JPH063677Y2 - ゼンマイ式二段定速駆動ユニット - Google Patents

ゼンマイ式二段定速駆動ユニット

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JPH063677Y2
JPH063677Y2 JP1987139477U JP13947787U JPH063677Y2 JP H063677 Y2 JPH063677 Y2 JP H063677Y2 JP 1987139477 U JP1987139477 U JP 1987139477U JP 13947787 U JP13947787 U JP 13947787U JP H063677 Y2 JPH063677 Y2 JP H063677Y2
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constant speed
rod
reduction gear
mainspring
drive unit
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JP1987139477U
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JPS6443994U (ja
Inventor
眞 中島
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精工研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ゼンマイ(渦巻ばね)を動力源とする駆動ユ
ニットに関する。更に詳述すると本考案は、回転速度の
異なる二種類の定速回転を出力可能とするゼンマイ式二
段定速駆動ユニットに関する。
(従来の技術) 歩行玩具等に利用される定速回転のゼンマイ式駆動ユニ
ットは、従来、減速歯車機構にアンクルエスケープを噛
合させ、従動軸の回転を制動して一定速度に制動するよ
うにしたものがある(実公昭61−28639号)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この駆動ユニットの場合、アンクルの働
きによって一定速度でゼンマイの力を取り出すことはで
きるが、回転速度の異なる2種類の定速回転を得ること
はできない。
そこで、本考案は、自動的に二段階に定速回転を出力し
得るゼンマイ式二段定速駆動ユニットを提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案のゼンマイ式二段変
速駆動ユニットは、ゼンマイを駆動源としてその弾発力
を減速歯車機構を介して出力軸に伝達する駆動ユニット
において、相互に回転速度の異なる2種類の定速機構を
前記減速歯車機構に同時に係合させる一方、前記ゼンマ
イの駆動軸と連動して直線移動するラック杆と該ラック
杆が一定量移動したときに係合するロッドを設けると共
に該ロッドで前記定速機構の低速段側と減速歯車機構と
を接続する切替手段を支持し、前記ロッドの移動によっ
て前記切替手段を移動させて低速段側の定速機構を減速
歯車機構から切離すようにしている。
(作用) したがって、巻き上げたゼンマイを解き放つ場合、駆動
軸の回転は減速機構を介して次第に回転を落としながら
出力軸に伝えられる。このとき、減速歯車機構の回転は
定速機構に制動され一定速度で回転する。しかも、定速
機構は減速歯車機構に対し相互に回転速度の異なる2種
類の定速機構が同時に接続されているため速度のより遅
い低速段側に支配された回転速度となる。
一方、駆動軸の回転開始と同時に、該軸と連動関係にあ
るラック杆も移動し、一定量移動したときにロッドと係
合して該ロッドを移動方向へ付勢し、該ロッドに取付け
られている低速側定速機構の切替手段を移動させ減速歯
車機構から離す。減速歯車機構は低速側の定速機構の離
脱によって、高速側の定速機構のみが接続された状態と
なり、減速歯車機構の回転速度を高めることとなる。し
たがって、出力軸は相互に回転速度の異なる二種類の定
速回転を行う。そこで、このゼンマイ式二段定速駆動ユ
ニットを玩具例えば歩行玩具に利用すれば二種類の歩行
運動が楽しめる。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に本考案のゼンマイ式二段定速駆動ユニットの一
実施例を中央横断平面図で示す。このゼンマイ式二段定
速駆動ユニットは、ゼンマイ1を駆動源としてその回転
運動を減速歯車機構2を介して出力軸5側に伝達する構
成であって、減速歯車機構2に相互に回転速度が異なる
2種類の定速機構3,4を係合させ、減速歯車機構2の
回転速度を制動して定速回転とする一方、駆動軸8の回
転に伴って移動するラック杆6とロッド7とによって低
速段側の定速機構3を減速歯車機構2から切り離すこと
によって二段階の定速回転出力を得るようにしたもので
ある。
前記減速歯車機構2は、ゼンマイ1に固定された駆動軸
8と同軸上に固定されている爪部材9と該爪部材9が係
合する内歯10を形成して成る駆動ギア11と該駆動ギ
ア11に噛合する従動ピニオン12と出力軸5とから構
成されている。前記爪部材9と駆動ギア11の内歯10
との間では一方向クラッチが形成され、ゼンマイ1を巻
き上げるときには減速歯車機構2と駆動軸8とが切り離
されてゼンマイの巻き上げを容易にし、ゼンマイ1を解
き放ち回転を取出す場合には爪部材9が内歯10に喰い
込むようにして噛み合い駆動軸8と駆動ギアが一体化さ
れて回転力が減速機構に伝達されるように設けられてい
る。尚、この爪部材9は第3図に示すようにほぼS字状
を成し、その先端で内歯ギア10と係合し、ゼンマイ1
