JPH05311095A - 水系塗料組成物 - Google Patents
水系塗料組成物Info
- Publication number
- JPH05311095A JPH05311095A JP25565592A JP25565592A JPH05311095A JP H05311095 A JPH05311095 A JP H05311095A JP 25565592 A JP25565592 A JP 25565592A JP 25565592 A JP25565592 A JP 25565592A JP H05311095 A JPH05311095 A JP H05311095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- water
- coating composition
- parts
- based coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な耐チッピング性を発揮する水系塗料組
成物を提供する。 【構成】 アクリロニトリル24重量%、1,3−ブタ
ジエン74重量%及びメタクリル酸2重量%を乳化重合
して得られる共重合体のラテックス100重量部(固形
分換算)に粒子形状が板状のカオリン150重量部を添
加し、攪拌して、水系塗料組成物を得る。
成物を提供する。 【構成】 アクリロニトリル24重量%、1,3−ブタ
ジエン74重量%及びメタクリル酸2重量%を乳化重合
して得られる共重合体のラテックス100重量部(固形
分換算)に粒子形状が板状のカオリン150重量部を添
加し、攪拌して、水系塗料組成物を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水系塗料組成物に関
し、さらに詳しくは、薄い膜厚の塗膜で優れた耐チッピ
ング性を発揮する水系塗料組成物に関する。
し、さらに詳しくは、薄い膜厚の塗膜で優れた耐チッピ
ング性を発揮する水系塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】メッキ鋼板などには飛び石などの衝撃に
よる損傷から保護するために塗料組成物を塗布し120
〜180℃の温度条件で焼付け乾燥されている。この塗
料組成物には、自動車などの軽量化のために、塗膜の軽
量化又は薄膜化を求められている。従来、塗料組成物と
して、例えば、樹脂エマルジョンと、中空状充填剤及び
針状充填剤とを含有する水系塗料(特開平4−5387
8号公報)が提案されている。しかし、この塗料は、中
空状充填剤及び針状充填剤を配合することによって塗膜
の軽量化を図ることができるが、耐チッピング性が不十
分になる問題がある。また、ラテックス及び架橋剤にア
ルミ顔料を含有させた水系塗料も提案されているが、こ
れも耐チッピング性が十分でない。そこで、耐チッピン
グ性が良好な水系塗料が要望されている。
よる損傷から保護するために塗料組成物を塗布し120
〜180℃の温度条件で焼付け乾燥されている。この塗
料組成物には、自動車などの軽量化のために、塗膜の軽
量化又は薄膜化を求められている。従来、塗料組成物と
して、例えば、樹脂エマルジョンと、中空状充填剤及び
針状充填剤とを含有する水系塗料(特開平4−5387
8号公報)が提案されている。しかし、この塗料は、中
空状充填剤及び針状充填剤を配合することによって塗膜
の軽量化を図ることができるが、耐チッピング性が不十
分になる問題がある。また、ラテックス及び架橋剤にア
ルミ顔料を含有させた水系塗料も提案されているが、こ
れも耐チッピング性が十分でない。そこで、耐チッピン
グ性が良好な水系塗料が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗膜
の膜厚を薄くした場合に、良好な耐チッピング性を発揮
する水系塗料組成物を提供することにある。本発明者ら
は、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、ラテック
スと、粒子形状が板状である粘土鉱物とを含有してなる
組成物を用いることによって、塗膜の膜厚を薄くしても
耐チッピング性が良好な塗膜が得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
の膜厚を薄くした場合に、良好な耐チッピング性を発揮
する水系塗料組成物を提供することにある。本発明者ら
は、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、ラテック
スと、粒子形状が板状である粘土鉱物とを含有してなる
組成物を用いることによって、塗膜の膜厚を薄くしても
耐チッピング性が良好な塗膜が得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、ラテックス100重量部(固形分換算)と、粒子形
状が板状である粘土鉱物10〜300重量部とを含有し
てなることを特徴とする水系塗料組成物が提供される。
