JPH0531273Y2 - - Google Patents

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JPH0531273Y2
JPH0531273Y2 JP1988018188U JP1818888U JPH0531273Y2 JP H0531273 Y2 JPH0531273 Y2 JP H0531273Y2 JP 1988018188 U JP1988018188 U JP 1988018188U JP 1818888 U JP1818888 U JP 1818888U JP H0531273 Y2 JPH0531273 Y2 JP H0531273Y2
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cup
control circuit
sealing member
magnetic sleeve
fuel pump
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車の燃料給送用に用いら
れるタイプの電磁式燃料ポンプの改良に関するも
のである。
[従来の技術] 自動車用燃料給送用ポンプ等として使用される
電磁式燃料ポンプには、構造が簡単で各部品の加
工及び組立て精度があまり要求されずしかも安定
したポンプ作動が行えること等が望まれている。
しかし、従来のこの種の電磁式燃料ポンプはそれ
ぞれ一長一短があり、前述した全ての特性を満足
し得るものは未だ実現されていない。
即ち、従来のこの種の電磁式燃料ポンプとして
は、例えば実開昭61−84177号公報等に示されて
いるように、 底部中央に外方に膨出する円筒部を有するカツ
プ状の本体及び中央部に外方に膨出する円筒部を
有する略円板状をなす蓋体を磁性材で形成し、蓋
体を前記カツプ状本体の開口端縁で一体的に絞め
付けてポンプハウジングを構成している。そし
て、このポンプハウジングを構成するカツプ状本
体と蓋体の前記それぞれの円筒部間に非磁性スリ
ーブ部材が介装され、該スリーブの入口側端部に
は吸入バルブが、また出口側には吐出バルブが付
設され、スリーブ内には内部に貫通孔を有するプ
ランジヤが摺動自在に収容されていて、該プラン
ジヤは常時は流体入口側に配設したスプリングに
より流体吐出側へ付勢されている。一方、前記ス
リーブ部材の外周囲には励磁コイル及び検出コイ
ルを巻回した樹脂製コイルボビンが配設されてお
り、更にコイルボビンの一方のフランジ外側面に
は、励磁コイル及び検出コイルと共にブロツキン
グ発振回路を構成するトランジスタ及び放熱板が
所定間隔をおいて積層されると共にこれらトラン
ジスタ及び放熱板の面と鉛直な方向にトランジス
タと共に発振器を構成する各種電子部品が取付ら
れたプリント回路基板とこのプリント回路基板を
所定間隔をおいて離間された状態で保持するホル
ダがこの基板面と鉛直な方向に順次積層してポン
プハウジング内に配設されている。また、前記ス
リーブ部材の外周囲とその周囲で励磁コイルが巻
回されたコイルボビンの内周面との間には軸線方
向両端から嵌装され励磁コイルからの磁束通路を
形成する一対の磁性筒体が設けられ、これら磁性
筒体の間にシール部材が介装されている。
[考案が解決しようとする課題] 上述の従来の技術では、スリーブ部材の外周囲
に磁性筒体が設けられているため、プリント回路
基板及びコイルボビンの中央にはそれぞれ非常に
大きな貫通孔を穿設する必要が生じ、この結果プ
リント回路基板においては電子部品配置可能なス
ペースが、又、コイルボビンにおいては励磁コイ
ル及び検出コイル巻回可能なスペースが狭くなつ
てしまつている。ところで、この種の電磁式燃料
ポンプでは、励磁コイルは数100〜1000巻程度巻
回され更にその外側に1000巻前後の検出コイルが
巻回されのが一般的であり、前述のようにコイル
ボビンの中央部に大きな貫通孔が穿設されると、
コイル全体の体格が非常に大きくなつてしまうこ
とになる。更に、励磁コイル及び検出コイルはコ
イルボビンに対し層状に巻回されるため、コイル
の外側程1巻き当たりの長さが長くなり、コイル
の重畳が増大してしまうと共にコスト高を招くこ
