JPH0533269B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0533269B2 JPH0533269B2 JP60032738A JP3273885A JPH0533269B2 JP H0533269 B2 JPH0533269 B2 JP H0533269B2 JP 60032738 A JP60032738 A JP 60032738A JP 3273885 A JP3273885 A JP 3273885A JP H0533269 B2 JPH0533269 B2 JP H0533269B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- propylene
- component
- resin composition
- ethylene
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明はポリプロピレン共重合樹脂組成物に関
し、更に詳しくは、通常の改質処理を施して得ら
れた、優れた耐低温衝撃強度と高い剛性とを兼備
したポリプロピレン共重合樹脂組成物に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 ポリプロピレン樹脂は高い剛性を備えているも
のの、その反面、耐衝撃強度とりわけ耐低温衝撃
強度が低いという欠点をもつ。 この点を改良したものとして、プロピレンに
エチレンなどの他のα−オレフインを共重合させ
たもの、ポリプロピレンに、ポリブタジエン、
エチレン−プロピレンゴムなどのゴム状物質を配
合したもの、などが提案されかつ製造されてい
る。これらのものは、いずれもゴム成分を含有す
るため、耐衝撃強度はある程度改善されるが、逆
に、ポリプロピレンが本来有する剛性を低下させ
るという不都合が生ずる。 そのため、更に改良策として、上記又はの
樹脂組成物に対し、有機過酸化物、架橋助剤を配
合して改質処理を施すことが提案されている。 しかしながら、かかる改質処理によつても、ポ
リプロピレン樹脂の剛性を低下させることなく、
耐低温衝撃強度を充分高めることは容易ではない
という問題があつた。 〔発明の目的〕 本発明は、従来のかかる問題を解消し、上記し
た改質処理を施すことによつて、高い剛性を低下
させることなく、耐衝撃強度、特に耐低温衝撃強
度が著しく改善されたポリプロピレン共重合樹脂
組成物を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 本発明者らは、改質処理を施すことによつて耐
低温衝撃強度が飛躍的に向上するポリプロピレン
共重合樹脂組成物を見出すべく鋭意研究を重ねた
結果、所定の極限粘度を有するポリプロピレン共
重合樹脂及びゴム状物質を所定量配合して得られ
る樹脂組成物が上記目的を達することを見出し、
本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、 成分A:極限粘度が0.8〜3.0dl/gのプロピレン
−エチレン共重合体キシレン不溶部ポリマー50
〜90重量%、並びに 成分B:(b−1)エチレンプロピレンゴム及
び/又は(b−2)プロピレン−エチレン共重
合体キシレン可溶部ポリマーからなり、かつ、
成分Aの極限粘度の0.6〜1.5倍の極限粘度を有
するものを成分B中60重量%以上含有するゴム
状物質50〜10重量% からなる樹脂組成物100重量部に、有機過酸化物
0.01〜1.0重量部及び架橋助剤0.01〜5.0重量部を
加え、溶融混練して改質処理したポリプロピレン
共重合樹脂組成物である。 まず、成分Aはプロピレン−エチレン共重合体
のキシレン不溶部ポリマーで、極限粘度が0.8〜
3.0dl/g、好ましくは1.0〜2.8dl/gのものを使
用する。極限粘度が0.8dl/g未満の場合は後述
する改質処理を施しても得られるポリプロピレン
共重合樹脂組成物はその耐衝撃性の飛躍的な向上
は望めず、また、極限粘度が3.0dl/gを超える
と組成物の流動性が低下して成形性に難点が生ず
る。 極限粘度0.8〜3.0dl/gのプロピレン−エチレ
ン共重合体キシレン不溶部ポリマーAはプロピレ
ン−エチレン共重合体を140℃の熱キシレンで2
時間抽出し、50℃に冷却して更に2時間抽出する
ことにより、キシレンに不溶のポリマーとして容
易に得ることができる。なお、原料となるプロピ
レン−エチレン共重合体はチーグラー・ナツタ触
