JPH05309996A - 光輝剤含有転写フィルム - Google Patents

光輝剤含有転写フィルム

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JPH05309996A
JPH05309996A JP4115670A JP11567092A JPH05309996A JP H05309996 A JPH05309996 A JP H05309996A JP 4115670 A JP4115670 A JP 4115670A JP 11567092 A JP11567092 A JP 11567092A JP H05309996 A JPH05309996 A JP H05309996A
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layer
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film
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JP4115670A
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Muneaki Tomiyama
宗昭 富山
Susumu Iwato
進 岩戸
Minoru Fukui
稔 福井
Hiroshi Fujii
洋 藤井
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光輝剤含有転写フィルムのフリップフロップ
性を高く得る。 【構成】 粘着剤層1と、粘着剤層1より表側の着色層
2と、着色層2より表側のクリアー層3とを具備して転
写フィルムを形成する。これにおいて、着色層2を表面
側の膜厚の薄い上層2aと裏面側の膜厚の厚い下層2b
とで二層に形成すると共に少なくとも上層2aに鱗片状
の光輝剤4を含有させる。光輝剤4は膜厚の薄い上層2
a内においてその偏平面が層の表面と平行になるように
配向される。また着色層2の上層2aをこのように薄く
形成しても膜厚の厚い下層2bで隠蔽性を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に貼り付けて
使用される光輝剤含有転写フィルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車を塗装するにあたって、塗料を塗
布する代わりに、転写フィルムを貼り付けることがおこ
なわれている。そしてメタリック塗装に適応させるため
の転写フィルムとして光輝剤含有転写フィルムが提供さ
れている。この光輝剤含有転写フィルムは、着色層の表
面側にクリアー層を積層すると共に着色層の裏面側に粘
着剤層を積層し、粘着剤層に離型フィルムを張って形成
されるものであり、着色層にアルミニウム粉末やマイカ
粉末などの光輝剤が含有させてある。着色層に含有され
る光輝剤によってメタリック調のキラキラ感が表現され
るものである。
【0003】このように光輝剤でメタリック調のキラキ
ラ感を表現するにあたって、フリップフロップ性の高い
ことが望まれている。フリップフロップ性は塗装面を垂
直な方向から見るとキラキラ感が高いが、塗装面を斜め
方向から見ると黒っぽく見えるというように塗装面を見
る向きによってキラキラ感が変わる現象であり、例えば
自動車のボディの表面の曲面に沿って光輝剤含有転写フ
ィルムを貼っている場合、このようなフリップフロップ
性が高ければ、曲面に応じてキラキラ感の高い部分と黒
っぽく見える部分ができるために、この両者のコントラ
ストで自動車のボディの立体感を強調することができる
のである
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来の光輝剤
含有転写フィルムとしては、特公昭61−53396号
公報や特公昭62−25198号公報において提供され
ている「輝きの優れたメタリック調粘着シート」や、特
開昭63−58483号公報において提供されている
「輝度の優れたパール調シート」等がある。しかし上記
のように着色層に光輝剤を含有させて光輝剤含有転写フ
ィルムを作成するにあたって、光輝剤は着色層内におい
てランダムに配向しており、着色層に対して垂直な方向
から見ても斜め方向から見ても光輝剤の配向性に変化が
なく、フリップフロップ性を高く得ることができないと
いう問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、フリップフロップ性を高く得ることができる光輝
