JPH05311531A - 紡績糸風複合糸およびその製造方法 - Google Patents
紡績糸風複合糸およびその製造方法Info
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- JPH05311531A JPH05311531A JP5933491A JP5933491A JPH05311531A JP H05311531 A JPH05311531 A JP H05311531A JP 5933491 A JP5933491 A JP 5933491A JP 5933491 A JP5933491 A JP 5933491A JP H05311531 A JPH05311531 A JP H05311531A
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- Japan
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- fiber
- yarn
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- denier
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スパン調の外観と従来の混繊糸にはない特
殊な風合いを有する繊維素材を提供することを目的とす
る。 【構成】 合成繊維マルチフィラメント群とステープ
ル繊維群が混在した複合繊維で、上記フィラメント群は
単糸デニールが0.01〜0.5デニールの異形断面糸
を含有し、外層部近傍に集合状態で存在する紡績糸風複
合糸及びその製造法。 【効果】 上記構成をとることにより、ソフトな風合
いと、ドライであたたかみのある触感で、吸湿特性にも
優れた布帛を得ることを可能とした。
殊な風合いを有する繊維素材を提供することを目的とす
る。 【構成】 合成繊維マルチフィラメント群とステープ
ル繊維群が混在した複合繊維で、上記フィラメント群は
単糸デニールが0.01〜0.5デニールの異形断面糸
を含有し、外層部近傍に集合状態で存在する紡績糸風複
合糸及びその製造法。 【効果】 上記構成をとることにより、ソフトな風合
いと、ドライであたたかみのある触感で、吸湿特性にも
優れた布帛を得ることを可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメント群とステ
ープル群が混繊された風合いと機能性に優れた複合糸及
びその製造方法に関する。
ープル群が混繊された風合いと機能性に優れた複合糸及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、天然繊維紡績糸の物性の改
良、特に強力の改善のために、合成繊維フィラメントと
の混繊が試みられきた。さらに、特公昭59−2740
6号公報記載のように天然繊維ステープルとフィラメン
トを特殊な方法で混繊することにより、合理化と、物性
の嵩上げを達成する手法も提案されている。また、特公
昭63−23292号公報記載の手法では、合成繊維の
ステープル、フィラメントを特定のデニール構成と複合
形態に調整することにより、風合いの改良された紡績糸
風の合成繊維織物を得る方法が提案されている。しか
し、これら従来技術で用いられているフィラメントは、
1〜2dpf であるため、合繊特有のギラついた光沢やヌ
メリ感が紡績糸の自然感を乱すという欠点があった。特
にステープル繊維が綿やウールなどの天然繊維である場
合にこの欠点が顕著に現れる。これを改善する手段とし
て、フィラメントを芯糸とし、ステープル繊維を鞘糸と
する、いわゆるコアヤーンとする手法もあるが、この場
合フィラメントとステープル繊維の交絡が悪く、抱合性
に問題があった。
良、特に強力の改善のために、合成繊維フィラメントと
の混繊が試みられきた。さらに、特公昭59−2740
6号公報記載のように天然繊維ステープルとフィラメン
トを特殊な方法で混繊することにより、合理化と、物性
の嵩上げを達成する手法も提案されている。また、特公
昭63−23292号公報記載の手法では、合成繊維の
ステープル、フィラメントを特定のデニール構成と複合
形態に調整することにより、風合いの改良された紡績糸
風の合成繊維織物を得る方法が提案されている。しか
し、これら従来技術で用いられているフィラメントは、
1〜2dpf であるため、合繊特有のギラついた光沢やヌ
メリ感が紡績糸の自然感を乱すという欠点があった。特
にステープル繊維が綿やウールなどの天然繊維である場
合にこの欠点が顕著に現れる。これを改善する手段とし
て、フィラメントを芯糸とし、ステープル繊維を鞘糸と