媒を用い、2段又は3段以上の多段重合法で製造
することができる。例えば1段目でプロピレンホ
モポリマーの重合を行い、次いでプロピレンモノ
マーを除去し若しくは除去せずに、2段目以降で
エチレンの存在下又はエチレンとプロピレンとの
共存下で重合反応を進めることにより製造するこ
とができる。各段の反応における圧力は数気圧〜
40気圧、温度は室温〜80℃でよい。また、重合反
応としては溶液重合、スラリー重合、気相重合又
はこれらの併用法などが適用できる。なお、必要
に応じて各段に水素を供給してもよい。 次いで、成分Bはゴム状物質であり、エチレン
プロピレンゴム(b−1)及び/又はプロピレン
−エチレン共重合体キシレン可溶部ポリマー(b
−2)からなる。成分Bは、成分Aの極限粘度の
0.6〜1.5倍の極限粘度を有する上記ポリマーが成
分B中60重量%以上含有されていることは必要で
ある。極限粘度が上記範囲に入らないもの、又
は、極限粘度が上記範囲内であつても含有量が60
重量%未満の場合には、得られたポリプロピレン
共重合樹脂組成物における耐衝撃性の改良が充分
ではない。 また、成分Bとしての、エチレンプロピレンゴ
ム(b−1)は、例えば、日本合成ゴム(株)製、
E07P,E02P,EP11P(以上、いずれも商品名)
などの市販品を用いればよく、これらの1種若し
くは2種以上を使用することができる。一方、プ
ロピレン−エチレン共重合体キシレン可溶部ポリ
マー(b−2)は、上記したように、プロピレン
−エチレン共重合体を140℃の熱キシレンで2時
間抽出し、50℃に冷却して更に2時間抽出した可
溶部分のポリマーである。すなわち、プロピレン
−エチレン共重合体はキシレン不溶部を成分Aと
して、キシレン可溶部を成分Bとして使用するこ
とができる。 本発明のポリプロピレン共重合樹脂組成物は、
上記成分Aと成分Bとからなる樹脂組成物を原料
とする。成分Aの配合量は50〜90重量%、好まし
くは、60〜80重量%であり、したがつて、成分B
の配合量は50〜10重量%、好ましくは40〜20重量
%である。成分Aの配合量が50重量%未満の場合
(成分Bの配合量が50重量%を超える場合)、樹脂
組成物中のゴム分が増加して剛性の低下を招来
し、一方、成分Aの配合量が90重量%を超える場
合(成分Bの配合量が10重量%未満の場合)、改
質処理を施しても耐衝撃性の改良が充分ではな
い。 上記樹脂組成物は、成分Aと成分Bとを上記の
割合で配合したのち、例えば、一軸混練機、バン
バリミキサー、スーパーミキサーなどを使用して
溶融混練することにより容易に製造することがで
きる。この樹脂組成物は、以下に述べる改質処理
を施すことによつて、その耐低温衝撃強度が飛躍
的に向上するという特長を有する。 すなわち、改質処理は、上記樹脂組成物に有機
過酸化物及び架橋助剤を配合したのち溶融混練す
ることによつて行われる。この改質処理工程に使
用される有機過酸化物及び架橋助剤としては、公
知のものを使用することができる。具体的には、
有機過酸化物として、例えば、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジ
クミルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンな
どが好ましく、架橋助剤としては、例えば、イオ
ウ;ジビニルベンゼンのようなジビニル化合物;
ジアリルフタレートのようなジアリル化合物;p
−キノンジオキシム、p,p′−ジベンゾイルキノ
ンジオキシムのようなオキシム化合物;フエニル
マレイミドのようなマレイミド化合物などが好ま
しいものとして挙げられる。 なお、これらの配合量は、上記樹脂組成物100
重量部に対し、有機過酸化物が0.01〜1.0重量部、
架橋助剤が0.01〜5.0重量部である。また、前者
と後者の間の配合比は1:1〜1:10となるよう
に設定することが好ましい。 実際の改質処理の操作としては、先ず、上記樹
脂組成物に前記した有機過酸化物及び架橋助剤を
それぞれ所定量配合し、全体を例えば一軸押出機
で溶融混練してペレツト化する。この溶融混練時
に適用する温度は180〜270℃、好ましくは190〜
250℃である。 かかる改質処理によつて本発明のポリプロピレ
ン共重合樹脂の耐衝撃強度は飛躍的に向上し、一
方、該ポリプロピレン共重合樹脂が本来的に具備
している高い剛性はこの改質処理によつても損わ
れることがないので、結果として、優れた耐低温
衝撃強度と高い剛性とを兼備したポリプロピレン
