JPH05320353A - 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 - Google Patents
有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒Info
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- JPH05320353A JPH05320353A JP15001792A JP15001792A JPH05320353A JP H05320353 A JPH05320353 A JP H05320353A JP 15001792 A JP15001792 A JP 15001792A JP 15001792 A JP15001792 A JP 15001792A JP H05320353 A JPH05320353 A JP H05320353A
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- Japan
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- monomer
- mmol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成が容易で取扱い易い高活性脱水素縮合触
媒を提供し、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを得る。 【構成】 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒が第一
成分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ
独立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニ
ル基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の
原子を介して共有結合していてもよい。MはTi、Z
r、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示す。)で
示されるメタロセンダイハライド、及び第二成分として
第1族金属水素化物、第2族金属水素化物、第13族金
属水素化物若しくはそのアルキル、アルコキシ又はアリ
ール誘導体、又は第13族金属錯水素化物とからなる。
媒を提供し、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを得る。 【構成】 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒が第一
成分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ
独立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニ
ル基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の
原子を介して共有結合していてもよい。MはTi、Z
r、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示す。)で
示されるメタロセンダイハライド、及び第二成分として
第1族金属水素化物、第2族金属水素化物、第13族金
属水素化物若しくはそのアルキル、アルコキシ又はアリ
ール誘導体、又は第13族金属錯水素化物とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機ケイ素ポリマーの
製造に使用する触媒に関し、更に詳しくは有機ケイ素モ
ノマーを脱水素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造する
ために使用する触媒に関する。
製造に使用する触媒に関し、更に詳しくは有機ケイ素モ
ノマーを脱水素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造する
ために使用する触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】有機ケイ素ポリマーは、電子材料デバイ
ス、フォトレジスト材料及び光重合開始剤として、並び
に、炭化ケイ素繊維、炭化ケイ素バインダー、炭化ケイ
素シート、炭化ケイ素コーティング及び炭化ケイ素焼結
体等の炭化ケイ素材料の前駆体として有用なポリマーで
ある。
ス、フォトレジスト材料及び光重合開始剤として、並び
に、炭化ケイ素繊維、炭化ケイ素バインダー、炭化ケイ
素シート、炭化ケイ素コーティング及び炭化ケイ素焼結
体等の炭化ケイ素材料の前駆体として有用なポリマーで
ある。
【0003】従来、有機ケイ素ポリマーは、ジハロシラ
ンのウルツ反応、またはヒドロシランの脱水素縮合等に
よって合成されてきた。
ンのウルツ反応、またはヒドロシランの脱水素縮合等に
よって合成されてきた。
【0004】しかし、有機ケイ素ポリマーをジハロシラ
ンのウルツ反応により調製する方法は、ジハロシラン1
モルに対して2モル以上のアルカリ金属を必要とし、し
かもアルカリ金属等が発火する危険を伴うこと;反応条
件が過激であり、製造可能な側鎖の種類が限定されるこ
と;分子量及び分子量分布の制御性に乏しいこと;多量
の塩が副生し、また、有機ケイ素ポリマーの収率が10〜
50%程度と低いこと;並びに、副生した微量の塩素が有
機ケイ素ポリマー中に残存し(これを除去するのは困難
である)、有機ケイ素ポリマーの電気的特性が低下する
ことなどの欠点を有する。
ンのウルツ反応により調製する方法は、ジハロシラン1
モルに対して2モル以上のアルカリ金属を必要とし、し
かもアルカリ金属等が発火する危険を伴うこと;反応条
