JPH05331764A - 立毛織編物の先細加工法 - Google Patents

立毛織編物の先細加工法

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JPH05331764A
JPH05331764A JP3139835A JP13983591A JPH05331764A JP H05331764 A JPH05331764 A JP H05331764A JP 3139835 A JP3139835 A JP 3139835A JP 13983591 A JP13983591 A JP 13983591A JP H05331764 A JPH05331764 A JP H05331764A
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JP
Japan
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napped
knitted fabric
fiber
fibers
tapered
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JP3139835A
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English (en)
Inventor
Keiji Fukuda
啓司 福田
Isao Tokunaga
勲 徳永
Takao Akagi
孝夫 赤木
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステル繊維からなり、その先端部が先
細化された立毛を有する織編物において、立毛先端部の
先細の程度が繊維間で班がなくしかも先細化の程度が充
分に行なわれた高級感のある立毛織編物を得る。 【構成】 10mm以下の立毛長を有するポリエステル
系立毛繊維に100〜20000cpsの増粘された加
水分解剤水溶液を付与し、該水溶液の水分率を特定値に
保ち、そして湿熱処理することにより、dのようななだ
らかな先細形状を有する立毛繊維を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、獣毛ライクでしかもは
り、腰のある風合いと、高級感に優れた外観を有し、カ
ーシート、カーペット等のインテリア分野から人工スエ
ード、衣服分野まで幅広い用途をもつポリエステル系立
毛織編物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カットパイル、モケット、ダブルラッセ
ル、ベロア、ベルベットのような立毛織編物は多様な外
観および風合いを有し、カーシート、カーペット、植毛
布等のインテリア、人工スエード、衣服等幅広い分野に
用途がある。
【0003】しかし、立毛部がポリエステル系繊維から
なる立毛織編物は、アクリル、ナイロン、レーヨン、
綿、羊毛等に比較して肌触りが硬く、かつ光沢、つやな
どの外観が著しく劣っている。また、染色した場合も立
毛部が羊毛、絹などの天然繊維からなる立毛織編物に比
較してマイルドな光沢が得られにくく、風合いも自然さ
がなく、色の深みも得られにくい等の欠点があった。
【0004】その外観、風合いを改良するために、種々
の加工法が提案されているが、これらのなかで、比較的
良好なテーパー状の先細形状が得られるものの代表とし
ては、ポリエステルの加水分解性を利用した例が多い。
【0005】この例を挙げると、特公昭50−4019
5号公報に記載されている技術で代表されるように、ポ
リエステル系繊維の立毛の先端部をアルカリ溶液に浸漬
しながら加熱することによって、ポリエステル系繊維の
加水分解性及び毛細管現象を利用してテーパー状にする
先細化する方法が知られている。しかし、この先細加工
で得られる立毛繊維は、立毛長が長い場合には、ある程
度テーパー状の立毛繊維が得られるが、モケット、ベロ
ア、ベルベット等のように立毛長が短い繊維の場合、先
端部を十分に先細化しようとすると加水分解が立毛部の
先端にとどまらず根元まで過度に進んでしまうために立
毛繊維全体のデニールが細くなり、強度が低下し、柔ら
かすぎたり、さらに高級感が得られないという欠点を有
している。
【0006】さらに通常のポリエステル系繊維からなる
立毛織編物を先細化した場合、充分にテーパー状の形態
が得られないと、その染色品は光の乱反射によって黒ズ
ミ、白ボケといった光沢差、色差を生じやすく、立毛部
が羊毛、絹などの天然繊維からなる立毛織編物に比較し
