を表わし、RY3は置
換基を表わし、XY は水素原子又は、現像主薬の酸化体
とのカップリング反応時に離脱可能な基を表わし、そし
てkは、0〜4の整数を表わす、但し、kが2〜4のと
き、RY3は同じであっても異っていてもよい。]で示さ
れるイエローカプラーである直接ポジカラー写真感光材
料である。
【0015】更に他の本発明は、上記の直接ポジカラー
写真感光材料を、画像露光した後、下記式(D):
【0016】
【化8】
【0017】[式中、RD1はアルキル基を表わし、RD2
はアルキレン基を表わし、ただし、RD1とRD2は互いに
連結して環を形成してもよい。]で示される現像主薬を
用いて現像処理することを特徴とするカラー画像形成方
法である。
【0018】更に他の本発明は、上記のカラー写真感光
材料に、色分解及び網点画像変換した、シアン版網点画
像フィルム、マゼンタ版網点画像フィルム、イエロー版
網点画像フィルム及び墨版網点画像フィルムを使用し
て、赤色光、緑色光、青色光により逐次露光した後、発
色現像処理することを特徴とするカラープルーフ作成方
法である。
【0019】更に他の本発明は、上記の直接ポジカラー
写真感光材料を、1画素当り10-3秒以下の露光時間で
走査露光した後、発色現像処理することを特徴とするカ
ラー画像形成方法である。
【0020】
【発明の効果】前記のように、特定の金属を内蔵したハ
ロゲン化銀粒子を含む乳剤と、前記式(CaI)又は
(CbI)で示されるシアンカプラーとを含む、本発明
の直接ポジカラー写真感光材料を使用することにより、
発色色相が良く(色再現性の良好な)、白色度が高く、
かつ発色性の良いシアン画像を得ることができる。また
該シアンカプラーと、前記式(Y)で示されるイエロー
カプラーとを併用すると、グレーバランスが一層優れた
カラー画像が得られる。更に、カラー画像形成に際し
て、前記式(D)で表わされる、特定の現像主薬を含む
発色現像処理液で処理すると、上記の効果は一層顕著な
ものとなり、従って、カラープルーフの作成に好適な感
光材料が提供できる。
【0021】以下に本発明の直接ポジカラー写真感光材
料について説明する。本発明の直接ポジカラー写真感光
材料は、支持体上に青感層、緑感層及び赤感層の、三色
の異る感色性を有する感光層(感光性乳剤層)が少なく
とも一層設けられてなり、そして各感光層には、予めか
ぶらされていない内部潜像型ハロゲン化銀粒子及びカラ
ー画像形成カプラー(カラーカプラー)が含まれてい
る。前記の予めかぶらされていない内部潜像型ハロゲン
化銀粒子は、Mn、Cu、Zn、Cd、Pb、Bi、I
n、Tl、Zr、La、Cr、Re及び周期率表第VIII
族に属する金属からなる群より選ばれる少なくとも一種
の金属を内蔵するものである。赤感層には、前述したよ
うに、式(CaI)又は(CbI)で示されるシアンカ
プラーが含まれている。また緑感層には前記式(Y)で
示されるイエローカプラーが含まれていることが好まし
い。
【0022】本発明に用いる予めかぶらされていない内
部潜像型ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の表面
がかぶらされてなく、しかも潜像を主として粒子内部に
形成するハロゲン化銀を含有する乳剤であるが、更に具
体的には、ハロゲン化銀乳剤を透明支持体上に一定量
(0.5〜3g/m2 )塗布し、これに0.01ないし
10秒の固定された時間で露光を与え下記現像液(内部
型現像液)中で、20℃、5分間現像したとき通常の写
真濃度測定方法によって測られる最大濃度が、上記と同
量塗布して同様にして露光したハロゲン化銀乳剤を下記
現像液(表面型現像液)中で、18℃、6分間現像した
場合に得られる最大濃度の、少なくとも5倍大きい濃度
を有するものが好ましく、より好ましくは少なくとも1
0倍大きい濃度を有するものである。
【0023】 内部型現像液 メトール 2.0g 亜硫酸ナトリウム(無水物) 90.0g ハイドロキノン 8.0g 炭酸ナトリウム(一水塩) 52.8g KBr 5.0g KI 0.5g 水加えて 1000cc 表面型現像液 メトール 2.5g L−アスコルビン酸 10.0g NaBO2 ・4H2 O 35.0g KBr 1.0g 水を加えて 1000cc
【0024】内部潜像型乳剤の具体例としては例えば、
米国特許第2592250号明細書に記載されているコ
ンバージョン型ハロゲン化銀乳剤、あるいは米国特許3
761276号、同3850637号、同392351
3号、同4035185号、同4395478号、同4
504570号の各明細書、特開昭52−156614
号、同55−127549号、同53−50222号、
同56−22681号、同59−208540号、同6
0−107641号、同61−3137号、同62−2
15272号の各公報、リサーチ・ディスクロージャー
誌No.23510(1983年11月発行)236頁
に開示されている特許、さらに塩化銀シェルを有する米
国特許4789627号明細書、塩臭化銀コアシェル乳
剤に関する特開昭63−10160号、同63−477
66号の各公報、および特願平1−2467号明細書、
金属イオンをドープした乳剤に関する特開昭63−19
1145号、特開平1−52146号の各公報に記載の
コア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を挙げることができ
る。
【0025】本発明の予めかぶらされていない内部潜像
型ハロゲン化銀粒子としては、コア/シェル型の粒子が
好ましい。内部潜像型コア/シェルハロゲン化銀乳剤
(粒子)のコアとシェルのハロゲン化銀のモル比は、2
0/1以下、1/100以上が特に好ましい。
【0026】本発明に用いる予めかぶらされていない内
部潜像型ハロゲン化銀粒子には、Mn、Cu、Zn、C
d、Pd、Bi、In、Tl、Zr、La、Cr、Re
もしくは周期率表第VIII属に属する金属(Fe、Co、
Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)からなる
群から選ばれた少なくとも一種の金属が内蔵されてい
る。これらの金属の内一つが内蔵されていてもよいし、
また二種類以上の金属が内蔵されていてもよい。上記の
金属の中では、Pd(鉛)、Ir(イリジウム)、Bi
(ビスマス)、Rh(ロジウム)またはRu(ルテニウ
ム)の使用が好ましい。特に、Pd、RhまたはIrが
特に好ましい。
【0027】これらの金属は、銀イオン溶液とハロゲン
水溶液を混合撹拌しながら、ハロゲン化銀の粒子を形成
する際に、該金属を水溶液または有機溶剤で溶解させた
溶液の形で、前記混合液中に添加させることにより(あ
るいはまたハロゲン水溶液中に共存させて)粒子に内蔵
させることができる。またハロゲン化銀粒子を形成した
後、上記のような金属の水溶液または有機溶剤で溶解さ
せた溶液の形で添加し、粒子に内蔵させることもでき
る。その後更にハロゲン化銀で覆ってもよい。上記の金
属は、通常該金属の錯塩(錯体)、あるいは該金属の酸
素酸塩、有機酸塩などの金属化合物の形態で添加され
る。なお、上記の金属の内蔵方法については、米国特許
第3761276号、同4395478号の各明細書お
よび特開昭59−216136号公報等に記載されてい
る。本発明の予めかぶらされていない内部潜像型ハロゲ
ン化銀粒子が内蔵する金属の量は、ハロゲン化銀1モル
当り10-9〜10-2モルの範囲が好ましく、さらに好ま
しくは10-7〜10-3モルの範囲である。
【0028】本発明に使用するハロゲン化銀粒子の形は
立方体、八面体、十二面体、十四面体(特開平2−22
3948号公報)のような規則的な結晶体、球状などの
ような変則的な結晶形、また特開平1−131547
号、同1−158429号の各公報記載の長さ/厚み比
の値が5以上、特に8以上の平板状の形の粒子が、粒子
の全投影面積の50%以上を占める乳剤を用いてもよ
い。また、これら種々の結晶系の複合形をもつもの、ま
たそれらの混合から成る乳剤であってもよい。ハロゲン
化銀の組成としては、塩化銀、臭化銀、混合ハロゲン化
銀があり、本発明に好ましく使用されるハロゲン化銀は
沃化銀を含まないか、あるいは沃化銀を含んでいても3
モル%以下の塩(沃)臭化銀、(沃)塩化銀または
(沃)臭化銀である。これらの中では特に、臭素を含有
するハロゲン化銀が好ましく、特に臭化銀が好ましい。
【0029】ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(球状
もしくは球に近い粒子の場合は粒子直径を、立方体粒子
の場合は縦の長さを、それぞれ粒子サイズとし投影表面
に基づく平均で表すわ。)は、1.5μm以下、0.1
μm以上が好ましいが、特に好ましいのは1.2μm以
下、0.2μm以上である。粒子サイズ分布は狭くても
広くてもいずれでもよいが、粒状性や鮮鋭度等の改良の
ために粒子数あるいは重量で平均粒子サイズの±40%
以内、好ましくは30%以内、最も好ましくは±20%
以内に全粒子の90%以上、特に95%以上が入るよう
な粒子サイズ分布の狭い、いわゆる「単分散」ハロゲン
化銀乳剤を本発明に使用するのが好ましい。また感光材
料が目標とする階調を満足させるために、実質的に同一
の感色性を有する乳剤層において粒子サイズの異なる2
種以上の単分散ハロゲン化銀乳剤もしくは同一サイズで
感度の異なる複数の粒子を同一層に混合または別層に重
層塗布することができる。さらに2種類以上の多分散ハ
ロゲン化銀乳剤あるいは単分散乳剤と多分散乳剤との組
合せを混合あるいは重層して使用することもできる。
【0030】本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、粒
子内部または表面に硫黄もしくはセレン増感、還元増
感、貴金属増感などの単独もしくは併用により化学増感
することができる。コア粒子の化学増感法としては特開
平2−199450号、同2−199449号の各公報
記載の方法を用いることができる。特開平1−1977
42号公報記載のようにメルカプト化合物の存在下で、
また同1−254946号、同2−69738号、同2
−273735号の各公報記載のようにチオスルフィン
酸、スルフィン酸、亜硫酸塩を添加してもよい。詳しい
具体例は例えばリサーチ・ディスクロージャー誌No.
17643−III(1978年12月発行)23頁な
どに記載の特許にある。
【0031】本発明に用いる写真乳剤は慣用の方法で写
真用増感色素によって分光増感される。特に有用な色素
は、シアニン色素、メロシアニン色素および複合メロシ
アニン色素に属する色素であり、これらの色素は単独ま
たは組合せて使用できる。また上記の色素と強色増感剤
を併用してもよい。詳しい具体例は、例えばリサーチ・
ディスクロージャー誌No.17643−IV(197
8年12月発行)23〜24頁などに記載の特許にあ
る。本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造
工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あ
るいは写真性能を安定化させる目的でカブリ防止剤また
は安定剤を含有させることができる。詳しい具体例は、
例えばリサーチ・ディスクロージャー誌No.1764
3−VI(1978年12月発行)および、E.J.B
irr著 "Stabilization of Photographic Silver Hai
lde Emulsion" (Focal Press) 、1974年刊などに記
載されている。
【0032】以下に、本発明の写真感光材料に使用され
ている、前記式(CaI)又は(CbI)で示されるシ
アンカプラーについて詳細に説明する。先ず、下記式
(CaI)で表されるシアンカプラーについて説明す
る。
【0033】
【化9】
【0034】上記式(CaI)において、RC11 および
C12 は、それぞれ独立に、ハメットの置換基定数σP
値が、0.2以上の電子吸引性基を表す。ただし、R
C11 のσP 値とRC12 のσP 値との和は、0.65以上
である。ZC11 は、−NH−又は−CH(RC13 )−を
表す。ZC12 は、−C(RC14 )=又は−N=を表す。
C13 は、−C(RC15 )=又は−N=を表す。RC13
は、ハメットの置換基定数σP 値が、0.2以上の電子
吸引性基を表す。RC14 及びRC15 は、それぞれ独立
に、水素原子又は置換基を表す。XC11 は、水素原子ま
たは芳香族第一級アミン発色現像主薬の酸化体とのカッ
プリング反応により離脱可能な基を表す。
【0035】上記式(CaI)で表されるシアンカプラ
ーは、具体的には、下記式(CaII)〜(CaIX)で表
される。
【0036】
【化10】
【0037】(式中、RC11 、RC12 、RC13 、R
C14 、RC15 及びXC11 は、上記式(CaI)における
それぞれと同義である。)
【0038】本発明においては、式(CaII)、(Ca
III )又は(CaIV)で表されるシアンカプラーが好ま
しく、特に式(CaIII )で表されるシアンカプラーが
好ましい。
【0039】上記RC11 、RC12 及びRC13 はそれぞ
れ、ハメットの置換基定数σp 値が0.20以上の電子
吸引性基である。好ましくは、σp 値がそれぞれ0.3
5以上の電子吸引性基であり、更に好ましくは、σp
がそれぞれ0.60以上の電子吸引性基である。上限と
してはそれぞれσP 値が、1.0以下の電子吸引性基で
ある。また、上記RC11 のσp 値とRC12 のσp 値の和
は、好ましくは、0.70以上であり、上限としては
1.8程度である。
【0040】なお、ハメット則はベンゼン誘導体の反応
又は平衝に及ぼす置換基の影響を定量的に論ずるために
1935年にL.P.Hammett により提唱された経験則
であるが、これは今日広く妥当性が認められている。ハ
メット則により求められた置換基定数にはσp 値とσm
値があり、これらの値は多くの一般的な成書に記載があ
る。例えばJ.A.Dean編「Lange's Hand book of che
mistry」 第12版、1979年(Mc Graw-Hill) や「化
学の領域増刊」、122号、96〜103頁、1979
年(南江堂)に詳しい。本発明においてRC11 、RC12
及びRC13 はハメットの置換基定数σp 値により限定さ
れるが、これらの成書に記載の文献既知の値がある置換
基にのみ限定されるという意味ではなく、その値が文献
未知であってもハメット則に基づいて測定した場合にそ
の範囲内に含まれる限り包含されることは勿論である。
【0041】上記σp 値が0.20以上の電子吸引性基
であるRC11 、RC12 およびRC13の具体例としては、
アシル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、シアノ
基、ニトロ基、ジアルキルホスホノ基、ジアリールホス
ホノ基、ジアリールホスフィニル基、アルキルスルフィ
ニル基、アリールスルフィニル基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基、スルホニルオキシ基、アシ
ルチオ基、スルファモイル基、チオシアネート基、チオ
カルボニル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アル
コキシ基、ハロゲン化アリールオキシ基、ハロゲン化ア
ルキルアミノ基、ハロゲン化アルキルチオ基、σp 値が
0.20以上の上記以外の他の電子吸引性基で置換され
たアリール基、複素環基、ハロゲン原子、アゾ基、又は
セレノシアネート基が挙げられる。これらの置換基のう
ち更に置換基を有することが可能な基は、後述するR
C14で挙げるような置換基を更に有してもよい。
【0042】上記で挙げたRC11 、RC12 及びRC13
ついて更に詳しく述べる。アシル基としては、例えば、
アセチル、3−フェニルプロパノイル、ベンゾイル、お
よび4−ドデシルオキシベンゾイルを挙げることができ
る。アシルオキシ基としては、例えば、アセトキシを挙
げることができる。
【0043】カルバモイル基としては、例えば、カルバ
モイル、N−エチルカルバモイル、N−フェニルカルバ
モイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−(2−ド
デシルオキシエチル)カルバモイル、N−(4−n−ペ
ンタデカンアミド)フェニルカルバモイル、N−メチル
−N−ドデシルカルバモイル、およびN−{3−(2,
4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル}カルバモイ
ルを挙げることができる。
【0044】アルコキシカルボニル基としては、例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、iso −
プロピルオキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボ
ニル、iso −ブチルオキシカルボニル、ブチルオキシカ
ルボニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオ
キシカルボニル、ジエチルカルバモイルエトキシカルボ
ニル、パーフルオロヘキシルエトキシカルボニル、およ
び2−デシル−ヘキシロキシカルボニルメトキシカルボ
ニルを挙げることができる。
【0045】アリールオキシカルボニル基としては、例
えば、フェノキシカルボニル、および2,4−ジ−tert
−アミルフェノキシカルボニルを挙げることができる。
ジアルキルホスホノ基としては、例えば、ジメチルホス
ホノを挙げることができる。ジアリールホスホノ基とし
ては、例えば、ジフェニルホスホノを挙げることができ
る。ジアリールホスフィニル基としては、例えば、ジフ
ェニルホスフィニルを挙げることができる。アルキルス
ルフィニル基としては、例えば、3−フェノキシプロピ
ルスルフィニルを挙げることができる。アリールスルフ
ィニル基としては、例えば、3−ペンタデシルフェニル
スルフィニルを挙げることができる。
【0046】アルキルスルホニル基としては、例えば、
メタンスルホニル、およびオクタンスルホニルを挙げる
ことができる。アリールスルホニル基としては、例え
ば、ベンゼンスルホニル、およびトルエンスルホニルを
挙げることができる。スルホニルオキシ基としては、例
えば、メタンスルホニルオキシ、およびトルエンスルホ
ニルオキシを挙げることができる。アシルチオ基として
は、例えば、アセチルチオ、およびベンゾイルチオを挙
げることができる。
【0047】スルファモイル基としては、例えば、N−
エチルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモ
イル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイ
ル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル、および
N,N−ジエチルスルファモイルを挙げることができ
る。チオカルボニル基としては、例えば、メチルチオカ
ルボニル、フェニルチオカルボニルを挙げることができ
る。
【0048】ハロゲン化アルキル基としては、例えば、
トリフロロメチル、ヘプタフロロプロピルを挙げること
ができる。ハロゲン化アルコキシ基としては、例えばト
リフロロメチルオキシを挙げることができる。ハロゲン
化アリールオキシ基としては、例えばペンタフロロフェ
ニルオキシを挙げることができる。ハロゲン化アルキル
アミノ基としては、例えば、N,N−ジ−(トリフロロ
メチル)アミノを挙げることができる。ハロゲン化アル
キルチオ基としては、例えば、ジフロロメチルチオ、
1,1,2,2−テトラフロロエチルチオを挙げること
ができる。
【0049】σp 値が0.20以上の上記以外の他の電
子吸引性基で置換されたアリール基としては、例えば、
2,4−ジニトロフェニル、2,4,6−トリクロロフ
ェニル、ペンタクロロフェニルを挙げることができる。
複素環基としては、例えば、2−ベンゾオキサゾリル、
2−ベンゾチアゾリル、1−フェニル−2−ベンズイミ
タゾリル、5−クロロ−1−テトラゾリル、1−ピロリ
ルを挙げることができる。ハロゲン原子としては、例え
ば、塩素原子、臭素原子を挙げることができる。アゾ基
としては、例えばフェニルアゾを挙げることができる。
【0050】代表的な電子吸引性基のσp 値を挙げる
と、シアノ基(0.66)、ニトロ基(0.78)、ト
