JPH05330337A - 自動車用ウインドモールディング及びその製造方法 - Google Patents

自動車用ウインドモールディング及びその製造方法

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JPH05330337A
JPH05330337A JP4164096A JP16409692A JPH05330337A JP H05330337 A JPH05330337 A JP H05330337A JP 4164096 A JP4164096 A JP 4164096A JP 16409692 A JP16409692 A JP 16409692A JP H05330337 A JPH05330337 A JP H05330337A
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extrusion molding
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Yukihiko Yada
幸彦 矢田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な堰き止め機能を備える雨水受け溝27
を備えたウインドモールディング2を、簡易にかつ良好
に連続成形することを可能とする。 【構成】 ウインドモールディング2の各部位に応じて
好適な溝深さに変化する雨水受け溝27を、切除等の工
程を付加することなく形成しつつ、ウインドモールディ
ング2の全長を押出のみによって一連一体に押出成形し
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓開口部に固
着されたウインドガラスの周縁部と、車体パネルとの間
のシールを行うように装着される自動車用ウインドモー
ルディング及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取り付
けられたウインドガラスの周縁部には、ウインドモール
ディングが装着されている。具体的には、ウインドガラ
スの周縁と車体パネルの窓開口部の開口縁との間に、連
続長尺状の隙間が形成されており、この隙間内に長尺状
の押出部材からなるウインドモールディングが嵌挿され
れている。
【0003】このような自動車用ウインドモールディン
グにおいて、ルーフパネル上に滴下しウインドガラス表
面上に流出しようとする雨水を堰き止めるべく、ウイン
ドモールディングのアッパー相当部分に凹溝を形成する
ようにしたものが、従来から種々提案されている。例え
ば特公昭51−35727号公報、実開昭57−678
73号公報、実開昭57−139422号公報、実開昭
64−35113号公報等に記載されている如くであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこれらアッパ
ー相当部分に、雨水受け溝を備えた従来の自動車用ウイ
ンドモールディングは、本来のモールディングとは別個
のパネル部材等により溝を構築してなるものか、あるい
はアッパーモールディングのみを他の部分とは異なる横
断面形状の部材から成形しておき、別部品よりなるサイ
ドモールディング等に対してジョイント部材を用いて接
続するようにしたものである。したがって従来技術によ
りアッパー相当部分に雨水受け溝を設けようとすると、
部品点数が増大する上に、モールディングの取付構造が
複雑化するという問題が生じる。
【0005】なお特開平1−195032号公報記載の
ウインドモールディングでは、横断面一定の形状にて押
出成形されたモールディング材の堰部が、不要部位にて
切除されており、アッパー相当部分とサイド相当部分と
が一連に成形されるようになっている。しかしながらこ
のものでは、装飾部に鋭利部分が形成されてしまうた
め、後処理工程を要しているとともに、切除面の状態が
他の部分と異なる装飾性を備えるようになってしまい、
さらに必要に応じて溝の大きさを連続的に変化させるこ
とはできないという問題もある。
【0006】そこで本発明は、良好な堰き止め機能を有
する雨水受け溝を、各部位に対応した形状にて連続成形
することができるようにした自動車用ウインドモールデ
ィング及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる自動車用ウインドモールディングは、車
体パネルの窓枠開口部に固着されたウインドガラスの少
なくともアッパー縁部から他の縁部に沿って装着される
ものであって、上記ウインドガラスの周縁部と前記車体
パネルの窓枠開口部の内周縁部との間に形成された隙間
に介挿される脚部と、この脚部の車外側端に配置されて
前記隙間を車外側から覆う装飾部と、上記脚部の外周側
壁面から延出して車体パネル側に弾接するシールリップ