て、色の鮮明性および深味、さらにはマイルドな光沢、
自然な風合いといった点で十分な結果が得られない。
【0007】また特開平2−264067号公報には、
高級感を有するポリエステル繊維系立毛織編物の製造方
法として、加水分解剤を含む水溶液に、増粘剤を混合す
ることで、加水分解剤含有溶液を高粘度の溶液とし、こ
の溶液を織編物の立毛に付与し、次いで立毛先端部を温
熱処理する方法が記載されている。たしかに、この方法
を用いると、立毛の先端部から適度な範囲までテーパー
状に先細化され、落ち着いた、しっとりとした光沢およ
び優れた発色性を有し、黒ズミ、白ボケといった光沢差
・色差もなくさらに自然で高級感ある天然繊維調のソフ
トさでしかもはり、腰のある風合いを有する立毛織編物
が得られることとなる。しかし、この方法を用いても、
先細化が充分にできなかったり、あるいは先細化の程度
が立毛繊維によって不均一となり先細化程度に班が生じ
たり、テーパー状の先細形状が得られないという問題点
を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はポリエステル
繊維を立毛部に使用し、その先端部が先細化された織編
物において、黒ズミ、白ボケといった光沢差・色差がな
く、優れた発色性を有し、ソフトなタッチを有する立毛
を有し、さらに立毛先端部の先細の程度が均一でしかも
先細化の程度が充分に行なわれていることより、極めて
高級感を有する立毛織編物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ポリ
エステル系合成繊維で構成された立毛を有しかつ立毛長
が10mm以下である立毛織編物の立毛先端部を先細化
する方法において、立毛を形成する繊維に対して分解性
を有し、100〜20000cpsの粘度を有する増粘
剤含有水溶液を該織編物の立毛部に付与し、付与した該
水溶液の含水率を50重量%以上に保ち、この状態で8
0℃以上の湿熱処理に付することを特徴とする立毛織編
物の先細加工法である。
【0010】前記特開平2−264067号公報に記載
されているように、立毛部を形成する繊維に対して分解
性を有する増粘剤含有溶剤を付与し、温熱処理する方法
においては、プリント染色工程、パッドスチーミング工
程等が適用されるが、これらの工程は付与した処理剤を
固着させ、かつ水分を除去する目的でまず乾熱工程に通
し、次いで過熱蒸気あるいは高圧飽和蒸気雰囲気中で湿
熱処理して加熱・蒸熱されて染着を行わせる方法が一般
的にとられている。しかし、これらの工程を、特開平2
−264067号公報に記載されているような加工法に
そのまま適用した場合、立毛先端部に付与され処理剤中
の水分が乾熱工程中で蒸発してしまい、立毛先端部のア
ルカリ加水分解反応が妨げられ、次いで湿熱処理を施し
ても加工後の立毛部の形状は図1eのような形状になる
場合が多く、得られた加工品はぎらついた光沢を有して
おり、風合にも自然さが感じられなかった。本発明者等
は立毛部を形成する繊維に対して分解性を有する増粘剤
含有溶剤を付与し、温熱処理する方法において増粘剤含
有溶剤を付与後、前述したような含水率を保持して湿熱
処理することによって、立毛先端部を均一にテーパー状
にでき、さらに高級感のある立毛織編物を得る方法を発
明するに至った。
【0011】図1は、種々のテーパー状繊維の先端部の
断面を模式的に示したものであり、図中、斜線部が芯
部、その両側の部分が鞘部である。図中、aはほとんど
テーパーとなっていない場合、bは芯部がテーパー状と
なっていない場合、cとdは繊維全体がテーパー状とな
っている場合であり、本発明の先細繊維であり、そして
eはテーパー状となっていない場合である。図2は本発
明に用いられる立毛繊維の好適かつ代表的な横断面図、
すなわち芯鞘型複合繊維の横断面図であり、図中、斜線
部が芯部、その回りの部分が鞘部である。図中、aが同
心の丸断面の場合、b、c、dが異形断面の場合、eが
多芯芯鞘の場合である。
【0012】本発明において好ましくは立毛繊維は、芯
鞘型複合ポリエステル系繊維であって、かつ下記条件
(a)〜(c) (a)芯成分のアルカリ分解速度に対する鞘成分のアル
カリ分解速度の割合が1.1倍以上で15倍以下である
こと、(b)芯部は0〜0.2重量%、鞘部は0.3重
量%以上の艶消剤を含有していること、(c)先細化の
後には、芯露出部以外の先細部表面には不規則な凹凸が
形成されており、その凹部の大きさが、繊維軸に直交す
る外周方向の凹部径が0.2〜0.7μを満足してお
り、そしてそのような凹部が10〜1000個/100
