JPH06201018A - ラジアルプランジャ式流体トランスミッション - Google Patents
ラジアルプランジャ式流体トランスミッションInfo
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- JPH06201018A JPH06201018A JP36115692A JP36115692A JPH06201018A JP H06201018 A JPH06201018 A JP H06201018A JP 36115692 A JP36115692 A JP 36115692A JP 36115692 A JP36115692 A JP 36115692A JP H06201018 A JPH06201018 A JP H06201018A
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- Japan
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- shaft
- motor
- gear
- eccentric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型、コンパクト化が容易であり、且つ、伝
達効率の高いラジアルプランジャ式流体トランスミッシ
ョンを得る。 【構成】 互いに同軸で相対回転自在なポンプシャフト
11およびモータシャフト21をケーシング1,2によ
り回転自在に支持し、ポンプおよびモータシャフト1
1,21の軸心に対して直角なほぼ同一平面上に、両シ
ャフトの軸心から広がる放射状にポンプシリンダ16お
よびモータシリンダ26を配列するとともにこれらをケ
ーシング1,2に取り付けている。そして、各ポンプシ
リンダ16およびモータシリンダ26のシリンダ孔内に
摺動自在にそれぞれポンププランジャ15とモータプラ
ンジャ25とを挿入し、ポンプシャフト11の回転に応
じてポンププランジャ15をシリンダ孔内で往復運動さ
せ、ポンプシリンダ16からの吐出油圧により往復動す
るモータプランジャの往復運動をモータシャフトの回転
運動に変換する。
達効率の高いラジアルプランジャ式流体トランスミッシ
ョンを得る。 【構成】 互いに同軸で相対回転自在なポンプシャフト
11およびモータシャフト21をケーシング1,2によ
り回転自在に支持し、ポンプおよびモータシャフト1
1,21の軸心に対して直角なほぼ同一平面上に、両シ
ャフトの軸心から広がる放射状にポンプシリンダ16お
よびモータシリンダ26を配列するとともにこれらをケ
ーシング1,2に取り付けている。そして、各ポンプシ
リンダ16およびモータシリンダ26のシリンダ孔内に
摺動自在にそれぞれポンププランジャ15とモータプラ
ンジャ25とを挿入し、ポンプシャフト11の回転に応
じてポンププランジャ15をシリンダ孔内で往復運動さ
せ、ポンプシリンダ16からの吐出油圧により往復動す
るモータプランジャの往復運動をモータシャフトの回転
運動に変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダおよびプラン
ジャがシャフトの周りに半径方向(ラジアル方向)に延
びて配設された流体ポンプおよび流体モータから構成さ
れるラジアルプランジャ式流体トランスミッションに関
する。
ジャがシャフトの周りに半径方向(ラジアル方向)に延
びて配設された流体ポンプおよび流体モータから構成さ
れるラジアルプランジャ式流体トランスミッションに関
する。
【従来の技術】このようなラジアルプランジャ式の流体
ポンプ、流体モータや、これらを組み合わせて構成され
る流体トランスミッションは従来から広く用いられてい
る。例えば、特開平3−37465号公報、特開平3−
103646号公報、特開平4−262158号公報等
に開示のものがある。なお、ラジアルプランジャ式のポ
ンプとモータを組み合わせることによりラジアルプラン
ジャ式流体トランスミッションを構成することができる
のであるが、従来は、流体ポンプと流体モータとを並列
に配置して流体トランスミッションを構成していた。
ポンプ、流体モータや、これらを組み合わせて構成され
る流体トランスミッションは従来から広く用いられてい
る。例えば、特開平3−37465号公報、特開平3−
103646号公報、特開平4−262158号公報等
に開示のものがある。なお、ラジアルプランジャ式のポ
ンプとモータを組み合わせることによりラジアルプラン
ジャ式流体トランスミッションを構成することができる
のであるが、従来は、流体ポンプと流体モータとを並列
に配置して流体トランスミッションを構成していた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のラジ
アルプランジャ式流体トランスミッションの場合には、
その軸方向長さは、少なくとも流体ポンプおよび流体モ
ータのそれぞれの軸方向長さを合計した長さとなり、軸
方向長さが大きくなり、トランスミッションを小型、コ
ンパクトに構成するのが難しいという問題があった。さ
らに、従来のトランスミッションでは、流体ポンプから
の吐出流体(油)を隣接配置された流体モータに供給す
る油路が長くなりやすく、この油路における圧力損失等
により、トランスミッションの動力伝達効率が低下しや
すいという問題があった。
アルプランジャ式流体トランスミッションの場合には、
その軸方向長さは、少なくとも流体ポンプおよび流体モ
ータのそれぞれの軸方向長さを合計した長さとなり、軸
方向長さが大きくなり、トランスミッションを小型、コ
ンパクトに構成するのが難しいという問題があった。さ
らに、従来のトランスミッションでは、流体ポンプから
の吐出流体(油)を隣接配置された流体モータに供給す
る油路が長くなりやすく、この油路における圧力損失等
により、トランスミッションの動力伝達効率が低下しや
すいという問題があった。
【0003】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
小型、コンパクト化が容易であり、且つ、伝達効率の高
いラジアルプランジャ式流体トランスミッションを提供
することを目的とする。
小型、コンパクト化が容易であり、且つ、伝達効率の高
いラジアルプランジャ式流体トランスミッションを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明に係るラジアルプランジャ式流体
トランスミッションは、互いに同軸で相対回転自在なポ
ンプシャフトおよびモータシャフトをケーシングにより
回転自在に支持し、これらポンプおよびモータシャフト
の軸心に対して直角なほぼ同一平面上に、両シャフトの
軸心から広がる放射状にポンプシリンダおよびモータシ
リンダを配列するとともにこれらをケーシングに取り付
け、これら各ポンプシリンダおよびモータシリンダのシ
リンダ孔内に摺動自在にそれぞれポンププランジャとモ
ータプランジャとを挿入し、ポンプ側運動変換機構を介
してポンプシャフトの回転を各ポンププランジャに伝達
してこれを各ポンプシリンダのシリンダ孔内で往復運動
させ、モータ側運動変換機構を介して各モータシリンダ
のシリンダ孔内での各モータプランジャの往復運動をモ
ータシャフトの回転運動に変換するように構成されてい
る。
的達成のため、本発明に係るラジアルプランジャ式流体
トランスミッションは、互いに同軸で相対回転自在なポ
ンプシャフトおよびモータシャフトをケーシングにより
回転自在に支持し、これらポンプおよびモータシャフト
の軸心に対して直角なほぼ同一平面上に、両シャフトの
軸心から広がる放射状にポンプシリンダおよびモータシ
リンダを配列するとともにこれらをケーシングに取り付
け、これら各ポンプシリンダおよびモータシリンダのシ
リンダ孔内に摺動自在にそれぞれポンププランジャとモ
ータプランジャとを挿入し、ポンプ側運動変換機構を介
してポンプシャフトの回転を各ポンププランジャに伝達
してこれを各ポンプシリンダのシリンダ孔内で往復運動
させ、モータ側運動変換機構を介して各モータシリンダ
のシリンダ孔内での各モータプランジャの往復運動をモ
ータシャフトの回転運動に変換するように構成されてい
る。
【0005】このようにポンプシリンダおよびモータシ
リンダを、両シャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に放射状に並んで配設すると、トランスミッション
の軸方向寸法を短くして、このトランスミッションを小
型、コンパクト化することができる。さらに、ポンプシ
リンダとモータシリンダとを結ぶ油路を短縮することが
容易であり、圧力損失を少なくしてトランスミッション
の動力伝達効率を向上させることができる。
リンダを、両シャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に放射状に並んで配設すると、トランスミッション
の軸方向寸法を短くして、このトランスミッションを小
型、コンパクト化することができる。さらに、ポンプシ
リンダとモータシリンダとを結ぶ油路を短縮することが
容易であり、圧力損失を少なくしてトランスミッション
の動力伝達効率を向上させることができる。
【0006】なお、この場合に、ポンプシャフトとモー
タシャフトの互いに対向する先端部の一方が他方の内部
に入り込んむようにして軸方向にオーバーラップさせ、
このオーバーラップ部において両シャフト間に配設され
たベアリングによりこれら両シャフトを互いに相対回転
自在に支持し合うように構成するのが良い。この場合特
に、オーバーラップ部に軸方向に離れて一対のベアリン
グを配設し、一方のベアリングはケーシングにポンプシ
ャフトおよびモータシャフトを回転自在に支持させるベ
アリングの一つと軸方向に重なる位置に配設するのが、
強度上からみて好ましい。
タシャフトの互いに対向する先端部の一方が他方の内部
に入り込んむようにして軸方向にオーバーラップさせ、
このオーバーラップ部において両シャフト間に配設され
たベアリングによりこれら両シャフトを互いに相対回転
自在に支持し合うように構成するのが良い。この場合特
に、オーバーラップ部に軸方向に離れて一対のベアリン
グを配設し、一方のベアリングはケーシングにポンプシ
ャフトおよびモータシャフトを回転自在に支持させるベ
アリングの一つと軸方向に重なる位置に配設するのが、
強度上からみて好ましい。
【0007】ポンプ側運動変換機構およびモータ側運動
変換機構の少なくとも一方を、ポンプシャフトもしくは
モータシャフト上に同軸に固設された第1ギヤと、ケー
シングに相対回転自在に支持されるとともに第1ギヤと
噛合する第2ギヤと、この第2ギヤの回転軸から偏心し
た位置に第2ギヤと一体に形成されたクランクピンとか
ら構成し、ポンププランジャもしくはモータプランジャ
とクランクピンとを連結させるのが望ましい。このよう
にすれば、トランスミッションを一層コンパクト化でき
る。
変換機構の少なくとも一方を、ポンプシャフトもしくは
モータシャフト上に同軸に固設された第1ギヤと、ケー
シングに相対回転自在に支持されるとともに第1ギヤと
噛合する第2ギヤと、この第2ギヤの回転軸から偏心し
た位置に第2ギヤと一体に形成されたクランクピンとか
ら構成し、ポンププランジャもしくはモータプランジャ
とクランクピンとを連結させるのが望ましい。このよう
にすれば、トランスミッションを一層コンパクト化でき
る。
【0008】また、ポンプ側運動変換機構およびモータ
側運動変換機構をそれぞれ、ポンプシャフトおよびモー
タシャフト上に同軸に固設された第1ポンプ駆動ギヤお
よび第1モータ駆動ギヤと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1ポンプ駆動ギヤと噛合する第
2ポンプ駆動ギヤと、この第2ポンプ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2ポンプ駆動ギヤと一体に形成さ
れたポンプクランクピンと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1モータ駆動ギヤと噛合する第
2モータ駆動ギヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2モータ駆動ギヤと一体に形成さ
れたモータクランクピンとから構成し、ポンププランジ
ャとポンプクランクピンとを連結するとともに、モータ
プランジャとモータクランクピンとを連結し、第1ポン
プ駆動ギヤをポンプシャフトと一体に形成し、リングギ
ヤをモータシャフトとして用いるとともに、このリング
ギヤの外周に形成された外歯ギヤを第1モータ駆動ギヤ
として用いて第2モータ駆動ギヤと噛合するように構成
するのが好ましい。
側運動変換機構をそれぞれ、ポンプシャフトおよびモー
タシャフト上に同軸に固設された第1ポンプ駆動ギヤお
よび第1モータ駆動ギヤと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1ポンプ駆動ギヤと噛合する第
2ポンプ駆動ギヤと、この第2ポンプ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2ポンプ駆動ギヤと一体に形成さ
れたポンプクランクピンと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1モータ駆動ギヤと噛合する第
2モータ駆動ギヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2モータ駆動ギヤと一体に形成さ
れたモータクランクピンとから構成し、ポンププランジ
ャとポンプクランクピンとを連結するとともに、モータ
プランジャとモータクランクピンとを連結し、第1ポン
プ駆動ギヤをポンプシャフトと一体に形成し、リングギ
ヤをモータシャフトとして用いるとともに、このリング
ギヤの外周に形成された外歯ギヤを第1モータ駆動ギヤ
として用いて第2モータ駆動ギヤと噛合するように構成
するのが好ましい。
【0009】また、ポンプシャフトおよびモータシャフ
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転に支持してサ
ンギヤと同軸上で回転するキャリアと、プラネタリピニ
オンが噛合する内歯を有して前記サンギヤと同軸上で回
転するリングギヤとからなるプラネタリギヤセットを設
け、ポンプシャフトと入力シャフトを結合し、ポンプシ
ャフトおよびモータシャフトとは別体に出力シャフトと
を設け、プラネタリギヤセットを構成するサンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、入力シャフト、モ
ータシャフトおよび出力シャフトのいずれかと連結して
トランスミッションを構成することもできる。このよう
にすれば、さらに動力伝達効率の高いトランスミッショ
ンを得ることができる。
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転に支持してサ
ンギヤと同軸上で回転するキャリアと、プラネタリピニ
オンが噛合する内歯を有して前記サンギヤと同軸上で回
転するリングギヤとからなるプラネタリギヤセットを設
け、ポンプシャフトと入力シャフトを結合し、ポンプシ
ャフトおよびモータシャフトとは別体に出力シャフトと
を設け、プラネタリギヤセットを構成するサンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、入力シャフト、モ
ータシャフトおよび出力シャフトのいずれかと連結して
トランスミッションを構成することもできる。このよう
にすれば、さらに動力伝達効率の高いトランスミッショ
ンを得ることができる。
【0010】この場合に、ポンプシャフトと入力シャフ
トとを一体形成し、サンギヤを入力シャフトに連結し、
リングギヤをモータシャフトに連結し、キャリアを出力
シャフトに連結するのが好ましい。さらに、このプラネ
タリギヤセットを、ポンプシリンダおよびモータシリン
ダが配設される平面とほぼ同一平面上に位置して配設す
るのが好ましい。このようにすれば、トランスミッショ
ンをさらにコンパクト化することができる。
トとを一体形成し、サンギヤを入力シャフトに連結し、
リングギヤをモータシャフトに連結し、キャリアを出力
シャフトに連結するのが好ましい。さらに、このプラネ
タリギヤセットを、ポンプシリンダおよびモータシリン
ダが配設される平面とほぼ同一平面上に位置して配設す
るのが好ましい。このようにすれば、トランスミッショ
ンをさらにコンパクト化することができる。
【0011】一方、ポンプシャフトおよびモータシャフ
トのいずれか一方にその回転軸から偏心した軸を有する
偏心部を設け、運動変換機構によりこの偏心部のクラン
ク運動をポンププランジャおよびモータプランジャのい