共重合樹脂組成物が得られるのである。 〔実施例〕 実施例1〜2及び比較例1〜3 プロピレン−エチレン共重合体及びエチレンプ
ロピレンゴムとして、それぞれ下記に示すものを
用意した。 プロピレン−エチレン共重合体 本実施例においては以下に述べる製造例により
調製した5種類のプロピレン−エチレン共重合体
(イ)〜(ホ)を使用した。 (1) プロピレン−エチレン共重合体(イ)の製造 三塩化チタン5.0g、ジエチルアルミニウムクロ
ライド50.0g,n−ヘプタン40を充分乾燥した
内容積100の撹拌器付オートクレーブに仕込ん
だ後、水素ガスを1.1Kg/cm2G(一段目水素圧)と
なるまで張込み、ついで、プロピレンガスを圧力
9.0Kg/cm2Gとなるまで供給し、65℃において90
分間重合反応を行つた。重合終了後、大半の残留
プロピレンを脱気しつつ57℃まで降温した。その
後、再び水素ガスを1.0Kg/cm2G(二段目水素圧)
となるまで供給し、エチレンを流量12N/分、
プロピレンを流量25N/分で同時に供給して30
分間重合させた。 重合反応終了後、ただちにn−ブタノール70ml
を加え未反応ガスをパージした。次いで、n−ヘ
プタンにより洗浄し、乾燥した。得られた重合体
のうち10gを沸騰キシレン1500mlに溶解させたの
ち、20℃に降温し4時間放置した。その後、この
ものを別乾燥し、キシレン不溶部ポリマー8.3g
(85重量%)を得た。一方、液にメタノールを
加えて再沈し、これを別乾燥することによりキ
シレン可溶部ポリマーとしてゴム状物質1.5g(15
重量%)を得た。このポリマー及びゴム状物質の
極限粘度はそれぞれ1.4dl/g及び4.0dl/gであ
つた。 (2) プロピレン−エチレン共重合体(ロ)〜(ホ)の製造 製造例(1)において、一段目及び二段目水素圧、
並びに、エチレン及びプロピレンの流量を下記第
1表の如く設定した点を除いては、上記製造例(1)
と全く同様にしてプロピレン−エチレン共重合体
(ロ)〜(ホ)を得たのち、そのキシレン不溶部ポリマー
とキシレン可溶部ポリマーであるゴム状物質との
分離を行つた。
し、更に詳しくは、通常の改質処理を施して得ら
れた、優れた耐低温衝撃強度と高い剛性とを兼備
したポリプロピレン共重合樹脂組成物に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 ポリプロピレン樹脂は高い剛性を備えているも
のの、その反面、耐衝撃強度とりわけ耐低温衝撃
強度が低いという欠点をもつ。 この点を改良したものとして、プロピレンに
エチレンなどの他のα−オレフインを共重合させ
たもの、ポリプロピレンに、ポリブタジエン、
エチレン−プロピレンゴムなどのゴム状物質を配
合したもの、などが提案されかつ製造されてい
る。これらのものは、いずれもゴム成分を含有す
るため、耐衝撃強度はある程度改善されるが、逆
に、ポリプロピレンが本来有する剛性を低下させ
るという不都合が生ずる。 そのため、更に改良策として、上記又はの
樹脂組成物に対し、有機過酸化物、架橋助剤を配
合して改質処理を施すことが提案されている。 しかしながら、かかる改質処理によつても、ポ
リプロピレン樹脂の剛性を低下させることなく、
耐低温衝撃強度を充分高めることは容易ではない
という問題があつた。 〔発明の目的〕 本発明は、従来のかかる問題を解消し、上記し
た改質処理を施すことによつて、高い剛性を低下
させることなく、耐衝撃強度、特に耐低温衝撃強
度が著しく改善されたポリプロピレン共重合樹脂
組成物を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 本発明者らは、改質処理を施すことによつて耐
低温衝撃強度が飛躍的に向上するポリプロピレン
共重合樹脂組成物を見出すべく鋭意研究を重ねた
結果、所定の極限粘度を有するポリプロピレン共
重合樹脂及びゴム状物質を所定量配合して得られ
る樹脂組成物が上記目的を達することを見出し、
本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、 成分A:極限粘度が0.8〜3.0dl/gのプロピレン
−エチレン共重合体キシレン不溶部ポリマー50
〜90重量%、並びに 成分B:(b−1)エチレンプロピレンゴム及
び/又は(b−2)プロピレン−エチレン共重
合体キシレン可溶部ポリマーからなり、かつ、
成分Aの極限粘度の0.6〜1.5倍の極限粘度を有
するものを成分B中60重量%以上含有するゴム
