JPH05320352A - 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 - Google Patents

有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒

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JPH05320352A
JPH05320352A JP14996592A JP14996592A JPH05320352A JP H05320352 A JPH05320352 A JP H05320352A JP 14996592 A JP14996592 A JP 14996592A JP 14996592 A JP14996592 A JP 14996592A JP H05320352 A JPH05320352 A JP H05320352A
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JP
Japan
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monomer
mmol
catalyst
organosilicon
mol
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JP14996592A
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Inventor
Yasuo Nomura
泰生 野村
Masashi Nakajima
雅司 中島
Yoshiharu Okumura
義治 奥村
Ryuji Sato
隆二 佐藤
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成が容易で取扱い易い高活性脱水素縮合触
媒を提供し、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを得る。 【構成】 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒が第一
成分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ
独立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニ
ル基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の
原子を介して互いに共有結合していてもよい。MはT
i、Zr、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示
す。)で示されるメタロセンダイハライド、及び第二成
分として式 【化1】 (ここで、Aはアルカリ金属を示し、Arは芳香族炭化
水素を示す。)で示される芳香族ラジカルアニオンアル
カリ金属塩とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機ケイ素ポリマーの
製造に使用する触媒に関し、更に詳しくは有機ケイ素モ
ノマーを脱水素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造する
ために使用する触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】有機ケイ素ポリマーは、電子材料デバイ
ス、フォトレジスト材料及び光重合開始剤として、並び
に、炭化ケイ素繊維、炭化ケイ素バインダー、炭化ケイ
素シート、炭化ケイ素コーティング及び炭化ケイ素焼結
体等の炭化ケイ素材料の前駆体として有用なポリマーで
ある。
【0003】従来、有機ケイ素ポリマーは、ジハロシラ
ンのウルツ反応、またはヒドロシランの脱水素縮合等に
よって合成されてきた。
【0004】しかし、有機ケイ素ポリマーをジハロシラ
ンのウルツ反応により調製する方法は、ジハロシラン1
モルに対して2モル以上のアルカリ金属を必要とし、し
かもアルカリ金属等が発火する危険を伴うこと;反応条
件が過激であり、製造可能な側鎖の種類が限定されるこ
と;分子量及び分子量分布の制御性に乏しいこと;多量
の塩が副生し、また、有機ケイ素ポリマーの収率が10〜
50%程度と低いこと;並びに、副生した微量の塩素が有
機ケイ素ポリマー中に残存し(これを除去するのは困難
である)、有機ケイ素ポリマーの電気的特性が低下する
ことなどの欠点を有する。
【0005】これに対し、近年、遷移金属錯体触媒を用
いるヒドロシランの脱水素縮合反応が知られるようにな
った。例えば、E.ヘンゲ(Hengge)らは、触媒として
Cp2 TiMe2 、Cp2 ZrMe2 、Cp2 Ti(n-
Bu)2 、Cp2 Zr(n-Bu)2 (ここで、Cpはシクロ
ペンタジエニル基を、Meはメチル基を、Buはブチル
基を表す。)を用いて、ジメチルジシランをオリゴシラ
ンまたはポリシランへと脱水素縮合する反応について報
告している(J.Organomet.Chem.,410,C1 〜C4,1991)。こ
のように、脱水素縮合反応の際に使用する触媒としては
主としてメタロセン触媒が使用されており、他にも例え
ばハロッド(Harrod)らは、触媒としてCp2 TiM
2 、Cp2 ZrMe2 、Cp2 Ti(CH2