ずれか一方の往復運動に変換するようにしてトランスミ
ッションを構成することもできる。このようにするとポ
ンプもしくはモータプランジャを往復運動させる機構を
簡単にすることができる。
トのいずれか一方にその回転軸から偏心した軸を有する
偏心部を設け、運動変換機構によりこの偏心部のクラン
ク運動をポンププランジャおよびモータプランジャのい
ずれか一方の往復運動に変換するようにしてトランスミ
ッションを構成することもできる。このようにするとポ
ンプもしくはモータプランジャを往復運動させる機構を
簡単にすることができる。
【0012】この場合、偏心部の上にこの偏心部の軸か
ら偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り
付け、この偏心カラーの上に環状ガイドリングを回転自
在に取り付け、ポンププランジャおよびモータプランジ
ャのいずれか一方の内端をガイドリングに摺接させて取
り付け、偏心部上で偏心カラーの回転位置を可変調整し
て偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整するス
トローク調整機構を設けるのが好ましい。このようにす
ると、ポンプもしくはモータプランジャの往復ストロー
ク調整を簡単な機構で行うことができる。
ら偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り
付け、この偏心カラーの上に環状ガイドリングを回転自
在に取り付け、ポンププランジャおよびモータプランジ
ャのいずれか一方の内端をガイドリングに摺接させて取
り付け、偏心部上で偏心カラーの回転位置を可変調整し
て偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整するス
トローク調整機構を設けるのが好ましい。このようにす
ると、ポンプもしくはモータプランジャの往復ストロー
ク調整を簡単な機構で行うことができる。
【0013】なお、環状ガイドリングに代えて、環状連
結リングを偏心カラーの上に回転自在に取り付け、ポン
ププランジャおよびモータプランジャのいずれか一方の
内端をこの連結リングに枢支させて取り付け、ストロー
ク調整機構と、連結リングを自転させずに公転させるダ
ブル機構とを設けても良い。このように構成しても、プ
ランジャの往復ストローク調整を簡単な機構で行うこと
ができる。
結リングを偏心カラーの上に回転自在に取り付け、ポン
ププランジャおよびモータプランジャのいずれか一方の
内端をこの連結リングに枢支させて取り付け、ストロー
ク調整機構と、連結リングを自転させずに公転させるダ
ブル機構とを設けても良い。このように構成しても、プ
ランジャの往復ストローク調整を簡単な機構で行うこと
ができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明の第1実施例に係るラジア
ルプランジャ式油圧トランスミッションTM1を図1お
よび図2に示している。なお、図1はポンププランジャ
部を示す半断面図であり、図2はモータプランジャ部を
示す半断面図である。このトランスミッションTM1
は、ボルト結合された右ケーシング1および左ケーシン
グ2と、右ケーシング1の側面を覆って取り付けられた
右カバー3と、左ケーシング2の側面を覆って取り付け
られた左カバー4とを有する。
例について説明する。本発明の第1実施例に係るラジア
ルプランジャ式油圧トランスミッションTM1を図1お
よび図2に示している。なお、図1はポンププランジャ
部を示す半断面図であり、図2はモータプランジャ部を
示す半断面図である。このトランスミッションTM1
は、ボルト結合された右ケーシング1および左ケーシン
グ2と、右ケーシング1の側面を覆って取り付けられた
右カバー3と、左ケーシング2の側面を覆って取り付け
られた左カバー4とを有する。
【0015】右および左ケーシング1,2の中央にはベ
アリング5a,5bに支持されて、ポンプシャフト11
およびモータシャフト21が同軸上で回転自在に配設さ
れている。ポンプシャフト11は左端部11cが左カバ
ー4から外方に突出しており、この部分を介して駆動さ
れるようになっている。すなわち、ポンプシャフト11
は入力シャフトを兼用する。モータシャフト21は右端
部21cが右カバー3から外方に突出し、この部分から
出力を取り出すようになっており、モータシャフト21
は出力シャフトを兼用している。
アリング5a,5bに支持されて、ポンプシャフト11
およびモータシャフト21が同軸上で回転自在に配設さ
れている。ポンプシャフト11は左端部11cが左カバ
ー4から外方に突出しており、この部分を介して駆動さ
れるようになっている。すなわち、ポンプシャフト11
は入力シャフトを兼用する。モータシャフト21は右端
部21cが右カバー3から外方に突出し、この部分から
出力を取り出すようになっており、モータシャフト21
は出力シャフトを兼用している。
【0016】ポンプシャフト11の右端部には挿入孔1
1aが形成されており、モータシャフト21の左端部2
1aがこの挿入孔11a内に突入し、この部分において
両シャフト11,21がオーバーラップしている。そし
て、このオーバーラップ部における両シャフト11,2
1の間には、左右一対のベアリング6a,6bが配設さ
れており、これにより両シャフト11,21が互いに相
対回転自在となっている。なお、両シャフト11,21
に作用する軸荷重はこれらベアリング6a,6bにも作
用するため、本例では左側のベアリング6aを、左ケー
シング2に対してモータシャフト11を回転自在に支持
するベアリング5aと軸方向に重なるように配設してい
る。このようにするとベアリング6aの荷重を小さくで
き、強度上有利である。
1aが形成されており、モータシャフト21の左端部2
1aがこの挿入孔11a内に突入し、この部分において
両シャフト11,21がオーバーラップしている。そし
て、このオーバーラップ部における両シャフト11,2
1の間には、左右一対のベアリング6a,6bが配設さ
れており、これにより両シャフト11,21が互いに相
対回転自在となっている。なお、両シャフト11,21
に作用する軸荷重はこれらベアリング6a,6bにも作
用するため、本例では左側のベアリング6aを、左ケー
シング2に対してモータシャフト11を回転自在に支持
するベアリング5aと軸方向に重なるように配設してい
る。このようにするとベアリング6aの荷重を小さくで
き、強度上有利である。
【0017】ポンプシャフト11の右端外周部には第1
ポンプ駆動ギヤ11bが形成され、モータシャフト21
の左側外周部には第1モータ駆動ギヤ21bが形成され
ている。そして、これら第1ポンプ駆動ギヤ11bと第
1モータ駆動ギヤ21bとを放射状に囲むようにして、
等間隔で且つ交互にそれぞれ4個ずつのポンプクランク
部材12およびモータクランク部材22が、図3のよう
に配設されている。
ポンプ駆動ギヤ11bが形成され、モータシャフト21
の左側外周部には第1モータ駆動ギヤ21bが形成され
ている。そして、これら第1ポンプ駆動ギヤ11bと第
1モータ駆動ギヤ21bとを放射状に囲むようにして、
等間隔で且つ交互にそれぞれ4個ずつのポンプクランク
部材12およびモータクランク部材22が、図3のよう
に配設されている。
【0018】ポンプクランク部材12は、左右のベアリ
ング14a,14bを介して左右ケーシング1,2によ
り回転自在に支持されている。ポンプクランク部材12
は、その回転軸と同軸の第2ポンプ駆動ギヤ12aと、
回転軸から偏心したポンプクランク軸12bとを有して
おり、第2ポンプ駆動ギヤ12aは上記第1ポンプ駆動
ギヤ11bと噛合する。このため、ホンプシャフト11
が回転駆動されると、ポンプクランク部材12が回転駆
動される。このときポンプクランク軸12bは偏心して
いるため、ポンプクランク部材12の回転に応じてポン
プクランク軸12bはポンプクランク部材12の回転軸
を中心として公転する。なお、このポンプクランク部材
12は、第2ポンプ駆動ギヤ12aおよびポンプクラン
ク軸12bとを一体に有する部材と、このポンプクラン
ク軸12bが圧入されて結合された支持部材12cとか
ら構成される。
ング14a,14bを介して左右ケーシング1,2によ
り回転自在に支持されている。ポンプクランク部材12
は、その回転軸と同軸の第2ポンプ駆動ギヤ12aと、
回転軸から偏心したポンプクランク軸12bとを有して
おり、第2ポンプ駆動ギヤ12aは上記第1ポンプ駆動
ギヤ11bと噛合する。このため、ホンプシャフト11
が回転駆動されると、ポンプクランク部材12が回転駆
動される。このときポンプクランク軸12bは偏心して
いるため、ポンプクランク部材12の回転に応じてポン
プクランク軸12bはポンプクランク部材12の回転軸
を中心として公転する。なお、このポンプクランク部材
12は、第2ポンプ駆動ギヤ12aおよびポンプクラン
ク軸12bとを一体に有する部材と、このポンプクラン
ク軸12bが圧入されて結合された支持部材12cとか
ら構成される。
【0019】一方、モータクランク部材22は、左右の
ベアリング24a,24bを介して左右ケーシング1,
2により回転自在に支持され、その回転軸と同軸の第2
モータ駆動ギヤ22aと、回転軸から偏心したモータク
ランク軸22bとを有している。第2モータ駆動ギヤ2
2aは第1モータ駆動ギヤ21bと噛合するため、モー
タクランク部材22が回転駆動されると、モータシャフ
ト21が回転駆動される。なお、このモータクランク部
材22は、第2モータ駆動ギヤ22aおよびモータクラ
ンク軸22bとを一体に有する部材と、このモータクラ
ンク軸22bが圧入されて結合された支持部材22cと
から構成される。
ベアリング24a,24bを介して左右ケーシング1,
2により回転自在に支持され、その回転軸と同軸の第2
モータ駆動ギヤ22aと、回転軸から偏心したモータク
ランク軸22bとを有している。第2モータ駆動ギヤ2
2aは第1モータ駆動ギヤ21bと噛合するため、モー
タクランク部材22が回転駆動されると、モータシャフ
ト21が回転駆動される。なお、このモータクランク部
材22は、第2モータ駆動ギヤ22aおよびモータクラ
ンク軸22bとを一体に有する部材と、このモータクラ
ンク軸22bが圧入されて結合された支持部材22cと
から構成される。
【0020】第1ポンプ駆動ギヤ11bと第1モータ駆
動ギヤ21bとの軸方向中間を通り、ポンプ及びモータ
シャフト11,21に直角な平面上に位置して、各4個
ずつのポンプシリンダ16およびモータシリンダ26が
交互に且つ等間隔で図3に示すように配設されている。
図1および図2に示すように両シリンダ16,26はそ
れぞれ、左右に突出するトラニオンアーム16b,26
bを有しており、このトラニオンアーム16b,26b
を介して両シリンダ16,26が左右ケーシング1,2
により首振り自在に支持されている。
動ギヤ21bとの軸方向中間を通り、ポンプ及びモータ
シャフト11,21に直角な平面上に位置して、各4個
ずつのポンプシリンダ16およびモータシリンダ26が
交互に且つ等間隔で図3に示すように配設されている。
図1および図2に示すように両シリンダ16,26はそ
れぞれ、左右に突出するトラニオンアーム16b,26
bを有しており、このトラニオンアーム16b,26b
を介して両シリンダ16,26が左右ケーシング1,2
により首振り自在に支持されている。
【0021】各シリンダ16,26には径方向内方に開
口したシリンダ孔16a,26aが形成されており、こ
のシリンダ孔16a,26aに径方向内側からポンププ
ランジャ15のプランジャ部15aおよびモータプラン
ジャ25のプランジャ部25aが摺動自在に挿入されて
いる。両シリンダ16,26は、それぞれ対応するポン
プクランク部材12およびモータクランク部材22の径
方向外方に位置して配設されており、上記のようにシリ
ンダ孔16a,26aに挿入されたプランジャ15,2
5の内端部15b,25bが対応するクランク部材1
2,22のクランクピン12b,22bに枢支されてい
る。
口したシリンダ孔16a,26aが形成されており、こ
のシリンダ孔16a,26aに径方向内側からポンププ
ランジャ15のプランジャ部15aおよびモータプラン
ジャ25のプランジャ部25aが摺動自在に挿入されて
いる。両シリンダ16,26は、それぞれ対応するポン
プクランク部材12およびモータクランク部材22の径
方向外方に位置して配設されており、上記のようにシリ
ンダ孔16a,26aに挿入されたプランジャ15,2
5の内端部15b,25bが対応するクランク部材1
2,22のクランクピン12b,22bに枢支されてい
る。
【0022】ここで、上述のように、ポンプクランク部
材12が回転されるとその回転軸から偏心したポンプク
ランク軸12bはこの回転軸の周りを公転するため、こ
のポンプクランク軸12bに枢支されて連結されたホン
ププランジャ15はポンプシリンダ16を首振り運動さ
せながらシリンダ孔16a内を往復運動する。同様に、
モータプランジャ25がモータシリンダ26のシリンダ
孔26a内を往復すると、これがモータクランク軸22
bを公転運動させ、モータクランク部材22を回転させ
る。
材12が回転されるとその回転軸から偏心したポンプク
ランク軸12bはこの回転軸の周りを公転するため、こ
のポンプクランク軸12bに枢支されて連結されたホン
ププランジャ15はポンプシリンダ16を首振り運動さ
せながらシリンダ孔16a内を往復運動する。同様に、
モータプランジャ25がモータシリンダ26のシリンダ
孔26a内を往復すると、これがモータクランク軸22
bを公転運動させ、モータクランク部材22を回転させ
る。
【0023】各ポンプシリンダ16のトラニオン部16
bにはシリンダ孔16aに連通する連通孔16cが形成
されており、同様に、各モータシリンダ26のトラニオ
ン部26bにはシリンダ孔26aに連通する連通孔26
cが形成されている。これら各連通孔16c,26cは
それぞれ、右ケーシング1に形成された油路1a,1b
を介して対応するポンプ分配バルブ30およびモータ分
配バルブ40に連通している。このため、図4にも示す
ように、ポンプ分配バルブ30はポンプシリンダ16に
対応して4個配設され、モータ分配バルブ40はモータ
シリンダ16に対応して4個配設されている。
bにはシリンダ孔16aに連通する連通孔16cが形成
されており、同様に、各モータシリンダ26のトラニオ
ン部26bにはシリンダ孔26aに連通する連通孔26
cが形成されている。これら各連通孔16c,26cは
それぞれ、右ケーシング1に形成された油路1a,1b
を介して対応するポンプ分配バルブ30およびモータ分
配バルブ40に連通している。このため、図4にも示す
ように、ポンプ分配バルブ30はポンプシリンダ16に
対応して4個配設され、モータ分配バルブ40はモータ
シリンダ16に対応して4個配設されている。
【0024】ポンプ分配バルブ30は、右ケーシング1
にラジアル方向に延びて形成されたポンプバルブ孔35
内に摺動自在に配設されたポンプバルブスプール31を
有する。なお、このバルブ孔35には、対応するポンプ
シリンダ16のシリンダ孔16aと連通する油路1aが
開口している。このポンプバルブスプール31の外端は
バネ32により内方に押圧されており、内端31bは内
方に突出し、ポンプクランク部材12に結合されたポン
プバルブカム39の外周面39aに当接している。この
カム39の外周面39aは、図4に示すように、おむす
び状の形状をしており、ポンプクランク部材12ととも
にポンプバルブカム39が回転されると、この外周面3
9aにより押されてポンプバルブスプール31はポンプ
バルブ孔35内を往復移動する。
にラジアル方向に延びて形成されたポンプバルブ孔35
内に摺動自在に配設されたポンプバルブスプール31を
有する。なお、このバルブ孔35には、対応するポンプ
シリンダ16のシリンダ孔16aと連通する油路1aが
開口している。このポンプバルブスプール31の外端は
バネ32により内方に押圧されており、内端31bは内
方に突出し、ポンプクランク部材12に結合されたポン
プバルブカム39の外周面39aに当接している。この
カム39の外周面39aは、図4に示すように、おむす
び状の形状をしており、ポンプクランク部材12ととも
にポンプバルブカム39が回転されると、この外周面3
9aにより押されてポンプバルブスプール31はポンプ
バルブ孔35内を往復移動する。
【0025】ポンプクランク部材12が回転すると、ポ
ンプクランク軸12bを介して連結されたポンププラン
ジャ15はポンプシリンダ16のシリンダ孔16a内を
往復運動するため、上記ポンプバルブスプール31の往
復運動はポンププランジャ15の往復運動と同期する。
ポンプバルブカム39の外周面39aは、ポンプクラン
ク部材12の回転に応じて、ポンププランジャ15が下
死点から上死点まで移動する行程にあるとき(吐出行程