部と、前記脚部と上記シールリップ部との間を、内外周
の方向に掛け渡す支持片と、を備えているとともに、上
記装飾部の外周側壁面と、前記支持片の車外側表面と、
シールリップ部の内周側壁面とにより、凹溝状の雨水受
け溝が画成されてなり、上記支持片の車内外方向におけ
る配置位置が、モールディングの長手方向に沿って変化
されることによって、前記雨水受け溝の溝深さは、モー
ルディングの長手方向に沿って変化される構成になされ
ている。
【0008】また本発明にかかる自動車用ウインドモー
ルディングの製造方法は、押出成形装置のダイに設けら
れた押出成形口を通して、ウインドガラスの周縁部と車
体パネルの窓枠開口部との間の隙間に介挿される脚部
と、この脚部の車外側端に配置されて前記隙間を車外側
から覆う装飾部と、上記脚部の外周側壁面から延出して
車体パネル側に弾接するシールリップ部と、前記脚部と
シールリップ部との間を、内外周の方向に掛け渡す支持
片とを押し出すようにした自動車用ウインドモールディ
ングの製造方法において、上記ダイの押出成形口におけ
る装飾部の外周側壁面に対応する仕切辺と、前記支持片
の車外側表面に対応する仕切辺と、シールリップ部の内
周側壁面に対応する仕切辺により、凹溝状の雨水受け溝
を画成しつつモールディングの全長を一連に押出成形し
てなり、上記ダイの押出成形口における支持片の車外側
表面に対応する仕切辺を、車内外方向に対応する方向に
移動させることによって、前記雨水受け溝の溝深さを、
モールディングの長手方向に沿って変化させるようにし
た構成になされている。
【0009】
【作用】このような構成を有する各手段においては、取
付部位に対応して雨水受け溝の横断面形状が連続的に変
化させられたウインドモールディングが、切除等の工程
を付加することなく押出のみによって一連に成形され、
十分な堰き止め機能を備えたウインドモールディングを
簡易にかつ良好に連続成形することができるようになっ
ている。
【0010】
【実施例】まず図1に表わされているように、自動車の
リア側ウインドガラス1の周縁部には、長尺状の押出シ
ール部材からなるウインドモールディング2が装着され
ている。このウインドモールディング2は、前記ウイン
ドガラス1の上縁部とルーフパネル3との間の隙間に装
着されたアッパーモールディング2Uと、ウインドガラ
ス1の両側縁部とリアピラーパネル4との間の隙間に装
着されたサイドモールディング2Sと、これらアッパー
モールディング2Uとサイドモールディング2Sとの間
の角部に湾曲して配置されたコーナーモールディングア
ッパー2CUと、ウインドガラス1の下縁部とトランク
リッドパネル5の奥側縁部との間の隙間に装着されたロ
アーモールディング2Lと、このロアーモールディング
2Lとサイドモールディング2Sとの間の角部に湾曲し
て配置されたコーナーモールディングロアー2CLとを
有している。
【0011】このようなウインドモールディング2は、
ゴム、合成樹脂等の弾性材料を後述する成形装置によっ
て長尺帯状に一体に押出成形してなるものであり、上記
各モールディング2U,2CU,2S,2CL,2L
は、一体連続的に押出成形されている。図2ないし図4
に示されているように、上記ウインドモールディング2
は、ウインドガラス1の周縁部と、各車体パネル3,
4,5との隙間に介挿される脚部21を有しているとと
もに、この脚部21の車外側端(図示上端)に、上記隙
間を車外側(図示上側)から覆うリップ状部材からなる
装飾部22を備えている。
【0012】ウインドモールディング2の各部は、基本
的には全長にわたって同一の横断面形状になされてお
り、したがって脚部21の車内外方向(図示上下方向)
の高さも、全長にわたって同一に設定されている。この
脚部21の内部には、芯材としての金属薄箔芯金23が
埋設されている。またこの脚部21の車内側(図示下方
側)には、ウインドガラス1の車内側縁部に係合するガ
ラス嵌合片24が設けられているとともに、その反対側
すなわち脚部21の外周側壁面には、シールリップ部2
5及び支持片26が、外周側に向かってほぼ平行に突出
するように設けられている。これらのシールリップ部2
5及び支持片26は、全長にわたってほぼ同一横断面形
状にて設けられており、このうちシールリップ部25
は、車体パネル3,4の壁面に対してほぼL字状に折れ
曲がるようにして弾接し、その後車体パネル3,4の壁
面に沿って車外側表面まで延出している。
【0013】一方前記支持片26は、上記シールリップ
部25よりやや車外側寄りの部分から外周側に向かって
延出しており、その延出端は、上記シールリップ部25
の壁面延在部分に合体されている。すなわちこの支持片
26は、前記脚部21と上記シールリップ部25との間
を、内外周の方向に掛け渡すように設けられており、当
該支持片26の車外側表面26aと、前記脚部21の外
周側壁面21aと、シールリップ部25の内周側壁面2
