JPH05314426A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents
薄膜磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05314426A JPH05314426A JP4123110A JP12311092A JPH05314426A JP H05314426 A JPH05314426 A JP H05314426A JP 4123110 A JP4123110 A JP 4123110A JP 12311092 A JP12311092 A JP 12311092A JP H05314426 A JPH05314426 A JP H05314426A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- layer
- film
- thin film
- insulating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜磁気ヘッドのバックギャップ部近傍で発
生する磁性層と絶縁層との剥離を低減し、製造歩留まり
を向上することを目的とする。 【構成】 バックギャップ部B近傍の3層よりなる下部
磁性層10および上部磁性層20において、その終端部
における下部上層磁性膜13および上部上層磁性膜23
の長さを他の2層(11、12、21、22)の長さよ
り短くするものである。 【効果】 磁性層と絶縁層との界面における引っ張り応
力に基づく剥離がなくなり、製造歩留まりが向上でき、
かつ信頼性が向上し、高品質の薄膜磁気ヘッドを提供で
きる。
生する磁性層と絶縁層との剥離を低減し、製造歩留まり
を向上することを目的とする。 【構成】 バックギャップ部B近傍の3層よりなる下部
磁性層10および上部磁性層20において、その終端部
における下部上層磁性膜13および上部上層磁性膜23
の長さを他の2層(11、12、21、22)の長さよ
り短くするものである。 【効果】 磁性層と絶縁層との界面における引っ張り応
力に基づく剥離がなくなり、製造歩留まりが向上でき、
かつ信頼性が向上し、高品質の薄膜磁気ヘッドを提供で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハ−ドディスク装置に
使用する記録再生用の薄膜磁気ヘッドに関する。
使用する記録再生用の薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハ−ドディスク装置の小型化、高
密度化に伴い磁気ヘッドの小型化、高効率化、低インピ
−ダンス化が要求され、薄膜磁気ヘッドの利用が拡大し
つつある。
密度化に伴い磁気ヘッドの小型化、高効率化、低インピ
−ダンス化が要求され、薄膜磁気ヘッドの利用が拡大し
つつある。
【0003】以下、従来の薄膜磁気ヘッドの構成を説明
する。図2は、従来の薄膜磁気ヘッドの側面から見た断
面図、また図3は図2におけるA部拡大図である。
する。図2は、従来の薄膜磁気ヘッドの側面から見た断
面図、また図3は図2におけるA部拡大図である。
【0004】図2において、薄膜磁気ヘッドは3層の磁
性膜からなる2つの磁性層10および磁性層20、2層
に形成されたコイル層6およびコイル層7、これらのコ
イル層6、7を保持するとともにコイルの電気的絶縁を
行う絶縁層4および絶縁層5より構成されており、素子
中央部にはバックギャップ部Bがある。下部磁性層10
および上部磁性層20はそれぞれ上層、中層および下層
の3層構造をとり、下部下層磁性膜11、下部中層磁性
膜12、下部上層磁性膜13および上部下層磁性膜2
1、上部中層磁性膜22、上部上層磁性膜23より構成
されている。
性膜からなる2つの磁性層10および磁性層20、2層
に形成されたコイル層6およびコイル層7、これらのコ
イル層6、7を保持するとともにコイルの電気的絶縁を
行う絶縁層4および絶縁層5より構成されており、素子
中央部にはバックギャップ部Bがある。下部磁性層10
および上部磁性層20はそれぞれ上層、中層および下層
の3層構造をとり、下部下層磁性膜11、下部中層磁性
膜12、下部上層磁性膜13および上部下層磁性膜2
1、上部中層磁性膜22、上部上層磁性膜23より構成
されている。
【0005】素子の製造方法は、Al2O3、TiCなどよ
りなるセラミック基板1の上にAl2O3 よりなる下地絶
縁層2をスパッタリングにより形成し、その上にスパッ