状物質50〜10重量% からなる樹脂組成物100重量部に、有機過酸化物
0.01〜1.0重量部及び架橋助剤0.01〜5.0重量部を
加え、溶融混練して改質処理したポリプロピレン
共重合樹脂組成物である。 まず、成分Aはプロピレン−エチレン共重合体
のキシレン不溶部ポリマーで、極限粘度が0.8〜
3.0dl/g、好ましくは1.0〜2.8dl/gのものを使
用する。極限粘度が0.8dl/g未満の場合は後述
する改質処理を施しても得られるポリプロピレン
共重合樹脂組成物はその耐衝撃性の飛躍的な向上
は望めず、また、極限粘度が3.0dl/gを超える
と組成物の流動性が低下して成形性に難点が生ず
る。 極限粘度0.8〜3.0dl/gのプロピレン−エチレ
ン共重合体キシレン不溶部ポリマーAはプロピレ
ン−エチレン共重合体を140℃の熱キシレンで2
時間抽出し、50℃に冷却して更に2時間抽出する
ことにより、キシレンに不溶のポリマーとして容
易に得ることができる。なお、原料となるプロピ
レン−エチレン共重合体はチーグラー・ナツタ触
媒を用い、2段又は3段以上の多段重合法で製造
することができる。例えば1段目でプロピレンホ
モポリマーの重合を行い、次いでプロピレンモノ
マーを除去し若しくは除去せずに、2段目以降で
エチレンの存在下又はエチレンとプロピレンとの
共存下で重合反応を進めることにより製造するこ
とができる。各段の反応における圧力は数気圧〜
40気圧、温度は室温〜80℃でよい。また、重合反
応としては溶液重合、スラリー重合、気相重合又
はこれらの併用法などが適用できる。なお、必要
に応じて各段に水素を供給してもよい。 次いで、成分Bはゴム状物質であり、エチレン
プロピレンゴム(b−1)及び/又はプロピレン
−エチレン共重合体キシレン可溶部ポリマー(b
−2)からなる。成分Bは、成分Aの極限粘度の
0.6〜1.5倍の極限粘度を有する上記ポリマーが成
分B中60重量%以上含有されていることは必要で
ある。極限粘度が上記範囲に入らないもの、又
は、極限粘度が上記範囲内であつても含有量が60
重量%未満の場合には、得られたポリプロピレン
共重合樹脂組成物における耐衝撃性の改良が充分
ではない。 また、成分Bとしての、エチレンプロピレンゴ
ム(b−1)は、例えば、日本合成ゴム(株)製、
E07P,E02P,EP11P(以上、いずれも商品名)
などの市販品を用いればよく、これらの1種若し
くは2種以上を使用することができる。一方、プ
ロピレン−エチレン共重合体キシレン可溶部ポリ
マー(b−2)は、上記したように、プロピレン
−エチレン共重合体を140℃の熱キシレンで2時
間抽出し、50℃に冷却して更に2時間抽出した可
溶部分のポリマーである。すなわち、プロピレン
−エチレン共重合体はキシレン不溶部を成分Aと
して、キシレン可溶部を成分Bとして使用するこ
とができる。 本発明のポリプロピレン共重合樹脂組成物は、
上記成分Aと成分Bとからなる樹脂組成物を原料
とする。成分Aの配合量は50〜90重量%、好まし
くは、60〜80重量%であり、したがつて、成分B
の配合量は50〜10重量%、好ましくは40〜20重量
%である。成分Aの配合量が50重量%未満の場合
(成分Bの配合量が50重量%を超える場合)、樹脂
組成物中のゴム分が増加して剛性の低下を招来
し、一方、成分Aの配合量が90重量%を超える場
合(成分Bの配合量が10重量%未満の場合)、改
質処理を施しても耐衝撃性の改良が充分ではな
い。 上記樹脂組成物は、成分Aと成分Bとを上記の
割合で配合したのち、例えば、一軸混練機、バン
バリミキサー、スーパーミキサーなどを使用して
溶融混練することにより容易に製造することがで
きる。この樹脂組成物は、以下に述べる改質処理
を施すことによつて、その耐低温衝撃強度が飛躍
的に向上するという特長を有する。 すなわち、改質処理は、上記樹脂組成物に有機
過酸化物及び架橋助剤を配合したのち溶融混練す
ることによつて行われる。この改質処理工程に使
用される有機過酸化物及び架橋助剤としては、公
知のものを使用することができる。具体的には、
有機過酸化物として、例えば、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジ
クミルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンな
どが好ましく、架橋助剤としては、例えば、イオ
ウ;ジビニルベンゼンのようなジビニル化合物;
