JPH05308039A - 電解コンデンサ用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ用電解液Info
- Publication number
- JPH05308039A JPH05308039A JP13622092A JP13622092A JPH05308039A JP H05308039 A JPH05308039 A JP H05308039A JP 13622092 A JP13622092 A JP 13622092A JP 13622092 A JP13622092 A JP 13622092A JP H05308039 A JPH05308039 A JP H05308039A
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- JP
- Japan
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- acid
- carbonic acid
- ammonium salt
- salt
- bornane
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エチレングリコール等の多価アルコールを溶
媒の主成分とし、脂環式ボルナン系カルボン酸またはそ
の塩を溶解した電解コンデンサ用電解液。 【効果】 脂環式ボルナン系カルボン酸またはその塩を
一種類以上溶解しているため、比抵抗が低く、火花電圧
を向上できるとともに、高温度において電解コンデンサ
の特性を改善でき寿命を向上できる電解コンデンサ用電
解液が得られる。
媒の主成分とし、脂環式ボルナン系カルボン酸またはそ
の塩を溶解した電解コンデンサ用電解液。 【効果】 脂環式ボルナン系カルボン酸またはその塩を
一種類以上溶解しているため、比抵抗が低く、火花電圧
を向上できるとともに、高温度において電解コンデンサ
の特性を改善でき寿命を向上できる電解コンデンサ用電
解液が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ用電解液
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ電解コンデンサ用、特に中高圧用
の電解液は、例えば、エチレングリコール等の多価アル
コールを主成分とする溶媒に、硼酸や硼酸アンモニウム
を溶解した組成になっている。
の電解液は、例えば、エチレングリコール等の多価アル
コールを主成分とする溶媒に、硼酸や硼酸アンモニウム
を溶解した組成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この電解液
は、比抵抗が高い欠点がある。また、硼酸等はエチレン
グリコール等とエステル反応をして水を発生するが、特
に高温領域においてこの反応が起り易く、水蒸気や水素
ガスを生じ易くなる。このため、電解コンデンサは防爆
弁の作動が早まり、寿命が短くなる。比抵抗を低下し、
エステル化反応によって発生する水の影響を軽減するた
めに、アジピン酸やアゼライン酸、ドデカン二酸等の脂
肪族飽和二塩基酸を溶解することもある。しかし、分子
量が比較的に小さいアジピン酸等を溶解した電解液は火
花電圧が低下する欠点ががある。また、分子量の比較的
に大きいドデカン二酸等は溶解度が低下し、比抵抗を低
下させる効果が小さくなる。さらに、アゼライン酸等の
分子量が中間的な物質も含み、脂肪族飽和二塩基酸を溶
解した電解液は、高温度で電解コンデンサの特性が劣化
し易い欠点がある。
は、比抵抗が高い欠点がある。また、硼酸等はエチレン
グリコール等とエステル反応をして水を発生するが、特
に高温領域においてこの反応が起り易く、水蒸気や水素
ガスを生じ易くなる。このため、電解コンデンサは防爆
弁の作動が早まり、寿命が短くなる。比抵抗を低下し、
エステル化反応によって発生する水の影響を軽減するた
めに、アジピン酸やアゼライン酸、ドデカン二酸等の脂
肪族飽和二塩基酸を溶解することもある。しかし、分子
量が比較的に小さいアジピン酸等を溶解した電解液は火
花電圧が低下する欠点ががある。また、分子量の比較的
に大きいドデカン二酸等は溶解度が低下し、比抵抗を低
下させる効果が小さくなる。さらに、アゼライン酸等の
分子量が中間的な物質も含み、脂肪族飽和二塩基酸を溶
解した電解液は、高温度で電解コンデンサの特性が劣化
し易い欠点がある。
【0004】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、火
花電圧が高く、比抵抗が低く、かつ電解コンデンサの寿
命を改善できる電解コンデンサ用電解液を提供するもの
である。
花電圧が高く、比抵抗が低く、かつ電解コンデンサの寿
命を改善できる電解コンデンサ用電解液を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、多価アルコールを溶媒の主成分とする
電解コンデンサ用電解液において、脂環式ボルナン系カ
ルボン酸またはその塩を含有することを特徴とする電解
コンデンサ用電解液を提供するものである。
達成するために、多価アルコールを溶媒の主成分とする
電解コンデンサ用電解液において、脂環式ボルナン系カ
ルボン酸またはその塩を含有することを特徴とする電解
コンデンサ用電解液を提供するものである。
【0006】脂環式ボルナン系カルボン酸またはその塩