μ2存在していること、を満足しているのが好ましい。
【0013】また本発明において先細化の後には、立毛
部先端において芯部が露出し、かつ立毛の先端部から立
毛長の20%以上の範囲が先細化されているのが好まし
い。
【0014】そして好ましくは、芯部を構成する樹脂が
ポリブチレンテレフタレート系ポリマーあるいはポリエ
チレンナフタレート系ポリマーであり、そして鞘部には
艶消剤として平均粒径0.2μ以下のシリカ特に平均粒
径0.08μ以下のコロイダルシリカが0.3〜5重量
%含有されている芯鞘型複合繊維を立毛繊維として用い
るものである。
【0015】本発明で言う芯鞘型複合繊維とは、図2に
示すように、単芯、多芯の芯鞘断面をもつ複合繊維であ
り、溶融複合紡糸が可能でしかも芯成分と鞘成分の相互
接着性のあるポリエステル成分どうしの組み合わせが好
ましい。特に単芯の場合が好ましく、単芯の場合は同心
であっても偏心であってもよい。また複合繊維断面、芯
断面は異形であってもよい。繊維横断面における芯成分
と鞘成分の重量比は20:80〜70:30の範囲が好
ましい。特に本発明において、芯成分としては、ポリブ
チレンテレフタレート系ポリマーあるいはポリエチレン
ナフタレート系ポリマーが好ましい。ポリブチレンテレ
フタレート系ポリマーおよびポリエチレンナフタレート
系ポリマーはポリエステル系ポリマーの中でもアルカリ
による分解速度が遅いものであるためテーパー状の先細
形状を得やすい。
【0016】ポリブチレンテレフタレート系ポリマーは
主としてテレフタル酸と1,4−ブタンジオールからな
るポリエステルを指し、ポリエステル系ポリマーの中で
最も弾性特性に優れており、低モデュラスのためこれを
立毛繊維として用いた場合、その立毛布帛はタッチがソ
フトで、圧縮弾性特性に優れたものとなる。
【0017】一方、ポリエチレンナフタレート系ポリマ
ーは、主としてナフタレン−2,6−ジカルボン酸とエ
チレングリコールからなるポリエステルを指し、特にポ
リエチレンナフタレートは強度およびヤング率がポリエ
チレンテレフタレートに比べて30〜50%優れてお
り、またガラス転移温度が約113℃でポリエチレンテ
レフタレートと比べて40℃以上高く、耐熱性に優れて
いる。例えば、このポリエチレンナフタレート系繊維を
立毛繊維として車輌用内装材(座席の上貼りシート)と
して用いた場合、車輌内温度が高くなる夏場などに優れ
た耐へたり性と耐光性を発揮する。
【0018】これらのポリブチレンテレフタレート系ポ
リマーあるいはポリエチレンナフタレート系ポリマーを
芯成分とし、さらに鞘成分に、ポリブチレンテレフタレ
ート系ポリマーあるいはポリエチレンナフタレート系ポ
リマーよりもアルカリ分解速度の速いポリエステル、た
とえばポリエチレンテレフタレートを用いて、これらを
芯鞘複合紡糸繊維とし、その後に本発明の方法でアルカ
リ処理するとより理想的なテーパ状の先細形状が得ら
れ、これを立毛繊維とした立毛織編物において風合い外
観とも絶大な効果を発揮する。
【0019】鞘成分として用いられるポリエステルとし
ては、特開昭55−107512号公報に示されるよう
な繊維内部に平均粒径0.2μ以下、好ましくは0.1
μ以下、さらに好ましくは0.08μ以下のコロイダル
シリカを0.3〜5wt%含有させたポリエステル、特
にポリエチレンテレフタレート系ポリマーが最適であ
る。
【0020】なお本発明で言うポリエステルとは、主成
分がエチレンテレフタレートもしくはブチレンテレフタ
レートあるいはエチレンナフタレートであり、必要によ
っては他成分が全ジオール成分またはジカルボン酸成分
の約15モル%以下の割合で共重合されたポリエステル
でもよい。他成分としては、ジエチレングリコール、ネ
オペンチルグルコール、シクロヘキサンジメタノール、
イソフタル酸、スルホイソフタル酸およびそのナトリウ
ム塩、ポリアルキレングリコール等の共重合成分が挙げ
られる。更には光沢改良剤、難燃剤あるいは染色性改質
剤を含んでいても良い。
【0021】本発明で言う艶消し剤とは、ポリマー中に
存在することにより、ポリマーの透明度を低下させるこ
とができる無機微粒子であって、具体的には酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン等が挙げられ
る。立毛布帛の立毛部先端は触れた時にソフトでヌメリ
感があることが必要であり、さらに光沢を保持し、ほこ
り、汚れの付着しにくさおよび除去のしやすさの点から
先細処理によって粗面にならない程度の艶消剤添加量が
望ましい。この意味で芯部の艶消剤の添加量は0.2重