件が過激であり、製造可能な側鎖の種類が限定されるこ
と;分子量及び分子量分布の制御性に乏しいこと;多量
の塩が副生し、また、有機ケイ素ポリマーの収率が10〜
50%程度と低いこと;並びに、副生した微量の塩素が有
機ケイ素ポリマー中に残存し(これを除去するのは困難
である)、有機ケイ素ポリマーの電気的特性が低下する
ことなどの欠点を有する。
【0005】これに対し、近年、遷移金属錯体触媒を用
いるヒドロシランの脱水素縮合反応が知られるようにな
った。例えば、E.ヘンゲ(Hengge)らは、触媒として
Cp2 TiMe2 、Cp2 ZrMe2 、Cp2 Ti(n-
Bu)2 、Cp2 Zr(n-Bu)2 (ここで、Cpはシクロ
ペンタジエニル基を、Meはメチル基を、Buはブチル
基を表す。以下、同様にエチル基をEtと、プロピル基
をPrと、フェニル基をPhと略すことがある。)を用
いて、ジメチルジシランをオリゴシランまたはポリシラ
ンへと脱水素縮合する反応について報告している(J.Org
anomet.Chem.,410,C1 〜C4,1991)。このように、脱水素
縮合反応の際に使用する触媒としては主としてメタロセ
ン触媒が使用されており、他にも例えばハロッド(Harro
d)らは、触媒としてCp2 TiMe2 、Cp2 ZrMe
2 、Cp2 Ti(CH2 C6 H5)2 等を用いて、オル
ガノトリヒドロシランから直鎖状の有機ケイ素ポリマー
を合成している(J.Organomet.Chem.,279,C11-C13,198
5、CAN.J.CHEM.VOL.65,1804-1809,1987)。また、特開
平2-67288 号公報では、触媒としてCp2 TiAr
2(ここでArは置換もしくは非置換のフェニル基また
はナフチル基)を使用して、直鎖状の有機ケイ素ポリマ
ーを合成している。これらの方法はウルツ反応を使用す
る方法に比べ、比較的温和な条件で進行すること、副生
物は分離の容易な水素のみであること、収率が80%程
度と高いことなどの利点を有する。
いるヒドロシランの脱水素縮合反応が知られるようにな
った。例えば、E.ヘンゲ(Hengge)らは、触媒として
Cp2 TiMe2 、Cp2 ZrMe2 、Cp2 Ti(n-
Bu)2 、Cp2 Zr(n-Bu)2 (ここで、Cpはシクロ
ペンタジエニル基を、Meはメチル基を、Buはブチル
基を表す。以下、同様にエチル基をEtと、プロピル基
をPrと、フェニル基をPhと略すことがある。)を用
いて、ジメチルジシランをオリゴシランまたはポリシラ
ンへと脱水素縮合する反応について報告している(J.Org
anomet.Chem.,410,C1 〜C4,1991)。このように、脱水素
縮合反応の際に使用する触媒としては主としてメタロセ
ン触媒が使用されており、他にも例えばハロッド(Harro
d)らは、触媒としてCp2 TiMe2 、Cp2 ZrMe
2 、Cp2 Ti(CH2 C6 H5)2 等を用いて、オル
ガノトリヒドロシランから直鎖状の有機ケイ素ポリマー
を合成している(J.Organomet.Chem.,279,C11-C13,198
5、CAN.J.CHEM.VOL.65,1804-1809,1987)。また、特開
平2-67288 号公報では、触媒としてCp2 TiAr
2(ここでArは置換もしくは非置換のフェニル基また
はナフチル基)を使用して、直鎖状の有機ケイ素ポリマ
ーを合成している。これらの方法はウルツ反応を使用す
る方法に比べ、比較的温和な条件で進行すること、副生
物は分離の容易な水素のみであること、収率が80%程
度と高いことなどの利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の脱水素縮合反応
を使用する方法では遷移金属錯体触媒を用いるが、それ
らの錯体は合成に数ステップの化学反応が必要であり、
かつ使用する触媒を不活性ガス雰囲気中で取り扱う必要
があった。
を使用する方法では遷移金属錯体触媒を用いるが、それ
らの錯体は合成に数ステップの化学反応が必要であり、
かつ使用する触媒を不活性ガス雰囲気中で取り扱う必要
があった。
【0007】そこで、本発明は、合成が容易で空気中で
も取扱いが可能で、かつ高活性な有機ケイ素モノマーの
脱水素縮合触媒を提供することを目的とする。
も取扱いが可能で、かつ高活性な有機ケイ素モノマーの
脱水素縮合触媒を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、第一成
分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ独
立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニル
基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の原
子を介して互いに共有結合していてもよい。MはTi、
Zr、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示す。)
で示されるメタロセンダイハライド、及び第二成分とし
て第1族金属水素化物、第2族金属水素化物、第13族
金属水素化物若しくはそのアルキル、アルコキシ又はア
リール誘導体、又は第13族金属錯水素化物とから成る
有機ケイ素モノマーの脱水素縮合用触媒からなる。
分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ独
立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニル
基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の原
子を介して互いに共有結合していてもよい。MはTi、
Zr、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示す。)