5aとにより、凹溝状の雨水受け溝27が画成されてい
る。このとき上記支持片26の車外側表面26aは、雨
水受け溝27の底面を構成し、脚部21の外周側壁面2
1a及びシールリップ部25の内周側壁面25aは、雨
水受け溝27の両側面を構成している。
【0014】また上記支持片26の車内外方向における
配置位置は、モールディングの長手方向に沿って、アッ
パー部(図2)、コーナー部(図3)及びサイド部(図
4)のように変化されており、これによって上記雨水受
け溝27の溝深さが、モールディングの長手方向に沿っ
て変化されている。より具体的には、アッパー部(図
2)で、支持片26が最も車内側に配置されており、こ
れによって雨水受け溝27の溝深さは、最大かつ均一の
溝深さに設定されているとともに、コーナー部の途中部
分からサイド側に向かっては(図3)、支持片26の配
置位置が徐々に車外側に移動されていき、雨水受け溝2
7の溝深さは徐々に小さくなされている。そしてサイド
部上端からサイド部下端にかけては(図4)、支持片2
6が最も車外側に配置されており、これによって雨水受
け溝27自体が消失されている。
【0015】このようなウインドモールディング2を用
いたウインドガラス1の車体側取付構造を次に説明す
る。ルーフパネル3及びリアピラーパネル4に設けられ
たガラス取付用開口部の内周縁部は、ウインドガラス1
を受け入れるように室内側に向かって階段状に折り曲げ
られており、傾斜壁3a,4aを介してフランジ部3
b,4bが設けられている。上記傾斜壁3a,4aの立
上り高さは全周にわたって均一になされている。
【0016】そしてまずウインドガラス1の周縁部に、
ウインドモールディング2のガラス嵌合片24と装飾部
22との間部分が装着されるとともに、前記車体パネル
3,4側のフランジ部3b,4b上には、帯状のダムラ
バー6が固着され、このダムラバー6の外周面に接着剤
7が押出によって充填される。ついでウインドモールデ
ィング2が装着されたウインドガラス1の車内側面が、
上記ダムラバー6上に当接され押圧される。これにより
ウインドモールディング2のガラス嵌合片24は、接着
剤7で固着されるとともに、シールリップ部25が、車
体パネル3,4の各傾斜壁3a,4aに対して屈曲状態
にて弾接される。この弾性リップ片25の屈曲による弾
性反発力は、ウインドモールディング2の固定力として
作用する。このようにしてウインドガラス1は、車体パ
ネル3,4側のフランジ部3b,4b上に全周略均一の
高さに固着される。
【0017】なおウインドモールディング2は、ウイン
ドガラス1に装着した状態で窓枠側に挿入することとし
てもよいし、予めウインドガラス1を窓枠側に挿入して
おいた上で、ウインドガラス1の周端縁と車体パネル
3,4との間の隙間内にウインドモールディング2を挿
入するようにしてもよい。
【0018】このようなウインドガラス1の車体側取付
構造においてルーフパネル3上に滴下した雨水は、ウイ
ンドガラス1の表面に流出しようとするとき、雨水受け
溝27によって堰き止められ、雨水受け溝27内を通っ
て所定の部位に排出されていく。
【0019】次に、上述したウインドモールディング2
を成形する装置を説明する。図5に示されているよう
に、コイラー11から巻き出されたインサート材23
は、フォーミングロール12及び長さ検出ロール13を
通して押出用金型装置14に供給され、樹脂と一体にて
上述した横断面形状に押出成形される。押し出されたモ
ールディング素材は、サイジングロール15を通して冷
却槽16に送給され、さらに引取機17によって切断装
置18に送り込まれ、そこで所定長さに切断が行われ
る。
【0020】このとき上記長さ検出ロール13で検出さ
れたインサート材23の送り量は、制御装置19に印加
されており、その入力信号に基づいて、上記押出用金型
装置14及び切断装置18の動作タイミングが決定さ
れ、制御装置19から各装置14,18に動作信号が出
力されている。なお長さ検出ロール13の配設位置は、
素材の進行量あるいは移動量を検知することができる位
置であればどこでも良く、例えば引取機17の前後であ
っても配置することができる。
【0021】上記押出用金型装置14に設けられた成形
金型を次に説明する。図6、図7及び図8に示されてい
るように、上記押出用金型装置14は、合成樹脂押出用
の押出成形部を形成するための2つのダイを備えてい
る。これらのダイは、モールディングの押出方向(紙面
垂直方向)に並設された第1のダイ141と、第2のダ
イ142とから構成されている。そのうち第1のダイ1
41は、固定状態に設置されており、ウインドモールデ
ィング2の全体を成形するための押出形成口141aを
備えている。この押出形成口141aは、ウインドモー
ルディング2の横断面形状の全体、すなわち脚部21、
装飾部21、ガラス嵌合片24、シールリップ部25及
び支持片26の全体を含む開口形状に各仕切辺を有して