にあるとき)にはスプール31をバネ32の付勢により
押し下げ(内方に移動させ)、一方、ポンププランジャ
15が上死点から下死点まで移動する行程にあるとき
(吸入行程にあるとき)にはスプール31をバネ32の
付勢に抗して押し上げる(外方に移動させる)。
ンプクランク軸12bを介して連結されたポンププラン
ジャ15はポンプシリンダ16のシリンダ孔16a内を
往復運動するため、上記ポンプバルブスプール31の往
復運動はポンププランジャ15の往復運動と同期する。
ポンプバルブカム39の外周面39aは、ポンプクラン
ク部材12の回転に応じて、ポンププランジャ15が下
死点から上死点まで移動する行程にあるとき(吐出行程
にあるとき)にはスプール31をバネ32の付勢により
押し下げ(内方に移動させ)、一方、ポンププランジャ
15が上死点から下死点まで移動する行程にあるとき
(吸入行程にあるとき)にはスプール31をバネ32の
付勢に抗して押し上げる(外方に移動させる)。
【0026】これにより、ポンププランジャ15が吐出
行程にあるときにはスプール31の溝部31aを介して
油路1aと吐出油路37とが連通し、ポンププランジャ
15の移動に応じてシリンダ孔16a内から押し出され
てくる作動油が連通孔16cおよび油路1aを通って吐
出油路37に送られる。そして、チェックバルブ33を
押し開いて連絡油路38に供給される。この連絡油路3
8は、ケーシング内を通って形成されており(但し、図
示せず)、モータ分配バルブ40の供給油路47と連通
しており、上記のようにしてポンプシリンダ16から吐
出された作動油は連絡油路38からこの供給油路47に
供給される。
行程にあるときにはスプール31の溝部31aを介して
油路1aと吐出油路37とが連通し、ポンププランジャ
15の移動に応じてシリンダ孔16a内から押し出され
てくる作動油が連通孔16cおよび油路1aを通って吐
出油路37に送られる。そして、チェックバルブ33を
押し開いて連絡油路38に供給される。この連絡油路3
8は、ケーシング内を通って形成されており(但し、図
示せず)、モータ分配バルブ40の供給油路47と連通
しており、上記のようにしてポンプシリンダ16から吐
出された作動油は連絡油路38からこの供給油路47に
供給される。
【0027】一方、ポンププランジャ15が吸入行程に
あるときにはスプール31の溝部31aを介して油路1
aと第1戻り油路36とが連通し、第1戻り油路36に
戻されてきた作動油がポンププランジャ15の移動に応
じてシリンダ孔16a内に吸入される。
あるときにはスプール31の溝部31aを介して油路1
aと第1戻り油路36とが連通し、第1戻り油路36に
戻されてきた作動油がポンププランジャ15の移動に応
じてシリンダ孔16a内に吸入される。
【0028】モータ分配バルブ40は、右ケーシング1
にラジアル方向に延びて形成されたモータバルブ孔45
内に摺動自在に配設されたモータバルブスプール41を
有し、このバルブ孔45には、対応するモータシリンダ
26のシリンダ孔26aと連通する油路1bが開口して
いる。モータバルブスプール41の外端はバネ42によ
り内方に押圧されており、内端41bは内方に突出し、
モータクランク部材22に結合されたモータバルブカム
49の外周面49aに当接している。このカム49の外
周面49aも、図4に示すように、ポンプバルブカム3
9と同様のおむすび状の形状をしており、モータクラン
ク部材22とともにモータバルブカム49が回転される
と、この外周面49aにより押されてモータバルブスプ
ール41はモータバルブ孔45内を往復移動する。
にラジアル方向に延びて形成されたモータバルブ孔45
内に摺動自在に配設されたモータバルブスプール41を
有し、このバルブ孔45には、対応するモータシリンダ
26のシリンダ孔26aと連通する油路1bが開口して
いる。モータバルブスプール41の外端はバネ42によ
り内方に押圧されており、内端41bは内方に突出し、
モータクランク部材22に結合されたモータバルブカム
49の外周面49aに当接している。このカム49の外
周面49aも、図4に示すように、ポンプバルブカム3
9と同様のおむすび状の形状をしており、モータクラン
ク部材22とともにモータバルブカム49が回転される
と、この外周面49aにより押されてモータバルブスプ
ール41はモータバルブ孔45内を往復移動する。
【0029】モータクランク軸22bを介して連結され
たモータプランジャ25がモータシリンダ26のシリン
ダ孔26a内を往復運動するとモータクランク部材22
が回転するため、上記モータバルブスプール41の往復
運動もモータプランジャ25の往復運動と同期する。モ
ータバルブカム49の外周面49aは、モータクランク
部材22の回転に応じて、モータプランジャ25が上死
点から下死点まで移動する行程にあるとき(供給行程に
あるとき)にはスプール41をバネ42の付勢により押
し下げ(内方に移動させ)、一方、モータプランジャ2
5が下死点から上死点まで移動する行程にあるとき(排
出行程にあるとき)にはスプール41をバネ42の付勢
に抗して押し上げる(外方に移動させる)。
たモータプランジャ25がモータシリンダ26のシリン
ダ孔26a内を往復運動するとモータクランク部材22
が回転するため、上記モータバルブスプール41の往復
運動もモータプランジャ25の往復運動と同期する。モ
ータバルブカム49の外周面49aは、モータクランク
部材22の回転に応じて、モータプランジャ25が上死
点から下死点まで移動する行程にあるとき(供給行程に
あるとき)にはスプール41をバネ42の付勢により押
し下げ(内方に移動させ)、一方、モータプランジャ2
5が下死点から上死点まで移動する行程にあるとき(排
出行程にあるとき)にはスプール41をバネ42の付勢
に抗して押し上げる(外方に移動させる)。
【0030】これにより、モータプランジャ25が供給
行程にあるときにはスプール41の溝部41aを介して
油路1bと供給油路47とが連通し、上述のようにポン
プシリンダ16から供給油路に送られてくる作動油が、
モータシリンダ26のシリンダ孔26a内に供給され、
この油圧を受けてモータプランジャ25が下死点の方に
移動される。
行程にあるときにはスプール41の溝部41aを介して
油路1bと供給油路47とが連通し、上述のようにポン
プシリンダ16から供給油路に送られてくる作動油が、
モータシリンダ26のシリンダ孔26a内に供給され、
この油圧を受けてモータプランジャ25が下死点の方に
移動される。
【0031】一方、モータプランジャ25が排出行程に
あるときにはスプール41の溝部41aを介して油路1
bと第2戻り油路46とが連通し、モータプランジャ2
5の移動に応じてモータシリンダ26内の作動油が第2
戻り油路46に排出される。なお、この第2戻り油路4
6はケーシング内を通って第1戻り油路36に連通して
おり、上記のように排出された作動油は、吸入行程にあ
るポンププランジャ15のポンプシリンダ孔16a内に
送られる。
あるときにはスプール41の溝部41aを介して油路1
bと第2戻り油路46とが連通し、モータプランジャ2
5の移動に応じてモータシリンダ26内の作動油が第2
戻り油路46に排出される。なお、この第2戻り油路4
6はケーシング内を通って第1戻り油路36に連通して
おり、上記のように排出された作動油は、吸入行程にあ
るポンププランジャ15のポンプシリンダ孔16a内に
送られる。
【0032】以上のように構成されたラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションTM1の作動を説明する。
このトランスミッションTM1においては、入力シャフ
トとして作用するポンプシャフト11を回転駆動する。
これにより、第1および第2ポンプ駆動ギヤ11b,1
2aを介してポンプクランク部材12が回転され、ポン
ププランジャ15がポンプシリンダ16内で往復動す
る。この往復動により、吐出された作動油はポンプ分配
バルブ30の作用により、モータシリンダ26に供給さ
れ、モータプランジャ26がモータシリンダ26内で往
復動される。これにより、モータクランク部材22が回
転駆動され、これが第1および第2モータ駆動ギヤ21
b,22aを介してモータシャフト21に伝達され、出
力シャフトとして作用するモータシャフト21が回転駆
動される。
ャ式油圧トランスミッションTM1の作動を説明する。
このトランスミッションTM1においては、入力シャフ
トとして作用するポンプシャフト11を回転駆動する。
これにより、第1および第2ポンプ駆動ギヤ11b,1
2aを介してポンプクランク部材12が回転され、ポン
ププランジャ15がポンプシリンダ16内で往復動す
る。この往復動により、吐出された作動油はポンプ分配
バルブ30の作用により、モータシリンダ26に供給さ
れ、モータプランジャ26がモータシリンダ26内で往
復動される。これにより、モータクランク部材22が回
転駆動され、これが第1および第2モータ駆動ギヤ21
b,22aを介してモータシャフト21に伝達され、出
力シャフトとして作用するモータシャフト21が回転駆
動される。
【0033】但し、上記の構成のみでは、ポンプシャフ
ト11の回転をモータシャフト21に伝達するだけで、
変速比は一定であり、変速機(トランスミッション)と
しての役割は果たしていない。このため、本例のトラン
スミッションTM1においては、変速比を可変制御する
ための変速制御バルブ機構50を設けており、これにつ
いて以下に説明する。
ト11の回転をモータシャフト21に伝達するだけで、
変速比は一定であり、変速機(トランスミッション)と
しての役割は果たしていない。このため、本例のトラン
スミッションTM1においては、変速比を可変制御する
ための変速制御バルブ機構50を設けており、これにつ
いて以下に説明する。
【0034】変速制御バルブ機構50は、左カバー4に
ラジアル方向に延びて形成されたスプール孔53内に摺
動自在に挿入されたタイミングバルブスプール51を有
する。スプール51の外端部はバネ52により内方に付
勢され、スプール51の内端部51bは内方に突出し
て、タイミング機構60のタイミングカム63の外周面
に当接する。この変速制御バルブ機構50は、各ポンプ
シリンダ16に対応して設けられており、各スプール孔
51とポンプシリンダ16の連通孔16cとを連通する
ようにして、リリーフバルブ孔56、ドレン溝57およ
びドレン孔58が形成されている。さらに、リリーフバ
ルブ孔56からケーシング1,2内を通って第1戻り油
路36に連通するバイパス油路59が延びている。リリ
ーフバルブ孔56内には摺動自在にリリーバルブスプー
ル55が配設されており、このリリーフバルブスプール
55はバネにより押されてリリーフバルブ孔56の右端
開口を塞ぐようになっている。
ラジアル方向に延びて形成されたスプール孔53内に摺
動自在に挿入されたタイミングバルブスプール51を有
する。スプール51の外端部はバネ52により内方に付
勢され、スプール51の内端部51bは内方に突出し
て、タイミング機構60のタイミングカム63の外周面
に当接する。この変速制御バルブ機構50は、各ポンプ
シリンダ16に対応して設けられており、各スプール孔
51とポンプシリンダ16の連通孔16cとを連通する
ようにして、リリーフバルブ孔56、ドレン溝57およ
びドレン孔58が形成されている。さらに、リリーフバ
ルブ孔56からケーシング1,2内を通って第1戻り油
路36に連通するバイパス油路59が延びている。リリ
ーフバルブ孔56内には摺動自在にリリーバルブスプー
ル55が配設されており、このリリーフバルブスプール
55はバネにより押されてリリーフバルブ孔56の右端
開口を塞ぐようになっている。
【0035】スプール孔53内に挿入されたタイミング
バルブスプール51はランド部51aを有し、このスプ
ール51の移動に応じて、ランド部51がドレン孔58
を閉塞するようになっている。このスプール53の内端
部51bが当接するタイミングカム63の外周面は図6
に示すように形成されており、低部63aと高部63b
とを有している。このタイミングカム63は、後述する
ように、ポンプシャフト11の回転に同期して回転さ
れ、この回転に応じて、タイミングバルブスプール51
はスプール孔53内で往復動される。
バルブスプール51はランド部51aを有し、このスプ
ール51の移動に応じて、ランド部51がドレン孔58
を閉塞するようになっている。このスプール53の内端
部51bが当接するタイミングカム63の外周面は図6
に示すように形成されており、低部63aと高部63b
とを有している。このタイミングカム63は、後述する
ように、ポンプシャフト11の回転に同期して回転さ
れ、この回転に応じて、タイミングバルブスプール51
はスプール孔53内で往復動される。
【0036】まず、このようにスプール51がスプール
孔53内で往復動された場合の作動について説明する。
スプール51の内端部51bがタイミングカム63の低
部63aに当接しているときには、タイミングバルブス
プール51は図1の状態となり、ランド部51aがドレ
ン孔58を閉塞する位置に位置する。また、リリーフバ
ルブ孔56内に配設されたリリーフバルブスプール55
はバネに押されて右動した状態にある。このスプール5
5の右端部にはポンプシリンダ16の連通孔16cが対
向しており、ポンプシリンダ16からの吐出油の油圧を
受けるのであるが、スプール55にはオリフィス55a
が設けられており、連通孔16c内の作動油がスプール
孔56内にも流れ込み、リリーフバルブスプール55は
両側からこの吐出油圧を受ける。このため、受圧面積差
およびバネ押圧力により、リリーフバルブスプール55
は図1のように右動した状態に保持される。この右動し
た状態では、リリーフバルブスプール55はバイパス油
路59を塞いでいる。
孔53内で往復動された場合の作動について説明する。
スプール51の内端部51bがタイミングカム63の低
部63aに当接しているときには、タイミングバルブス
プール51は図1の状態となり、ランド部51aがドレ
ン孔58を閉塞する位置に位置する。また、リリーフバ
ルブ孔56内に配設されたリリーフバルブスプール55
はバネに押されて右動した状態にある。このスプール5
5の右端部にはポンプシリンダ16の連通孔16cが対
向しており、ポンプシリンダ16からの吐出油の油圧を
受けるのであるが、スプール55にはオリフィス55a
が設けられており、連通孔16c内の作動油がスプール
孔56内にも流れ込み、リリーフバルブスプール55は
両側からこの吐出油圧を受ける。このため、受圧面積差
およびバネ押圧力により、リリーフバルブスプール55
は図1のように右動した状態に保持される。この右動し
た状態では、リリーフバルブスプール55はバイパス油
路59を塞いでいる。
【0037】一方、スプール51の内端部51bがタイ
ミングカム63の高部63bに当接しているときには、
タイミングバルブスプール51は図5の状態となり、ラ
ンド部51aがドレン孔58の外径側に移動し、ドレン
孔58はケーシング内空間に開口する。このため、リリ
ーフバルブスプール55がポンプシリンダ16からの吐
出油の油圧を受けると、この油圧によりリリーフバルブ
スプール55が押し込まれて図5に示すように左動す
る。これにより、連通孔16cはバイパス油路59と連
通し、ポンプシリンダ16からの吐出油はバイパス油路
59から第1戻り油路36に排出される。このため、こ
のときにはポンプシリンダ16からの吐出油はモータシ
リンダ26に送られない。
ミングカム63の高部63bに当接しているときには、
タイミングバルブスプール51は図5の状態となり、ラ
ンド部51aがドレン孔58の外径側に移動し、ドレン
孔58はケーシング内空間に開口する。このため、リリ
ーフバルブスプール55がポンプシリンダ16からの吐
出油の油圧を受けると、この油圧によりリリーフバルブ
スプール55が押し込まれて図5に示すように左動す
る。これにより、連通孔16cはバイパス油路59と連
通し、ポンプシリンダ16からの吐出油はバイパス油路
59から第1戻り油路36に排出される。このため、こ
のときにはポンプシリンダ16からの吐出油はモータシ
リンダ26に送られない。
【0038】以上の説明から分かるように、タイミング
バルブスプール51の位置を制御することにより、ポン
プシリンダ16からモータシリンダ26に送られる油量
を制御することができ、これにより、ポンプシャフト1
1の回転に対するモータシャフト21の回転速度の比、
すなわち、変速比を可変制御できる。
バルブスプール51の位置を制御することにより、ポン
プシリンダ16からモータシリンダ26に送られる油量
を制御することができ、これにより、ポンプシャフト1
1の回転に対するモータシャフト21の回転速度の比、
すなわち、変速比を可変制御できる。
【0039】なお、タイミングバルブスプール51の位
