JPH05307732A - 感熱記録型磁気券シート - Google Patents

感熱記録型磁気券シート

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JPH05307732A
JPH05307732A JP4108274A JP10827492A JPH05307732A JP H05307732 A JPH05307732 A JP H05307732A JP 4108274 A JP4108274 A JP 4108274A JP 10827492 A JP10827492 A JP 10827492A JP H05307732 A JPH05307732 A JP H05307732A
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稔三 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐水性、高温多湿での耐ブロッキング性、及
び感熱層の減感の無い、磁気特性、感熱特性の良好な感
熱記録型磁気券シートを提供する事である。 【構成】 支持体の一方の面に磁気記録層、他方に感熱
記録層を設けた感熱記録型磁気券シートの磁気記録層に
エステル基の炭素数が3から12のアルキルであるスチ
レンーアクリル酸エステル共重合体を結合剤として用
い、好ましくは特定の平均分子量のポリエチレンオキサ
イド、特定の平均粒子径のステアリン酸金属塩を特定量
含有させる事により更に良好な特性を得る。 【効果】 磁気層の耐水性、高温多湿での磁気層と感熱
層又は磁気層とオーバーコート層とのブロッキング性の
改良、磁気層の減感性物質の転移等による感熱層の減感
が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗車券、回数券、定期
券等に有効な感熱記録型磁気券シートに関し、更に詳し
くは磁気記録層の耐水性が良好で高温多湿の環境条件下
でもブロッキングが発生せず、感熱層の減感も良好な感
熱記録型磁気券シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗車券、回数券、定期券等のチケ
ット類の自動販売化が進められている。その際に用いら
れるチケット類は支持体の片面に磁気記録層、もう一方
の面に電子写真方式、静電記録方式、ジアゾ複写方式、
キレート方式等の記録層が設けられている。しかしこれ
らの方式では装置が複雑で大型になりコストも高くな
る。これらの欠点を改良する為に染料前駆体と酸性物質
を発色成分とした感熱記録方式が用いられ、近年では有
機溶剤、薬品等に対する保存安定性の改良も含め芳香族
イソシアネートとイミノ化合物の発色成分を使用した感
熱記録方式も用いられるようになった。
【0003】また、磁気記録の高密度化が進むにつれて
強磁性体粉末の微粒化が進められているが、それに伴っ
て更なる分散安定化が要求され、結合剤、増粘剤等によ
り対応されている。しかしながらそれらの増粘剤等と磁
性粉、結合剤等が凝集を起こし、磁気特性が劣るなど全
ての特性を満足する増粘剤は無い。例えばポリエチレン
オキサイドは良好な分散安定性を有しているが、感熱記
録層を減感させ、高温高湿時に磁気記録層と感熱記録層
とがくっつく、いわゆるブロッキングを発生させやすい
欠点を有している。特に水性結合剤は有機溶剤を含まな
い為、環境、防火、人の健康上有益であるがブロッキン
グをおこしやすい。感熱記録型磁気券シートは発売され
る迄はロール状で取り扱われる為、巻き込み状態で対向
する磁気層と感熱記録層とが高温高湿下でブロッキング
を起こしやすく、磁気記録層の減感性物質が感熱層に転
移しやすい。又、乗車券等のチケット類は雨等の水に濡
れる場合が有り、耐水性も要求される。その為、他の特
性が良好でもブロッキング性、減感性及び耐水性が悪い
と感熱記録型磁気券シートには用いられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐水性が良
好で高温高湿の条件でもブロッキングを起こさず、感熱
層を減感させない、磁気特性、感熱特性の良好な感熱記
録型磁気券シートを提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題を解決すべく鋭意検討した結果、磁気記録層の水性結
合剤としてエステル基が炭素数3から12のアルキルで
あるスチレン−アクリル酸エステル共重合体、好ましく
はスチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体を
用いる事により、更に好ましくは重量平均分子量が10
万から150万のポリエチレンオキサイドを強磁性粉末
の1重量%から15重量%含有させ、ポリビニルアルコ
ール系分散剤で分散された、レーザー回析法による体積
平均粒子径が0.5μから2.5μであるステアリン酸
金属塩を用いる事により良好な感熱記録型磁気券シート
が得られる事を見いだした。
【0006】特定のスチレン−アクリル酸エステル共重
合体を用いる事により磁気記録層の耐水性、感熱記録層
とのブロッキング性、減感性が良好になる理由は明確で
はないが、ポリスチレンの硬さと低い吸湿性の特性、エ
ステル基が炭素数3から12のアルキルであるポリアク
リル酸エステルの適度に低いガラス転移温度による高い
柔軟性と湿潤強度の特性との相乗効果であると推測され
る。炭素数が2以下でも13以上でもガラス転移温度が