する、いわゆるコアヤーンとする手法もあるが、この場
合フィラメントとステープル繊維の交絡が悪く、抱合性
に問題があった。
【0003】本発明は、スパン調の外観と、これまでの
混繊糸では得られなかった特殊な風合いを有し、またさ
らに温感と吸湿性に特に優れた素材を提供せんとするも
のである。本発明者らは、従来のフィラメント−ステー
プル複合混繊糸の、フィラメント成分に極細フィラメン
トを用いることで、特殊な風合いが得られることを見い
だし、更に単糸デニール構成、混繊形態について鋭意検
討を加えた結果、本発明に至った。
混繊糸では得られなかった特殊な風合いを有し、またさ
らに温感と吸湿性に特に優れた素材を提供せんとするも
のである。本発明者らは、従来のフィラメント−ステー
プル複合混繊糸の、フィラメント成分に極細フィラメン
トを用いることで、特殊な風合いが得られることを見い
だし、更に単糸デニール構成、混繊形態について鋭意検
討を加えた結果、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、合成繊
維マルチフィラメント群と、ステープル繊維群が混合し
た複合繊維であって、前記ステープル繊維群を構成する
ステープル繊維の単糸繊度が0.1〜5.0デニールの
範囲にあり、一方前記合成繊維マルチフィラメント群の
総繊度が10〜100デニールの範囲にあり、しかも該
合成繊維マルチフィラメント群を構成するフィラメント
の一部、または全部が、単糸繊度0.01〜0.5デニ
ールの異形度1.2以上の極細繊維からなり、該複合繊
維中の、主に外層部近傍に8本以上の集合状態で存在
し、しかも該合成繊維マルチフィラメント群が20〜8
5重量%の割合で混繊されてなることを特徴とする紡績
糸風複合糸、及び単糸繊度0.01〜0.5デニールの
極細マルチフィラメントに成形可能なトータルデニール
10〜100のコンジュゲート繊維を高電圧開繊装置に
供し、開繊ステープル繊維群を重ね合わせ、次いで加熱
後、極細化処理することを特徴とする紡績糸風複合糸の
製造方法である。
維マルチフィラメント群と、ステープル繊維群が混合し
た複合繊維であって、前記ステープル繊維群を構成する
ステープル繊維の単糸繊度が0.1〜5.0デニールの
範囲にあり、一方前記合成繊維マルチフィラメント群の
総繊度が10〜100デニールの範囲にあり、しかも該
合成繊維マルチフィラメント群を構成するフィラメント
の一部、または全部が、単糸繊度0.01〜0.5デニ
ールの異形度1.2以上の極細繊維からなり、該複合繊
維中の、主に外層部近傍に8本以上の集合状態で存在
し、しかも該合成繊維マルチフィラメント群が20〜8
5重量%の割合で混繊されてなることを特徴とする紡績
糸風複合糸、及び単糸繊度0.01〜0.5デニールの
極細マルチフィラメントに成形可能なトータルデニール
10〜100のコンジュゲート繊維を高電圧開繊装置に
供し、開繊ステープル繊維群を重ね合わせ、次いで加熱
後、極細化処理することを特徴とする紡績糸風複合糸の
製造方法である。
【0005】本発明におけるステープル繊維群の単糸繊
度は、0.1〜5.0デニールの範囲にある。5.0デ
ニールを超えるとガサツキが出て、風合いが粗悪にな
り、また、0.1デニール未満のステープルは通常の紡
糸では得難く、また、天然繊維にもほとんど該当するも
のがなく、現実的に不可能である。ステープル繊維群に
綿などの吸湿性の高い天然繊維あるいは、吸湿性の改善
された合成繊維を用いる事は、とくに衣料用途として快
適性、機能性に優れた素材になり得るため、非常に好ま
しい。
度は、0.1〜5.0デニールの範囲にある。5.0デ
ニールを超えるとガサツキが出て、風合いが粗悪にな
り、また、0.1デニール未満のステープルは通常の紡
糸では得難く、また、天然繊維にもほとんど該当するも
のがなく、現実的に不可能である。ステープル繊維群に
綿などの吸湿性の高い天然繊維あるいは、吸湿性の改善
された合成繊維を用いる事は、とくに衣料用途として快
適性、機能性に優れた素材になり得るため、非常に好ま
しい。
【0006】マルチフィラメント群のトータルデニール
は、10〜100デニールの範囲にある。この範囲を外
れる場合は、後に述べる、本発明の混繊形態を形成する
ことが困難になる。本発明におけるフィラメントとステ
ープルとの混繊比、即ち、フィラメント繊維群が20〜
85重量%の割合で混繊されることが好ましく、これは
混繊糸の均一性のために重要な要素となる。つまり85
%を超えると、フィラメントとステープルの絡合が不十
分となり、20%未満では、長さ方向の太さ斑が現れ
る。
は、10〜100デニールの範囲にある。この範囲を外
れる場合は、後に述べる、本発明の混繊形態を形成する