タリングなどにより下部下層磁性層11となる下地パ−
マロイ層を形成する。次に、この下地パ−マロイ層の上
に磁気コア形状のレジスト膜よりなるマスクをパタ−ニ
ングする。このレジストをマスクとして下部中層磁性膜
12および下部上層磁性膜13を電解めっき法により膜
付けする。電解めっき法において下部下層磁性層11は
めっき用の電極として用いられる。その後イオンミリン
グとケミカルエッチングにより、レジストマスクに覆わ
れていた下地パ−マロイ層を除去する。そのあと磁気ギ
ャップ9となるAl2O3 膜3を磁気ギャップ部に堆積
し、続いてコイルに対する電気的な絶縁層4および絶縁
層5となるレジスト、第1コイル層6、絶縁層4および
絶縁層5の一部となるレジスト、第2コイル層7、絶縁
層4および絶縁層5のさらにその一部となるレジストの
各層を順次形成する。そののち上部下層磁性膜21とな
る下地パ−マロイ層をスパッタリングにより全面に形成
する。
りなるセラミック基板1の上にAl2O3 よりなる下地絶
縁層2をスパッタリングにより形成し、その上にスパッ
タリングなどにより下部下層磁性層11となる下地パ−
マロイ層を形成する。次に、この下地パ−マロイ層の上
に磁気コア形状のレジスト膜よりなるマスクをパタ−ニ
ングする。このレジストをマスクとして下部中層磁性膜
12および下部上層磁性膜13を電解めっき法により膜
付けする。電解めっき法において下部下層磁性層11は
めっき用の電極として用いられる。その後イオンミリン
グとケミカルエッチングにより、レジストマスクに覆わ
れていた下地パ−マロイ層を除去する。そのあと磁気ギ
ャップ9となるAl2O3 膜3を磁気ギャップ部に堆積
し、続いてコイルに対する電気的な絶縁層4および絶縁
層5となるレジスト、第1コイル層6、絶縁層4および
絶縁層5の一部となるレジスト、第2コイル層7、絶縁
層4および絶縁層5のさらにその一部となるレジストの
各層を順次形成する。そののち上部下層磁性膜21とな
る下地パ−マロイ層をスパッタリングにより全面に形成
する。
【0006】上部磁性層20は下部磁性層10と同様
に、まず上部下層磁性膜21となる下地パ−マロイ層の
上に磁気コア形状のレジストマスクをパタ−ニングし、
パ−マロイが露出している部分に上部磁性層20を構成
する残りの2層、すなわち上部中層磁性膜22および上
部上層磁性膜23を順次めっきする。なお、レジストか
らなる絶縁層4および絶縁層5がパタ−ニングされてい
るため、下部磁性層10と上部磁性層20はバックギャ
ップ部Bにて磁気的に接続されている。最後にAl2O3
からなる保護層8をスパッタリングにより形成したの
ち、表面を平坦にラッピング加工し、そののち磁気ギャ
ップ部を研磨して磁気記録媒体に対向する磁気ギャップ
の媒体走行面を形成する。
に、まず上部下層磁性膜21となる下地パ−マロイ層の
上に磁気コア形状のレジストマスクをパタ−ニングし、
パ−マロイが露出している部分に上部磁性層20を構成
する残りの2層、すなわち上部中層磁性膜22および上
部上層磁性膜23を順次めっきする。なお、レジストか
らなる絶縁層4および絶縁層5がパタ−ニングされてい
るため、下部磁性層10と上部磁性層20はバックギャ
ップ部Bにて磁気的に接続されている。最後にAl2O3
からなる保護層8をスパッタリングにより形成したの
ち、表面を平坦にラッピング加工し、そののち磁気ギャ
ップ部を研磨して磁気記録媒体に対向する磁気ギャップ
の媒体走行面を形成する。
【0007】このとき図3に示すように、従来の薄膜磁
気ヘッドの下部磁性層10と上部磁性層20はその3層
全ての終端部が同じ位置になるように形成されている。
気ヘッドの下部磁性層10と上部磁性層20はその3層
全ての終端部が同じ位置になるように形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の薄膜磁気ヘ
ッドの構成では、Al203 よりりなる下地絶縁層2が下
部下層磁性膜11から受ける引っ張り応力およびレジス
トよりなる絶縁層4が上部下層磁性膜21から受ける引
っ張り応力は各磁性層の上層膜の厚みに比例する。ま
た、上部上層磁性膜23と下部上層磁性膜13の終端部
がそれぞれの中層膜および下層膜と同じ位置で終端する
場合、3層分の膜厚による応力が終端部の絶縁層との界
面に掛かることになる。この3層分の引っ張り応力は3
層よりなる磁性層とレジスト絶縁層またはAl2O3 下地
絶縁層との界面に残留するため問題となる。
ッドの構成では、Al203 よりりなる下地絶縁層2が下