リフルオロメチル基(0.54)、アセチル基(0.5
0)、トリフルオロメタンスルホニル(0.92)、メ
タンスルホニル基(0.72)、ベンゼンスルホニル基
(0.70)、メタンスルフィニル基(0.49)、カ
ルバモイル基(0.36)、メトキシカルボニル基
(0.45)、ピラゾリル基(0.37)、メタンスル
ホニルオキシ基(0.36)、ジメトキシホスホリル基
(0.60)、スルファモイル基(0.57)などであ
る。
【0051】RC11 、RC12 及びRC13 は、σp 値が
0.35以上の電子吸引性基であることが好ましい。こ
れらの例としては、アシル基、カルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、シア
ノ基、ニトロ基、アルキルスルフィニル基、アリールス
ルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホ
ニル基、スルファモイル基、ハロゲン化アルキル基、ハ
ロゲン化アルキルオキシ基、ハロゲン化アルキルチオ
基、ハロゲン化アリールオキシ基、ハロゲン化アリール
基、2個以上のニトロ基で置換されたアリール基及び複
素環基を挙げることができる。なかでもシアノ基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ハ
ロゲン化アルキル基が好ましく、シアノ基、無置換又は
弗素原子、アルコキシカルボニル基若しくはカルバモイ
ル基で置換されたアルコキシカルボニル基、無置換又は
アルキル基若しくはアルコキシ基で置換されたアリール
オキシカルボニル基がより好ましい。
【0052】本発明において更に好ましくは、RC11
C12 及びRC13 の少なくとも1つがσp 値が0.60
以上の電子の吸引性基である。σp 値が0.60以上の
電子吸引性基の例としては、ニトロ基、シアノ基、およ
びアリールスルホニル基が挙げられる。RC11 として
は、特にシアノ基が好ましい。
【0053】RC14 及びRC15 は、それぞれ独立に、水
素原子又は置換基(原子を含む。)を表す。置換基の例
としては、ハロゲン原子、脂肪族基、アリール基、複素
環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ
基、アルキル、アリール若しくは複素環チオ基、アシル
オキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、ス
ルホニルオキシ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ
基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルケニルオキシ基、ホルミル基、アルキル、
アリール若しくは複素環アシル基、アルキル、アリール
若しくは複素環スルホニル基、アルキル、アリール若し
くは複素環スルフィニル基、アルキル、アリール若しく
は複素環オキシカルボニル基、アルキル、アリール若し
くは複素環オキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド
基、カルバモイル基、スルファモイル基、ホスホニル
基、イミド基、アゾリル基、ヒドロキシ基、シアノ基、
カルボキシ基、ニトロ基、スルホ基、無置換のアミノ基
を挙げることができる。これらの基に含まれるアルキル
基、アリール基若しくは複素環基は、上記のRC14 で例
示したような置換基で更に置換されていてもよい。
【0054】上記で挙げたRC14 及びRC15 について更
に詳しく説明する。ハロゲン原子としては、例えば、塩
素原子および臭素原子を挙げることができる。脂肪族基
としては、例えば、炭素数1〜36の直鎖または分岐鎖
アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、およびシクロアルケニル基を挙
げることができる。これらの例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、トリデシ
ル、2−メタンスルホニルエチル、3−(3−ペンタデ
シルフェノキシ)プロピル、3−{4−{2−[4−
(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ]ド
デカンアミド}フェニル}プロピル、2−エトキシトリ
デシル、トリフルオロメチル、シクロペンチル、および
3−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)プロピ
ル)が挙げられる。
【0055】アリール基としては、炭素6〜36のアリ
ール基が好ましく、例えばフェニル、ナフチル、4−ヘ
キサデシルオキシフェニル、4−tert−ブチルフェニ
ル、2,4−ジ−tert−アミルフェニル、4−テトラデ
カンアミドフェニル、および3−(2,4−tert−アミ
ルフェノキシアセトアミド)フェニルが挙げられる。複
素環基としては、例えば3−ピリジル、2−フリル、2
−チエニル、2−ピリジル、2−ピリミジニル、および
2−ベンゾチアゾリルが挙げられる。アルコキシ基とし
ては、例えばメトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキ
シ、2−ドデシルオキシエトキシ、および2−メタンス
ルホニルエトキシが挙げられる。
【0056】アリールオキシ基としては、例えば、フェ
ノキシ、2−メチルフェノキシ、4−tert−ブチルフェ
ノキシ、2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ、2−ク
ロロフェノキシ、4−シアノフェノキシ、3−ニトロフ
ェノキシ、3−tert−ブチルオキシカルバモイルフェノ
キシ、および3−メトキシカルバモイルフェノキシが挙
げられる。複素環オキシ基としては、例えば、2−ベン
ズイミダゾリルオキシ、1−フェニルテトラゾール−5
−オキシ、および2−テトラヒドロピラニルオキシが挙
げられる。アルキル、アリール若しくは複素環チオ基と
しては、例えばメチルチオ、エチルチオ、オクチルチ
オ、テトラデシルチオ、2−フェノキシエチルチオ、3
−フェノキシプロピルチオ、3−(4−tert−ブチルフ
ェノキシ)プロピルチオ、フェニルチオ、2−ブトキシ
−5−tert−オクチルフェニルチオ、3−ペンタデシル
フェニルチオ、2−カルボキシフェニルチオ、4−テト
ラデカンアミドフェニルチオ、2−ベンゾチアゾリルチ
オ、2,4−ジ−フェノキシ−1,3,4−トリアゾー
ル−6−チオ、および2−ピリジルチオが挙げられる。
【0057】アシルオキシ基としては、例えば、アセト
キシ、およびヘキサデカノイルオキシが挙げられる。カ
ルバモイルオキシ基としては、例えば、N−エチルカル
バモイルオキシ、およびN−フェニルカルバモイルオキ
シが挙げられる。シリルオキシ基としては、例えば、ト
リメチルシリルオキシ、およびジブチルメチルシリルオ
キシが挙げられる。スルホニルオキシ基としては、例え
ば、ドデシルスルホニルオキシが挙げられる。
【0058】アシルアミノ基としては、例えば、アセト
アミド、ベンズアミド、テトラデカンアミド、2−
(2,4−tert−アミルフェノキシアセトアミド、2−
[4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキ
シ)]デカンアミド、イソペンタデカンアミド、2−
(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)ブタンアミ
ド、および4−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェノキシ)ブタンアミドが挙げられる。アルキルアミノ
基としては、例えば、メチルアミノ、ブチルアミノ、ド
デシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、およ
びメチルブチルアミノが挙げられる。アリールアミノ基
としては、例えば、フェニルアミノ、2−クロロアニリ
ノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミドアニリノ、N
−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−[α−2−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ドデカンアミ
ド]アニリノ、および2−クロロ−5−ドデシルオキシ
カルボニルアニリノが挙げられる。ウレイド基として
は、例えば、メチルウレイド、フェニルウレイド、N,
N−ジブチルウレイド、およびジメチルウレイドが挙げ
られる。
【0059】スルファモイルアミノ基としては、例え
ば、N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ、および
N−メチル−N−デシルスルファモイルアミノが挙げら
れる。アルケニルオキシ基としては、例えば2−プロペ
ニルオキシが挙げられる。アルキル、アリール若しくは
複素環アシル基としては、例えばアセチル、ベンゾイ
ル、2,4−ジ−tert−アミルフェニルアセチル、3−
フェニルプロパノイル、および4−ドデシルオキシベン
ゾイルが挙げられる。アルキル、アリール若しくは複素
環スルホニル基としては、例えば、メタンスルホニル、
オクタンスルホニル、ベンゼンスルホニル、およびトル
エンスルホニルが挙げられる。
【0060】スルフィニル基としては、例えば、オクタ
ンスルフィニル、ドデシルスルフィニル、ドデカンスル
フィニル、フェニルスルフィニル、3−ペンダデシルフ
ェニルスルフィニル、および3−フェノキシプロピルス
ルフィニルが挙げられる。アルキル、アリール若しくは
複素環オキシカルボニル基としては、例えば、メトキシ
カルボニル、ブトキシカルボニル、ドデシルオキシカル
ボニル、オクダデシルオキシカルボニル、およびフェノ
キシカルボニルが挙げられる。アルキル、アリール若し
くは複素環オキシカルボニルアミノ基としては、例えば
メトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオキシカルボ
ニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、および2,
4−ジ−tert−ブチルフェノキシカルボニルアミノが挙
げられる。
【0061】スルホンアミド基としては、例えば、メタ
ンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、ベン
ゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、オ
クタデカンスルホンアミド、および2−メトキシ−5−
tert−ブチルベンゼンスルホンアミドが挙げられる。カ
ルバモイル基としては、例えば、N−エチルカルバモイ
ル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−(2−ドデシ
ルオキシエチル)カルバモイル、N−メチル−N−ドデ
シルカルバモイル、およびN−[3−(2,4−ジ−te
rt−アミルフェノキシ)プロピル]カルバモイルが挙げ
られる。スルファモイル基としては、例えば、N−エチ
ルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイ
ル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スルファモイ
ル、N−エチル−N−ドデシルフルファモイル、および
N,N−ジエチルスルファモイルが挙げられる。
【0062】ホスホニル基としては、例えば、フェノキ
シホスホニル、オクチルオキシホスホニル、およびフェ
ニルホスホニルが挙げられる。イミド基としては、例え
ば、N−サクシンイミド、ヒダントイニル、N−フタル
イミド、および3−オクタデセニルスクシンイミドが挙
げられる。アゾリル基としては、例えば、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、3−クロロ−ピラゾール−1−イル、
およびトリアゾリルが挙げられる。
【0063】上記RC14 及びRC15 としては、以下のも
のが好ましい。アルキル基、アリール基、複素環基、シ
アノ基、ニトロ基、アシルアミノ基、アリールアミノ
基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチ
オ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ
基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、スルホニル基、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、複素環オキシ基、アシルオキシ
基、カルバモイルオキシ基、アリールオキシカルボニル
アミノ基、イミド基、複素環チオ基、スルフィニル基、
ホスホニル基、アシル基、アゾリル基。
【0064】更に好ましくはアルキル基、アルール基で
あり、より好ましくは、少なくとも一つのアルコキシ
基、スルホニル基、スルファモイル基、カルバモイル
基、アシルアミド基又はスルホンアミド基を置換基とし
て有するアルキル基若しくはアリール基である。特に好
ましくは、少なくとも一つのアシルアミド基又はスルホ
ンアミド基を置換基として有するアルキル基若しくはア
リール基である。
【0065】XC11 は、水素原子若しくは該カプラーが
芳香族第1級アミン発色現像主薬の酸化体とカップリン
グ反応したとき、離脱する基(以下、単に「離脱基」と
呼ぶ)を表す。上記離脱基は、ハロゲン原子、芳香族ア
ゾ基、または酸素、窒素、イオウ若しくは炭素原子を介
してカップリング位と結合するアルキル基、アルール基
若しくは複素環基、アルキル若しくはアリールスルホニ
ル基、アリールスルフィニル基、アルキル、アリール若
しくは複素環カルボニル基、そして窒素原子でカップリ
ング位と結合する複素環基がある。これらの例として
は、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アシルオキシ基、アルキルもしくはアリールスルホニル
オキシ基、アシルアミノ基、アルキルもしくはアリール
スルホンアミド基、アルコキシカルボニルオキシ基、ア
リールオキシカルボニルオキシ基、アルキル、アリール
もしくは複素環チオ基、カルバモイルアミノ基、アリー
ルスルフィニル基、アリールスルホニル基、5員もしく
は6員の含窒素複素環基、イミド基、アリールアゾ基を
挙げることができる。これらの離脱基に含まれるアルキ
ル基、アリール基若しくは複素環基は、前記RC14 で挙
げた置換基でさらに置換されていてもよく、そしてこれ
らの置換基が2つ以上のときは同一であっても異なって
いてもよい。またこれらの置換基がさらに前記RC14
挙げた置換基を有していてもよい。
【0066】上記離脱基について更に詳しく説明する。
ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原
子、及び臭素原子が挙げられる。アルコキシ基として
は、例えば、エトキシ、ドデシルオキシ、メトキシエチ
ル、カルバモイルメトキシ、カルボキシプロピルオキ
シ、メチルスルホニルエトキシ、及びエトキシカルボニ
ルメトキシが挙げられる。アリールオキシ基としては、
例えば、4−メチルフェノキシ、4−クロロフェノキ
シ、4−メトキシフェノキシ、4−カルボキシフェノキ
シ、3−エトキシカルボキシフェノキシ、3−アセチル
アミノフェノキシ、及び2−カルボキシフェノキシが挙
げられる。アシルオキシ基としては、例えば、アセトキ
シ、テトラデカノイルオキシ、及びベンゾイルオキシが
挙げられる。
【0067】アルキルもしくはアリールスルホニルオキ
シ基としては、例えば、メタンスルホニルオキシ、及び
トルエンスルホニルオキシが挙げられる。アシルアミノ
基としては、例えば、ジクロルアセチルアミノ、及びヘ
プタフルオロブチリルアミノが挙げられる。アルキル若
しくはアリールスルホンアミド基としては、例えば、メ
タンスルホンアミノ、トリフルオロメタンスルホンアミ
ノ、及びp−トルエンスルホニルアミノが挙げられる。
アルコキシカルボニルオキシ基としては、例えば、エト
キシカルボニルオキシ、及びベンジルオキシカルボニル
オキシが挙げられる。アリールオキシカルボニルオキシ
基としては、例えば、フェノキシカルボニルオキシが挙
げられる。
【0068】アルキル、アリールもしくは複素環チオ基
としては、例えば、エチルチオ、2−カルボキシエチル
チオ、ドデシルチオ、1−カルボキシドデシルチオ、フ
ェニルチオ、2−ブトキシ−5−tert−オクチルフェニ
ルチオ、及びテトラゾリルチオが挙げられる。アリール
スルホニル基としては、例えば、2−ブトキシ−5−te
rt−オクチルフェニルスルホニルが挙げられる。アリー
ルスルフィニル基としては、例えば、2−ブトキシ−5
−tert−オクチルフェニルスルフィニルが挙げられる。
カルバモイルアミノ基としては、例えば、N−メチルカ
ルバモイルアミノ、及びN−フェニルカルバモイルアミ
ノが挙げられる。
【0069】5員もしくは6員の含窒素複素環基として
は、例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリ
ル、テトラゾリル、及び1,2−ジヒドロ−2−オキソ
−1−ピリジルが挙げられる。イミド基としては、例え
ば、スクシンイミド、及びヒダントイニルが挙げられ
る。アリールアゾ基としては、例えば、フェニルアゾ、
及び4−メトキシフェニルアゾが挙げられる。
【0070】上記の基は更に前記RC14 の置換基として
挙げた基で置換されていてもよい。また、炭素原子を介
してカップリング位と結合する離脱基として、アルデヒ
ド類又はケトン類で四当量カプラーを結合して得られる
ビス型カプラーがある。本発明の離脱基は、現像抑制
剤、現像促進剤など写真的有用基を含んでいてもよい。
【0071】上記離脱基は、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルキルもしくはアリールチオ
基、アリールスルホニル基、アリールスルフィニル基、
カップリング活性位に窒素原子で結合する5員もしくは
6員の含窒素複素環基が好ましく、特にアリールチオ基
が好ましい。
【0072】次に、下記式(CbI)で表されるシアン
カプラーについて説明する。
【0073】
【化11】
【0074】上記式(CbI)において、RC21 は水素
原子または置換基を表す。RC22 は置換基を表す。Z
C21 は、含窒素6員複素環を形成するのに必要な非金属
原子群を表す。ただし、複素環は、少なくとも一つの解
離基を有する。XC21 は、水素原子または芳香族第一級
アミン発色現像主薬の酸化体とのカップリング反応によ
り離脱可能な基を表す。
【0075】上記RC21 及びRC22 における置換基とし
ては、前述のRC14 で挙げた置換基を挙げることができ
る。本発明においては、RC21 及びRC22 のうち少なく
とも一方がハメットの置換基定数σp 値が0.20以上
の電子吸引性基であることが好ましく、さらに好ましく
は、σp 値が0.35以上、より好ましくは0.60以
上の電子吸引性基である。特に好ましくは、RC21 、R
C22 のうち少なくとも一方がシアノ基である。ハメット
の置換基定数σp 値に対応する電子吸引性基について
は、前述のRC11 で述べた通りである。
【0076】上記ZC21 は、含窒素6員複素環を形成す
るのに必要な非金属原子群を表す。ただし該複素環は少
なくとも1つの解離基を有する。このような含窒素6員
複素環を構成する4つの2価の連結基としては、例えば
−NH−、−N(R)−、−N=、−CH(R)−、−
CH=、−C(R)=、−CO−、−S−、−SO−、
−SO2 −が挙げられる(Rは、置換基を表し、前記R
C14 で挙げた置換基が挙げられる)。また解離基として
は、−NH−、−CH(R)−など酸性プロトンを有す
るものがあげらる。好ましくは水中でのpKaが3〜1
2の値を持つものである。XC21 は、前述したXC11
同義である。
【0077】上記式(CbI)で表されるカプラーは、
下記式 (CbII) 〜(CbXIX )で表されるものが好ま
しく、式 (CbII) 、(CbIII )又は(CbVIII)で
あらわされるカプラーが更に好ましい。
【0078】
