JPH05329644A - アーク溶接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法 - Google Patents

アーク溶接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法

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JPH05329644A
JPH05329644A JP13501392A JP13501392A JPH05329644A JP H05329644 A JPH05329644 A JP H05329644A JP 13501392 A JP13501392 A JP 13501392A JP 13501392 A JP13501392 A JP 13501392A JP H05329644 A JPH05329644 A JP H05329644A
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root gap
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JP13501392A
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Akihiko Asai
明彦 浅井
Kazunobu Kojo
和伸 古城
Akiyuki Sekino
昭幸 関野
Toru Takahama
透 高濱
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、アーク溶接ロボットにおいて、溶接
ワイヤ(以下、ワイヤという)を支持するトーチとワーク
との間にセンシング電圧を印加し、ワイヤとワークとの
接触による通電状態を検出してワーク位置を検知するセ
ンシング手段を用いて開先ルートギャップ検出する方法
に関し、開先ルート底面の位置を検知することなく開先
ルートギャップの検出を可能にし、裏当材の材質やスラ
グの付着に関係なく適用できるようにすることを目的と
する。 【構成】そこで、少なくとも一つの溶接継手形成部材表
面10bからの設定開先深さに対して所定深さの検出開
始位置P5を求めておき、その検出開始位置P5で開先幅
方向の両開先面9a,10aを検出し、両開先面9a,
10aの検出位置データP6,P7と、設定開先深さCと
検出開始位置P5との差と、予め設定されている開先面
角度とに基づき開先ルートギャップWを求めることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接ロボットに
おいて、溶接ワイヤ(以下、ワイヤという)を支持するト
ーチとワークとの間にセンシング電圧を印加し、ワイヤ
とワークとの接触による通電状態を検出してワーク位置
を検知するセンシング手段を用いて開先ルートギャップ
検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶接すべき溶接継手の開先に
は、溶接時の溶け込み不足を防止するために、溶接部材
の板厚に応じて4〜10mm程度の開先ルートギャップを
予め開けておき、溶接継手の裏側に裏当材(溶接部材と
同種部材等)を押し当てた状態で、片側溶接を行なう。
この開先ルートギャップは、溶接部材の組立誤差により
どうしても2〜4mm程度変動してしまう。
【0003】このような溶接継手の溶接に際して、記憶
・再生型自動溶接装置(以下、溶接ロボットという)を用
いる場合、ギャップ変動にかかわりなく溶接を実行する
ことから、溶接ロボットによる溶接作業終了後に、ギャ
ップ変動により溶接段面積が変わり溶接余盛ビードが余
ったり不足したりする部分が生じてしまう。
【0004】そこで、従来、溶接前に溶接ロボット先端
の溶接トーチにセンシング電圧を印加し、溶接トーチを
センサとして用いながら、開先ルートギャップを検出す
る技術が、特開平2−205266号公報等に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアーク
溶接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法では、
ギャップ検出に際して必ず裏当材表面(開先ルート底面)
を検知する必要がある。従って、その裏当材の材質が、
センサである溶接トーチから突出したワイヤ先端との接
触により導通するものであれば問題はないが、導電性の
無い材質のものを裏当材として使用した時や、初層溶接
済の継手でその初層溶接ビード表面に非導電性のスラグ
が付着している時には、従来の検出方法では、開先ルー
トギャップを検出できなくなるなどの課題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、開先ルート底面の位置を検知することなく