高くなり効果が少なくなる。又、ステアリン酸金属塩は
ポリビニルアルコール系分散剤で分散されたものがブロ
ッキング防止に効果が有り、アクリル酸塩系、アクリル
アミド系、セルロース系、スルホン酸系、脂肪族アミン
の分散剤では効果が得られない。予想としては磁気記録
層塗抹後乾燥過程でのステアリン酸金属塩の表面層への
マイグレーション性が異なる為と思われる。ステアリン
酸金属塩の含有量は好ましくは強磁性体粉末の1重量%
以上であり、1重量%より少なければ充分なブロッキン
グ改良効果が得られない。上限は特に無いが強磁性体粉
末の30重量%以上含有させてもブロッキング改良効果
の向上は少ない。ステアリン酸金属塩の体積平均粒子径
は0.5μから2.5μがマイグレーション性からと思
われるが好ましい。粒子径の分布範囲は狭い方が良いが
好ましい粒子径にする分散機としてはボールミル、サン
ドミル、ダイノミル、アトライター、コロイドミル等が
利用出来る。又、ステアリン酸金属塩を高温で液化し、
乳化状態にしてから温度を下げて適当な粒子径の分散物
にする方法も好ましい。ステアリン酸金属塩の金属とし
ては亜鉛、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。
ポリエチレンオキサイドは強磁性体粉末の分散安定性を
向上させ磁気特性を向上させるが、重量平均分子量が1
0万より小さいか強磁性体粉末の1重量%より少ないと
分散安定性の効果が少ないし、150万より大きいか1
5重量%より多いと支持体への塗工適性が劣るようにな
る。
【0007】本発明の磁気記録層には強磁性体粉末と特
定のアクリル酸エステルとスチレンの共重合体を主成分
として用いるが、ポリウレタン系、酢酸ビニル系、塩化
ビニル系、ポリアクリル系、スチレンブタジェン系等の
水溶性、水分散性の水性結合剤を併用しても良い。又、
本発明のポリエチレンオキサイド、ステアリン酸金属塩
の他に、分散剤、ワックス類、消泡剤その他の添加剤を
適宜用いる。磁気券シートはそれらを均一分散させた磁
性塗料を紙等の支持体上に塗工、又は印刷する事により
得られる。ステアリン酸金属塩を分散するポリビニルア
ルコール系分散剤としては各種鹸化度のポリビニルアル
コールの他にカチオン変性又はアニオン変性等のポリビ
ニルアルコール誘導体が用いられる。強磁性体粉末とし
てはγフェライト、ストロンチウムフェライト、コバル
ト含有フェライト等が用いられるが、磁気記録情報が通
常の磁石で消去されない為には保磁力が1500から5
000エルステッドのバリウムフェライト、ストロンチ
ウムフェライトが多く使用される。尚、磁性体粉末の分
散にポリアクリル酸系の塩等が使用可能である。ワック
スとしてはパラフィンワックス、ポリエチレンワック
ス、高級脂肪族アルコール、高級脂肪酸アミドが使用さ
れる。
【0008】本発明の感熱記録層に使用される無色、又
は淡色の染料前駆体、酸性物質、芳香族イソシアネート
化合物、イミノ化合物及び結合剤は従来公知のものが使
用される。
【0009】染料前駆体としては、クリスタルバイオレ
ットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチル
アニリノフルオラン、2−(N−フェニル−N−エチ
ル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ンが使用される。
【0010】酸性物質としては、4,4’−イソプロピ
リデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−クロルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリ−ブチルフェノール)、4,
4’−セカンダリ−ブチリデンジフェノール、4,4’
−(1−メチル−ノルマル−ヘキシリデン)ジフェノー
ル、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノ
ール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、フェニル
−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセト
フェノン、サリチリ酸アニリド、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2−メチルフェノール)、4,4’−ベンジリデ
ンジフェノール、4,4’−チオビス(6−ターシアリ
−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−イソプ
ロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−
エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−シ
クロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノー
ル)、2,2’−ジヒドロキシジフェニル、2,2’−
メチレンビス(4−クロロフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェノール)−
シクロヘキサン、2,2’−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ノボラック型フェノール樹脂、ハロ