量%以下であるのが好ましい。もちろん艶消剤添加量は
0であってもよい。一方、先細部の鞘部は、繊維側面の
ギラついた光沢を少なくするため、粗面が望ましく、艶
消剤の量は0.3重量%以上が好ましい。
【0022】特に鞘成分に、艶消剤としては平均粒子径
0.2μ以下、好ましくは0.1μ以下、特に好ましく
は0.08μm以下のコロイダルシリカ等を0.3〜5
wt%含有させたポリエステルを用い、さらにアルカリ
によって溶出侵食すると、その繊維表面に不規則な凹凸
のランダム表面が形成し、その染色物は鮮明かつ深味の
ある発色性および落ち着いたしっとりとした光沢を有す
るものとなる。なお上記の平均粒子径は吸着法(BET
法)により測定した値である。
【0023】本発明において不規則な凹凸表面とは、典
型的には山の高さや形状が不規則な凸部と、谷の深さや
形状が不規則な凹部とが混在する表面を意味するが、凸
部の山の高さがほぼ同じで凹部の谷の深さが不規則な表
面や、逆に凹部の谷の深さはほぼ同じで凸部の山の高さ
が不規則である表面なども上記不規則な凹凸表面として
包含意味するものである。
【0024】本発明によれば、立毛織編物における立毛
部のポリエステル系複合合成繊維において、ポリエステ
ル系合成繊維特有のギラついた光沢をマイルドにし、な
おかつ色の深みを増加させるには、テーパー状先細化部
表面が不規則な凹凸表面を形成していることが好まし
い。
【0025】そして立毛の先端部から立毛長の20%以
上の範囲がテーパー状に先細化されることにより、より
一層に光の乱反射を抑制し、黒ズミ、白ボケといつた光
沢差、色差を消失させることが可能となる。また立毛の
毛たおれを防ぐ上で、立毛長の50%以下の範囲が先細
化されているのが好ましい。ここで言う先細化されてい
る部分とは、立毛の径が立毛根元部と比べて実質的に小
さい部分、具体的には根元部径の90%以下となってい
る部分を意味している。そしてさらに発色性を改良する
ために、鞘成分において不規則な凹凸表面を形成する凹
凸は、繊維表面において繊維軸に対して直角な外周方向
に存在する凹部の最低点と隣接する凹部の最低点までの
平面上の距離をXとするとき0.2μ<X<0.7μの
範囲を満足し、しかもたがいにそのXが一定でない各凹
部が繊維表面の表面積100μ2当たり10〜1000
個の密度で存在していることが好ましい。Xの値は走査
型電子顕微鏡で、平面上の距離で表示できる。
【0026】前述の定義によるXで表示すると、Xが
0.2μ未満のものしかない場合、または0.2μ<X
<0.7μの凹部の個数が100μ2当り10個未満の
場合には鏡面的反射率の低下が少なく、光沢がぎらつ
き、風合のねとつき感(Waxy感)の改良の効果も少
ない。また、Xが0.7μより大きいと染色品の発色性
は逆に悪くなり白っぽさが目立つ。または0.2μ<X
<0.7μの凹部の個数が100μ2当り1000個よ
り大の場合は粗面構造が小さくなりすぎ鏡面的光沢とな
り、色がくすみ白っぽくなりやすく、かえって効果がな
くなる。
【0027】また、立毛部の鞘成分の艶消剤の量が0.
3重量%未満のポリエステル系繊維からなる立毛布帛を
本発明の方法で先細化を行なっても、その先細化された
立毛繊維の先細化された鞘部繊維表面が滑らかなままで
あったり、また凹凸が生成しても、その数も少ないため
改良効果が少ない。従って上述のように立毛部を先細化
しても未処理の該立毛布帛に比較して白ボケ、黒ズミと
言った光沢差、色差は改善されるが、色が鮮明で、マイ
ルドな光沢と自然な風合いをもつ染色物とすることは不
十分である。
【0028】これに対して本発明の方法が目的とする立
毛織編物の立毛部の繊維は、立毛先端において芯部が露
出し立毛の先端部から立毛長の20%以上の範囲でテー
パー状に先細化され、かつその先細化された芯露出部以
外の繊維表面に微細な凹凸が形成されており、しかもそ
の微細な凹凸が形成されている繊維表面が前述のような
密度でもって不規則な凹凸表面を形成しているもので、
従来の先細化された繊維とは表面状態を大きく異にして
いることが特異的である。なお本発明において、先細化
された芯露出部以外の鞘部繊維表面の全てに前述したよ
うな微細凹凸が形成されていることは必須ではない。た
とえば立毛繊維が三層の芯鞘複合繊維である場合などは
この場合に当たる。
【0029】少なくとも立毛の先細部の芯露出部以外の
先細部が微細凹凸表面となっているならば、前述した本
発明の目的は達成されるが、先細化されている部分以
外、すなわち実質的に先細化されていない、根元部に近