【化12】
【0079】
【化13】
【0080】上記式において、RC21 、RC22 及びX
C21 は、式(CbI)におけるそれぞれと同義である。
C23 、RC25 、RC26 、RC27 及びRC28 はそれぞれ
水素原子又は置換基を表し、RC24 は置換基を表す。EW
G はハメットの置換基定数σp値が0.35以上の電子
吸引性基を表す。RC23 、RC24 、RC25 、RC26 、R
C27 、及びRC28 の置換基は前記RC14で挙げたものと
同様である。EWG で表される電子吸引性基としては、前
記RC11で挙げたものと同様である。
【0081】式(CaI)又は(CbI)で表されるシ
アンカプラーは、母核上のそれぞれの置換基が式(Ca
I)又は(CbI)で表されるシアンカプラーの骨格を
含有していて二量体以上の多量体を形成していたり、高
分子鎖を含有していて単独重合体若しくは共重合体を形
成してもよい。高分子鎖を含有している単独重合体若し
くは共重合体とは、式(CaI)又は(CbI)で表さ
れるシアンカプラー残基を有する付加重合体エチレン型
不飽和化合物の単独もしくは共重合体が典型例である。
この場合、式(CaI)又は(CbI)で表されるシア
ンカプラー残基を有するシアン発色性の繰り返し単位
は、重合体中に1種類以上含有されていてもよく、共重
合成分としてアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル、マレイン酸エステル類の如き、芳香族一級アミン発
色現像薬の酸化生成物とカップリングしない非発色性の
エチレン型モノマーの1種または2種以上を含む共重合
体であってもよい。
【0082】以下に、式(CaI)で表されるカプラー
の具体例を示す。なお、これらの具体例に用いられてい
る置換基は、以下の通りである。
【0083】
【化14】
【0084】
【化15】
【0085】
【化16】
【0086】
【化17】
【0087】
【化18】
【0088】
【化19】
【0089】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── CaII RC11C12C14C15C11 ──────────────────────────────────── 1 (9) (4) (4) (49) (1) 2 (4) (18) (9) (25) (1) 3 (16) (4) (4) (48) (1) 4 (4) (20) (8) (25) (37) 5 (18) (4) (4) (25) (28) 6 (4) (40) (11) (25) (1) ────────────────────────────────────
【0090】
【化20】
【0091】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── CaIII RC11C12C14C11 ──────────────────────────────────── 1 (8) (4) (46) (1) 2 (4) (18) (26) (1) 3 (4) (20) (25) (1) 4 (4) (36) (25) (1) 5 (4) (35) (25) (1) 6 (4) (19) (25) (1) 7 (4) (13) (46) (1) 8 (4) (23) (47) (28) 9 (4) (13) (27) (29) 10 (4) (17) (50) (30) 11 (4) (35) (27) (32) 12 (4) (16) (42) (24) 13 (4) (12) (43) (34) 14 (4) (9) (52) (33) ────────────────────────────────────
【0092】
【化21】
【0093】
【表3】 表3 ──────────────────────────────────── CaIV RC11C12C15C11 ──────────────────────────────────── 1 (9) (4) (49) (2) 2 (4) (18) (45) (1) 3 (4) (13) (39) (31) 4 (4) (35) (51) (34) 5 (4) (38) (14) (37) 6 (4) (20) (25) (1) 7 (4) (15) (50) (2) 8 (4) (22) (48) (10) ────────────────────────────────────
【0094】
【化22】
【0095】
【表4】 表4 ──────────────────────────────────── Ca V RC11C12C11 ──────────────────────────────────── 1 (4) (21) (1) ────────────────────────────────────
【0096】
【化23】
【0097】
【表5】 表5 ──────────────────────────────────── CaVI RC11C12C13C14C15C11 ──────────────────────────────────── 1 (4) (9) (5) (51) (3) (11) ────────────────────────────────────
【0098】
【化24】
【0099】
【表6】 表6 ──────────────────────────────────── CaVII RC11C12C13C14C11 ──────────────────────────────────── 1 (5) (4) (4) (42) (1) 2 (5) (4) (4) (44) (31) ────────────────────────────────────
【0100】
【化25】
【0101】
【表7】 表7 ──────────────────────────────────── CaVIII RC11C12C13C15C11 ──────────────────────────────────── 1 (9) (4) (4) (44) (1) ────────────────────────────────────
【0102】
【化26】
【0103】
【表8】 表8 ──────────────────────────────────── CaIX RC11C12C13C11 ──────────────────────────────────── 1 (4) (18) (4) (1) 2 (4) (41) (4) (10) ────────────────────────────────────
【0104】以下に、式(CbI)で表されるカプラー
の具体例を示す。なお、これらの具体例に用いられてい
る置換基は、以下の通りである。
【0105】
【化27】
【0106】
【化28】
【0107】
【化29】
【0108】
【化30】
【0109】
【化31】
【0110】
【化32】
【0111】
【化33】
【0112】
【化34】
【0113】
【表9】 表9 ──────────────────────────────────── CbII RC21C22C23C24C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (21) (1) 2 (14) (31) (13) (21) (3) 3 (88) (31) (22) (21) (3) 4 (42) (31) (12) (21) (3) 5 (12) (31) (15) (21) (3) 6 (31) (31) (19) (21) (3) 7 (31) (31) (20) (21) (3) 8 (16) (40) (13) (21) (1) 9 (9) (31) (14) (21) (3) 10 (8) (31) (14) (21) (3) 11 (43) (43) (13) (23) (3) 12 (14) (31) (19) (23) (74) 13 (25) (31) (19) (23) (77) 14 (14) (45) (67) (23) (79) 15 (25) (31) (66) (23) (83) 16 (14) (31) (68) (23) (91) ────────────────────────────────────
【0114】
【化35】
【0115】
【表10】 表10 ──────────────────────────────────── CbIII RC21C22C23C26C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (44) (21) (1) 2 (14) (31) (44) (21) (3) 3 (14) (31) (44) (1) (1) 4 (18) (31) (45) (1) (3) 5 (31) (31) (45) (1) (3) 6 (31) (31) (42) (1) (1) 7 (14) (31) (37) (1) (3) 8 (15) (31) (38) (1) (3) 9 (16) (31) (39) (1) (3) 10 (43) (43) (39) (1) (3) 11 (31) (43) (44) (1) (3) 12 (45) (31) (44) (1) (3) 13 (7) (31) (44) (72) (3) 14 (14) (31) (38) (72) (3) 15 (10) (44) (1) (69) (3) 16 (87) (31) (44) (1) (82) 17 (14) (31) (44) (1) (83) 18 (88) (31) (38) (1) (76) 19 (14) (31) (37) (1) (80) 20 (14) (31) (40) (1) (91) ────────────────────────────────────
【0116】
【化36】
【0117】
【表11】 表11 ──────────────────────────────────── CbIV RC21C22C24C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (1) 2 (25) (31) (19) (3) 3 (43) (31) (28) (80) 4 (31) (14) (27) (83) ────────────────────────────────────
【0118】
【化37】
【0119】
【表12】 表12 ──────────────────────────────────── Cb V RC21C22C23C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (1) 2 (25) (31) (20) (3) 3 (43) (31) (30) (79) 4 (31) (14) (29) (84) ────────────────────────────────────
【0120】
【化38】
【0121】
【表13】 表13 ──────────────────────────────────── CbVI RC21C22C23C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (28) (1) 2 (25) (31) (27) (3) 3 (43) (31) (19) (81) 4 (31) (14) (12) (82) ────────────────────────────────────
【0122】
【化39】
【0123】
【表14】 表14 ──────────────────────────────────── CbVII RC21C22C26C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (9) (1) 2 (25) (31) (13) (3) 3 (43) (31) (27) (80) 4 (31) (14) (28) (85) ────────────────────────────────────
【0124】
【化40】
【0125】
【表15】 表15 ──────────────────────────────────── CbVIII RC21C22C25C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (29) (1) 2 (8) (31) (14) (1) 3 (37) (31) (21) (1) 4 (49) (31) (21) (3) 5 (25) (37) (21) (1) 6 (31) (31) (8) (1) 7 (14) (38) (21) (1) 8 (42) (42) (14) (1) 9 (13) (31) (14) (1) 10 (14) (31) (13) (74) 11 (14) (31) (9) (75) 12 (14) (31) (8) (76) 13 (31) (14) (13) (78) 14 (31) (31) (12) (79) 15 (42) (14) (19) (80) 16 (42) (31) (20) (81) 17 (14) (31) (8) (82) 18 (31) (31) (8) (83) 19 (14) (31) (19) (84) 20 (31) (14) (9) (91) ────────────────────────────────────
【0126】
【化41】
【0127】
【表16】 表16 ──────────────────────────────────── CbIX RC21C22C27C28C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (27) (27) (1) 2 (25) (31) (27) (27) (3) 3 (43) (31) (28) (28) (81) 4 (31) (14) (28) (28) (84) ────────────────────────────────────
【0128】
【化42】
【0129】
【表17】 表17 ──────────────────────────────────── Cb X RC21C22C23C24 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (21) (31) (1) 2 (25) (31) (19) (23) (31) (3) 3 (43) (31) (67) (23) (43) (79) 4 (31) (14) (62) (23) (31) (82) ────────────────────────────────────
【0130】
【化43】
【0131】
【表18】 表18 ──────────────────────────────────── CbXI RC21C22C23C26 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (44) (21) (31) (1) 2 (25) (31) (45) (1) (43) (3) 3 (43) (31) (44) (72) (31) (80) 4 (31) (14) (1) (69) (31) (83) ────────────────────────────────────
【0132】
【化44】
【0133】
【表19】 表19 ──────────────────────────────────── CbXII RC21C22C24 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (19) (43) (1) 2 (25) (31) (13) (31) (3) 3 (43) (31) (27) (31) (81) 4 (31) (14) (28) (43) (84) ────────────────────────────────────
【0134】
【化45】
【0135】
【表20】 表20 ──────────────────────────────────── CbXIII RC21C22C23 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (20) (31) (1) 2 (25) (31) (13) (31) (3) 3 (43) (31) (24) (43) (79) 4 (31) (14) (30) (31) (85) ────────────────────────────────────
【0136】
【化46】
【0137】
【表21】 表21 ──────────────────────────────────── CbXIV RC21C22C23 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (19) (31) (1) 2 (25) (31) (12) (43) (3) 3 (43) (31) (27) (31) (80) 4 (31) (14) (28) (31) (82) ────────────────────────────────────
【0138】
【化47】
【0139】
【表22】 表22 ──────────────────────────────────── CbXV RC21C22C26 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (43) (1) 2 (25) (31) (9) (31) (3) 3 (43) (31) (28) (31) (87) 4 (31) (14) (27) (43) (83) ────────────────────────────────────
【0140】
【化48】
【0141】
【表23】 表23 ──────────────────────────────────── CbXVI RC21C22C25 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (8) (31) (1) 2 (25) (31) (9) (31) (3) 3 (43) (31) (13) (43) (79) 4 (31) (14) (19) (31) (84) ────────────────────────────────────
【0142】
【化49】
【0143】
【表24】 表24 ──────────────────────────────────── CbXVII RC21C22C27C28 EWG XC21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (27) (27) (31) (1) 2 (25) (31) (27) (27) (43) (3) 3 (43) (31) (28) (28) (31) (80) 4 (31) (14) (28) (28) (31) (85) ────────────────────────────────────
【0144】
【化50】
【0145】
【表25】 表25 ──────────────────────────────────── CbXVIII RC21C22C23C24C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (13) (21) (1) 2 (25) (31) (28) (21) (3) 3 (43) (31) (19) (23) (81) 4 (31) (14) (67) (23) (83) ────────────────────────────────────
【0146】
【化51】
【0147】
【表26】 表26 ──────────────────────────────────── CbXIX RC21C22C23C26C21 ──────────────────────────────────── 1 (14) (31) (44) (21) (1) 2 (25) (31) (45) (1) (3) 3 (43) (31) (38) (72) (79) 4 (31) (14) (40) (1) (84) ────────────────────────────────────
【0148】本発明に係る化合物及びその中間体の合成
方法は、公知の方法によって合成することができる。例
えば、J.Am.Chem.Soc.,80,5332(1958)、J.Ame.Chem.,81
号、2452(1959)、J.Am.Chem.Soc.,112,2465(1990) 、Or