6 5 2 等を用いて、オルガノトリヒドロシランから
直鎖状の有機ケイ素ポリマーを合成している(J.Organo
met.Chem.,279,C11-C13,1985、CAN.J.CHEM.VOL.65,1804
-1809,1987)。また、特開平2-67288 号公報では、触媒
としてCp2 TiAr2 (ここでArは置換もしくは非
置換のフェニル基またはナフチル基)を使用して、直鎖
状の有機ケイ素ポリマーを合成している。これらの方法
はウルツ反応を使用する方法に比べ、比較的温和な条件
で進行すること、副生物は分離の容易な水素のみである
こと、収率が80%程度と高いことなどの利点を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の脱水素縮合反応
を使用する方法では遷移金属錯体触媒を用いるが、それ
らの錯体は合成に数ステップの化学反応が必要であり、
かつ使用する触媒を不活性ガス雰囲気中で取り扱う必要
があった。
【0007】そこで、本発明は、合成が容易で空気中で
も取扱いが可能で、かつ高活性な有機ケイ素モノマーの
脱水素縮合触媒を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、第一成
分として式 Cp2 MX2 (ここで、Cpはそれぞれ独
立して置換または非置換のη5 ‐シクロペンタジエニル
基を示し、二つのシクロペンタジエニル基は一以上の原
子を介して互いに共有結合していてもよい。MはTi、
Zr、Hfであり、XはF、Cl、Br、Iを示す。)
で示されるメタロセンダイハライド、及び第二成分とし
て式
【0009】
【化2】 (ここで、Aはアルカリ金属を示し、Arは芳香族炭化
水素を示す。)で示される芳香族ラジカルアニオンアル
カリ金属塩とから成る有機ケイ素モノマーの脱水素縮合
用触媒からなる。
【0010】第一成分として使用されるメタロセンダイ
ハライドは、例えばCp2 TiCl2 、Cp2 ZrCl
2 、Cp2 HfCl2 、Cp2 TiBr2 、Cp2 Zr
Br2 、Cp2 HfBr2 、Cp2 TiI2 、Cp2
rI2 、Cp2 HfI2 、Cp* 2 TiCl2 、Cp*
2 ZrCl2 、 Cp* 2 HfCl2 、Cp* 2 TiB
2 、Cp* 2 ZrBr2 、Cp* 2 HfBr2 、Cp
* 2 TiI2 、Cp* 2 ZrI2 、Cp* 2 HfI2
Cp* CpTiCl2 、Cp* CpZrCl2 、 C
* CpHfCl2 、Cp* CpTiBr2 、Cp*
pZrBr2 、Cp* CpHfBr2 、Cp* CpTi
2 、 Cp* CpZrI2 、 Cp*CpHfI
2 (ここで、Cp*
【0011】
【化3】 を示す。)、並びに、次式:
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】 等が挙げられる。ここで、第一成分として使用されるメ
タロセンダイハライドの二つのシクロペンタジエニル基
を共有結合により結合する原子としては、例えばC、S
i、O、N又はGe等が挙げられる。これら第一成分は
別途に合成し、精製したものを使用するのが望ましい
が、これら成分を生成する原料を反応系中に加え該系中
で調製することもできる。また、これら成分を担体に担
持させて使用してもよい。
【0014】本発明で使用する上記第一成分は、G.ウ
ィルキンソン(Wilkinson)らによってシクロ
ペンタジエニルグリニヤール試薬と、相当するハロゲン
化金属とから合成されている(J.Am.Chem.S
oc.,76,4281〜4284,1954)。ま
た、市販品を利用することもできる。
【0015】第二成分として使用される芳香族ラジカル
アニオンアルカリ金属塩において、Aはアルカリ金属を
示し、好ましくはLi、Na、K、Rbを示す。また、
Arは芳香族炭化水素を示し、好ましくはナフタレン、
アントラセン、フェナントレン、ビフェニル、ターフェ
ニル、ベンゾフェノン、ジフェニルアセチレン、ベンジ
リデンアニリン等を示す。該芳香族ラジカルアニオンア
ルカリ金属塩としては、例えば
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】 等が挙げられる。
【0018】本発明で使用する上記第二成分は、窒素気
流下、上記芳香族炭化水素をエーテル等に溶解し、上記
アルカリ金属を少量づつ加えた後、攪拌することにより
容易に得られる。
【0019】本発明の触媒は、少なくとも一つのヒドロ
シリル基を持つ有機ケイ素モノマー、例えばヒドロシラ
ン、ジヒドロシラン、トリヒドロシラン、もしくはヒド
ロシリル基、ジヒドロシリル基、又はトリヒドロシリル
基を有する有機ケイ素化合物モノマーの一つ以上を脱水
素縮合して有機ケイ素ポリマーを製造するために使用さ
れる。
【0020】上記有機ケイ素化合物モノマーとしては、
例えば以下の化合物が挙げられる。MeSiH3 、Et
SiH3 、PhSiH3 、Me3 SiSiH3
【0021】
【化8】 、及び
【0022】
【化9】 、及び
【0023】
【化10】 、及びH3 Si−CH2 −SiH3 、H3 Si−CH
(SiMe3 )−SiH3、H3 Si−CH(Me)−
SiH3 、H3 Si−CH(Et)−SiH3 、H3
i−CH(n−Pr)−SiH3 、H3 Si−C(M
e)2 −SiH3 、H3 Si−CH(i−Pr)−Si
3 、H3 Si−C(Me)(Et)−SiH3 、H3