ことが困難になる。本発明におけるフィラメントとステ
ープルとの混繊比、即ち、フィラメント繊維群が20〜
85重量%の割合で混繊されることが好ましく、これは
混繊糸の均一性のために重要な要素となる。つまり85
%を超えると、フィラメントとステープルの絡合が不十
分となり、20%未満では、長さ方向の太さ斑が現れ
る。
【0007】本発明におけるマルチフィラメント群の単
糸デニール構成と混繊糸としての混繊形態、即ち該マル
チフィラメントの一部または全部が単糸繊度0.5〜
0.01デニールであり、また異型度が1.2以上の極
細繊維からなり、主に該マルチフィラメント群が、ステ
ープル繊維群を取り囲むように位置していることは本発
明において特に重要であり、この条件を満足する場合に
初めて本発明の所期の目的とする効果が得られる。即
ち、複合糸の強力を、十分に保ってしかもソフトな風合
い、光沢を得るためには、マルチフィラメントの単糸繊
度は、0.5〜0.01の範囲になければならない。
0.5デニール以上では、ソフトな風合いも得られず、
また光沢や風合いが改善されない。逆に、0.01デニ
ール以下では、フィラメントの耐摩性が著しく悪くな
り、強力の低下が引き起こされる。本発明におけるこの
要件は、特に、0.3〜0.015の範囲であること
が、好ましく、さらに、深染色の必要な用途に用いる場
合は、0.3〜0.1の範囲であることが特に好まし
い。
糸デニール構成と混繊糸としての混繊形態、即ち該マル
チフィラメントの一部または全部が単糸繊度0.5〜
0.01デニールであり、また異型度が1.2以上の極
細繊維からなり、主に該マルチフィラメント群が、ステ
ープル繊維群を取り囲むように位置していることは本発
明において特に重要であり、この条件を満足する場合に
初めて本発明の所期の目的とする効果が得られる。即
ち、複合糸の強力を、十分に保ってしかもソフトな風合
い、光沢を得るためには、マルチフィラメントの単糸繊
度は、0.5〜0.01の範囲になければならない。
0.5デニール以上では、ソフトな風合いも得られず、
また光沢や風合いが改善されない。逆に、0.01デニ
ール以下では、フィラメントの耐摩性が著しく悪くな
り、強力の低下が引き起こされる。本発明におけるこの
要件は、特に、0.3〜0.015の範囲であること
が、好ましく、さらに、深染色の必要な用途に用いる場
合は、0.3〜0.1の範囲であることが特に好まし
い。
【0008】また、この要件に加えて、該マルチフィラ
メントの異形度が1.2以上であることにより、ソフト
でドライな風合いに加えて、さらに触感等の風合いや光
沢の改善を達成する。異形度が1.2未満では光沢にギ
ラツキが現れ、触感にもヌメリが増す。但し、ここで言
う異形度とは次式で規定する。 [異形度]=[外接円径]/[内接円径]
メントの異形度が1.2以上であることにより、ソフト
でドライな風合いに加えて、さらに触感等の風合いや光
沢の改善を達成する。異形度が1.2未満では光沢にギ
ラツキが現れ、触感にもヌメリが増す。但し、ここで言
う異形度とは次式で規定する。 [異形度]=[外接円径]/[内接円径]
【0009】次に、本発明における混繊形態、即ち該マ
ルチフィラメント群が、ステープル繊維群を取り囲むよ
うに位置していることで、低撚であってなおかつスパン
調の複合糸を形成する事が出来る。また、特に、フィラ
メント繊維群として疎水性ポリマーを用い、ステープル
繊維群として親水性ポリマーまたは吸湿性の良い天然繊
維を用いた場合、水分を複合糸の内部に貯蔵し、しかも
表面を主に疎水性繊維が占めるため、発汗状態での着衣
快適性に優れた衣料用素材となり好ましい。つまり、本
発明の複合糸は、図1に示すように、極細フィラメント
が8本以上の群をなして複合糸の外周部近傍に存在する
ものであるが、このことにより複合糸外周部近傍に非常
に小さい繊維間微細空隙を形成することが出来るため、
発汗時の水分の吸収速度が速くなり優れた吸水特性を発
揮することが出来る。更に、本発明の複合繊維は、ステ
ープル繊維群に綿などの吸水性のよい繊維を用いること
で、外周部の繊維間微細空隙に取り込まれた水分が、効
率よく更に内部のステープル繊維群に移行するために、
複合繊維構造物の外皮は、常に乾いた状態を保ち、湿潤
時でも快適な衣料を提供することが出来るのである。
ルチフィラメント群が、ステープル繊維群を取り囲むよ
うに位置していることで、低撚であってなおかつスパン
調の複合糸を形成する事が出来る。また、特に、フィラ
メント繊維群として疎水性ポリマーを用い、ステープル
繊維群として親水性ポリマーまたは吸湿性の良い天然繊
維を用いた場合、水分を複合糸の内部に貯蔵し、しかも
表面を主に疎水性繊維が占めるため、発汗状態での着衣