い部分にも微細な凹凸が形成されている方が一層のマイ
ルドな光沢感および色の深みが得られることより好まし
い。もちろん微細凹凸を形成させるために立毛繊維全体
のデニールが極度に低下するような微細凹凸発現方法は
好ましくない。
【0030】そして本発明の立毛織編物の立毛部を形成
する繊維においては、立毛の先端部において芯部が露出
し立毛の先端部から立毛長の20%以上の範囲において
テーパー状に先細化されていることで、立毛部の繊維表
面へ入射する入射光が、反射する際に微細凹凸部にて互
いに反射光の干渉作用による打消し合い効果と、また不
規則な凹凸表面を形成する凹凸により、凹凸部に入射し
た光が該凹凸の囲りをめぐって次々に起こる反射と吸収
の繰返しによって反射光が低下する効果を有するものと
思われる。かつまた、先細化されていることによって、
繊維の断面・側面の区別がなくなり、視覚的に鮮明で、
しかも深味のある発色性を示し、なおかつウールに似た
光沢感が得られ、白ボケ・黒ズミといった色差、光沢差
を全く感じさせないものとなるものである。しかも先細
化された芯露出部は、光沢を有し、かつヌメリ感を有し
ていることより外観・手触り感が良く、しかも立毛先端
部は実質的に微細凹凸化されていないことより汚れが付
着しにくく、高級感が得られる。
【0031】従って本発明の立毛織編物の立毛部を形成
する繊維は、上述のような立毛部の先細化および特異的
な表面構造により、従来のような先細化された立毛部が
ポリエステル繊維あるいは改質されたポリエステル繊維
からなる立毛織編物では得られなかった優れた光学的効
果と天然毛皮に類似した優れた肌触り感が得られるもの
である。
【0032】本発明の立毛織編物は、好ましくは前述し
たようなポリエステル系芯鞘型複合繊維をパイル編、パ
イル織、モケット、ダブルラッセル、ベロア、ベルベッ
トまたはタフティング、電気植毛などの方法により該ポ
リエステル系芯鞘型複合繊維を立毛部として構成された
立毛織編物から得られるが、その製法については特に限
定されない。
【0033】本発明の先細化が好適な立毛布帛は、立毛
長が10mm以下のものであり、10mmを越えると本
発明による効果は徐々に減少する。特に立毛長5mm以
下が好ましい。また立毛密度は7×103〜8×106
cm2が適しており、さらに望ましくは104〜2×10
5/cm2である。立毛密度が高すぎると増粘された加水
分解剤液の浸透性が悪く、低いと逆に浸透が過大とな
り、適切な先細形状とならない。
【0034】立毛を構成するポリエステル系複合繊維の
先細化されていない根元単糸デニールが細くなりすぎる
と、毛だおれが起きやすく、風合い的にも腰が弱くな
り、良好な立毛品は得られない。そのため立毛部根元の
単糸デニールは2デニール以上6デニール以下が好まし
い。従来、3デニール以上になると立毛部がチクチクし
て不快感を与えていたが、本発明によるとチクチク感も
解消されるため使用可能なデニールを太くでき、毛だお
れ性が改良されるメリットがある。
【0035】なお本発明方法が対象とする立毛織編物に
おいて、立毛繊維の全てが上記したような芯鞘型複合繊
維である必要はなく、立毛繊維の一部、たとえば立毛繊
維本数の30%以上(本数)が上記した先細芯鞘型複合
繊維であってもそれなりに本発明の目的は達成される。
好ましくは立毛繊維の50%以上(本数)が上述したよ
うな先細化された芯鞘型複合繊維の場合である。
【0036】次に本発明方法そのものについて説明す
る。立毛先端部への分解性を有する増粘剤含有水溶液の
塗布方法としてはグラビアコート法、キスコート法、ナ
イフコート法、プリント法、ロータリースクリーン法、
捺染機を用いる方法、パデイング法等があるが、このい
ずれの方法でもよく、特に限定されるものではない。こ
のうち、特にパデイング法、たとえば加水分解剤液面上
を立毛布帛の立毛部のみが浸漬されるように立毛布帛の
立毛面を下にして加水分解剤液上を該立毛布帛を通過さ
せたのち、マングルで絞り過剰加水分解剤液を除去する
方法を用いると立毛根元部まで微細凹凸が形成されるこ
ととなり好ましい。なお上記マングルで絞る際の絞液率
(ピックアップ率)としては、立毛布帛重量に対して3
0〜70%、特に40〜60重量%の加水分解剤液が含
有されるように絞液するのが好ましい。またロータリー
スクリーン法も好ましい。
【0037】本発明方法で用いる、分解性を有し増粘剤
を含有している水溶液は、加水分解剤、増粘剤および溶
媒としての水からなる。このうち、加水分解剤としては
アルカリ性化合物、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムが挙げられる。また、場合によってラウリル