としては、1,2,2−トリメチル−1,3−シクロペ
ンタンジカルボン酸やそのアンモニウム塩、3−イソプ
ロピル−1−メチル−1−シクロペンタンカルボン酸や
そのアンモニウム塩、3−ショウノウカルボン酸やその
アンモニウム塩、3−オキサ−2−オキソボルナン−4
−カルボン酸やそのアンモニウム塩、2,3−ジメチル
−1,2,3−ブタントリカルボン酸やそのアンモニウ
ム塩、2,3−ジメチル−3(カルボキシメチル)ペン
タン二酸やそのアンモニウム塩等を一種類以上用いる。
としては、1,2,2−トリメチル−1,3−シクロペ
ンタンジカルボン酸やそのアンモニウム塩、3−イソプ
ロピル−1−メチル−1−シクロペンタンカルボン酸や
そのアンモニウム塩、3−ショウノウカルボン酸やその
アンモニウム塩、3−オキサ−2−オキソボルナン−4
−カルボン酸やそのアンモニウム塩、2,3−ジメチル
−1,2,3−ブタントリカルボン酸やそのアンモニウ
ム塩、2,3−ジメチル−3(カルボキシメチル)ペン
タン二酸やそのアンモニウム塩等を一種類以上用いる。
【0007】
【作用】脂環式ボルナン系カルボン酸を溶解すると電解
液は、脂肪族飽和二塩基酸を溶解した場合に比較して火
花電圧を高くでき、比抵抗を低下できる。また、高温領
域において、硼酸等の無機酸に比較してより安定してい
て、水を発生し難い。
液は、脂肪族飽和二塩基酸を溶解した場合に比較して火
花電圧を高くでき、比抵抗を低下できる。また、高温領
域において、硼酸等の無機酸に比較してより安定してい
て、水を発生し難い。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
溶媒は、主としてエチレングリコールやジエチレングリ
コール等の多価アルコールを用いる。溶質として、1,
2,2−トリメチル−1,3−シクロペンタンジカルボ
ン酸や3−イソプロピル−1−メチル−1−シクロペン
タンカルボン酸、3−ショウノウカルボン酸、3−オキ
サ−2−オキソボルナン−4−カルボン酸、2,3−ジ
メチル−1,2,3−ブタントリカルボン酸、2,3−
ジメチル−3(カルボキシメチル)ペンタン二酸等の脂
環式ボルナン系カルボン酸またはその塩を一種類以上用
いる。
溶媒は、主としてエチレングリコールやジエチレングリ
コール等の多価アルコールを用いる。溶質として、1,
2,2−トリメチル−1,3−シクロペンタンジカルボ
ン酸や3−イソプロピル−1−メチル−1−シクロペン
タンカルボン酸、3−ショウノウカルボン酸、3−オキ
サ−2−オキソボルナン−4−カルボン酸、2,3−ジ
メチル−1,2,3−ブタントリカルボン酸、2,3−
ジメチル−3(カルボキシメチル)ペンタン二酸等の脂
環式ボルナン系カルボン酸またはその塩を一種類以上用
いる。
【0009】上記実施例及び従来例につき、溶媒と溶質
の成分比を変え、比抵抗と火花電圧を測定したところ、
表1の通りの結果が得られた。
の成分比を変え、比抵抗と火花電圧を測定したところ、
表1の通りの結果が得られた。
【0010】
【表1】
【0011】この表1から明らかな通り、実施例1〜実
施例10によれば、比抵抗が470〜600Ω・cm/3
0℃、火花電圧が450〜470V/85℃となる。こ
れに対して、従来例1及び従来例2は、比抵抗が800
〜1,250Ω・cm/30℃、火花電圧が440〜45
0V/85℃となる。すなわち、実施例1〜実施例10
は従来例1及び従来例2に比較して、比抵抗が約38〜
75%に低下し、火花電圧が最大1.04倍まで上昇す
る。また、従来例3によれば、比抵抗が600Ω・cm/
30℃、火花電圧が450V/85℃と、実施例1〜実
施例10と同程度の値を示すが、次に示す通り、高温度
において電解コンデンサの特性を劣化し易い。
施例10によれば、比抵抗が470〜600Ω・cm/3
0℃、火花電圧が450〜470V/85℃となる。こ
れに対して、従来例1及び従来例2は、比抵抗が800
〜1,250Ω・cm/30℃、火花電圧が440〜45
0V/85℃となる。すなわち、実施例1〜実施例10
は従来例1及び従来例2に比較して、比抵抗が約38〜
75%に低下し、火花電圧が最大1.04倍まで上昇す
る。また、従来例3によれば、比抵抗が600Ω・cm/
30℃、火花電圧が450V/85℃と、実施例1〜実
施例10と同程度の値を示すが、次に示す通り、高温度
において電解コンデンサの特性を劣化し易い。
【0012】すなわち、表1に示す組成の電解液を含浸
した、定格400V、330μFのアルミ電解コンデン
サについて、高温負荷試験を行い、容量変化率、tanδ
及び漏れ電流(以下LCという)を測定し、防爆弁の作
動状態を調べた。高温負荷試験は、材料に電圧400V
を印加し、温度110℃の雰囲気中に2000時間放置
して行う。また、試料数は各々10ケとする。結果を表
2に示した。
した、定格400V、330μFのアルミ電解コンデン
サについて、高温負荷試験を行い、容量変化率、tanδ
及び漏れ電流(以下LCという)を測定し、防爆弁の作
動状態を調べた。高温負荷試験は、材料に電圧400V
を印加し、温度110℃の雰囲気中に2000時間放置
して行う。また、試料数は各々10ケとする。結果を表
2に示した。
【0013】
【表2】
【0014】表2から明らかな通り、実施例1〜実施例
10によれば、容量変化率が−0.9〜−1.4%、ta
nδが0.053〜0.069、LCが7〜10μAと
なり、全数防爆弁が作動しなかった。これに対して、従