開先ルートギャップを検出できるようにして、裏当材の
材質やスラグの付着に関係なく適用できるアーク溶接ロ
ボットによる開先ルートギャップ検出方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアーク溶接ロボットによる開先ルートギャ
ップ検出方法は、少なくとも一つの溶接継手形成部材表
面からの設定開先深さに対して所定深さの検出開始位置
を求めておき、該検出開始位置で開先幅方向の両開先面
を検出し、該両開先面の検出位置データと、前記の設定
開先深さと検出開始位置との差と、予め設定されている
前記開先面の角度とに基づいて、開先ルートギャップを
求めることを特徴としている。
【0008】
【作用】上述した本発明のアーク溶接ロボットによる開
先ルートギャップ検出方法では、少なくとも一つの溶接
継手形成部材表面からの設定開先深さに対して所定深さ
の検出開始位置で開先幅方向の両開先面を検出し、その
検出位置データ,設定開先深さと検出開始位置との差,
開先面角度から、開先ルートギャップが算出されるの
で、開先ルート底面の位置を検知することなく、開先ル
ートギャップを検出することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
アーク溶接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法
について説明すると、図1はその手順を説明するための
フローチャート、図2はレ形開先にて適用される本実施
例の方法の動作を説明するための図、図3は本実施例の
方法を適用されるアーク溶接ロボットの一例を示す斜視
図である。
【0010】まず、図3により、本実施例の方法を適用
されるアーク溶接ロボットの構成について説明すると、
この図3に示すように、アーク溶接ロボット1は、多関
節型のアーク溶接ロボット本体2,ロボット制御装置
3,溶接電源4およびティーチングボックス5から構成
されている。6はポジショナで、このポジショナ6に
は、V形,レ形などの開先を有するワーク7がセットさ
れる。また、アーク溶接ロボット本体2の手首部には、
ワイヤ8aを支持・案内するトーチ8が取り付けられて
いる。
【0011】そして、マイクロコンピュータをそなえて
なるロボット制御装置3には、トーチ8の位置・姿勢な
どを制御するロボット本体駆動制御部と、溶接電源4の
出力を制御する溶接条件制御部と、ティーチングボック
ス5により入力・教示されるトーチ8の位置や姿勢,溶
接条件等の教示データおよびこの発明に係る方法を含む
所定の制御を実行するための制御プログラムなどが記憶
される記憶部とがそなえられている。
【0012】さらに、溶接電源4内には、ワイヤ8aを
支持するトーチ8とワーク7との間に、センシング電圧
をセンシング時に印加するセンシング用電源(図示省略)
が設けられ、また、ロボット制御装置3内には、センシ
ング電圧の印加時にワイヤ8aとワーク7との接触によ
る通電状態を検出しその通電検出信号を出力する通電検
出装置(図示省略)が設けられており、このセンシング用
電源と通電検出装置とによりワーク位置を検知するセン
シング手段が構成されている。
【0013】なお、上述したアーク溶接ロボット1とし
ては、オフライン教示方式のものを用いてもよく、一般
に、記憶・再生型と呼ばれるものであればよい。
【0014】次に、上述したアーク溶接ロボット1によ
り実施される本発明によるワーク7における開先ルート
ギャップ検出方法を説明するが、本実施例では、各種ギ
ャップを有する溶接継手は、鉄骨柱等の溶接構造物に多
く適用されており、その内のレ形開先における開先ルー
トギャップを検出する手順を、図1および図2に基づい
て以下に説明する。本実施例のワーク7におけるレ形開
先は、図2に示すように、溶接継手形成部材9,10お
よび裏当材11から形成されている。
【0015】まず、レ形開先を有する最初のワーク7に
対して次のような教示動作が施される。即ち、所定突き
出し長さに設定されたワイヤ8aを支持するトーチ8
を、溶接に際して適正な姿勢に定めて、ワイヤ8aの先
端部を溶接狙い位置とし教示する。この教示により、空
間3軸上の位置およびトーチ8の姿勢がロボット制御装
置3の記憶部の教示データメモリに記憶される。
【0016】続いて、この教示位置が開先ルートギャッ
プ検出位置であれば、その実行命令コードを設定し、開
先ルートギャップ演算に用いる適用溶接継手形状および
その開先角度θ1,θ2と、溶接継手形成部材表面10b
から開先ルートギャップ検出の開先深さC(図2では溶
接継手形成部材10の板厚に対応している)とを設定す
る。そして、溶接継手形成部材10の表面10bの検出
を開始する該表面10bからの距離Bを設定する。
【0017】次に、上述のような教示動作を行なった後