部下層磁性膜11から受ける引っ張り応力およびレジス
トよりなる絶縁層4が上部下層磁性膜21から受ける引
っ張り応力は各磁性層の上層膜の厚みに比例する。ま
た、上部上層磁性膜23と下部上層磁性膜13の終端部
がそれぞれの中層膜および下層膜と同じ位置で終端する
場合、3層分の膜厚による応力が終端部の絶縁層との界
面に掛かることになる。この3層分の引っ張り応力は3
層よりなる磁性層とレジスト絶縁層またはAl2O3 下地
絶縁層との界面に残留するため問題となる。
【0009】そのため絶縁層および下地絶縁層が上部と
下部それぞれの磁性層より受ける引っ張り応力により、
3層よりなる磁性層との界面において剥離が生じやすい
という課題があった。これは薄膜磁気ヘッドの製造歩留
まりを低下させるものであった。
下部それぞれの磁性層より受ける引っ張り応力により、
3層よりなる磁性層との界面において剥離が生じやすい
という課題があった。これは薄膜磁気ヘッドの製造歩留
まりを低下させるものであった。
【0010】本発明は上記従来の問題を解決し、磁性層
と絶縁層との間において剥離の生じない薄膜磁気ヘッド
を提供することを目的とするものである。
と絶縁層との間において剥離の生じない薄膜磁気ヘッド
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の薄膜磁気ヘッドでは、上部と下部それぞれの
3層からなる磁性層の上層終端部の長さを残る2層の終
端部の長さより短くすることにより、絶縁層との界面で
の引っ張り応力を低減し、界面における剥離を抑制する
ものである。
に本発明の薄膜磁気ヘッドでは、上部と下部それぞれの
3層からなる磁性層の上層終端部の長さを残る2層の終
端部の長さより短くすることにより、絶縁層との界面で
の引っ張り応力を低減し、界面における剥離を抑制する
ものである。
【0012】
【作用】上記した薄膜磁気ヘッドの構成によれば、3層
からなる磁性層の上層終端部の長さを下層終端部の長さ
より短くするため、下部磁性層と下地絶縁層および上部
磁性層と絶縁層との界面における終端部における引っ張
り応力が小さくなり、剥離は発生しなくなるため、信頼
性と歩留まりが高まるものである。
からなる磁性層の上層終端部の長さを下層終端部の長さ
より短くするため、下部磁性層と下地絶縁層および上部
磁性層と絶縁層との界面における終端部における引っ張
り応力が小さくなり、剥離は発生しなくなるため、信頼
性と歩留まりが高まるものである。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を薄膜磁気ヘッドの断面
図である図1を参照しながら説明する。なお、図1にお
いては、従来例の説明に用いた薄膜磁気ヘッドのバック
ギャップ部近傍の拡大図(図3)に対応しており、構成
する各部分には同じ番号を付すとともに従来例と同じ説
明は省略する。
図である図1を参照しながら説明する。なお、図1にお
いては、従来例の説明に用いた薄膜磁気ヘッドのバック
ギャップ部近傍の拡大図(図3)に対応しており、構成
する各部分には同じ番号を付すとともに従来例と同じ説
明は省略する。
【0014】図1において図3と異なる点は、3層から
なる上下の磁性層のうち上部膜の終端部の長さを短くし
ているだけである。この短くした長さを上部磁性層につ
いてはL1 、下部磁性層についてはL2 で示したが、こ
の長さは上下それぞれの磁性層の上層膜の厚み以上のと
きに効果的である。すなわち、それぞれ3μm以上とな
ることが必要である。
なる上下の磁性層のうち上部膜の終端部の長さを短くし
ているだけである。この短くした長さを上部磁性層につ
いてはL1 、下部磁性層についてはL2 で示したが、こ
の長さは上下それぞれの磁性層の上層膜の厚み以上のと
きに効果的である。すなわち、それぞれ3μm以上とな
ることが必要である。
【0015】なお、長さL1 およびL2 を設定するには
各磁性層の中層膜をめっきしたあとレジストによりパタ
−ニングを行う工程を入れることにより行う。
各磁性層の中層膜をめっきしたあとレジストによりパタ
−ニングを行う工程を入れることにより行う。
【0016】この構成により各磁性層の下層膜11およ
び21と下地絶縁層(図示せず)および絶縁層5との界
面における引っ張り応力が減少するため、剥離の最も発
生しやすい終端部においても剥離がなくなる。
び21と下地絶縁層(図示せず)および絶縁層5との界
面における引っ張り応力が減少するため、剥離の最も発
生しやすい終端部においても剥離がなくなる。