Si−C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−C(Et)(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si−C
(SiMe3 2 −SiH3 、H3 Si−CH2 CH
(Me)−SiH3 、H3 Si−CH2 CH(Et)−
SiH3 、H3 Si−CH2 C(Me)2 −SiH3
3 Si−CH(Me)CH(Me)−SiH3 、H3
Si−CH2 CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH2 C(Me)(SiMe3 )−SiH3 、H3
i−CH2 C(SiMe3 2 −SiH3 、H3 Si−
CH(Me)CH(SiMe3 )−SiH3 、H3 Si
−CH(SiMe3 )CH(SiMe3 )−SiH3
3 Si−(CH2 3 −SiH3 、H3 Si−(CH
2 2 CH(Me)−SiH3 、H3 Si−CH(Si
Me3 )CH2 CH2 −SiH3 、H3 Si−CH2
H(SiMe3)CH2 −SiH3 、H3 Si−CH=
CHCH2 −SiH3 、H3 Si−(CH2 4 −Si
3 、H3 Si−CH=CHCH=CH−SiH3 、H
3 Si−CH2 CH=CHCH2 −SiH3
【0024】
【化11】 並びに、
【0025】
【化12】 本発明の触媒を使用して行われる脱水素縮合反応は、開
放系で行っても良く、また密閉系で行っても良い。ま
た、反応は液相中にて行っても無溶媒にて行っても良い
が、好ましくはベンゼン、トルエン、キシレン、ペンタ
ン、ヘキサン等の炭化水素系溶媒、及び/又はテトラヒ
ドロフラン(THF)、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタン等の溶媒の存
在下で行う。好ましい反応条件を例示すると、有機ケイ
素モノマーに対して好ましくは1.0×10-7〜100
モル%、特に好ましくは1.0×10-4〜10モル%の
第一成分の式 Cp2 MX2 で示されるメタロセンダイ
ハライド、及び第一成分に対して好ましくは1.0×1
-10 〜105 モル%、特に好ましくは1.0×10-7
〜104 モル%の第二成分の芳香族ラジカルアニオンア
ルカリ金属塩からなる上記触媒を用い、反応系を水素、
窒素、アルゴン、ヘリウム等の非酸化性ガス雰囲気下に
置き、反応温度を約−60〜300 ℃、より好ましくは約20
〜180 ℃とし、反応時間を5分間〜10日間程度、より好
ましくは10分間〜48時間程度とする。反応の際の温度、
反応時間、触媒等を変化させて、ポリマーの繰り返し単
位、分子量、脱水素化率、架橋度を変化させることがで
きる。例えば、反応温度を低く、反応時間を短くする
と、分子量が低くなり、逆に反応温度を高く、反応時間
を長くすると、分子量が高くなる。
【0026】本発明は、特定の理論により限定されるも
のではないが、本発明の触媒がその効果を奏する理由と
して、第一成分たるメタロセンダイハライド、第二成分
たる芳香族ラジカルアニオンアルカリ金属塩及び反応す
る有機ケイ素モノマーの三者が相互に関与して反応を進
行せしめ、この際、第二成分たる芳香族ラジカルアニオ
ンアルカリ金属塩が還元剤として作用してメタロセンダ
イハライドが還元され反応活性種が発生するものと考え
られる。
【0027】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。
【0028】
【実施例】
【0029】
【実施例1】モノマーとしてのフェニルシラン5.0g
(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 TiCl2
87mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.7
2モル%)、ナフタレンラジカルアニオンリチウム塩
0.70ミリモル(0.1モルトルエン溶液7ml)を
ニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの
耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気
下で封管した。これを50℃の油浴で5時間加熱し、フ
ロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた
後に溶媒を減圧留去した。4.4gの有機ケイ素ポリマ
ーを得た(収率88%)。GPC分析による分子量はポ
リスチレン換算でMn (数平均分子量)720、M
w (重量平均分子量)1030であった。この有機ケイ
素ポリマーの1 H−NMRスペクトルを測定したところ
(そのスペクトルを図1に示す。)4.2〜4.8pp
mにケイ素原子に結合した水素に起因するピークが、
6.6〜7.8ppmにフェニル基のプロトンに起因す
るピークが各々観察された(2.1ppmに残留溶媒の
トルエンのメチル基のピークが見られる。0ppmは内
部標準試薬のテトラメチルシランのピークである。)。
また、この有機ケイ素ポリマーのIRスペクトルを測定
したところ(そのスペクトルを図2に示す。)2107
cm-1付近にSi−H、Si−H2 に基づくピークが、
911cm-1付近にSi−H2 に基づくピークが各々観
察された。
【0030】
【実施例2】モノマーとしてのn−ヘキシルシラン5.