以下、本発明について詳述する。
ば、ラテックス100重量部(固形分換算)と、粒子形
状が板状である粘土鉱物10〜300重量部とを含有し
てなることを特徴とする水系塗料組成物が提供される。
以下、本発明について詳述する。
【0005】本発明で使用するラテックスは、公知の重
合性単量体を重合して得られる重合体のラテックスであ
る。例えば、シアノ基含有エチレン性不飽和単量体−共
役ジエン単量体系共重合体ラテックス、(メタ)アクリ
ル酸エステル系重合体ラテックス、ビニル芳香族−共役
ジエン単量体系共重合体ラテックスなどが挙げられる。
合性単量体を重合して得られる重合体のラテックスであ
る。例えば、シアノ基含有エチレン性不飽和単量体−共
役ジエン単量体系共重合体ラテックス、(メタ)アクリ
ル酸エステル系重合体ラテックス、ビニル芳香族−共役
ジエン単量体系共重合体ラテックスなどが挙げられる。
【0006】重合性単量体としては、例えばアクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、フマロニトリル、α−ク
ロロアクリロニトリル、α−シアノエチルアクリロニト
リル等のシアノ基含有エチレン性不飽和単量体;1,3
−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,
3−ペンタジエン、クロロプレン等の共役ジエン単量
体;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラコン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸及び
その塩;フマル酸モノブチル、マレイン酸ジブチル、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル
酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、2−スルホプロピルメ
タクリレート等のエチレン性不飽和カルボン酸エステル
単量体;スチレン、アルキルスチレン、ビニルナフタレ
ン等のビニル芳香族単量体;フルオロエチルビニルエー
テル等のフルオロアルキルビニルエーテル;ビニルピリ
ジン;ビニルノルボーネン、ジシクロペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン等の非共役ジエン単量体;エチレ
ン、プロピレン等のα−オレフィン;(メタ)アクリル
アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド等のエチレン性不飽和アミド
単量体;などを挙げることができる。これらの重合性単
量体は単独で又は2種以上を組合せて用いることができ
る。これらの重合性単量体の中、シアノ基含有エチレン
性不飽和単量体が、耐チッピング性を向上させるために
好ましく用いられる。
トリル、メタクリロニトリル、フマロニトリル、α−ク
ロロアクリロニトリル、α−シアノエチルアクリロニト
リル等のシアノ基含有エチレン性不飽和単量体;1,3
−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,
3−ペンタジエン、クロロプレン等の共役ジエン単量
体;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラコン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸及び
その塩;フマル酸モノブチル、マレイン酸ジブチル、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル
酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、2−スルホプロピルメ
タクリレート等のエチレン性不飽和カルボン酸エステル
単量体;スチレン、アルキルスチレン、ビニルナフタレ
ン等のビニル芳香族単量体;フルオロエチルビニルエー
テル等のフルオロアルキルビニルエーテル;ビニルピリ
ジン;ビニルノルボーネン、ジシクロペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン等の非共役ジエン単量体;エチレ
ン、プロピレン等のα−オレフィン;(メタ)アクリル
アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド等のエチレン性不飽和アミド
単量体;などを挙げることができる。これらの重合性単
量体は単独で又は2種以上を組合せて用いることができ
る。これらの重合性単量体の中、シアノ基含有エチレン
性不飽和単量体が、耐チッピング性を向上させるために
好ましく用いられる。
【0007】本発明に用いるラテックスは、通常、乳化
重合法により製造する。乳化重合法は特に限定されず、
例えば、一括添加重合法、モノマー添加重合法、エマル