で示されるメタロセンダイハライド、及び第二成分とし
て第1族金属水素化物、第2族金属水素化物、第13族
金属水素化物若しくはそのアルキル、アルコキシ又はア
リール誘導体、又は第13族金属錯水素化物とから成る
有機ケイ素モノマーの脱水素縮合用触媒からなる。
【0009】第一成分として使用されるメタロセンダイ
ハライドは、例えばCp2 TiCl2 、Cp2 ZrCl
2 、Cp2 HfCl2 、Cp2 TiBr2 、Cp2 Zr
Br2 、Cp2 HfBr2 、Cp2 TiI2 、Cp2 Z
rI2 、Cp2 HfI2 、Cp* 2 TiCl2 、Cp*
2 ZrCl2 、 Cp* 2 HfCl2 、Cp* 2 TiB
r2 、Cp* 2 ZrBr2 、Cp* 2 HfBr2 、Cp
* 2 TiI2 、Cp* 2 ZrI2 、Cp* 2 HfI2 、
Cp* CpTiCl2 、Cp* CpZrCl2 、 C
p* CpHfCl2 、Cp* CpTiBr2 、Cp* C
pZrBr2 、Cp* CpHfBr2 、Cp* CpTi
I2 、 Cp* CpZrI2 、 Cp*CpHfI
2 (ここで、Cp* は
ハライドは、例えばCp2 TiCl2 、Cp2 ZrCl
2 、Cp2 HfCl2 、Cp2 TiBr2 、Cp2 Zr
Br2 、Cp2 HfBr2 、Cp2 TiI2 、Cp2 Z
rI2 、Cp2 HfI2 、Cp* 2 TiCl2 、Cp*
2 ZrCl2 、 Cp* 2 HfCl2 、Cp* 2 TiB
r2 、Cp* 2 ZrBr2 、Cp* 2 HfBr2 、Cp
* 2 TiI2 、Cp* 2 ZrI2 、Cp* 2 HfI2 、
Cp* CpTiCl2 、Cp* CpZrCl2 、 C
p* CpHfCl2 、Cp* CpTiBr2 、Cp* C
pZrBr2 、Cp* CpHfBr2 、Cp* CpTi
I2 、 Cp* CpZrI2 、 Cp*CpHfI
2 (ここで、Cp* は
【0010】
【化1】 を示す。)、並びに、次式:
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】 等が挙げられる。ここで、第一成分として使用されるメ
タロセンダイハライドの二つのシクロペンタジエニル基
を共有結合により結合する原子としては、例えばC、S
i、O、N又はGe等が挙げられる。これら第一成分は
別途に合成し、精製したものを使用するのが望ましい
が、これら成分を生成する原料を反応系中に加え該系中
で調製することもできる。また、これら成分を担体に担
持させて使用してもよい。
タロセンダイハライドの二つのシクロペンタジエニル基
を共有結合により結合する原子としては、例えばC、S
i、O、N又はGe等が挙げられる。これら第一成分は
別途に合成し、精製したものを使用するのが望ましい
が、これら成分を生成する原料を反応系中に加え該系中
で調製することもできる。また、これら成分を担体に担
持させて使用してもよい。
【0013】本発明で使用する上記第一成分は、G.ウ
ィルキンソン(Wilkinson)らによってシクロ
ペンタジエニルグリニヤール試薬と、相当するハロゲン
化金属とから合成されている(J.Am.Chem.S
oc.,76,4281〜4284,1954)。ま
た、市販品を利用することもできる。
ィルキンソン(Wilkinson)らによってシクロ
ペンタジエニルグリニヤール試薬と、相当するハロゲン
化金属とから合成されている(J.Am.Chem.S
oc.,76,4281〜4284,1954)。ま
た、市販品を利用することもできる。
【0014】第二成分として使用される各金属水素化物
は下記の通りである。
は下記の通りである。
【0015】第1族金属水素化物は式Ma H(ここで、
Ma はLi、Na、K、Rb、Cs、Frを示す。)で
示され、例えばLiH、NaH、KH等が挙げられる。
Ma はLi、Na、K、Rb、Cs、Frを示す。)で
示され、例えばLiH、NaH、KH等が挙げられる。
【0016】第2族金属水素化物は式Mb H2 (ここ
で、Mb はBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Raを示
す。)で示され、例えばCaH2 等が挙げられる。
で、Mb はBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Raを示
す。)で示され、例えばCaH2 等が挙げられる。
【0017】第13族金属水素化物若しくはそのアルキ
ル、アルコキシ又はアリール誘導体は式Rx Mc y Hz
(ここで、Mc は第13族金属好ましくはB、Alを示
し、Rは直鎖又は分岐のアルキル基、アリール基等の炭
化水素基又はアルコキシ基を示し、また、x、y、zは
それぞれ、好ましくは0〜5、1〜11、1〜14の整
数を示す。)で示され、例えばAlH3 、B2 H6 、
(i‐C4 H9 )2 AlH、B4 H10、B5 H9 、B6
H10、B10H14、Me3 B2 H3 、Me4 B2 H2 、M
e2 B2 H4 等が挙げられる。また、BH3 は気体のた
め種々の化合物との錯体として使用され、例えばBH3
・NH3 、Me3 CNH2 ・BH3 、C6H5 N(C2
H5 )2 ・BH3 、(Me2 CH)2 NC2 H5 ・BH
3 、Me2NH・BH3 、Me2 S・BH3 、Bu3 P
・BH3 、及び
ル、アルコキシ又はアリール誘導体は式Rx Mc y Hz
(ここで、Mc は第13族金属好ましくはB、Alを示
し、Rは直鎖又は分岐のアルキル基、アリール基等の炭
化水素基又はアルコキシ基を示し、また、x、y、zは
それぞれ、好ましくは0〜5、1〜11、1〜14の整
数を示す。)で示され、例えばAlH3 、B2 H6 、
(i‐C4 H9 )2 AlH、B4 H10、B5 H9 、B6
H10、B10H14、Me3 B2 H3 、Me4 B2 H2 、M