置制御のため、モータシャフト11の回転に応じてタイ
ミングカム63を回転させるタイミング機構60が設け
られている。このタイミング機構60は、ポンプシャフ
ト11に取り付けられたサンギヤ61と、このサンギヤ
61と噛合するプラネタリピニオン62と、このプラネ
タリピニオン62を回転自在に保持するキャリア64
と、プラネタリピニオン62と噛合する内歯リングギヤ
を有したタイミングカム63と、ピン64aによりキャ
リア64と一体結合された位相調整被動ギヤ65と、こ
の位相調整被動ギヤ65と噛合するとともに左カバー4
および左ケーシング2により回転自在に支持された位相
調整駆動ギヤ66とから構成される。
置制御のため、モータシャフト11の回転に応じてタイ
ミングカム63を回転させるタイミング機構60が設け
られている。このタイミング機構60は、ポンプシャフ
ト11に取り付けられたサンギヤ61と、このサンギヤ
61と噛合するプラネタリピニオン62と、このプラネ
タリピニオン62を回転自在に保持するキャリア64
と、プラネタリピニオン62と噛合する内歯リングギヤ
を有したタイミングカム63と、ピン64aによりキャ
リア64と一体結合された位相調整被動ギヤ65と、こ
の位相調整被動ギヤ65と噛合するとともに左カバー4
および左ケーシング2により回転自在に支持された位相
調整駆動ギヤ66とから構成される。
【0040】位相調整駆動ギヤ66は通常は固定保持さ
れ、これによりキャリア64も固定保持される。このた
め、ポンプシャフト11が回転駆動されると、ポンプシ
ャフト11とともにサンギヤ61が回転され、これがプ
ラネタリピニオン62を介してタイミングカム63を回
転させる。このようにタイミングカム63はポンプシャ
フト11と同期して回転されるのであるが、このタイミ
ングカム63は上述のようにポンプシリンダ16からの
吐出量を調整するものであるため、タイミングカム63
をポンププランジャ15の往復動すなわちポンプクラン
ク部材12の回転と同期して作動させる必要がある。
れ、これによりキャリア64も固定保持される。このた
め、ポンプシャフト11が回転駆動されると、ポンプシ
ャフト11とともにサンギヤ61が回転され、これがプ
ラネタリピニオン62を介してタイミングカム63を回
転させる。このようにタイミングカム63はポンプシャ
フト11と同期して回転されるのであるが、このタイミ
ングカム63は上述のようにポンプシリンダ16からの
吐出量を調整するものであるため、タイミングカム63
をポンププランジャ15の往復動すなわちポンプクラン
ク部材12の回転と同期して作動させる必要がある。
【0041】このため、第1ポンプ駆動ギヤ11bの歯
数Z1 、第2ポンプ駆動ギヤ12aの歯数Z2 、タイミ
ング機構60のサンギヤ61の歯数Zs およびタイミン
グカム63のリングギヤの歯数Zr と、ポンプクランク
部材12の回転数Nc およびタイミングカム63の回転
数Nr との関係を、 Nr/Nc=(Zs・Z2)/(Zr・Z1) =1/n 但し、nは整数 となるように各歯数を設定している。このようにする
と、ポンプシャフト11を駆動して、ポンプクランク部
材12をn回転させると、その間にタイミングカム63
は1回転する。
数Z1 、第2ポンプ駆動ギヤ12aの歯数Z2 、タイミ
ング機構60のサンギヤ61の歯数Zs およびタイミン
グカム63のリングギヤの歯数Zr と、ポンプクランク
部材12の回転数Nc およびタイミングカム63の回転
数Nr との関係を、 Nr/Nc=(Zs・Z2)/(Zr・Z1) =1/n 但し、nは整数 となるように各歯数を設定している。このようにする
と、ポンプシャフト11を駆動して、ポンプクランク部
材12をn回転させると、その間にタイミングカム63
は1回転する。
【0042】本例では、n=3となるように設定してお
り、このため、タイミングカム63は3箇所の低部63
aおよび高部63bを有している。低部63aの長さと
高部63bの長さとは等しく、これにより、ポンププラ
ンジャ15の全往復ストロークの半分で、タイミングバ
ルブスプール51が上動し、残り半分でこれが下動す
る。ポンププランジャ15の往復ストロークと吐出量と
の関係を図7に示しており、ポンププランジャ15の吸
入行程に対応するストロークにおいて作動油を吸入し、
吐出行程に対応するストロークにおいて作動油を吐出す
る。なお、このときの作動油量はサインカーブ状に変化
する。
り、このため、タイミングカム63は3箇所の低部63
aおよび高部63bを有している。低部63aの長さと
高部63bの長さとは等しく、これにより、ポンププラ
ンジャ15の全往復ストロークの半分で、タイミングバ
ルブスプール51が上動し、残り半分でこれが下動す
る。ポンププランジャ15の往復ストロークと吐出量と
の関係を図7に示しており、ポンププランジャ15の吸
入行程に対応するストロークにおいて作動油を吸入し、
吐出行程に対応するストロークにおいて作動油を吐出す
る。なお、このときの作動油量はサインカーブ状に変化
する。
【0043】図7(A)には、タイミングバルブスプー
ル51を矢印Aで示すストロークの間、上動させた場合
を示している。この場合には、Aで示すストロークの間
は、吸入行程での吸入作動は影響されないが、吐出行程
での作動油の吐出がなくなり、図においてハッチングを
施した分の吐出が行われない。このようにしてポンプシ
リンダ16からの吐出油量を調整する。
ル51を矢印Aで示すストロークの間、上動させた場合
を示している。この場合には、Aで示すストロークの間
は、吸入行程での吸入作動は影響されないが、吐出行程
での作動油の吐出がなくなり、図においてハッチングを
施した分の吐出が行われない。このようにしてポンプシ
リンダ16からの吐出油量を調整する。
【0044】ここで、Aで示すストロークの長さはタイ
ミングカム63の低部63aおよび高部63bの長さに
対応し変更することはできないが、このストローク位相
は可変調整できるようになっている。この調節は、位相
調整駆動ギヤ66の軸66aを外部から回転させること
により行うことができる。これにより、例えば、図7
(B)に示すように、Aで示すストロークを移動させれ
ば、全吐出油がモータシリンダ26に送られ、この場合
には、最高速度比を得ることができる。すなわち、位相
調整駆動ギヤ66の回転位置を制御することによりこの
トランスミッションTM1の変速比制御を行うことがで
きる。
ミングカム63の低部63aおよび高部63bの長さに
対応し変更することはできないが、このストローク位相
は可変調整できるようになっている。この調節は、位相
調整駆動ギヤ66の軸66aを外部から回転させること
により行うことができる。これにより、例えば、図7
(B)に示すように、Aで示すストロークを移動させれ
ば、全吐出油がモータシリンダ26に送られ、この場合
には、最高速度比を得ることができる。すなわち、位相
調整駆動ギヤ66の回転位置を制御することによりこの
トランスミッションTM1の変速比制御を行うことがで
きる。
【0045】なお、以上においてはポンプシャフト11
を駆動してモータシャフト21に動力を伝達するように
説明したが、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト
21をポンプシャフトとして用いてこのシャフト21を
駆動し、ポンプシャフト11をモータシャフトとして用
いてこのシャフト11から動力を取り出すように構成し
ても良い。
を駆動してモータシャフト21に動力を伝達するように
説明したが、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト
21をポンプシャフトとして用いてこのシャフト21を
駆動し、ポンプシャフト11をモータシャフトとして用
いてこのシャフト11から動力を取り出すように構成し
ても良い。
【0046】次に、本発明の第2実施例に係るラジアル
プランジャ式油圧トランスミッションTM2について、
図8を参照して説明する。このトランスミッションTM
2は、上記第1実施例に係るトランスミッションTM1
と類似した構成を有しているので、第1実施例に係るト
ランスミッションTM1と異なる構成の部分およびその
周辺部のみを図8に示している。このため、以下におい
ては、第1実施例に係るトランスミッションTM1と同
一部分には同一番号を付して、その説明は省略する。
プランジャ式油圧トランスミッションTM2について、
図8を参照して説明する。このトランスミッションTM
2は、上記第1実施例に係るトランスミッションTM1
と類似した構成を有しているので、第1実施例に係るト
ランスミッションTM1と異なる構成の部分およびその
周辺部のみを図8に示している。このため、以下におい
ては、第1実施例に係るトランスミッションTM1と同
一部分には同一番号を付して、その説明は省略する。
【0047】このトランスミッションTM2は、入力シ
ャフトと兼用するポンプシャフト111と、ポンプシャ
フト111の上にベアリング106a,106bにより
回転自在に配設されたモータシャフト121と、右カバ
ー103から右外方に突出する出力シャフト155とを
有し、これらが動力伝達プラネタリギヤ機構150を介
して連結されている。なお、ポンプシャフト111はベ
アリング105aを介して左ケーシング102により回
転自在に支持され、モータシャフト121はベアリング
105bを介して右ケーシング101により回転自在に
支持され、出力シャフト155はベアリング105cを
介して右カバー103により回転自在に支持されてい
る。
ャフトと兼用するポンプシャフト111と、ポンプシャ
フト111の上にベアリング106a,106bにより
回転自在に配設されたモータシャフト121と、右カバ
ー103から右外方に突出する出力シャフト155とを
有し、これらが動力伝達プラネタリギヤ機構150を介
して連結されている。なお、ポンプシャフト111はベ
アリング105aを介して左ケーシング102により回
転自在に支持され、モータシャフト121はベアリング
105bを介して右ケーシング101により回転自在に
支持され、出力シャフト155はベアリング105cを
介して右カバー103により回転自在に支持されてい
る。
【0048】動力伝達プラネタリギヤ機構150は、ポ
ンプシャフト111にスプライン結合されたサンギヤ1
51と、モータシャフト121に結合されたリングギヤ
154と、これらサンギヤ151およびリングギヤ15
4に噛合するプラネタリピニオン152を回転自在に保
持するキャリア153とから構成され、キャリア153
は出力シャフト155に結合されている。
ンプシャフト111にスプライン結合されたサンギヤ1
51と、モータシャフト121に結合されたリングギヤ
154と、これらサンギヤ151およびリングギヤ15
4に噛合するプラネタリピニオン152を回転自在に保
持するキャリア153とから構成され、キャリア153
は出力シャフト155に結合されている。
【0049】モータシャフト121には第1モータ駆動
ギヤ122がスプライン結合されて取り付けられてお
り、この第1モータ駆動ギヤ122はモータクランク部
材22の第2モータ駆動ギヤ22aと噛合する。このた
め、ポンプシャフト111が駆動されると、ポンプシャ
フト111の回転は第1および第2ポンプ駆動ギヤ11
1b,12aを介してポンププランジャ15に伝達され
る。そして、第1実施例のトランスミッションTM1と
同様にして、ポンプシリンダ16からの吐出油によりモ
ータプランジャ25が往復動され、モータシャフト12
1が回転駆動される。本例では、モータシャフト121
の回転は、動力伝達プラネタリギヤ機構150のリング
ギヤ154に伝達される。
ギヤ122がスプライン結合されて取り付けられてお
り、この第1モータ駆動ギヤ122はモータクランク部
材22の第2モータ駆動ギヤ22aと噛合する。このた
め、ポンプシャフト111が駆動されると、ポンプシャ
フト111の回転は第1および第2ポンプ駆動ギヤ11
1b,12aを介してポンププランジャ15に伝達され
る。そして、第1実施例のトランスミッションTM1と
同様にして、ポンプシリンダ16からの吐出油によりモ
ータプランジャ25が往復動され、モータシャフト12
1が回転駆動される。本例では、モータシャフト121
の回転は、動力伝達プラネタリギヤ機構150のリング
ギヤ154に伝達される。
【0050】また、本例では、ポンプシャフト111の
回転は、第1および第2ポンプ駆動ギヤ111b,12
aを介してポンプシリンダ15に伝達されるだけでな
く、動力伝達プラネタリギヤ機構150のサンギヤ15
1にも伝達される。このため、出力シャフト155は、
モータシャフト121の駆動力およびポンプシャフト1
11の駆動力を受けて駆動されることになり、効率のよ
い動力伝達を行わせることができる。
回転は、第1および第2ポンプ駆動ギヤ111b,12
aを介してポンプシリンダ15に伝達されるだけでな
く、動力伝達プラネタリギヤ機構150のサンギヤ15
1にも伝達される。このため、出力シャフト155は、
モータシャフト121の駆動力およびポンプシャフト1
11の駆動力を受けて駆動されることになり、効率のよ
い動力伝達を行わせることができる。
【0051】なお、本例においては、ポンプ分配バルブ
130を、吸入側チェックバルブ131と吐出側チェッ
クバルブ135とから構成している。吸入側チェックバ
ルブ131により開閉される部分に戻り油路132が設
けられ、吐出側チェックバルブ135により開閉される
部分に吐出油路136が設けられている。このため、吐
出行程にあるポンププランジャ15により押されて油路
101aに吐出された作動油は、吐出側チェックバルブ
135を押し開いて吐出油路136に流れ、ポンププラ
ンジャ15が吸入行程にあるときには、吸入側チェック
バルブ131が開いて戻り油路132からポンプシリン
ダ孔16a内に作動油が吸入される。
130を、吸入側チェックバルブ131と吐出側チェッ
クバルブ135とから構成している。吸入側チェックバ
ルブ131により開閉される部分に戻り油路132が設
けられ、吐出側チェックバルブ135により開閉される
部分に吐出油路136が設けられている。このため、吐
出行程にあるポンププランジャ15により押されて油路
101aに吐出された作動油は、吐出側チェックバルブ
135を押し開いて吐出油路136に流れ、ポンププラ
ンジャ15が吸入行程にあるときには、吸入側チェック
バルブ131が開いて戻り油路132からポンプシリン
ダ孔16a内に作動油が吸入される。
【0052】本発明の第3実施例に係るラジアルプラン
ジャ式油圧トランスミッションTM3を図9に示してい
る。このトランスミッションTM3は、上記第2実施例
に係るトランスミッションTM2と、動力伝達プラネタ
リギヤ機構170の配設位置のみが異なり、基本構成に
ついては第2実施例のトランスミッションTM2と同じ
である。
ジャ式油圧トランスミッションTM3を図9に示してい
る。このトランスミッションTM3は、上記第2実施例
に係るトランスミッションTM2と、動力伝達プラネタ
リギヤ機構170の配設位置のみが異なり、基本構成に
ついては第2実施例のトランスミッションTM2と同じ
である。
【0053】具体的には、動力伝達プラネタリギヤ機構
170が、このトランスミッションTM3のほぼ中央
部、すなわち、ポンププランジャ15およびモータプラ
ンジャ25と軸方向ほぼ同一面に位置するように配設さ
れている点が第2実施例のトランスミッションTM2と
異なる。このように構成すると、トランスミッションT
M3の軸方向寸法を短くして、全体を一層小型、コンパ
クト化することが容易となる。なお、このように構成す
るため、ポンプシャフト161と一体にサンギヤ171
が形成され、リングギヤ174の外周に第1モータ駆動
ギヤ174aが形成されている。そして、キャリア17
3が出力シャフト165に結合されている。
170が、このトランスミッションTM3のほぼ中央
部、すなわち、ポンププランジャ15およびモータプラ
ンジャ25と軸方向ほぼ同一面に位置するように配設さ
れている点が第2実施例のトランスミッションTM2と
異なる。このように構成すると、トランスミッションT
M3の軸方向寸法を短くして、全体を一層小型、コンパ
クト化することが容易となる。なお、このように構成す
るため、ポンプシャフト161と一体にサンギヤ171
が形成され、リングギヤ174の外周に第1モータ駆動
ギヤ174aが形成されている。そして、キャリア17
3が出力シャフト165に結合されている。
【0054】第2および第3の実施例においては、ポン
プシャフト(入力シャフト)111,161を駆動して
出力シャフト155,165に動力を伝達するように説
明したが、ポンプとモータを逆転し、出力シャフト15
5,165を入力シャフトとして用いてこのシャフト1
55,165を駆動し、ポンプシャフト111,161
