JPH0530475Y2 - - Google Patents

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JPH0530475Y2
JPH0530475Y2 JP16902887U JP16902887U JPH0530475Y2 JP H0530475 Y2 JPH0530475 Y2 JP H0530475Y2 JP 16902887 U JP16902887 U JP 16902887U JP 16902887 U JP16902887 U JP 16902887U JP H0530475 Y2 JPH0530475 Y2 JP H0530475Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ゼンマイ(渦巻ばね)を動力源とす
る駆動ユニツトに関する。更に詳述すると本考案
は、回転速度の異なる2種類の回転を出力可能と
する2スピードゼンマイ式駆動ユニツトに関す
る。
(従来の技術) 従来の2スピードゼンマイ式駆動ユニツトとし
ては、第5図に示すようなカム切替式駆動ユニツ
トが存在する。この駆動ユニツトは、減速歯車機
構101と定速機構102とを接続する切替ギア
103,104を、ゼンマイ(図示省略)が装着
された駆動軸(図示省略)と連動回転するカム1
05の働きによつてスラスト方向に移動させ、減
速歯車機構101から定速機構102を切離すこ
とによつて2種類の回転を出力するようにしたも
のである。カム105は軸方向に傾斜する斜面1
06を有し、該斜面106で切替ギア103を支
持するシヤフト107を軸方向に変位を与える。
このカム105は、駆動軸110上の駆動ギア1
08と、アイドルギア109及び従動ギア110
を介して接続され、ゼンマイの解放に従つて回転
するように設けられている。シヤフト107上に
設けられている切替ギア、一方のピニオン103
が減速歯車機構101のギア112と噛合し、同
軸上の他方の上のギア104が、ピニオン113
及び同軸上のギア114を介して定速機構102
を構成する星ギア115と接続されている。した
がつて、シヤフト107がカム105によつて軸
方向に移動すると、ピニオン103とギア112
の噛合いが解除されて減速歯車機構101と定速
機構102とが切離され、出力軸はフリー回転・
高速回転となる。この駆動ユニツトは、走行玩具
に用いる場合、非常にゆつくりした走行状態から
自動的に速度がアツプする2スピードアクシヨン
が得られるという画期的なものである。尚、図中
符号116は定速機構を構成するアンクル部材、
117はシヤフト107を元の位置に復帰させる
ためのリターンコイルスプリング、118はピニ
オンである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の駆動ユニツトは、カ
ム駆動によつて切替ギヤ103,104のシヤフ
トを軸方向に移動させてギヤの切離しを行なうた
め、シヤフトを復帰させるためのリターンコイル
スプリングを必要とする。また、図示の如く、カ
ム105と駆動軸111との間を連結するギヤ1
08,109,110、切替ギヤ103,104
と定速機構102とを連結するギヤ113,11
4を必要とし、部品点数が多く、ボデイーの比較
的小さな玩具に使用する場合には嵩張りコスト高
となる問題がある。
そこで、本考案は、部品点数が少なくかつ構造
が簡単で安価な、小型玩具の駆動源に好適な2ス
ピードゼンマイ式駆動ユニツトを提供することを
目的としている。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案の2スピー
ドゼンマイ式駆動ユニツトは、ゼンマイを駆動源
としてその弾発力を減速歯車機構を介して出力軸
に伝達する駆動ユニツトにおいて、前記減速歯車
機構にその回転を制動して定速回転させる定速機
構を切替ギアを介して係合させる一方、前記ゼン
マイを装着する駆動軸と連動して揺動する切替部
材を設けると共にこの切替部材の先端がそのスト
ローク端において前記切替ギアに当接し該ギアを
移動させて減速歯車機構から定速機構を切離すよ
うにしている。
(作用) したがつて、ゼンマイを巻き上げると、切替ギ
アから離れた位置に切替部材が移動した切替ギア
が自由に移動できる解放状態となる。そこで、ゼ
ンマイが解き放たれると、減速歯車機構の回転に
よつて切替ギアが減速歯車機構と定速機構とに噛
み合い定速機構に支配されたゆつくりした一定速
度で回転が出力される。そして、切替部材がその
移動端にまで達すると、その先端で切替ギアを移
動させて噛み合いを解除させ、減速歯車機構と定
速機構とを切離し、原則歯車機構をフリー回転さ
せ高速回転する。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。
第1図に本考案の2スピードゼンマイ式駆動ユ
ニツトの歯車列の一実施例を展開図で示す。この
駆動ユニツトは、ゼンマイ1を駆動源としてその
回転運動を減速歯車機構2を介して出力軸5側に
伝達する構成であつて、減速歯車機構2に該歯車
機構2の回転を制動して一定速度の回転とする定
速機構3を接離自在に係合させると共に該定速機
構3を駆動軸の回転に伴つて一定時間経過後に減
速歯車機構2から切離す切替部材6を設け、定速
機構3を接続した緩やかな定速回転と減速歯車機
構2を自由に回転させる高速回転との2種類の回