に実行される以後のワーク7におけるレ形開先の開先ル
ートギャップWの検出手順を図1,図2により説明す
る。なお、図1に示すフローチャートの説明中、S1〜
S13は各処理手順(ステップ)の番号を示している。
【0018】まず、所定突き出し長さのワイヤ8aを支
持するとともに上述した適正なトーチ姿勢を与えられた
トーチ8が、教示点上方のセンシング開始位置PSに位
置決めされ(ステップS1)、このトーチ8にセンシング
電圧が印加される(ステップS2)。この位置PSは、予
め教示時に設定された溶接継手形成部材10の表面10
bの検出を開始する位置P1から、表面10bに平行に
距離Aだけ開先側に離れた位置とする。
【0019】そのセンシング開始位置PSから、溶接継
手形成部材10の表面10bの検出を開始する位置P1
までトーチ8を−Y方向に移動させる(ステップS3)。
この移動区間中に通電検出信号が出力された場合には、
ワーク7が何らかの原因でその移動線上まで変動したこ
とになるので、以後の作業に支障を来す変動であると判
断して警報を発するなどの手段により作業者に警告し、
ワーク変動原因を究明することが望ましい。
【0020】トーチ8が位置P1に到達した後には、ト
ーチ8を+X方向に移動させ、センシング手段によって
溶接継手形成部材10の表面10bの位置P2を検知す
る(ステップS4)。位置P2の検知後、トーチ8を、予
め定められた所定距離b(例えば2mm)程度、−X方向へ
引き戻した位置P3へ移動させる(ステップS5)。この
引き戻した位置P3からトーチ8を開先幅方向に移動さ
せる。即ち、トーチ8を、位置P3から+Y方向に予め
入力された距離Aだけ水平移動させた後(ステップS
6)、その到達位置P4から+X方向に所定距離Dだけ移
動させ位置P5に配置する(ステップS7)。
【0021】ここで用いられる所定距離Dとしては、な
るべく開先内上方で開先ルートギャップ演算の検出動作
を行なうために、予め設定されている開先深さCと、溶
接継手形成部材10の表面10bの検知後の引き戻し距
離bとから、例えば、開先深さCの距離割合比に基づい
て演算設定されたものを用いてもよく、開先内上方で開
先ルートギャップ演算の検出動作を行なえるように設定
されればよい。
【0022】そして、トーチ8を位置P5から予め入力
された+Y方向に水平移動させ、センシング手段により
第1開先面9aを検知し、その位置P6のデータを記憶
する(ステップセンシング手段にS8)。続いて、トーチ
8を予め入力された−Y方向に水平移動させ、センシン
グ手段により第2開先面10aを検知し、その位置P7
のデータを記憶する(ステップS9)。
【0023】この後、図2に示すように、記憶された両
開先面9a,10aの位置P6,P7から開先幅の中央の
開先幅等分位置P8を演算して求め、トーチ8を移動さ
せてこの開先幅等分位置P8にワイヤ8aの先端部を位
置させる(ステップS10)。
【0024】ついで、ステップS6で検知・記憶した第
1開先面9aの位置P6と、予め入力されている第1開
先面9aの開先角度θ1(本実施例ではレ形開先であるの
で90度)とから第1開先面9aの開先ルート位置Q1を
演算する(ステップS11)。同様に、ステップS9で検
知・記憶した第2開先面10aの位置P7と、予め入力
されている第2開先面10aの開先角度θ2とから第2
開先面10aの開先ルート位置Q2を演算する(ステップ
S12)。
【0025】ここで、第1開先面9aの位置P6の座標
値を(X6,Y6)、開先ルート位置Q1 1標値を(XQ1,Y
Q1)とすると、開先ルート位置Q1は次式(1),(2)により
演算される一方、第2開先面10aの位置P7の座標値
を(X7,Y7)、開先ルート位置Q2の座標値を(XQ2,Y
Q2)とすると、開先ルート位置Q2は次式(3),(4)により
演算される。
【0026】 XQ1=X6+(C−D+b) (1) YQ1=Y6 (2) XQ2=X7+(C−D+b) (3) YQ2=Y7+(C−D+b)/tanθ2 (4) そして、上述のごとく算出された両開先ルート位置
Q1,Q2間の距離を開先ルートギャップWとして演算す
る(ステップS13)。ここで、演算に際して、位置Q1
のX座標XQ1と位置Q2のX座標XQ2とは同じであるか
ら、Y座標値だけを考えればよい。従って、開先ルート
ギャップWは次式(5)により演算される。
【0027】 W=|YQ2−YQ1| (5) この(5)式に(2),(4)式を代入することによって開先ル
ートギャップWが算出される。
【0028】このように、本実施例のアーク溶接ロボッ
トによる開先ルートギャップ検出方法によれば、開先内
上方で開先ルートギャップおよび開先底部(裏当材11
の開先ルート底面11a)の幅を演算する検出動作が行
なわれるので、開先ルートギャップWの検出時に、従来
のごとく裏当材11の開先ルート底面11aを検知する
