JPH05309649A - 多層容器およびその製造方法 - Google Patents

多層容器およびその製造方法

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JPH05309649A
JPH05309649A JP11614092A JP11614092A JPH05309649A JP H05309649 A JPH05309649 A JP H05309649A JP 11614092 A JP11614092 A JP 11614092A JP 11614092 A JP11614092 A JP 11614092A JP H05309649 A JPH05309649 A JP H05309649A
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resin
thermoplastic
thermoplastic resin
parison
resins
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JP11614092A
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Takao Ota
貴夫 太田
Koji Matsuki
紘二 松木
Yozo Yoshida
洋三 吉田
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • B29C45/1643Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure from at least three different materials or with at least four layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
    • B65D1/0215Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C2949/00Indexing scheme relating to blow-moulding
    • B29C2949/30Preforms or parisons made of several components
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    • B29C2949/3022Preforms or parisons made of several components at bottom portion partially

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 少なくとも3種類の熱可塑性樹脂(樹脂A、
樹脂B、樹脂C)が使用され、口部開口端部が樹脂Aと
樹脂Cの3層構造よりなり、胴部肉薄部分は樹脂Aの内
外表面層部分と、樹脂Bと樹脂Cが軸方向に交互に配置
されている内核層とからなる3層構造よりなり、容器底
部が樹脂Aと樹脂Cの3層構造よりなる多層容器であ
り、少なくとも3種類の熱可塑性樹脂をそれぞれ専用の
射出シリンダーから次の順序で射出する。 (1) 熱可塑性樹脂A1のみを射出する。 (2) 熱可塑性樹脂A1と熱可塑性樹脂C3とを同時射出
する。 (3) 熱可塑性樹脂A1と熱可塑性樹脂B2との同時射出
と、熱可塑性樹脂A1と熱可塑性樹脂C3との同時射出
とを交互に繰り返す。 (4) 熱可塑性樹脂A1と熱可塑性樹脂C3とを同時射出
する。 (5) 熱可塑性樹脂A1のみを射出する。 (6) 得られたパリソンを2軸延伸ブロー成形する。 【効果】 透明性、層間接着性、機械的強度に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2軸延伸ブローされた多
層容器に関するものであり、更に詳しくは透明性、ガス
バリア−性、層間接着性、耐熱性及び機械的強度に優れ
た多層容器およびその前駆体であるパリソン、そしてそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、炭酸飲料等の清涼飲料、果汁飲
料、ビール、日本酒等の酒類、調味料、油、化粧品、洗
剤などの容器として、ガラスが広く使用されてきたが、
ガラス容器は製造コスト、取扱い、安全性の面での欠点
を有している。これらの欠点を解消するためにガラス容
器からプラスチック容器への転換が進んでいる。特に透
明性が要求される炭酸飲料、調味料、果汁飲料、洗剤、
化粧品等の分野でポリエチレンテレフタレート(以下、
PETと略記する)を主体とした樹脂からなる2軸配向
した容器が広く採用されている。
【0003】しかし、熱可塑性ポリエステル樹脂からな
る2軸配向した容器も万全の性能を有している訳ではな
く、特に充填する内容物がガスバリアー性を高度に要求
する飲料品である場合には、その酸素および炭酸ガスに
対するガスバリアー性が不十分であり、果汁飲料のよう
に内容物が高温で充填される場合には容器の熱収縮によ
る変形等の問題があった。ガスバリアー性を改善するた
めに、熱可塑性ポリエステル樹脂とガスバリアー性樹脂
であるメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂(以下、M