剤含有転写フィルムを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光輝剤含有
転写フィルムは、粘着剤層1と、粘着剤層1より表側の
着色層2と、着色層2より表側のクリアー層3とを具備
して形成される転写フィルムにおいて、着色層2を表面
側の膜厚の薄い上層2aと裏面側の膜厚の厚い下層2b
とで二層に形成すると共に少なくとも上層2aに鱗片状
の光輝剤4を含有させて成ることを特徴とするものであ
る。
【0007】また本発明にあって、着色層2の上層2a
は1〜5μmの膜厚で形成するようにしてある。さらに
本発明にあって、着色層2の下層2bはナイフコーター
で塗布して平滑な表面に形成するようにしてある。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1は本発明に係る光輝剤含有転写フィル
ムの一例を示すものであり、離型フィルム10の表面に
粘着剤層1を積層すると共に粘着剤層1の表面に着色層
2を積層し、さらにこの着色層2の表面にクリアー層3
を積層して80〜150μm程度の厚みに形成してあ
る。そして必要に応じてクリアー層3の表面にはアプリ
ケーションフィルム11が張ってある。
【0009】離型フィルム10は片面に離型処理をした
厚み30〜50μm程度のPETフィルムなどを用いる
ことができるものであり、また粘着層1はアクリル系や
ゴム系等の粘着剤を5〜200μm程度の厚みで離型フ
ィルム10の離型面に塗布することによって形成するこ
とができる。本発明において着色層2は、表面側の厚み
の薄い上層2aと裏面側の厚みの厚い下層2bとで二層
に形成するようにしてあり、厚みの薄い上層2aの膜厚
は1〜5μmの範囲に設定してある。下層2bの厚みは
特に限定されるものではないが、10〜30μmの膜厚
に設定するのが好ましい。着色層2の上層2aや下層2
bは光輝剤4を配合して調製した塗料の塗布によって形
成することができるものであるが、下層2aは図2のよ
うに光輝剤4を配合せず顔料等を配合して調製した塗料
で形成するようにしてもよい。光輝剤4としては鱗片状
アルミニウム粉末や鱗片状マイカ粉末など鱗片状のもの
を用いるものであり、粒径(偏平面での直径)は上層2
aの膜厚の寸法と同じ程度かもしくはこれよりも大きい
1〜200μmのものが好ましい。
【0010】ここで、上記のように着色層2の上層2a
の厚みを1〜5μmと薄く形成すると、光輝剤4は上層
2aの表面に垂直になることができないので、図4
(a)に示すようにその偏平面が層の表面と平行になる
ように配向されることになる。塗装の方法の如何によら
ず光輝剤4はこのように上層2aの表面と平行に配向さ
れる。図5(a)はナイフコーター5を用いて上層2a
の塗装をおこなうようにした例を示すものであり、塗料
12中では光輝剤4は配向していずランダムに向いてい
るが、ナイフコーター5で塗料12が薄く延ばされて膜
厚の薄い上層2aが形成されると、膜厚の薄い上層2a
内では光輝剤4はランダムに向くことができず、その偏
平面が上層2aの表面と平行になるように配向される。
図5(b)はスプレー塗装するようにした例を示すもの
であり、スプレーされた塗料12の粒子12a中では光
輝剤4は配向していずランダムに向いているが、この粒
子12aが被着物に付着して被着物の表面に沿って塗料
12が流れて膜厚の薄い上層2aが形成されると、膜厚
の薄い上層2a内では光輝剤4はランダムに向くことが
できず、その偏平面が上層2aの表面と平行になるよう
に配向される。そして光輝剤4の偏平面が上層2aの表
面と平行になるように配向されると、図4(a)に矢印
で示すように、光輝剤4によって光は主として上層2a
と垂直な方向に反射され、上層2aに対して傾斜する方
向に反射される光は少ない。従って上層2aをイのよう
に垂直な方向から見ると光輝剤4で反射される光量が多
いためにキラキラ感が高いが、上層2aをロのように斜
め方向から見ると反射光の量が少ないために黒っぽく見
えることになり、フリップフロップ性を高く得ることが
できるものである。ちなみに、膜厚が厚く光輝剤4が配
向していずランダムに向いていると、図4(b)に示す
ように光輝剤4によって光はランダムな向きに反射され
るために、上層2aをイのように垂直な方向から見て
も、上層2aをロのように斜め方向から見ても光輝剤4
で反射される光量にはあまり差がなく、同じように見え
ることになってフリップフロップ性を得ることができな
い。
【0011】そして、このようにフリップフロップ性を
得るために上層2aを薄く形成すると、下地を隠蔽する
効果が得られなくなるおそれがある。このために本発明
では、着色層2を上層2aと下層2bとで形成して下層
2bの膜厚を厚くするようにし、着色層2の全体の厚み