とになる。
また、スリーブ部材内の流体通路とポンプハウ
ジング内部の電子部品等を配設した制御回路収容
部等とを遮断し気密状態を確保するためのシール
部材については、前述の如くスリーブ部材の外周
面とコイルボビンの内周面との間に軸線方向両端
から嵌装された一対の磁性筒体の間に介装された
シール部材と、カツプ状の本体の中央部に形成さ
れた円筒部内でスリーブ部材の外周面と前記磁性
筒体の内カツプ状の本体に嵌装された磁性筒体の
一端面により押圧されるシール部材と、コイルボ
ビンの端面と蓋体により蓋体に嵌装された磁性筒
体の外周上に挟持されたシール部材の3ケ所のシ
ール部材が必要とされていた。そのため構成が複
雑となり、且つ非常に不経済であつた。また、蓋
体側に嵌装された磁性筒体を巻ブツシユや割ブツ
シユ等により構成した場合、コイルボビン端面と
蓋体の間隙によつてのみ気密を保持することにな
り、十分な気密状態を確保することが困難とな
る。
更に、磁性筒体については、磁束の通路を形成
するために一対の磁性筒体を必要としていたた
め、ポンプの全長及び径が大きくなると共にコス
ト高となつていた。
更にまた、トランジスタについては、所謂、パ
ワートランジスタと言われる部品で電子部品とし
ては体格が大きな部品であつて、このトランジス
タがプリント回路基板に対して水平に取付けられ
ているため、非常に大きな面積を占有しており、
他の各種電子部品の効率的な配設を非常に困難に
しているばかりでなく、ポンプ本体の小型、軽量
化を図る上で大きな妨げとなつている。
というような様々な問題があつた。
本考案は、前記従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、軽量、小型で構造が簡単で各部品
の加工及び組立て精度があまり要求されずしかも
安定したポンプ作動が行えるような電磁式燃料ポ
ンプを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における電
磁式燃料ポンプは、プランジヤを流体出口パイプ
を固着したカツプ状本体の円筒部に非磁性スリー
ブのみを介して一部重合させ、且つコイルボビン
と制御回路収容部との間に励磁コイルの一端に当
接された磁極板を配置し、更に前記非磁性スリー
ブの一端と前記カツプ状本体の円筒部端間に弾性
的に付勢されたシール部材を設けると共に該シー
ル部材を前記プランジヤの一端が当接可能に位置
し、又前記非磁性スリーブの他端を蓋体の円筒部
内のバルブハウジングに当接するようにしたもの
である。
そして、前記コイルボビンの一方のフランジ
に、励磁コイルへ断続電流を送る制御回路に用い
られるトランジスタを貫通させる孔を設け、該ト
ランジスタの一部をコイルボビン内に配設すれ
ば、トランジスタの設置にあたりそのスペースを
節約することができる。
また、コイルボビンの一方のフランジに、トラ
ンジスタよりやや大きな矩形の貫通孔を穿設し且
つ該貫通孔の外径方向に位置する一角部に切込み
によつて振れ止め部を形成すれば、前記トランジ
スタの取付けを容易且つ確実にすることができ
る。
更に、制御回路収容部に設けた制御回路基板の
ホルダと非磁性スリーブの他端が当接されるバル
ブハウジングの端部との間で、非磁性スリーブの
外周にシール部材を設ければ、スリーブ部材内の
流体通路とポンプハウジング内部の制御回路収容
部等とを遮断し気密状態を正確に確保することが
できる。
更にまた、この制御回路基板のホルダとバルブ
ハウジングの端部の間のシール部材を断面形状が
略菱形とすることにより、確実なシールを行わせ
ることができる。
また、カツプ状本体の円筒部端と非磁性スリー
ブの一端の間のシール部材を大円筒部と小円筒部
とで構成し、該大円筒部の端面及び該小円筒部の
外周に弾性材からなるリング状突出部を形成する
ことによつて、コイルボビンの設置された方から
の確実なシールも行うことができる。
[作用] 励磁コイルに通電すると、これにより発生した
磁束の通路が、カツプ状本体、同円筒部、スリー
ブ部材を介して該円筒部と重合するプランジヤ、
励磁コイルの一端に当接された磁極板と形成さ
れ、これによりプランジヤがスプリング力に抗し