3g(46ミリモル)、ジエチルエーテル3ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、アントラセンラジカルアニオ
ンナトリウム塩0.70ミリモル(0.1モル ベンゼ
ン溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた
容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行
った後窒素雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴
で10時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)
に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.2
gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率79%)。GPC
分析による分子量はポリスチレン換算でMn 590、M
w 770であった。
【0031】
【実施例3】モノマーとしての1,1,1−トリメチル
ジシラン4.8g(46ミリモル)、ベンゼン5ml、
Cp2 HfCl2 125mg(0.33ミリモル、モノ
マーに対して0.72モル%)、フェナントレンラジカ
ルアニオンカリウム塩0.70ミリモル(0.1モル
ベンゼン溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を
備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を
2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを70℃の
油浴で6時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶
媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。
4.0gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率83%)。
GPC分析による分子量はポリスチレン換算でMn 48
00、Mw 11800であった。
【0032】
【実施例4】モノマーとしてのp−トリルシラン5.6
g(46ミリモル)、キシレン5ml、Cp2 ZrBr
2 126mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、ビフェニルラジカルアニオンナトリ
ウム塩0.70ミリモル(0.1モル トルエン溶液7
ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量10
0mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒
素雰囲気下で封管した。これを50℃の油浴で10時間
加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触
媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。5.2gの有機ケ
イ素ポリマーを得た(収率93%)。GPC分析による
分子量はポリスチレン換算でMn 630、Mw 880で
あった。
【0033】
【実施例5】モノマーとしてのシクロヘキシルシラン
5.2g(46ミリモル)、THF5ml、Cp2 Zr
2 157mg(0.33ミリモル、モノマーに対して
0.72モル%)、ターフェニルラジカルアニオンカリ
ウム塩0.70ミリモル(0.1モル THF溶液7m
l)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100
mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素
雰囲気下で封管した。これを110℃の油浴で8時間加
熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒
を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.6gの有機ケイ
素ポリマーを得た(収率88%)。GPC分析による分
子量はポリスチレン換算でMn 290、Mw 540であ
った。
【0034】
【実施例6】モノマーとしての2−シリルブタン4.0
g(46ミリモル)、ジエチルエーテル5ml、CpC
* ZrCl2 119mg(0.33ミリモル、モノマ
ーに対して0.72モル%)、ベンゾフェノンラジカル
アニオンリチウム塩0.70ミリモル(0.1モル ジ
エチルエーテル溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪
拌子を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結
脱気を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを1
30℃の油浴で7時間加熱し、フロリジルカラム(トル
エン溶媒)に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去し
た。3.8gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率95
%)。GPC分析による分子量はポリスチレン換算でM
n 650、Mw 790であった。
【0035】
【実施例7】モノマーとしてのフェニルメチルシラン
5.6g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2
rCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対し
て0.72モル%)、ナフタレンラジカルアニオンナト
リウム塩0.70ミリモル(0.1モル ベンゼン溶液
7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量1
00mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後
窒素雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で15
時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通し
て触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。4.7gの有
機ケイ素ポリマーを得た(収率84%)。GPC分析に
よる分子量はポリスチレン換算でMn 280、Mw 46
0であった。
【0036】
【実施例8】モノマーとしての2−トリメチルシリルエ
チルシラン6.1g(46ミリモル)、トルエン5m
l、Cp2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モ
ノマーに対して0.72モル%)、ナフタレンラジカル
アニオンナトリウム塩0.70ミリモル(0.1モル
THF溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備
えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2
回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを80℃の油
浴で5時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)
に通して触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。5.5
gの有機ケイ素ポリマーを得た(収率90%)。GPC
分析による分子量はポリスチレン換算でMn 950、M
w 1130であった。
【0037】
【実施例9】モノマーとしての2,2−ジメチルトリシ
ラン5.5g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、ナフタレンラジカルアニオン
ナトリウム塩0.70ミリモル(0.1モル ベンゼン
溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容
量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行っ
た後窒素雰囲気下で封管した。これを80℃の油浴で6
時間加熱し、フロリジルカラム(トルエン溶媒)に通し
て触媒を除いた後に溶媒を減圧留去した。5.0gの有
機ケイ素ポリマーを得た(収率91%)。GPC分析に
よる分子量はポリスチレン換算でMn 3550、Mw
6300であった。
【0038】
【実施例10】モノマーとしてのジシリルエタン4.1
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 ZrCl
2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、ナフタレンラジカルアニオンリチウム塩
0.70ミリモル(0.1モルジエチルエーテル溶液7
ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量10
0mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒
素雰囲気下で封管した。これを60℃の油浴で5時間加
熱した後に溶媒を減圧留去した。3.4gの有機ケイ素
ポリマーを得た(収率83%)。GPC分析による分子
量はポリスチレン換算でMn 3400、Mw 17200
であった。
【0039】
【実施例11】モノマーとしてのフェニルシラン5.0
g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp2 TiCl
2 87mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.