ゲン化ノボラック型フェノール樹脂、αナフトール、β
ーナフトール、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、3−メチ
ル−5−t−ブチルサリチル酸、フタル酸モノアニリド
パラエトキシ安息香酸、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピル
オキシジフェニルスルフォン、ジ−(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)スルフォン、パラベンジルオキシ
安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル等
が使用される。
【0011】芳香族イソシアネート化合物としては、
2,6−ジクロロフェニルイソシアネート、p−クロロ
フェニルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,
3−ジメチルベンゼン−4,6−ジイソシアネート、
1,4−ジメチルベンゼン−2,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,5−ジイシシアネー
ト、1−エトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネー
ト、ナフタリン−1,4−ジイソシアネート、ナフタリ
ン−1,5−ジイソシアネート、ナフタレン−1,3,
7−トリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−
トリイソシアネート、4,4’,4”−トリイソシアネ
ート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン、p−ジ
メチルアミノフェニルイソシアネート等がある。これら
のイソシアネート基は必要に応じてフェノール類、ラク
タム類、オキシム類等との付加化合物であるいわゆるブ
ロックイソシアネートのかたちで用いてもよくジイソシ
アネートのかたちで用いてもよいがイソシアネート基が
全てブロック化されている場合は効果が現れない場合が
ある。
【0012】イミノ化合物としては、3−イミノインド
リン−1−オン、3−イミノ−4,5,6,7−テトラ
クロロイソインドリン−1−オン、3−イミノ−4,
5,6,7−テトラブロモインドリン−1−オン、3−
イミノ−4,5,6,7−テトラフルオロイソインドリ
ン−1−オン、3−イミノ−5,6−ジクロロイソイン
ドリン−1−オン、3−イミノ−4,5,7−トリクロ
ロ−6−メトキシ−イソインドリン−1−オン、1−エ
トキシ−3−イミノイソインドリン、1,3−ジイミノ
イソインドリン、1,3−ジイミノ−4,5,6,7−
テトラクロロインドリン、1,3−ジイミノ−6−メト
キシイソインドリン、1,3−ジイミノ−6−シアノイ
ソインドリン、1,3−ジイミノ−4,7−ジチア−
5,5,6,6−テトラヒウドロイソインドリン、1−
イミノナフタル酸イミド、1−イミノジフェン酸イミ
ド、1−(5’,6’−ジクロロベンゾチアゾリル−
2’−イミノ)−3−イミノイソインドリン、1−
(6’−メチルベンゾチアゾリル−2’−イミノ)−3
−イミノイソインドリン、3−イミノ−1−スルホ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−6−クロロ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−5−ブロモナフ
トエ酸イミド、3−イミノ−2−メチル−4,5,6,
7−テトラクロロイソインドリン−1−オン等がある。
【0013】結合剤としては、酸化澱粉、リン酸エステ
ル化澱粉、エーテル化澱粉等の澱粉類、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチレンセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレンーアクリル、ポリアクリルアミド、カル
ボキシメチルセルロース、アラビアゴム、カゼイン等の
水溶性結合剤及びそれらの誘導体、スチレンーブタジェ
ンラテックス等のラテックス類が使用される。
【0014】感熱発色層に使用される顔料としてはケイ
ソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素−ホルマリン樹脂等
が挙げられる。その他、添加剤としてはステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、パ
ラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエ
チレン等のワックス類、ジオクチルスルホコハク酸塩等
の湿潤剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系な
どの紫外線吸収剤、さらに界面活性剤、蛍光染料等を用
いる事が出来る。
【0015】本発明の感熱発色層に保護層を設ける場合
は染料前駆体との発色を防ぐ意味で水性樹脂が好まし
い。例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアマイド、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、スチレンーブタジ