転を切替出力するようにしたものである。
前記減速歯車機構2は、ゼンマイ1が装着され
た駆動軸4上に形成されている巻上げ用ピニオン
7と、同軸上の駆動用ギア8と、出力軸5上に形
成されている従動ピニオン14と、該ピニオン1
4と噛合する中間ギア11,12、この中間ギア
11とゼンマイ巻上げ時にのみ噛合し巻上げ用ピ
ニオン7に回転を伝達するかけ上りギア9,10
と、前記駆動用ギア8とゼンマイ解放時にのみ噛
合し中間ギア12に回転を伝達するかけ上りギア
13とから成り、ゼンマイを巻上げる時には出力
軸5→従動ピニオン14→中間ギア11→かけ上
りギア9,10→巻上げ用ピニオン7→ゼンマイ
1へと回転を伝え、ゼンマイ1を解き放つ場合に
はゼンマイ1→駆動用ギア8→かけ上りギア13
→中間ギア12→中間ギア11→従動ギア14→
出力軸5へと回転を伝える。尚、中間ギア11,
12及びかけ上りギア9,10並びに駆動用ギア
8と巻上げ用ピニオン7とはポリアセタール等の
プラスチツクによつて各々シヤフトと共に一体成
形されている。また、前記かけ上りギア9,10
及び13は、噛合するギアの回転方向によつて噛
み合つたり離れたりする、所謂かけあがりギアで
あり、雄形ブロツク21Aと隔壁ブロツク21B
並びに雌形ブロツク21Cと隔壁ブロツク21B
に夫々設けられている円弧状の長孔36,37内
に移動自在に収容されている。尚、本実施例では
減速歯車機構2は実質的に駆動用ギア8、かけ上
りギア13、中間ギア12,11及び従動ピニオ
ン14とで構成されているが、これに限定される
ものではなく必要に応じて減速比は自由に変更し
得るものである。
また、駆動軸4上の巻上げ用ピニオン7には切
替部材6が噛合され、駆動軸4の回転によつて切
替部材6をピン15回りに揺動させるように設け
られている。まピン15は雄形ブロツク12Aか
ら雌形ブロツク21Cに向けて突出するように形
成されている。
定速機構3は、星形をなすギア(所謂がんぎ車
に相当するもので星ギアと通称されている)18
とこの星ギア18の歯に両端の爪19aが交互に
接触することによつて揺振するアンクル部材19
とから成り、星ギア18と同軸上のピニオン20
を減速歯車機構2の中間ギア11と切替ギア1
6,17を介して接続されている。アンクル部材
19は隔壁ブロツク21Bから雌形ブロツク21
C側へ突出するピン22に嵌め込まれ、該ピン2
2を中心に星ギア18上で揺振可能に支持されて
いる。切替ギア16,17は、隔壁ブロツク21
Bと雌ブロツク21Cに設けられた円弧状の長孔
23によつて支持され、該長孔23内を移動する
ことによつて減速歯車機構2と定速機構3との切
離しあるいは接続を図る。切替ギア16,17
は、通常ポリアセタール等のプラスチツクによつ
てシヤフト部分24と一体的に成形され、ギア1
6は中間ギア11とギア17はピニオン20とそ
れぞれ噛合するように設けられている。この切替
ギア16,17は、第3図において中間ギア11
が時計回転方向に回転するときに中間ギア11及
びピニオン20に噛み合い、反時計回転方向に回
転するとき(ゼンマイを巻上げるとき)に押し出
されて空回りする。尚、定速機構としては、上述
のアンクル部材19を利用したものに限定されな
い。例えば、第6図に示すような、回転時に遠心
力で拡がるゴム製の制動子161と、この制動子
161を内側に納める円筒フレーム151とから
成るものでも良い。この定速機構は、制動子16
1の回転を円筒フレーム151の内周面152と
の間のフリクシヨンで制動するようにしたもので
ある。この場合、制動子161にはピニオン16
2を設けて減速歯車機構2が接続される。また、
図示していないが、回転振子を利用した定速機構
の利用も可能である。
切替部材6は巻上げ用ピニオン7と噛み合さ
れ、ピニオン7の回転によつてピン15を中心に
ピニオン7と噛合する範囲において揺動する。本
実施例の場合、切替部材6は鎌形あるいは扇形を
成し、その内周面側にピニオン7と噛合する内歯
38が形成されると共にこの内歯部分38がスト
ローク端においてピニオン7と外れないようにピ
ニオン7と常時噛合するように付勢するばね部材
25が設けられている。ばね部材25は、本実施
例の場合、切替部材6と一体にプラスチツクによ
つて成形された可撓性のある棒状物から成り、隔
壁ブロツク21B及び雌形ブロツク21Cにそれ
ぞれ設けられたストツパ部材26の間を移動して
ストツパ部材26に当接して撓むことにより付勢
力を得るように設けられている。尚、歯部は内歯
に限らず外歯であつても良い。切替部材6は、隔
壁ブロツク21Bと雄形ブロツク21Aとの間に
収容され、その曲率中心のボス部27がピン15
に嵌め込まれる一方、アーム部28の途中に設け
られている摺動ピン29が隔壁ブロツク21B及
び雌形ブロツク21Cに穿溝されている円弧状の
ガイド溝30内に貫通させることによつて揺動自
在に支持されている。切替部材6の先端には切替
ギア16,17のシヤフト部分24を受け止め切
離した状態のまま切替ギア16,17を維持する
ためL形の段部31が設けられている。
尚、中間ギア11と切替ギア16,17と星ギ
ア18とは、第2図において一直線上に配置せ
ず、図示の如く千鳥状に配置することが好まし
い。また、切替部材6が当接する部位も、シヤフ
ト部24の端部ではなく、可能なだけシヤフト中
央を先端の段部31で押しつけることが好まし