て移動する。この行程においてプランジヤの貫通
孔に装着された吐出バルブ体が開き、流体出口パ
イプ体側へ燃料が移動する。そしてこの燃料の移
動の際に、非磁性スリーブの一端とカツプ状本体
の円筒部端間にシール部材が弾性的に付勢された
状態で配置されているので、プランジヤから非磁
性スリーブの外周への燃料の洩れはない。
励磁コイルへの通電が遮断されると、プランジ
ヤがスプリングにより押し戻される。この行程に
おいて前記吐出バルブ体が閉じて燃料が流体出口
パイプ体から吐出されると共に蓋体側の吸入バル
ブ体が開き、流体入口パイプ体側からプランジヤ
側へ燃料が吸込まれる。
以下、励磁コイルへの通電とその遮断を交互に
繰返すことによつて、前記動作が繰返される。
[実施例] 以下、第1図ないし第10図を参照して本考案
の実施例について説明する。
第1図において、1はポンプハウジングを構成
するカツプ状本体であり、2はその開口端を閉塞
する略円板状の蓋体であり、これらカツプ状本体
1の底部中央及び蓋体2の中央にはそれぞれ外方
に膨出する円筒部1a,2aが一体的に形成さ
れ、且つこれら円筒部1a,2aの中央には流体
出口、流体入口を構成するパイプ体3,4が内方
に所定長さだけ延設するように抵抗溶接等により
それぞれ固着されている。これらカツプ状本体1
及び蓋体2は磁性体(例えば金属板材)からプレ
ス加工等で簡単に形成されるものであり、この両
者は本体1の開口端縁1bを蓋体2に対して絞め
付けるることにより一体的に組付けられている。
そしてこれによつて形成される内部空間はポンプ
の機械的及び電気的な基礎部品を配設する収容空
間とされるところである。
5は、前記ポンプハウジングを構成するカツプ
状本体1及び蓋体2の円筒部1a,2a間に後述
するゴム材のような弾性材からなるシール部材6
及び蓋体円筒部2a内に嵌合されたバルブハウジ
ング7を介して挟持保持された非磁性スリーブ部
材であつて、その内部には、貫通孔8aを有する
磁性プランジヤ8が摺動自在に収容されており、
このプランジヤ8は常時は流体入口側に配設され
たスプリング9によつて前記シール部材6に付勢
されていて、前記カツプ状本体1の円筒部1aに
このプランジヤ8の一部がスリーブ部材5を介し
て重合するようになつている。
前記シール部材6は、非磁性スリーブの一端と
カツプ状本体の円筒部端間に弾性的に付勢された
状態で配置されているので、スリーブ部材5内に
流れる流体がポンプハウジング内に形成されたコ
イルボビン11及び制御回路等を収容する制御回
路収容部10aとからなる収容部10内へ吐出側
から漏出するのを防止するものである。
また、前記蓋体2の円筒部2a内には、前記パ
イプ体4の内方端4a面にバルブ体12を付勢す
るように作動するスプリング13を保持するバル
ブハウジング7が嵌合されていて、これらによつ
て吸入バルブを構成している。
また、リング状のシール部材14が、後述する
ホルダ15の中央に突出した円筒部15a及び前
記バルブハウジング7の端面7aにより前記スリ
ーブ部材5の外周面と蓋体の円筒部2aの内側面
に押圧されるように挟持保持されている。
前記スリーブ部材5の周囲には、励磁コイル1
6を巻回してなる前記コイルボビン11が配設さ
れ、更にこのコイルボビン11の一方(図中下
方)のフランジ11aの外側面には、略円板状の
磁極板17を当接し、更に励磁コイル16に対し
断続電流を流すための、例えば周知の無安定マル
チバイブレータ等よりなる発振器を構成するトラ
ンジスタ18及び各種電子部品19が鉛直に取付
けられたプリント回路基板20と、この基板20
を所定間隔おいて離間させた状態で保持するホル
ダ15が、この基板20と鉛直な方向に順次積層
して配置されている。そして、これらのポンプ構
成部品の積層体は、前記ポンプハウジングを構成
するカツプ状本体1内にコイルボビン11を先端
として収納され、このカツプ状本体1に対し組付
けられる蓋体2の間に挟持保持されている。
従つて、励磁コイル16に通電すると、これに
より発生した磁束の通路が、カツプ状本体1、同
円筒部1a、スリーブ部材5を介して円筒部1a
と重合するプランジヤ8、励磁コイル16の一端