ジョン添加重合法などいずれの重合法でもよい。
重合法により製造する。乳化重合法は特に限定されず、
例えば、一括添加重合法、モノマー添加重合法、エマル
ジョン添加重合法などいずれの重合法でもよい。
【0008】重合開始剤としては、例えば、過酸化物、
過硫酸塩、アゾ系化合物などを挙げることができる。重
合開始剤の使用量は単量体混合物に対して通常0.05
〜10重量%である。0.05重量%未満では重合反応
が遅すぎるので実用的でない。逆に10重量%超では反
応の制御が困難になる。
過硫酸塩、アゾ系化合物などを挙げることができる。重
合開始剤の使用量は単量体混合物に対して通常0.05
〜10重量%である。0.05重量%未満では重合反応
が遅すぎるので実用的でない。逆に10重量%超では反
応の制御が困難になる。
【0009】乳化剤としては、例えば、非イオン性乳化
剤、アニオン性乳化剤、共重合性乳化剤などを挙げるこ
とができる。これらの乳化剤は1種で又は2種以上を組
み合わせて用いることができる。乳化剤の使用量は、ラ
テックス固形分に対して0.1〜10重量%である。
0.1重量%未満では、重合時に凝集物が生じる。逆に
10重量%超では、塗膜の耐水性が低くなる。
剤、アニオン性乳化剤、共重合性乳化剤などを挙げるこ
とができる。これらの乳化剤は1種で又は2種以上を組
み合わせて用いることができる。乳化剤の使用量は、ラ
テックス固形分に対して0.1〜10重量%である。
0.1重量%未満では、重合時に凝集物が生じる。逆に
10重量%超では、塗膜の耐水性が低くなる。
【0010】なお、必要に応じて連鎖移動剤、キレート
化剤、酸素捕捉剤、消泡剤などを反応器に添加して重合
することができる。
化剤、酸素捕捉剤、消泡剤などを反応器に添加して重合
することができる。
【0011】本発明に用いる粘土鉱物は火成岩、水成
岩、変成岩等の母岩が天然の風化作用により分解して得
られる鉱物又は母岩を人工的に熱水処理して得られる鉱
物性物質であり、粒子形状が板状のものである。板状と
は、薄く平らな形状のことをいう。特に六角板状のもの
が好ましい。針状、球状、直方体などの粒子形状が非板
状である粘土鉱物では耐チッピング性は小さい。粒子形
状が板状である粘土鉱物の粒子の短軸径と厚みとの比
(偏平度)は、3以上、好ましくは5以上である。偏平
度が3未満である粘土鉱物では耐チッピング性は小さく
なる。粘土鉱物の粒子径は小さい方が耐チッピング性が
より高くなるので好ましい。通常、ストークス径2μm
以下の割合が60重量%以上、好ましくは85重量%以
上である粘土鉱物が好適に用いられる。粘土鉱物の具体
例としては、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、
パイロフィライトなどを挙げることができる。特にカオ
リンは耐チッピング性をより高くするので好ましく用い
られる。これらの粘土鉱物は、単独で又は二種以上を組
み合わせて使用することができる。粘土鉱物の使用量
は、ラテックス固形分100重量部に対して10〜30
0重量部、好ましくは40〜280重量部である。10
重量部未満では、耐チッピング性が低下する。逆に30
0重量部超では成膜性が悪くクラック等を生じる。
岩、変成岩等の母岩が天然の風化作用により分解して得
られる鉱物又は母岩を人工的に熱水処理して得られる鉱
物性物質であり、粒子形状が板状のものである。板状と
は、薄く平らな形状のことをいう。特に六角板状のもの
が好ましい。針状、球状、直方体などの粒子形状が非板
状である粘土鉱物では耐チッピング性は小さい。粒子形
状が板状である粘土鉱物の粒子の短軸径と厚みとの比
(偏平度)は、3以上、好ましくは5以上である。偏平
度が3未満である粘土鉱物では耐チッピング性は小さく
なる。粘土鉱物の粒子径は小さい方が耐チッピング性が
より高くなるので好ましい。通常、ストークス径2μm
以下の割合が60重量%以上、好ましくは85重量%以
上である粘土鉱物が好適に用いられる。粘土鉱物の具体
例としては、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、
パイロフィライトなどを挙げることができる。特にカオ
リンは耐チッピング性をより高くするので好ましく用い
られる。これらの粘土鉱物は、単独で又は二種以上を組
み合わせて使用することができる。粘土鉱物の使用量
は、ラテックス固形分100重量部に対して10〜30
0重量部、好ましくは40〜280重量部である。10
重量部未満では、耐チッピング性が低下する。逆に30
0重量部超では成膜性が悪くクラック等を生じる。
【0012】本発明の水系塗料組成物は、粒子形状が板
状の粘土鉱物に燐酸化合物を組み合わせて含有させる
と、耐チッピング性が更に向上する。燐酸化合物として
は、例えば燐酸、燐酸ナトリウム、燐酸二アンモニウ
ム、燐酸二水素カリウム等のオルト燐酸化合物;ピロ燐
酸、トリポリ燐酸、トリポリ燐酸カリウム、トリポリ燐
酸ナトリウム、テトラポリ燐酸、テトラポリ燐酸ナトリ
ウム等の直鎖状縮合燐酸化合物;ヘキサメタ燐酸、ヘキ