を出力シャフトとして用いてこのシャフト111,16
1から動力を取り出すように構成しても良い。
プシャフト(入力シャフト)111,161を駆動して
出力シャフト155,165に動力を伝達するように説
明したが、ポンプとモータを逆転し、出力シャフト15
5,165を入力シャフトとして用いてこのシャフト1
55,165を駆動し、ポンプシャフト111,161
を出力シャフトとして用いてこのシャフト111,16
1から動力を取り出すように構成しても良い。
【0055】次に、本発明の第4実施例に係るラジアル
プランジャ式油圧トランスミッションTM4について、
図10および図11を参照して説明する。なお、図10
はポンププランジャ部を示す半断面図であり、図11は
モータプランジャ部を示す半断面図である。このトラン
スミッションTM4は、右ケーシング201、左ケーシ
ング202、右カバー203および左カバー204を有
する。
プランジャ式油圧トランスミッションTM4について、
図10および図11を参照して説明する。なお、図10
はポンププランジャ部を示す半断面図であり、図11は
モータプランジャ部を示す半断面図である。このトラン
スミッションTM4は、右ケーシング201、左ケーシ
ング202、右カバー203および左カバー204を有
する。
【0056】右および左ケーシング201,202の中
央にはベアリング205a,205bに支持されて、ポ
ンプシャフト211およびモータシャフト221が同軸
上で回転自在に配設されている。ポンプシャフト211
は左端部211cが左カバー204から外方に突出して
おり、この部分を介して駆動されるようになっており、
ポンプシャフト211は入力シャフトを兼用する。モー
タシャフト221は右端部221cが右カバー203か
ら外方に突出し、この部分から出力を取り出すようにな
っており、モータシャフト221は出力シャフトを兼用
している。
央にはベアリング205a,205bに支持されて、ポ
ンプシャフト211およびモータシャフト221が同軸
上で回転自在に配設されている。ポンプシャフト211
は左端部211cが左カバー204から外方に突出して
おり、この部分を介して駆動されるようになっており、
ポンプシャフト211は入力シャフトを兼用する。モー
タシャフト221は右端部221cが右カバー203か
ら外方に突出し、この部分から出力を取り出すようにな
っており、モータシャフト221は出力シャフトを兼用
している。
【0057】ポンプシャフト211の右端部には挿入孔
211aが形成されており、モータシャフト221の左
端部221aがこの挿入孔211a内に突入し、この部
分において両シャフト211,221がオーバーラップ
している。そして、このオーバーラップ部における両シ
ャフト211,221の間には、左右一対のニードルベ
アリング206a,206bが配設されており、これに
より両シャフト211,221が互いに相対回転自在と
なっている。なお、左側のニードルベアリング206a
をベアリング205aと軸方向に重なるように配設し、
強度上有利な構成にしている。
211aが形成されており、モータシャフト221の左
端部221aがこの挿入孔211a内に突入し、この部
分において両シャフト211,221がオーバーラップ
している。そして、このオーバーラップ部における両シ
ャフト211,221の間には、左右一対のニードルベ
アリング206a,206bが配設されており、これに
より両シャフト211,221が互いに相対回転自在と
なっている。なお、左側のニードルベアリング206a
をベアリング205aと軸方向に重なるように配設し、
強度上有利な構成にしている。
【0058】ポンプシャフト211の右端部211b
は、図12に示すように、その外周面がポンプシャフト
211の回転軸C1から距離L1だけ偏心した形状に形
成されている。すなわち、右端部211bの外周面の軸
心C2は、回転軸C1から距離L1だけ離れている。そ
して、この右端部211bの上に、回転自在に偏心カラ
ー212が取り付けられている。偏心カラー212の外
周面は、ポンプシャフト右端部211bの外周面の軸心
C2から距離L2だけ偏心した形状をしており、その軸
心C3は軸心C2から距離L2だけ離れている。
は、図12に示すように、その外周面がポンプシャフト
211の回転軸C1から距離L1だけ偏心した形状に形
成されている。すなわち、右端部211bの外周面の軸
心C2は、回転軸C1から距離L1だけ離れている。そ
して、この右端部211bの上に、回転自在に偏心カラ
ー212が取り付けられている。偏心カラー212の外
周面は、ポンプシャフト右端部211bの外周面の軸心
C2から距離L2だけ偏心した形状をしており、その軸
心C3は軸心C2から距離L2だけ離れている。
【0059】偏心カラー212はポンプシャフト211
bに回転自在に取り付けられているが、両者は、ストロ
ーク調整機構230を介して連結されている。ストロー
ク調整機構230は、ポンプシャフト211にスプライ
ン結合されて取り付けられた第1サンギヤ231と、第
1サンギヤ231と噛合する第1プラネタリピニオン2
33と、第1プラネタリピニオン233を回転自在に支
持するキャリア232と、第1プラネタリピニオン23
3と噛合する第1リングギヤ234と、第1リングギヤ
234に隣接するとともに左ケーシング202に結合さ
れた第2リングギヤ236と、第2リングギヤ236と
噛合する第2プラネタリピニオン235と、第2プラネ
タリピニオン235と噛合する第2サンギヤ237とを
有する。なお、第1および第2プラネタリピニオン23
3,235はともに、ピニオンシャフト232aを介し
てキャリア232により回転自在に支持されている。
bに回転自在に取り付けられているが、両者は、ストロ
ーク調整機構230を介して連結されている。ストロー
ク調整機構230は、ポンプシャフト211にスプライ
ン結合されて取り付けられた第1サンギヤ231と、第
1サンギヤ231と噛合する第1プラネタリピニオン2
33と、第1プラネタリピニオン233を回転自在に支
持するキャリア232と、第1プラネタリピニオン23
3と噛合する第1リングギヤ234と、第1リングギヤ
234に隣接するとともに左ケーシング202に結合さ
れた第2リングギヤ236と、第2リングギヤ236と
噛合する第2プラネタリピニオン235と、第2プラネ
タリピニオン235と噛合する第2サンギヤ237とを
有する。なお、第1および第2プラネタリピニオン23
3,235はともに、ピニオンシャフト232aを介し
てキャリア232により回転自在に支持されている。
【0060】第1リングギヤ234の外周には外歯が形
成され、この外歯と噛合してストローク調整ギヤ239
が取り付けられている。このストローク調整ギヤ239
のシャフト部239aが外方に突出しており、ストロー
ク調整ギヤ239を回転駆動することができるようにな
っている。第2サンギヤ237とスプライン結合して連
結カラー238が回転自在に取り付けられており、この
連結カラー238の右端には内歯ギヤ238aが形成さ
れている。一方、偏心カラー212の左側面には外歯ギ
ヤ212aが形成されており、これら内歯ギヤ238a
と外歯ギヤ212aとが噛合して、偏心カラー212と
連結カラー238とが連結されている。
成され、この外歯と噛合してストローク調整ギヤ239
が取り付けられている。このストローク調整ギヤ239
のシャフト部239aが外方に突出しており、ストロー
ク調整ギヤ239を回転駆動することができるようにな
っている。第2サンギヤ237とスプライン結合して連
結カラー238が回転自在に取り付けられており、この
連結カラー238の右端には内歯ギヤ238aが形成さ
れている。一方、偏心カラー212の左側面には外歯ギ
ヤ212aが形成されており、これら内歯ギヤ238a
と外歯ギヤ212aとが噛合して、偏心カラー212と
連結カラー238とが連結されている。
【0061】以上の構成のストローク調整機構230に
おいて、ストローク調整ギヤ239は通常は固定保持さ
れている。このため、ポンプシャフト211が回転され
ると、このストローク調整機構239を介して上述のよ
うに連結された偏心カラー212はポンプシャフト21
1と一体回転する。
おいて、ストローク調整ギヤ239は通常は固定保持さ
れている。このため、ポンプシャフト211が回転され
ると、このストローク調整機構239を介して上述のよ
うに連結された偏心カラー212はポンプシャフト21
1と一体回転する。
【0062】偏心カラー212の上には、環状のガイド
リング213が回転自在に取り付けられている。そし
て、図12に示すように、このガイドリング213を放
射状に囲むようにして、等間隔で且つ交互に位置して、
それぞれ5個ずつのポンププランジャ215およびポン
プシリンダ216と、モータプランジャ225およびモ
ータシリンダ226とが配設されている。
リング213が回転自在に取り付けられている。そし
て、図12に示すように、このガイドリング213を放
射状に囲むようにして、等間隔で且つ交互に位置して、
それぞれ5個ずつのポンププランジャ215およびポン
プシリンダ216と、モータプランジャ225およびモ
ータシリンダ226とが配設されている。
【0063】ポンプシリンダ216は、左右トラニオン
部216cにおいて左右ケーシング201,202に揺
動自在に支持されており、そのシリンダ孔216aは内
周側に開口している。各シリンダ孔216aには摺動自
在にポンププランジャ215が挿入されており、各ポン
ププランジャ215の内端部215aはガイドリング2
13の外周面に摺接している。前述のように、偏心カラ
ー212の外周面の軸心C3はポンプシャフト211の
回転軸C1に対して偏心している。このため、ポンプシ
ャフト211とともに偏心カラー212が回転される
と、各ポンププランジャ215は軸心C3の偏心量に対
応した距離だけポンプシリンダ216内で往復動され
る。
部216cにおいて左右ケーシング201,202に揺
動自在に支持されており、そのシリンダ孔216aは内
周側に開口している。各シリンダ孔216aには摺動自
在にポンププランジャ215が挿入されており、各ポン
ププランジャ215の内端部215aはガイドリング2
13の外周面に摺接している。前述のように、偏心カラ
ー212の外周面の軸心C3はポンプシャフト211の
回転軸C1に対して偏心している。このため、ポンプシ
ャフト211とともに偏心カラー212が回転される
と、各ポンププランジャ215は軸心C3の偏心量に対
応した距離だけポンプシリンダ216内で往復動され
る。
【0064】このため、ポンプシャフト211の回転軸
C1に対する偏心カラー212の外周面の軸心C3の偏
心距離を可変調整すれば、ポンププランジャ215の往
復ストロークを可変制御でき、ポンプシリンダ216か
らの吐出油量を可変制御できる。回転軸C1に対する軸
心C3の偏心距離の調整は、ストローク調整機構230
のストローク調整ギヤ239を回転させて行う。
C1に対する偏心カラー212の外周面の軸心C3の偏
心距離を可変調整すれば、ポンププランジャ215の往
復ストロークを可変制御でき、ポンプシリンダ216か
らの吐出油量を可変制御できる。回転軸C1に対する軸
心C3の偏心距離の調整は、ストローク調整機構230
のストローク調整ギヤ239を回転させて行う。
【0065】このストローク調整について、図13を参
照して説明する。図3には、ポンプシャフト211の回
転軸C1(これはモータシャフト221の回転軸と一致
する)、ポンプシャフト211の右端部211bの外周
面の軸心C2および偏心カラー212の外周面の軸心C
3の位置関係を示しており、実線により、これら3つの
軸C1,C2,C3が同一直線上に並んで配設した場合
を示している。前述のように、回転軸C1と軸心C2と
は距離L1だけ離れ、軸心C2と軸心C3とは距離L2
だけ離れるため、軸C1,C2,C3が同一直線上に並
んでいるときには、回転軸C1と軸心C3とは距離L3
(=L1+L2)だけ離れ、このときの回転軸C1と軸
心C3との距離が最大である。
照して説明する。図3には、ポンプシャフト211の回
転軸C1(これはモータシャフト221の回転軸と一致
する)、ポンプシャフト211の右端部211bの外周
面の軸心C2および偏心カラー212の外周面の軸心C
3の位置関係を示しており、実線により、これら3つの
軸C1,C2,C3が同一直線上に並んで配設した場合
を示している。前述のように、回転軸C1と軸心C2と
は距離L1だけ離れ、軸心C2と軸心C3とは距離L2
だけ離れるため、軸C1,C2,C3が同一直線上に並
んでいるときには、回転軸C1と軸心C3とは距離L3
(=L1+L2)だけ離れ、このときの回転軸C1と軸
心C3との距離が最大である。
【0066】この状態からストローク調整機構230の
ストローク調整ギヤ239を回転させると、第1サンギ
ヤ231に対して第2サンギヤ237を相対回転させ
る。このため、ポンプシャフト211に対して偏心カラ
ー212が相対回転される。偏心カラー212はポンプ
シャフト211の右端部211bの外周面に回転自在に
配設されているため、この回転により、偏心カラー21
2の外周面の軸心C3は右端部211bの外周面の軸心
C2の回りを回転する。
ストローク調整ギヤ239を回転させると、第1サンギ
ヤ231に対して第2サンギヤ237を相対回転させ
る。このため、ポンプシャフト211に対して偏心カラ
ー212が相対回転される。偏心カラー212はポンプ
シャフト211の右端部211bの外周面に回転自在に
配設されているため、この回転により、偏心カラー21
2の外周面の軸心C3は右端部211bの外周面の軸心
C2の回りを回転する。
【0067】これにより、例えば図13に示すように、
軸心C3が軸心C2の回りを時計回りに90度回転し、
偏心カラー212が2転鎖線で示す位置に移動し、軸心
C3がC3′で示す位置に移動する。その結果、回転軸
C1に対する軸心C3の偏心距離がL3′(<L3)と
なり、短くなる。このように、ストローク調整ギヤ23
9を回転させることにより、軸心C3の偏心距離L3を
調整し、ポンプシャフト211を回転させたときでの、
ポンププランジャ215の往復ストロークを可変調整す
ることができる。
軸心C3が軸心C2の回りを時計回りに90度回転し、
偏心カラー212が2転鎖線で示す位置に移動し、軸心
C3がC3′で示す位置に移動する。その結果、回転軸
C1に対する軸心C3の偏心距離がL3′(<L3)と
なり、短くなる。このように、ストローク調整ギヤ23
9を回転させることにより、軸心C3の偏心距離L3を
調整し、ポンプシャフト211を回転させたときでの、
ポンププランジャ215の往復ストロークを可変調整す
ることができる。
【0068】ポンプシリンダ216のトラニオン部21
6bにはシリンダ孔216aに連通する連通孔216c
が形成されており、上記のようにポンプシャフト211
の回転に応じてポンププランジャ215がシリンダ孔2
16内で往復動されるときに、作動油の吸入、吐出がこ
の連通孔216cを介して行われる。連通孔216c
は、吸入側チェックバルブ251と吐出側チェックバル
ブ255とからなるポンプ分配バルブ250に繋がって
おり、このポンプ分配バルブ250の作用により、作動
油の吸入、吐出制御が行われる。このポンプ分配バルブ
250は、図8に示した第2実施例に係るトランスミッ
ションTM2のポンプ分配バルブ130と同じであるの
で、その説明は省略する。
6bにはシリンダ孔216aに連通する連通孔216c
が形成されており、上記のようにポンプシャフト211
の回転に応じてポンププランジャ215がシリンダ孔2
16内で往復動されるときに、作動油の吸入、吐出がこ
の連通孔216cを介して行われる。連通孔216c
は、吸入側チェックバルブ251と吐出側チェックバル
ブ255とからなるポンプ分配バルブ250に繋がって
おり、このポンプ分配バルブ250の作用により、作動
油の吸入、吐出制御が行われる。このポンプ分配バルブ
250は、図8に示した第2実施例に係るトランスミッ
ションTM2のポンプ分配バルブ130と同じであるの
で、その説明は省略する。
【0069】このようにして、ポンプシリンダ216か
ら吐出された作動油は、ポンプ分配バルブ250を介し
てモータ分配バルブ240に送られる。モータ分配バル
ブ240は、図2に示した第1実施例に係るトランスミ
ッションTM3に用いられるモータ分配バルブ40と同
じであり、モータバルブカム249により往復動される
モータバルブスプール241を有する。これにより、ポ
ンプシリンダ216からの吐出油は、吸入行程にあるモ
ータシリンダ226内に供給される。
ら吐出された作動油は、ポンプ分配バルブ250を介し
てモータ分配バルブ240に送られる。モータ分配バル
ブ240は、図2に示した第1実施例に係るトランスミ
ッションTM3に用いられるモータ分配バルブ40と同