ェン系重合体等及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0016】本発明に用いられる磁気記録層等が設けら
れる支持体としては主として紙が用いられるが、合成
紙、金属箔、ポリエチレン等によるラミネート紙、ポリ
エチレンテレフタレート等のフィルム、等を単独、ある
いは組み合わせたシートを用いる事も出来る。磁気記録
層、感熱記録層、保護層の塗工に用いる装置は、エアー
ナイフコーター、グラビアコーター、ロールコーター、
ロッドコーター、カーテンコーター、ダイコーター、リ
ップコーター、ブレードコーター、等が用いられる。特
に磁気記録層、感熱記録層にアンダーコートを設ける場
合は紙の抄紙工程で使用されるサイズプレス装置、ゲー
トロール装置等も用いられる。又、オフセット、シルク
スクリーン等の印刷法も用いられる。更に塗工した物の
表面平滑性を改良するためにマシンカレンダー、スーパ
ーカレンダー、グロスカレンダー、ブラッシング等を用
いる事が出来る。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の部、及び%は重量部、及び重量%を、
平均粒子径は体積平均粒子径を示す。
【0018】実施例1 磁気記録層塗液の作成 以下の配合をボールミルで一昼夜分散し磁気記録層塗液
を調整した。 バリウムフェライト(戸田工業社製、MC127) (固形)100部 アクリル系分散剤(三井東圧社製、アロンT40) (固形) 1部 スチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体 (固形) 30部 ポリエチレンオキサイド(住友精化社製、重量平均分子量20万) (固形) 5部 ステアリン酸亜鉛(ポリビニルアルコール分散、体積平均粒子径0.9μ) (固形) 10部 水 (固形)200部
【0019】 感熱記録層塗液の作成 (A)液 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(固形) 12部 10%ポリビニルアルコール水溶液(日本合成化学社製、NM11) (固形1.8部) 18部 水 30部 (B)液 4,4’−イソプロピリデンジフェノール (固形) 40部 p−ベンジルビフェニル (固形) 40部 ステアリン酸亜鉛 (固形) 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) (固形5部) 50部 水 100部 (A)液と(B)液を別々にサンドグラインダーにて平
均粒子径が約2μmとなるまで分散し、次の配合で感熱
層塗液を調整した。 炭酸カルシウム(白石工業製 Brt15) (固形) 8部 (B)液 30部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) (固形4部) 40部 (A)液 12部 水 100部
【0020】坪量160g/m2の紙の片面に磁気記録
層塗液を固形分で30g/m2塗工し磁場配向後乾燥し
た。続いて他の面に感熱記録層塗液を固形で6g/m2
塗工、乾燥し、スーパーカレンダー処理して本発明の感
熱記録型磁気券シートを得た。
【0021】実施例2 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてスチレン−ア
クリル酸2−エチルヘキシル共重合体の代わりにスチレ
ン−アクリル酸n−プロピル共重合体を用いた以外は同
様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0022】実施例3 実施例1の磁気記録塗液の作成においてスチレン−アク
リル酸2−エチルヘキシル共重合体の代わりにスチレン
−アクリル酸2−エチルデシル共重合体を用いた以外は
同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0023】実施例4 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドの量を2部にする以外は同様にして感熱記録
型磁気券シートを得た。
【0024】実施例5 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドの量を12部にする以外は同様にして感熱記
録型磁気券シートを得た。
【0025】実施例6 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドを重量平均分子量が120万のものに代えた
以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0026】実施例7 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリビニルア
ルコール分散のステアリン酸亜鉛を体積平均粒子径が
0.9μmに代えて2.0μmのものを用いる以外は同
様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0027】実施例8 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドを抜き、水の量を160部にした以外は同様
にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0028】実施例9 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドとステアリン酸亜鉛を抜き、水の量を160