に当接された磁極板17と形成され、これによ
り、プランジヤ8がスプリング9力に抗して移動
する。この行程においてプランジヤ8の貫通孔8
aに装着された吐出バルブ体21が開き、流体出
口パイプ体3側へ燃料が移動する。
励磁コイル16への通電が遮断されると、プラ
ンジヤ8がスプリング9により押し戻される。こ
の行程において前記吐出バルブ体21が閉じて燃
料が流体出口パイプ体3から吐出されると共に蓋
体2側の吸入バルブ体12が開き、流体入口パイ
プ体4側からプランジヤ8側へ燃料が吸込まれ
る。
以下、励磁コイル16への通電とその遮断を交
互に繰返すことによつて、前記動作が繰返され
る。
本考案における励磁コイル16への通電による
磁束の通路は前述の如くであり、特にカツプ状本
体1の円筒部1aを利用することにより、従来の
技術のような一対に磁性筒体あるいは一対の磁極
板を使用する必要がない。また、従来の技術のよ
うな一対に磁性筒体を使用しないので、ポンプハ
ウジング内を有効に利用できる。更に、スリーブ
部材5内に流れる流体がポンプハウジング内に形
成された収容部10内へ漏出するのを防止するの
に単に2ケ所のシール部材6,14で済むもので
ある。
なお、第1図において、22は吐出バルブ体2
1を保持するバルブホルダ、23はポンプハウジ
ング内と外気を遮断するためのシール部材、24
はカツプ状本体1と蓋体2の接合部の一部からグ
ロメツト25を介して引出されたリード線であ
る。
前記トランジスタ18は、その先部を磁極板1
7及びコイルボビン11のフランジ11aを貫通
し励磁コイル16の外周に収容されるようにプリ
ント回路基板20に対して半田付け等により鉛直
に取付けると好適である。その場合、第2図に示
すように、フランジ11aには、トランジスタ1
8よりやや大きい矩形の貫通孔11bが穿設され
更にフランジ11aの外径方向に位置する貫通孔
11bの一角部に切込み11cを設けて形成され
たフレ止め部11dが設けられている。また、第
3図に示すように、矩形の貫通孔11bの回路基
板20側の入口には、トランジスタ18の挿入を
容易にするために大きなテーパー11eを形成す
るとよい。このような構成にすると、貫通孔11
bに挿入されたトランジスタ18の鉛直性が確保
され、カツプ状本体1及び磁極板17との接触を
防止すると同時にトランジスタ18の鉛直性が挿
入前に失われていた場合にも入口側に設けられた
テーパー11eにより容易に案内されると共に前
記のフレ止め部11dが容易に円周方向に変形す
るため、プリント回路基板20上のトランジスタ
18の半田付け部に過大な力が掛かることを防止
し得るものであり、トランジスタ18を適切且つ
容易に配設することが可能となり組付け性及び信
頼性を大幅に向上することができ、更に限られた
小さな空間を有効に利用できる。
また、前記バルブハウジング7は、第4図に示
すように、前記バルブ体12をガイドする小円筒
部7bと蓋体2の円筒部2aに嵌合される大円筒
部7c及び前記の大小円筒部7c,7bを係合す
る複数の脚部7dによつて構成するのが好適であ
る。そして、大円筒部7cの小円筒部7b側端面
には第5図に示すように溝部7eが設けられ、ス
リーブ部材5は該溝部7eの内外両側面との間に
隙間7fを生じる状態で嵌合される。従つて、該
バルブハウジング7を用い、前述のようにスリー
ブ部材5を保持させると共にスリーブ部材5と蓋
体2の円筒部2aの間で該バルブハウジング7の
端面7aとホルダ15の円筒部15aによつてシ
ール部材14を押圧すれば、該シール部材14に
よるシールが確実に行われ、スリーブ部材5を流
れる流体が外部及びポンプハウジングの前記収容
部10内へ吸入側から漏出するのを防止し且つス
リーブ部材5内への大気の吸入による燃料吐出量
等のポンプの機能の低下を確実に防止し得るもの
である。
更に、この際このシール部材14として第6図
に示すような断面形状が略菱形のものを用いる
と、軸線方向の僅かな力により該シール部材は容
易に内外周方向に変形するため、スリーブ部材5
及び蓋体2の円筒部2aへの押圧はさらに強固に
なる。
また、この実施例に記載のようなスリーブ部材
5が溝部7eの内外両側面との間に隙間7fを生