を確保して下地の隠蔽性を得ることができるようにして
ある。
【0012】また、クリアー層3はアクリル樹脂、ポリ
エステル、ポリウレタン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化
ビニル等の透明樹脂を塗布したり、透明フィルムを積層
したりして、厚み20〜100μ程度に形成することが
できる。さらに必要に応じて張るアプリケーションフィ
ルム11は任意の透明樹脂フィルムで形成されるもので
あり、離型フィルム10を剥がして粘着剤層1で光輝剤
含有転写フィルムを被塗装面に貼り付けた後にこのアプ
リケーションフィルム10は光輝剤含有転写フィルムか
ら剥離されるものである。
【0013】次に、本発明に係る光輝剤含有転写フィル
ムの製造法の一例について説明する。まず、PETフィ
ルムなどで形成される担体フィルム14の片面に離型剤
を塗布して離型処理し、この担体フィルム14の離型処
理面にクリアー樹脂を塗布してクリアー層3を積層する
(図3(a))。次に、このクリアー層3の上に鱗片状
光輝剤4を含有する塗料をエアースプレーやナイフコー
ター等で塗布して上層2aを設けると共にさらに上層2
aの上にナイフコーター(ドクターブレードも含む)で
塗布して下層2bを設け、上層2aと下層2bからなる
着色層2をクリアー層3に積層する(図3(b))。こ
こで、下層2bはこのようにナイフコーターで塗布する
ことによって表面を平滑に形成されるものであり、光輝
剤含有転写フィルムを平滑に形成することができるよう
にしている。ちなみにスプレー塗装をおこなうとガン肌
が出て平滑性に乏しくなる。一方、表面を離型処理した
PETフィルムなどで形成される離型フィルム10に粘
着剤を塗布して粘着剤層1を積層する(図3(c))。
そして上記のように形成した着色層2に粘着剤層1を重
ね合わせてラミネートすることによって、光輝剤含有転
写フィルムを得ることができる(図3(d))。最後に
担体フィルム14を腰の強いアプリケーションフィルム
11に張り変えることによって仕上げることができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 (実施例1)離型処理をした厚み38μmのPETフィ
ルムに2液タイプのポリウレタンクリアー樹脂(日本ペ
イント株式会社製「naxマイティーラックGII240
クリアー」と「naxマイティーラックハードナー」を
4:1で配合して調製)を塗布し、乾燥膜厚が40μm
のクリアー層を形成した(図3(a))。次に鱗片状ア
ルミニウム粉末を配合したウレタン系塗料(日本ペイン
ト株式会社製「naxマイティーラックGIIシルバー」
と「naxマイティーラックハードナー」を4:1で配
合して調製)を乾燥膜厚が3〜5μmになるようにエア
ースプレー塗装して上層を形成すると共に、硬化後にこ
の上に同じ塗料をナイフコーターで3ミル(75μm)
の厚みに塗布して乾燥膜厚が30μmの下層を形成し、
上層と下層からなる着色層を積層した(図3(b))。
一方、離型処理をしたPETフィルムで作成した離型フ
ィルムの片面にアクリル系粘着剤(綜研化学株式会社製
「SKダイン1604N」)を30μmの膜厚で塗布し
て離型剤層を形成した(図3(c))。そして着色層と
粘着剤層とを圧着してラミネートすることによって、光
輝剤含有転写フィルムを得た(図3(d))。
【0015】(実施例2)離型処理をした厚み38μm
のPETフィルムに2液タイプのポリ塩化ビニル−ポリ
酢酸ビニルクリアー樹脂(旭電化株式会社製ポリ塩化ビ
ニル−ポリ酢酸ビニル樹脂「電化ラック61N」75
部、キシレン17部、酢酸ブチル8部配合して調製)を
塗布し、乾燥膜厚が40μmのクリアー層を形成した。
次に鱗片状パールマイカ顔料を顔料濃度10%になるよ
うに混合したポリ塩化ビニル系塗料を乾燥膜厚が5μm
になるようにエアースプレー塗装して上層を形成すると
共に、硬化後にこの上にフタロシアニンブルー顔料を顔
料濃度10%になるように混合したポリ塩化ビニル系塗
料をナイフコーターで塗布して乾燥膜厚が30μmの下
層を形成し、上層と下層からなる着色層を積層した。後
は実施例1と同様にして光輝剤含有転写フィルムを得
た。
【0016】(比較例1)実施例1において、上層と下
層とを別々に設けて着色層を形成するようにせず、ナイ
フコーターで一度に塗布して厚み35μmの着色層を形
成するようにした他は、実施例1と同様にした。 (比較例2)実施例1において、上層と下層とを別々に
設けて着色層を形成するようにせず、エアースプレーで
一度に塗布して厚み35μmの着色層を形成するように
した他は、実施例1と同様にした。