g.Synth.,I 270(1941)、J.Chem.Soc.,5149(1962)、Hetr
ocyclic.,27 号、2301(1988)、Rec.Trav.chim.,80,1075
(1961)などに記載の方法、それらに引用されている文献
又は類似の方法によって合成することができる。
【0149】次に具体的に合成例を示す。
【0150】(合成例1)下記のルートにより例示化合
物(CaIII−2)を合成した。
【0151】
【化52】
【0152】2−アミノ−4−シアノ−3−メトキシカ
ルボニルピロール(1a)(66.0g、0.4モル)
のジメチルアセトアミド(300ミリリットル)溶液
に、室温にて3,5−ジクロロベンゾイルクロライド
(2a)(83.2g、0.4モル)を加え、30分間
攪拌した。これに水を加え酢酸エチルで2回抽出した。
有機層を集め、水および飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、アセトニ
トリル(300ミリリットル)から再結晶すると、化合
物(3a)(113g、84%)を得た。
【0153】上記で得た化合物(3a)(101.1
g、0.3モル)のジメチルホルムアミド(200ミリ
リットル)溶液に水酸化カリウム(252g、4.5モ
ル)の粉末を室温にて加えよく攪拌した。これに、水冷
下、ヒドロキシルアミン−0−スルホン酸(237g、
2.1モル)を温度が急激に上がらないように注意し、
少しずつ添加し、添加後30分攪拌した。更に0.1N
塩酸水溶液を滴下し、pH試験紙を見ながら中和した。
得られた溶液を酢酸エチルで3回抽出し、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製す
ると化合物(4a)(9.50g、9%)が得られた。
【0154】得られた化合物(4a)(7.04g、2
0ミリモル)のアセトニトリル(30ミリリットル)溶
液に、室温にて四塩化炭素(9cc)を加え、続いてト
リフェニルホスフィン(5.76g、22ミリモル)を
加え、8時間加熱還流した。冷却後、水を加え酢酸エチ
ルで3回抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製すると化合物
(5a)(1.13g、17%)が得られた。
【0155】得られた化合物(5a)1.8gと、2−
オクチルオクタノール(6a)12.4gとをスルホラ
ン2.0ミリリットルに溶解し、さらに1.5gのチタ
ニウムイソプロポキシド1.5gを添加した。反応温度
を110℃に保ち1.5時間反応させた後、酢酸エチル
を加え水で洗浄した。酢酸エチル層を乾燥後、留去し、
残渣をカラムクロマトグラフィーで精製することにより
目的の例示化合物(CaIII−2)を1.6g得た。
【0156】(合成例2)下記のルートにより例示化合
物(CbIII−3)を合成した。
【0157】
【化53】
【0158】2−アミノアセトフェノン塩酸塩とマロノ
ニトリルをアルカリ存在下縮合させて得られた2−アミ
ノ−3−シアノ−4−フェニルピロール(化合物a)1
8.3gと、エトキシエチリデンマロン酸ジエチル2
5.3gとをエタノール300ミリリットル中に分散
し、これにナトリウムメチラート28%メタノール溶液
22.0ミリリットルを加え5時間加熱還流した。冷却
後、酢酸エチルを加え、水洗した後、有機溶媒を濃縮
し、析出した結晶を濾取し、化合物bを11.6g得
た。次いでこれに2−ヘキシルデカノール50ミリリッ
トル、Ti(O−i−Pr)4 2.0gを加え、油浴温
度130℃〜140℃にて6時間加熱した。冷却後シリ
カゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)にて精製し、目的とする例示化合物
(CbIII−3)を14.7g淡黄色の油状物として得
た。
【0159】上記のシアンカプラーは、単独で使用して
もよいし、二種以上を混合して使用してもよい。また他
の公知のカプラーと併用してもよい。上記式(CaI)
または(CbI)で表わされるシアンカプラーの感光材
料中での使用量は、感光材料1m2 当たり、1×10-5
モル〜1×10-2モルの範囲であり、好ましくは、1×
10-4モル〜5×10-2モルの範囲、更に好ましくは、
2×10-4モル〜1×10-3モルの範囲である。
【0160】次に、本発明の直接ポジカラー写真感光材
料の青感層に含有されるカラー画像形成カプラーとして
好ましいイエローカプラーについて説明する。このイエ
ローカプラーは、下記式(Y)で示されるイエローカプ
ラーである。
【0161】
【化54】
【0162】[式中、RY1はアリール基又は三級アルキ
ル基を表わし、RY2はアルキル基、アリール基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、アル
キルチオ基又はアリールチオ基を表わし、RY3は置換基
を表わし、XY は水素原子又は、現像主薬の酸化体との
カップリング反応時に離脱可能な基を表わし、そしてk
は、0〜4の整数を表わす、但し、kが2〜4のとき、
Y3は同じであっても異っていてもよい。]
【0163】上記式(Y)において、RY1で表わされる
アリール基としては、炭素数6〜24のアリール基
(例、フェニル、p−トリル、o−トリル、4−メトキ
シフェニル、2−メトキシフェニル、4−ブトキシフェ
ニル、4−オクチルオキシフェニル、4−ヘキサデシル
オキシフェニル、1−ナフチル)が好ましい。RY1で表
わされる三級アルキル基としては、炭素数4〜24のア
ルキル基(例、tert−ブチル、tert−ペンチル、tert−
ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、1−
アダマンチル、1,1−ジメチル−2−クロロエチル、
2−フェノキシ−2−プロピル、ビシクロ[2,2,
2]オクタン−1−イル)が好ましい。上記式(Y)に
おいて、RY2で表わされるアルキル基としては、炭素数
1〜24のアルキル基(例、メチル、エチル、イソプロ
ピル、tert−ブチル、シクロペンチル、n−オクチル、
n−ヘキサデシル、ベンジル)が好ましい。RY2で表わ
されるアリール基としては、炭素数6〜24のアリール
基(例、フェニル、p−トリル、o−トリル、4−メト
キシフェニル)が好ましい。RY2で表わされるアルコキ
シ基としては、炭素数1〜24のアルコキシ基(例、メ
トキシ、エトキシ、ブトキシ、n−オクチルオキシ、n
−テトラデシルオキシ、ベンジルオキシ、メトキシエト
キシ)が好ましい。RY2で表わされるアリールオキシ基
としては、炭素数6〜24のアリールオキシ基(例、フ
ェノキシ、p−トリルオキシ、o−トリルオキシ、p−
メトキシフェノキシ、p−ジメチルアミノフェノキシ、
m−ペンタデシルフェノキシ)が好ましい。RY2で表わ
されるジアルキルアミノ基としては、炭素数2〜24の
ジアルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ)が好まし
い。RY2で表わされるアルキルチオ基としては、炭素数
1〜24のアルキルチオ基(例、メチルチオ、ブチルチ
オ、n−オクチルチオ、n−ヘキサデシルチオ)が好ま
しい。RY2で表わされるアリールチオ基としては、炭素
数6〜24のアリールチオ基(例、フェニルチオ、4−
メトキシフェニルチオ、4−tert−ブチルフェニルチ
オ、4−ドデシルフェニルチオ)が好ましい。
【0164】上記式(Y)において、RY3で表わされる
置換基(原子も含む)としては、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、ウレイド基、スルファモイルアミノ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、ニトロ基、複素環
基、シアノ基、アシル基、アシルオキシ基、アルキルス
ルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基等の基
が好ましい。上記ハロゲン原子の例としては、フッ素、
塩素、臭素および沃素が好ましい。上記アルキル基とし
ては、炭素数1〜24のアルキル基(例、メチル、tert
−ブチル、n−ドデシル)が好ましい。上記アリール基
としては、炭素数6〜24のアリール基(例、フェニ
ル、p−トリル、p−ドデシルオキシフェニル)が好ま
しい。上記アルコキシ基としては、炭素数1〜24のア
ルコキシ基(例、メトキシ、n−ブトキシ、n−オクチ
ルオキシ、n−テトラデシルオキシ、ベンジルオキシ、
メトキシエトキシ)が好ましい。上記アリールオキシ基
としては、炭素数6〜24のアリールオキシ基(例、フ
ェノキシ、p−tert−ブチルフェノキシ、4−ブトキシ
フェノキシ)が好ましい。上記アルコキシカルボニル基
としては、炭素数2〜24のアルコキシカルボニル基
(例、エトキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニ
ル、1−(ドデシルオキシカルボニル)エトキシカルボ
ニル)が好ましい。上記アリールオキシカルボニル基と
しては、炭素数7〜24のアリールオキシカルボニル基
(例、フェノキシカルボニル、4−tert−オクチルフェ
ノキシカルボニル、2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
キシカルボニル)が好ましい。上記カルボンアミド基と
しては、炭素数1〜24の置換基を有するカルボンアミ
ド基(例、アセトアミド、ピバロイルアミノ、ベンズア
ミド、2−エチルヘキサンアミド、テトラデカンアミ
ド、1−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ)ブ
タンアミド、3−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
キシ)ブタンアミド、3−ドデシルスルホニル−2−メ
チルプロパンアミド)が好ましい。
【0165】上記スルホンアミド基としては、炭素数1
〜24の置換基を有するスルホンアミド基(例、メタン
スルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、ヘキサ
デカンスルホンアミド)が好ましい。上記カルバモイル
基としては、炭素数1〜24のの置換基を有するカルバ
モイル基(例、N−メチルカルバモイル、N−テトラデ
シルカルバモイル、N,N−ジヘキシルカルバモイル、
N−オクタデシル−N−メチルカルバモイル、N−フェ
ニルカルバモイル)が好ましい。上記スルファモイル基
としては、無置換又は炭素数1〜24の置換基を有する
スルファモイル基(例、N−メチルスルファモイル、N
−フェニルスルファモイル、N−アセチルスルファモイ
ル、N−プロパノイルスルファモイル、N−ヘキサデシ
ルスルファモイル、N,N−ジオクチルスルファモイ
ル)が好ましい。上記アルキルスルホニル基としては、
炭素数1〜24のアルキルスルホニル基(例、メチルス
ルホニル、ベンジルスルホニル、ヘキサデシルスルホニ
ル)が好ましい。上記アリールスルホニルとしては、炭
素数6〜24のアリールスルホニル(例、フェニルスル
ホニル、p−トリルスルホニル、p−ドデシルスルホニ
ル、p−メトキシスルホニル)が好ましい。上記ウレイ
ド基としては、炭素数1〜24の置換基を有するウレイ
ド基(例、3−メチルウレイド、3−フェニルウレイ
ド、3,3−ジメチルウレイド、3−テトラデシルウレ
イド)が好ましい。上記スルファモイルアミノ基として
は、無置換又は炭素数1〜24の置換基を有するスルフ
ァモイルアミノ基(例、N,N−ジメチルスルファモイ
ルアミノ)が好ましい。上記アルコキシカルボニルアミ
ノ基としては、炭素数2〜24のアルコキシカルボニル
アミノ基(例、メトキシカルボニルアミノ、イソブトキ
シカルボニルアミノ、ドデシルオキシカルボニルアミ
ノ)が好ましい。
【0166】上記複素環基としては、炭素数1〜24の
複素環基(例、4−ピリジル、2−チエニル、フタルイ
ミド、オクタデシルスクシンイミド)が好ましい。上記
アシル基としては、炭素数1〜24のアシル基(例、ア
セチル、ベンゾイル、ドデカノイル)が好ましい。上記
アシルオキシ基としては、炭素数1〜24のアシルオキ
シ基(例、アセトキシ、ベンゾイルオキシ、ドデカノイ
ルオキシ)が好ましい。上記アルキルスルホニルオキシ
基としては、炭素数1〜24のアルキルスルホニルオキ
シ基(例、メチルスルホニルオキシ、ヘキサデシルスル
ホニルオキシ)が好ましい。上記アリールスルホニルオ
キシ基としては、炭素数6〜24のアリールスルホニル
オキシ基(例、p−トルエンスルホニルオキシ、p−ド
デシルフェニルスルホニルオキシ)が好ましい。
【0167】上記式(Y)において、kは1又は2の整
数であることが好ましい(さらに1が好ましい。)。
【0168】上記式(Y)において、XY で表わされる
現像主薬の酸化体とのカップリグ反応により離脱可能な
基であり、具体的には、ハロゲン原子、複素環基、アリ
ールオキシ基、アリールチオ基、アシルオキシ基、アル
キルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ
基、複素環オキシ基等の原子又は基を挙げることができ
る。上記ハロゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭
素及び沃素が好ましい。上記複素環基の例としては、炭
素数1〜24の窒素原子でカップリング活性位に結合す
る複素環基が好ましい。上記アリールチオ基としてい
は、炭素数6〜24のアリールチオ基(例、フェニルチ
オ、p−tert−ブチルフェニルチオ、p−クロロフェニ
ルチオ、p−カルボキシフェニルチオ)が好ましい。上
記アシルオキシ基としては、炭素数1〜24のアシルオ
キシ基(アセトキシ、ベゾイルオキシ、ドデカノイルオ
キシ)が好ましい。上記アルキルスルホニルオキシ基と
しては、炭素数1〜24のアルキルスルホニルオキシ基
(例、メチルスルホニルオキシ、ブチルスルホニルオキ
シ、ドデシルスルホニルオキシ)が好ましい。上記アリ
ールスルホニルオキシ基としては、炭素数6〜24のア
リールスルホニルオキシ基(例、ベンゼンスルホニルオ
キシ、p−クロロフェニルスルホニルオキシ)が好まし
い。上記複素環オキシ基としては、炭素数1〜24の複
素環オキシ基(例、3−ピリジルオキシ、1−フェニル
−1,2,3,4−テトラゾール−5−イルオキシ)が
好ましい。上記の基の中では、窒素原子でカップリング
活性位に結合する複素環基又はアリールオキシ基が更に
好ましい。
【0169】XY が窒素原子でカップリング活性位に結
合する複素環基を表わすとき、XYは窒素原子の他に酸
素、硫黄、リン、窒素、リン、セレンおよびテルルの中
から選ばれるヘテロ原子を含んでいてもよい、5〜7員
の複素環である(該複素環は置換されていてもよい単環
又は縮合環である)。上記の複素環基の例としては、ス
クシンイミド、マレインイミド、フタルイミド、ジグリ
コールイミド、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、
1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、インドー
ル、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリア
ゾール、イミダゾリジン−2,4−ジオン、オキサゾリ
ジン−2,4−ジオン、チアゾリジン−2,4−ジオ
ン、イミダゾリジン−2−オン、オキサゾリン−2−オ
ン、チアゾリン−2−オン、ベンズイミダゾリン−2−
オン、ベンゾオキサゾリン−2−オン、ベンゾチアゾリ
ン−2−オン、2−ピロリン−5−オン、2−イミダゾ
リン−5−オン、インドリン−2,3−ジオン、2,6
−ジオキシプリン、パラバン酸、1,2,4−トリアゾ
リジン−3,5−ジオン、2−ピリドン、4−ピリド
ン、2−ピリミドン、6−ピリダゾン及び2−ピラゾン
等が挙げられる。これらの複素環は置換されていてもよ
い。置換基の例としては、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、スルホ基、アミノ基(例、アミノ、N−メチルア
ミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミ
ノ、アニリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ)
等を挙げることができる。また他の例としては、前記R
Y3の例として挙げた置換基がある。
【0170】XY がアリールオキシ基(炭素数6〜24
のアリールオキシ基)を表わすとき該アリールオキシ基
は、XY が複素環基である場合に挙げた前記置換基群か
ら選ばれる基又は原子で置換されていてもよい。これら
の置換基(又は原子)としては、カルボキシル基、スル
ホ基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子、カルボンアミド基、スルホンアミド基、
カルバモイル基、スルファモイル基、アルキル基、アル
キルスルホニル基、アリールスルホニル基、アシル基等
が好ましい。
【0171】次に、上記RY1、RY2、RY3及びXY につ
いて、本発明においてさらに好ましく用いられる置換基
の例について述べる。RY1;2−若しくは4−アルコキ
シアリール基(例、4−メトキシフェニル、4−ブトキ
シフェニル、2−メトキシフェニル)、tert−ブチル、
これらの中ではtert−ブチルが最も好ましい。RY2;メ
チル、エチル、アルコキシ基、アリールオキシ基、ジア
ルキルアミノ基、これらの中ではメチル、エチル、アル
コキシ基、アリールオキシ基又はジメチルアミノ基が好
ましい。RY3;アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、XY が前記複素環基を表わす
とき、XY は好ましくは、下記式(XY −A)で表わさ
れる基である。
【0172】
【化55】
【0173】上記(XY −A)において、ZY は、以下
の基を表わす。
【0174】
【化56】
【0175】上記で表わされる基において、上記R
Y21 、RY22 、RY25 及びRY26 は、水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基又はアミノ基を表わし;上記
Y23 及びRY24 は、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又は
アルコキシカルボニル基を表わし;上記RY27 及びR
Y28 は、水素原子、アルキル基又はアリール基を表わ
し;但し、RY27 及びRY28 は、互いに結合してベンゼ
ン環を形成してもよく、またRY21 とRY22 、RY22
Y23 、RY23 とRY24 及びRY23 とRY25 は、互いに
結合して環(例えば、シクロブタン、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、シクロヘキセン、ピロリジン、ピペリ
ジン)を形成してもよい。
【0176】式(XY −A)で表わされる複素環基のう
ち、特に好ましいものは、ZY が、以下の基で表わされ
る複素環基である。
【0177】
【化57】
【0178】式(XY −A)で表わされる複素環基の総
炭素数は2〜24、好ましくは4〜20、さらに好まし
くは5〜16である。式(XY −A)で表わされる複素
環基の例としては、スクシンイミド、マレインイミド、
フタルイミド、1−メチルイミダゾリン−2,4−ジオ
ン−3−イル、1−ベンジルイミダゾリジ−2,4−ジ
オン−3−イル、5,5−ジメチルオキサゾリジン−
2,4−ジオン−3−イル、5−メチル−5−プロピル
オキサゾリジン−2,4−ジオン−3−イル、5,5−
ジメチルチアゾリジン−2,4−ジオン−3−イル、
5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン−3
−イル、3−メチルイミダゾリジントリオン−1−イ
ル、1,2,4−トリアゾリジン−3,5−ジオン−4
−イル、1−メチル−2−フェニル−1,2,4−トリ
アゾリジン−3,5−ジオン−4−イル、1−ベンジル
−2−フェニル−1,2,4−トリアゾリジン−3,5
−ジオン−4−イル、5−ヘキシルオキシ−1−メチル
イミダゾリジン−2,4−ジオン−3−イル、1−ベン
ジル−5−エトキシイミダゾリジン−2,4−ジオン−