ジベンジルアンモニウムクロライド、セチルトリメチル
アンモニウムクロライドなどの加水分解促進剤を併用し
てもよい。なおポリエステルの結晶状態によっては加水
分解剤は、ポリエステルを加水分解させると言うよりも
溶解させるといった方が適切な場合もあるが、本発明で
は、このような場合も含めて加水分解と称す。
【0038】また、加水分解剤液に含まれている増粘剤
としては、でんぷん、天然ガム、海藻類(アルギン酸ソ
ーダ)などの天然高分子糊剤やポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ソーダ、スチレン・マレイン酸共重合物
などの合成高分子糊剤などが好ましいが、特に限定され
るものではなく、糊剤がポリエステル系繊維に対して非
加水分解性で、かつ加水分解溶液と混合して均一に分散
されるものであれば良い。
【0039】増粘剤を含有した加水分解剤含有水溶液と
しては、例えば加水分解剤として水酸化ナトリウムを用
いた場合、該水溶液中に含まれる加水分解剤濃度が1〜
30重量%、特に10〜25重量%の範囲で処理するこ
とが望ましい。
【0040】該加水分解剤を含む水溶液を付与する場
合、加水分解剤含有水溶液の毛細管現象を抑制し、良好
な先細形状を得るためには、少なくともその粘度が室温
条件下において100cpsあることが必要である。し
かし20000cpsを越えると粘度が高すぎて立毛部
に該水溶液が十分に浸漬しない。該水溶液を付与する方
法としてスクリーンをコーティングする場合、好適な粘
度は1000〜20000cpsであり、スクリーンの
密度は加工の均一性を考慮すると500メッシュ以上で
あることが望ましい。500メッシュ未満に粗くすると
加工班が目立ち望ましくない。一方、該加水分解剤を含
む処理剤をパデイング法によって付与する場合、その粘
度は室温条件下において100cps以上であることが
望ましい。しかし20000cpsを越えると粘度が高
すぎて立毛部に加水分解液が十分に浸漬しない。
【0041】従来の方法では、このような加水分解剤含
有水溶液を塗布した後に、加水分解剤含有水溶液のマイ
グレーションを防ぎ、加水分解剤を固着させる目的で、
乾燥工程に通し、該水溶液中の水分のほとんどを蒸発除
去することが一般的に実施されているが、本発明のよう
に立毛長が短かい立毛織編物の場合、乾燥工程に通して
加水分解剤含有水溶液中の水分を除去すると、引き続き
実施される湿熱工程で加水分解が起こりにくく、先細形
状班が起こりやすいという欠点が生じる。このことより
本発明方法では、乾燥工程を通さずに、湿熱処理され
る。本発明方法で言う、乾燥工程を通さずということ
は、付与した加水分解剤液中の含水率が50重量%以上
を保つということを意味している。含水率が50重量%
未満となると、加水分解剤液が充分に加水分解能を有さ
ず、前述したような欠点が生じる。好ましくは、該水溶
液を付与した後、直ちに湿熱処理を行なう方法である。
加水分解機構は水存在下で進行されるため、湿熱処理時
に供給される水分だけでは十分に減量(加水分解)が進
行しないことによるものと考えられる。なお、ここで言
う50重量%以上とは、立毛先端部から根元部までに付
与されている処理液全ての平均値である。
【0042】これらいずれかの方法によって立毛部に加
水分解剤含有水溶液が付与された立毛織編物には、該水
溶液中の水分率を上記したような範囲となるように注意
が払われ、そして湿熱処理に供される。湿熱処理として
はスチームを用いた方法が用いられる。湿熱処理に代え
て乾熱処理を用いた場合、加水分解剤含有水溶液の乾固
が必要以上に早く起こって十分な処理効果が得られな
い。湿熱処理の処理条件としては、温度80℃以上が用
いられる。80℃より低い場合には、先細処理ができな
い。より好ましくは、80℃以上、180℃以下であ
る。処理時間としては5〜120分の範囲内が適切であ
る。湿熱雰囲気としては400〜5000g/m3の水
分を含有する過熱蒸気または高圧飽和雰囲気が好まし
い。
【0043】また立毛織編物をアルカリを含む処理剤で
処理し、立毛部をテーパー状に先細化し、しかも根元部
がアルカリにより溶出侵食されにくいような先細加工を
施すようにするためには、立毛繊維として芯鞘型複合繊
維を用い、鞘成分のアルカリによる分解速度が芯成分の
アルカリによる分解速度に対して1.1倍以上15倍以
下の条件を満たすことが好ましい。
【0044】なお、アルカリ分解速度とは、芯成分、鞘
成分のポリマーそれぞれ(添加剤を含んでいる場合に