【0017】上記実施例1,2及び比較例1,2で得た
光輝剤含有転写フィルムについて、鮮明度、光沢性及び
フリップフロップ性を測定し、さらに目視で平滑性を観
察した。鮮明度の測定は携帯用鮮明度光沢計PGD−1
V(東京光電株式会社製)を用いてPGD値を計測する
ことによっておこなった。PDG値が大きい程鮮明度が
高いということを意味する。また光沢性の測定はデジタ
ル変角光沢計UGV5K(スガ試験機株式会社製)を用
いて20°glossを計測することによっておこなっ
た。20°glossの値が大きい程光沢が優れている
ということを意味する。さらにフリップフロップ性は変
角色度計(村上色彩技術研究所製)を用いて、入射角0
°/反射角10°のL値(L10°)と入射角0°/反射
角80°のL値(L80°)を計測し、 フリップフロップ値=L10°/L80° を測定した。フリップフロップ値が大きい程フリップフ
ロップ性が高いということを意味する。これらの結果を
次表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表の結果にみられるように、各実施例のも
のはフリップフロップ値が高く、フリップフロップ性に
優れることが確認される。また比較例2のようにスプレ
ー塗装をおこなうと平滑不良になるのに対して比較例1
のようにナイフコーターで塗装をおこなうことによって
平滑性が良好になることが確認される。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明は、粘着剤層と、粘
着剤層より表側の着色層と、着色層より表側のクリアー
層とを具備して形成される転写フィルムにおいて、着色
層を表面側の厚みの薄い上層と裏面側の厚みの厚い下層
とで二層に形成すると共に少なくとも上層に鱗片状の光
輝剤を含有させるようにしたので、光輝剤は膜厚の薄い
上層内においてその偏平面が層の表面と平行になるよう
に配向されることになり、光輝剤によって光は主として
上層と垂直な方向に反射されて傾斜する方向に反射され
る光は少なくなって、見る方向によってキラキラ感が高
くなったり黒っぽくなったりするフリップフロップ性を
高く得ることができるものである。しかも着色層のこの
上層をこのように薄く形成しても膜厚の厚い下層で隠蔽
性を確保することができるものである。
【0021】また、着色層の下層はナイフコーターで塗
布して形成するようにしてあるので、ナイフコーターで
平滑な表面の層として形成することができ、光輝剤含有
転写フィルムの平滑性を高めることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の断面図である。
【図3】本発明に係る光輝剤含有転写フィルムの製造の
一例を示すものであり、(a)乃至(d)はそれぞれ断
面図である。
【図4】フリップフロップ性を説明するものであり、
(a)はフリップフロップ性が高いものの断面図,
(b)はフリップフロップ性が低いものの断面図であ
る。
【図5】光輝剤の配向を説明するものであり、(a)は
ナイフコーターによるものの断面図、(b)はスプレー
塗装によるものの断面図である。
【符号の説明】 1 粘着剤層 2 着色層 2a 上層 2b 下層 3 クリアー層 4 光輝剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 洋 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤層と、粘着剤層より表側の着色層
    と、着色層より表側のクリアー層とを具備して形成され
    る転写フィルムにおいて、着色層を表面側の膜厚の薄い
    上層と裏面側の膜厚の厚い下層とで二層に形成すると共
    に少なくとも上層に鱗片状の光輝剤を含有させて成るこ
    とを特徴とする光輝剤含有転写フィルム。
  2. 【請求項2】 着色層の上層は1〜5μmの膜厚である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光輝剤含有転写フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 着色層の下層はナイフコーターで塗布さ
    れて平滑な表面に形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光輝剤含有転写フィルム。
JP4115670A 1992-05-08 1992-05-08 光輝剤含有転写フィルム Withdrawn JPH05309996A (ja)

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