ジアリルフタレートのようなジアリル化合物;p
−キノンジオキシム、p,p′−ジベンゾイルキノ
ンジオキシムのようなオキシム化合物;フエニル
マレイミドのようなマレイミド化合物などが好ま
しいものとして挙げられる。 なお、これらの配合量は、上記樹脂組成物100
重量部に対し、有機過酸化物が0.01〜1.0重量部、
架橋助剤が0.01〜5.0重量部である。また、前者
と後者の間の配合比は1:1〜1:10となるよう
に設定することが好ましい。 実際の改質処理の操作としては、先ず、上記樹
脂組成物に前記した有機過酸化物及び架橋助剤を
それぞれ所定量配合し、全体を例えば一軸押出機
で溶融混練してペレツト化する。この溶融混練時
に適用する温度は180〜270℃、好ましくは190〜
250℃である。 かかる改質処理によつて本発明のポリプロピレ
ン共重合樹脂の耐衝撃強度は飛躍的に向上し、一
方、該ポリプロピレン共重合樹脂が本来的に具備
している高い剛性はこの改質処理によつても損わ
れることがないので、結果として、優れた耐低温
衝撃強度と高い剛性とを兼備したポリプロピレン
共重合樹脂組成物が得られるのである。 〔実施例〕 実施例1〜2及び比較例1〜3 プロピレン−エチレン共重合体及びエチレンプ
ロピレンゴムとして、それぞれ下記に示すものを
用意した。 プロピレン−エチレン共重合体 本実施例においては以下に述べる製造例により
調製した5種類のプロピレン−エチレン共重合体
(イ)〜(ホ)を使用した。 (1) プロピレン−エチレン共重合体(イ)の製造 三塩化チタン5.0g、ジエチルアルミニウムクロ
ライド50.0g,n−ヘプタン40を充分乾燥した
内容積100の撹拌器付オートクレーブに仕込ん
だ後、水素ガスを1.1Kg/cm2G(一段目水素圧)と
なるまで張込み、ついで、プロピレンガスを圧力
9.0Kg/cm2Gとなるまで供給し、65℃において90
分間重合反応を行つた。重合終了後、大半の残留
プロピレンを脱気しつつ57℃まで降温した。その
後、再び水素ガスを1.0Kg/cm2G(二段目水素圧)
となるまで供給し、エチレンを流量12N/分、
プロピレンを流量25N/分で同時に供給して30
分間重合させた。 重合反応終了後、ただちにn−ブタノール70ml
を加え未反応ガスをパージした。次いで、n−ヘ
プタンにより洗浄し、乾燥した。得られた重合体
のうち10gを沸騰キシレン1500mlに溶解させたの
ち、20℃に降温し4時間放置した。その後、この
ものを別乾燥し、キシレン不溶部ポリマー8.3g
(85重量%)を得た。一方、液にメタノールを
加えて再沈し、これを別乾燥することによりキ
シレン可溶部ポリマーとしてゴム状物質1.5g(15
重量%)を得た。このポリマー及びゴム状物質の
極限粘度はそれぞれ1.4dl/g及び4.0dl/gであ
つた。 (2) プロピレン−エチレン共重合体(ロ)〜(ホ)の製造 製造例(1)において、一段目及び二段目水素圧、
並びに、エチレン及びプロピレンの流量を下記第
1表の如く設定した点を除いては、上記製造例(1)
と全く同様にしてプロピレン−エチレン共重合体
(ロ)〜(ホ)を得たのち、そのキシレン不溶部ポリマー
とキシレン可溶部ポリマーであるゴム状物質との
分離を行つた。
以上の説明から明らかなように、本発明のポリ
プロピレン共重合樹脂組成物は、改質処理を施し
たことによつてその耐低温衝撃強度は飛躍的に向
上すると同時に、高い剛性を維持することができ
たものであるため、優れた耐低温衝撃強度と高い
剛性とを兼備したポリプロピレン共重合樹脂組成
物であり、自動車、或いは弱電分野における工業
用素材として極めて有用である。
プロピレン共重合樹脂組成物は、改質処理を施し
たことによつてその耐低温衝撃強度は飛躍的に向
上すると同時に、高い剛性を維持することができ
たものであるため、優れた耐低温衝撃強度と高い
剛性とを兼備したポリプロピレン共重合樹脂組成
物であり、自動車、或いは弱電分野における工業
用素材として極めて有用である。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 成分A:極限粘度が0.8〜3.0dll/gのプロ
ピレン−エチレン共重合体キシレン不溶部ポリ
マー50〜90重量%、並びに 成分B:(b−1)エチレンプロピレンゴム及
び/又は(b−2)プロピレン−エチレン共重
合体キシレン可溶部ポリマーからなり、かつ、
成分Aの極限粘度の0.6〜1.5倍の極限粘度を有
するものを成分B中60重量%以上含有するゴム