を巻き上げる方向Aに回転する場合には先端を内側に押
し曲げて内歯10上を滑り、ゼンマイ1を解き放つ場合
には先端を拡げるようにして内歯10に喰い込み駆動軸
8の回転を駆動ギア11に伝達する構造となっている。
また、駆動軸8上には駆動ピニオン14が設けられ、該
ピニオン14を介してラック杆6と噛合され、駆動軸8
の回転によってラック杆6をある方向、例えばギアボッ
クス20の長手方向に移動させるように設けられてい
る。また、前記出力軸5には従動ギア13が固定され、
該ギア13を介して定速歯車機構3,4と接続されてい
る。尚、本実施例では減速歯車機構2は、実質的に駆動
ギア11と従動ピニオン12とで構成されているが、こ
れに限定されるものではなく、必要に応じて減速比は自
由に変更し得るものである。また、本実施例では出力軸
5を1本としているが、この他駆動ギア11と噛合する
ギア38あるいは従動ギア13と噛合するギア39から
も回転を取出すことができる。
定速機構3,4は、星型を成すギア(所謂がんぎ車に相
当するもので星ギアと通称されている)15とこの星ギ
ア15の歯に両端の爪が交互に接触することによって揺
振するアンクル部材16とから成り、前記星ギア15と
同軸上にピニオン17を設けて減速歯車機構2の従動ギ
ア13と接続されている。アンクル部材16は隔壁ブロ
ック31に形成されている支柱34に嵌め込まれかつ星
ギア15の軸15Aに長穴42を介して係合され、星ギ
ア15上で揺振可能に支持されている。この定速機構の
低速段側3は、減速歯車機構2と切替手段例えばギア1
8,19を介して接続されており、高速側の定速機構4
の星ギア15よりも高速回転するようにギア比が大きく
とられている。そして、この切替ギア18,19はラッ
ク杆6と連動するロッド7及びギアボックス20の長孔
21によって支持され、ロッド7の移動によって減速歯
車機構2と定速機構3との切り離しあるいは接続を図る
ように設けられている。切替ギア18と19は同軸上に
設けられ、切替ギア18は従動ギアと切替ギア19はピ
ニオン17と夫々噛合するように設けられている。尚、
定速機構としては、上述のアンクル部材を利用したもの
に限定されない。例えば、第6図に示すような、回転時
に遠心力で拡がるゴム製の制動子161と、この制動子161
を内側に収める円筒フレーム151とから成るこのでも良
い。この定速機構は、制動子161の回転を円筒フレーム1
51の内周面152との間のフリクションで制動するように
したものである。この場合、制動子161にはピニオン162
を設けて減速歯車機構2が接続される。また、図示して
いないが回転振子を利用した定速機能の利用も可能であ
る。
前記ラック杆6は駆動ピニオン14と噛み合され、駆動
ピニオン14の回転によってギアボックス20に形成さ
れている一対のガイド溝40に沿ってピニオン14と噛
合する範囲において直線移動する。ラック杆6には、ラ
ック部分が駆動ピニオン14と常時噛合するように付勢
するばね部材23が設けられている。本実施例の場合、
ばね部材23はラック杆6と一体のプラスチックによっ
て成形された可撓性の有る棒状物から成り、ギアボック
ス20に設けられた長溝24内を移動するように配置さ
れている。このばね部材23は長溝24の両端で当接
し、撓むことによってラック杆6を常時ピニオン14に
向けて付勢し、駆動ピニオン14と噛み合うようにして
いる。尚、このラック杆6は、ギアボックス20の雄外
殻ブロック30と隔壁ブロック31Aに穿溝されている
ガイド溝(一方の溝は図示省略)40に係合ピン25及
びガイドピン41を嵌め込むことによって摺動自在に支
持されている。このラック杆6の先端は係合ピン25を
介してロッド7と連結されている。ロッド7にはギアボ
ックス20の長手方向に延びる長溝26を有しており、
該溝26内にラック杆6の係合ピン25を嵌め込むこと
により、ある一定範囲ラック杆6が移動した後にラック
杆6と、ロッド7とが係合し連動するように設けられて
いる。尚、ロッド7の先端には低速段側の定速機構3の
切替ギア18,19が回転自在に支持されている。ロッ
ド7は、切替ギア18,19のシャフトとラック杆6の
係合ピン25とによって支持されており、その先端側に
は溝起36が形成されて雄外殻ブロック30の内壁面に
形成されている突起37と係合するように設けられてい
る。この突起37と溝36はラック杆6が移動してロッ
ド7を押しつける際に乗り越えて切替ギア17,18を
移動後の位置において固定させるものである。
ギアボックス20は、係合ピン27を有する雄外殻ブロ
ック30と係合ピン27を嵌入する穴29を有する雌外
殻ブロック28とこれらの間に係合ピン27を貫通させ
て挾持される隔壁ブロック31A,31Bとに分離可能
に構成されている。前記雌ブロック28と隔壁ブロック
31Bとの間にはゼンマイ1が収納され、ゼンマイ1の
一端が隔壁ブロック31Bに設けられている突起(図示
省略)の間に挾み込まれ固定されている。尚、このゼン
マイ1の内側の端部は駆動軸8に固定されている爪部材
9に一体成形されている2本の突起33に嵌め込まれて
固定されている。また、隔壁ブロック31と雌外殻ブロ
ック28との間には定速機構3,4が収容されている。
更に雄外殻ブロック30と隔壁ブロック31Bとの間に
は減速歯車機構2と該減速歯車機構2と定速機構3,4
とを接続するピニオン17、切替ギア18,19が収納
されている。また、雄外殻ブロック30と隔壁ブロック
31Aとの間にはラック杆6とロッド7が移動可能に収
容されている。
斯様に構成したゼンマイ式二段定速駆動ユニットによれ
ば、次のようにして二段階の定速回転出力が得られる。