3−イル、1−ベンジル−5−ドデシルオキシイミダゾ
リジン−2,4−ジオン−3−イルを挙げることができ
る。上記の複素環基の中のうちでは、イミダゾリジン−
2,4−ジオン−3−イル(なかでも、1−ベンジル−
イミダゾリジン−2,4−ジオン−3−イル)が最も好
ましい。
【0179】XY がアリールオキシ基を表わすとき、以
下の基が好ましい。4−カルボキシフェノキシ、4−メ
チルスルホニルフェノキシ、4−(4−ベンジルオキシ
フェニルスルホニル)フェノキシ、4−(4−ヒドロキ
シフェニルスルホニル)フェノキシ、2−クロロ−4−
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フ
ェノキシ、4−メトキシカルボニルフェノキシ、2−ク
ロロ−4−メトキシカルボニルフェノキシ、2−アセト
アミド−4−メトキシカルボニルフェノキシ、4−イソ
プロポキシカルボニルフェノキシ、4−シアノフェノキ
シ、2−[N−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイ
ル]フェノキシ、4−ニトロフェノキシ、2,5−ジク
ロロフェノキシ、2,3,5−トリクロロフェノキシ、
4−メトキシカルボニル−2−メトキシフェノキシ、4
−(3−カルボキシプロパンアミド)フェノキシ;
【0180】式(Y)で示されるカプラーは上記RY1
Y 又は
【0181】
【化58】
【0182】において二価若しくは二価以上の基を介し
て互いに結合する二量体又はそれ以上の多量体を形成し
てもよい。この場合、前記の各置換基において示した炭
素数の範囲の規定外となってもよい。式(Y)で示され
るカプラーが多量体を形成する場合、イエロー色素形成
残基を有する付加重合性エチレン型不飽和化合物(イエ
ロー発色性モノマー)の単独若しくは共重合体が典型例
である。この場合、多量体は下記の式(Y−I)で示さ
れる繰り返し単位を含有し、この繰り返し単位は多量体
中に一種以上含有されていてもよく、共重合成分として
非発色性のエチレン型モノマーの一種又は二種以上を含
む共重合体であってもよい。
【0183】
【化59】
【0184】[式中、RY は、水素原子、塩素原子又は
炭素数1〜4のアルキル基を表わし;AY は、−CON
H−、−COO−又は置換又は無置換のフェニレン基を
表わし;BY は、置換若しくは無置換の、アルキレン
基、フェニレン基又はアラルキレン基を表わし;LY
は、−CONH−、−NHCONH−、−NHCOO
−、−NHCO−、−OCONH−、−NH−、−CO
O−、−OCO−、−CO−、−0−、−S−、−SO
2 −、−NHSO2 −又は−SO2 NH−を表わし;そ
してa、b及びcは、0又は1を表わし;QY は、式
(Y)で表わされる化合物のRY1、XY 又は
【0185】
【化60】
【0186】より水素原子が離脱したイエローカプラー
残基を表わす。]多量体としては、式(Y−I)で示さ
れる繰り返し単位(カプラーユニット)で表わされるイ
エロー発色性モノマーと下記非発色性エチレン性モノマ
ーとの共重合体が好ましい。
【0187】現像主薬(通常芳香族一級アミン系現像主
薬)の酸化体とカップリング反応しない非発色性エチレ
ン性モノマーとしては、以下のものが挙げられる。アク
リル酸、α−クロロアクリル酸、α−アルキルアクリル
酸(例えば、メタクリル酸)、これらのアクリル酸類か
ら誘導されるアミド若しくはエステル(例、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、n−ブチルアクリルアミド、
tert−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、tert−
ブチルアクリレート、iso −ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート及びβ
−ヒドロキシメタクリレート)、ビニルエステル(例え
ば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート及びビニ
ルラウレート)、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、芳香族ビニル化合物(例えば、スチレン及びその誘
導体、例えば、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ビ
ニルアセトフェノン及びスルホスチレン)、イタコン
酸、シトラコン酸、クロトン酸、ビニリデンクロライ
ド、ビニルアルキルエーテル(例えば、ビニルエチルエ
ーテル)、マレイン酸エステル、N−ビニル−2−ピロ
リドン、N−ビニルピリジン並びに2−及び4−ビニル
ピリジン等。上記のなかでは、特にアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル類が好
ましい。ここで使用する非発色性エチレン型モノマー
は、二種以上を一緒に使用することもできる。例えば、
メチルアクリレートとブチルアクリレート、ブチルアク
リレートとスチレン、ブチルメタクリレートとメタクリ
ル酸、メチルアクリレートとジアセトンアクリルアミド
などが使用できる。ポリマーカプラー分野で周知の如く
前記式(Y−I)に相当するビニル系単量体と共重合さ
せるためのエチレン性不飽和単量体は、形成される共重
合体の物理的性質及び/又は化学的性質(例えば、溶解
度、写真コロイド組成物の結合剤(例えばゼラチン)と
の相溶性、その可とう性、熱安定性等)が好影響を受け
るように選択される。
【0188】本発明に用いられるイエローカプラーは、
前記式(Y−I)で表わされるカプラーユニットを与え
るビニル系単量体の重合で得られた親油性ポリマーカプ
ラーを有機溶媒に溶かしたものをゼラチン水溶液にラテ
ックスの形で乳化分散して作ってもよいし、あるいは直
接乳化重合法で作ってもよい。親油性ポリマーカプラー
をゼラチン水溶液中にラテックスの形で乳化分散する方
法については、米国特許351820号明細書に、乳化
重合については、米国特許4080211号、同337
0952号各明細書に記載されている方法を用いること
ができる。
【0189】以下に、式(Y)で表わされるイエロー画
像形成カプラーについて、RY3及びXY の具体例を示す
が、本発明においてはこれらの例に限定されない。XY
の具体例を示す。
【0190】
【化61】
【0191】
【化62】
【0192】
【化63】
【0193】
【化64】
【0194】RY3の具体例を以下に示す。
【0195】
【化65】
【0196】
【化66】
【0197】
【化67】
【0198】
【化68】
【0199】式(Y)で表わされるイエロー色素形成カ
プラーの具体例を以下に示す。
【0200】
【化69】
【0201】
【化70】
【0202】
【化71】
【0203】
【化72】
【0204】
【化73】
【0205】
【化74】
【0206】
【化75】
【0207】
【化76】
【0208】
【化77】
【0209】
【化78】
【0210】
【化79】
【0211】
【化80】
【0212】上記のカプラーは従来の公知の合成法によ
って合成することができる。例えば特開昭63−123
047号公報に記載の合成法が挙げられる。上記のイエ
ローカプラーは単独で用いてもよく、二種以上を混合し
て用いてもよい。また他の公知のイエローカプラーと併
用してもよい。本発明に係る上記のイエローカプラーの
感光材料中での使用量は、感光材料1m2 当たり1×1
-5モル〜1×10-2モルの範囲であり、好ましくは、
1×10-4モル〜5×10-3モルの範囲、更に好ましく
は、2×10-4モル〜1×10-3モルの範囲である。
【0213】本発明において、前述したシアンカプラー
及びイエローカプラー以外の種々のカラーカプラーが使
用できる。有用なカラーカプラーの典型例には、ナフト
ールもしくはフェノール系化合物、ピラゾロンもしくは
ビラゾロアゾール系化合物および開鎖もしくは複素環の
ケトメチレン化合物がある。本発明で併用できるこれら
のシアン、マゼンタおよびイエローカプラーの具体例は
「リサーチ・ディスクロージャー」誌No.17643
(1978年12月発行)25頁、VII−D項、同N
o.18717(1979年11月発行)および特開昭
62−215272号公報に記載の化合物およびそれら
に引用された特許に記載されている。なかでも、本発明
に好ましく使用される5−ピラゾロン系マゼンタカプラ
ーとしては、3位がアリールアミノ基またはアシルアミ
ノ基で置換された5−ピラゾロン系カプラー(なかでも
硫黄原子離脱型の二当量カプラー)である。さらに好ま
しいのはピラゾロアゾール系カプラーであって、なかで
も米国特許3725067号明細書に記載のピラゾロ
[5,1−c][1,2,4]トリアゾール類等が好ま
しいが、発色色素のイエロー副吸収の少なさおよび光堅
牢性の点で米国特許第4500630号明細書に記載の
イミダゾ[1,2−b]ピラゾール類はいっそう好まし
く、米国特許第4540654号に記載のピラゾロ
[1,5−b][1,2,4]トリアゾールは特に好ま
しい。
【0214】生成する色素が有する短波長域の不要吸収
を補正するためのカラードカプラー、発色色素が適度の
拡散性を有するカプラー、無呈色カプラー、カップリン
グ反応に伴って現像抑制剤を放出するDIRカプラーや
ポリマー化されたカプラーもまた使用できる。カップリ
ングに伴って写真的に有用な残基を放出するカプラーも
また本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤を放出す
るDIRカプラーはリサーチ・ディスクロージャー誌N
o.17643、VII〜F項に記載された特許、特開
昭57−151944、同57−154234、同60
−184248各公報、米国特許第4248962号明
細書に記載されたものおよび特開昭63−146035
号公報に記載されたものが好ましい。現像時に、画像状
に造核剤もしくは現像促進剤を放出するカプラーとして
は、英国特許第2097140号、同第2131188
号各明細書、特開昭59−157638号、同59−1
70840号各公報、国際出願公開(WO)88/01
402号公報に記載のものが好ましい。カラーカプラー
の標準的な使用量は、感光性ハロゲン化銀1モル当り
0.001ないし1モルの範囲であり、好ましくはイエ
ローカプラーでは0.01ないし0.5モル、マゼンタ
カプラーでは、0.03モルないし0.5モルであり、
シアンカプラーでは、0.02〜1.0モルである。
【0215】本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用い
ることのできる結合剤または保護コロイドとしては、ゼ
ラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の親水性コ
ロイドも用いることができる。本発明の感光材料には、
色カブリ防止剤もしくは混色防止剤も使用できる。これ
らの代表例は特開昭62−215272号公報、185
〜193頁に記載されている化合物を挙げることができ
る。写真性有用基を放出する化合物としては、特開昭6
3−153540号、同63−259555号各公報、
特開平2−61636号、同2−244041号、同2
−308240号の各公報に記載の化合物を挙げられ
る。本発明にはカプラーの発色性を向上させる目的で発
色増強剤を用いることができる。化合物の代表例は特開
昭62−215272号公報、121〜125頁に記載
のものが挙げられる。本発明の感光材料には、イラジエ
ーションやハレーションを防止する染料(例えば特開平
2−85850号、同2−89047号の各公報に記載
の化合物を用いてもよい。また染料の分散法としては固
体微結晶分散法を用いてもよい。)、紫外線吸収剤、可
塑剤、蛍光増白剤、マット剤、空気カブリ防止剤、塗布
助剤、硬膜剤、帯電防止剤やスベリ性改良剤等を添加す
る事ができる。これらの添加剤の代表例は、リサーチ・
ディスクロージャー誌No.17643VII〜XII
I項(1978年12月発行)25〜27頁、および同
18716(1979年11月発行)647〜651頁
に記載されている。
【0216】本発明の感光材料は、支持体上に赤感性乳
剤層、緑感性乳剤層および青感性乳剤層を各々少なくと
も一つ有している。これらの層の順序は必要に応じて任
意にえらべる。好ましい層配列の順序は支持体側から赤
感性、緑感性、青感性または支持体側から緑感性、赤感
性、青感性である。また前記の各乳剤層は感度の異なる
2つ以上の乳剤層からできていてもよく、また同一感色
性をもつ2つ以上の乳剤層の間に非感光性層が存在して
いてもよい。赤感性乳剤層にシアン形成カプラーを、緑
感性乳剤層にマゼンタ形成カプラーを、青感性乳剤層に
イエロー形成カプラーをそれぞれ含むのが通常である
が、場合により緑感層にイエローカプラーとマゼンタカ
プラーを混合して用いるような異なる組合せをとること
もできる。本発明の感光材料は、ハロゲン化銀乳剤層の
他に、非感光層である、保護層、中間層、フィルター
層、ハレーション防止層、バック層、白色反射層などの
補助層を適宜設けることが好ましい。
【0217】本発明の写真感光材料のカブらせ処理は下
記の「光カブらせ法」および/または「化学的カブらせ
法」によりなされる。「光カブらせ法」における全面露
光即ち、カブらせ露光は、像様露光後、発色現像処理前
または発色現像処理中に行なわれる。即ち、像様露光し
た感光材料を発色現像液中、あるいは発色現像液の前浴
中に浸漬し、あるいはこれらの液より取り出して乾燥し
ないうちに露光を行なうが、発色現像液中で露光するの
が最も好ましい。カブらせ露光の光源としては、例え
ば、特開昭56−137350号や同58−70223
号各公報に記載されているような演色性の高い(なるべ
く白色に近い)光源がよい。光の照度は0.01〜20
00ルックス、好ましくは0.05〜30ルックス、よ
り好ましくは0.05〜5ルックスが適当である。より
高感度の乳剤を使用している感光材料ほど、低照度の感
光の方が好ましい。照度の調整は、光源の光度を変化さ
せてもよいし、各種フィルター類による感光や感光材料
と光源の距離、感光材料と光源の角度を変化させてもよ
い。また上記カブらせ光の照度を低照度から高照度へ連
続的に、または段階的に増加させることもできる。発色
現像液またはその前浴の液に感光材料を浸漬し、液が感
光材料の乳剤層に充分に浸透してから光照射するのがよ
い。液が浸透してから光カブらせ露光をするまでの時間
は、一般に2秒〜2分、好ましくは5秒〜1分、より好
ましくは10秒〜30秒である。カブらせのための露光
時間は、一般的に0.01秒〜2分、好ましくは0.1
秒〜1分、さらに好ましくは1秒〜40秒である。
【0218】本発明において、いわゆる「化学的カブら
せ法」を施す場合に使用する造核剤は感光材料中または
感光材料の処理液に含有させることができる。好ましく
は感光材料中に含有させて使用する方法である。ここ
で、造核剤とは、予めかぶらされていない内部潜像型ハ
ロゲン化銀乳剤を表面現像処理する際に作用して直接ポ
ジ像を形成する働きをする物質である。本発明において
は、カブらせ処理は造核剤を用いて行うことが好まし
い。感光材料中に含有させる場合には、内部潜像型ハロ
ゲン化銀乳剤層に添加することが好ましいが、塗布中あ
るいは処理中に拡散して造核剤がハロゲン化銀に吸着す
る限り、他の層たとえば、中間層、下塗り層やバック層
に添加してもよい。本発明に用いることのできる造核剤
としては、例えば、リサーチ・ディスクロージャー誌、
No.22534(1983年1月)50〜54頁、同
誌、No.15162(1976年11月)76〜77
頁、同誌No.23510(1983年11月)346
〜352頁に記載されている四級複素環化合物、ヒドラ
ジン系化合物等が挙げられる。これらの造核剤は2種類
以上を併用してもよい。
【0219】本発明においては、下記公報に記載されて
いる造核剤が好ましく使用することができる。すなわ
ち、特開平3−155543号公報の510〜514頁
に記載の一般式(N−I)で示される四級複素環化合物
および特開平3−95546号公報の60〜65頁に記
載の一般式(N−II)で示されるヒドラジン系化合物。
上記一般式(N−I)および(N−II)で示される代表
的な造核剤は、以下の通りである。 (N−I−1)7−(3−シクロヘキシルメトキシチオ
カルボニルアミノベンズアミド)−10−プロパルギル
−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジニウム トリ
フルオロメタンスルホナート (N−I−2)6−(3−エトキシチオカルボニルアミ
ノベンズアミド)−1−プロパルギル−2,3−トリメ
チレンキノリニウム トリフルオロメタンスルホナート (N−I−3)6−エトキシチオカルボニルアミノ−2
−メチル−1−プロパルギルキノリニウム トリフルオ
ロメタンスルホナート (N−I−4)7−[3−(5−メルカプトテトラゾー
ル−1−イル)ベンズアミド]−10−プロパルギル−
1,2,3,4−テトラヒドロアクリジニウム ペルク
ロラート (N−II−1)1−ホルミル−2−{4−[3−{3−
[3−(5−メルカプトテトラゾール−1−イル)フェ
ニル]ウレイド}ベンズスルホンアミド]フェニル}ヒ
ドラジン (N−II−2)1−ホルミル−2−{4−[3−(5−
メルカプトテトラゾール−1−イル)ベンゼンスルホン
アミド]フェニル}ヒドラジン
【0220】本発明においては、上記の四級複素環系化
合物とヒドラジン系化合物とを併用することが好まし
い。造核剤を処理液に添加する場合は、現像液または特
開昭58−178350号公報に記載されているような
低pHの前浴に含有される。造核剤を処理液に添加する
場合、その使用量は、1リットル当り、10-8〜10-1
モルが好ましく、より好ましくは10-7〜10-3モルで
ある。本発明において造核剤はハロゲン化銀乳剤層に隣
接する親水性コロイド層に含有されていてもよいが、ハ
ロゲン化銀乳剤層に含有されていることが好ましい。そ
の添加量は、実際上用いられるハロゲン化銀乳剤の特
性、造核剤の化学構造および現像条件によって異なるの
で、広い範囲にわたって変化し得るが、ハロゲン化銀乳
剤中の銀1モル当り約1×10-8モル〜約1×10-2
ルの範囲が実際上有用で、好ましいのは銀1モル当り約
1×10-5モル〜約1×10-3モルの範囲である。
【0221】造核剤を使用する場合、造核剤の作用を促
進するための造該促進剤を使用することが好ましい。造
核促進剤とは、造核剤としての機能は実質的にないが、
造核剤の作用を促進して直接ポジ画像の最大濃度を高め
るおよび/または一定の直接ポジ画像の最大濃度を得る
に必要な現像時間を速める働きをする物質をいう。この
ような造核促進剤としては、任意にアルカリ金属原子ま
たはアンモニウム基で置換されていてもよいメルカプト
基を少なくとも1つ有する、チアジアゾール類、オキサ
ジアゾール類、ベンゾトリアゾール類、テトラザインデ
ン類、トリアザインデン類およびペンタザインデン類お
よび特開昭63−106656号公報、第5〜16頁に
記載の化合物を挙げることができる。また特開昭63−
226652号、同63−106656号、同63−8
740号記載の化合物をあげることができる。
【0222】これらの造核促進剤は、2種以上を併用す
ることもできる。造核促進剤は、感光材料中或いは処理
液中に含有させることができるが、感光材料中なかでも
内部潜像型ハロゲン化銀乳剤やその他の親水性コロイド
層(中間層や保護層など)中に含有させるのが好まし
い。特に好ましいのはハロゲン化銀乳剤中またはその隣
接層である。造核促進剤の添加量はハロゲン化銀1モル
当り10-6〜10-2モルが好ましく、さらに好ましくは
10-5〜10-2モルである。また、造核促進剤を処理
液、即ち現像液或いはその前浴に添加する場合にはその
1リットル当り10-8〜10-3モルが好ましく、さらに
好ましくは10-7〜10-4モルである。
【0223】本発明で使用できる公知の写真用添加剤は
前述のリサーチ・ディスクロージャーNo.17643
(1978年12月)および同No.18716(19
79年11月)に記載されており、その該当箇所を以下