じであり、モータバルブカム249により往復動される
モータバルブスプール241を有する。これにより、ポ
ンプシリンダ216からの吐出油は、吸入行程にあるモ
ータシリンダ226内に供給される。
【0070】モータシリンダ226は、図12に示すよ
うに、ポンプシリンダ216と同一平面上に位置して配
設されており、トラニオン部226bにおいて左右ケー
シング201,202により揺動自在に支持されてい
る。モータシリンダ226のシリンダ孔226aは内周
側に開口するとともに、トラニオン部226bに形成さ
れた連通孔226cと連通している。このシリンダ孔2
26a内に摺動自在にモータプランジャ225が挿入さ
れており、モータプランジャ225の内端部225aが
モータクランク部材222のクランク軸225aに連結
されている。
うに、ポンプシリンダ216と同一平面上に位置して配
設されており、トラニオン部226bにおいて左右ケー
シング201,202により揺動自在に支持されてい
る。モータシリンダ226のシリンダ孔226aは内周
側に開口するとともに、トラニオン部226bに形成さ
れた連通孔226cと連通している。このシリンダ孔2
26a内に摺動自在にモータプランジャ225が挿入さ
れており、モータプランジャ225の内端部225aが
モータクランク部材222のクランク軸225aに連結
されている。
【0071】モータクランク部材222は、第2モータ
駆動ギヤ222aおよびクランク軸222bを一体に有
する部材と、クランク軸222bが圧入されて結合され
た支持部材222cとから構成される。このモータクラ
ンク部材222は、左右のベアリング224a,224
bを介して左右ケーシング201,201により回転自
在に支持されている。第2モータ駆動ギヤ222aは、
モータシャフト221に一体に形成された第1モータ駆
動ギヤ221bと噛合している。このため、ポンプシリ
ンダ215からの吐出油によりモータプランジャ225
が往復動され、モータクランク部材222が回転駆動さ
れると、この回転が第1および第2モータ駆動ギヤ22
2a,221bを介してモータシャフト221に伝達さ
れ、モータシャフト221が駆動される。
駆動ギヤ222aおよびクランク軸222bを一体に有
する部材と、クランク軸222bが圧入されて結合され
た支持部材222cとから構成される。このモータクラ
ンク部材222は、左右のベアリング224a,224
bを介して左右ケーシング201,201により回転自
在に支持されている。第2モータ駆動ギヤ222aは、
モータシャフト221に一体に形成された第1モータ駆
動ギヤ221bと噛合している。このため、ポンプシリ
ンダ215からの吐出油によりモータプランジャ225
が往復動され、モータクランク部材222が回転駆動さ
れると、この回転が第1および第2モータ駆動ギヤ22
2a,221bを介してモータシャフト221に伝達さ
れ、モータシャフト221が駆動される。
【0072】第4の実施例においては、ポンプシャフト
(入力シャフト)211を駆動してモータシャフト(出
力シャフト)221に動力を伝達するように説明した
が、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト221を
ポンプシャフトとして用いてこのシャフト221を駆動
し、ポンプシャフト211をモータシャフトとして用い
てこのシャフト211から動力を取り出すように構成し
ても良い。
(入力シャフト)211を駆動してモータシャフト(出
力シャフト)221に動力を伝達するように説明した
が、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト221を
ポンプシャフトとして用いてこのシャフト221を駆動
し、ポンプシャフト211をモータシャフトとして用い
てこのシャフト211から動力を取り出すように構成し
ても良い。
【0073】次に、本発明の第5実施例に係るラジアル
プランジャ式油圧トランスミッションTM5について、
図14〜図16を参照して説明する。このトランスミッ
ションTM5は、図10,11に示した第4実施例に係
るトランスミッションTM4とポンプ駆動機構等が異な
るのみで、他の構成は同一であるので、同一部分には同
一番号を付してその説明は省略する。
プランジャ式油圧トランスミッションTM5について、
図14〜図16を参照して説明する。このトランスミッ
ションTM5は、図10,11に示した第4実施例に係
るトランスミッションTM4とポンプ駆動機構等が異な
るのみで、他の構成は同一であるので、同一部分には同
一番号を付してその説明は省略する。
【0074】このトランスミッションTM5において
は、ポンプシャフト311の右端部311aがモータシ
ャフト321の挿入孔321a内に突出し、両シャフト
311,321の間に配設されたベアリング306a,
306bを介して相対回転自在となっている。ポンプシ
ャフト311の中間に突出部311bが形成されてお
り、この突出部311bの外周面が、図16に示すよう
に、ポンプシャフト311の回転軸C1から距離L1だ
け偏心した形状に形成されている。
は、ポンプシャフト311の右端部311aがモータシ
ャフト321の挿入孔321a内に突出し、両シャフト
311,321の間に配設されたベアリング306a,
306bを介して相対回転自在となっている。ポンプシ
ャフト311の中間に突出部311bが形成されてお
り、この突出部311bの外周面が、図16に示すよう
に、ポンプシャフト311の回転軸C1から距離L1だ
け偏心した形状に形成されている。
【0075】そして、この突出部311bの外周上に回
転自在に偏心カラー312が取り付けられている。この
偏心カラー312の外周面は、突出部311bの外周面
の軸心C2から距離L2だけ偏心した形状をしており、
その軸心C3は軸心C2から距離L2だけ離れている。
転自在に偏心カラー312が取り付けられている。この
偏心カラー312の外周面は、突出部311bの外周面
の軸心C2から距離L2だけ偏心した形状をしており、
その軸心C3は軸心C2から距離L2だけ離れている。
【0076】偏心カラー312の左側面には内歯ギヤ3
12aが形成されており、これがストローク調整機構2
30の第2サンギヤ237と結合された連結カラー33
8の外歯ギヤ338aと噛合している。すなわち、本例
のトランスミッションTM5においても、偏心カラー3
12は、ストローク調整機構230を介してポンプシャ
フト311と連結されている。このため、偏心カラー3
12はポンプシャフト311と一体回転する。なお、ス
トローク調整機構230は上述のものと同一であり、ス
トローク調整ギヤ239を回転させることにより、偏心
カラー312の外周面の軸心C3の偏心量を可変調整す
ることができる。
12aが形成されており、これがストローク調整機構2
30の第2サンギヤ237と結合された連結カラー33
8の外歯ギヤ338aと噛合している。すなわち、本例
のトランスミッションTM5においても、偏心カラー3
12は、ストローク調整機構230を介してポンプシャ
フト311と連結されている。このため、偏心カラー3
12はポンプシャフト311と一体回転する。なお、ス
トローク調整機構230は上述のものと同一であり、ス
トローク調整ギヤ239を回転させることにより、偏心
カラー312の外周面の軸心C3の偏心量を可変調整す
ることができる。
【0077】偏心カラー312の上には、回転自在に連
結リング313が取り付けられている。この連結リング
313に連結ピン313aを介してポンププランジャ3
15の内端部315aが連結されている。本例では、5
個のポンププランジャ315が、図16に示すように、
放射状に等間隔で配設されており、各ポンププランジャ
315がポンプシリンダ216のシリンダ孔216aに
摺動自在に挿入されている。
結リング313が取り付けられている。この連結リング
313に連結ピン313aを介してポンププランジャ3
15の内端部315aが連結されている。本例では、5
個のポンププランジャ315が、図16に示すように、
放射状に等間隔で配設されており、各ポンププランジャ
315がポンプシリンダ216のシリンダ孔216aに
摺動自在に挿入されている。
【0078】ここでポンプシャフト311を回転駆動す
ると偏心カラー312はこれと一体回転し、偏心カラー
312の上に回転自在に取り付けられた連結リング31
3は偏心カラー312により公転運動を行い、連結リン
グ313に連結されたポンププランジャ315がポンプ
シリンダ216内で往復運動を行う。なお、この公転運
動に際しては、連結リング313は自転はせずに、その
軸心C3(連結リング313の軸心は偏心カラー312
の外周面の軸心C3と一致する)がポンプシャフト31
1の回転軸C1の回りを公転する必要がある。
ると偏心カラー312はこれと一体回転し、偏心カラー
312の上に回転自在に取り付けられた連結リング31
3は偏心カラー312により公転運動を行い、連結リン
グ313に連結されたポンププランジャ315がポンプ
シリンダ216内で往復運動を行う。なお、この公転運
動に際しては、連結リング313は自転はせずに、その
軸心C3(連結リング313の軸心は偏心カラー312
の外周面の軸心C3と一致する)がポンプシャフト31
1の回転軸C1の回りを公転する必要がある。
【0079】このような公転運動を行わせるために、こ
のトランスミッションTM5には、ダブル機構と称され
る機構が配設されている。ダブル機構は、左ケーシング
202に固定された第1内歯ギヤ361と、偏心カラー
312の側部の上に回転自在に取り付けられた外歯ギヤ
362と、連結リング313の左側面にこれと一体形成
された第2内歯ギヤ363とから構成される。図示のよ
うに、第1内歯ギヤ361と外歯ギヤ362が噛合し、
外歯ギヤ362と第2内歯ギヤ363が噛合しており、
第1内歯ギヤ361と第2内歯ギヤ363の歯数が等し
い。さらに、第1内歯ギヤ361はポンプシャフト31
1の回転軸C1と同心となるように配設されており、外
歯ギヤ362は突出部311bの外周面の軸心C2と同
心となるように配設されており、第2内歯ギヤ363は
偏心カラー312の外周面の軸心C3と同心となるよう
に配設されている。
のトランスミッションTM5には、ダブル機構と称され
る機構が配設されている。ダブル機構は、左ケーシング
202に固定された第1内歯ギヤ361と、偏心カラー
312の側部の上に回転自在に取り付けられた外歯ギヤ
362と、連結リング313の左側面にこれと一体形成
された第2内歯ギヤ363とから構成される。図示のよ
うに、第1内歯ギヤ361と外歯ギヤ362が噛合し、
外歯ギヤ362と第2内歯ギヤ363が噛合しており、
第1内歯ギヤ361と第2内歯ギヤ363の歯数が等し
い。さらに、第1内歯ギヤ361はポンプシャフト31
1の回転軸C1と同心となるように配設されており、外
歯ギヤ362は突出部311bの外周面の軸心C2と同
心となるように配設されており、第2内歯ギヤ363は
偏心カラー312の外周面の軸心C3と同心となるよう
に配設されている。
【0080】このように構成されたダブル機構を用いれ
ば、ポンプシャフト311とともに偏心カラー312が
回転されたときに、連結リング313を自転はさせずに
回転軸C1の回りを公転運動させることができる。な
お、ダブル機構の詳しい作動については、特開平4−2
62158号に開示されており、公知であるので、その
説明は省略する。
ば、ポンプシャフト311とともに偏心カラー312が
回転されたときに、連結リング313を自転はさせずに
回転軸C1の回りを公転運動させることができる。な
お、ダブル機構の詳しい作動については、特開平4−2
62158号に開示されており、公知であるので、その
説明は省略する。
【0081】第5の実施例においては、ポンプシャフト
(入力シャフト)311を駆動してモータシャフト(出
力シャフト)321に動力を伝達するように説明した
が、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト321を
ポンプシャフトとして用いてこのシャフト321を駆動
し、ポンプシャフト311をモータシャフトとして用い
てこのシャフト311から動力を取り出すように構成し
ても良い。
(入力シャフト)311を駆動してモータシャフト(出
力シャフト)321に動力を伝達するように説明した
が、ポンプとモータを逆転し、モータシャフト321を
ポンプシャフトとして用いてこのシャフト321を駆動
し、ポンプシャフト311をモータシャフトとして用い
てこのシャフト311から動力を取り出すように構成し
ても良い。
【0082】次に、本発明の第6実施例に係るラジアル
プランジャ式油圧トランスミッションTM6について、
図17を参照して説明する。このトランスミッションT
M6は、上記第5実施例に係るトランスミッションTM
5に動力伝達プラネタリギヤ機構450を追加して構成
される。このため、トランスミッションTM5と異なる
構成、すなわち、動力伝達プラネタリギヤ機構450お
よびその周辺部の構成のみを説明する。
プランジャ式油圧トランスミッションTM6について、
図17を参照して説明する。このトランスミッションT
M6は、上記第5実施例に係るトランスミッションTM
5に動力伝達プラネタリギヤ機構450を追加して構成
される。このため、トランスミッションTM5と異なる
構成、すなわち、動力伝達プラネタリギヤ機構450お
よびその周辺部の構成のみを説明する。
【0083】動力伝達プラネタリギヤ機構450は、入
力シャフトと兼用するポンプシャフト411の右端部に
これと一体形成されたサンギヤ451と、サンギヤ45
1と噛合するプラネタリピニオン453と、プラネタリ
ピニオン453を回転自在に保持するキャリア452
と、プラネタリピニオン453と噛合するリングギヤ4
54とからなる。キャリア452は出力シャフト455
と結合され、リングギヤ454の外周に形成された外歯
ギヤ454aがモータクランク部材222の第2モータ
駆動ギヤ222aと噛合する。このため、この例ではリ
ングギヤ454がモータシャフトとして用いられてい
る。
力シャフトと兼用するポンプシャフト411の右端部に
これと一体形成されたサンギヤ451と、サンギヤ45
1と噛合するプラネタリピニオン453と、プラネタリ
ピニオン453を回転自在に保持するキャリア452
と、プラネタリピニオン453と噛合するリングギヤ4
54とからなる。キャリア452は出力シャフト455
と結合され、リングギヤ454の外周に形成された外歯
ギヤ454aがモータクランク部材222の第2モータ
駆動ギヤ222aと噛合する。このため、この例ではリ
ングギヤ454がモータシャフトとして用いられてい
る。
【0084】このトランスミッションTM6において
は、ポンプシャフト411が駆動されると、ポンプシャ
フト411の回転は連結リング313を介してポンププ
ランジャ315に伝達される。そして、前述の例と同様
にして、ポンプシリンダ216からの吐出油によりモー
タプランジャ225が往復動され、モータクランク部材
222が回転駆動される。本例では、モータクランク部
材222の回転は、動力伝達プラネタリギヤ機構450
のリングギヤ454に伝達される。
は、ポンプシャフト411が駆動されると、ポンプシャ
フト411の回転は連結リング313を介してポンププ
ランジャ315に伝達される。そして、前述の例と同様
にして、ポンプシリンダ216からの吐出油によりモー
タプランジャ225が往復動され、モータクランク部材
222が回転駆動される。本例では、モータクランク部
材222の回転は、動力伝達プラネタリギヤ機構450
のリングギヤ454に伝達される。
【0085】また、本例では、ポンプシャフト411の
回転は、連結リング313を介してポンプシリンダ31
5に伝達されるだけでなく、動力伝達プラネタリギヤ機
構450のサンギヤ451にも伝達される。このため、
出力シャフト455は、モータクランク部材222から
の駆動力およびポンプシャフト411の駆動力を受けて
駆動されることになり、効率のよい動力伝達を行わせる
ことができる。
回転は、連結リング313を介してポンプシリンダ31
5に伝達されるだけでなく、動力伝達プラネタリギヤ機
構450のサンギヤ451にも伝達される。このため、
出力シャフト455は、モータクランク部材222から
の駆動力およびポンプシャフト411の駆動力を受けて
駆動されることになり、効率のよい動力伝達を行わせる
ことができる。
【0086】第6の実施例においては、ポンプシャフト
(入力シャフト)411を駆動して出力シャフト455
に動力を伝達するように説明したが、ポンプとモータを
逆転し、出力シャフト455を入力シャフトとして用い
てこのシャフト455を駆動し、ポンプシャフト411
を出力シャフトとして用いてこのシャフト411から動
力を取り出すように構成しても良い。