まず、ゼンマイ1を巻き上げた状態において玩具を床等
の上に置くと、ゼンマイの巻き戻り力が減速歯車機構2
を介して出力軸5に伝達され玩具を動かす。このとき、
減速歯車機構2と2つの定速歯車機構3,4とが同時に
接続されているので、出力軸5の回転は低速段側の定速
機構3に支配されて低速回転となる。そして、この回転
が進むにつれて駆動ピニオン14と噛合するラック杆6
が後方に移動し始め、そしてロッド7の長溝26の終端
に達した時にラック杆6とロッド7とが係合しラック杆
6はロッド7を後方へ向けて押し出す。これによって、
ロッド7は突起35を乗り越え、その先端に支持する切
替ギア18,19を従動ギア13から離れる方向に移動
させ、低速段側の定速機構3を従動ギア13から切り離
す。このため、減速歯車機構2は高速段側の定速機構4
にのみ支配され、その制動を受けて前よりも高速の定速
回転となる。
再び、駆動軸8の回転によってゼンマイ1を巻き上げる
場合、駆動軸8の回転と同時にラック杆6が元の位置に
戻るので、ロッド7を引張って切替ギア18,19を減
速歯車機構2の従動ギア13に接続する。このとき、ロ
ッド7は突起36を乗り越えてロックされ、従動ギア1
3と切替ギア18を接続した状態で固定する。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案のゼンマイ式二
段定速駆動ユニットは、減速歯車機構に2種類の定速機
構を接続しかつ低速段側の低速機構を駆動軸の回転に伴
って移動するラック杆によって切離し可能としたので、
回転が進むにつれて低速段側の低速回転から高速段側の
低速回転へと自動的に切替わり、二種類の低速回転出力
が得られる。よって、歩行玩具等に利用した場合、二種
類の歩行速度が得られ、従来に無いおもしろい動きを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゼンマイ式二段変速駆動ユニット
の一実施例を示す中央横断平面図、第2図は第1図のII
−II線矢視断面図、第3図は第1図のIII−III線矢視断
面図、第4図は第1図のIV−IV線矢視断面図で定速機構
部分のみを示す。第5図は第2図において低速段側定速
歯車機構が切離された状態を示す概略説明図である。第
6図は定速機構の他の実施例を示す斜視図である。 1…ゼンマイ、1…減速歯車機構、 3…低速段側の定速機構、 4…高速段側の定速機構、5…出力軸、 6…ラック杆、7…ロッド、8…駆動軸、 14…従動ピニオン、 15,16…定速機構を構成する星ギアとアンクル部
材、 18,19…切替ギア、25…係合ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼンマイを駆動源としてその弾発力を減速
    歯車機構を介して出力軸に伝達する駆動ユニットにおい
    て、相互に回転速度の異なる2種類の定速機構を前記減
    速歯車機搆に同時に係合させる一方、前記ゼンマイの駆
    動軸と連動して直線移動するラック杆と該ラック杆が一
    定量移動したときに係合するロッドを設けると共に該ロ
    ッドで前記定速機構の低速段側と減速歯車機構とを接続
    する切替手段を支持し、前記ロッドの移動によって前記
    切替手段を移動させて低速段側の定速機構を減速歯車機
    構から切離すことを特徴とするゼンマイ式二段定速駆動
    ユニット。
JP1987139477U 1987-09-14 1987-09-14 ゼンマイ式二段定速駆動ユニット Expired - Lifetime JPH063677Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987139477U JPH063677Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 ゼンマイ式二段定速駆動ユニット

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JP1987139477U JPH063677Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 ゼンマイ式二段定速駆動ユニット

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Publication Number Publication Date
JPS6443994U JPS6443994U (ja) 1989-03-16
JPH063677Y2 true JPH063677Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31402771

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JP1987139477U Expired - Lifetime JPH063677Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 ゼンマイ式二段定速駆動ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615673Y2 (ja) * 1986-07-30 1994-04-27 精工研株式会社 二段変速ゼンマイユニットボックス構造

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JPS6443994U (ja) 1989-03-16

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