じる状態で嵌合されるようなバルブハウジング7
を用いると、カツプ状本体1と蓋体2との間の同
芯性や平行度のずれを吸収し得るものであつて、
これによりスリーブ部材5の変形によるプランジ
ヤ8のステイツクをも防止し得るものである。
更にまた、シール部材6については、第7図に
示すように、大円筒部6aと小円筒部6bとを同
芯状に重ね合せた形状にし、小円筒部6bの外周
上及び大円筒部6aの端面には弾性材からなるリ
ング状突出部6d,6eを形成するようにすると
好適である。このシール部材6はカツプ状本体1
の円筒部1a内に収容され、大円筒部6aと小円
筒部6bにより形成された外周段部6cに対しス
リーブ部材5の端面が当接されて、該スリーブ部
材5を挟持保持するための軸線方向の力によりカ
ツプ状本体1の円筒部1aの底面に対し大円筒部
6aの端面上の突出部6eが押圧され、且つ小円
筒部6bはシール部材自身の弾性力によりその外
周上のスリーブ部材5内に強力に嵌合されるもの
である。このように構成すると、スリーブ部材5
内に流れる流体がポンプハウジング内に形成され
た収容部10内へ吐出側から漏出するのを確実に
防止することは勿論のこと、大円筒部6a端面上
の突出部6eがスリーブ部材5の軸線方向の力に
より適度に圧縮されるため、ポンプ本体を構成す
る各部の軸線方向の寸法のバラツキを吸収し得て
スリーブ部材5の変形を防止することが可能とな
ると同時に各構成部品の精度を緩和し得るもので
あつて、低コスト化の効果は大きい。
なお、このシール部材6は、第8図に示すよう
に、大小2つの円筒を同芯状に重ね合せた形状を
なす合成樹脂又は金属等の剛性体6fの小円筒部
外周上及び大円筒部の端面にそれぞれリング状の
弾性部材6g,6hを固着して構成してもよく、
第9図に示すように、前記剛性体6fを弾性部材
6iで被覆して構成してもよく、更には第10図
に示すように、第7図に示したシール部材6の大
小2つの円筒部により形成された外周段部6cに
合成樹脂又は金属等の剛性体により形成したリン
グ状部材6jを固着して構成してもよい。
[考案の効果] 本考案に係る電磁式燃料ポンプは、プランジヤ
をカツプ状本体の円筒部に非磁性スリーブのみを
介して一部重合させ且つコイルボビンを制御回路
収容部との間に励磁コイルの一端に当接された磁
極板を配置し、非磁性スリーブの一端をカツプ状
本体の円筒部端に設けたシール部材に又他端を蓋
体の円筒部内のバルブハウジングに当接したの
で、磁束の通路にカツプ状本体の円筒部を利用す
ることができ、従来の技術のような一対の磁性筒
体あるいは一対の磁極板を使用する必要がなく、
また、従来の技術のような一対の磁性筒体を使用
しないので、ポンプハウジング内を有効に利用で
き、且つスリーブ内外のシールは十分に行われ
て、ポンプ自体の軽量化、小型化、簡素化及び安
定したポンプの作動が可能となる。また、非磁性
スリーブの一端とカツプ状本体の円筒部端間にシ
ール部材が弾性的に付勢された状態で配置されて
いると共に該シール部材はプランジヤの一端が当
接可能になつているので、円筒部の径を小さくし
たものにおいてプランジヤから非磁性スリーブの
外周への燃料の漏れは完全に防止される。
また、請求項2の電磁式燃料ポンプでは、トラ
ンジスタの一部をコイルボビン内に配設したこと
により、トランジスタの設置にあたりそのスペー
スを節約することができて、ポンプ自体の小型化
が一層期待できる。
また、請求項3の電磁式燃料ポンプでは、コイ
ルボビンの一方のフランジに、トランジスタより
やや大きな矩形の貫通孔を穿設し且つ該貫通孔の
外径方向に位置する一角部に切込みによつて振れ
止め部を形成したので、トランジスタの取付けを
容易且つ確実にすることができて、ポンプの作動
がより安定化する。
更に、請求項4の電磁式燃料ポンプでは、制御
回路収容部に設けた制御回路基板のホルダと非磁
性スリーブの他端が当接されるバルブハウジング
の端部との間で、非磁性スリーブの外周にシール
部材を設けたので、スリーブ部材内の流体通路と
ポンプハウジング内部の制御回路収容部等とを遮
断し気密状態を正確に確保することができて、ポ
ンプの作動がより安定化する。
