JPH05321746A - ノッキング制御装置 - Google Patents

ノッキング制御装置

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JPH05321746A
JPH05321746A JP4156152A JP15615292A JPH05321746A JP H05321746 A JPH05321746 A JP H05321746A JP 4156152 A JP4156152 A JP 4156152A JP 15615292 A JP15615292 A JP 15615292A JP H05321746 A JPH05321746 A JP H05321746A
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進 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノックセンサの検出信号にノイズが加わった
り、ノッキングが連続発生したりした時でも、ノッキン
グを正しく判定できるノッキング制御装置を提供するこ
と。 【構成】 ノックセンサ7によって検出された信号aを
包絡線検波し、該包絡線検波した信号bを最小値トレー
ス回路18に入力する。最小値トレース回路18は、コ
ンデンサと第1の抵抗からなる第1の時定数回路と、前
記コンデンサと第2の抵抗からなる第2の時定数回路か
ら構成され、前記信号bを平滑化する。そして、該最小
値トレース回路18の出力信号dをノッキング判定のた
めのバックグランドレベルとするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノッキング制御装置に
関し、特に、内燃機関のノッキングを簡単かつ安価な構
成で、かつ正確に検出できるようにしたノッキング制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のノッキングの有無は、ノッキ
ングが発生すると予測される期間に入力したノックセン
サの検出信号と、該ノックセンサが検出したノッキング
と無関係と考えられる期間の信号(以下、バックグラン
ド信号と呼ぶ)とを比較することにより行われる。
【0003】ノッキングの有無を検出する方法を開示し
た先行技術として、例えば特開昭58−28641号公
報、及び特開平2−233875号公報に開示されたも
のがある。
【0004】第一の先行技術である、特開昭58−28
641号公報によれば、ノックセンサの出力を整流、平
滑処理してセンサ信号の包絡線信号を得、次いでノッキ
ング検出期間中の最大値aと、バックグランド検出期間
中の最小値bとを検出し、前記最大値aが前記最小値b
をk倍(kは定数)した値k・bより大きければノッキ
ング発生あり、小さければノッキング発生なしと判定し
ている。
【0005】また、第二の先行技術である、特開平2−
233875号公報によれば、検出器出力からピーク値
信号を得るピ−クホ−ルド手段と、検出器出力から平均
化信号を得る平均化手段と、前記平均化手段からの平均
化信号によってスレッショルドを作成する手段と、前記
ピーク値信号と前記スレッショルドとを比較する比較手
段とを具備し、該比較手段の出力により、ノッキング発
生の有無の判別を行い、ノッキング発生の場合、遅角補
正処理手段により内燃機関のノッキングを抑制するよう
に点火時期を遅角補正処理している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た第一の先行技術によれば、リレー(エアコン、ATロ
ックアップ等)のオン,オフサージ等のノイズが加わっ
た時、該ノイズをバックグランド信号と誤って読み込ん
でしまい、ノッキングを正しく判定できないという問題
があった。
【0007】また、バックグランド信号を得るために、
ノックセンサ信号の包絡線信号の最小値をホールドして
検知する最小値検出回路を使用し、内燃機関の1動作サ
イクル毎のセンサ信号の最小値を検出していた。このた
め、最小値検出回路が必要となり、装置が複雑になると
共に、高価になるという問題があった。
【0008】また、第二の先行技術によれば、高回転で
ノッキングが連続発生した時、前のノッキング信号によ
って、バックグランド信号値が持ち上げられてしまいノ
ッキングを正しく判定できないという問題があった。
【0009】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、ノックセンサの検出信号にノイズが加わっ
たり、ノッキングが連続発生したりしても、ノッキング
を正しく判定できるノッキング制御装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ノックセンサによって検出された信号を
包絡線検波し、該包絡線検波した信号を用いてノッキン
グ判定を行うノッキング制御装置において、包絡線検波
された信号を入力とし、予定の時定数で入力を平滑化す
る最小値トレース回路を具備した点に特徴がある。
【0011】
【作用】本発明によれば、ノックセンサの検出信号に、
リレーのオン、オフサージ等のノイズが加わったり、ノ
ッキングが連続して発生したりしても、最小値トレース
回路がこれらを平滑化する。このため、ノッキングの判
定を正確に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の全体構成を示すブ
ロック図である。
【0013】図において、1は、第1のクランク角セン
サであり、例えばシリンダ番号を検知するのに使用され
る。2は、第2のクランク角センサであり、クランク角
を検出するのに使用される。3はPBセンサ、4は水温