状物質50〜10重量% からなる樹脂組成物100重量部に、有機過酸化物
0.01〜1.0重量部及び架橋助剤0.01〜5.0重量部を
加え、溶融混練して改質処理したポリプロピレン
共重合樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3273885A JPS61192752A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ポリプロピレン共重合樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3273885A JPS61192752A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ポリプロピレン共重合樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61192752A JPS61192752A (ja) | 1986-08-27 |
| JPH0533269B2 true JPH0533269B2 (ja) | 1993-05-19 |
Family
ID=12367171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3273885A Granted JPS61192752A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ポリプロピレン共重合樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61192752A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2598407B2 (ja) * | 1987-05-11 | 1997-04-09 | 三井東圧化学株式会社 | プロピレンーエチレン共重合体組成物及びその製造法 |
| US5623013A (en) | 1994-12-16 | 1997-04-22 | Ube Industries, Ltd. | Xonotlite-reinforced organic polymer composition |
| CA3065881A1 (en) | 2017-06-26 | 2019-01-03 | Borealis Ag | Polypropylene composition with excellent surface appearance |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5439453A (en) * | 1977-09-05 | 1979-03-26 | Hitachi Ltd | Polypropylene resin composition |
| JPS5827731A (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-18 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | ポリオレフイン組成物およびその製法 |
| JPS5852313A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 表面特性の優れたポリプロピレン樹脂組成物 |
| JPS59223740A (ja) * | 1983-06-02 | 1984-12-15 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ポリプロピレン組成物の製造方法 |
| JPS6015254A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-25 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両用二軸電動台車 |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP3273885A patent/JPS61192752A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61192752A (ja) | 1986-08-27 |
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