Xナイロンと略記する)の2種類の樹脂からなり、PE
Tを表面層にMXナイロンを中央層とした3層構造とし
た発明が特開昭第57ー128516号公報、特開昭第
57ー128520号公報、および特開昭第59ー97
191号公報に開示されている。
【0004】また、高温充填における容器の熱収縮によ
る変形に対してはPETを表面層に、耐熱性に優れた熱
可塑性樹脂であるPETにポリアリレートを溶融ブレン
ドしたポリマーアロイを中央層とした3層構造とする発
明も特開昭第55ー154234号公報、特開昭第59
ー204552号公報、特開昭第62ー71622号公
報、および特開昭第62ー77908号公報に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法ではガスバ
リアー性、耐熱性のいずれか一方の特性が満足できて
も、両者を同時に満足する容器は得られなかった。たと
えば、上記のガスバリアー性改善方法では、たしかにガ
スバリアー性の特性が満足できるが、ガスバリアー性樹
脂とポリエチレンテレフタレート層間の接着性が小さい
ため、落下や打撃等の機械的な力が加えられた場合、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂層とガスバリアー性層樹
脂層との間で、層間剥離を起こしやすいという欠点を抱
えていた。層間剥離を起こした容器は、その部分が複数
のフィルムに分離するため幾分白く見え、外観上好まし
くない。ガスバリアー性と耐熱性の2つの特性を同時に
満足し、かつ層間接着性の優れた容器の開発が切に望ま
れていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本研究者等は、ガスバリ
アー性を有し、同時に層間剥離を起こし難く、また耐熱
性を有する容器の開発を鋭意検討した結果、上記3つの
性能を併せ持つ新規な容器を見出し、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、少なくとも3種類の熱可塑性樹
脂(樹脂A、樹脂B、樹脂C)が使用され、口部開口端
部が樹脂Aと樹脂Cの3層構造よりなり、胴部肉薄部分
は樹脂Aの内外表面層部分と、樹脂Bと樹脂Cが軸方向
に交互に配置されている内核層とからなる3層構造より
なり、そして容器底部が樹脂Aと樹脂Cの3層構造より
なる多層容器およびその前駆体であるパリソンであり、
そしてその製造方法に関するものである。なお、本願発
明において、熱可塑性樹脂A、B、Cをそれぞれ樹脂
A、樹脂B、樹脂Cということがある。
【0007】一般に容器の前駆体であるパリソンを成形
する際に、上記の三種類の樹脂を多層成形するためには
射出成形の際に同一のホットランナ−内を通さなければ
ならない。この時、これらの層構成物質は同一温度で同
程度の溶融粘度を持っていないと層構成が乱れてしま
う。したがって、射出成形の際の射出成形温度において
樹脂A、樹脂B、および樹脂Cのそれぞれの溶融粘度が
近くなるものの組合せを選択する必要がある。本発明に
おいて、射出成形の際の射出成形温度でのそれぞれの樹
脂の溶融粘度が、約2,000ポイズから8,000ポ
イズの間となるものを選択することが好ましい。
【0008】また適当な樹脂を選択することにより同程
度の温度で適正なブロ−成形することが可能となりまた
透明性にも優れた多層容器が得られる。該多層容器の口
部開口端部については高温充填時のキャップ部の変形を
押えるために耐熱性に優れた樹脂層を存在させることが
必要であるが、肉厚が充分に厚いためガスバリアー性に
優れた樹脂層を存在させる必要はない。同様に該多層容
器の底部肉厚部についても、高温充填時の底部形状の変
形を押えるために耐熱性に優れた樹脂層を存在させるこ
とが必要であるが、肉厚が充分に厚いためガスバリアー
性に優れた樹脂層を存在させる必要はない。
【0009】本発明においては、多層容器の胴部肉薄部
分について、樹脂A層(ポリエチレンテレフタレート)
との層間接着性に乏しい樹脂B層(MXナイロン)を、
樹脂Aとほぼ同じ組成を持つためこれとの接着性が強力
である樹脂C層(ポリアリレートとポリエチレンテレフ
タレートのブレンド)で囲むことにより、落下衝撃等に
よる樹脂B層の剥離を起こし難い多層容器が得られる。
【0010】本発明で使用しうる樹脂Aとしては、機械
的強度、透明性および成形性の点から熱可塑性ポリエス
テル樹脂が例示できるが、なかでもポリエチレンテレフ
タレートを主体とした熱可塑性ポリエステル樹脂がこれ
らの性能をすべて満足する点から特に好ましい。
【0011】熱可塑性ポリエステル樹脂とは、通常酸成
分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上 がテ
レフタル酸であり、グリコール成分の80モル%以上、
好ましくは90%以上がエチレングリコールであるポリ
エステルを意味し、残部の他の酸成分としては、イソフ
タル酸、ジフェニルエーテル−4,4−ジカルボン酸、
ナフタレン−1,4または2,6−ジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、デカン−1,10−ジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸を、また、他のグリコ−