部にした以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得
た。
【0029】実施例10 実施例1の感熱記録層を塗工した後、その層上にポリビ
ニルアルコール水溶液(日本合成化学社製、NM11)
を固形で2g/m2オーバーコート塗工した後同様に表
面処理した。
【0030】実施例11 実施例1の感熱記録層塗液の代わりに以下の配合で調整
し、感熱記録層を塗工した以外は実施例1と同様にして
感熱記録型磁気券シートを得た。 1,3’−ジイミノ−4,5,6,7−テトラクロロイソインドリン 15部 4,4’,4”−トリイソシアネート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン 10部 ステアリン酸アミド 5部 2−メトキシ−5−N,N−ジエチルスルファモイルアニリン 0.5部 ポリビニルアルコール 20部 炭酸カルシウム 30部 ステアリン酸亜鉛 10部
【0031】比較例1 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてスチレン−ア
クリル酸2−エチルヘキシル共重合体の代わりに水性ポ
リウレタン樹脂を用いた以外は同様にして感熱記録型磁
気券シートを得た。
【0032】比較例2 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてスチレン−ア
クリル酸2−エチルヘキシル共重合体の代わりにスチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体を用いた以外は同様にし
て感熱記録型磁気券シートを得た。
【0033】比較例3 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてスチレン−ア
クリル酸2−エチルヘキシル共重合体の代わりにスチレ
ン−アクリル酸n−テトラデシル共重合体を用いた以外
は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0034】以上、実施例1から11、比較例1から3
で得られた感熱記録型磁気券シートを以下の方法で評価
した。評価結果を表1に示す。 (角形比)BHカーブトレーサーを使用し、シートの磁
気記録層の配向方向の飽和磁束密度Bmと残留磁束密度
Brを測定し、両者の比Br/Bmを求めた。数値の大
きいほど磁性体粉末の分散性が優れている。 (ブロッキング性)50℃、90%RHの条件で感熱記
録型磁気券シートの磁気記録層と感熱記録層を重ね合わ
せ、1kg/cm2の圧を加えて一昼夜放置する。その
後はがして磁気記録層、感熱記録層のはがれの程度を以
下で評価する。 ○:はがれ無し、△:ややはがれ有るが使用可、×:は
がれ多し (減感性)50℃、90%RHの条件で感熱記録型磁気
券シートの磁気記録層と感熱記録層を重ね合わせ100
g/cm2の圧を加えて一昼夜放置する。処理前後のシ
ートの感熱層を加熱発色させて比較し発色濃度の低下を
評価する。 ○:処理前後で差無し、△:処理前後でやや差有り、
×:処理前後で差大 (耐水性)20℃の水中にサンプルを沈め1分後に取り
出し、磁気記録層をガーゼでこすって汚れの程度で評価
する。 ○:汚れ殆ど無し、△:汚れ有るが使用可、×:汚れ多
し 尚、体積平均粒子径はマイクロトラック(日機装製、レ
ーザー回折法測定機)を使用。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の感熱記録型磁気券シートは耐水
性、ブロッキング性が良好で感熱層の減感も無く、磁気
特性、感熱特性が優れている。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/708 7215−5D 5/80 7303−5D // B41M 5/26 6956−2H B41M 5/18 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面上に強磁性体粉末と水
    性結合剤を主成分とする磁気記録層を設け、もう一方の
    面に感熱記録層を設けた感熱記録型磁気券シートにおい
    て、該磁気記録層の水性結合剤としてエステル残基が炭
    素数3から12のアルキルであるアクリル酸エステルと
    スチレンの共重合体を用いる事を特徴とする感熱記録型
    磁気券シート。
  2. 【請求項2】 磁気記録層の水性結合剤としてアクリル
    酸2−エチルヘキシルとスチレンの共重合体を用いる事
    を特徴とする請求項1記載の感熱記録型磁気券シート。
  3. 【請求項3】 磁気記録層に重量平均分子量が10万か
    ら150万の範囲であるポリエチレンオキサイドを強磁
    性体粉末の1重量%から15重量%含有する事を特徴と
    する請求項1、又は2記載の感熱記録型磁気券シート。
  4. 【請求項4】 磁気記録層にポリビニルアルコール系分
    散剤で分散された、レーザー回析法による体積平均粒子
    径が0.5μmから2.5μmの範囲であるステアリン
    酸金属塩を強磁性体粉末の1重量%以上含有する事を特
    徴とする請求項1、2又は3記載の感熱記録型磁気券シ
    ート。
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