の表にまとめた。 添加剤種類 RD17643 RD18716 ───────────────────────────── 1 化学増感剤 23頁 648頁右欄 2 感度上昇剤 同上 3 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 強色増感剤 649頁右欄 4 増 白 剤 24頁 5 かぶり防止剤 24〜25頁 649頁右欄〜 安 定 剤 650頁右欄 6 光吸収剤、 25頁右欄 649頁右欄〜 フィルター染料、 650頁左欄 紫外線吸収剤 7 ステイン防止剤 25頁右欄 8 色素画像安定剤 25頁 9 硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 10 バインダー 26頁 同上 ─────────────────────────────
【0224】本発明の写真感光材料において、写真乳剤
層その他の層は写真感光材料に通常用いられているプラ
スチックフィルム、紙、布などの可撓性支持体またはガ
ラス、陶器、金属などの剛性の支持体上に塗設される。
可撓性支持体として有用なものは、硝酸セルロース、酢
酸セルロース、酢酸醋酸セルロース、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネート等の半合成または合成高分子から成るフィル
ム、バライタ層またはαーオレフィンポリマー(例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重
合体)等を塗布またはラミネートした紙等である。支持
体は染料や顔料を用いて着色されてもよい。ハロゲン化
銀写真乳剤層やその他の親水性コロイド層の塗布には、
例えばディップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布
法、押し出し塗布法などの公知の種々の方法を使用する
ことができる。また、必要に応じて、米国特許第268
1294号、同第2761791号、同第352652
8号、同第3508947号等に記載の方法により、多
層を同時に塗布してもよい。
【0225】次に、上記直接ポジカラー写真感光材料を
用いたカラー画像形成方法の発明について説明する。本
発明の直接ポジカラー写真感光材料は、画像露光した
後、従来公知の現像処理方法により現像処理することが
できるが、他の本発明であるカラー画像形成方法により
現像処理することが好ましい。本発明のカラー画像形成
方法は、上記直接ポジカラー写真感光材料を画像露光し
た後、前記式(D)で示される発色現像主薬を含む現像
処理液により処理し、ポジカラー画像を得ることを特徴
とする。
【0226】本発明の感光材料の露光には種々の露光手
段を用いることができる。感光材料の感度波長に相当す
る輻射線を放射する任意の光源を照明光源または書き込
み光源として使用することができる。自然光(太陽
光)、白熱電灯、ハロゲン原子封入ランプ、水銀灯、蛍
光灯およびストロボもしくは金属燃焼フラッシュバルブ
などの閃光光源が一般的である。紫外から赤外域にわた
る波長域で発光する、気体、染料溶液もしくは半導体の
レーザー、発光ダイオード、プラズマ光源も記録用光源
に使用することができる。また電子線などによって励起
された蛍光体から放出される蛍光面(CRTなど)、液
晶(LCD)やランタンをドープしたチタンジルコニウ
ム酸鉛(PLZT)などを利用したマイクロシャッター
アレイに線状もしくは面状の光源を組合せた露光手段も
使用することができる。必要に応じて色フィルターで露
光に用いる分光分布を調整できる。特に、ガスレーザー
(He−Neレーザー、Arレーザー、He−Cdレーザー)や半
導体レーザー等の各種レーザーのような高密度ビーム光
を光源とし、これを感光材料に対して相対的に移動させ
ることによって画像露光する、いわゆる走査露光方式
(スキャナー方式)による露光手段が、本発明の直接ポ
ジカラー写真感光材料を露光するために好ましい。走査
露光装置として、例えば、富士写真フイルム(株)製カ
ラーコピー機AP−5000を用いることができる。走
査露光方式による露光の場合には、ハロゲン化銀が露光
される時間は、ある微小面積を露光するのに要する時間
となる。この微小面積としてはそれぞれデジタルデータ
から光量を制御する最小単位を一般に使用し、画素と称
している。従って、画素の大きさで画素当たりの露光時
間は変わってくる。この画素の大きさは、画素密度に依
存し現実的な範囲としては、50〜2000dpiであ
る。本発明の直接ポジカラー写真感光材料においては、
画素密度を400dpiとした場合の画素サイズを1画
素とし、この1画素への露光時間が10-3秒以下(好ま
しくは、10-6〜10-4秒)という条件で走査露光を行
うことが好ましい。
【0227】本発明に於いて用いられる現像主薬を示す
一般式(D)に於いて、RD1は、好ましくは炭素数1〜
8のアルキル基であり、特に好ましいものは、メチル
基、エチル基、ブチル基、及びメトキシメチル基等であ
る。また、RD2は、好ましくは炭素数2〜6のアルキレ
ン基であり、特に好ましいものは、エチレン基、及びト
リメチレン基である。一般式(D)で示される現像主薬
の好ましい具体例を以下に示す。
【0228】
【化81】
【0229】
【化82】
【0230】一般式(D)で示される現像主薬の使用量
は、現像液1リットル当たり約0.1g〜約20gの濃
度、特に約0.5g〜約10gの濃度であることが好ま
しい。なお、上記以外の芳香族一級アミン系発色現像主
薬を併用してもよいが、現像液中に一般式(D)で示さ
れる現像主薬が50モル%以上含有されることが好まし
い。本発明の現像処理方法に使用する現像液は、現像主
薬が上記の特定の化合物である他は、従来の発色現像液
と同様である。また、現像処理方法も、上記のような現
像液を使用する他は、それ自体公知の現像処理方法と同
様である。上記発色現像処理後の写真感光材料は、通常
漂白、定着処理からなる脱銀処理が施され、更に脱銀処
理後、水洗および/または安定化処理が施されるのが一
般的である。上記一連の処理工程については、特開平3
−120537号公報の380〜381頁に記載されて
いる方法が好ましく利用できる。
【0231】本発明の直接ポジカラー写真感光材料は、
種々の用途があるが、カラープリント、カラーコピー、
カラープルーフの作成に好適である。本発明のカラープ
ルーフ作成方法は、上記のような本発明の直接ポジカラ
ー写真感光材料を使用する他は、従来のカラープルーフ
作成方法を利用してカラープルーフを作成する方法であ
る。即ち、本発明のカラープルーフ作成方法は、本発明
の直接ポジカラー写真感光材料を、色分解及び網点画像
変換した、シアン版網点画像フィルム、マゼンタ版網点
画像フィルム、イエロー版網点画像フィルム及び墨版網
点画像フィルムを使用して、赤色光、緑色光、青色光に
より逐次露光した後、前記のようにして発色現像処理し
てカラー画像を形成する方法である。この方法は、例え
ば、富士写真フイルム株式会社製ファインチェッカーF
C850H(露光時間:約0.02〜0.3秒)を使用
して容易に行うことができる。
【0232】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明する。ただし本発明はこれらの実施例のみ
に限定されるものではない。 [実施例1] (感光材料(試料101=比較例)の作成)ポリエチレ
ンで両面ラミネートした紙支持体(厚さ:100μm)
の、表側に以下の第1層から第14層を、裏側に第15
層から第16層を重層塗布して直接ポジカラー写真感光
材料を作成した。第1層塗布側のポリエチレンには、酸
化チタン(4g/m2 )を白色顔料として、また微量
(0.003g/m2 )の群青を青み付け染料として含
む(支持体の表面の色度は、L*、a*、b*系で8
8.0、−0.20、−0.75であった)。 (感光層の組成)以下に成分と塗布量(g/m2 単位)
を示す。ただし、増感色素の添加量は銀1モル当たりの
モルで示す。なお、ハロゲン化銀については銀換算の塗
布量を示す。各層に用いた乳剤は、後述する乳剤EM−
1の製法に準じて作った。但し、第14層の乳剤として
は表面化学増感されていないリップマン乳剤を用いた。
【0233】 第1層(アンチハレーション層) 黒色コロイド銀 0.10 混色防止剤(Cpd−7) 0.05 ゼラチン 0.70 第2層(中間層) ゼラチン 0.70 第3層(低感度赤感層) 赤色増感色素(ExS−1、2、3、各等量計3.8×10-4)で分光増感 された臭化銀(平均粒子サイズ:0.25μm、粒子サイズ分布:[変動係数] 8%、八面体) 0.04 赤色増感色素(ExS−1、2、3、各等量計3.8×10-4)で分光増感 された塩臭化銀(塩化銀5モル%、平均粒子サイズ:0.40μm、粒子サイズ 分布:[変動係数]10%、八面体) 0.08 ゼラチン 1.00 シアンカプラー(ExC−1) 0.30 退色防止剤(Cpd−1、2、3、4、30を各等量) 0.18 ステイン防止剤(Cpd−5) 0.003 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.03 カプラー溶媒(Solv−1、2、3を各等量) 0.12 第4層(高感度赤感層) 赤色増感色素(ExS−1、2、3、各等量計3.8×10-4)で分光増感 された臭化銀(平均粒子サイズ:0.6μm、粒子サイズ分布:[変動係数]1 5%、八面体) 0.14 ゼラチン 1.00 シアンカプラー(ExC−1) 0.30 退色防止剤(Cpd−1、2、3、4、30を各等量) 0.18 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.03 カプラー溶媒(Solv−1、2、3を各等量) 0.12 第5層(中間層) ゼラチン 1.00 混色防止剤(Cpd−7) 0.08 混色防止剤溶媒(Solv−4、5を各等量) 0.16 ポリマーラテックス(Cpd−8) 0.10 第6層(低感度緑感層) 緑色増感色素(ExS−4、2.6×10-4)で分光増感された臭化銀(平 均粒子サイズ:0.25μm、粒子サイズ分布:[変動係数]8%、八面体) 0.04 緑色増感色素(ExS−4、2.6×10-4)で分光増感された塩臭化銀( 塩化銀5モル%、平均粒子サイズ:0.40μm、粒子サイズ分布:[変動係数 ]10%、八面体) 0.06 ゼラチン 0.80 マゼンタカプラー(ExM−1、2、3を各等量) 0.11 退色防止剤(Cpd−9、26、30を各等量) 0.15 ステイン防止剤(Cpd−10、11、12、13を 10:7:7:1の比で) 0.025 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−4、6を各等量) 0.15 第7層(高感度緑感層) 緑色増感色素(ExS−4、2.6×10-4)で分光増感された臭化銀(平 均粒子サイズ:0.65μm、粒子サイズ分布:[変動係数]16%、八面体) 0.10 ゼラチン 0.80 マゼンタカプラー(ExM−1、2、3を各等量) 0.11 退色防止剤(Cpd−9、26、30を各等量) 0.15 ステイン防止剤(Cpd−10、11、12、13を 10:7:7:1の比で) 0.025 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−4、6を各等量) 0.15 第8層(中間層) 第5層と同じ 第9層(イエローフィルター層) イエローコロイド銀(粒子サイズ100Å) 0.12 ゼラチン 0.70 混色防止剤(Cpd−7) 0.03 混色防止剤溶媒(Solv−4、5を各等量) 0.10 ポリマーラテックス(Cpd−8) 0.07 第10層(中間層) 第5層と同じ 第11層(低感度青感層) 青色増感色素(ExS−5、6を各等量、計3.5×10-4)で分光増感さ れた臭化銀(平均粒子サイズ:0.40μm、粒子サイズ分布:[変動係数]8 %、八面体) 0.07 青色増感色素(ExS−5、6を各等量、計3.5×10-4)で分光増感さ れた塩臭化銀(塩化銀8モル%、平均粒子サイズ:0.60μm、粒子サイズ分 布:[変動係数]11%、八面体) 0.14 ゼラチン 0.80 イエローカプラー(ExY−1) 0.35 退色防止剤(Cpd−14) 0.10 退色防止剤(Cpd−30) 0.05 ステイン防止剤(Cpd−5、15を1:5の比で) 0.007 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−2) 0.10 第12層(高感度青感層) 青色増感色素(ExS−5、6を各等量、計3.5×10-4)で分光増感さ れた臭化銀(平均粒子サイズ:0.85μm、粒子サイズ分布:[変動係数]1 8%、八面体) 0.15 ゼラチン 0.60 イエローカプラー(ExY−1) 0.30 退色防止剤(Cpd−14) 0.10 退色防止剤(Cpd−30) 0.05 ステイン防止剤(Cpd−5、15を1:5の比で) 0.007 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−2) 0.10 第13層(紫外線吸収層) ゼラチン 1.00 紫外線吸収剤(Cpd−2、4、16を各等量) 0.50 混色防止剤(Cpd−7、17を各等量) 0.03 分散媒(Cpd−6) 0.02 紫外線吸収剤溶媒(Solv−2、7を各等量) 0.08 イラジエーション防止染料(Cpd−18、19、20、 21、27を10:10:13:15:20の比で) 0.05 第14層(保護層) 微粒子塩臭化銀(塩化銀97モル%、平均サイズ0.1μm) 0.03 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(分子量:50000) 0.01 ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒子サイズ:2.4μm)と酸化けい 素(平均粒子サイズ:5μm)を各等量 0.05 ゼラチン 1.80 ゼラチン硬化剤(H−1、H−2を各等量) 0.18 第15層(裏層) ゼラチン 2.50 紫外線吸収剤(Cpd−2、4、16を各等量) 0.50 染料(Cpd−18、19、20、21、27を各等量) 0.06 第16層(裏層保護層) ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒子サイズ:2.4μm)と酸化けい 素(平均粒子サイズ:5μm)を各等量 0.05 ゼラチン 2.00 ゼラチン硬化剤(H−1、H−2を各等量) 0.14
【0234】乳剤EM−1の製法 臭化カリウムと硝酸銀との水溶液をゼラチン水溶液に激
しく撹拌しながら75℃で15分を要して同時に添加
し、平均粒径が0.35μmの八面体臭化銀粒子を含む
ハロゲン化銀溶液を得た。この際、銀1モル当たり0.
3gの3,4−ジメチル−1,3−チアゾリン−2−チ
オンを添加した。この乳剤に銀1モル当たり6mgのチ
オ硫酸ナトリウムと7mgの塩化金酸(4水塩)を順次
加えて75℃で80分間加熱することにより化学増感処
理を行なった。このようにして得た粒子をコアとして、
第一回目と同様な沈澱環境でハロゲン化銀粒子をさらに
成長させ、最終的に平均粒径が0.7μmの八面体単分
散コア/シェル臭化銀乳剤を得た。粒子サイズの変動係
数は約10%であった。この乳剤に、銀1モル当たり
1.5mgのチオ硫酸ナトリウムと1.5mgの塩化金
酸(4水塩)を加え、60℃で60分間加熱して化学増
感処理を行い、内部潜像型ハロゲン化銀乳剤を得た。各
感光層には、造核剤としてExZK−1とExZK−2
をハロゲン化銀に対しそれぞれ10-3重量%、10-2
量%、造核促進剤としてCpd−22、28、29を各
々10-2重量%用いた。更に各層には乳化分散助剤とし
てアルカノールXC(Du Pont社)及びアルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムを、塗布助剤としてコハ
ク酸エステル及びMagefac F−120(大日本
インキ化学工業株式会社製)を用いた。ハロゲン化銀及
びコロイド銀含有層には安定剤として、Cpd−23、
24、25の各等量を用いた。この試料を試料(10
1)とした。以下に上記試料作成で用いた化合物を示
す。
【0235】
【化83】
【0236】
【化84】
【0237】
【化85】
【0238】
【化86】
【0239】
【化87】
【0240】
【化88】
【0241】
【化89】
【0242】
【化90】
【0243】
【化91】
【0244】
【化92】
【0245】
【化93】
【0246】
【化94】
【0247】Solv−1 ジ(2−エチルヘキシル)
セバケート Solv−2 トリノニルホスフェート Solv−3 ジ(3−メチルヘキシル)フタレート Solv−4 トリクレジルホスフェート Solv−5 ジブチルフタレート Solv−6 トリオクチルホスフェート Solv−7 ジ(2−エチルヘキシル)フタレート H−1 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン H−2 4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−1,3,5−トリ
アジン・Na塩
【0248】ExZK−1 7−(3−エトキシチオカルボニルアミノベンズアミ
ド)−9−メチル−10−プロパルギル−1,2,3,
4−テトラヒドロアクリジニウム トリフルオロメタン
スルホナート ExZK−2 2−[4−{3−[3−{3−[5−{3−[2−クロ
ロ−5−(1−ドデシルオキシカルボニルエトキシカル
ボニル)フェニルカルバモイル]−4−ヒドロキシ−1
−ナフチルチオ}テトラゾール−1−イル]フェニル}
ウレイド]ベンゼンスルホンアミド}フェニル]−1−
ホルミルヒドラジン
【0249】(感光材料(試料102〜104=比較
例)の作成)上記の試料101の作成に於いて、第3層
及び第4層に含有させたシアンカプラー(ExC−1)
を、等モル量の下記に示すシアンカプラー(CaIII −
3)、(CbVIII−18)又は(CaVII −1)でそれ
ぞれ置き換えた他は、試料101の作成に於けると同様
にして試料102、試料103又は試料104を作成し
た。
【0250】
【化95】
【0251】乳剤EM−2の製法 前記乳剤EM−1の製法のコア形成過程に於いて、(C
3 COO)2 Pbを、鉛の添加量がシェル付け後の粒
子含有銀1モル当り2.0×10-5モルになるように添
加した以外は、前記乳剤EM−1に於けると同様にして
乳剤EM−2を作成した。 乳剤EM−3の製法 前記乳剤EM−1の製法のシェル形成工程に於いて、臭
化カリウム水溶液中にK3 RhBr6 を、ロジウムの添
加量がシェル付け後の粒子含有銀1モル当り1.0×1
-7モルになるように添加した以外は、前記乳剤EM−
1に於けると同様にして乳剤EM−3を作成した。 乳剤EM−4の製法 前記乳剤EM−2の製法のシェル形成工程に於いて、臭
化カリウム水溶液中にK3 RhBr6 を、ロジウムの添
加量がシェル付け後の粒子含有銀1モル当り1.0×1
-7モルになるように添加した以外は、前記乳剤EM−
2に於けると同様にして乳剤EM−4を作成した。
【0252】(感光材料(試料105〜107=比較
例)の作成)上記の試料101の作成に於いて、乳剤E
M−1の製法の代わりに、それぞれ乳剤EM−2、乳剤
EM−3又は乳剤EM−4の製法に準じて各乳剤を製造
した他は、試料101の作成に於けると同様にして試料
105、試料106又は試料107を作成した。 (感光材料(試料108〜試料116=本発明)の作
成)上記の試料102〜試料104の作成に於いて、乳
剤EM−1の製法の代わりに、それぞれ乳剤EM−2、
乳剤EM−3又は乳剤EM−4の製法に準じて各乳剤を
製造した他は、試料102〜試料104の作成に於ける
と同様にして、試料108〜試料110、試料111〜
113又は試料114〜試料116を作成した。試料1
01〜試料116中の、シアンカプラー及び乳剤粒子形
成時の添加金属イオンを表27に示す。
【0253】
【表27】 表27 ────────────────────────────── 試料番号 シアンカプラー 乳剤粒子形成時の 備考 添加金属イオン ────────────────────────────── 101 ExC−1 − 比較例 102 CaIII −3 − 比較例 103 CbVIII−18 − 比較例 104 CaVII −1 − 比較例 105 ExC−1 Pb+2 比較例 106 ExC−1 Rh+3 比較例 107 ExC−1 Pb+2、Rh+3 比較例 108 CaIII −3 Pb+2 本発明 109 CaIII −3 Rh+3 本発明 110 CaIII −3 Pb+2、Rh+3 本発明 111 CbVIII−18 Pb+2 本発明 112 CbVIII−18 Rh+3 本発明 113 CbVIII−18 Pb+2、Rh+3 本発明 114 CaVII −1 Pb+2 本発明 115 CaVII −1 Rh+3 本発明 116 CaVII −1 Pb+2、Rh+3 本発明 ──────────────────────────────