(入力シャフト)411を駆動して出力シャフト455
に動力を伝達するように説明したが、ポンプとモータを
逆転し、出力シャフト455を入力シャフトとして用い
てこのシャフト455を駆動し、ポンプシャフト411
を出力シャフトとして用いてこのシャフト411から動
力を取り出すように構成しても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラジ
アルプランジャ式流体トランスミッションは、互いに同
軸で相対回転自在なポンプシャフトおよびモータシャフ
トをケーシングにより回転自在に支持し、これらポンプ
およびモータシャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に、両シャフトの軸心から広がる放射状にポンプシ
リンダおよびモータシリンダを配列するとともにこれら
をケーシングに取り付け、これら各ポンプシリンダおよ
びモータシリンダのシリンダ孔内に摺動自在にそれぞれ
ポンププランジャとモータプランジャとを挿入し、ポン
プ側運動変換機構を介してポンプシャフトの回転を各ポ
ンププランジャに伝達してこれを各ポンプシリンダのシ
リンダ孔内で往復運動させ、モータ側運動変換機構を介
して各モータシリンダのシリンダ孔内での各モータプラ
ンジャの往復運動をモータシャフトの回転運動に変換す
るように構成されている。
アルプランジャ式流体トランスミッションは、互いに同
軸で相対回転自在なポンプシャフトおよびモータシャフ
トをケーシングにより回転自在に支持し、これらポンプ
およびモータシャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に、両シャフトの軸心から広がる放射状にポンプシ
リンダおよびモータシリンダを配列するとともにこれら
をケーシングに取り付け、これら各ポンプシリンダおよ
びモータシリンダのシリンダ孔内に摺動自在にそれぞれ
ポンププランジャとモータプランジャとを挿入し、ポン
プ側運動変換機構を介してポンプシャフトの回転を各ポ
ンププランジャに伝達してこれを各ポンプシリンダのシ
リンダ孔内で往復運動させ、モータ側運動変換機構を介
して各モータシリンダのシリンダ孔内での各モータプラ
ンジャの往復運動をモータシャフトの回転運動に変換す
るように構成されている。
【0088】このようにポンプシリンダおよびモータシ
リンダを、両シャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に放射状に並んで配設すると、トランスミッション
の軸方向寸法を短くして、このトランスミッションを小
型、コンパクト化することができる。さらに、ポンプシ
リンダとモータシリンダとを結ぶ油路を短縮することが
容易であり、圧力損失を少なくしてトランスミッション
の動力伝達効率を向上させることができる。
リンダを、両シャフトの軸心に対して直角なほぼ同一平
面上に放射状に並んで配設すると、トランスミッション
の軸方向寸法を短くして、このトランスミッションを小
型、コンパクト化することができる。さらに、ポンプシ
リンダとモータシリンダとを結ぶ油路を短縮することが
容易であり、圧力損失を少なくしてトランスミッション
の動力伝達効率を向上させることができる。
【0089】なお、ポンプ側運動変換機構およびモータ
側運動変換機構の少なくとも一方を、ポンプシャフトも
しくはモータシャフト上に同軸に固設された第1ギヤ
と、ケーシングに相対回転自在に支持されるとともに第
1ギヤと噛合する第2ギヤと、この第2ギヤの回転軸か
ら偏心した位置に第2ギヤと一体に形成されたクランク
ピンとから構成し、ポンププランジャもしくはモータプ
ランジャとクランクピンとを連結させるのが望ましく、
このようにすれば、トランスミッションを一層コンパク
ト化できる。
側運動変換機構の少なくとも一方を、ポンプシャフトも
しくはモータシャフト上に同軸に固設された第1ギヤ
と、ケーシングに相対回転自在に支持されるとともに第
1ギヤと噛合する第2ギヤと、この第2ギヤの回転軸か
ら偏心した位置に第2ギヤと一体に形成されたクランク
ピンとから構成し、ポンププランジャもしくはモータプ
ランジャとクランクピンとを連結させるのが望ましく、
このようにすれば、トランスミッションを一層コンパク
ト化できる。
【0090】また、ポンプシャフトおよびモータシャフ
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転に支持してサ
ンギヤと同軸上で回転するキャリアと、プラネタリピニ
オンが噛合する内歯を有して前記サンギヤと同軸上で回
転するリングギヤとからなるプラネタリギヤセットを設
け、ポンプシャフトと入力シャフトを結合し、ポンプシ
ャフトおよびモータシャフトとは別体に出力シャフトと
を設け、プラネタリギヤセットを構成するサンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、入力シャフト、モ
ータシャフトおよび出力シャフトのいずれかと連結して
トランスミッションを構成することもできる。このよう
にすれば、さらに動力伝達効率の高いトランスミッショ
ンを得ることができる。
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転に支持してサ
ンギヤと同軸上で回転するキャリアと、プラネタリピニ
オンが噛合する内歯を有して前記サンギヤと同軸上で回
転するリングギヤとからなるプラネタリギヤセットを設
け、ポンプシャフトと入力シャフトを結合し、ポンプシ
ャフトおよびモータシャフトとは別体に出力シャフトと
を設け、プラネタリギヤセットを構成するサンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、入力シャフト、モ
ータシャフトおよび出力シャフトのいずれかと連結して
トランスミッションを構成することもできる。このよう
にすれば、さらに動力伝達効率の高いトランスミッショ
ンを得ることができる。
【0091】この場合に、ポンプシャフトと入力シャフ
トとを一体形成し、サンギヤを入力シャフトに連結し、
リングギヤをモータシャフトに連結し、キャリアを出力
シャフトに連結するのが好ましい。さらに、このプラネ
タリギヤセットを、ポンプシリンダおよびモータシリン
ダが配設される平面とほぼ同一平面上に位置して配設す
るのが好ましい。このようにすれば、トランスミッショ
ンをさらにコンパクト化することができる。
トとを一体形成し、サンギヤを入力シャフトに連結し、
リングギヤをモータシャフトに連結し、キャリアを出力
シャフトに連結するのが好ましい。さらに、このプラネ
タリギヤセットを、ポンプシリンダおよびモータシリン
ダが配設される平面とほぼ同一平面上に位置して配設す
るのが好ましい。このようにすれば、トランスミッショ
ンをさらにコンパクト化することができる。
【0092】また、ポンプ側運動変換機構およびモータ
側運動変換機構をそれぞれ、ポンプシャフトおよびモー
タシャフト上に同軸に固設された第1ポンプ駆動ギヤお
よび第1モータ駆動ギヤと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1ポンプ駆動ギヤと噛合する第
2ポンプ駆動ギヤと、この第2ポンプ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2ポンプ駆動ギヤと一体に形成さ
れたポンプクランクピンと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1モータ駆動ギヤと噛合する第
2モータ駆動ギヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2モータ駆動ギヤと一体に形成さ
れたモータクランクピンとから構成し、ポンププランジ
ャとポンプクランクピンとを連結するとともに、モータ
プランジャとモータクランクピンとを連結し、第1ポン
プ駆動ギヤをポンプシャフトと一体に形成し、リングギ
ヤをモータシャフトとして用いるとともに、このリング
ギヤの外周に形成された外歯ギヤを第1モータ駆動ギヤ
として用いて第2モータ駆動ギヤと噛合するように構成
するのが好ましい。
側運動変換機構をそれぞれ、ポンプシャフトおよびモー
タシャフト上に同軸に固設された第1ポンプ駆動ギヤお
よび第1モータ駆動ギヤと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1ポンプ駆動ギヤと噛合する第
2ポンプ駆動ギヤと、この第2ポンプ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2ポンプ駆動ギヤと一体に形成さ
れたポンプクランクピンと、ケーシングに相対回転自在
に支持されるとともに第1モータ駆動ギヤと噛合する第
2モータ駆動ギヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸
から偏心した位置に第2モータ駆動ギヤと一体に形成さ
れたモータクランクピンとから構成し、ポンププランジ
ャとポンプクランクピンとを連結するとともに、モータ
プランジャとモータクランクピンとを連結し、第1ポン
プ駆動ギヤをポンプシャフトと一体に形成し、リングギ
ヤをモータシャフトとして用いるとともに、このリング
ギヤの外周に形成された外歯ギヤを第1モータ駆動ギヤ
として用いて第2モータ駆動ギヤと噛合するように構成
するのが好ましい。
【0093】一方、ポンプシャフトおよびモータシャフ
トのいずれか一方にその回転軸から偏心した軸を有する
偏心部を設け、運動変換機構によりこの偏心部のクラン
ク運動をポンププランジャおよびモータプランジャのい
ずれか一方の往復運動に変換するようにしてトランスミ
ッションを構成することもできる。このようにするとポ
ンプもしくはモータプランジャを往復運動させる機構を
簡単にすることができる。
トのいずれか一方にその回転軸から偏心した軸を有する
偏心部を設け、運動変換機構によりこの偏心部のクラン
ク運動をポンププランジャおよびモータプランジャのい
ずれか一方の往復運動に変換するようにしてトランスミ
ッションを構成することもできる。このようにするとポ
ンプもしくはモータプランジャを往復運動させる機構を
簡単にすることができる。
【0094】この場合、偏心部の上にこの偏心部の軸か
ら偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り
付け、この偏心カラーの上に環状ガイドリングを回転自
在に取り付け、ポンププランジャおよびモータプランジ
ャのいずれか一方の内端をガイドリングに摺接させて取
り付け、偏心部上で偏心カラーの回転位置を可変調整し
て偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整するス
トローク調整機構を設けるのが好ましい。このようにす
ると、ポンプもしくはモータプランジャの往復ストロー
ク調整を簡単な機構で行うことができる。
ら偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り
付け、この偏心カラーの上に環状ガイドリングを回転自
在に取り付け、ポンププランジャおよびモータプランジ
ャのいずれか一方の内端をガイドリングに摺接させて取
り付け、偏心部上で偏心カラーの回転位置を可変調整し
て偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整するス
トローク調整機構を設けるのが好ましい。このようにす
ると、ポンプもしくはモータプランジャの往復ストロー
ク調整を簡単な機構で行うことができる。
【0095】なお、環状ガイドリングに代えて、環状連
結リングを偏心カラーの上に回転自在に取り付け、ポン
ププランジャおよびモータプランジャのいずれか一方の
内端をこの連結リングに枢支させて取り付け、ストロー
ク調整機構と、連結リングを自転させずに公転させるダ
ブル機構とを設けても良い。このように構成しても、プ
ランジャの往復ストローク調整を簡単な機構で行うこと
ができる。
結リングを偏心カラーの上に回転自在に取り付け、ポン
ププランジャおよびモータプランジャのいずれか一方の
内端をこの連結リングに枢支させて取り付け、ストロー
ク調整機構と、連結リングを自転させずに公転させるダ
ブル機構とを設けても良い。このように構成しても、プ
ランジャの往復ストローク調整を簡単な機構で行うこと
ができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプラ
ンジャの配列を示す断面図である。
式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプラ
ンジャの配列を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションにおけるポンプ分配バルブお
よびモータ分配バルブの配列およびこれらの構成を示す
断面図である。
式油圧トランスミッションにおけるポンプ分配バルブお
よびモータ分配バルブの配列およびこれらの構成を示す
断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションにおける変速制御バルブ機構
の構成を示す断面図である。
式油圧トランスミッションにおける変速制御バルブ機構
の構成を示す断面図である。
【図6】この変速制御バルブ機構を構成するバルブタイ
ミング機構のタイミングカムの形状を示す断面図であ
る。
ミング機構のタイミングカムの形状を示す断面図であ
る。
【図7】この変速制御バルブ機構により制御されるポン
プシリンダからの吐出油量変化を示すグラフである。
プシリンダからの吐出油量変化を示すグラフである。
【図8】本発明の第2実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るラジアルプランジャ
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
式油圧トランスミッションの構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第4実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の第4実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の第4実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプ
ランジャの配列を示す断面図である。
ャ式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプ
ランジャの配列を示す断面図である。
【図13】本発明の第4実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションにおけるポンプシャフトの
回転軸、ポンプシャフト右端部の外周面の軸心および偏
心カラーの外周面の軸心の位置関係を示す概略図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションにおけるポンプシャフトの
回転軸、ポンプシャフト右端部の外周面の軸心および偏
心カラーの外周面の軸心の位置関係を示す概略図であ
る。
【図14】本発明の第5実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
【図15】本発明の第5実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
【図16】本発明の第5実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプ
ランジャの配列を示す断面図である。
ャ式油圧トランスミッションにおけるシリンダおよびプ
ランジャの配列を示す断面図である。
【図17】本発明の第6実施例に係るラジアルプランジ
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
ャ式油圧トランスミッションの構成を示す断面図であ
る。
1,2 ケーシング 3,4 カバー 11 ポンプシャフト 12,22 クランク部材 15,25 プランジャ 16,26 シリンダ 21 モータシャフト 30 ポンプ分配バルブ 40 モータ分配バルブ 50 変速制御バルブ機構 60 タイミング機構
Claims (19)
- 【請求項1】 ケーシングと、 このケーシングに相対回転自在に支持されたポンプシャ
フトと、 このポンプシャフトと同軸に配設されるとともに前記ケ
ーシングに相対回転自在に支持されたモータシャフト
と、 前記ポンプおよびモータシャフトの軸心に対して直角な
平面上に、前記軸心から広がる放射状に配列されて前記
