JPH05329976A - 複合材料およびその製造方法 - Google Patents

複合材料およびその製造方法

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JPH05329976A
JPH05329976A JP4162073A JP16207392A JPH05329976A JP H05329976 A JPH05329976 A JP H05329976A JP 4162073 A JP4162073 A JP 4162073A JP 16207392 A JP16207392 A JP 16207392A JP H05329976 A JPH05329976 A JP H05329976A
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JP
Japan
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epoxy resin
resin
composite material
curing
resin composition
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Application number
JP4162073A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Oshima
昭夫 大島
Sakuya Iwai
作弥 岩井
Koichiro Sasaki
孝一郎 佐々木
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Oil Corp filed Critical Nippon Oil Corp
Priority to JP4162073A priority Critical patent/JPH05329976A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度、比強度、表面状態が良好で、かつ所望
の形状を有する複合材料を得る。 【構成】 エポキシ樹脂、発泡剤、硬化剤および硬化促
進剤を含有するエポキシ樹脂組成物の外側にプラスチッ
クフィルムを配置し、更にその外側に繊維強化プラスチ
ック層を形成した複合材料を製造する。 【効果】 得られた複合材料は、各材料間の接着性がよ
く、また成形時に金型に強く密着するため、良好な表面
を有し、更にプラスチックフィルムを用いているため、
発泡材料が繊維強化プラスチック層を貫通せず、優れた
外観を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合材料およびその製
造方法に関し、特に内圧成形法を利用した複合材料およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内部コア材にエポキシ樹脂発泡体を用
い、この周囲に強化繊維を編組し、樹脂を含浸し、金型
に入れて硬化成形させた複合材料は、従来テニスラケッ
ト等に利用されている。しかしながらこのような複合材
料は、強化繊維を編組した後に含浸させる樹脂の量が少
な過ぎると、硬化時に金型と密着し難いために、コア材
と繊維強化樹脂層との接着性に問題が生じる。また硬化
時に金型と十分に密着させる目的で樹脂を多く含浸させ
ると、得られた成形物中に占める硬化樹脂の割合が大き
くなり過ぎて十分な力学的強度が得られないことがあ
る。内部コア材の代わりに、発泡硬化前の発泡性樹脂を
用い、内圧成形を行う方法も用いられている。この方法
によれば、硬化時に樹脂が発泡するために内圧が生じ、
発泡樹脂と繊維強化樹脂層と金型が強く密着し、発泡樹
脂と炭素繊維強化樹脂層との接着性に優れた成形体が得
られる。しかしながら、 内部コア材の代わりに、 発泡
硬化前の発泡性樹脂を用いた場合、製品を軽量にするた
めに樹脂の発泡倍率を大きくすると、ボイドや連続気泡
が生じ易く、製品の力学的強度が十分に得られない。一
方、発泡倍率を小さくすると内部コア材の密度が高くな
り、十分に軽量な製品が得られない。
【0003】また、エポキシ樹脂、発泡剤、硬化剤およ
び硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物の外側に繊
維強化プラスチック層を形成することにより、十分な比
強度を有する複合材料が得られる。 しかしながら、 内
部圧力が高いときには、上記エポキシ樹脂組成物がその
外側の繊維強化プラスチック層を貫通して金型面まで達
するため、形成体の外観が著しく損なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑み、エポキシ樹脂組成物の発泡体を材料に用い
て、十分な比強度および優れた外観を有し、かつ所望の
形状に成形し得る複合材料を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に沿って鋭意研究を進めた結果、硬化時に発泡を伴う
樹脂を使用して内圧成形を行うにあたり、エポキシ樹脂
組成物と繊維強化プラスチック層との間にプラスチック
フィルムを配置することにより、良好な複合材料が得ら
れることを見出して本発明に到達した。すなわち本発明
は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、(C)硬化剤
および(D)硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物
の発泡体、(X)プラスチックフィルムならびに繊維強
化プラスチックを有することを特徴とする複合材料に関
し、また本発明は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡
剤、(C)硬化剤、(D)硬化促進剤および(E)微小
中空球体を含有するエポキシ樹脂組成物の発泡体、
(X)プラスチックフィルムならびに繊維強化プラスチ
ックを有することを特徴とする複合材料に関する。更に
また本発明は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、
(C)硬化剤および(D)硬化促進剤を含有するエポキ
シ樹脂組成物の周囲の少なくとも一部に(X)プラスチッ
クフィルムを配置し、更にその外側に強化繊維プリプレ
グを配置し、全体を金型に入れて加熱硬化することを特
徴とする複合材料の製造方法に関し、また本発明は、
(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、(C)硬化剤およ
び(D)硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物の周
囲の少なくとも一部に(X)プラスチックフィルムを配
置し、更にその外側に強化繊維および/または強化繊維
構造体を配置し、次いでマトリックス樹脂を含浸させ、
全体を金型に入れて加熱硬化することを特徴とする複合
材料の製造方法に関する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる(X)プラスチックフィルムとしては、例え
ば、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ナイロンフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルメタクリ
レートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリ
イミドフィルムおよびその他のエンプラ系フィルム等が
挙げられる。なかでもナイロンフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルムが好ましい。ここで、ポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィル
ム、TPXフィルムは無極性であるため、そのまま用い
た場合には、十分な強度を持つ成形体が得られないが、
これらのフィルムに対し酸化処理およびコロナ処理等を
行って極性を付与し、接着強度を向上させた場合には、
本発明に用いることができる。また、(X)プラスチッ
クフィルムに対して表面粗度を上げる処理を行ったもの
も、接着強度が向上するため特に好ましい。
【0007】(X)プラスチックフィルムの厚さは、十
分な強度を有する限り特に制限はなく、 通常5〜10
0μm 程度である。 特に軽量化を目的とする場合には
10〜50μm 程度であることが好ましい。フィルムが
厚過ぎるときには成形体の剛性を高め難く、また薄過ぎ
る場合には成形時の取扱いに問題を生じ、加熱・発泡時
に破損して、十分な効果が発揮できないので好ましくな
い。
【0008】本発明に用いられる(A)エポキシ樹脂と
しては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック
型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、 脂環式エポキ
シ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、トリス
(グリシジルエーテルフェニル)メタン 等の各種エポキ
シ樹脂が挙げられ、またこれらの2種以上のエポキシ樹
脂の混合物を用いることができる。
【0009】ビスフェノールA型エポキシ樹脂として
は、 例えば、エピコート828、 同834、同82
7、 同1001、 同1002、 同1004、 同10
07、同1009(以上、油化シェルエポキシ(株)
製)、アラルダイトCY205、同CY230、同CY
232、同CY221、同GY257、同GY252、
同GY255、同GY250、同GY260、同GY2
80、同6071、同7071、同7072(以上、チバ
・ガイギー社製)、ダウエポキシDER331、同DE
R332、同DER662、同DER663U、同DE
R662U(以上、ダウケミカル社製)、エピクロン84
0、同850、同855、同860、同1050、同30
50、同4050、同7050(以上、大日本インキ化
学工業(株)製)、エポトートYD115、同YD115
CA、同YD117、同YD121、同YD127、同
YD128、同YD128CA、同YD128S、同Y
D134、同YD001Z、同YD011、同YD01
2、同YD014、同YD014ES、同YD017、
同YD019、同YD020、同YD002(以上、東
都化成(株)製)等が挙げられる。
【0010】ビスフェノールF型エポキシ樹脂として
は、例えば、エピコート807(油化シェルエポキシ
(株)製)、エポトートYDF170(東都化成(株)製)
等が挙げられる。フェノールノボラック型エポキシ樹脂
としては、例えば、エピコート152、同154(以
上、油化シェルエポキシ(株)製)、アラルダイトEPN
1138、同EPN1139(以上、チバ・ガイギー社
製)、ダウエポキシDEN431、同DEN438、同
DEN439(以上、ダウケミカル社製)、EPPN2
01(日本化薬(株)製)、エピクロンN740(大日本
インキ化学工業(株)製)、エポトートYDPN638
(東都化成(株)製)、 Tactix785(ダウケミカ
ル日本(株)製)等が挙げられる。クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂としては、例えば、ECN1280、E
CN1299(以上、チバ・ガイギー社製)、EOCN
102(日本化薬(株)製)等が挙げられる。脂環式エポ
キシ樹脂としては、例えば、アラルダイトCY179、同
CY178、同CY182、同CY183(以上、チバ
・ガイギー社製)等が挙げられる。グリシジルアミン型
エポキシ樹脂としては、例えば、アラルダイトMY72
0(チバ・ガイギー社製)、 エポトートYH434
(東都化成(株)製)、 ELM120、ELM434
(以上、住友化学工業(株)製)、TETRAD−C、T
ETRAD−X(以上、三菱ガス化学(株)製)等があ
る。トリス(グリシジルエーテルフェニル)メタン型エポ
キシ樹脂としては、例えば、Tactix742(ダウケ
ミカル日本(株)製)が挙げられる。
【0011】更に、エポキシ樹脂の靭性を向上させるた
め、各種のプラスチックおよびゴム等を、 エポキシ樹
脂100重量部に対し通常5〜30重量部、 好ましく
は8〜20重量部添加することができる。上記プラスチ
ックとしては、例えば、ポリカーボネート、ポリエーテ
ルスルホン、フェノキシ樹脂、ポリエーテルイミド、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリエチ
レンテレフタレート等がある。ゴム類としては、例え
ば、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、スチレン−ブ
タジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン樹脂、シリコーン樹脂等がある。また、更に靭性を向
上させるために高分子の超微粒子を添加することもでき
る。高分子超微粒子としては、例えば、スチレン樹脂、
ジビニルベンゼン樹脂、スチレン−ジビニルベンゼン樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグア
ナミン−メラミン共縮合樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、メチルメタクリ
レート樹脂、 n-ブチルアクリレート樹脂、アクリル−
ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエステル樹
脂等がある。
【0012】本発明で用いられる(B)発泡剤として
は、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)、アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスホ
ルムアミド(ABFA)、ジアゾアミノベンゼン(DA
B)等のアゾ系、 N,N'-ジニトロソペンタメチレンテ
トラミン(DPT)、 N,N'-ジメチル-N,N'-ジニト
ロソテレフタルアミド等のニトロソ系、ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド(BSH)、トルエンスルホニルヒドラ
ジド(TSH)、p,p'-オキシビス(ベンゼンスルホニ
ルヒドラジド)(OBSH)、 トリヒドラジノトリアジ
ン等のヒドラジド系が挙げられる。また、硬化の際、加
熱によりガスが発生するもの、例えば、脂肪族炭化水
素、アルコール類、ケトン類、ハロゲン化合物等の有機
溶剤を使用することができる。なかでもアゾジカルボン
アミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、トリヒ
ドラジノトリアジンが高温発泡性の点で好ましい。これ
らを使用することにより硬化時に効果的に発泡し、軽量
の発泡体が得られる。
【0013】(B)発泡剤は、 エポキシ樹脂100重
量部に対し0.1〜25重量部、好ましくは1.5〜15
重量部が使用される。使用量が0.1重量部未満のとき
には、発泡の効果が少なく、また25重量部を超えると
きは、発泡量が大き過ぎ、成形性に問題を生ずるためい
ずれも好ましくない。
【0014】また発泡剤の分解温度、発生ガス量、発泡
速度等は、発泡助剤を添加して調整することができる。
発泡助剤としては、例えば、亜鉛華、硝酸亜鉛、三塩基
性リン酸鉛、金属石鹸、ホウ砂、蓚酸、尿素等の発泡促
進剤のほかに、ハイドロキノン等の発泡抑制剤も併用す
ることができる。
【0015】本発明で使用される(C)硬化剤として
は、例えばジシアンジアミドが挙げられる。 その他の
硬化剤としては、o-トリルビグアニド、2,6-キシレ
ニルビグアニド、フェニルビグアニド、 p-クロロフェ
ニルビグアニド等も用いられる。また、高温硬化用の硬
化剤として、ジアミノジフェニルスルホンも用いること
ができる。
【0016】(C)硬化剤は、 エポキシ樹脂100重
量部に対し通常0.5〜10重量部、好ましくは1〜1
0重量部添加される。 添加量が0.5重量部未満では、
十分な硬化が起こらず、また10重量部を超えるときに
は、発熱量が大き過ぎて成形性に問題が生じるためにい
ずれも好ましくない。
【0017】本発明で使用される(D)硬化促進剤とし
ては、例えば、3-フェニル-1,1-ジメチルウレア、
3-p-クロロフェニル-1,1-ジメチルウレア、3-(3,
4-ジクロロフェニル)-1,1-ジメチルウレア およびB
3モノエチルアミン等を挙げることができる。
【0018】(D)硬化促進剤は、 エポキシ樹脂10
0重量部に対し通常0.5〜10重量部、好ましくは1
〜10重量部使用される。 使用量が0.5重量部未満で
は、十分な硬化が起こらず、また10重量部を超えると
きには、発熱量が大き過ぎて成形性に問題が生じるため
にいずれも好ましくない。
【0019】本発明においては、エポキシ樹脂組成物の
発泡・硬化後の密度を下げたり、また強度を向上させる
目的で、必要に応じて(E)微小中空球体を含有させる
こともできる。(E)微小中空球体としては、ガラス、
アルミナシリケート、セラミックス、カーボン等の無機
質系およびフェノール樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂等の有機質系のものが挙げられる。この中でも特
に、強度および軽量化の点でガラス微小中空球体が好ま
しい。 微小中空球体のサイズは特に限定するものでは
ないが、 通常10〜200μm、好ましくは80〜12
0μm の粒径分布のものである。更に、80〜120μm
および20〜50μm の粒径分布のものをブレンドし
て用いると、強度の向上が図れるため特に望ましい。
【0020】また、ガラス微小中空球体を用いる場合、
マトリックス樹脂との界面接着強度を高め、物性を向上
させるために、シランカップリング剤を使用することが
有効である。 シランカップリング剤としては、β-(3,
4-エポキシシクロヘキシル)-エチルトリメトキシシラ
ン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-
クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
その他、チタンカップリング剤およびジルコニウムカッ
プリング剤も用いることができる。
【0021】(E)微小中空球体は、エポキシ樹脂10
0重量部に対し、5〜65重量部、好ましくは7〜25
重量部添加される。添加量が5重量部未満のときには、
軽量化の効果が少なく、 また65重量部を超えるとき
は、 樹脂との混合が困難となり、また、成形性に問題
を生じるためいずれも好ましくない。
【0022】本発明においては、 その他の添加物とし
て反応希釈剤、 各種フィラー、可塑剤、整泡剤、増粘
剤、着色剤等を混合することもできる。
【0023】本発明のエポキシ樹脂組成物の製造方法は
限定されないが、均一な組成物を製造する上で特に好ま
しい方法を以下に説明する。エポキシ樹脂、発泡剤、微
小中空球体、硬化剤、硬化促進剤および必要に応じて微
小中空球体を混合するに際し、まずエポキシ樹脂を通常
80〜200℃で加熱溶融し、粘度を十分に低下させて
から微小中空球体を添加する。均一に混合した後、混合
物を通常60〜80℃まで冷却し、更に、あらかじめ液
状のエポキシ樹脂と混合した発泡剤、硬化剤および硬化
促進剤を手早く添加する。その後、配合物を抜き出し急
冷する。
【0024】上記の製造工程において、微小中空球体を
使用する場合には、微小中空球体が剪断力を過度に加え
ると容易に破損するので、これを避けるため混合時にエ
ポキシ樹脂の粘度を調整し、かつ混合の剪断力を制限す
る工夫を行うのが望ましい。例えば、混合時のエポキシ
樹脂の粘度は、 通常500〜25,000cP程度、好
ましくは800〜13,000cP程度のものが用いら
れる。 エポキシ樹脂の粘度が500cPよりも低い
と、シート状にしたときべたついたり、流動したりする
ので好ましくない。 また、エポキシ樹脂の粘度が25,
000cPよりも高いと均一に混合し難く、かつ混合時
に微小中空球体が破損するので好ましくない。
【0025】剪断力の小さい混合機としては、例えば、
プラネタリーミキサー、二軸型ニーダー、スタチックミ
キサー等が挙げられる。特にプラネタリーミキサーおよ
びニーダーは変速機付きが好ましい。エポキシ樹脂の粘
度が高い場合に過度に大きな剪断力を加えると、発熱に
より樹脂の粘度が増加したり発泡したりする。逆に混合
時の剪断力が不足したときには、混合が不十分なため微
小中空球体、硬化剤および硬化促進剤の分散が不均一と
なり、十分な物性をもつ成形物が得られない。
【0026】上記のようにして得られたエポキシ樹脂組
成物は、そのまま加温した押出機や注入機により、例え
ば、ガラス繊維強化樹脂(FRP)製あるいは炭素繊維
強化樹脂(CFRP)製のパイプや、複雑形状物のコア
材と表層の間に注入充填し、加熱・硬化するなどの方法
において、充填材料として使用することができる。加熱
・硬化の条件は、通常90〜180℃で10分〜10時
間、好ましくは100〜150℃で30分〜3時間程度
である。
【0027】また、上記のエポキシ樹脂組成物は、例え
ば、シート状もしくはフィルム状に成形して複合材料用
中間材とし、マンドレルに積層したり、マンドレルの周
囲に巻いて用いることが好ましい。上記シート状もしく
はフィルム状に成形する方法には各種あるが、代表的な
ものとしては、例えば、カレンダーコーター、リバース
ロールコーター、ナイフオーバーロールコーター等が挙
げられる。 塗工厚さとしては通常0.05〜5mm、好ま
しくは0.2〜3mm 程度である。被塗工材としては剥離
紙が一般に使用されるが、プラスチック等のフィルムも
使用することができる。
【0028】上記エポキシ樹脂組成物は、他の強化繊維
と積層成形することにより成形体とすることができる。
例えば、マンドレルの上に前述のエポキシ樹脂組成物を
積層しもしくは巻き付け、その上に(X)プラスチック