【0254】[直接ポジカラー写真感光材料としての評
価]上記で得られた試料101〜試料116を、下記の
評価方法に従って色再現性の評価及び白色度の評価(シ
アンの最小画像濃度部の測定)を行った。なお、下記の
処理工程Aにより画像形成を行った。 (色再現性の評価)一般的な被写体を撮影した反転フィ
ルムを使用してプリントし、画像形成して得られた各試
料上の画像を、色評価用光線下で観察して色再現性を評
価した。評価結果は、試料101で得られた画像を基準
にして下記のように分類して表した。 AA:試料101で得られた画像よりも大変優れてい
る。 BB:試料101で得られた画像よりも優れている。 CC:試料101で得られた画像と同等である。 (白色度の評価)各試料をシアンの色相に単発色させて
発色画像(色素画像)を形成させた後、濃度計(X−R
ite310RT、X−Rite社製)を使用して最小
画像濃度(Dmin )を測定し、白色度を評価した。上記
による評価結果を表28に示す。
【0255】(処理工程A)露光済みの試料を、自動現
像機を用いて、下記の処理工程で液の累積補充量がその
タンク容量の3倍になるまで連続処理した。 ──────────────────────────────────── 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 ──────────────────────────────────── 発色現像 135秒 38℃ 11リットル 350ml/m2 漂白定着 40秒 34℃ 3リットル 300ml/m2 水洗(1) 40秒 32℃ 3リットル − 水洗(2) 40秒 32℃ 3リットル 350ml/m2 乾燥 30秒 80℃ ──────────────────────────────────── 補充量は、試料1m2 当りの補充量を示す。水洗水の補
充方式は、水洗浴(2)のオーバーフロー液を水洗浴
(1)へ導く向流補充方式とした。このとき感光材料に
よる各処理液の持ち出し量は35ml/m2 であった。
【0256】各処理液の組成は以下の通りである。 ──────────────────────────────────── 発色現像液A 母液 補充液 ──────────────────────────────────── D−ソルビット 0.15g 0.20g ナフタレンスルホン酸ナトリウム・ 0.15g 0.20g ホルマリン縮合物 ニトリロトリス(メチレンホスホン酸) 1.8g 1.8g 五ナトリウム塩 ジエチレントリアミン五酢酸 0.5g 0.5g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1− 0.15g 0.15g ジホスホン酸 ジエチレングリコール 12.0ml 16.0ml ベンジルアルコール 13.5ml 18.0ml 臭化カリウム 0.70g −−− ベンゾトリアゾール 0.003g 0.004g 亜硫酸ナトリウム 2.4g 3.2g ジナトリウム−N,N−ビス(スルホ 8.0g 10.6g ナートエチル)ヒドロキシルアミン トリエタノールアミン 6.0g 8.0g N−エチル−N−(β−メタンスル 6.0g 8.0g ホンアミドエチル)−3−メチル− 4−アミノアニリン・3/2硫酸・1水塩 炭酸カリウム 30.0g 25.0g 蛍光増白剤(ジアミノスチルベン系) 1.3g 1.7g 水を加えて 1000ml 1000ml ──────────────────────────────────── pH(25℃) 10.30 10.79 (KOHまたは硫酸でpH調整) ────────────────────────────────────
【0257】 ──────────────────────────────────── 漂白定着液 母液 補充液 ──────────────────────────────────── エチレンジアミン4酢酸・ 4.0g 母液に同じ 2ナトリウム・2水塩 エチレンジアミン4酢酸・Fe(III )・ 55.0g アンモニウム・2水塩 チオ硫酸アンモニウム(750g/l) 168ml p−トルエンスルフィン酸ナトリウム 30.0g 亜硫酸アンモニウム 35.0g 5−メルカプト−1,3,4−トリアゾール 0.5g 硝酸アンモニウム 10.0g 水を加えて 1000ml ──────────────────────────────────── pH(25℃) 6.50 (アンモニア水または酢酸でpH調整) ────────────────────────────────────
【0258】 ──────────────────────────────────── [水洗水] (母液、補充液とも同じ) ──────────────────────────────────── 塩素化イソシアヌール酸ナトリウム 0.020g 脱イオン水(導電率5μs /cm以下) 1000ml pH 6.5 ────────────────────────────────────
【0259】
【表28】 表28 ────────────────────────────── 試料番号 色再現性 白色度 備考 ────────────────────────────── 101 CC 0.27 比較例 102 BB 0.26 比較例 103 BB 0.25 比較例 104 BB 0.26 比較例 105 CC 0.19 比較例 106 CC 0.18 比較例 107 CC 0.17 比較例 108 BB 0.18 本発明 109 BB 0.17 本発明 110 BB 0.16 本発明 111 BB 0.17 本発明 112 BB 0.17 本発明 113 BB 0.16 本発明 114 BB 0.17 本発明 115 BB 0.17 本発明 116 BB 0.16 本発明 ────────────────────────────── 表28に示される結果から明らかなように、本発明の直
接ポジカラー写真感光材料は、色再現性に優れると共に
白色度の高いものである。
【0260】[実施例2] (感光材料(試料201〜試料208)の作成)実施例
1で作成した試料101、試料102、試料107及び
試料110の第11層及び第12層に用いたイエローカ
プラーExY−1を、等モル量の前記イエローカプラー
(Y−25)又は(Y−27)で置き換えた他は、それ
ぞれ試料101、試料102、試料107及び試料11
0に於けると同様にして、試料201、試料202、試
料203及び試料204並びに試料205、試料20
6、試料207及び試料208を作成した。試料201
〜試料208中の、シアンカプラー、イエローカプラー
及び乳剤粒子形成時の添加金属イオンを表29に示す。
【0261】
【表29】 表29 ──────────────────────────────────── 試料番号 シアンカプラー イエローカプラー 乳剤粒子形成時の 備考 添加金属イオン ──────────────────────────────────── 101 ExC−1 ExY−1 − 比較例 102 CaIII −3 ExY−1 − 比較例 107 ExC−1 ExY−1 Pb+2、Rh+3 比較例 110 CaIII −3 ExY−1 Pb+2、Rh+3 本発明 201 ExC−1 Y−25 − 比較例 202 CaIII −3 Y−25 − 比較例 203 ExC−1 Y−25 Pb+2、Rh+3 比較例 204 CaIII −3 Y−25 Pb+2、Rh+3 本発明 205 ExC−1 Y−27 − 比較例 206 CaIII −3 Y−27 − 比較例 207 ExC−1 Y−27 Pb+2、Rh+3 比較例 208 CaIII −3 Y−27 Pb+2、Rh+3 本発明 ────────────────────────────────────
【0262】[直接ポジカラー写真感光材料としての評
価]上記で得られた試料101、試料102、試料10
7、試料110、試料201〜試料208を、下記の評
価方法に従って色再現性の評価及び白色度の評価(シア
ン及びイエローの最小画像濃度部の測定)を行った。な
お、前記の処理工程Aにより画像形成を行った。 (色再現性の評価)一般的な被写体を撮影した反転フィ
ルムを使用してプリントし、画像形成して得られた各試
料上の画像を、色評価用光線下で観察して色再現性を評
価した。評価結果は、試料101で得られた画像を基準
にして下記のように分類して表した。 AA:試料101で得られた画像よりも、青、黄、緑色
の色再現性が大変優れている。 BB:試料101で得られた画像よりも、青、黄、緑色
の色再現性が優れている。 CC:試料101で得られた画像と同等である。 (白色度の評価)各試料をシアン又はイエローの色相に
それぞれ単発色させて発色画像(色素画像)を形成させ
た後、濃度計(X−Rite310RT、X−Rite
社製)を使用して最小画像濃度(Dmin )を測定し、白
色度を評価した。上記による評価結果を表30に示す。
【0263】
【表30】 表30 ──────────────────────────────────── 試料番号 色再現性 白色度 備考 青 黄 緑 イエロー部 シアン部 ──────────────────────────────────── 101 CC CC CC 0.29 0.27 比較例 102 BB CC BB 0.29 0.26 比較例 107 CC CC CC 0.18 0.17 比較例 110 BB CC BB 0.17 0.16 本発明 201 CC BB BB 0.29 0.27 比較例 202 BB BB AA 0.27 0.26 比較例 203 CC BB BB 0.18 0.17 比較例 204 BB BB AA 0.17 0.16 本発明 205 CC BB BB 0.29 0.27 比較例 206 BB BB AA 0.28 0.27 比較例 207 CC BB BB 0.18 0.17 比較例 208 BB BB AA 0.16 0.16 本発明 ──────────────────────────────────── 表30に示される結果から明らかなように、本発明の直
接ポジカラー写真感光材料は、色再現性に優れると共に
白色度の高いものである。
【0264】[実施例3]実施例2で得られた、試料1
01、試料102、試料107、試料110、試料20
1〜試料208について、下記の処理工程Bに従って下
記の発色現像液B(漂白定着液及び水洗水は処理工程A
と同じ)を使用して画像形成を行い、得られた画像につ
いて実施例2に於けると同様にして色再現性及び白色度
の評価を行った。上記による評価結果を表31に示す。
【0265】[処理工程B]露光済みの試料を、自動現
像機を用いて、下記の処理工程で液の累積補充量がその
タンク容量の3倍になるまで連続処理した。 ──────────────────────────────────── 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 ──────────────────────────────────── 発色現像 135秒 38℃ 28リットル 240ml/m2 漂白定着 40秒 35℃ 11リットル 320ml/m2 水洗(1) 40秒 35℃ 7リットル − 水洗(2) 40秒 35℃ 7リットル 320ml/m2 乾燥 30秒 80℃ ──────────────────────────────────── 補充量は、試料1m2 当りの補充量を示す。水洗水の補
充方式は、水洗浴(2)のオーバーフロー液を水洗浴
(1)へ導く向流補充方式とした。このとき感光材料に
よる各処理液の持ち出し量は35ml/m2 であった。
【0266】 ──────────────────────────────────── 発色現像液B 母液 補充液 ──────────────────────────────────── D−ソルビット 0.15g 0.20g ナフタレンスルホン酸ナトリウム・ 0.15g 0.20g ホルマリン縮合物 ニトリロトリス(メチレンホスホン酸) 1.8g 1.8g 五ナトリウム塩 ジエチレントリアミン五酢酸 0.5g 0.5g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1− 0.15g 0.15g ジホスホン酸 ジエチレングリコール 12.0ml 16.0ml ベンジルアルコール 13.5ml 18.0ml 臭化カリウム 0.70g −−− ベンゾトリアゾール 0.003g 0.004g 亜硫酸ナトリウム 2.8g 3.7g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 3.0g 4.0g トリエタノールアミン 6.0g 8.0g 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロ 4.2g 5.6g キシエチル)アミノ]アニリン 硫酸・1/2水塩 炭酸カリウム 30.0g 25.0g 蛍光増白剤(ジアミノスチルベン系) 1.3g 1.7g 水を加えて 1000ml 1000ml ──────────────────────────────────── pH(25℃) 10.35 10.93 (KOHまたは硫酸でpH調整) ────────────────────────────────────
【0267】
【表31】 表31 ──────────────────────────────────── 試料番号 色再現性 白色度 備考 青 黄 緑 イエロー部 シアン部 ──────────────────────────────────── 101 BB BB BB 0.28 0.26 比較例 102 AA BB BB 0.28 0.25 比較例 107 BB BB BB 0.17 0.16 比較例 110 AA BB BB 0.17 0.15 本発明 201 BB AA BB 0.28 0.27 比較例 202 AA AA AA 0.26 0.26 比較例 203 BB AA BB 0.17 0.16 比較例 204 AA AA AA 0.16 0.15 本発明 205 BB AA AA 0.28 0.26 比較例 206 AA AA AA 0.27 0.26 比較例 207 BB AA AA 0.17 0.16 比較例 208 AA AA AA 0.16 0.15 本発明 ──────────────────────────────────── 表31に示される結果から明らかなように、本発明の直
接ポジカラー写真感光材料は、色再現性に優れると共に
白色度の高いものである。
【0268】[実施例4] (感光材料(試料401=比較例)の作成)ポリエチレ
ンで両面ラミネートした紙支持体(厚さ:100μm)
の、表側に以下の第1層から第9層を、裏側に第10層
から第11層を重層塗布して直接ポジカラー写真感光材
料を作成した。第1層塗布側のポリエチレンには、酸化
チタン(4g/m2 )を白色顔料として、また微量
(0.003g/m2 )の群青を青み付け染料として含
む(支持体の表面の色度は、L*、a*、b*系で8
8.0、−0.20、−0.75であった)。 (感光層の組成)以下に成分と塗布量(g/m2 単位)
を示す。ただし、増感色素の添加量は銀1モル当たりの
モルで示す。なお、ハロゲン化銀については銀換算の塗
布量を示す。各層に用いた乳剤は、後述する乳剤EM−
41の製法に準じ、温度を変えて粒子サイズを変えるこ
とで作った。但し、第9層の乳剤としては表面化学増感
されていないリップマン乳剤を用いた。
【0269】 第1層(アンチハレーション層) 黒色コロイド銀 0.10 混色防止剤(Cpd−7) 0.05 混色防止剤溶媒(Solv−4、5を各等量) 0.12 ゼラチン 0.70 第2層(中間層) ゼラチン 0.70 染料(Cpd−32) 0.005 第3層(赤感層) 赤色増感色素(ExS−1、2、3、各等量計5.4×10-4)で分光増感 された臭化銀(平均粒子サイズ:0.40μm、粒子サイズ分布:[変動係数] 10%、八面体) 0.25 ゼラチン 0.70 シアンカプラー(ExC−1) 0.30 退色防止剤(Cpd−1、2、3、4、30を各等量) 0.18 ステイン防止剤(Cpd−5、15を各等量) 0.003 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.30 カプラー溶媒(Solv−1、3、5を各等量) 0.12 第4層(中間層) ゼラチン 1.00 混色防止剤(Cpd−7) 0.08 混色防止剤溶媒(Solv−4、5を各等量) 0.16 ポリマーラテックス(Cpd−8) 0.10 第5層(緑感層) 緑色増感色素(ExS−4、2.6×10-4)で分光増感された臭化銀(平 均粒子サイズ:0.40μm、粒子サイズ分布:[変動係数]10%、八面体) 0.20 ゼラチン 1.00 マゼンタカプラー(ExM−1、2を各等量) 0.11 イエローカプラー(ExY−1) 0.03 退色防止剤(Cpd−9、26、30、31を各等量) 0.15 ステイン防止剤(Cpd−10、11、12、13を 10:7:7:1の比で) 0.025 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−4、6を各等量) 0.15 第6層(中間層) 第4層と同じ 第7層(青感層) 青色増感色素(ExS−5、6を各等量、計3.5×10-4)で分光増感さ れた臭化銀(平均粒子サイズ:0.60μm、粒子サイズ分布:[変動係数]1 1%、八面体) 0.32 ゼラチン 0.80 イエローカプラー(ExY−2) 0.35 退色防止剤(Cpd−14) 0.10 退色防止剤(Cpd−30) 0.05 ステイン防止剤(Cpd−5、15を1:5比で) 0.007 カプラー分散媒(Cpd−6) 0.05 カプラー溶媒(Solv−2) 0.10 第8層(紫外線吸収剤含有層) ゼラチン 0.60 紫外線吸収剤(Cpd−2、4、16を各等量) 0.40 混色防止剤(Cpd−7、17を各等量) 0.03 分散媒(Cpd−6) 0.02 紫外線吸収剤溶媒(Solv−2、7を各等量) 0.08 イラジエーション防止染料(Cpd−18、19、20、 21、27を10:10:13:15:20の比で) 0.05 第9層(保護層) 微粒子沃臭化銀(臭化銀99モル%、平均サイズ0.05μm) 0.03 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(分子量:50000) 0.01 ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒子サイズ:2.4μm)と酸化けい 素(平均粒子サイズ:5μm)を各等量 0.50 ゼラチン 0.05 ゼラチン硬化剤(H−1、H−2を各等量) 0.18 第10層(裏層) ゼラチン 2.50 紫外線吸収剤(Cpd−2、4、16を各等量) 0.50 染料(Cpd−18、19、20、21、27を各等量) 0.06 第11層(裏層保護層) ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒子サイズ:2.4μm)と酸化けい 素(平均粒子サイズ:5μm)を各等量 0.05 ゼラチン 2.00 ゼラチン硬化剤(H−1、H−2を各等量) 0.14
【0270】ハロゲン化銀乳剤の調製 (乳剤EM−41の調製)臭化カリウムと硝酸銀との水
溶液をゼラチン水溶液に激しく撹拌しながら65℃で1
5分を要して同時に添加し、平均粒径が0.23μmの
八面体臭化銀粒子を含むハロゲン化銀溶液を得た。この
際、銀1モル当たり0.3gの3,4−ジメチル−1,
3−チアゾリン−2−チオンを添加した。この乳剤に銀
1モル当たり6mgのチオ硫酸ナトリウムと7mgの塩
化金酸(4水塩)を順次加えて75℃で80分間加熱す
ることにより化学増感処理を行なった。このようにして
得た粒子をコアとして、第一回目と同様な沈澱環境でハ
ロゲン化銀粒子をさらに成長させ、最終的に平均粒径が
0.4μmの八面体単分散コア/シェル臭化銀乳剤を得