来例1は10ケとも防爆弁が作動した。また、従来例2
及び従来例3は、容量変化率が−2.0〜−3.0%、
tanδ が0.093〜0.101、LCが15〜20μ
Aで、防爆弁が10ケ中2〜3ケ作動した。従って、実
施例1〜実施例10によれば、従来例2及び従来例3に
比較して、容量変化率が0.3〜0.7倍に低下し、ta
nδ が約0.52〜0.74倍に低下し、LCが約0.
35〜0.67倍に低下する。
10によれば、容量変化率が−0.9〜−1.4%、ta
nδが0.053〜0.069、LCが7〜10μAと
なり、全数防爆弁が作動しなかった。これに対して、従
来例1は10ケとも防爆弁が作動した。また、従来例2
及び従来例3は、容量変化率が−2.0〜−3.0%、
tanδ が0.093〜0.101、LCが15〜20μ
Aで、防爆弁が10ケ中2〜3ケ作動した。従って、実
施例1〜実施例10によれば、従来例2及び従来例3に
比較して、容量変化率が0.3〜0.7倍に低下し、ta
nδ が約0.52〜0.74倍に低下し、LCが約0.
35〜0.67倍に低下する。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、脂環式ボ
ルナン系カルボン酸またはその塩を一種類以上溶解して
いるため、比抵抗が低く、火花電圧を向上できるととも
に、高温度において電解コンデンサの特性を改善でき寿
命を向上できる電解コンデンサ用電解液が得られる。
ルナン系カルボン酸またはその塩を一種類以上溶解して
いるため、比抵抗が低く、火花電圧を向上できるととも
に、高温度において電解コンデンサの特性を改善でき寿
命を向上できる電解コンデンサ用電解液が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 多価アルコールを溶媒の主成分とする電
解コンデンサ用電解液において、脂環式ボルナン系カル
ボン酸またはその塩を含有することを特徴とする電解コ
ンデンサ用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13622092A JPH05308039A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電解コンデンサ用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13622092A JPH05308039A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電解コンデンサ用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05308039A true JPH05308039A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15170110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13622092A Pending JPH05308039A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電解コンデンサ用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05308039A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002013216A1 (de) * | 2000-08-04 | 2002-02-14 | Siemens Axiva Gmbh & Co. Kg | Neue elektrolyte für elektrolytkondensatoren und deren verwendung |
| WO2003028051A1 (de) * | 2001-08-30 | 2003-04-03 | Epcos Ag | Elektrolytlösung für kondensatoren und ein elektrolytkondensator mit der elektrolytlösung sowie dessen verwendung |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP13622092A patent/JPH05308039A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002013216A1 (de) * | 2000-08-04 | 2002-02-14 | Siemens Axiva Gmbh & Co. Kg | Neue elektrolyte für elektrolytkondensatoren und deren verwendung |
| WO2003028051A1 (de) * | 2001-08-30 | 2003-04-03 | Epcos Ag | Elektrolytlösung für kondensatoren und ein elektrolytkondensator mit der elektrolytlösung sowie dessen verwendung |
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