必要がなく、裏当材11の材質や非導電性のスラグ有無
に関係なく、開先ルートギャップWを検出できる。ま
た、狭い開先底部にて検出動作を行なわなくなるため、
トーチ8のノズル等と開先とが干渉し合うのを防止でき
る利点もある。
【0029】なお、上記実施例では、本発明の方法をレ
形開先に適用した場合について説明したが、本発明の方
法は、これに限定されるものでなく、両開先に角度があ
るV,X形開先や、角度のI開先にも同様に適用され、
上記実施例と同様の作用効果が得られる。また、本発明
の方法は、初層溶接済の継手にも、その開先深さを適宜
設定することで、上記実施例と同様に適用されることは
言うまでもない。
【0030】また、上記実施例では、第1開先面9aの
位置P6と、第2開先面10aの位置P7と、両開先面9
a,10aの開先角度θ1,θ2とに基づいて、両開先面
9a,10aの開先ルート位置Q1,Q2を求め、この開
先ルート位置Q1,Q2から開先ルートギャップWを演算
しているが、本発明は、このような演算手法に限定され
るものではない。
【0031】例えば、ステップS8,S9にて得られた
第1開先面9aの位置P6および第2開先面10aの位
置P7のY座標から、位置P6,P7の高さ位置(X座標位
置)でのギャップ幅W0を|Y6−Y7|として求める一方、
第2開先面10aの開先角度θ2と、計測高さ(C−D+
b)とから、開先ルート底面11aの高さ位置でのギャ
ップ幅の減少分ΔWを、(C−D+b)・tanθ2として算
出した後、開先ルートギャップWをW0−ΔWとして演
算してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアーク溶
接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法によれ
ば、少なくとも一つの溶接継手形成部材表面からの設定
開先深さに対して所定深さの検出開始位置で開先幅方向
の両開先面を検出し、その検出位置データ,設定開先深
さと検出開始位置との差,開先面角度から、開先ルート
ギャップを算出するように構成したので、開先ルート底
面の位置を検知する必要がなくなり、裏当材の材質や非
導電性のスラグ有無に関係なく、開先ルートギャップを
確実に検出できるほか、狭い開先底部にて検出動作を行
なわなくなるため、トーチのノズル等と開先とが干渉し
合うのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのアーク溶接ロボット
による開先ルートギャップ検出方法の手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図2】レ形開先にて適用される本実施例の方法の動作
を説明するための図である。
【図3】本実施例の方法を適用されるアーク溶接ロボッ
トの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アーク溶接ロボット 2 アーク溶接ロボット本体 3 ロボット制御装置 4 溶接電源 5 ティーチングボックス 6 ポジショナ 7 ワーク 8 トーチ 8a ワイヤ 9,10 溶接継手形成部材 9a,10a 開先面 10b 溶接継手形成部材表面 11 裏当材 11a 開先ルート底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高濱 透 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定突き出し長さに設定された溶接ワイ
    ヤを支持するトーチとワークとの間にセンシング電圧を
    印加し、溶接ワイヤとワークとの接触による通電状態を
    検出してワーク位置を検知するセンシング手段をそなえ
    たアーク溶接ロボットにより、対向する開先面と開先ル
    ート底面とから形成される開先の開先ルートギャップを
    検出する開先ルートギャップ検出方法において、 少なくとも一つの溶接継手形成部材表面からの設定開先
    深さに対して所定深さの検出開始位置を求めておき、 該検出開始位置で開先幅方向の両開先面を検出し、 該両開先面の検出位置データと、前記の設定開先深さと
    検出開始位置との差と、予め設定されている前記開先面
    の角度とに基づいて、開先ルートギャップを求めること
    を特徴とするアーク溶接ロボットによる開先ルートギャ
    ップ検出方法。
JP13501392A 1992-05-27 1992-05-27 アーク溶接ロボットによる開先ルートギャップ検出方法 Pending JPH05329644A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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