た。粒子サイズの変動係数は約10%であった。この乳
剤に、銀1モル当たり1.5mgのチオ硫酸ナトリウム
と1.5mgの塩化金酸(4水塩)を加え、60℃で6
0分間加熱して化学増感処理を行い、内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤を得た。各感光層には、造核剤としてExZ
K−1とExZK−2をハロゲン化銀に対しそれぞれ1
-3重量%、10-2重量%、造核促進剤としてCpd−
22、28、29を各々10-2重量%用いた。更に各層
には乳化分散助剤としてアルカノールXC(Du Po
nt社)及びアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を、塗布助剤としてコハク酸エステル及びMagefa
c F−120(大日本インキ化学工業株式会社製)を
用いた。ハロゲン化銀及びコロイド銀含有層には安定剤
として、Cpd−23、24、25の各等量を用いた。
この試料を試料(401)とした。以下に上記試料作成
で用いた化合物を示す。
【0271】
【化96】
【0272】
【化97】
【0273】
【化98】
【0274】
【化99】
【0275】
【化100】
【0276】
【化101】
【0277】
【化102】
【0278】
【化103】
【0279】
【化104】
【0280】
【化105】
【0281】
【化106】
【0282】
【化107】
【0283】
【化108】
【0284】Solv−1 ジ(2−エチルヘキシル)
セバケート Solv−2 トリノニルホスフェート Solv−3 ジ(3−メチルヘキシル)フタレート Solv−4 トリクレジルホスフェート Solv−5 ジブチルフタレート Solv−6 トリオクチルホスフェート Solv−7 ジ(2−エチルヘキシル)フタレート H−1 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン H−2 4,6−ジクロロ−2−ヒドロキシ−1,3,5−トリ
アジン・Na塩
【0285】ExZK−1 7−(3−エトキシチオカルボニルアミノベンズアミ
ド)−9−メチル−10−プロパルギル−1,2,3,
4−テトラヒドロアクリジニウム トリフルオロメタン
スルホナート ExZK−2 2−[4−{3−[3−{3−[5−{3−[2−クロ
ロ−5−(1−ドデシルオキシカルボニルエトキシカル
ボニル)フェニルカルバモイル]−4−ヒドロキシ−1
−ナフチルチオ}テトラゾール−1−イル]フェニル}
ウレイド]ベンゼンスルホンアミド}フェニル]−1−
ホルミルヒドラジン
【0286】(感光材料(試料402〜404=比較
例)の作成)上記の試料401の作成に於いて、第3層
に含有させたシアンカプラー(ExC−1)を、等モル
量の前記のシアンカプラー(CaIII −3)、(CbVI
II−18)又は(CaVII −1)でそれぞれ置き換えた
他は、試料401の作成に於けると同様にして試料40
2、試料403又は試料404を作成した。
【0287】乳剤EM−42の製法 前記乳剤EM−41の製法のコア形成過程に於いて、
(CH3 COO)2 Pbを、鉛の添加量がシェル付け後
の粒子含有銀1モル当り2.0×10-5モルになるよう
に添加し、且つ、シェル形成工程に於いて、臭化カリウ
ム水溶液中にK3RhBr6 を、ロジウムの添加量がシ
ェル付け後の粒子含有銀1モル当り1.0×10-7モル
になるように添加した以外は、前記乳剤EM−41に於
けると同様にして乳剤EM−42を作成した。
【0288】(感光材料(試料405=比較例)の作
成)上記の試料401の作成に於いて、乳剤EM−41
の製法の代わりに、乳剤EM−42の製法に準じて各乳
剤を製造した他は、試料401の作成に於けると同様に
して試料405を作成した。 (感光材料(試料406〜試料408=本発明)の作
成)上記の試料402〜試料404の作成に於いて、乳
剤EM−41の製法の代わりに、乳剤EM−42の製法
に準じて各乳剤を製造した他は、それぞれ試料402〜
404の作成に於けると同様にして試料406〜408
を作成した。 (感光材料(試料409〜試料424)の作成)上記の
試料401〜試料408の第7層に用いたイエローカプ
ラーExY−2を、等モル量の前記イエローカプラー
(Y−25)又は(Y−27)で置き換えた他は、それ
ぞれ試料401〜試料408に於けると同様にして、試
料409〜試料424を作成した。 試料401〜試料424中の、シアンカプラー、イエロ
ーカプラー及び乳剤粒子形成時の添加金属イオンを表3
2に示す。
【0289】
【表32】 表32 ──────────────────────────────────── 試料番号 シアンカプラー イエローカプラー 乳剤粒子形成時の 備考 添加金属イオン ──────────────────────────────────── 401 ExC−1 ExY−2 − 比較例 402 CaIII −3 ExY−2 − 比較例 403 CbVIII−18 ExY−2 − 比較例 404 CaVII −1 ExY−2 − 比較例 405 ExC−1 ExY−2 Pb+2、Rh+3 比較例 406 CaIII −3 ExY−2 Pb+2、Rh+3 本発明 407 CbVIII−18 ExY−2 Pb+2、Rh+3 本発明 408 CaVII −1 ExY−2 Pb+2、Rh+3 本発明 409 ExC−1 Y−25 − 比較例 410 CaIII −3 Y−25 − 比較例 411 CbVIII−18 Y−25 − 比較例 412 CaVII −1 Y−25 − 比較例 413 ExC−1 Y−25 Pb+2、Rh+3 比較例 414 CaIII −3 Y−25 Pb+2、Rh+3 本発明 415 CbVIII−18 Y−25 Pb+2、Rh+3 本発明 416 CaVII −1 Y−25 Pb+2、Rh+3 本発明 417 ExC−1 Y−27 − 比較例 418 CaIII −3 Y−27 − 比較例 419 CbVIII−18 Y−27 − 比較例 420 CaVII −1 Y−27 − 比較例 421 ExC−1 Y−27 Pb+2、Rh+3 比較例 422 CaIII −3 Y−27 Pb+2、Rh+3 本発明 423 CbVIII−18 Y−27 Pb+2、Rh+3 本発明 424 CaVII −1 Y−27 Pb+2、Rh+3 本発明 ────────────────────────────────────
【0290】[直接ポジカラー写真感光材料としての評
価]上記で得られた試料401〜試料424に、シア
ン、マゼンタ、及びイエローの各版の網ポジを通して、
下記に示す露光条件1〜3のR、G、B光で密着露光し
た後、実施例3で使用した処理工程により画像形成を行
った。なお、密着露光の際に、光源と試料との間にセル
ホックレンズを通した露光と、セルホックレンズを通さ
ない露光とを施した。 露光条件1 上記の各試料を赤色フィルター(SC60:富士写真フ
イルム株式会社製)を通し、白色光(光源:昼光用蛍光
灯)で露光するときに、露光距離を調節して現像処理後
の赤色光濃度が最小となる最低限の露光量で0.1秒間
露光した。 露光条件2 上記の各試料を緑色フィルター(BPB−53:富士写
真フイルム株式会社製)を通し、白色光(光源:昼光用
蛍光灯)で露光するときに、露光距離を調節して現像処
理後の緑色光濃度が最小となる最低限の露光量で0.1
秒間露光した。 露光条件3 上記の各試料を青色フィルター(BPN−45:富士写
真フイルム株式会社製)を通し、白色光(光源:昼光用
蛍光灯)で露光するときに、露光距離を調節して現像処
理後の青色光濃度が最小となる最低限の露光量で0.1
秒間露光した。
【0291】(色再現性の評価)得られた各試料上の画
像を、色評価用光線下で観察して色再現性を評価した。
評価結果は、試料401で得られた画像を基準にして下
記のように分類して表した。 AA:試料401で得られた画像よりも、青、黄、緑色
の色再現性が大変優れている。 BB:試料401で得られた画像よりも、青、黄、緑色
の色再現性が優れている。 CC:試料401で得られた画像と同等である。 (網点の評価)得られた各試料上の画像の、シャドウ部
の階調再現性(網点のつぶれ難さ)、ハイライト部の階
調再現性(網点のとび難さ)の良いものから順に3段階
評価(A、B、C)を行った。また、網点0%部の濃度
を測定し、白色度の評価を行った。セルホックレンズを
通さなかった場合の得られた結果を表33に、セルホッ
クレンズを通した場合の得られた結果を表34に示す。
【0292】
【表33】 表33 ──────────────────────────────────── 試料番号 色再現性 白色度(Dmin ) 網点 備考 青 黄 緑 イエロー部 シアン部 再現性 ──────────────────────────────────── 401 CC CC CC 0.25 0.20 C 比較例 402 BB CC BB 0.25 0.21 C 比較例 403 BB CC BB 0.24 0.20 C 比較例 404 BB CC BB 0.25 0.21 C 比較例 405 CC CC CC 0.15 0.13 B 比較例 406 BB CC BB 0.14 0.12 B 本発明 407 BB CC BB 0.14 0.13 B 本発明 408 BB CC BB 0.13 0.13 B 本発明 409 CC BB BB 0.25 0.22 C 比較例 410 BB BB AA 0.24 0.21 C 比較例 411 BB BB AA 0.25 0.23 C 比較例 412 BB BB AA 0.23 0.24 C 比較例 413 CC BB BB 0.14 0.13 B 比較例 414 BB BB AA 0.14 0.12 B 本発明 415 BB BB AA 0.13 0.13 B 本発明 416 BB BB AA 0.14 0.13 B 本発明 417 CC BB BB 0.25 0.24 C 比較例 418 BB BB AA 0.25 0.23 C 比較例 419 BB BB AA 0.24 0.23 C 比較例 420 BB BB AA 0.23 0.22 C 比較例 421 CC BB BB 0.13 0.13 B 比較例 422 BB BB AA 0.14 0.14 B 本発明 423 BB BB AA 0.14 0.14 B 本発明 424 BB BB AA 0.14 0.13 B 本発明 ────────────────────────────────────
【0293】
【表34】 表34 ──────────────────────────────────── 試料番号 色再現性 白色度(Dmin ) 網点 備考 青 黄 緑 イエロー部 シアン部 再現性 ──────────────────────────────────── 401 CC CC CC 0.24 0.18 B 比較例 402 BB CC BB 0.24 0.17 B 比較例 403 BB CC BB 0.22 0.17 B 比較例 404 BB CC BB 0.24 0.18 B 比較例 405 CC CC CC 0.14 0.10 A 比較例 406 BB CC BB 0.13 0.11 A 本発明 407 BB CC BB 0.13 0.10 A 本発明 408 BB CC BB 0.12 0.09 A 本発明 409 CC BB BB 0.24 0.19 B 比較例 410 BB BB AA 0.23 0.19 B 比較例 411 BB BB AA 0.24 0.20 B 比較例 412 BB BB AA 0.22 0.21 B 比較例 413 CC BB BB 0.13 0.11 A 比較例 414 BB BB AA 0.12 0.11 A 本発明 415 BB BB AA 0.12 0.11 A 本発明 416 BB BB AA 0.13 0.10 A 本発明 417 CC BB BB 0.23 0.18 B 比較例 418 BB BB AA 0.24 0.19 B 比較例 419 BB BB AA 0.22 0.19 B 比較例 420 BB BB AA 0.21 0.18 B 比較例 421 CC BB BB 0.12 0.11 A 比較例 422 BB BB AA 0.12 0.10 A 本発明 423 BB BB AA 0.13 0.12 A 本発明 424 BB BB AA 0.12 0.09 A 本発明 ──────────────────────────────────── 表33及び表34に示される結果から明らかなように、
本発明の直接ポジカラー写真感光材料は、色再現性に優
れ、網点再現性が良く、かつ白色度の高い直接ポジカラ
ー画像を形成する。更に、本発明の画像形成方法を使用
することにより、一層優れた直接ポジカラー画像を形成
する。
【0294】[実施例5]光源として、He−Cdレー
ザー(波長:441.6nm)、Arレーザー(波長:
514.5nm)、及びHe−Neレーザー(波長:6
32.8nm)を使用する走査露光装置を作製した。レ
ーザー光はそれぞれ回転多面体により、走査方向に対し
て垂直方向に移動するカラー感光材料上に順次走査露光
できるようにした。露光量は、レーザーの露光時間又は
発光量を電気的にコントロールして階調露光を行った。
1画素当りの露光時間を10-4秒にした。実施例4で作
成した試料のうち表35に示す試料に、上記の走査露光
装置を使用して走査露光を行った。他方、各試料につい
て、走査露光に使用したレーザーの波長に相当する干渉
フィルターを使用し、感光計(富士写真フイルム株式会
社製:FWH型、光源の色温度3200K)でセンシト
メトリー用の階調露光を行った。この露光は0.1秒で
行った。それぞれの露光を行った後、実施例3で使用し
た処理方法によりカラー画像を形成した。走査露光した
ものと感光計により露光したものとの画像の足部の階調
を比較した。足部の階調変化(ΔD)をシアン及びイエ
ローについて表35に示す。なお、足部の階調変化(Δ
D)は、Dmin +0.2の点の濃度と、この点からlog
H(Hは露光量)で+0.2移動した点の濃度差で表
す。また、試料をシアン、イエローに単発色させて得ら
れた各試料上の画像を、色評価用光線下で観察して色相
を評価した。その結果を表35に示す。評価結果は、試
料401で得られた画像を基準にして下記のように分類
して表した。 AA:試料401で得られた画像よりも、シアン、イエ
ローの色相が大変優れている。 BB:試料401で得られた画像よりも、シアン、イエ
ローの色相が優れている。 CC:試料401で得られた画像と同等である。
【0295】
【表35】 表35 ──────────────────────────────────── 試料番号 走査露光 感光計露光 備考 ΔD 色相 ΔD 色相 C Y C Y C Y C Y ──────────────────────────────────── 401 0.01 0.01 CC CC 0.10 0.11 CC CC 比較例 402 0.02 0.02 AA CC 0.11 0.10 AA CC 比較例 405 0.17 0.17 CC CC 0.19 0.19 CC CC 比較例 406 0.19 0.19 AA CC 0.21 0.20 AA CC 本発明 409 0.01 0.01 CC AA 0.11 0.10 CC AA 比較例 410 0.02 0.02 AA AA 0.12 0.11 AA AA 比較例 413 0.18 0.18 CC AA 0.19 0.19 CC AA 比較例 414 0.19 0.19 AA AA 0.19 0.20 AA AA 本発明 ──────────────────────────────────── 表35に示される結果から明らかなように、本発明の直
接ポジカラー写真感光材料は、走査露光による露光でも
足部の階調変化が少なく色素に優れた感光材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/413 G03F 3/10 B 8004−2H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、予めかぶらされていない内
    部潜像型ハロゲン化銀粒子及びカラー画像形成カプラー
    を含む、青感層、緑感層及び赤感層が少なくとも一層設
    けられてなる直接ポジカラー写真感光材料において、前
    記予めかぶらされていない内部潜像型ハロゲン化銀粒子
    が、Mn、Cu、Zn、Cd、Pb、Bi、In、T
    l、Zr、La、Cr、Re及び周期率表第VIII族に属
    する金属からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属
    を内蔵し、かつ、前記赤感層のカラー画像形成カプラー
    が、下記式(CaI)又は(CbI): 【化1】 [式中、RC11 及びRC12 は、それぞれ独立に、ハメッ
    トの置換基定数σP 値が0.2以上の電子吸引性基を表
    す。ただし、RC11 のσP 値とRC12 のσP 値との和
    は、0.65以上である。ZC11 は、−NH−又は−C
    H(RC13 )−を表す。ZC12 は−C(RC14 )=又は
    −N=を表す。ZC13 は−C(RC15 )=又は−N=を
    表す。RC13 は、ハメットの置換基定数σP 値が、0.
    2以上の電子吸引性基を表す。RC14 及びRC15 は、そ
    れぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。XC11 は、
    水素原子または芳香族第一級アミン発色現像主薬の酸化
    体とのカップリング反応により離脱可能な基を表す] 【化2】 [式中、RC21 は水素原子または置換基を表す。RC22
    は置換基を表す。ZC2 1 は、含窒素6員複素環を形成す
    るのに必要な非金属原子群を表す。ただし、複素環は、
    少なくとも一つの解離基を有する。XC21 は、水素原子
    または芳香族第一級アミン発色現像主薬の酸化体とのカ
    ップリング反応により離脱可能な基を表す]で示される
    シアンカプラーの少なくとも一種を含有することを特徴
    とする直接ポジカラー写真感光材料。
  2. 【請求項2】 前記青感層のカラー画像形成カプラー
    が、下記式(Y): 【化3】 [式中、RY1はアリール基または三級アルキル基を表わ
    し、RY2はアルキル基、アリール基、アルコキシ基、ア
    リールオキシ基、ジアルキルアミノ基、アルキルチオ基
    またはアリールチオ基を表わし、RY3は置換基を表わ
    し、XY は水素原子又は、現像主薬の酸化体とのカップ
    リング反応時に離脱可能な基を表わし、そしてkは、0
    〜4の整数を表わす、但し、kが2〜4のとき、RY3
    同じであっても異っていてもよい。]で示されるイエロ
    ーカプラーである請求項1に記載の直接ポジカラー写真
    感光材料。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2の何れか一項に記
    載のカラー写真感光材料を、画像露光した後、下記式
    (D): 【化4】 [式中、RD1はアルキル基を表わし、RD2はアルキレン
    基を表わし、ただし、RD1とRD2は互いに連結して環を
    形成してもよい。]で示される現像主薬を用いて現像処
    理することを特徴とするカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1及び請求項2の何れか一項に記
    載のカラー写真感光材料に、色分解及び網点画像変換し
    た、シアン版網点画像フィルム、マゼンタ版網点画像フ
    ィルム、イエロー版網点画像フィルム及び墨版網点画像
    フィルムを使用して、赤色光、緑色光、青色光により逐
    次露光した後、発色現像処理することを特徴とするカラ
    ープルーフ作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1及び請求項2の何れか一項に記
    載のカラー写真感光材料を、1画素当り10-3秒以下の
    露光時間で走査露光した後、発色現像処理することを特
    徴とするカラー画像形成方法。
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