e2 B2 H4 等が挙げられる。また、BH3 は気体のた
め種々の化合物との錯体として使用され、例えばBH3
・NH3 、Me3 CNH2 ・BH3 、C6H5 N(C2
H5 )2 ・BH3 、(Me2 CH)2 NC2 H5 ・BH
3 、Me2NH・BH3 、Me2 S・BH3 、Bu3 P
・BH3 、及び
【0018】
【化4】 等が挙げられる。
【0019】第13族金属錯水素化物は式Md Me Xa
4 (ここで、Md は第1族金属、好ましくはLi、N
a、K、Rb、又は銅ホスフィンを示し、Me は第13
族金属、好ましくはB、Alを示し、Xa は水素原子を
示し、その一部がCN、又は直鎖又は分岐のアルキル
基、アリール基等の炭化水素基又はアルコキシ基で置換
されていてもよい。)で示され、例えばLiBH4 、K
BH4 、NaBH4 、NaBH3 CN、(Ph3 P)2
CuBH4 、LiAlH4 、NaAlH4 、LiAlH
(OCMe3 )3 、LiAlH2 (OCH2 CH2 OM
e)2 、LiBEt3 H等が挙げられる。
4 (ここで、Md は第1族金属、好ましくはLi、N
a、K、Rb、又は銅ホスフィンを示し、Me は第13
族金属、好ましくはB、Alを示し、Xa は水素原子を
示し、その一部がCN、又は直鎖又は分岐のアルキル
基、アリール基等の炭化水素基又はアルコキシ基で置換
されていてもよい。)で示され、例えばLiBH4 、K
BH4 、NaBH4 、NaBH3 CN、(Ph3 P)2
CuBH4 、LiAlH4 、NaAlH4 、LiAlH
(OCMe3 )3 、LiAlH2 (OCH2 CH2 OM
e)2 、LiBEt3 H等が挙げられる。
【0020】本発明の触媒は、少なくとも一つのヒドロ
シリル基を持つ有機ケイ素モノマー、例えばヒドロシラ
ン、ジヒドロシラン、トリヒドロシラン、もしくはヒド
ロシリル基、ジヒドロシリル基、又はトリヒドロシリル
基を有する有機ケイ素化合物モノマーの一つ以上を脱水
素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造するために使用さ
れる。
シリル基を持つ有機ケイ素モノマー、例えばヒドロシラ
ン、ジヒドロシラン、トリヒドロシラン、もしくはヒド
ロシリル基、ジヒドロシリル基、又はトリヒドロシリル
基を有する有機ケイ素化合物モノマーの一つ以上を脱水
素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造するために使用さ
れる。
【0021】上記有機ケイ素化合物モノマーとしては、
例えば以下の化合物が挙げられる。MeSiH3 、Et
SiH3 、PhSiH3 、Me3 SiSiH3 、
例えば以下の化合物が挙げられる。MeSiH3 、Et
SiH3 、PhSiH3 、Me3 SiSiH3 、
【0022】
【化5】 、及び
【0023】
【化6】 、及び
【0024】
【化7】 、及びH3 Si−CH2 −SiH3 、H3 Si−CH
(SiMe3 )−SiH3、H3 Si−CH(Me)−
SiH3 、H3 Si−CH(Et)−SiH3 、H3 S
i−CH(n−Pr)−SiH3 、H3 Si−C(M
e)2 −SiH3 、H3 Si−CH(i−Pr)−Si
H3 、H3 Si−C(Me)(Et)−SiH 3 、H3
Si−C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−C(Et)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si−C
(SiMe3 )2 −SiH3 、H3 Si−CH2 CH
(Me)−SiH3 、H3 Si−CH2 CH(Et)−
SiH3 、H3 Si−CH2 C(Me)2 −SiH3 、
H3 Si−CH(Me)CH(Me)−SiH3 、H3
Si−CH2 CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH2 C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3 S
i−CH2 C(SiMe3 )2 −SiH3 、H3 Si−
CH(Me)CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH(SiMe3 )CH(SiMe3 )−SiH3 、
H3 Si−(CH2 )3 −SiH3 、H3 Si−(CH
2 )2 CH(Me)−SiH3 、H3 Si−CH(Si
Me3 )CH2 CH2 −SiH3 、H3 Si−CH2 C
H(SiMe3)CH2 −SiH3 、H3 Si−CH=
CHCH2 −SiH3 、H3 Si−(CH2 )4 −Si
H3 、H3 Si−CH=CHCH=CH−SiH3 、H
3 Si−CH2 CH=CHCH2 −SiH3 、
(SiMe3 )−SiH3、H3 Si−CH(Me)−
SiH3 、H3 Si−CH(Et)−SiH3 、H3 S
i−CH(n−Pr)−SiH3 、H3 Si−C(M
e)2 −SiH3 、H3 Si−CH(i−Pr)−Si
H3 、H3 Si−C(Me)(Et)−SiH 3 、H3
Si−C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−C(Et)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si−C
(SiMe3 )2 −SiH3 、H3 Si−CH2 CH
(Me)−SiH3 、H3 Si−CH2 CH(Et)−
SiH3 、H3 Si−CH2 C(Me)2 −SiH3 、
H3 Si−CH(Me)CH(Me)−SiH3 、H3
Si−CH2 CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH2 C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3 S