い。これによつて切替ギア16,17の移動中に
おけるこじれによつて切替部材6の動きが途中で
停止するのを防止することができる。
ギアボツクス20は、係合ピン32を有する雄
形ブロツク21Aと係合ピン32を圧入する穴3
3を有する雌形ブロツク21Cとこれらの間に挾
持される隔壁ブロツク21Bとに分離可能に構成
されている。雄形ブロツク21Aと隔壁ブロツク
21Bとの間にはゼンマイ1が収納されている。
ゼンマイ1は外側の端部が折返されて雄形ブロツ
ク21A内に設けられているゼンマイ収容空間3
4の壁面の溝35に押し込まれ固定されている。
一方、ゼンマイ1の内側の端部は駆動軸4に一体
成形されている2本の突起39の間に嵌め込まれ
て固定されている。したがつて、ゼンマイは巻き
過ぎるとゼンマイの外側の端部が溝35から飛び
出して内壁面に沿つて移動し、それ以上巻かれな
いように設けられている。
斯様に構成した2スピードゼンマイ式駆動ユニ
ツトによれば、次のようにして2段階の回転出力
が得られる。
当該駆動ユニツトを搭載した玩具例えば自動車
のおもちや等を図中に矢印(→)で示す方向に床
面上等に押しつけながら出力軸5を回転させる
と、第3図上の中間ギア11の反時計回転方向へ
の回転によつてかけ上りギア9,10が巻上げ用
ピニオン7に喰い込みその回転をゼンマイが装着
された駆動軸4に伝達し、ゼンマイ1を巻上げ
る。ゼンマイ1が所定量巻上げられると拘束され
ていないゼンマイの端部が溝35を抜け出して移
動するため巻上げ操作を停止する。次いで、自動
車おもちやを離すと、第2図に示すように、ゼン
マイ1の解放によつて駆動軸4が時計回転方向へ
回転する。したがつて、かけ上りギア9,10は
押し上げられて空転し、駆動ギア8にはかけ上り
ギア13が噛合する。このため、駆動軸4の回転
は駆動ギア8→かけ上りギア13→中間ギア11
→従動ピニオン14→出力軸5へと伝達され自動
車おもちやを走行させる。このとき、減速歯車機
構2を構成する中間ギア11が切替ギア16と噛
み合つて定速機構3に接続されるため、定速機構
3に支配された一定速度で自動車おもちやは走行
する。その後、ゼンマイ1の解放と同時に切替部
材6が回転し始めるので一定時間経過したとき
に、この切替部材6の先端の段部31において切
替ギア16,17のシヤフト部分24が押されて
中間ギア11から切離される。したがつて、減速
歯車機構2は自由に回転し、定速回転時に比べて
高速回転・高速走行になる。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案の2ス
ピードゼンマイ式駆動ユニツトは、駆動軸と連動
して揺動する切替部材によつて切替ギアを径方向
に移動させ減速歯車機構と定速機構の切離しを図
るようにしたので、リターンコイルスプリングや
多数のギア等を省略でき、その構成を極めて簡単
で部品点数が少ないコンパクトな構造とできる。
したがつて、小型の駆動ユニツトを構成する場合
に好適でかつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の2スピードゼンマイ式駆動ユ
ニツトの歯車列の一実施例を示す展開図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は定速機構の他の実施例を
示す斜視図、第5図は従来の2スピードゼンマイ
式駆動ユニツトの一例を示す説明図である。 1……ゼンマイ、2……減速歯車機構、3……
定速機構、4……駆動軸、5……出力軸、6……
切替部材、16,17……切替ギア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゼンマイを駆動源としてその弾発力を減速歯車
    機構を介して出力軸に伝達する駆動ユニツトにお
    いて、前記減速歯車機構にその回転を制動して定
    速回転させる定速機構を切替ギアを介して係合さ
    せる一方、前記ゼンマイを装着する駆動軸と連動
    して揺動する切替部材を設けると共にこの切替部
    材の先端がそのストローク端において前記切替ギ
    アに当接し該ギアを移動させて減速歯車機構から
    定速機構を切離すことを特徴とする2スピードゼ
    ンマイ式駆動ユニツト。
JP16902887U 1987-11-06 1987-11-06 Expired - Lifetime JPH0530475Y2 (ja)

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JP16902887U JPH0530475Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JP16902887U JPH0530475Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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Publication Number Publication Date
JPH0175499U JPH0175499U (ja) 1989-05-22
JPH0530475Y2 true JPH0530475Y2 (ja) 1993-08-04

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