ル成分としては、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス
(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等を例示
することができる。更に、オキシ酸としてP−オキシ安
息香酸等を含有するポリエステル樹脂も例示することが
出来る。
【0012】これらの熱可塑性ポリエステル樹脂の固有
粘度は、0.55以上が適当であり、好ましくは0.65〜1.4
である。固有粘度が0.55未満では、多層パリソンを透明
な非晶状態で得ることは困難であるほか、得られる容器
の機械的強度も不十分である。
【0013】本発明で使用しうる樹脂B、すなわち酸
素、炭酸ガス等のガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂
としては、MXナイロン、エチレン・酢ビ共重合体、ポ
リアクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂
等が例示できるが、なかでも高湿度におけるガスバリア
ー性の点からMXナイロンが特に好ましい。
【0014】MXナイロンとは、メタキシリレンジアミ
ン単独、またはメタキシリレンジアミンおよび全量の30
%以下のパラキシリレンジアミンを含む混合キシリレン
ジアミンと炭素数6 〜10のα,ω−直鎖脂肪属ジカルボ
ン酸とから得られる構成単位を少なくとも70モル%以上
含有する重合体を意味する。これらの重合体の例として
は、ポリメタキシリレンアジパミド(以下「N−MXD
6」と略記する)、ポリメタキシリレンセバカミド、ポ
リメタキシリレンスペラミド等のような単独重合体、メ
タキシリレン/パラキシリレンスペラミド共重合体のよ
うな共重合体およびこれらの単独もしくは共重合体を例
示できる。さらに、上記単独もしくは共重合体の原料の
一部を、ヘキサメチレンジアミンのような脂肪属ジアミ
ン、ピペラジンのような脂環式ジアミン、パラ−ビス−
(2−アミノエチル)ベンゼンのような芳香族ジアミ
ン、テレフタル酸のような芳香族ジカルボン酸、ε−カ
プロラクタムのようなω−アミノカルボン酸、パラ−ア
ミ安息香酸のような芳香族アミノカルボン酸で置き換え
た物も例示することが出来る。
【0015】また、これらの重合体に例えばナイロン6
、ナイロン66、ナイロン610 、ナイロン11等の重合体
を含有させてもよい。上記のMXナイロンの相対粘度
は、1.5以上であり、好ましくは2.0 〜4.0 である。
【0016】本発明で使用しうる樹脂C、すなわち耐熱
性に優れた熱可塑性樹脂としては、耐熱性樹脂として通
常使用されているポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹
脂、耐熱性を有する変性PPO樹脂等が例示できるが、
なかでも成形時、内容物の充填時および使用時における
耐熱性からPETにポリアリレート樹脂を溶融ブレンド
したポリマーアロイが特に好ましい。
【0017】ポリアリレ−ト樹脂とは、芳香族ジカルボ
ン酸またはその誘導体と2価フェノ−ルまたはその誘導
体からなる全芳香族ポリエステルを意味する。ポリアリ
レートの原料として用いられる芳香族ジカルボン酸とし
ては、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルエ−テ
ル4,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1,4または
2,6−ジカルボン酸、デカン−1,10−ジカルボン
酸等が例示でき、これらは単独、または混合物の形で用
いられるが、中でもテレフタル酸とイソフタル酸の混合
物が好ましく、テレフタル酸とイソフタル酸からなる混
合物を使用する時にはその混合比は9/1〜1/9が好
ましく7/3〜3/7がより好ましい。2価フェノ−ル
としては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジク
ロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン等が挙げら
れ、これらは単独、または混合物の形で用いられるが、
中でも2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、通常ビスフェノ−ルAが好ましい。
【0018】本発明において使用するポリアリレート
は、ポリアリレート単独でエチレンテレフタレートを主
たる繰り返し単位とするポリエステル樹脂に配合したも
のでもよいし、エチレンテレフタレートを主たる繰り返
し単位とするポリエステル樹脂にポリアリレートを配合
した混合物を溶融下にエステル交換反応させたものでも
よい。
【0019】本発明で使用する樹脂としては、樹脂Aと
してPET、樹脂BとしてMXナイロン、樹脂Cとして
PETとポリアリレートのポリマーアロイ、の組み合わ
せが最も好ましい。この組み合わせが最も好ましい理由
としては、樹脂の持つ透明性、機械的強度、射出成形
性、延伸ブロー成形性、層間接着性、耐熱性およびガス
バリアー性のすべてにおいて優れている為である。
【0020】本発明においては、必要に応じて樹脂A、
樹脂Bもしくは、樹脂Cのいずれか、または複数の樹脂
