JPH05336797A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH05336797A
JPH05336797A JP4138824A JP13882492A JPH05336797A JP H05336797 A JPH05336797 A JP H05336797A JP 4138824 A JP4138824 A JP 4138824A JP 13882492 A JP13882492 A JP 13882492A JP H05336797 A JPH05336797 A JP H05336797A
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air conditioner
inverter
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temperature
control device
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Yuichi Itoi
裕一 糸井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サービス基板の共通化が可能で、少なくとも
室内または室外の一方の補正回路を削除できる空気調和
機の制御装置を提供すること。 【構成】 交流をコンバータ部2で直流に変換し、その
直流をインバータ部4で再度任意周波数の交流に変換し
て、電動圧縮機を駆動するインバータ5の制御部7に、
切換手段25を介して定格周波数の補正データを出力す
る補正回路13と、所定の補正データが格納された外部
メモリ24とを切換えて接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の制御装置
に関するものであり、特に、電動圧縮機を可変速制御す
るインバータを有する空気調和機の制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和機の制御装置に
関連するものとして、特開平2−87990号公報に掲
載の技術を挙げることができる。図11は上記公報に掲
載された従来の空気調和機の制御装置を示す回路構成図
である。
【0003】図において、1は交流電源、2は交流電源
1から入力された交流を直流に変換するコンバータ部、
3はその直流を平滑にする平滑コンデンサ、4は平滑に
された直流を再度任意周波数の交流に変換するインバー
タ部であり、5はこれらの要素によって構成されている
インバータである。6はインバータ部4から可変周波数
の出力が与えられる圧縮機の誘導電動機、7はインバー
タ5を制御する制御部、8はインバータ部4を任意の周
波数で駆動させるマイクロコンピュータ、9はインバー
タ5の出力電圧及び出力周波数のV/Fパターンのデー
タを格納しているデータ格納部、10,11は各々マイ
クロコンピュータ8と共に制御部7を構成しているDC
/DCコンバータ部及び電圧/周波数変換を行なうV/
Fコンバータ部であり、DC/DCコンバータ部10は
インバータ部4に供給される直流電源電圧を直流/直流
変換して制御部7に入力し、V/Fコンバータ部11は
インバータ部4に供給される直流電源電圧の周波数変換
を行なう。12は誘導電動機6の一次電流を検出するカ
レントトランス、13はマイクロコンピュータ8にA/
Dポート(アナログ/ディジタル変換入力ポート)から
定格周波数の補正データを与える補正回路であり、この
補正回路13は2つの抵抗14,15で分圧した電圧値
を出力する抵抗分圧回路として構成されている。
【0004】次に、この構成の空気調和機の制御装置の
動作について説明する。インバータ5を制御する制御部
7の室外のマイクロコンピュータ8は室内ユニットから
の信号によって、インバータ部4を駆動し、圧縮機の誘
導電動機6を運転する。マイクロコンピュータ8に入力
される情報は室内ユニットからの信号以外に補正回路1
3からの入力によって圧縮機の運転に関する情報を得
る。これはマイクロコンピュータ8を共通化して、複数
の機種に対応させるためであり、補正回路13からの入
力信号によって各機種毎のデータの補正を行なってい
る。なお、室内ユニットからの信号で補正しない理由
は、室内ユニットと室外ユニット間の信号には伝達速
度、信頼性等の点から情報量に限りがあるからである。
【0005】また、図12は従来の他の空気調和機の制
御装置を示す回路構成図である。図中、図11と同一符
号及び記号は図11の構成部分と同一または相当する構
成部分を示す。図において、16は補正回路13の代わ