快適性に優れた衣料用素材となり好ましい。つまり、本
発明の複合糸は、図1に示すように、極細フィラメント
が8本以上の群をなして複合糸の外周部近傍に存在する
ものであるが、このことにより複合糸外周部近傍に非常
に小さい繊維間微細空隙を形成することが出来るため、
発汗時の水分の吸収速度が速くなり優れた吸水特性を発
揮することが出来る。更に、本発明の複合繊維は、ステ
ープル繊維群に綿などの吸水性のよい繊維を用いること
で、外周部の繊維間微細空隙に取り込まれた水分が、効
率よく更に内部のステープル繊維群に移行するために、
複合繊維構造物の外皮は、常に乾いた状態を保ち、湿潤
時でも快適な衣料を提供することが出来るのである。
【0010】次に本発明の製造方法について説明する。
単糸0.5〜0.01デニールの極細マルチフィラメン
トに成形可能なトータルデニール10〜100デニール
のコンジュゲート繊維を高電圧開繊装置に導き、開繊
し、牽伸されたステープル繊維群と重ね合わせ、次いで
実撚を加える。その際開繊されたコンジュゲート繊維の
開繊巾を牽伸されたステープル繊維群の巾の30〜80
%にせばめて両者を重ね合わせるようにすれば、ステー
プル繊維特有の手触り感をより顕著に発揮することがで
きる。次いで加撚された複合糸を極細化処理するが、そ
の方法としてアルカリ減量処理、等コンジュゲート繊維
中の一成分を一部もしくは全部を溶出除去する方法やベ
ンジルアルコール処理等上記一成分の膨潤による剥離、
あるいは機械的処理による剥離等があげられる。
単糸0.5〜0.01デニールの極細マルチフィラメン
トに成形可能なトータルデニール10〜100デニール
のコンジュゲート繊維を高電圧開繊装置に導き、開繊
し、牽伸されたステープル繊維群と重ね合わせ、次いで
実撚を加える。その際開繊されたコンジュゲート繊維の
開繊巾を牽伸されたステープル繊維群の巾の30〜80
%にせばめて両者を重ね合わせるようにすれば、ステー
プル繊維特有の手触り感をより顕著に発揮することがで
きる。次いで加撚された複合糸を極細化処理するが、そ
の方法としてアルカリ減量処理、等コンジュゲート繊維
中の一成分を一部もしくは全部を溶出除去する方法やベ
ンジルアルコール処理等上記一成分の膨潤による剥離、
あるいは機械的処理による剥離等があげられる。
【0011】
【実施例】次に、本発明を、実施例により具体的に説明
する。 実施例1 図2の断面構造を有し、A成分がレギュラーポリエステ
ル、B成分がポリエチレングリコールを13wt%メル
トブレンドしたポリエステルで構成される50D−24
fのコンジュゲート繊維(A/B=3/1)からなる繊
維をマルチフィラメント群として用い、該マルチフィラ
メントを電気開繊して、ドラフトされている綿繊維ステ
ープル(平均繊維長30mm)と重ね合わせて80′S /
1の複合糸(ステープル繊維の混率は、40wt%)を
製造した(撚係数4.0)。得られた複合糸は非常に均
整な糸状であり、長さ方向に太細の斑がほとんど無かっ
た。 この複合糸を単糸にて経密度130本/in、緯
密度110本/inのローンに製織した。このローンを
60℃、30g/INaOH の浴中にて30分間アルカリ減
量処理したところ、マルチフィラメント群がそれぞれ単
糸デニール0.08、異形度平均1.5の超極細糸にな
っており、従来になくソフトで、しかも強力の改善され
た、また綿の風合いと光沢を損なわない高級感のある特
殊風合いを有する織物となった。
する。 実施例1 図2の断面構造を有し、A成分がレギュラーポリエステ
ル、B成分がポリエチレングリコールを13wt%メル
トブレンドしたポリエステルで構成される50D−24
fのコンジュゲート繊維(A/B=3/1)からなる繊
維をマルチフィラメント群として用い、該マルチフィラ
メントを電気開繊して、ドラフトされている綿繊維ステ
ープル(平均繊維長30mm)と重ね合わせて80′S /
1の複合糸(ステープル繊維の混率は、40wt%)を
製造した(撚係数4.0)。得られた複合糸は非常に均
整な糸状であり、長さ方向に太細の斑がほとんど無かっ
た。 この複合糸を単糸にて経密度130本/in、緯
密度110本/inのローンに製織した。このローンを
60℃、30g/INaOH の浴中にて30分間アルカリ減
量処理したところ、マルチフィラメント群がそれぞれ単
糸デニール0.08、異形度平均1.5の超極細糸にな
っており、従来になくソフトで、しかも強力の改善され
た、また綿の風合いと光沢を損なわない高級感のある特
殊風合いを有する織物となった。
【0012】実施例2
【化1】 図3の断面構造を有し、A成分が化1で表される化合物