層に、着色剤、紫外線吸収剤、耐電防止剤、酸化防止
剤、滑剤、核剤等を本発明の目的を損なわない範囲内で
使用することができる。
【0021】本発明の多層容器は、パリソンを70〜130
℃の温度で、軸方向に1〜4倍、周方向に2〜7倍、面
積延伸倍率で 5〜15倍に2軸延伸して製造される。
【0022】本発明において、樹脂BとしてMXナイロ
ンを使用する場合、容器全体におけるMXナイロンの使
用割合は、使用する全樹脂量の1ないし20重量%の範
囲で選択しえる。ここにおいてMXナイロンの使用割合
が1%以下ではガスバリアー性が向上せず、また、一般
にガスバリアー性樹脂は機械的物性に劣ること、必要と
するガスバリアー性能が得られる量以上であればよいこ
と等から判断してMXナイロンの使用割合は容器に使用
する全樹脂量の20重量%あれば充分である。
【0023】本発明において耐熱性に優れた樹脂Cとし
てポリアリレートを使用する場合、容器全体におけるポ
リアリレートの使用割合は、容器に使用する全樹脂量の
1ないし20重量%の範囲で選択し得る。
【0024】ポリアリレートの使用割合が1重量%以下
では耐熱性の効果が期待できず、また、ポリアリレート
は一般に高価であること及び透明性に劣ること、および
必要とする耐熱性が得られればよいこと等から判断して
ポリアリレートの使用割合は20重量%あれば充分であ
る。実用的にはポリアリレートの使用割合は容器に使用
する全樹脂量の3〜10重量%の範囲にあることが特に
好ましい。
【0025】本発明において、実用的な多層容器の胴部
肉厚は、200 〜 800μ、好ましくは250 〜 600μの範囲
である。
【0026】本発明を図によって説明する。図1は本発
明の容器の前駆体である多層パリソンの射出成形装置の
一例を示す模式図である。この装置は熱可塑性樹脂の種
類と同数の3本の射出シリンダー、樹脂A用シリンダー
1、樹脂B用シリンダー2および樹脂C用シリンダー3
を有し、各々のシリンダーで溶融した樹脂A、樹脂Bお
よび樹脂Cがゲートを通って金型内に順次射出されるも
のである。
【0027】図1に示した装置を使用して本願発明の多
層パリソンを射出成形するには以下の射出順序に従う。
この射出順序を図2の射出シーケンスに示す。最初に樹
脂Aを単独射出する。次に樹脂Aと樹脂Bとの同時射出
と、樹脂Aと樹脂Cとの同時射出を、必要数だけ交互に
繰り返す。この交互同時射出において、最初と最後の射
出には樹脂Aと樹脂Cとの同時射出がなされる。最後に
樹脂Aを単独射出する。上記射出順序に従って得られた
多層パリソンの模式図を図3に示す。
【0028】さらに詳細な射出成形過程を、順を追って
図4〜7で説明する。 第一射出 (図4) まずパリソンの内外表面層を形成するための樹脂Aを単
独射出する。 第二射出 樹脂Aと樹脂Cとの同時射出を行ない、次に樹脂Aと樹
脂Bとの同時射出と、樹脂Aと樹脂Cとの同時射出を、
必要数だけ交互に繰り返す(図5、6)。そして最後は
樹脂Aと樹脂Cとの同時射出によって、胴部の射出を終
了する。すなわちこの交互に行なわれる同時射出は、最
初と最後に樹脂Aと樹脂Cとの同時射出がくるようにす
る。
【0029】第二射出において、樹脂Aと、樹脂Bまた
は樹脂Cを同時に射出する時は、図1のゲート断面図に
示すように、樹脂Bまたは樹脂Cが中心から第2番目の
環状流となるような3重環状構造で、ゲートを通過す
る。すなわち樹脂Bまたは樹脂Cは、常に同時射出され
た樹脂Aによって囲まれながらキャビティの中を進んで
ゆくため、さきに内外表面層を形成するために単独射出
された樹脂Aと直接接触して、冷却固化される事がな
い。なお、ゲートを通過する前の各樹脂は、最も外側を
樹脂Aが、そして樹脂C、樹脂B、中心を樹脂Aが通過
する四重管を経る。
【0030】第二射出において、最初と最後で樹脂Aと
同時に射出される樹脂Cは、それぞれ口部開口端部と容
器の底部を、十分に3層構造にするだけの樹脂量が射出
される。
【0031】第三射出 最後に樹脂Aを単独射出し、ゲート部まわりを樹脂A単
層とする(図7)。この結果、図3に示すような口部開
口端部が樹脂Aと樹脂Cの3層構造よりなり、胴部が、
樹脂Aと樹脂Bの3層構造と樹脂Aと樹脂Bの3層構造
が交互に繰り返えされる構造よりなり、底部が樹脂Aと
樹脂Cの3層構造よりなる多層パリソンが得られる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、多層容器の前駆体であ
るパリソンを、ガスバリアー層と耐熱樹脂層を軸方向に
交互に配置してなる多層構造にすることにより、該パリ
ソンを2軸延伸ブロー成形して得た多層容器は、ガスバ
リアー性、耐熱性、透明性、および層間接着性にに優れ
た性能を有する。本発明の多層容器は、透明性、ガスバ
リアー性、耐熱性、層間接着性、機械的強度にも優れた
ものであり従来にない画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に使用しうる多層パリソン射出成形
装置の一例、および第二射出においてゲート断面を流れ
る樹脂構成についてその模式図を示す。
【図2】 本願発明における樹脂A、樹脂Bおよび樹脂
Cの射出シーケンスに示す。
【図3】 本願発明の多層パリソンの模式図を示す。
【図4】 本願発明の射出シーケンスにおける第一射出
(樹脂Aの単独射出)の様子を示す。