は、それも同組成で添加する)を単独で、複合糸と同様
のデニール、フィラメント数の糸とし、40g/lのN
aOH水溶液96℃で40分間減量したときの減量率で
表される。
【0045】芯成分にポリブチレンテレフタレートまた
はポリエチレンナフタレートを用いるとポリブチレンテ
レフタレートやポリエチレンナフタレートはアルカリに
よる分解速度は非常に遅く、なおかつ鞘成分に用いる艶
消剤0.3重量%以上含有するポリエステルのアルカリ
による分解速度は、芯成分のポリブチレンテレフタレー
トのアルカリによる分解速度に比較して約4倍であり、
またポリエチレンナフタレートのアルカリによる分解速
度に比較して約10倍であり、アルカリによる立毛部の
先細加工を施すと、立毛部のアルカリによる溶出侵食が
徐々に進行するとともに、熱による温度勾配が生じ、ア
ルカリが立毛部のなかで最も熱を受ける先端部へと移動
する。その結果、立毛先端部が理想的なテーパー状の先
細形状を有し、しかも根元がアルカリによって溶出侵食
されにくく、即ち、根元部の単糸デニールが加工前の根
元部の単糸デニールとあまり変わらない極めて理想的な
先細加工が達成できるのである。
【0046】本発明は、前述のように、立毛部がポリエ
ステル系繊維からなる立毛織編物の立毛先端部に加水分
解剤を含む粘性の液を付与したのち、乾燥することなく
湿熱処理によって立毛先端を先細形状にすることによ
り、ウールのような天然毛皮に類似した、即ち、光沢が
マイルドで腰があり、しかもソフトな風合いを有し、先
細形状班のない立毛織編物を従来の方法とは全く異なっ
た方法で得ることができ、しかも工業的規模において
も、原料、設備コストの面から見て容易に生産できると
いう点で、大いに実用性があることがわかる。さらに先
細加工された立毛織編物の染色品は、前述したように、
そのテーパー状に先細化された繊維に断面、側面の区別
がなくなること、そして好ましくはテーパー状に先細化
された繊維の繊維表面の一部以上に不規則な凹凸表面が
形成されていることにより、入射光が立毛部の繊維表面
で表面反射することが抑制されて、鮮明な、かつ深みの
ある発色性を有し、従来のポリエステル系繊維からなる
立毛織編物の欠点であった光沢、即ち白ボケ、黒ズミが
解決され、外観がより高級感のある立毛織編物が得られ
ると同時に、先端部がヌメリ感および光沢に優れている
ことにより、手触り感および高級感ある外観を有し、か
つほこり、汚れ除去性に優れた立毛織編物となる。以
下、実施例を挙げて詳細に説明する。
【0047】
【実施例】
実施例1 酸化チタンを0.03重量%含有する紡糸前固有粘度
〔η〕=0.98のポリブチレンテレフタレートをポリ
マーP1、シリカ(粒径40mμ)の添加量が3.0w
t%であり、紡糸前固有粘度〔η〕=0.68のポリエ
チレンテレフタレートをポリマーP2とする。P1とP2
のアルカリ分解速度比P2/P1は4である。ポリマーP
1を芯、ポリマーP2を鞘とし、ポリマーP1の吐出量を
6.2g/分、ポリマーP2の吐出量を12.4g/分
として両成分を溶融複合紡糸し、巻取速度1000m/
分で巻取った。巻取り後、2本合糸し75℃で3.2倍
に延伸し、緊張下で130℃で熱処理し、断面が図2a
であり、芯/鞘比=1/2である100デニール/24
フィラメント(単糸約4デニール)の芯鞘型複合繊維の
延伸糸を得た。
【0048】この延伸糸を製編機にてダブルラッセル編
地(立毛密度15,000本/cm2)を編成した。こ
の場合、グランド糸としてポリエステル糸(75デニー
ル/24フィラメント)を使用した。この編地をシャー
リングによりパイル長が約4mmになるようにカット
し、ピンテンターにて180℃の乾熱によりプレセット
加工を施した。このようにして得られたダブルラッセル
編地の立毛面に表1に示すように、増粘剤としてアルギ
ン酸ナトリウムを加えた種々のアルカリ組成、粘度の処
理剤をロータリースクリーンにて塗布した後、直ちに
(すなわち処理液中の水分が実質的に蒸発しないうち
に)H.T.スチーマーにより、処理温度140℃、処
理時間25分の過熱蒸気処理を施した。この処理したダ
ブルラッセル編地を紺系統、ベージュ系統の2種の分散
染料を用いてオーバーマイヤー染色機にて染色した。
【0049】これら染色したサンプルの立毛繊維の先端
部形状を光学顕微鏡により観察したところ、いずれも立
毛長の30〜35%がなだらかな先細形状を有する立毛
繊維であり、図1eで示されるような形状の立毛繊維は
見当たらなかった。さらに先細化の程度が立毛繊維間で
班がなく、極めて均一な先細化立毛繊維に覆われた立毛