センサ、5はスロットルセンサ、6は酸素センサ、7は
ノックセンサである。また、8はイグナイタである。
【0014】前記各センサの検出信号は制御装置9に送
り込まれる。また、イグナイタ8は前記制御回路9か
ら、適当なタイミングで点火信号を受ける。
【0015】前記制御装置9は、次の構成要素を含んで
いる。すなわち、前記制御装置9は、前記第1、第2の
クランク角センサ1、2の出力信号を波形整形する第
1、第2の波形整形回路10、11と、ノッキング検出
を含む内燃機関の動作の制御を行うCPU12と、A/
D変換器13と、CPU12から出力された点火信号を
駆動信号に変換してイグナイタ8に供給するドライバ1
4と、前記ノックセンサ7の検出信号を入力とするバッ
ファフィルタ15と、整流積分回路16と、整流積分回
路16の後段に接続された最大値検出回路17と、最小
値トレース回路18とを含んでいる。
【0016】次に、本発明のノッキング制御装置の一実
施例の動作を、図2、図3を参照して説明する。図2
は、図1と同符号の信号の波形図を示し、図3は、本実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0017】前記ノックセンサ7からは、図2のaに示
されているような波形の信号が出力される。この信号に
は、ノッキング信号S1とバルブ打音信号S2が含まれ
ている。この信号aはバッファフィルタ15に入力し、
周波数領域が約6〜8KHzの信号が抽出される。ノッ
キング信号はこの周波数帯にあることが知られている。
バッファフィルタ15の出力信号は、整流積分回路1
6に入力し、包絡線検波され、図2の信号bの波形に変
換される。この信号bは、前記最大値検出回路17と最
小値トレース回路18に入力する。
【0018】さて、前記CPU12は、図3のステップ
S1に示されているように、前記第2の波形整形回路1
1の出力信号に基づいて、ノッキングが発生すると予想
されるタイミングt1と、ノッキングの発生が終了する
と予想されるタイミングt2とを算出する。
【0019】ここに、t1はシリンダの圧縮上死点から
例えば10°のタイミング、t2は圧縮上死点から例え
ば30°のタイミングである。図2(c)は、このタイ
ミングt1,t2を示している。
【0020】次に、ステップS2では、CPU12は、
前記第2の波形整形回路11の出力信号に基づいて、ノ
ッキングもバルブ打音も生じないタイミングB(図2
(b)参照)を算出する。このタイミングBは、圧縮上
死点から例えば120°〜150°のノッキングもバル
ブ打音も生じない期間の一時点である。例えば、130
°のタイミングである。
【0021】ステップS3では、CPU12は前記t1
のタイミングで、最大値検出回路17の値をクリアする
信号を出力し、次いでステップS4において、前記t2
のタイミングで、最大値検出回路17の値をA/D読込
みしてノッキング信号として蓄積する。この結果、前記
タイミングt1〜t2の間に、最大値検出回路17にホ
ールドされた最大値が、ノッキング信号としてCPU1
2に読込まれることになる。
【0022】次いで、ステップS5では、CPU12
は、前記タイミングBで、前記最小値トレース回路18
の出力のA/D変換値を読込み、バックグランドレベル
として蓄積する。ステップS6では、CPU12は、ス
テップS4で取り込んだノッキング信号と、ステップS
5で読込んだバックグランドレベルをk倍(ただし、k
は定数)したものとを比較し、前者が後者より大きけれ
ば、ノッキングが発生したと判定する。逆に、前者が後
者より小さければ、ノッキングが発生しなかったと判定
する。
【0023】本実施例によれば、たまたまタイミングB
に、ノックセンサ7の出力にノイズが発生したり、ノッ
キングが連続発生したりしても、これらから大きな影響
を受けず、バックグランドレベルを正常に検出すること
ができるようになる。
【0024】例えば、図2(a)に示されているよう
に、前記タイミングBにおいて、車室内又はエンジンル
ーム内に配置されているリレーのオン、オフ等に起因す
るサージノイズが発生したとすると、このノイズは前記
バッファフィルタ15、整流積分回路16を経て図2
(b)に示されている波形となり、最小値トレース回路
18に入力する。
【0025】また、ノッキング信号S1やバルブ打音信
号S2が発生すると、これらも最小値トレース回路18
に入力する。
【0026】最小値トレース回路18は、回路定数によ
って決まる時定数により入力信号を平滑化すると共に、
サージノイズ等の急峻なパルスを吸収する働きをするの
で、該最小値トレース回路18の出力信号の波形は、同
図(d)に示されている波形になる。すなわち、前記ノ
イズおよびノッキング信号S1,バルブ打音信号S2は
実線で示されているように、殆ど平坦になる。よって、
前記タイミングBで信号dを読込み、バックグランド信
号としても、問題はなくなる。また、ノッキング信号S
1やバルブ打音信号S2が連続して発生しても、バック
グランド信号値が持ち上げられる問題がなくなる。
【0027】次に、前記最小値トレース回路18が、入
力してきたノイズ及びノッキング信号S1,バルブ打音
信号S2を殆ど平坦にして出力する理由を、図4,図5
を参照して説明する。
【0028】図4において、20は第1の抵抗、21は
第2の抵抗である。また、22はコンデンサ、23は一
方向性導通素子(例えばダイオード)である。
【0029】ここに、抵抗21とコンデンサ22とから
なる第2の時定数回路の時定数T1は10〜200μ秒
程度とされており、抵抗20とコンデンサ22とからな
る第1の時定数回路の時定数T2は50〜500m秒程
度にされている。
【0030】今、この最小値トレース回路18に図5
(b)に示されているような波形の信号bが入力してき