i−CH2 C(SiMe3 )2 −SiH3 、H3 Si−
CH(Me)CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH(SiMe3 )CH(SiMe3 )−SiH3 、
H3 Si−(CH2 )3 −SiH3 、H3 Si−(CH
2 )2 CH(Me)−SiH3 、H3 Si−CH(Si
Me3 )CH2 CH2 −SiH3 、H3 Si−CH2 C
H(SiMe3)CH2 −SiH3 、H3 Si−CH=
CHCH2 −SiH3 、H3 Si−(CH2 )4 −Si
H3 、H3 Si−CH=CHCH=CH−SiH3 、H
3 Si−CH2 CH=CHCH2 −SiH3 、
【0025】
【化8】 並びに、
【0026】
【化9】 本発明の触媒を使用して行われる脱水素縮合反応は、開
放系で行っても良く、また密閉系で行っても良い。ま
た、反応は液相中にて行っても無溶媒にて行っても良い
が、好ましくはヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化
水素系溶媒、及び/またはテトラヒドロフラン(TH
F)、エーテル等の溶媒の存在下で行う。好ましい反応
条件を例示すると、有機ケイ素モノマーに対して好まし
くは1.0×10-7〜100モル%、特に好ましくは
1.0×10-4〜10モル%の第一成分の式 Cp2 M
X2 で示されるメタロセンダイハライド、及び第一成分
に対して好ましくは1.0×10-10 〜105 モル%、
特に好ましくは1.0×10-7〜104 モル%の第二成
分の金属水素化物からなる上記触媒を用い、反応系を水
素、窒素、アルゴン、ヘリウム等の非酸化性ガス雰囲気
下に置き、反応温度を約−60〜300 ℃、より好ましくは
約20〜180 ℃とし、反応時間を5分間〜10日間程度、よ
り好ましくは10分間〜48時間程度とする。反応の際の温
度、反応時間、触媒等を変化させて、ポリマーの繰り返
し単位、分子量、脱水素化率、架橋度を変化させること
ができる。例えば、反応温度を低く、反応時間を短くす
ると、分子量が低くなり、逆に反応温度を高く、反応時
間を長くすると、分子量が高くなる。
放系で行っても良く、また密閉系で行っても良い。ま
た、反応は液相中にて行っても無溶媒にて行っても良い
が、好ましくはヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化
水素系溶媒、及び/またはテトラヒドロフラン(TH
F)、エーテル等の溶媒の存在下で行う。好ましい反応
条件を例示すると、有機ケイ素モノマーに対して好まし
くは1.0×10-7〜100モル%、特に好ましくは
1.0×10-4〜10モル%の第一成分の式 Cp2 M
X2 で示されるメタロセンダイハライド、及び第一成分
に対して好ましくは1.0×10-10 〜105 モル%、
特に好ましくは1.0×10-7〜104 モル%の第二成
分の金属水素化物からなる上記触媒を用い、反応系を水
素、窒素、アルゴン、ヘリウム等の非酸化性ガス雰囲気
下に置き、反応温度を約−60〜300 ℃、より好ましくは
約20〜180 ℃とし、反応時間を5分間〜10日間程度、よ
り好ましくは10分間〜48時間程度とする。反応の際の温
度、反応時間、触媒等を変化させて、ポリマーの繰り返
し単位、分子量、脱水素化率、架橋度を変化させること
ができる。例えば、反応温度を低く、反応時間を短くす
ると、分子量が低くなり、逆に反応温度を高く、反応時
間を長くすると、分子量が高くなる。
【0027】本発明は、特定の理論により限定されるも
のではないが、本発明の触媒がその効果を奏する理由と
して、第一成分たるメタロセンダイハライド、第二成分
たる金属水素化物及び反応する有機ケイ素モノマーの三
者が相互に関与して反応を進行せしめ、この際、第二成
分たる金属水素化物が還元剤もしくは水素化剤として作
用してメタロセンダイハライドが還元され反応活性種が
発生するものと考えられる。
のではないが、本発明の触媒がその効果を奏する理由と
して、第一成分たるメタロセンダイハライド、第二成分
たる金属水素化物及び反応する有機ケイ素モノマーの三
者が相互に関与して反応を進行せしめ、この際、第二成
分たる金属水素化物が還元剤もしくは水素化剤として作
用してメタロセンダイハライドが還元され反応活性種が
発生するものと考えられる。
【0028】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
【0029】
【0030】
【実施例1】モノマーとしての1,2‐ジメチルジシラ
ン2.1g(23ミリモル)、1,1,2‐トリメチル
ジシラン2.4g(23ミリモル)、トルエン5ml、
Cp 2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマ
ーに対して0.72モル%)、水素化リチウムアルミニ
ウム6.7mg(0.18ミリモル)をニードルバル
ブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に
加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管し
た。これを120℃の油浴で10時間加熱し、フロリジ
ルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶
媒を減圧留去した。4.4gの有機ケイ素ポリマーを得
た(収率98%)。GPC分析による分子量はポリスチ
レン換算でMn (数平均分子量)2810、Mw (重量
平均分子量)9760であった。この有機ケイ素ポリマ
ーの1 H−NMRスペクトルを測定したところ(そのス
ペクトルを図1に示す。)0.1〜1.0ppmにケイ
素原子に結合したメチル基に起因するピークが、3.8