をポリエチレングリコールに対して4重量%、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸ジメチルをテレフテル酸成分
に対して2.3モル%共重合したポリエステルを用い、
B成分がポリエチレングリコールを13wt%メルトブ
レンドしたポリエステルで構成される50D−24fの
コンジュゲート繊維(A/B=3/1)からなる繊維を
マルチフィラメント群として用い、実施例1と同様に該
マルチフィラメントを電気開繊して、ドラフトされてい
る綿繊維ステープルと重ね合わせて80′S /1の複合
糸を製造した(撚係数4.0)。この場合に得られた複
合糸も非常に均整な糸状であり、長さ方向に太細の斑が
ほとんど無かった。この複合糸を用いて製織したローン
を60℃、30g/INaOH の浴中にて30分間アルカリ
減量処理し、カチオン性染料で染色した。得られた織物
は、通常の製品に比べて劣らない色彩を呈し、染色の均
一性が良好で、しかも従来になくソフトで、かつ強力の
改善された、また綿の風合いと光沢を損なわない高級感
のある特殊風合いを有する織物となった。
をポリエチレングリコールに対して4重量%、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸ジメチルをテレフテル酸成分
に対して2.3モル%共重合したポリエステルを用い、
B成分がポリエチレングリコールを13wt%メルトブ
レンドしたポリエステルで構成される50D−24fの
コンジュゲート繊維(A/B=3/1)からなる繊維を
マルチフィラメント群として用い、実施例1と同様に該
マルチフィラメントを電気開繊して、ドラフトされてい
る綿繊維ステープルと重ね合わせて80′S /1の複合
糸を製造した(撚係数4.0)。この場合に得られた複
合糸も非常に均整な糸状であり、長さ方向に太細の斑が
ほとんど無かった。この複合糸を用いて製織したローン
を60℃、30g/INaOH の浴中にて30分間アルカリ
減量処理し、カチオン性染料で染色した。得られた織物
は、通常の製品に比べて劣らない色彩を呈し、染色の均
一性が良好で、しかも従来になくソフトで、かつ強力の
改善された、また綿の風合いと光沢を損なわない高級感
のある特殊風合いを有する織物となった。
【0013】実施例3 実施例2において、ステープル繊維群としてポリエステ
ル繊維(単糸繊度0.7デニール、等長繊維長45mm)
を用いて80′S /1の複合糸(ステープル繊維の混率
は、40wt%)を製造した(撚係数3.2)。得られ
た複合糸は均整な糸状であり、長さ方向に太細の斑が全
く無かった、実施例3と同様にアルカリ減量処理、カチ
オン染色処理を行ったところ、従来になくソフトで、し
かも強力も充分であり、また絹に似た新しい風合いを有
する高級感のある織物となった。
ル繊維(単糸繊度0.7デニール、等長繊維長45mm)
を用いて80′S /1の複合糸(ステープル繊維の混率
は、40wt%)を製造した(撚係数3.2)。得られ
た複合糸は均整な糸状であり、長さ方向に太細の斑が全
く無かった、実施例3と同様にアルカリ減量処理、カチ
オン染色処理を行ったところ、従来になくソフトで、し
かも強力も充分であり、また絹に似た新しい風合いを有
する高級感のある織物となった。
【0014】比較例1 通常のマルチフィラメント(50D−24f)を電気開
繊して、ドラフトされている綿繊維ステープル(平均繊
維長30mm)と重ね合わせ80′S/1 の複合糸(ステ
ープル繊維の混率は、50wt%)を製造した(撚係数
4.0)。得られた複合糸は均整な糸状であった。この
複合糸を単糸にて経密度130本/in、緯密度110
本/inのローンに製織した。得られた織物は良好な風
合いを有するものの、ソフトさの点で、実施例に大きく
劣り、ギラついた不自然な光沢を持ち、また、吸湿性も
不十分であった。
繊して、ドラフトされている綿繊維ステープル(平均繊
維長30mm)と重ね合わせ80′S/1 の複合糸(ステ
ープル繊維の混率は、50wt%)を製造した(撚係数
4.0)。得られた複合糸は均整な糸状であった。この
複合糸を単糸にて経密度130本/in、緯密度110
本/inのローンに製織した。得られた織物は良好な風
合いを有するものの、ソフトさの点で、実施例に大きく
劣り、ギラついた不自然な光沢を持ち、また、吸湿性も
不十分であった。
【0015】
【発明の効果】本発明により、ソフトな風合いと、ドラ
イであたたかみのある触感、またマイルドで自然な光沢
を有する糸、更に、特に吸湿特性に優れた布帛に成形可
能な糸を提供できる。
イであたたかみのある触感、またマイルドで自然な光沢
を有する糸、更に、特に吸湿特性に優れた布帛に成形可
能な糸を提供できる。
【0016】