たとすると、該信号bが基底レベルの時(時刻t3〜t
4)にはコンデンサ22が十分に充電されており、該最
小値トレース回路18の出力信号dは低レベルにある。
【0031】次に、時刻t4において、ノッキング信号
S1が入力してくると、ダイオード23はオフとなり、
コンデンサ22は抵抗20を介して、時定数T2でゆっ
くりと放電する。
【0032】よって、最小値トレース回路18の出力d
の波形は、図5(d)に示されているように、時刻t4
〜t5の間ゆっくりと上昇する。
【0033】前記ノッキング信号S1のピークが過ぎて
そのレベルが低下してきた所で、前記出力信号dのレベ
ルと等しくなると(時刻t5)、ダイオード23はオン
に転じ、コンデンサ22は抵抗21を介して、時定数T
1で急速に充電される。よって前記出力dは短時間(時
刻t5〜t6)に基底レベルに落ちることになる。
【0034】時刻t7〜t8に、図5(b)に示されて
いるようなノイズNが入力してきた場合にも、最小値ト
レース回路18は前記と同様の動作をするため、同図
(d)に示されているように、ノイズNは殆ど最小値ト
レース回路18により吸収され、出力信号dには現れな
くなる。
【0035】以上の動作により、最小値トレース回路1
8は、入力してきたノイズ、およびノッキング信号等を
殆ど平坦にして出力することができる。
【0036】本実施例によれば、バックグランドレベル
読み込みタイミングBで万一ピストンストラップ振動が
生じてバックグランドレベルが一時的に上っても、最小
値トレース出力はそれに応答して上昇しない(50〜5
00m秒の時定数がある。)ので、バックグランドノイ
ズレベルを正しく読み込むことができる。
【0037】また、大きなノッキングが連続して発生し
ても、抵抗21とコンデンサ22からなる回路の時定数
T1が小さく設定されているので、出力は速やかにバッ
クグランドレベルにまで下がる。このため、大きなノッ
キングが連続した直後の小さなノッキングも良好に検知
することができる。
【0038】さらに、抵抗20とコンデンサ22からな
る回路の時定数T2が比較的大きく設定されているの
で、エンジン回転数が上りバックグランドノイズレベル
が大きくなっても出力レベルは、それに追随して上昇で
きるので、バックグランドレベルを正しく読み込むこと
ができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、最小値トレース回路を設けたので、ノックセ
ンサの検出信号に、リレーオン、オフサージ等のノイズ
が乗っても、また、ノッキングが連続して発生しても、
バックグランドレベルを正しく検出できるので、ノッキ
ング判定を正確に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】 図1の要部の信号の波形と、バックグランド
レベルを示す波形図である。
【図3】 前記実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】 本発明の主要部である最小値トレース回路の
一具体例を示す回路図である。
【図5】 前記最小値トレース回路の入出力信号の波形
図である。
【符号の説明】
7…ノックセンサ、9…制御装置、12…CPU、13
…A/D変換器、15…バッファフィルタ、16…整流
積分回路、17…最大値検出回路、18…最小値トレー
ス回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノックセンサによって検出された信号を包
    絡線検波し、該包絡線検波した信号を用いてノッキング
    判定を行うノッキング制御装置において、 前記包絡線検波された信号を入力とし、予定の時定数で
    該入力を平滑化する最小値トレース回路を具備し、 該最小値トレース回路の出力をノッキング判定のための
    バックグランドレベルとするようにしたことを特徴とす
    るノッキング制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1のノッキング制御装置において、 前記最小値トレース回路は、入力側に導通方向を有する
    一方向性導通素子と、該一方向性導通素子の出力側に一
    端が接続された第2の抵抗と、該第2の抵抗の他端に一
    端が接続され他端が電源に接続されたコンデンサと、該
    第2の抵抗の他端に一端が接続され他端が電源に接続さ
    れた第1の抵抗とを具備し、 前記コンデンサと前記第1の抵抗によって形成される第
    1の時定数回路の時定数を、前記コンデンサと前記第2
    の抵抗によって形成される第2の時定数回路の時定数よ
    り大きくしたことを特徴とするノッキング制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2のノッキング制御装置において、 前記第1の時定数回路の時定数を50〜500m秒程
    度、前記第2の時定数回路の時定数を10〜200μ秒
    程度としたことを特徴とするノッキング制御装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209696A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の制御装置および制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601535A (ja) * 1983-06-17 1985-01-07 Toyota Motor Corp 内燃機関のノツキング検出装置

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