また、請求項5の電磁式燃料ポンプでは、請求
項4のシール部材を断面形状が略菱形とすること
により、更に確実なシールを行わせることができ
て、ポンプの作動が更により安定化する。
更にまた、請求項6の電磁式燃料ポンプでは、
カツプ状本体の円筒部端と非磁性スリーブの一端
の間のシール部材を大円筒部と小円筒部とで構成
し、該大円筒部の端面及び該小円筒部の外周に弾
性材からなるリング状突出部を形成したので、コ
イルボビンの設置された方からの確実なシールも
行うことができて、ポンプの作動がより安定化す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁式燃料ポンプの一実
施例の断面図、第2図はこれに使用されるコイル
ボビンの側面図、第3図はその一部拡大図、第4
図はバルブハウジングの立体図、第5図はその断
面図、第6図はリング状シール部材の一部側面
図、第7図はカツプ状本体の円筒部端に設けたシ
ール部材の断面図、第8図はその変形図、第9図
は更にその変形図、第10図は更にまたその変形
図である。 1……カツプ状本体、1a,2a……円筒部、
2……蓋体、3,4……パイプ体、5……スリー
ブ、6,14……シール、6a……大円筒部、6
b……小円筒部、6d,6e,6g,6h……突
出部、7……バルブハウジング、8……プランジ
ヤ、10a……制御回路収容部、11……コイル
ボビン、11a……フランジ、11b……貫通
孔、11c……切込み、15……ホルダ、16…
…励磁コイル、17……磁極板、18……トラン
ジスタ、20……制御回路基板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外方に膨出する円筒部をそれぞれ具有するカ
    ツプ状本体と蓋体とでポンプハウジングを構成
    し、これら円筒部に流体出口、流体入口を構成
    するパイプ体を固着し、該ポンプハウジング内
    に、内部に摺動自在のプランジヤを収容し外周
    に励磁コイルを巻回したコイルボビンと該励磁
    コイルへ断続電流を送る制御回路収容部とを配
    置した非磁性スリーブを設けた電磁式燃料ポン
    プにおいて、前記プランジヤを流体出口パイプ
    を固着したカツプ状本体の円筒部に前記非磁性
    スリーブのみを介して一部重合させ、且つ前記
    コイルボビンと制御回路収容部との間に励磁コ
    イルの一端に当接された磁極板を配置し、更に
    前記非磁性スリーブの一端と前記カツプ状本体
    の円筒部端間に弾性的に付勢されたシール部材
    を設けると共に該シール部材を前記プランジヤ
    の一端が当接可能に配置し、又前記非磁性スリ
    ーブの他端を前記蓋体の円筒部内のバルブハウ
    ジングに当接したことを特徴とする電磁式燃料
    ポンプ。 2 コイルボビンの一方のフランジに、励磁コイ
    ルへ断続電流を送る制御回路に用いられるトラ
    ンジスタを貫通させる孔を設け、該トランジス
    タの一部をコイルボビン内に配設した請求項1
    記載の電磁式燃料ポンプ。 3 コイルボビンの一方のフランジに、トランジ
    スタよりやや大きな矩形の貫通孔を穿設し且つ
    該貫通孔の外径方向に位置する一角部に切込み
    によつて振れ止め部を形成した請求項2記載の
    電磁式燃料ポンプ。 4 制御回路収容部に設けた制御回路基板のホル
    ダと非磁性スリーブの他端が当接されるバルブ
    ハウジングの端部との間で、非磁性スリーブの
    外周にシール部材を設けた請求項1記載の電磁
    式燃料ポンプ。 5 制御回路基板のホルダとバルブハウジングの
    端部の間のシール部材が断面形状が略菱形であ
    る請求項4記載の電磁式燃料ポンプ。 6 カツプ状本体の円筒部端と非磁性スリーブの
    一端の間のシール部材が大円筒部と小円筒部と
    からなり、該大円筒部の端面及び該小円筒部の
    外周に弾性材からなるリング状突出部を形成し
    た請求項1記載の電磁式燃料ポンプ。
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