【図1】 本発明における複合糸の一例の断面図。
【図2】 本発明の実施例で使用した合成繊維フィラメ
ントの断面図。
ントの断面図。
【図3】 本発明の実施例で使用した合成繊維フィラメ
ントの断面図。
ントの断面図。
1:ステープル繊維群, 2:極細フィラメント群 A:A成分, B:B成分。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成繊維マルチフィラメント群と、ステ
ープル繊維群が混合した複合繊維であって、前記ステー
プル繊維群を構成するステープル繊維の単糸繊度が0.
1〜5.0デニールの範囲にあり、一方前記合成繊維マ
ルチフィラメント群の総繊度が10〜100デニールの
範囲にあり、しかも該合成繊維マルチフィラメント群を
構成するフィラメントの一部、または全部が、単糸繊度
0.01〜0.5デニールの異形度1.2以上の極細繊
維からなり、該複合繊維中の、主に外層部近傍に8本以
上の集合状態で存在し、しかも該合成繊維マルチフィラ
メント群が20〜85重量%の割合で混繊されてなるこ
とを特徴とする紡績糸風複合糸。 - 【請求項2】単糸繊度0.5〜0.01デニールの極細
マルチフィラメントに成形可能なトータルデニール10
〜100のコンジュゲート繊維を高電圧開繊装置に供
し、開繊ステープル繊維群を重ね合わせ、次いで加熱
後、極細化処理することを特徴とする紡績糸風複合糸の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5933491A JPH05311531A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 紡績糸風複合糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5933491A JPH05311531A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 紡績糸風複合糸およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05311531A true JPH05311531A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=13110329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5933491A Pending JPH05311531A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 紡績糸風複合糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05311531A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005009048A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Toyobo Co Ltd | 複合紡績糸からなる生地および用途 |
| JP2012057278A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Toray Ind Inc | 極細繊維 |
| CN103215715A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-07-24 | 无锡长江精密纺织有限公司 | 一种Coolmax混纺功能纱线 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP5933491A patent/JPH05311531A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005009048A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Toyobo Co Ltd | 複合紡績糸からなる生地および用途 |
| JP2012057278A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Toray Ind Inc | 極細繊維 |
| CN103215715A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-07-24 | 无锡长江精密纺织有限公司 | 一种Coolmax混纺功能纱线 |
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