【図5】 本願発明の射出シーケンスにおける第二射出
のうち、樹脂Aと樹脂Cとの同時射出の様子を示す。
【図6】 本願発明の射出シーケンスにおける第二射出
のうち、樹脂Aと樹脂Cとの同時射出と、樹脂Aと樹脂
Bとの同時射出とを交互に繰り返し、樹脂Aと樹脂Cと
の同時射出するときの様子を示す。
【図7】 本願発明の射出シーケンスにおける第三射出
(樹脂Aの単独射出)を終了し、多層パリソンが出来上
がったときの様子を示す。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂A 2 熱可塑性樹脂B 3 熱可塑性樹脂C 4 熱可塑性樹脂A用射出シリンダー 5 熱可塑性樹脂B用射出シリンダー 6 熱可塑性樹脂C用射出シリンダー 7 金型 8 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 77:00 B29L 9:00 4F 22:00 4F 31:56 4F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3種類の熱可塑性樹脂(樹脂
    A、樹脂B、樹脂C)が使用され、口部開口端部が樹脂
    Aと樹脂Cの3層構造よりなり、胴部肉薄部分は樹脂A
    の内外表面層部分と、樹脂Bと樹脂Cが軸方向に交互に
    配置されている内核層とからなる3層構造よりなり、そ
    して容器底部が樹脂Aと樹脂Cの3層構造よりなる多層
    容器およびその前駆体であるパリソン。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂(樹脂A)が、少なくとも
    エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位としたポ
    リエステル樹脂である特許請求の範囲第1項記載の多層
    容器およびその前駆体であるパリソン。
  3. 【請求項3】 樹脂B、樹脂Cのうち、すくなくとも1
    つの樹脂がガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂である
    特許請求の範囲第1項記載の多層容器およびその前駆体
    であるパリソン。
  4. 【請求項4】 樹脂B、樹脂Cのうちのガスバリアー性
    に優れた熱可塑性樹脂が、メタキシリレン基含有ポリア
    ミド樹脂であり、メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂
    の使用割合が、多層容器全体の樹脂の使用量の1ないし
    20重量%である特許請求の範囲第3項記載の多層容器
    およびその前駆体であるパリソン。
  5. 【請求項5】 樹脂B、樹脂Cのうち、すくなくとも1
    つの樹脂が耐熱性に優れた熱可塑性樹脂である特許請求
    の範囲第1項記載の多層容器およびその前駆体であるパ
    リソン。
  6. 【請求項6】 樹脂B、樹脂Cのうちの耐熱性に優れた
    熱可塑性樹脂が、少なくともエチレンテレフタレートを
    主たる繰り返し単位としたポリエステルとポリアリレー
    トからなる樹脂であり、ポリアリレート樹脂の使用割合
    が、多層容器全体の樹脂の使用量の1ないし20重量%
    である特許請求の範囲第5項記載の多層容器およびその
    前駆体であるパリソン。
  7. 【請求項7】 少なくとも3種類の熱可塑性樹脂(樹脂
    A、樹脂B、樹脂C)をそれぞれ専用の射出シリンダー
    から射出し、かつ以下に示す射出順序にしたがってなす
    多層容器およびその前駆体であるパリソンの製造方法。 (1) 熱可塑性樹脂Aのみを射出する。 (2) 熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Cとを同時射出す
    る。 (3) 熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bとの同時射出と、
    熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Cとの同時射出とを交互
    に繰り返す。 (4) 熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Cとを同時射出す
    る。 (5) 熱可塑性樹脂Aのみを射出する。 (6) 上記によって得られたパリソンを2軸延伸ブロー成
    形する。
  8. 【請求項8】 金型または射出シリンダーまたはその中
    間部においてゲートに続く樹脂の流路が四重管構造をな
    し、熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bとの同時射出のと
    き、または熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Cとの同時射
    出のとき、四重管の中心部および最外環状部から熱可塑
    性樹脂Aをを射出する特許請求の範囲第6項記載の多層
    容器およびその前駆体であるパリソンの製造方法。
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