織編物であった。そして表1No.2、No.3のサン
プルが風合い、外観とも特に優れ、タッチが極めてソフ
トであるにもかかわらず、はり、腰があり、視覚的にも
鮮明で深みのある発色性を呈し、かつ黒ボケ、白ズミが
全く目立たず、さらにほこりの付着のない、極めて優れ
た先細加工品であった。またNo.1はNo.2、N
o.3に比較して風合いのソフトさ、視覚的、色の深み
や鮮明さにやや劣るものの、十分商品価値のあるもので
あった。なお、これらの立毛部繊維の先細処理部の鞘部
には、繊維軸に直行する外周方向の短径が0.3μ程度
の凹凸が30個/100μ2存在しているのが走査型電
子顕微鏡で観察できた。
【0050】
【表1】
【0051】比較例1 実施例1で用いたダブルラッセル編地の立毛面に実施例
1の表1No.2と同様の組成の処理剤をロータリース
クリーンにて塗布してた後、いったん乾熱処理槽中、1
00℃、10分間の乾熱処理を行い、(乾燥処理後の処
理液中の含水率は40重量%)ついでH.T.スチーマ
ーにより処理温度150℃、処理時間10分の過熱蒸気
処理を施した。この処理したダブルラッセル編地を実施
例1と同様の条件で染色した。これら染色したサンプル
の立毛糸の先端部形状を光学顕微鏡により観察したとこ
ろ図1eのような瓢箪状の形態が多く見られた。またこ
れらの紺染色サンプルはどれも黒ズミが目立ち、タッチ
も硬く、高級感に劣るものであった。
【0052】比較例2 実施例1で用いたダブルラッセル編地の立毛面に実施例
1の表1No.2と同様の組成の処理剤を1ディップ−
1ニップのパデイング法にて浸漬塗布した。塗布後いっ
たん乾熱処理槽中、120℃、10分間の乾燥処理を行
い(乾燥処理後の処理液中の水分率は25重量%)、つ
いでH.T.スチーマーにより処理温度175℃、処理
時間8分の過熱蒸気処理を施した。この処理したダブル
ラッセル編地を実施例1と同様の条件で染色した。これ
ら染色したサンプルの立毛糸の先端部形状を光学顕微鏡
により観察したところ図1eのような瓢箪状の形態のも
のが多くあり、比較例1の加工法よりも瓢箪状の細くな
った部分がより長く、より細いものであった。そのた
め、立毛部は加工後でへたってしまい、とても実用に耐
えられるものではなかった。
【0053】実施例2,比較例3 酸化チタンを0.08重量%含有するポリエチレンテレ
フタレートを芯成分に、酸化チタンを0.35重量%含
有するポリエチレンテレフタレートを鞘成分にして(加
水分解速度比=1.2)、実施例1と同様に紡糸、延伸
を行ない、ダブルラッセルを2枚編成した後、実施例1
と同様の加工を行ない、表1No.2と同一の処理法で
処理液を付与したのち、2枚のうちの1枚を乾燥温度1
00℃×15分間乾燥を行ない(乾燥後の処理液中の水
分率は35重量%であった)、もう一方の織編物には乾
燥処理を行なうことなく直ちに、過熱蒸気処理(120
℃×10分間)を行ない、そして得られた立毛織編物を
紺色に染色した。乾燥工程を通さなかったもの(実施
例)は、アルカリ減量率20%であったのに対して、乾
燥工程を通したもの(比較例)は減量率7%しか上がら
ず、特長が十分には発現しなかった。また実施例のもの
は、黒ズミが解消し、風合もソフトであったのに対し
て、乾燥を行なったものは、風合が比較的硬く、高級感
ある立毛品とは言えなかった。また比較例の立毛繊維中
には図1eのような形状のものや、殆んど先細化されて
いないものが多く見られた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のテ−パ−状繊維の先端部の断面を模式的
に示す。
【図2】本発明に用いられる立毛繊維の横断面形状の例
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系合成繊維で構成された立
    毛を有しかつ立毛長が10mm以下である立毛織編物の
    立毛先端部を先細化する方法において、立毛を形成する
    繊維に対して分解性を有し、100〜20000cps
    の粘度を有する増粘剤含有水溶液を該織編物の立毛部に
    付与し、付与した該水溶液の含水率を50重量%以上に
    保ち、この状態で80℃以上の湿熱処理に付することを
    特徴とする立毛織編物の先細加工法。
JP3139835A 1991-05-14 1991-05-14 立毛織編物の先細加工法 Pending JPH05331764A (ja)

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