【0017】なお、一般に薄膜磁気ヘッドに使用する磁
性材料は、本発明にて用いる絶縁材料に比べて熱膨張率
が大きく、上記のように界面には引っ張り応力が発生し
やすい。したがって、本発明の終端部の構成は使用する
磁性材料の種類を変えた場合においても同様の効果を示
すものであり、他のタイプの薄膜磁気ヘッドにも適応す
ることが可能である。
性材料は、本発明にて用いる絶縁材料に比べて熱膨張率
が大きく、上記のように界面には引っ張り応力が発生し
やすい。したがって、本発明の終端部の構成は使用する
磁性材料の種類を変えた場合においても同様の効果を示
すものであり、他のタイプの薄膜磁気ヘッドにも適応す
ることが可能である。
【0018】また、上記の磁性層を構成する下層磁性
膜、中層磁性膜、上層磁性膜それぞれの材料としてはパ
−マロイ、FeAlSi系、Co系、CoFe系、CoFeNi
系などのいずれの組み合わせを使用しても同様の効果を
示すものであり、それ以外の材料においても絶縁材料と
の界面にて引っ張り応力が発生する材料の組み合わせに
おいて適応することができる。さらに、同じ材料による
3層の形成においても全く同じ効果が得られるものであ
る。
膜、中層磁性膜、上層磁性膜それぞれの材料としてはパ
−マロイ、FeAlSi系、Co系、CoFe系、CoFeNi
系などのいずれの組み合わせを使用しても同様の効果を
示すものであり、それ以外の材料においても絶縁材料と
の界面にて引っ張り応力が発生する材料の組み合わせに
おいて適応することができる。さらに、同じ材料による
3層の形成においても全く同じ効果が得られるものであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の薄
膜磁気ヘッドではバックギャップ部近傍において、3層
からなる各磁性層の上層膜の終端部における長さを他の
2層の終端部より短くすることにより、絶縁層または下
地絶縁層との界面において生じていた剥離の防止に有効
であり、信頼性の高い薄膜磁気ヘッドを高い歩留まりで
実現するものである。
膜磁気ヘッドではバックギャップ部近傍において、3層
からなる各磁性層の上層膜の終端部における長さを他の
2層の終端部より短くすることにより、絶縁層または下
地絶縁層との界面において生じていた剥離の防止に有効
であり、信頼性の高い薄膜磁気ヘッドを高い歩留まりで
実現するものである。
【図1】本発明の実施例における薄膜磁気ヘッドのバッ
クギャップ部近傍の拡大断面図
クギャップ部近傍の拡大断面図
【図2】従来の薄膜磁気ヘッドの要部側面断面図
【図3】図2におけるA部拡大図
4、5 絶縁層 10 下部磁性層 11 下部下層磁性膜 12 下部中層磁性膜 13 下部上層磁性膜 20 上部磁性層 21 上部下層磁性膜 22 上部中層磁性膜 23 上部上層磁性膜 B バックギャップ部
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性体コアを構成する各3層よりなる上
部磁性層および下部磁性層のうちバックギャップ部近傍
における絶縁層と接する終端部において、それぞれの上
層磁性膜の長さを他の2層の磁性膜の長さより短くした
ことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123110A JPH05314426A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123110A JPH05314426A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05314426A true JPH05314426A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14852427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4123110A Pending JPH05314426A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05314426A (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123110A patent/JPH05314426A/ja active Pending
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