フィルムを積層しもしくは巻き付け、更にその上に炭素
繊維プリプレグ等の強化繊維プリプレグを積層しもしく
は巻き付けた後、マンドレルを取り去り、全体を金型に
入れて加熱硬化し成形することができる。また、(X)
プラスチックフィルムの上に、強化繊維プリプレグを積
層しもしくは巻き付ける代わりに、フィラメントワイン
ディングにより強化繊維を配したり、強化繊維織物を積
層しもしくは巻き付けたり、強化繊維の組み紐をかぶせ
る等の方法で強化繊維および/または強化繊維構造体を
配した後、マトリックス樹脂を含浸させ、全体を金型に
入れて加熱硬化することもできる。上記加熱硬化の条件
は、通常90〜180℃で10分〜10時間、好ましく
は100〜150℃で30分〜3時間程度である。
【0029】以上述べた成形体の製造法によれば、シー
ト状のエポシキ樹脂組成物が発泡することにより内圧が
発生し、強化繊維層を金型に押し付けるため、各材料間
の接着性が良好で、かつボイドのきわめて少ない成形体
が得られる。また、発泡倍率が高い場合であっても、プ
ラスチックフィルムが存在するために、発泡材料が繊維
強化プラスチック層を貫通することがなく、成形体は優
れた外観を有する。
【0030】上記において使用される強化繊維は特に限
定されず、複合材料の強化繊維として用いられるすべて
の繊維を用いることができる。例えば、ガラス繊維、炭
素繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、炭化珪素繊
維等が挙げられる。また、これらのうちから選ばれる2
種類以上をハイブリッド構造とした繊維を用いることも
できる。強化繊維プリプレグの形態は特に限定されず、
目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一方向
材、織物、三軸織物、組紐状組織り、不織布等、あるい
はこれらの織物、組織り、布等を積層し、プリプレグ化
したものが挙げられる。また、強化繊維構造体も目的に
応じて適宜選択することができ、積層したり、巻き付け
たり、 かぶせたりして配置できるものであれば特に限
定されず、 例えば、ストランド、織物、三軸織物、組
紐、不織布等が挙げられる。
【0031】更にまた、マトリックス樹脂は特に限定さ
れず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、
エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリシ
アネート樹脂、フラン樹脂等の熱硬化樹脂が挙げられ
る。
【0032】エポキシ樹脂組成物の上に配置した強化繊
維にマトリックス樹脂を含浸させる方法は特に限定され
ず、公知の方法を用いることができる。例えば、樹脂組
成物を溶媒に溶解した溶液中に補強繊維を浸漬した後、
溶媒を除去する溶液法、樹脂組成物を通常60〜90℃
程度に加温して補強繊維に含浸させるいわゆるホットメ
ルト法等を挙げることができる。溶液法の場合、溶媒と
してはアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エ
タノール、トルエン、ジメチルホルムアミド等の各種溶
剤を用いることができ、またこれらを混合して用いるこ
ともできる。上記の強化繊維プリプレグや強化繊維にマ
トリックス樹脂を含浸したものの樹脂組成物の含量は、
強化繊維とマトリックス樹脂の総量に対して通常25〜
50重量%、好ましくは30〜45重量%である。
【0033】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるもので
はない。
【0034】<実施例1>エポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(商品名:エピコート82
8)2.8kg およびフェノールノボラック型エポキシ樹
脂(商品名:エピコート154)5.2kg を、プラネタ
リーミキサーに送入し、120℃で均一に混合した後、
ガラス微小中空球体(商品名:スコッチライトグラスバ
ブルズ Cl5/250、住友スリーエム社製)1.2kg
を添加し均一に混合した。 混合後、内容物を撹拌しな
がら70℃まで冷却し、硬化剤としてジシアンジアミド
0.24kg、硬化促進剤として3-p-クロロフェニル-
1,1-ジメチルウレア0.32kg、発泡剤としてp,p'-
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)1.2kg
を手早く添加し、5分間撹拌し、抜き出して冷却した。
この樹脂組成物を70℃で再溶融し、カレンダーロール
コーターを使用して厚さ2.0mm のシート状のエポキシ
樹脂組成物を得た。
【0035】<実施例2>直径8mm のスチール製のマ
ンドレルに、 実施例1で得られたシート状のエポキシ
樹脂組成物を2巻きし、その外側に厚さ12μm のナイ
ロンフィルムを1巻き半巻いて、更に炭素繊維製の組紐
をかぶせ、これに硬化剤を含むエポキシ樹脂を含浸さ
せ、テニスラケット製造用の金型にセットした。130
℃の熱プレスによる内圧成形法で1時間加熱硬化したと
ころ、得られた成形体の表面状態は良好であった。ま
た、テニスラケットとして十分な比強度を有していた。
【0036】<比較例1>ナイロンフィルムを用いない
ほかは、実施例2と同様にして成形体を得た。成形体の
表面状態は一部にへこみ、内層からの滲みおよびすが認
められた。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、中間層にプラスチック
フィルムを挿入し、かつ内圧成形法により成形した複合
材料が得られる。得られた複合材料は、各材料間の接着
性がよく、また発泡材料層中のボイドが少ないため、軽
量でかつ十分な強度を有する。また、プラスチックフィ
ルムを用いることにより、成形時に金型に強く均等に密
着するため、得られた複合材料は良好な表面を有する。
更に、発泡材料が繊維強化プラスチック層を貫通するこ
とがないので、成形体は優れた外観を有する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合材料およびその製
造方法に関し、特に内圧成形法を利用した複合材料およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内部コア材としてエポキシ樹脂発泡体を
用い、この周囲に強化繊維を編組し、樹脂を含浸させ、
それを金型に入れて硬化成形した複合材料は、従来テニ
スラケット等に利用されている。しかしながらこのよう
な複合材料は、強化繊維を編組した後に含浸させる樹脂
の量が少な過ぎると、硬化時に金型と密着し難いため
に、コア材と繊維強化樹脂層との接着性に問題が生じ
る。また硬化時に金型と十分に密着させる目的で樹脂を
多く含浸させると、得られた成形物中に占める硬化樹脂
の割合が大きくなり過ぎて十分な力学的強度が得られな
いことがある。内部コア材の代わりに、発泡硬化前の発
泡性樹脂を用い、内圧成形を行う方法も用いられてい
る。この方法によれば、硬化時に樹脂が発泡するために
内圧が生じ、発泡樹脂と繊維強化樹脂層と金型が強く密
着し、発泡樹脂と炭素繊維強化樹脂層との接着性に優れ
た成形体が得られる。しかしながら、内部コア材の代わ
りに、発泡硬化前の発泡性樹脂を用いた場合、製品を軽
量にするために樹脂の発泡倍率を大きくすると、ボイド
や連続気泡が生じ易く、製品の力学的強度が十分に得ら
れない。一方、発泡倍率を小さくすると内部コア材の密
度が高くなり、十分に軽量な製品が得られない。
【0003】また、エポキシ樹脂、発泡剤、硬化剤およ
び硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物の外側に繊
維強化プラスチック層を形成することにより、十分な比
強度を有する複合材料が得られる。しかしながら、内部
圧力が高いときには、上記エポキシ樹脂組成物がその外
側の繊維強化プラスチック層を貫通して金型面まで達す
るため、形成体の外観が著しく損なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑み、エポキシ樹脂組成物の発泡体を材料に用い
て、十分な比強度および優れた外観を有し、かつ所望の
形状に成形し得る複合材料を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に沿って鋭意研究を進めた結果、硬化時に発泡を伴う
樹脂を使用して内圧成形を行うにあたり、エポキシ樹脂
組成物と繊維強化プラスチック層との間にプラスチック
フィルムを配置することにより、良好な複合材料が得ら
れることを見出して木発明に到達した。すなわち本発明
は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、(C)硬化剤
および(D)硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物
の発泡体、(X)プラスチックフィルムならびに繊維強
化プラスチックを有することを特徴とする複合材料に関
し、また本発明は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡
剤、(C)硬化剤、(D)硬化促進剤および(E)微小
中空球体を含有するエポキシ樹脂組成物の発泡体、
(X)プラスチックフィルムならびに繊維強化プラスチ
ックを有することを特徴とする複合材料に関する。更に
また本発明は、(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、
(C)硬化剤および(D)硬化促進剤を含有するエポキ
シ樹脂組成物の周囲の少なくとも一部に(X)プラスチ
ックフィルムを配置し、更にその外側に強化繊維プリプ
レグを配置し、全体を金型に入れて加熱硬化することを
特徴とする複合材料の製造方法に関し、また本発明は、
(A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、(C)硬化剤およ
び(D)硬化促進剤を含有するエポキシ樹脂組成物の周
囲の少なくとも一部に(X)プラスチックフィルムを配
置し、更にその外側に強化繊維および/または強化繊維
構造体を配置し、次いでマトリックス樹脂を含浸させ、
全体を金型に入れて加熱硬化することを特徴とする複合
材料の製造方法に関する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる(X)プラスチックフィルムとしては、例え
ば、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ナイロンフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルメタクリ
レートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリ
イミドフィルムおよびその他のエンプラ系フィルム等が
挙げられる。なかでもナイロンフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルムが好ましい。ここで、ポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィル
ム、TPXフィルムは無極性であるため、そのまま用い
た場合には、十分な強度を持つ成形体が得られないが、
これらのフィルムに対し酸化処理およびコロナ処理等を
行って極性を付与し、接着強度を向上させた場合には、
本発明に用いることができる。また、(X)プラスチッ
クフィルムに対して表面粗度を上げる処理を行ったもの
も、接着強度が向上するため特に好ましい。
【0007】(X)プラスチックフィルムの厚さは、十
分な強度を有する限り特に制限はなく、通常5〜100
μm 程度であ。特に軽量化を目的とする場合には10
〜50μm程度であることが好ましい。フィルムが厚過
ぎるときには成形体の剛性を高め難く、また薄過ぎる場
合には成形時の取扱いに問題を生じ、加熱・発泡時に破
損して、十分な効果が発揮できないので好ましくない。
【0008】本発明に用いられる(A)エポキシ樹脂と
しては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック
型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ
樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、トリス(グ
リシジルエーテルフェニル)メタン等の各種エポキシ樹
脂が挙げられ、またこれらの2種以上のエポキシ樹脂の
混合物を用いることができる。
【0009】ビスフェノールA型エポキシ樹脂として
は、例えば、エピコート828、同834、同827、
同1001、同1002、同1004、同1007、同
1009(以上、油化シェルエポキシ(株)製)、アラ
ルダイトCY205、同CY230、同CY232、同
CY221、同GY257、同GY252、同GY25
5、同GY250、同GY260、同GY280、同6
071、同7071,同7072(以上、チバ・ガイギ
ー社製)、ダウエポキシDER331、同DER33
2、同DER662、同DER663U、同DER66
2U(以上、ダウケミカル社製),エピクロン840、
同850、同855、同860、同1050,同305
0、同4050、同7050(以上、大日本インキ化学
工業(株)製)、エポトートYD115、同YD115
CA、同YD117、同YD121、同YD127、同
YD128、同YD128CA、同YD128S、同Y
D134、同YD001Z、同YD011、同YD01
2、同YD014、同YD014ES、同YD017、
同YD019、同YD020、同YD002(以上、東
都化成(株)製)等が挙げられる。
【0010】ビスフェノールF型エポキシ樹脂として
は、例えば、エピコート807(油化シェルエポキシ
(株)製)、エポトートYDF170(東都化成(株)
製)等が挙げられる。フェノールノボラック型エポキシ
樹脂としては、例えば、エピコート152、同154
(以上、油化シェルエポキシ(株)製)、アラルダイト
EPN1138、同EPN1139(以上、チバ・ガイ
ギー社製)、ダウエポキシDEN431、同DEN43
8、同DEN439(以上、ダウケミカル社製)、EP
PN201(日本化薬(株)製)、エピクロンN740
(大日本インキ化学工業(株)製)、エポトートYDP
N638(東都化成(株)製)、Tactix785
(ダウケミカル日本(株)製)等が挙げられる。クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂としては、例えば、EC
N1280、ECN1299(以上、チバ・ガイギー社
製)、EOCN102(日本化薬(株)製)等が挙げら
れる。脂環式エポキシ樹脂としては、例えば、アラルダ
イトCY179、同CY178、同CY182、同CY
183(以上、チバ・ガイギー社製)等が挙げられる。
グリシジルアミン型エポキシ樹脂としては、例えば、ア
ラルダイトMY720(チバ・ガイギー社製)、エポト
ートFYH434(東都化成(株)製)、ELM12
0、ELM434(以上、住友化学工業(株)製)、T
ETRAD−C、TETRAD−X(以上、三菱ガス化
学(株)製)等がある。トリス(グリシジルエーテルフ
ェニル)メタン型エポキシ樹脂としては、例えば、Ta
ctix742(ダウケミカル日本(株)製)が挙げら
れる。
【0011】更に、エポキシ樹脂の靭性を向上させるた
め、各種のプラスチックおよびゴム等を、エポキシ樹脂
100重量部に対し通常5〜30重量部、好ましくば8
〜20重量部添加することができる。上記プラスチック
としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエーテルス
ルホン、フェノキシ樹脂、ポリエーテルイミド、ポリビ
ニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリエチレン
テレフタレート等がある。ゴム類としては、例えば、ブ
タジエン−アクリロニトリルゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹
脂、シリコーン樹脂等がある。また、更に靭性を向上さ
せるために高分子の超微粒子を添加することもできる。
高分子超微粒子の材料としては、例えば、スチレン樹
脂、ジビニルベンゼン樹脂、スチレン−ジビニルベンゼ
ン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン−メラミン共縮合樹脂、尿素樹脂、シリコー
ン樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、メチルメタ
クリレート樹脂、n−ブチルアクリレート樹脂、アクリ
ル−ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエステ
ル樹脂等がある。
【0012】本発明で用いられる(B)発泡剤として
は、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)、アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスホ
ルムアミド(ABFA)、ジアゾアミノベンゼン(DA
B)等のアゾ系、N,N’−ジニトロソペンタメチレン
テトラミン(DPT)、N,N’−ジメチル−N,N’
−ジニトロソテレフタルアミド等のニトロソ系、ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド(BSH)、トルエンスルホニ
ルヒドラジド(TSH)、p,p’−オキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)、トリヒドラ
ジノトリアジン等のヒドラジド系が挙げられる。また、
硬化の際、加熱によりガスが発生するもの、例えば、脂
肪族炭化水素、アルコール類、ケトン類、ハロゲン化合
物等の有機溶剤を使用することができる。なかでもアゾ
ジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、トリヒドラジノトリアジンが高温発泡性の点で好ま
しい。これらを使用することにより硬化時に効果的に発
泡し、軽量の発泡体が得られる。
【0013】(B)発泡剤は、エポキシ樹脂100重量
部に対し0.1〜25重量部、好ましくは1.5〜15
重量部が使用される。使用量が0.1重量部未満のとき
には、発泡の効果が少なく、また25重量部を超えると
きは、発泡量が大き過ぎ、成形性に問題を生ずるためい
ずれも好ましくない。
【0014】また発泡剤の分解温度、発生ガス量、発泡
速度等は、発泡助剤を添加して調整することができる。
発泡助剤としては、例えば、亜鉛華、硝酸亜鉛、三塩基
性リン酸鉛、金属石鹸、ホウ砂、蓚酸、尿素等の発泡促
進剤のほかに、ハイドロキノン等の発泡抑制剤も併用す
ることができる。
【0015】本発明で使用される(C)硬化剤として
は、例えばジシアンジアミドが挙げられる。その他の硬
化剤としては、o−トリルビグアニド、2,6−キシレ
ニルビグアニド、フェニルビグアニド、p−クロロフェ
ニルビグアニド等も用いられる。また、高温硬化用の硬
化剤として、ジアミノジフェニルスルホンも用いること
ができる。
【0016】(C)硬化剤は、エポキシ樹脂100重量
部に対し通常0.5〜10重量部、好ましくは1〜10
重量部添加される。添加量が0.5重量部未満では、十
分な硬化が起こらず、また10重量部を超えるときに
は、発熱量が大き過ぎて成形性に問題が生じるためにい
ずれも好ましくない。
【0017】本発明で使用される(D)硬化促進剤とし
ては、例えば、3−フェニル−1,1−ジメチルウレ
ア、3−p−クロロフェニル−1,1−ジメチルウレ
ア、3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメ
チルウレアおよびBFモノエチルアミン等を挙げるこ
とができる。
【0018】(D)硬化促進剤は、エポキシ樹脂100
重量部に対し通常0.5〜10重量部、好ましくは1〜
10重量部使用される。使用量が0.5重量部未満で
は、十分な硬化が起こらず、また10重量部を超えると
きには、発熱量が大き過ぎて成形性に問題が生じるため
にいずれも好ましくない。
【0019】本発明においては、エポキシ樹脂組成物の
発泡・硬化後の密度を下げたり、また強度を向上させる
目的で、必要に応じて(E)微小中空球体を含有させる
こともできる。(E)微小中空球体としては、ガラス、
アルミナシリケート、セラミックス、カーボン等の無機
質系およびフェノール樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル共重合体、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂等の有機質系のものが挙げられる。この中でも特
に、強度および軽量化の点でガラス微小中空球休が好ま
しい。微小中空球体のサイズは特に限定するものではな
いが、通常10〜200μm、好ましくは80〜120
μmの粒径分布のものである。更に、80〜120μm
および20〜50μmの粒径分布のものをブレンドして
用いると、強度の向上が図れるため特に望ましい。
【0020】また、ガラス微小中空球体を用いる場合、
マトリックス樹脂との界面接着強度を高め、物性を向上
させるために、シランカップリング剤を使用することが
有効である。シランカップリング剤としては、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げ
られる。その他、チタンカップリング剤およびジルコニ
ウムカップリング剤も用いることができる。
【0021】(E)微小中空球体は、エポキシ樹脂10
0重量部に対し、5〜65重量部、好ましくは7〜25
重量部添加される。添加量が5重量部未満のときには、
軽量化の効果が少なく、また65重量部を超えるとき
は、樹脂との混合が困難となり、また、成形性に問題を
生じるためいずれも好ましくない。
【0022】木発明においては、その他の添加物として
反応希釈剤、各種フィラー、可塑剤、整泡剤、増粘剤、
着色剤等を混合することもできる。
【0023】本発明のエポキシ樹脂組成物の製造方法は
限定されないが、均一な組成物を製造する上で特に好ま
しい方法を以下に説明する。エポキシ樹脂、発泡剤、微
小中空球体、硬化剤、硬化促進剤および必要に応じて微
小中空球体を混合するに際し、まずエポキシ樹脂を通常
80〜200℃で加熱溶融し、粘度を十分に低下させて
から微小中空球体を添加する。均一に混合した後、混合
物を通常60〜80℃まで冷却し、更に、あらかじめ液
状のエポキシ樹脂と混合した発泡剤、硬化剤および硬化
促進剤を手早く添加する。その後、配合物を抜き出し急
冷する。
【0024】上記の製造工程において、微小中空球体を
使用する場合には、微小中空球体が剪断力を過度に加え
ると容易に破損するので、これを避けるため混合時にエ
ポキシ樹脂の粘度を調整し、かつ混合の剪断力を制限す
る工夫を行うのが望ましい。例えば、混合時のエポキシ
樹脂の粘度は、通常500〜25,000cP程度、好
ましくは800〜13,000cP程度のものが用いら
れる。エポキシ樹脂の粘度が500cPよりも低いと、
シート状にしたときべたついたり、流動したりするので
好ましくない。また、エポキシ樹脂の粘度が25,00
0cPよりも高いと均一に混合し難く、かつ混合時に微
小中空球体が破損するので好ましくない。
【0025】剪断力の小さい混合機としては、例えば、
プラネタリーミキサー、二軸型ニーダー、スタチックミ
キサー等が挙げられる。特にプラネタリーミキサーおよ
びニーダーは変速機付きが好ましい。エポキシ樹脂の粘
度が高い場合に過度に大きな剪断力を加えると、発熱に
より樹脂の粘度が増加したり発泡したりする。逆に混合
時の剪断力が不足したときには、混合が不十分なため微
小中空球体、硬化剤および硬化促進剤の分散が不均一と
なり、十分な物性をもつ成形物が得られない。
【0026】上記のようにして得られたエポキシ樹脂組
成物は、そのまま加温した押出機や注入機により、例え
ば、ガラス繊維強化樹脂(FRP)製あるいは炭素繊維
強化樹脂(CFRP)製のパイプや、複雑形状物のコア
材と表層の間に注入充填し、加熱・硬化するなどの方法
において、充填材料として使用することができる。加熱
・硬化の条件は、通常90〜180℃で10分〜10時
間、好ましくは100〜150℃で30分〜3時間程度
である。
【0027】また、上記のエポキシ樹脂組成物は、例え
ば、シート状もしくはフィルム状に成形して複合材料用
中間材とし、マンドレルに積層したり、マンドレルの周
囲に巻いて用いることが好ましい。上記シート状もしく
はフィルム状に成形する方法には各種あるが、代表的な
ものとしては、例えば、カレンダーコーター、リバース
ロールコーター、ナイフオーバーロールコーター等が挙
げられる。塗工厚さとしては通常0.05〜5mm、好
ましくは0.2〜3mm程度である。被塗工材としては
剥離紙が一般に使用されるが、プラスチック等のフィル
ムも使用することができる。
【0028】上記エポキシ樹脂組成物は、他の強化繊維
と積層成形することにより成形体とすることができる。
例えば、マンドレルの上に前述のエポキシ樹脂組成物を
積層しもしくは巻き付け、その上に(X)プラスチック
フィルムを積層しもしくは巻き付け、更にその上に炭素
繊維プリプレグ等の強化繊維プリプレグを積層しもしく
は巻き付けた後、マンドレルを取り去り、全体を金型に
入れて加熱硬化し成形することができる。また、(X)
プラスチックフィルムの上に、強化繊維プリプレグを積
層しもしくは巻き付ける代わりに、フィラメントワイン
ディングにより強化繊維を配したり、強化繊維織物を積
層しもしくは巻き付けたり、強化繊維の組み紐をかぶせ
る等の方法で強化繊維および/または強化繊維構造体を
配した後、マトリックス樹脂を含浸させ、全体を金型に
入れて加熱硬化することもできる。上記加熱硬化の条件
は、通常90〜180℃で10分〜10時間、好ましく
は100〜150℃で30分〜3時間程度である。
【0029】以上述べた成形体の製造法によれば、シー
ト状のエポシキ樹脂組成物が発泡することにより内圧が
発生し、強化繊維層を金型に押し付けるため、各材料間
の接着性が良好で、かつボイドのきわめて少ない成形体
が得られる。また、発泡倍率が高い場合であっても、プ
ラスチックフィルムが存在するために、発泡材料が繊維
強化プラスチック層を貫通することがなく、成形体は優
れた外観を有する。
【0030】上記において使用される強化繊維は特に限
定されす、複合材料の強化繊維として用いられるすべて
の繊維を用いることができる。例えば、ガラス繊維、炭
素繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、炭化珪素繊
維等が挙げられる。また、これらのうちから選ばれる2
種類以上をハイブリッド構造とした繊維を用いることも
できる。強化繊維プリプレグの形態は特に限定されず、
目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一方向
材、織物、三軸織物、組紐状組織り、不織布等、あるい
はこれらの織物、組織り、布等を積層し、プリプレグ化
したものが挙げられる。また、強化繊維構造体も目的に
応じて適宜選択することができ、積層したり、巻き付け
たり、かぶせたりして配置できるものであれば特に限定
されず、 例えば、ストランド、織物、三軸織物、組
紐、不織布等が挙げられる。
【0031】更にまた、マトリックス樹脂は特に限定さ
れす、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、
エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリシ
アネート樹脂、フラン樹脂等の熱硬化樹脂が挙げられ
る。
【0032】エポキシ樹脂組成物の上に配置した強化繊
維にマトリックス樹脂を含浸させる方法は特に限定され
ず、公知の方法を用いることができる。例えば、樹脂組
成物を溶媒に溶解した溶液中に補強繊維を浸漬した後、
溶媒を除去する溶液法、樹脂組成物を通常60〜90℃
程度に加温して補強繊維に含浸させるいわゆるホットメ
ルト法等を挙げることができる。溶液法の場合、溶媒と
してはアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エ
タノール、トルエン、ジメチルホルムアミド等の各種溶
剤を用いることができ、またこれらを混合して用いるこ
ともできる。上記の強化繊維プリプレグや強化繊維にマ
トリックス樹脂を含浸したものの樹脂組成物の含量は、
強化繊維とマトリックス樹脂の総量に対して通常25〜
50重量%、好ましくは30〜45重量%である。
【0033】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるもので
はない。
【0034】<実施例1>エポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(商品名:エピコート82
8)2.8kgおよびフェノールノボラック型エポキシ
樹脂(商品名:エピコート154)5.2kgを、プラ
ネタリーミキサーに送入し、120℃で均一に混合した
後、ガラス微小中空球体(商品名:スコッチライトグラ
スバブルズC15/250、住友スリーエム社製)1.
2kgを添加し均一に混合した。混合後、内容物を攪拌
しながら70℃まで冷却し、硬化剤としてジシアンジア
ミド0.24kg、硬化促進剤として3−p−クロロフ
ェニル−1,1−ジメチルウレア0.32kg、発泡剤
としてp,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)1.2kgを手早く添加し、5分間攪拌し、抜
き出して冷却した。この樹脂組成物を70℃で再溶融
し、カレンダーロールコーターを使用して厚さ20mm
のシート状のエポキシ樹脂組成物を得た。
【0035】<実施例2>直径8mmのスチール製のマ
ンドレルに、実施例1で得られたシート状のエポキシ樹
脂組成物を2巻きし、その外側に厚さ12μmのナイロ
ンフィルムを1巻き半巻いて、更に炭素繊維製の組紐を
かぶせ、これに硬化剤を含むエポキシ樹脂を含浸させ、
スチール製マンドレルを形がくずれないように引き抜い
た後、テニスラケット製造用の金型にセットした。13
0℃の熱プレスによる内圧成形法で1時間加熱硬化した
ところ、得られた成形体の表面状態は良好であった。ま
た、テニスラケットとして十分な比強度を有していた。
【0036】<比較例1>ナイロンフィルムを用いない
ほかは、実施例2と同様にして成形体を得た。成形体の
表面状態は一部にへこみ、内層からの滲みおよびすが認
められた。
【0037】<実施例3>ピッチ系炭素繊維(直径約1
0μm、引張弾性率500GPa、引張強度4,000
MPa)を1,000本一方向に引き揃え、エポキシ樹
脂を含浸させて、繊維体積密度55%、厚み130μm
のシート状のプリプレグを製造した。最も太い部分の直
径が1.3cm、最も細い部分の直径が0.34cmの
テーパー形状を有する、長さ120cmのスチール製マ
ンドレルに、実施例1と同様の方法で得られた厚さ0.
25mmのシート状のエポキシ樹脂組成物を1巻きし、
その外側に厚さ12μmのナイロンフィルムを1巻き半
巻いて、更に上記プリプレグを繊維が長手方向に対して
±45°の角度となるように8巻き、0°の角度となる
ように4巻きし、最も太い部分の直径が1.7cm、最
も細い部分の直径が0.74cmのテーパー形状を有す
る、ゴルフシャフト製造用の外型にセットした。ついで
130℃の熱ブレスによる内圧成形法で1時間加熱硬化
した。上記硬化後、成形体を外型から出し、更にマンド
レルを引き抜いたところ、得られた成形体の表面状態は
良好であり、化粧仕上げのための研磨は不要であった。
また、ゴルフシャフトとして十分な引張弾性率、引張強
度、曲げ弾性率、曲げ強度、ねじれ弾性率、ねじれ強度
を有していた。
【0038】<比較例4>シート状のエポキシ樹脂組成
物を用いないほかは、実施例3と同様にして成形体を得
た。成形体の表面の一部にへこみおよびすが見られた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、中間層にプラスチック
フィルムを挿入し、かつ内圧成形法により成形した複合
材料が得られる。得られた複合材料は、各材料間の接着
性がよく、また発泡材料層中のボイドが少ないため、軽
量でかつ十分な強度を有する。また、プラスチックフィ
ルムを用いることにより、成形時に金型に強く均等に密
着するため、得られた複合材料は良好な表面を有する。
更に、発泡材料が繊維強化プラスチック層を貫通するこ
とがないので、成形体は優れた外観を有する。また、本
発明による複合材料は、良好な表面を有するために、表
面の研磨仕上げの行程を省略することができる。従っ
て、研磨による表面の強化繊維切断に伴う、成形体の強
度低下、およびコストの上昇を避けることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 63/00 NKS 8830−4J // B29B 11/16 7722−4F 15/08 7722−4F B29K 63:00 105:04 105:08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エポキシ樹脂、 (B)発泡剤、
    (C)硬化剤および(D)硬化促進剤を含有するエポキ
    シ樹脂組成物の発泡体、(X)プラスチックフィルムな
    らびに繊維強化プラスチックを有することを特徴とする
    複合材料。
  2. 【請求項2】 (A)エポキシ樹脂、(B)発泡剤、
    (C)硬化剤、(D)硬化促進剤および(E)微小中空
    球体を含有するエポキシ樹脂組成物の発泡体、(X)プ
    ラスチックフィルムならびに繊維強化プラスチックを有
    することを特徴とする複合材料。
  3. 【請求項3】 (A)エポキシ樹脂、 (B)発泡剤、
    (C)硬化剤および(D)硬化促進剤を含有するエポキ
    シ樹脂組成物の周囲の少なくとも一部に(X)プラスチッ
    クフィルムを配置し、更にその外側に強化繊維プリプレ
    グを配置し、全体を金型に入れて加熱硬化することを特
    徴とする複合材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エポキシ樹脂組成物が、(E)微小
    中空球体を含有することを特徴とする請求項3に記載の
    複合材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 (A)エポキシ樹脂、 (B)発泡剤、
    (C)硬化剤および(D)硬化促進剤を含有するエポキ
    シ樹脂組成物の周囲の少なくとも一部に(X)プラスチッ
    クフィルムを配置し、更にその外側に強化繊維および/
    または強化繊維構造体を配置し、次いでマトリックス樹
    脂を含浸させ、全体を金型に入れて加熱硬化することを
    特徴とする複合材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エポキシ樹脂組成物が、(E)微小
    中空球体を含有することを特徴とする請求項5に記載の
    複合材料の製造方法。
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