サメタ燐酸ナトリウム等の環状縮合燐酸化合物;燐酸水
素ジメチル、燐酸トリエチル、燐酸トリフェニル、燐酸
トリブチル等の燐酸エステル;等が挙げられる。これら
の燐酸化合物は、単独で又は二種以上を組み合わせて使
用することができる。燐酸化合物の使用量は、ラテック
ス固形分100重量部に対して0.1〜10重量部、好
ましくは0.3〜5重量部である。0.1重量部未満で
は、燐酸化合物を含有させることによる効果が発揮され
ない。逆に10重量部超では、耐チッピング性及び耐水
性が低下する。
状の粘土鉱物に燐酸化合物を組み合わせて含有させる
と、耐チッピング性が更に向上する。燐酸化合物として
は、例えば燐酸、燐酸ナトリウム、燐酸二アンモニウ
ム、燐酸二水素カリウム等のオルト燐酸化合物;ピロ燐
酸、トリポリ燐酸、トリポリ燐酸カリウム、トリポリ燐
酸ナトリウム、テトラポリ燐酸、テトラポリ燐酸ナトリ
ウム等の直鎖状縮合燐酸化合物;ヘキサメタ燐酸、ヘキ
サメタ燐酸ナトリウム等の環状縮合燐酸化合物;燐酸水
素ジメチル、燐酸トリエチル、燐酸トリフェニル、燐酸
トリブチル等の燐酸エステル;等が挙げられる。これら
の燐酸化合物は、単独で又は二種以上を組み合わせて使
用することができる。燐酸化合物の使用量は、ラテック
ス固形分100重量部に対して0.1〜10重量部、好
ましくは0.3〜5重量部である。0.1重量部未満で
は、燐酸化合物を含有させることによる効果が発揮され
ない。逆に10重量部超では、耐チッピング性及び耐水
性が低下する。
【0013】本発明の水系塗料組成物は、さらにアルカ
リ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物を組み合わせ
て含有させると、耐チッピング性及び耐ブリスター性が
向上する。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化
合物は周期律表における1A族又は2A族に属するカル
シウム、マグネシウム、バリウム、カリウム、ナトリウ
ムなどの元素の硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩、亜
硝酸塩、亜硫酸塩、カルボン酸塩、酸化物、水酸化物な
どである。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化
合物の具体例としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられ
る。これらのアルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属
化合物は単独で又は二種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属
化合物の使用量は、ラテックス固形分100重量部に対
して40〜500重量部、好ましくは60〜300重量
部である。40重量部未満ではアルカリ金属化合物又は
アルカリ土類金属化合物を含有させることによる効果が
発揮されない。逆に500重量部超では塗膜の成膜性が
低下して、クラックなどを生じる。また、粒子形状が板
状である粘土鉱物と、アルカリ金属化合物又はアルカリ
土類金属化合物との使用割合は重量基準で20/80〜
80/20であることが好ましい。この範囲内では、耐
チッピング性がより高くなる。
リ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物を組み合わせ
て含有させると、耐チッピング性及び耐ブリスター性が
向上する。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化
合物は周期律表における1A族又は2A族に属するカル
シウム、マグネシウム、バリウム、カリウム、ナトリウ
ムなどの元素の硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩、亜
硝酸塩、亜硫酸塩、カルボン酸塩、酸化物、水酸化物な
どである。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化
合物の具体例としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸バリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられ
る。これらのアルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属
化合物は単独で又は二種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属
化合物の使用量は、ラテックス固形分100重量部に対
して40〜500重量部、好ましくは60〜300重量
部である。40重量部未満ではアルカリ金属化合物又は
アルカリ土類金属化合物を含有させることによる効果が