いる。
【0022】一方、前記第2のダイ142は、細長の板
状部材から形成されており、上記第1のダイ141の前
面上に、ガイド142a,142aによって図示上下方
向のやや斜めに平行移動可能に支持されている。この第
2のダイ142の先端部分には、ウインドモールディン
グ2の支持片26に対応する形状の押出形成口142a
が、上記第1のダイ141の押出形成口141aにおけ
る脚部21に対応する仕切辺部分と連通するように設け
られている。したがってこの第2のダイ142を平行移
動させれば、脚部21に対する支持片26の形成位置が
変化されるようになっている。また第2のダイ141の
図示上側端縁部には、連接棒142bが設けられてお
り、この連接棒142bが、回転運動を直線運動に変換
する変換器を介して駆動モータ142cに連結されてい
る。そしてこの駆動モータ142cからの駆動力によっ
て上記第2のダイ142は、図8に示されたサイドモー
ルディング形成位置と、図7に示されたコーナーモール
ディング形成位置と、図6に示されたアッパーモールデ
ィング形成位置との間において往復移動されるようにな
っている。
【0023】このようなモールディング成形装置による
ウインドモールディング2の成形方法を説明する。ウイ
ンドモールディンク2を成形するにあたっては、全長が
一連に押出成形されるが、それらの成形順は、ロアーモ
ールディング2L、一方のコーナーモールディングロア
ー2CL、一方のサイドモールディング2S、一方のコ
ーナーモールディングアッパー2CU、アッパーモール
ディング2U、他方のコーナーモールディングアッパー
2CU、他方のサイドモールディング2S、他方のコー
ナーモールディングロアー2CL、ロアーモールディン
グ2Lの順で押出が行われ、最初と最後のロアーモール
ディング2Lどうしは、略中央部分で熱溶着等によって
接着される。
【0024】最初のロアーモールディング2Lの押出成
形後に、一方のサイドモールディング2Sを押出成形す
る場合には、図8のように、固定の第1のダイ141に
対して第2のダイ142が最も上昇された位置にセット
される。第1のダイ141の押出形成口141aには、
脚部21の押出相当位置に金属薄箔芯金23が供給され
る。この状態で、第2のダイ142における押出形成口
142aの仕切辺から押し出されていく支持片26は、
最も車外側に寄せられた位置に配置され、雨水受け溝2
7に相当する溝は成形されない。
【0025】一定横断面形状の状態で一方のサイドモー
ルディング2Sの所定長が押し出された後、一方のコー
ナーモールディングアッパー2CUの成形に移行する。
このとき第2のダイ142は、図示下方向に平行移動さ
れ始め、これにより第2のダイ142の支持片26に対
応する押出形成口142aの仕切辺が、図7に示されて
いるように徐々に下降されていき、支持片26の形成位
置が車外側方向に位置ずれされていく。そしてそのとき
から、脚部21及び装飾部22の外周側壁面に対応する
押出成形口141aの仕切辺と、支持片26の車外側表
面に対応する押出成形口142aの仕切辺と、シールリ
ップ部25の内周側壁面に対応する押出成形口141a
の仕切辺とにより、凹溝状の雨水受け溝27に相当する
部位が成形され始める。そしてコーナーモールディング
アッパー2CUの押出成形が終了されたときには、図6
のように第2のダイ142の下降量が最大になされ、こ
こから最大深さの雨水受け溝27を備えたアッパーモー
ルディング2Uの成形が開始される。以後、アッパーモ
ールディング2Uは、一定の横断面形状にて所定長にわ
たって押出成形される。
【0026】アッパーモールディング2Uが一定長押出
成形されると、上述した手順とは逆にして、他方のコー
ナーモールディングアッパー2CU及びサイドモールデ
ィング2Sの成形が行われ、その後にロアーモールディ
ング2Lが一定の横断面形状にて押出成形され、これに
より一連一体のウインドモールディング素材が得られ
る。
【0027】このようにして得られた一連一体のウイン
ドモールディング素材に対し、図5に示されたサイジン
グロール15によりサイジング工程が施される。このサ
イジング工程においては、図9及び図10に示されてい
るように、シールリップ部25と支持片26とが中空部
を形成するように融合され、これにより図11に示され
ているようなモールディング2が成形される。なおこの
サイジング工程には、本実施例におけるようなサイジン
グロール以外の各種手段を採用することができる。
【0028】次に図12,図13及び図14に表された
第2実施例におけるリア用ウインドモールディング30
は、アッパーモールディング30U、コーナーモールデ
ィングアッパー30CU,30CU、サイドモールディ
ング30S,30S、コーナーモールディングロアー3
0CL,30CL、及びロアーモールディング30L