ケーシングに取り付けられた複数のポンプシリンダと、 これら各ポンプシリンダのシリンダ孔内に摺動自在に挿
入された複数のポンププランジャと、 前記平面と同一もしくは前記平面に近接する前記平面に
平行な平面上に、前記軸心から広がる放射状に配列され
て前記ケーシングに取り付けられた複数のモータシリン
ダと、 これら各モータシリンダのシリンダ孔内に摺動自在に挿
入された複数のモータプランジャと、 前記ポンプシャフトの回転運動を、前記各ポンプシリン
ダのシリンダ孔内での前記ポンププランジャの往復運動
に変換するポンプ側運動変換機構と、 前記各モータシリンダのシリンダ孔内での前記各モータ
プランジャの往復運動を前記モータシャフトの回転運動
に変換するモータ側運動変換機構とからなることを特徴
とするラジアルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項2】 前記ポンプシャフトと前記モータシャフ
トの互いに対向する先端部の一方が他方の内部に入り込
んむようにして軸方向にオーバーラップしており、この
オーバーラップ部において前記ポンプシャフトと前記モ
ータシャフトとの間に配設されたベアリングによりこれ
ら両シャフトが互いに相対回転自在に支持し合っている
ことを特徴とする請求項1に記載のラジアルプランジャ
式流体トランスミッション。 - 【請求項3】 前記オーバーラップ部に軸方向に離れて
一対の前記ベアリングが配設されており、 この一対の前記ベアリングの一方が、前記ケーシングに
前記ポンプシャフトおよび前記モータシャフトを回転自
在に支持させるベアリングの一つと軸方向にほぼ重なる
位置に配設されていることを特徴とする請求項2に記載
のラジアルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項4】 前記ポンプ側運動変換機構および前記モ
ータ側運動変換機構の少なくとも一方が、前記ポンプシ
ャフトもしくは前記モータシャフト上に同軸に固設され
た第1ギヤと、前記ケーシングに相対回転自在に支持さ
れるとともに前記第1ギヤと噛合する第2ギヤと、この
第2ギヤの回転軸から偏心した位置に前記第2ギヤと一
体に形成されたクランクピンとを有し、前記ポンププラ
ンジャもしくは前記モータプランジャと前記クランクピ
ンとが連結されていることを特徴とする請求項1から3
のいずれかに記載のラジアルプランジャ式流体トランス
ミッション。 - 【請求項5】 前記ポンプシャフトおよびモータシャフ
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転自在に支持し
て前記サンギヤと同軸上で回転するキャリアと、前記プ
ラネタリピニオンが噛合する内歯を有して前記サンギヤ
と同軸上で回転するリングギヤとからなるプラネタリギ
ヤセットを有し、 前記ポンプシャフトと繋がった入力シャフトと、前記ポ
ンプシャフトおよび前記モータシャフトとは別体の出力
シャフトとを有し、 前記プラネタリギヤセットを構成する前記サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、前記入力シャフ
ト、前記モータシャフトおよび前記出力シャフトのいず
れかと連結されていることを特徴とする請求項1に記載
のラジアルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項6】 前記ポンプシャフトと前記入力シャフト
とが一体に形成されており、前記サンギヤが前記入力シ
ャフトに連結され、前記リングギヤが前記モータシャフ
トに連結され、且つ前記キャリアが前記出力シャフトに
連結されていることを特徴とする請求項5に記載のラジ
アルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項7】 前記ポンプシャフトおよびモータシャフ
トと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと噛
合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリピ
ニオンと、このプラネタリピニオンを回転自在に支持し
て前記サンギヤと同軸上で回転するキャリアと、前記プ
ラネタリピニオンが噛合する内歯を有して前記サンギヤ
と同軸上で回転するリングギヤとからなるプラネタリギ
ヤセットを有し、 前記ポンプシャフトおよび前記モータシャフトとは別体
の入力シャフトと、前記モータシャフトと繋がった出力
シャフトとを有し、 前記プラネタリギヤセットを構成する前記サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、前記入力シャフ
ト、前記ポンプシャフトおよび前記出力シャフトのいず
れかと連結されていることを特徴とする請求項1に記載
のラジアルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項8】 前記モータシャフトと前記出力シャフト
とが一体に形成されており、前記サンギヤが前記出力シ
ャフトに連結され、前記リングギヤが前記ポンプシャフ
トに連結され、且つ前記キャリアが前記入力シャフトに
連結されていることを特徴とする請求項7に記載のラジ
アルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項9】 前記プラネタリギヤセットが、前記ポン
プシリンダおよび前記モータシリンダが配設される前記
平面とほぼ同一平面上に位置して配設されていることを
特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のラジアルプ
ランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項10】 前記ポンプ側運動変換機構および前記
モータ側運動変換機構がそれぞれ、前記ポンプシャフト
および前記モータシャフト上に同軸に固設された第1ポ
ンプ駆動ギヤおよび第1モータ駆動ギヤと、前記ケーシ
ングに相対回転自在に支持されるとともに前記第1ポン
プ駆動ギヤと噛合する第2ポンプ駆動ギヤと、この第2
ポンプ駆動ギヤの回転軸から偏心した位置に前記第2ポ
ンプ駆動ギヤと一体に形成されたポンプクランクピン
と、前記ケーシングに相対回転自在に支持されるととも
に前記第1モータ駆動ギヤと噛合する第2モータ駆動ギ
ヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸から偏心した位
置に前記第2モータ駆動ギヤと一体に形成されたモータ
クランクピンとを有し、前記ポンププランジャと前記ポ
ンプクランクピンとが連結されるとともに、前記モータ
プランジャと前記モータクランクピンとが連結されてお
り、 前記第1ポンプ駆動ギヤが前記ポンプシャフトと一体に
形成され、前記リングギヤが前記モータシャフトとして
用いられるとともに、前記リングギヤの外周に形成され
た外歯ギヤが前記第1モータ駆動ギヤとして用いられて
前記第2モータ駆動ギヤと噛合するように構成されてい
ることを特徴とする請求項9に記載のラジアルプランジ
ャ式流体トランスミッション。 - 【請求項11】 前記ポンプ側運動変換機構および前記
モータ側運動変換機構がそれぞれ、前記ポンプシャフト
および前記モータシャフト上に同軸に固設された第1ポ
ンプ駆動ギヤおよび第1モータ駆動ギヤと、前記ケーシ
ングに相対回転自在に支持されるとともに前記第1ポン
プ駆動ギヤと噛合する第2ポンプ駆動ギヤと、この第2
ポンプ駆動ギヤの回転軸から偏心した位置に前記第2ポ
ンプ駆動ギヤと一体に形成されたポンプクランクピン
と、前記ケーシングに相対回転自在に支持されるととも
に前記第1モータ駆動ギヤと噛合する第2モータ駆動ギ
ヤと、この第2モータ駆動ギヤの回転軸から偏心した位
置に前記第2モータ駆動ギヤと一体に形成されたモータ
クランクピンとを有し、前記ポンププランジャと前記ポ
ンプクランクピンとが連結されるとともに、前記モータ
プランジャと前記モータクランクピンとが連結されてお
り、 前記第1モータ駆動ギヤが前記モータシャフトと一体に
形成され、前記リングギヤが前記ポンプシャフトとして
用いられるとともに、前記リングギヤの外周に形成され
た外歯ギヤが前記第1ポンプ駆動ギヤとして用いられて
前記第2ポンプ駆動ギヤと噛合するように構成されてい
ることを特徴とする請求項9に記載のラジアルプランジ
ャ式流体トランスミッション。 - 【請求項12】 前記ポンプシャフトおよび前記モータ
シャフトのいずれか一方にその回転軸から偏心した軸を
有する偏心部を設け、前記運動変換機構がこの偏心部の
クランク運動を前記ポンププランジャおよびモータプラ
ンジャのいずれか一方の往復運動に変換するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載のラジアルプランジャ
式流体トランスミッション。 - 【請求項13】 前記偏心部の上にこの偏心部の軸から
偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り付
け、この偏心カラーの上に環状ガイドリングを回転自在
に取り付け、前記ポンププランジャおよびモータプラン
ジャのいずれか一方の内端を前記ガイドリングに摺接さ
せて取り付け、 前記偏心部上で前記偏心カラーの回転位置を可変調整し
て、偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整する
ストローク調整機構を設けたことを特徴とする請求項1
2に記載のラジアルプランジャ式流体トランスミッショ
ン。 - 【請求項14】 前記偏心部の上にこの偏心部の軸から
偏心した外周面を有する偏心カラーを回転自在に取り付
け、この偏心カラーの上に環状連結リングを回転自在に
取り付け、前記ポンププランジャおよびモータプランジ
ャのいずれか一方の内端を前記連結リングに枢支させて
取り付け、 前記偏心部上で前記偏心カラーの回転位置を可変調整し
て、偏心カラーの外周面の軸心の偏心量を可変調整する
ストローク調整機構と、 前記連結リングを自転させずに公転させるダブル機構と
を設けたことを特徴とする請求項12に記載のラジアル
プランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項15】 前記ポンプシャフトおよびモータシャ
フトと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと
噛合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリ
ピニオンと、このプラネタリピニオンを回転自在に支持
して前記サンギヤと同軸上で回転するキャリアと、前記
プラネタリピニオンが噛合する内歯を有して前記サンギ
ヤと同軸上で回転するリングギヤとからなるプラネタリ
ギヤセットを有し、 前記ポンプシャフトと繋がった入力シャフトと、前記ポ
ンプシャフトおよび前記モータシャフトとは別体の出力
シャフトとを有し、 前記プラネタリギヤセットを構成する前記サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、前記入力シャフ
ト、前記モータシャフトおよび前記出力シャフトのいず
れかと連結されていることを特徴とする請求項12〜1
4のいずれかに記載のラジアルプランジャ式流体トラン
スミッション。 - 【請求項16】 前記ポンプシャフトと前記入力シャフ
トとが一体形成されており、前記サンギヤが前記入力シ
ャフトに連結され、前記リングギヤが前記モータシャフ
トに連結され、前記キャリアが前記出力シャフトに連結
されていることを特徴とする請求項15に記載のラジア
ルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項17】 前記ポンプシャフトおよびモータシャ
フトと同軸上に配設されたサンギヤと、このサンギヤと
噛合してこのサンギヤの周りを公転運動するプラネタリ
ピニオンと、このプラネタリピニオンを回転自在に支持
して前記サンギヤと同軸上で回転するキャリアと、前記
プラネタリピニオンが噛合する内歯を有して前記サンギ
ヤと同軸上で回転するリングギヤとからなるプラネタリ
ギヤセットを有し、 前記ポンプシャフトおよび前記モータシャフトとは別体
の入力シャフトと、前記モータシャフトと繋がった出力
シャフトとを有し、 前記プラネタリギヤセットを構成する前記サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアがそれぞれ、前記入力シャフ
ト、前記ポンプシャフトおよび前記出力シャフトのいず
れかと連結されていることを特徴とする請求項12〜1
4のいずれかに記載のラジアルプランジャ式流体トラン
スミッション。 - 【請求項18】 前記ポンプシャフトと前記入力シャフ
トとが一体形成されており、前記サンギヤが前記入力シ
ャフトに連結され、前記リングギヤが前記モータシャフ
トに連結され、前記キャリアが前記出力シャフトに連結
されていることを特徴とする請求項17に記載のラジア
ルプランジャ式流体トランスミッション。 - 【請求項19】 前記プラネタリギヤセットが、前記ポ
ンプシリンダおよび前記モータシリンダが配設される前
記平面とほぼ同一平面上に位置して配設されていること
を特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載のラジ
アルプランジャ式流体トランスミッション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4361156A JPH0781618B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ラジアルプランジャ式流体トランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4361156A JPH0781618B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ラジアルプランジャ式流体トランスミッション |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201018A true JPH06201018A (ja) | 1994-07-19 |
| JPH0781618B2 JPH0781618B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=18472429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4361156A Expired - Fee Related JPH0781618B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ラジアルプランジャ式流体トランスミッション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781618B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337464A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-18 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式無段変速機 |
| JPH04262158A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-17 | Honda Motor Co Ltd | ダブル機構 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4361156A patent/JPH0781618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337464A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-18 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式無段変速機 |
| JPH04262158A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-17 | Honda Motor Co Ltd | ダブル機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0781618B2 (ja) | 1995-09-06 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |