JPH0533034B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0533034B2 JPH0533034B2 JP61184687A JP18468786A JPH0533034B2 JP H0533034 B2 JPH0533034 B2 JP H0533034B2 JP 61184687 A JP61184687 A JP 61184687A JP 18468786 A JP18468786 A JP 18468786A JP H0533034 B2 JPH0533034 B2 JP H0533034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alginate lyase
- alginic acid
- earth metal
- alkaline earth
- xanthomonas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はアルギン酸のアルカリ土類金属塩をア
ルギン酸リアーゼの作用により分解する方法、特
に上記方法においてアルカリ土類金属キレート能
物質および/または界面活性剤の存在下に行なう
アルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解の改良方
法に関する。 〔従来の技術〕 アルギン酸リアーゼは、アルギン酸およびその
塩に作用してそれらを分解し、低分子化させる酵
素である。 アルギン酸およびその塩は多くの用途に使用さ
れている。例えば経糸剤、食品加工、塗料、歯科
印象材等にその用途が開かれている。そしてこれ
らの用途においてはアルギン酸および/またはそ
の塩は使用後これを除去する必要があることがあ
る。 例えば歯科印象材のアルギン酸カルシウムゲル
は使用後、トレイ等からこれらを除去しなければ
ならない。かかる場合従来はエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)などのキレート能物質を主成分
とする溶解液を用い、化学的にアルギン酸およ
び/またはその塩を可溶化させている。しかしな
がらEDTAは金属を腐蝕する作用があり、基材
を損傷することがあるので好ましくない。またク
エン酸またはリン酸の如き酸あるいはそれらの塩
を用いてアルギン酸および/またはその塩のゲル
除去をする方法もあるが、これらはその溶解作用
が弱いため効率的でない。 上述した化学的方法に代るものとしてアルギン
酸リアーゼを使用した例としてはアルギン酸を分
解するアルギン酸リアーゼの力価測定方法が知ら
れている(例えばメソツズ・イン・エンジモロジ
ー第8巻第641頁〜第644頁、1966年、参照)。 アルギン酸リアーゼは上述した化学的方法と異
なり、アルギン酸および/またはその塩にのみ作
用して、これを分解し、低分子化して除去を容易
にすると共に、アルギン酸および/またはその塩
が適用された他の材料を損うことがないので非常
に有利である。 かかるアルギン酸リアーゼを生産する微生物と
してはシユウドモナス属(ジヤーナル・オブ・バ
イオケミストリー、第66巻第503頁〜第512頁、
1969年)、エーロモナス属(科学と工業、第43巻
第213頁〜第218頁、1969年)、クレブシエラ属
(カルボハイドレイド・リサーチ、第59巻、第163
頁〜第171頁、1977年)、およびバシラス属(アプ
ライド・エンド・エンビロメンタル・マイクロバ
イオロジイ、第47巻第704頁〜第709頁)等の微生
物が知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 アルギン酸リアーゼは上述した化学的方法に比
してアルギン酸および/またはその塩を分解する
のに有利なのであるが、その分解能力、特に分解
速度において未だ充分とはいえず、特にアルギン
酸のアルカリ土類金属塩を分解する場合には分解
速度の向上が望まれているのが現状である。 従つて本発明の目的はアルギン酸リアーゼによ
るアルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解速度を
向上させる改良法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明はアルギン酸のアルカリ土類金属塩をア
ルギン酸リアーゼの作用により分解するに当り、
アルカリ土類金属キレート能物質および/または
界面活性剤の存在下に行なうアルギン酸のアルカ
リ土類金属塩を分解する方法にある。 本発明方法で使用するアルギン酸リアーゼはそ
の起源は特に限定されるものではなく、前述した
公知の例えばシユードモナス属、エーロモナス
属、クレブシエラ属およびバシラス属等の微生物
を公知の方法で培養することによつて得られるア
ルギン酸リアーゼを使用できる。 また本発明者によつて新たに見出されたキサン
トモナス属(Xanthomonas)に属するアルギン
酸リアーゼ生産菌を培養し、この培養物より採取
したアルギン酸リアーゼも使用でき、これはその
生産量が大ですぐれているので好ましい。このキ
サントモナス属の微生物からのアルギン酸リアー
ゼを製造する方法は本願と同日付にて出願した特
許出願(特開昭63−39581号)に記載されている。
よつて同特許出願明細書の記載はここに引用して
組入れるものとする。 上記キサントモナス属に属する微生物はアルギ
ン酸リアーゼを培養物中に著量生産することがで
きるので有利である。これについて以下に更に説
明する。 かかる菌株としては、キサントモナス属に属す
るアンギン酸リアーゼ生産能を有する菌株であれ
ばいかなる菌株でもよく、またそれらの変異株で
もよい。そしてキサントモナス属に属し、アルギ
ン酸リアーゼ生産能を有する菌株の具体例として
は、例えばキサントモナス・エスピーN−26
(Xanthomonas spN−26)を挙げることができ
る。本菌株は京都府福知山市内の畑地の土壌より
分離された。本菌株の菌学的性質は次のとおりで
ある。 a 形態的性質 顕微鏡的観察(肉汁液体培地で30℃で培養) (1) 細胞の形および大きさ:通常細胞の大きさは
4〜5μm×0.6〜0.7μm。 (2) 細胞の多形性の有無:なし、単独である。 (3) 運動性の有無:有、極鞭毛を有する。 (4) 胞子の有無:なし。 (5) グラム染色性:陰性。 b 各培地における生育状態 (1) 肉汁寒天平板培養: 30℃48時間の培養で、直径2〜5mmの凸円形コ
ロニーを形成する。表面は滑らかでやや黄色。 (2) 肉汁寒天斜面培養: 30℃の培養で糸状、周縁は滑らかで光沢があ
り、生育は普通。 (3) 肉汁液体培養: 30℃の培養で24時間で生育し、生育は普通。 (4) 肉汁ゼラチン穿刺培養: 30℃の培養で24時間で生育し、生育は普通。液
化は漏斗状。 (5) リトマスミルク培養: 30℃の培養で凝固せず、色調は青紫色で変化な
し。 c 生理学的性質 (1) 硝酸塩の還元:陰性 (2) 脱窒反応:陰性 (3) MRテスト:陽性 (4) VPテスト:陰性 (5) インドールの生成:陰性 (6) 硫化水素の生成:陽性 (7) 澱粉の加水分解:陽性 (8) 栄養要求性:メチオニン (9) クエン酸の利用:陽性 (10) 無機窒素源の利用:陽性 (11) ウレアーゼ:陰性 (12) オキシダーゼ:陰性 (13) カタラーゼ:陽性 (14) 生育PH:5〜10 (15) 生育温度:15〜40℃ (16) 酸素に対する態度:好気的 (17) O−Fテスト:酸化的 (18) 糖類からのガスの生成:陽性 (19) 糖類からの酸の生成: 陽性;マルトース、レブロース、ラクトース、グ
ルコース、セロビオース、フラクトース、シユ
クロース、サリシン 陰性;ソルビトール、キシロース、アラビノー
ス、アントール、ガラクトース、ラムノース、
ラフイノース、イノシトール 以上の諸性質を「バージーズ・マニユアル・オ
ブ・デタミネイテイブ・バクテリオロジイ」第8
版(1974年)より検索するとキサントモナス・キ
ヤンベストリスと類似していることが分かつた
が、糖類からの酸の生成などにおいて異なつてい
るのでキサントモナス属の新種と判断しキサント
モナス・エスビーN−26と命名した。なお本菌株
は工業技術院微生物工業技術研究所に微生物受託
番号微工研菌寄第8800号として寄託されている。 本菌株は微生物の培養に通常用いられる栄養物
たとえば肉エキス、ペプトン、酵母エキス、麦芽
エキス、コーンスチープリカー、カザミノ酸など
にアルギン酸およびアルギン酸の塩を0.01〜2
%、好ましくは0.1%〜1%を加えた培地で20℃
〜40℃、好ましくは27℃〜36℃の好気的条件で良
好に増殖し、培養5〜40時間でアルギン酸リアー
ゼを生産する。 本発明の菌によつて生産されたアルギン酸リア
ーゼは菌体内に存在するので菌体からのアルギン
酸リアーゼの抽出はビーズや超音波を用いた細胞
破砕、有機溶媒抽出などが使用できるが好ましく
は以下の方法で行なう。アルギン酸リアーゼを生
産し菌体内に蓄積した菌体を遠心等によつて集め
緩衝液に分散させた液、あるいは菌体を含んだ培
養液に、界面活性剤たとえばトリトンX−100を
0.01%〜5%、好ましくは0.05%〜2%を加え
る。この時リゾチームを0.001〜10mg/ml、好ま
しくは0.01〜1mg/ml加えると抽出効果が良くな
る。処理後、添加量や菌体濃度によつても異なる
が、1分〜5時間放置したのち凝集剤による凝
集、遠心などにより菌体残さを除去すると粗酵素
液を得ることができる。本発明で使用される上記
アルギン酸リアーゼは上記の粗酵素液に限定する
ものではなく粗酵素液の処理物たとえば有機溶媒
沈殿、塩析、クロマトグラフイーなどの公知の方
法で精製した酵素液および、それらの乾燥物、固
定化物さらには細胞懸濁液でもよい。 次に上記のキサントモナス・エスビーN−26よ
り得られるアルギン酸リアーゼの酵素化学的およ
び理化学的性質は次のとおりである。 (1) 作用:アルギン酸を基質として反応させた
時、アルギン酸リアーゼの反応生成物である二
重結合に由来する235nmの特異吸収の増加が確
認された。 (2) 基質特異性:
ルギン酸リアーゼの作用により分解する方法、特
に上記方法においてアルカリ土類金属キレート能
物質および/または界面活性剤の存在下に行なう
アルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解の改良方
法に関する。 〔従来の技術〕 アルギン酸リアーゼは、アルギン酸およびその
塩に作用してそれらを分解し、低分子化させる酵
素である。 アルギン酸およびその塩は多くの用途に使用さ
れている。例えば経糸剤、食品加工、塗料、歯科
印象材等にその用途が開かれている。そしてこれ
らの用途においてはアルギン酸および/またはそ
の塩は使用後これを除去する必要があることがあ
る。 例えば歯科印象材のアルギン酸カルシウムゲル
は使用後、トレイ等からこれらを除去しなければ
ならない。かかる場合従来はエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)などのキレート能物質を主成分
とする溶解液を用い、化学的にアルギン酸およ
び/またはその塩を可溶化させている。しかしな
がらEDTAは金属を腐蝕する作用があり、基材
を損傷することがあるので好ましくない。またク
エン酸またはリン酸の如き酸あるいはそれらの塩
を用いてアルギン酸および/またはその塩のゲル
除去をする方法もあるが、これらはその溶解作用
が弱いため効率的でない。 上述した化学的方法に代るものとしてアルギン
酸リアーゼを使用した例としてはアルギン酸を分
解するアルギン酸リアーゼの力価測定方法が知ら
れている(例えばメソツズ・イン・エンジモロジ
ー第8巻第641頁〜第644頁、1966年、参照)。 アルギン酸リアーゼは上述した化学的方法と異
なり、アルギン酸および/またはその塩にのみ作
用して、これを分解し、低分子化して除去を容易
にすると共に、アルギン酸および/またはその塩
が適用された他の材料を損うことがないので非常
に有利である。 かかるアルギン酸リアーゼを生産する微生物と
してはシユウドモナス属(ジヤーナル・オブ・バ
イオケミストリー、第66巻第503頁〜第512頁、
1969年)、エーロモナス属(科学と工業、第43巻
第213頁〜第218頁、1969年)、クレブシエラ属
(カルボハイドレイド・リサーチ、第59巻、第163
頁〜第171頁、1977年)、およびバシラス属(アプ
ライド・エンド・エンビロメンタル・マイクロバ
イオロジイ、第47巻第704頁〜第709頁)等の微生
物が知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 アルギン酸リアーゼは上述した化学的方法に比
してアルギン酸および/またはその塩を分解する
のに有利なのであるが、その分解能力、特に分解
速度において未だ充分とはいえず、特にアルギン
酸のアルカリ土類金属塩を分解する場合には分解
速度の向上が望まれているのが現状である。 従つて本発明の目的はアルギン酸リアーゼによ
るアルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解速度を
向上させる改良法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明はアルギン酸のアルカリ土類金属塩をア
ルギン酸リアーゼの作用により分解するに当り、
アルカリ土類金属キレート能物質および/または
界面活性剤の存在下に行なうアルギン酸のアルカ
リ土類金属塩を分解する方法にある。 本発明方法で使用するアルギン酸リアーゼはそ
の起源は特に限定されるものではなく、前述した
公知の例えばシユードモナス属、エーロモナス
属、クレブシエラ属およびバシラス属等の微生物
を公知の方法で培養することによつて得られるア
ルギン酸リアーゼを使用できる。 また本発明者によつて新たに見出されたキサン
トモナス属(Xanthomonas)に属するアルギン
酸リアーゼ生産菌を培養し、この培養物より採取
したアルギン酸リアーゼも使用でき、これはその
生産量が大ですぐれているので好ましい。このキ
サントモナス属の微生物からのアルギン酸リアー
ゼを製造する方法は本願と同日付にて出願した特
許出願(特開昭63−39581号)に記載されている。
よつて同特許出願明細書の記載はここに引用して
組入れるものとする。 上記キサントモナス属に属する微生物はアルギ
ン酸リアーゼを培養物中に著量生産することがで
きるので有利である。これについて以下に更に説
明する。 かかる菌株としては、キサントモナス属に属す
るアンギン酸リアーゼ生産能を有する菌株であれ
ばいかなる菌株でもよく、またそれらの変異株で
もよい。そしてキサントモナス属に属し、アルギ
ン酸リアーゼ生産能を有する菌株の具体例として
は、例えばキサントモナス・エスピーN−26
(Xanthomonas spN−26)を挙げることができ
る。本菌株は京都府福知山市内の畑地の土壌より
分離された。本菌株の菌学的性質は次のとおりで
ある。 a 形態的性質 顕微鏡的観察(肉汁液体培地で30℃で培養) (1) 細胞の形および大きさ:通常細胞の大きさは
4〜5μm×0.6〜0.7μm。 (2) 細胞の多形性の有無:なし、単独である。 (3) 運動性の有無:有、極鞭毛を有する。 (4) 胞子の有無:なし。 (5) グラム染色性:陰性。 b 各培地における生育状態 (1) 肉汁寒天平板培養: 30℃48時間の培養で、直径2〜5mmの凸円形コ
ロニーを形成する。表面は滑らかでやや黄色。 (2) 肉汁寒天斜面培養: 30℃の培養で糸状、周縁は滑らかで光沢があ
り、生育は普通。 (3) 肉汁液体培養: 30℃の培養で24時間で生育し、生育は普通。 (4) 肉汁ゼラチン穿刺培養: 30℃の培養で24時間で生育し、生育は普通。液
化は漏斗状。 (5) リトマスミルク培養: 30℃の培養で凝固せず、色調は青紫色で変化な
し。 c 生理学的性質 (1) 硝酸塩の還元:陰性 (2) 脱窒反応:陰性 (3) MRテスト:陽性 (4) VPテスト:陰性 (5) インドールの生成:陰性 (6) 硫化水素の生成:陽性 (7) 澱粉の加水分解:陽性 (8) 栄養要求性:メチオニン (9) クエン酸の利用:陽性 (10) 無機窒素源の利用:陽性 (11) ウレアーゼ:陰性 (12) オキシダーゼ:陰性 (13) カタラーゼ:陽性 (14) 生育PH:5〜10 (15) 生育温度:15〜40℃ (16) 酸素に対する態度:好気的 (17) O−Fテスト:酸化的 (18) 糖類からのガスの生成:陽性 (19) 糖類からの酸の生成: 陽性;マルトース、レブロース、ラクトース、グ
ルコース、セロビオース、フラクトース、シユ
クロース、サリシン 陰性;ソルビトール、キシロース、アラビノー
ス、アントール、ガラクトース、ラムノース、
ラフイノース、イノシトール 以上の諸性質を「バージーズ・マニユアル・オ
ブ・デタミネイテイブ・バクテリオロジイ」第8
版(1974年)より検索するとキサントモナス・キ
ヤンベストリスと類似していることが分かつた
が、糖類からの酸の生成などにおいて異なつてい
るのでキサントモナス属の新種と判断しキサント
モナス・エスビーN−26と命名した。なお本菌株
は工業技術院微生物工業技術研究所に微生物受託
番号微工研菌寄第8800号として寄託されている。 本菌株は微生物の培養に通常用いられる栄養物
たとえば肉エキス、ペプトン、酵母エキス、麦芽
エキス、コーンスチープリカー、カザミノ酸など
にアルギン酸およびアルギン酸の塩を0.01〜2
%、好ましくは0.1%〜1%を加えた培地で20℃
〜40℃、好ましくは27℃〜36℃の好気的条件で良
好に増殖し、培養5〜40時間でアルギン酸リアー
ゼを生産する。 本発明の菌によつて生産されたアルギン酸リア
ーゼは菌体内に存在するので菌体からのアルギン
酸リアーゼの抽出はビーズや超音波を用いた細胞
破砕、有機溶媒抽出などが使用できるが好ましく
は以下の方法で行なう。アルギン酸リアーゼを生
産し菌体内に蓄積した菌体を遠心等によつて集め
緩衝液に分散させた液、あるいは菌体を含んだ培
養液に、界面活性剤たとえばトリトンX−100を
0.01%〜5%、好ましくは0.05%〜2%を加え
る。この時リゾチームを0.001〜10mg/ml、好ま
しくは0.01〜1mg/ml加えると抽出効果が良くな
る。処理後、添加量や菌体濃度によつても異なる
が、1分〜5時間放置したのち凝集剤による凝
集、遠心などにより菌体残さを除去すると粗酵素
液を得ることができる。本発明で使用される上記
アルギン酸リアーゼは上記の粗酵素液に限定する
ものではなく粗酵素液の処理物たとえば有機溶媒
沈殿、塩析、クロマトグラフイーなどの公知の方
法で精製した酵素液および、それらの乾燥物、固
定化物さらには細胞懸濁液でもよい。 次に上記のキサントモナス・エスビーN−26よ
り得られるアルギン酸リアーゼの酵素化学的およ
び理化学的性質は次のとおりである。 (1) 作用:アルギン酸を基質として反応させた
時、アルギン酸リアーゼの反応生成物である二
重結合に由来する235nmの特異吸収の増加が確
認された。 (2) 基質特異性:
【表】
(3) 至適PHおよび安定PH範囲:
PH6.1付近に至適PHを示す(第1図参照)
PH5.5〜6.5にて安定(第2図参照)
(4) 至適温度および熱安定性:
至適温度は50℃付近である(第3図参照)
熱安定性は40℃付近まで安定(第4図参照)
(5) 阻害、活性化
【表】
(6) 安定化(45℃、30分処理)
本発明により、理論的には不明であるがアルギ
ン酸リアーゼと共に、アルカリ土類金属キレート
能物質および/または界面活性剤を使用すると、
従来のアルギン酸リアーゼ単独使用の場合に比し
て、アルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解反応
速度が大となり、更に他の共存する材料を腐蝕等
により損うことがない。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 歯科用印象剤ブロツク(2.5×2.5×2.5cm19.5
g)を、PH6.3に調整したアルカリ土類金属キレ
ート能物質および/または界面活性剤を含むアル
ギン酸リアーゼ水溶液にて30℃、20時間、静置反
応させた。溶け残つたブロツクの重さを天秤にて
測定し、下記式により溶解した印象剤ブロツクの
割合(溶解率(%))にてその効果を判定した。
ただし、PH調整はNaH2PO4水溶液にて実施し
た。その結果を表2に示す。 溶解率(%)=19.5g−溶け残つたブロツクの重さ
/19.5×100(%)
ン酸リアーゼと共に、アルカリ土類金属キレート
能物質および/または界面活性剤を使用すると、
従来のアルギン酸リアーゼ単独使用の場合に比し
て、アルギン酸のアルカリ土類金属塩の分解反応
速度が大となり、更に他の共存する材料を腐蝕等
により損うことがない。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 歯科用印象剤ブロツク(2.5×2.5×2.5cm19.5
g)を、PH6.3に調整したアルカリ土類金属キレ
ート能物質および/または界面活性剤を含むアル
ギン酸リアーゼ水溶液にて30℃、20時間、静置反
応させた。溶け残つたブロツクの重さを天秤にて
測定し、下記式により溶解した印象剤ブロツクの
割合(溶解率(%))にてその効果を判定した。
ただし、PH調整はNaH2PO4水溶液にて実施し
た。その結果を表2に示す。 溶解率(%)=19.5g−溶け残つたブロツクの重さ
/19.5×100(%)
アルギン酸のアルカリ土類金属塩を分解する
時、アルギン酸リアーゼとアルカリ土類金属キレ
ート能物質および/または界面活性剤を併用する
ことにより、従来の分解剤に比較して器材の腐蝕
をおこさないばかりでなく、アルギン酸のアルカ
リ土類金属塩を分解する時、分解力の大幅な増
強、効率化が可能になつた。
時、アルギン酸リアーゼとアルカリ土類金属キレ
ート能物質および/または界面活性剤を併用する
ことにより、従来の分解剤に比較して器材の腐蝕
をおこさないばかりでなく、アルギン酸のアルカ
リ土類金属塩を分解する時、分解力の大幅な増
強、効率化が可能になつた。
第1図はキサントモナス・エスピーN−26より
得られたアルギン酸リアーゼの各PHにおける活性
を表わすグラフであり、第2図は各PHにおける30
℃、1時間処理によるPH安定性を表わすグラフで
あり、第3図は各温度における活性を表わすグラ
フであり、第4図は各温度における10分間処理に
よる熱安定性を示すグラフである。
得られたアルギン酸リアーゼの各PHにおける活性
を表わすグラフであり、第2図は各PHにおける30
℃、1時間処理によるPH安定性を表わすグラフで
あり、第3図は各温度における活性を表わすグラ
フであり、第4図は各温度における10分間処理に
よる熱安定性を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 アルギン酸のアルカリ土類金属塩をアルギン
酸リアーゼの作用により分解するに当り、アルカ
リ土類金属キレート能物質および/または界面活
性剤の存在下に行なうことを特徴とするアルギン
酸のアルカリ土類金属塩を分解する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61184687A JPS6339589A (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | アルギン酸のアルカリ土類金属塩を分解する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61184687A JPS6339589A (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | アルギン酸のアルカリ土類金属塩を分解する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6339589A JPS6339589A (ja) | 1988-02-20 |
| JPH0533034B2 true JPH0533034B2 (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=16157614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61184687A Granted JPS6339589A (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | アルギン酸のアルカリ土類金属塩を分解する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6339589A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0634690B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1994-05-11 | 株式会社紀文食品 | アルギン酸類飲料及びその製造法 |
| EP2081964A4 (en) * | 2006-10-12 | 2012-07-11 | Univ Johns Hopkins | ALGINATE AND ALGINATLYASE COMPOSITIONS AND USE METHOD |
| CN116323936A (zh) * | 2020-10-29 | 2023-06-23 | 宝洁公司 | 包含藻酸盐裂解酶的清洁组合物 |
-
1986
- 1986-08-06 JP JP61184687A patent/JPS6339589A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6339589A (ja) | 1988-02-20 |
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