〜4.6ppmにケイ素原子に結合した水素に起因する
ピークが各々観察された(2.1ppmに残留溶媒のト
ルエンのメチル基のピーク、7.2ppmに測定溶媒に
残留したベンゼンのピークが見られる。)。また、この
有機ケイ素ポリマーのIRスペクトルを測定したところ
(そのスペクトルを図2に示す。)2081cm-1付近
にSi−H、Si−H2 に基づくピークが、866cm
-1付近にSi−H2 に基づくピークが各々観察された。
ン2.1g(23ミリモル)、1,1,2‐トリメチル
ジシラン2.4g(23ミリモル)、トルエン5ml、
Cp 2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマ
ーに対して0.72モル%)、水素化リチウムアルミニ
ウム6.7mg(0.18ミリモル)をニードルバル
ブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に
加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管し
た。これを120℃の油浴で10時間加熱し、フロリジ
ルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶
媒を減圧留去した。4.4gの有機ケイ素ポリマーを得
た(収率98%)。GPC分析による分子量はポリスチ
レン換算でMn (数平均分子量)2810、Mw (重量
平均分子量)9760であった。この有機ケイ素ポリマ
ーの1 H−NMRスペクトルを測定したところ(そのス
ペクトルを図1に示す。)0.1〜1.0ppmにケイ
素原子に結合したメチル基に起因するピークが、3.8
〜4.6ppmにケイ素原子に結合した水素に起因する
ピークが各々観察された(2.1ppmに残留溶媒のト
ルエンのメチル基のピーク、7.2ppmに測定溶媒に
残留したベンゼンのピークが見られる。)。また、この
有機ケイ素ポリマーのIRスペクトルを測定したところ
(そのスペクトルを図2に示す。)2081cm-1付近
にSi−H、Si−H2 に基づくピークが、866cm
-1付近にSi−H2 に基づくピークが各々観察された。
【0031】
【実施例2】モノマーとしてのn−ヘキシルシラン5.
3g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl2 96mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、水素化カルシウム14.7mg(0.35ミリモ
ル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100
mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素
雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で10時間
加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触
媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.0gの有機ケ
イ素ポリマーを得た(収率75%)。GPC分析による
分子量はポリスチレン換算でMn 620、Mw 790で
あった。
3g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl2 96mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、水素化カルシウム14.7mg(0.35ミリモ
ル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100
mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素
雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で10時間
加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触
媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.0gの有機ケ
イ素ポリマーを得た(収率75%)。GPC分析による
分子量はポリスチレン換算でMn 620、Mw 790で
あった。
【0032】
【実施例3】モノマーとしての1,1,1−トリメチル
ジシラン4.8g(46ミリモル)、ベンゼン5ml、
Cp2 HfCl2 125mg(0.33ミリモル、モノ
マーに対して0.72モル%)、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(0.1モル ベンゼン溶液を7ml、0.
70ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた
容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行
った後窒素雰囲気下で封管した。これを70℃の油浴で
6時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通
して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.1gの
有機ケイ素ポリマーを得た(収率85%)。GPC分析
による分子量はポリスチレン換算でMn5100、Mw
12900であった。
ジシラン4.8g(46ミリモル)、ベンゼン5ml、
Cp2 HfCl2 125mg(0.33ミリモル、モノ
マーに対して0.72モル%)、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(0.1モル ベンゼン溶液を7ml、0.
70ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた
容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行
った後窒素雰囲気下で封管した。これを70℃の油浴で
6時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通
して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.1gの
有機ケイ素ポリマーを得た(収率85%)。GPC分析
による分子量はポリスチレン換算でMn5100、Mw
12900であった。
【0033】
【実施例4】モノマーとしてのp−トリルシラン5.6
g(46ミリモル)、ヘキサン5ml、Cp2 ZrBr
2 126mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、水素化リチウムアルミニウム6.7
mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌
子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱
気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを50
℃の油浴で10時間加熱し、フロリジルカラム(トルエ
ン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去し
た。5.4gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率96
%)。GPC分析による分子量はポリスチレン換算でM
n 670、Mw 910であった。
g(46ミリモル)、ヘキサン5ml、Cp2 ZrBr
2 126mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、水素化リチウムアルミニウム6.7
mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌
子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱
気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを50
℃の油浴で10時間加熱し、フロリジルカラム(トルエ
ン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去し
た。5.4gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率96
%)。GPC分析による分子量はポリスチレン換算でM
n 670、Mw 910であった。
【0034】
【実施例5】モノマーとしてのシクロヘキシルシラン
5.2g(46ミリモル)、THF5ml、Cp2 Zr
I2 157mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、水素化ほう素ナトリウム6.7mg
(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を
備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を
2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを110℃
の油浴で8時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶
媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
4.8gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率92%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 31
0、Mw 560であった。
5.2g(46ミリモル)、THF5ml、Cp2 Zr
I2 157mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、水素化ほう素ナトリウム6.7mg
(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を
備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を
2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを110℃
の油浴で8時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶
媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
4.8gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率92%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 31
0、Mw 560であった。
【0035】
【実施例6】モノマーとしての2−シリルブタン4.0
g(46ミリモル)、CpCp* ZrCl2 119mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、水素化ナトリウム16.8mg(0.70ミリモ
ル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100
mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素
雰囲気下で封管した。これを130℃の油浴で7時間加
熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒
を除いた後に溶媒を減圧留去した。3.6gの有機ケイ
素ポリマーを得た(収率90%)。GPC分析による分
子量はポリスチレン換算でMn 670、Mw 810であ
った。
g(46ミリモル)、CpCp* ZrCl2 119mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、水素化ナトリウム16.8mg(0.70ミリモ
ル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100
mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素
雰囲気下で封管した。これを130℃の油浴で7時間加
熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒
を除いた後に溶媒を減圧留去した。3.6gの有機ケイ
素ポリマーを得た(収率90%)。GPC分析による分
子量はポリスチレン換算でMn 670、Mw 810であ
った。
【0036】
【実施例7】モノマーとしてのフェニルメチルシラン
5.6g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl2 96mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(0.01モル
テトラヒドロフラン溶液11ml)をニードルバル
ブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に
加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管し
た。これを150℃の油浴で15時間加熱し、フロリジ
ルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶
媒を減圧留去した。4.8gの有機ケイ素ポリマーを得
た(収率86%)。このポリマーには1 H−NMR、I
R、マススペクトルの結果から1,2‐ジメチル‐1,
2‐ジフェニルジシランと1,2,3‐トリメチル‐
1,2,3,‐トリフェニルトリシランが存在すること
が確認された。GPC分析による分子量はポリスチレン
換算でMn 290、Mw 480であった。
5.6g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl2 96mg
(0.33ミリモル、モノマーに対して0.72モル
%)、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(0.01モル
テトラヒドロフラン溶液11ml)をニードルバル
ブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に
加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管し
た。これを150℃の油浴で15時間加熱し、フロリジ
ルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶
媒を減圧留去した。4.8gの有機ケイ素ポリマーを得
た(収率86%)。このポリマーには1 H−NMR、I
R、マススペクトルの結果から1,2‐ジメチル‐1,
2‐ジフェニルジシランと1,2,3‐トリメチル‐
1,2,3,‐トリフェニルトリシランが存在すること
が確認された。GPC分析による分子量はポリスチレン
換算でMn 290、Mw 480であった。
【0037】
【実施例8】モノマーとしての2−トリメチルシリルエ
チルシラン6.1g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl
2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、水素化リチウムアルミニウム6.7mg
(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を
備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を
2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを80℃の
油浴で5時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶
媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
5.4gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率89%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 81
0、Mw 960であった。
チルシラン6.1g(46ミリモル)、Cp2 ZrCl
2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、水素化リチウムアルミニウム6.7mg
(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を
備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を
2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを80℃の
油浴で5時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶
媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
5.4gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率89%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 81
0、Mw 960であった。
【0038】
【実施例9】モノマーとしての2,2−ジメチルトリシ
ラン5.5g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、水素化ほう素カリウム9.7
mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌
子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱
気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを80
℃の油浴で6時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン
溶媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
5.1gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率93%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 31
50、Mw 14300であった。
ラン5.5g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、水素化ほう素カリウム9.7
mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌
子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱
気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを80
℃の油浴で6時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン
溶媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
5.1gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率93%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 31
50、Mw 14300であった。
【0039】
【実施例10】モノマーとしてのジシリルエタン4.1
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 ZrCl
2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、シアノ水素化ほう素ナトリウム6.9m
g(0.11ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子
を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気
を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを60℃
の油浴で5時間加熱した後に溶媒を減圧留去した。3.
6gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率88%)。GP
C分析による分子量はポリスチレン換算でMn 390
0、Mw 19200であった。
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 ZrCl
2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、シアノ水素化ほう素ナトリウム6.9m
g(0.11ミリモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子
を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気
を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを60℃
の油浴で5時間加熱した後に溶媒を減圧留去した。3.
6gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率88%)。GP
C分析による分子量はポリスチレン換算でMn 390
0、Mw 19200であった。
【0040】
【実施例11】モノマーとしてのフェニルシラン5.0
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 TiCl
2 87mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、水素化リチウム5.6mg(0.70ミ
リモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量1
00mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後
窒素雰囲気下で封管した。これを50℃の油浴で5時間
加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触
媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.4gの有機ケ
イ素ポリマーを得た(収率88%)。GPC分析による
分子量はポリスチレン換算でMn 920、Mw 1130
であった。
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 TiCl
2 87mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、水素化リチウム5.6mg(0.70ミ
リモル)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量1
00mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後
窒素雰囲気下で封管した。これを50℃の油浴で5時間
加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触
媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.4gの有機ケ
イ素ポリマーを得た(収率88%)。GPC分析による
分子量はポリスチレン換算でMn 920、Mw 1130
であった。
【0041】
【実施例12】モノマーとしての1,4−ジシリルベン
ゼン6.3g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、水素化リチウムアルミニウム
6.7mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁
気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、
凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これ
を70℃の油浴で6時間加熱した後に溶媒を減圧留去し
た。6.0gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率95
%)。GPC分析による分子量はポリスチレン換算でM
n 2610、Mw 18540であった。
ゼン6.3g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、水素化リチウムアルミニウム
6.7mg(0.18ミリモル)をニードルバルブ、磁
気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、
凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これ
を70℃の油浴で6時間加熱した後に溶媒を減圧留去し
た。6.0gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率95
%)。GPC分析による分子量はポリスチレン換算でM
n 2610、Mw 18540であった。
【0042】
【比較例1】モノマーとしてのフェニルシラン5.0g
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、Cp2 ZrCl2
96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.7
2モル%)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量
100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った
後窒素雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で1
5時間加熱した。重合体が得られず、モノマーであるフ
ェニルシランが回収された。
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、Cp2 ZrCl2
96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.7
2モル%)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量
100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った
後窒素雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で1
5時間加熱した。重合体が得られず、モノマーであるフ
ェニルシランが回収された。
【0043】
【比較例2】モノマーとしてのフェニルシラン5.0g
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、水素化リチウムア
ルミニウム6.7mg(0.18ミリモル)をニードル
バルブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応
器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管
した。これを150℃の油浴で15時間加熱した。重合
体が得られず、モノマーであるフェニルシランが回収さ
れた。
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、水素化リチウムア
ルミニウム6.7mg(0.18ミリモル)をニードル
バルブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの耐圧反応
器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管
した。これを150℃の油浴で15時間加熱した。重合
体が得られず、モノマーであるフェニルシランが回収さ
れた。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明により、合成が容易
で取扱い易い高活性脱水素縮合触媒を提供することがで
きる。また、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを製造することができる。
で取扱い易い高活性脱水素縮合触媒を提供することがで
きる。また、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを製造することができる。
【図1】実施例1で得られた有機ケイ素ポリマーの1 H
−NMRスペクトルのチャート。
−NMRスペクトルのチャート。
【図2】実施例1で得られた有機ケイ素ポリマーのIR
スペクトルのチャート。
スペクトルのチャート。
フロントページの続き (72)発明者 奥村 義治 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 第一成分として式 Cp2 MX2 (ここ
で、Cpはそれぞれ独立して置換または非置換のη5 ‐
シクロペンタジエニル基を示し、二つのシクロペンタジ
エニル基は一以上の原子を介して互いに共有結合してい
てもよい。MはTi、Zr、Hfであり、XはF、C
l、Br、Iを示す。)で示されるメタロセンダイハラ
イド、及び第二成分として第1族金属水素化物、第2族
金属水素化物、第13族金属水素化物若しくはそのアル
キル、アルコキシ又はアリール誘導体、又は第13族金
属錯水素化物とから成る有機ケイ素モノマーの脱水素縮
合用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15001792A JPH05320353A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15001792A JPH05320353A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320353A true JPH05320353A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15487666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15001792A Pending JPH05320353A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320353A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5700400A (en) * | 1993-06-15 | 1997-12-23 | Nippon Oil Co., Ltd. | Method for producing a semiconducting material |
| JP2009511670A (ja) * | 2005-10-05 | 2009-03-19 | ナノグラム・コーポレーション | 線状及び架橋済み高分子量ポリシラン、ポリゲルマン、及びそれらのコポリマー、それらを含む組成物、並びにこのような化合物及び組成物の製造及び使用方法 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP15001792A patent/JPH05320353A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5700400A (en) * | 1993-06-15 | 1997-12-23 | Nippon Oil Co., Ltd. | Method for producing a semiconducting material |
| JP2009511670A (ja) * | 2005-10-05 | 2009-03-19 | ナノグラム・コーポレーション | 線状及び架橋済み高分子量ポリシラン、ポリゲルマン、及びそれらのコポリマー、それらを含む組成物、並びにこのような化合物及び組成物の製造及び使用方法 |
| US8378050B2 (en) | 2005-10-05 | 2013-02-19 | Kovio, Inc. | Linear and cross-linked high molecular weight polysilanes, polygermanes, and copolymers thereof, compositions containing the same, and methods of making and using such compounds and compositions |
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