発揮されない。逆に500重量部超では塗膜の成膜性が
低下して、クラックなどを生じる。また、粒子形状が板
状である粘土鉱物と、アルカリ金属化合物又はアルカリ
土類金属化合物との使用割合は重量基準で20/80〜
80/20であることが好ましい。この範囲内では、耐
チッピング性がより高くなる。
【0014】なお、本発明の水系塗料組成物には、必要
に応じて、ケイソウ土、アルミナ等の充填剤、分散剤、
湿潤剤、増粘剤、消泡剤、凍結防止剤、軽量化剤、感熱
ゲル化剤などを加えることができる。
に応じて、ケイソウ土、アルミナ等の充填剤、分散剤、
湿潤剤、増粘剤、消泡剤、凍結防止剤、軽量化剤、感熱
ゲル化剤などを加えることができる。
【0015】本発明の水系塗料組成物は、前述のラテッ
クス、粘土鉱物及びその他の配合剤を均一に混合するこ
とにより得られる。混合方法としては、例えば、ニーダ
ー、ディスパー等の分散機を用いて、ラテックスに粘土
鉱物及びその他の配合剤を逐次添加し攪拌する方法;粘
土鉱物及びその他の配合剤を予め均一に混合した後、ラ
テックスに逐次添加し攪拌する方法;などがある。
クス、粘土鉱物及びその他の配合剤を均一に混合するこ
とにより得られる。混合方法としては、例えば、ニーダ
ー、ディスパー等の分散機を用いて、ラテックスに粘土
鉱物及びその他の配合剤を逐次添加し攪拌する方法;粘
土鉱物及びその他の配合剤を予め均一に混合した後、ラ
テックスに逐次添加し攪拌する方法;などがある。
【0016】水系塗料組成物の塗装は、水系塗料組成物
を金属などの基材面に塗布した後、焼付け乾燥する。
を金属などの基材面に塗布した後、焼付け乾燥する。
【0017】塗布の方法としては、例えば、エアレスス
プレー法、ハケ塗り法、ロール塗り法、ヘラ塗り法等が
採用される。特にエアレススプレー法が好ましく用いら
れる。焼付け乾燥の方法としては、約80℃で予備乾燥
した後、120〜180℃の温度条件でオーブン中にて
加熱するのが一般的である。
プレー法、ハケ塗り法、ロール塗り法、ヘラ塗り法等が
採用される。特にエアレススプレー法が好ましく用いら
れる。焼付け乾燥の方法としては、約80℃で予備乾燥
した後、120〜180℃の温度条件でオーブン中にて
加熱するのが一般的である。
【0018】
【発明の効果】本発明の水系塗料組成物は、従来技術に
比較して、耐チッピング性に優れているので、自動車の
床裏、サイドシール、燃料タンク、フロントエプロン、
タイヤハウス等の表面被覆用として好適である。
比較して、耐チッピング性に優れているので、自動車の
床裏、サイドシール、燃料タンク、フロントエプロン、
タイヤハウス等の表面被覆用として好適である。
【0019】
【実施例】以下、本発明について、実施例を挙げて具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、これらの例中の部および%は、特に断りの
ない限り重量基準である。本実施例において、水系塗料
組成物の物性の測定方法は以下のとおりである。
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、これらの例中の部および%は、特に断りの
ない限り重量基準である。本実施例において、水系塗料
組成物の物性の測定方法は以下のとおりである。
【0020】〈耐チッピング性〉リン酸亜鉛処理板にカ
チオン電着塗装した塗膜板に、水系塗料組成物を乾燥膜
厚が約270μmとなるようにエアレススプレー法で塗
布した。次に80℃の乾燥器中に5分間放置後、140
℃のオーブン中で30分間焼付け乾燥し、室温で一昼夜
放置した。次に60度の角度にセットした試験片に、J
IS B0101に定められたM−4のナットを2mの
高さから連続的に落下させて、素地が露出する時までに
落下したナットの総重量で評価した。
チオン電着塗装した塗膜板に、水系塗料組成物を乾燥膜
厚が約270μmとなるようにエアレススプレー法で塗
布した。次に80℃の乾燥器中に5分間放置後、140
℃のオーブン中で30分間焼付け乾燥し、室温で一昼夜
放置した。次に60度の角度にセットした試験片に、J
IS B0101に定められたM−4のナットを2mの
高さから連続的に落下させて、素地が露出する時までに
落下したナットの総重量で評価した。
【0021】〈耐ブリスター性〉リン酸亜鉛処理板にカ
チオン電着塗装した塗膜板に、水系塗料組成物を乾燥膜
厚が約1000μmとなるようにエアレススプレー法で
塗布した。次に80℃の乾燥器中に5分間放置後、14
0℃のオーブン中で30分間焼付け乾燥し、乾燥中に生
じるブリスター(塗膜のフクレ)を目視により観察し、
次の4段階で評価した。 ◎:全くブリスターが発生しなかった。 ○:ごくわずかにブリスターの発生した部分があった。 △:かなりの部分にブリスターが発生した。 ×:全面にブリスターが発生した。
チオン電着塗装した塗膜板に、水系塗料組成物を乾燥膜
厚が約1000μmとなるようにエアレススプレー法で
塗布した。次に80℃の乾燥器中に5分間放置後、14