72モル%)、ナフタレンラジカルアニオンリチウム塩
0.70ミリモル(0.1モルキシレン溶液7ml)を
ニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量100mlの
耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った後窒素雰囲気
下で封管した。これを50℃の油浴で5時間加熱し、フ
ロリジルカラム(トルエン溶媒)に通して触媒を除いた
後に溶媒を減圧留去した。4.4gの有機ケイ素ポリマ
ーを得た(収率88%)。GPC分析による分子量はポ
リスチレン換算でMn 890、Mw 1260であった。
【0040】
【実施例12】モノマーとしての1,4−ジシリルベン
ゼン6.3g(46ミリモル)、トルエン5ml、Cp
2 ZrCl2 96mg(0.33ミリモル、モノマーに
対して0.72モル%)、ナフタレンラジカルアニオン
ナトリウム塩0.70ミリモル(0.1モル ベンゼン
溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容
量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行っ
た後窒素雰囲気下で封管した。これを70℃の油浴で6
時間加熱した後に溶媒を減圧留去した。6.1gの有機
ケイ素ポリマーを得た(収率97%)。GPC分析によ
る分子量はポリスチレン換算でMn 3510、Mw 17
790であった。
【0041】
【比較例1】モノマーとしてのフェニルシラン5.0g
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、Cp2 ZrCl2
96mg(0.33ミリモル、モノマーに対して0.7
2モル%)をニードルバルブ、磁気攪拌子を備えた容量
100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気を2回行った
後窒素雰囲気下で封管した。これを150℃の油浴で1
5時間加熱した。重合体が得られず、モノマーであるフ
ェニルシランが回収された。
【0042】
【比較例2】モノマーとしてのフェニルシラン5.0g
(46ミリモル)、ベンゼン5ml、ナフタレンラジカ
ルアニオンナトリウム塩0.70ミリモル(0.1モル
ベンゼン溶液7ml)をニードルバルブ、磁気攪拌子
を備えた容量100mlの耐圧反応器に加え、凍結脱気
を2回行った後窒素雰囲気下で封管した。これを150
℃の油浴で15時間加熱した。重合体が得られず、モノ
マーであるフェニルシランが回収された。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明により、合成が容易
で取扱い易い高活性脱水素縮合触媒を提供することがで
きる。また、有機ケイ素モノマーから効率良く短時間に
有機ケイ素ポリマーを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた有機ケイ素ポリマーの1
−NMRスペクトルのチャート。
【図2】実施例1で得られた有機ケイ素ポリマーのIR
スペクトルのチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆二 埼玉県入間郡大井町西鶴ヶ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一成分として式 Cp2 MX2 (ここ
    で、Cpはそれぞれ独立して置換または非置換のη5
    シクロペンタジエニル基を示し、二つのシクロペンタジ
    エニル基は一以上の原子を介して互いに共有結合してい
    てもよい。MはTi、Zr、Hfであり、XはF、C
    l、Br、Iを示す。)で示されるメタロセンダイハラ
    イド、及び第二成分として式 【化1】 (ここで、Aはアルカリ金属を示し、Arは芳香族炭化
    水素を示す。)で示される芳香族ラジカルアニオンアル
    カリ金属塩とから成る有機ケイ素モノマーの脱水素縮合
    用触媒。
JP14996592A 1992-05-18 1992-05-18 有機ケイ素モノマーの脱水素縮合触媒 Pending JPH05320352A (ja)

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