を、一連一体に有している。このウインドモールディン
グ30の各部を示す符号は、上述した第1実施例におけ
るモールディング2の各部に対応させて、第1実施例中
の符号「2」を「3」に替えて表している。
【0029】アッパーモールディング30U、コーナー
モールディングアッパー30CU及びサイドモールディ
ング30Sは、図12及び図13に示されているような
一定の横断面形状にて成形されており、これら各部位に
おける雨水受け溝37の溝深さは、支持片36が最も車
内側に配置されることによって最大かつ均一に設定され
ている。
【0030】またサイドモールディング30Sの下端側
からコーナーモールディングロアー30CLの途中部分
にかけては、図14に示されているように、支持片36
の配置位置が徐々に車外側に移動されていき、それに対
応して雨水受け溝37の溝深さが徐々に小さくなされて
いる。そしてロアーモールディング30Lでは、図12
の下部側に示されているように、支持片36が最も車外
側に配置されることによって、雨水受け溝37自体が消
失されている。これは、ロアーモールディング30Lに
雨水が貯溜されることを防止するためである。
【0031】このようなウインドモールディング30を
成形するための押出用金型装置を次に説明する。図15
に示されているように、押出用金型装置44における第
1のダイ441は、固定状態に設置されており、この第
1のダイ441に設けられた押出形成口441aには、
上記ウインドモールディング30の全体形状に対応した
仕切辺が設けられている。一方細長板状の第2のダイ4
42は、前記第1のダイ441の前面上に、ガイド44
2a,442aによって図示斜め方向に平行移動可能に
支持されており、この第2のダイ442の先端部分に
は、支持片36に対応する押出形成口442aが、上記
第1のダイ441の押出形成口441aにおけるシール
リップ部35に対応する仕切辺部分と連通するように設
けられている。したがってこの第2のダイ442を平行
移動させれば、シールリップ部35に対して支持片36
の形成位置が変化されるようになっている。
【0032】このようなモールディング成形装置による
ウインドモールディング30の成形方法は、上述した実
施例と同様であり、ウインドモールディング素材の押出
成形後にサイジング工程が施され、例えば図16に示さ
れているように、ロアーモールディング30Lに対し
て、脚部31と支持片36とが中空部分を形成するよう
に融合される。
【0033】なお本発明における雨水受け溝の溝深さ変
化は、必ずしも上記各実施例のようにコーナー部で行う
必要はなく、例えばサイド部の途中部分で変化させるこ
とも可能である。また本発明は、上記各実施例のような
リアウインドガラス用のモールディングに限定されるこ
とはなく、フロントウインドガラス用のモールディング
等、全てのモールディングに適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、ウインドモ
ールディングの各部位に応じて好適な溝深さに変化する
雨水受け溝を、切除等の工程を付加することなく形成し
つつ、ウインドモールディングの全長を押出のみによっ
て一連一体に押出成形してなるものであり、十分な堰き
止め機能を備える雨水受け溝を備えたウインドモールデ
ィングを、簡易にかつ良好に連続成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる自動車の後部を表わした
外観斜視説明図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるモールディング構
造を表わした図1中のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】図2中の III−III 線に沿う水平断面図であ
る。
【図4】図2中のIV−IV線に沿う水平断面図である。
【図5】図2ないし図4に表わされたモールディングの
押出成形装置の一例を表わした側面説明図ある。
【図6】図5の装置に用いられている金型成形装置(ダ
イ)を表わした正面説明図である。
【図7】図6に表わされた金型成形装置(ダイ)の移動
状態を表わした横断面図である。
【図8】図6に表わされた金型成形装置(ダイ)のさら
に移動状態を表わした横断面図である。
【図9】金型成形装置(ダイ)から押し出されたサイド
モールディングへのサイジング加工状態を表わした横断
面図である。
【図10】金型成形装置(ダイ)から押し出されたアッ
パーモールディングへのサイジング加工状態を表わした
横断面図である。
【図11】サイジング加工後に得られるモールディング
の横断面形状を表した外観斜視説明図である。
【図12】本発明の第2実施例におけるウインドモール
ディングの装着状態を表わした横断面図である。
【図13】図12図中のXIII−XIII線に沿う横断面図で
ある。