0℃のオーブン中で30分間焼付け乾燥し、乾燥中に生
じるブリスター(塗膜のフクレ)を目視により観察し、
次の4段階で評価した。 ◎:全くブリスターが発生しなかった。 ○:ごくわずかにブリスターの発生した部分があった。 △:かなりの部分にブリスターが発生した。 ×:全面にブリスターが発生した。
【0022】参考例 表1に示す重合処方に従って、軟水、各単量体、乳化剤
(DBS:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)及
び重合開始剤(KPS:過硫酸カリウム)を攪拌機付き
オートクレーブに仕込み、65℃で15時間重合反応さ
せた。その後、25℃まで冷却してから、アンモニア水
を加えてpHを8に調整し、固形分濃度40%の共重合
体ラテックスa〜fを得た。
(DBS:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)及
び重合開始剤(KPS:過硫酸カリウム)を攪拌機付き
オートクレーブに仕込み、65℃で15時間重合反応さ
せた。その後、25℃まで冷却してから、アンモニア水
を加えてpHを8に調整し、固形分濃度40%の共重合
体ラテックスa〜fを得た。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1 参考例で得た固形分濃度40%の共重合体ラテックス1
00部(固形分換算)、分散剤(デモールEP:花王社
製)0.5部及び感熱ゲル化剤(東芝シリコーン社製、
商品名TPA4390:曇点55℃)2.0部を分散機
で均一に混合した後、表2に示す塗料配合処方に従っ
て、粘土鉱物を添加し、十分攪拌して水系塗料組成物を
得た。これらの水系塗料組成物について物性を測定し
た。結果を表2に示す。
00部(固形分換算)、分散剤(デモールEP:花王社
製)0.5部及び感熱ゲル化剤(東芝シリコーン社製、
商品名TPA4390:曇点55℃)2.0部を分散機
で均一に混合した後、表2に示す塗料配合処方に従っ
て、粘土鉱物を添加し、十分攪拌して水系塗料組成物を
得た。これらの水系塗料組成物について物性を測定し
た。結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】実施例2 表3に示す塗料配合処方に従って、燐酸化合物、粘土鉱
物を順次添加した他は実施例1と同様の方法で水系塗料
組成物を得た。これらの水系塗料組成物について物性を
測定した。結果を表3に示す。
物を順次添加した他は実施例1と同様の方法で水系塗料
組成物を得た。これらの水系塗料組成物について物性を
測定した。結果を表3に示す。
【0027】実施例3 表3に示す塗料配合処方に従って、燐酸化合物、粘土鉱
物、カルシウム化合物を順次添加した他は実施例1と同
様の方法で水系塗料組成物を得た。これらの水系塗料組
成物について物性を測定した。結果を表3に示す。
物、カルシウム化合物を順次添加した他は実施例1と同
様の方法で水系塗料組成物を得た。これらの水系塗料組
成物について物性を測定した。結果を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】表2及び表3から、粒子形状が不定形であ
る粘土鉱物を用いた場合(実験番号10、11及び1
2)には、薄膜での耐チッピング性が低いことがわか
る。これに対して、本発明の水系塗料組成物は、薄い膜
厚の塗膜でも耐チッピング性が良好であることが分か
る。
る粘土鉱物を用いた場合(実験番号10、11及び1
2)には、薄膜での耐チッピング性が低いことがわか
る。これに対して、本発明の水系塗料組成物は、薄い膜
厚の塗膜でも耐チッピング性が良好であることが分か
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ラテックス100重量部(固形分換算)
と、粒子形状が板状である粘土鉱物10〜300重量部
とを含有してなることを特徴とする水系塗料組成物。 - 【請求項2】 さらに燐酸化合物0.1〜10重量部を
含有してなることを特徴とする請求項1記載の水系塗料
組成物。 - 【請求項3】 さらにアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の化合物40〜500重量部を含有してなることを特
徴とする請求項2記載の水系塗料組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-86050 | 1992-03-09 | ||
| JP8605092 | 1992-03-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05311095A true JPH05311095A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=13875861