【図14】図12図中の XIV−XIV 線に沿う横断面図で
ある。
【図15】図12ないし図14に表わされたモールディ
ングの押出成形装置の一例を表わした側面説明図ある。
【図16】図15に表された金型成形装置(ダイ)から
押し出されたロアーモールディングへのサイジング加工
状態を表わした横断面図である。
【符号の説明】
1 ウインドガラス 2,30 ウインドモールディング 3,4,5 車体パネル 2U,30U アッパーモールディング 2S,30S サイドモールディング 2CU,30CU コーナーモールディングアッパー 2CL,30CL コーナーモールディングロアー 2L,30L ロアーモールディング 21,31 脚部 22,32 装飾部 25,35 シールリップ部 26,36 支持片 27,37 雨水受け溝 141,441 第1のダイ 142,442 第2のダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60J 1/18 E06B 3/56 // B29L 31:58 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドガラスの少なくともアッパー縁部から他の縁部に
    沿って装着されるものであって、 上記ウインドガラスの周縁部と前記車体パネルの窓枠開
    口部の内周縁部との間に形成された隙間内に介挿される
    脚部に、上記隙間を車外側から覆うように連設された装
    飾部と、 前記脚部の壁面外周側から延出して車体パネル表面に弾
    接するシールリップ部と、 前記脚部と上記シールリップ部との間を、内外周の方向
    に掛け渡す支持片と、を備えてなり、 上記脚部及び装飾部の壁面外周側と、前記シールリップ
    部の壁面内周側と、支持片の表面車外側とにより、少な
    くともアッパー相当部分に凹溝状の雨水受け溝が画成さ
    れているとともに、 この雨水受け溝の溝深さは、上記支持片の配置位置が、
    モールディングの長手方向に沿って車内外方向に変化さ
    れることによって、モールディングの長手方向に沿って
    変化されていることを特徴とする自動車用ウインドモー
    ルディング。
  2. 【請求項2】 押出成形装置のダイに設けられた押出成
    形口を通して、ウインドモールディングを押し出すもの
    であって、 上記押出成形口の開口縁部を構成する仕切辺によって、
    ウインドガラスの周縁部と車体パネルの窓枠開口部との
    間の隙間内に介挿される脚部と、この脚部に連設されて
    前記隙間を車外側から覆う装飾部と、前記脚部の壁面外
    周側から延出して車体パネル側に弾接するシールリップ
    部と、前記脚部とシールリップ部との間を内外周の方向
    に掛け渡す支持片とからなるウインドモールディングの
    各部を押出成形するようにした自動車用ウインドモール
    ディングの製造方法において、 モールディングの全長を一連に押出成形しつつ、少なく
    ともアッパー相当部分の押出成形を行う際には、上記脚
    部及び装飾部の外周側壁面に対応する押出成形口の仕切
    辺と、前記支持片の車外側表面に対応する押出成形口の
    仕切辺と、シールリップ部の内周側壁面に対応する押出
    成形口の仕切辺とにより、凹溝状の雨水受け溝を画成す
    るように押出成形を行ってなり、 上記支持片の車外側表面に対応する押出成形口の仕切辺
    を、車内外方向に対応する方向に移動させつつ押出成形
    を行うことによって、前記雨水受け溝の溝深さを、モー
    ルディングの長手方向に沿って変化させるようにしたこ
    とを特徴とする自動車用ウインドモールディングの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5752352A (en) * 1995-06-29 1998-05-19 Toyoda Gosei Co., Ltd. Window molding for automobiles
US6460300B2 (en) * 1999-12-03 2002-10-08 Hashimoto Forming Industry Co. Ltd. Window molding
EP0722850B2 (en) 1995-01-23 2004-05-26 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Polymer composition for tire and pneumatic tire using same
JP2021169246A (ja) * 2020-04-14 2021-10-28 西川ゴム工業株式会社 自動車用モール

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