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25565592A Pending JPH05311095A (ja) | 1992-03-09 | 1992-08-31 | 水系塗料組成物 |
| JP25565692A Pending JPH05311112A (ja) | 1992-03-09 | 1992-08-31 | 水性塗料組成物 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25565692A Pending JPH05311112A (ja) | 1992-03-09 | 1992-08-31 | 水性塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH05311095A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002069385A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | フロアーポリッシュ用組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6200360B1 (en) | 1998-04-13 | 2001-03-13 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Abrasive tool and the method of producing the same |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP25565592A patent/JPH05311095A/ja active Pending
- 1992-08-31 JP JP25565692A patent/JPH05311112A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002069385A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | フロアーポリッシュ用組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05311112A (ja) | 1993-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1926778B1 (en) | Vibration damping composition | |
| JP3779375B2 (ja) | 揮発性の凝集剤及び凍結−融解添加剤を含まないラテックス結合剤並びに塗料 | |
| CN100564414C (zh) | 具有降低的吸水率的增塑溶胶 | |
| JP5344038B2 (ja) | 厚塗り用塗料組成物 | |
| JPH0448832B2 (ja) | ||
| JPH02135183A (ja) | 鉱物質基体のブルーミング性向を阻止する方法 | |
| JP2637955B2 (ja) | 水性被覆用組成物 | |
| EP1197502B1 (en) | Waterborne resin emulsion and waterborne coating | |
| JPH05311095A (ja) | 水系塗料組成物 | |
| JP2004115665A (ja) | 水系制振材用エマルション | |
| JP3484209B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
| JPH1129737A (ja) | 水系塗料用共重合体ラテックス | |
| JP2008133357A (ja) | 制振材用重合体水性分散液、制振材用塗料及び制振材 | |
| JP3582920B2 (ja) | 路面標示用水性塗料組成物 | |
| JP2001335735A (ja) | 下塗り塗料組成物 | |
| JP2811727B2 (ja) | アスベスト含有物体の処理方法 | |
| JPH06345998A (ja) | 水性耐チッピング塗料用組成物 | |
| JP4443089B2 (ja) | 加熱乾燥用エマルション | |
| JP7728071B2 (ja) | 合成樹脂エマルションとこれを含有する水性塗料組成物及び当該水性塗料組成物を使用した塗装方法 | |
| JP3426333B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
| JPS6153388B2 (ja) | ||
| JPH06220369A (ja) | 塗料組成物 | |
| JPH073210A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
| JPH062790B2 (ja) | 非水分散型樹脂組成物の製造方法 | |
| JP2003082275A (ja) | 水性路面表示塗料 |