りにマイクロコンピュータ8の外部に追加されたメモリ
であり、このメモリ16には各機種毎のデータが格納さ
れている。したがって、この構成の空気調和機の制御装
置においても、メモリ16に格納されている圧縮機の運
転に関する情報データをマイクロコンピュータ8に入力
することによって、図11の空気調和機の制御装置と同
様に、マイクロコンピュータ8を共通化でき、複数の機
種に対応できる。
【0006】また、この他の従来の空気調和機の制御装
置に関連するものとして、実開平2−144735号公
報に掲載の技術を挙げることができる。図13は従来の
更に他の空気調和機の制御装置を示す回路構成図であ
る。図において、31はサーミスタ、32は運転モード
切換スイッチ、33はサーミスタ31の信号によって動
作する最適空調動作制御部、34は所定の時間を計測す
るタイマ、35はサーミスタ31の誤検知を診断する際
の基準となる温度域を冷房モード、或いは暖房モードの
運転モードに対応付けて記憶しておくメモリ、36はサ
ーミスタ誤検知の発生を報知する誤検知警告手段、37
はメモリ35に格納されている温度域のデータとサーミ
スタ31の信号とを比較して正常な検知状態か否かを診
断する誤検知診断部である。
【0007】次に、この構成の空気調和機の制御装置の
動作について説明する。メモリ35には、サーミスタ3
1からの検知信号に基づく検知温度が誤検知か否かを診
断する際の温度域が予め格納されている。サーミスタ3
1で検知した温度がこの温度域内にあるか否かを誤検知
診断部37で比較する。また、そのとき検知した温度が
メモリ35に格納されている温度域内にある時間と、な
い時間をタイマ34でカウントする。連続して所定時間
以上温度域内にあった場合、或いはなかった場合には、
サーミスタ31からの検知信号を誤検知信号と判断す
る。もし、誤検知信号と判断した場合は、これを誤検知
警告手段36によって警告する。一方、検知信号が正常
と判断した場合は、最適空調動作制御部33に取込ま
れ、空気調和機の制御に供される。
【0008】更に、この他の従来の空気調和機の制御装
置に関連するものとして、特開平2−164298号公
報に掲載の技術を挙げることができる。図14は従来の
密閉形圧縮機の制御装置を示す回路構成図である。図に
おいて、51は交流電源、52は交流を直流に変換する
ダイオード整流器、53は倍電圧用コンデンサ、54は
整流後の直流を滑かにする平滑コンデンサ、55は整流
後の直流を所定の周波数及び電圧の交流に変換するイン
バータ部、56は空気調和機の冷媒を圧縮する電動圧縮
機、57はインバータ部55を駆動する駆動部、58は
駆動部57を介してインバータ部55の出力電圧及び出
力周波数を制御するマイクロコンピュータ、59は電動
圧縮機56の振動を検出するための加速センサ、60は
加速センサ59の信号をマイクロコンピュータ58に入
力するための検出回路である。
【0009】次に、この構成の密閉形圧縮機の制御装置
の動作について説明する。所定の周波数指令を受けたマ
イクロコンピュータ58は、インバータ部55を駆動す
るためのパルス信号を駆動部57へ出力する。このパル
ス信号は周波数とともに出力電圧も指定している。イン
バータ部55の出力電流及び電圧によって運転される電
動圧縮機56には振動検出用の加速センサ59が取付け
られており、検出された振動は検出回路60を経てマイ
クロコンピュータ58にフィードバックされる。この検
出された振動値が或一定のレベル以上である場合には、
運転周波数を一定のまま運転電圧を変化させて、振動値
を一定レベル以下にするか、或いは、周波数を変化させ
て振動値を一定レベル以下にする制御を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような特開平2
−87990号公報に掲載の従来の空気調和機の制御装
置では、室内ユニットと室外ユニットとの各々に機種切
換用の補正回路をもつことが必要であり、そのための基
板のスペースを必要としていた。しかも、全く同一の基
板ではないために、完全な共通化が図れないという問題
があった。また、補正回路の代わりにメモリを使用した
場合には、抵抗を変えるだけの補正と違って、メモリを
交換するのは困難なために、サービス基板も機種数分だ
け必要となり共通化が図れなかった。
【0011】そこで、この請求項1の発明は、サービス
基板の共通化が可能な空気調和機の制御装置の提供を課
題とし、請求項2の発明は、少なくとも室内または室外
の一方の補正回路を削除できる空気調和機の制御装置の
提供を課題とするものである。
【0012】また、上記のような実開平2−14473
5号公報に掲載の従来の空気調和機の制御装置では、複
数のサーミスタ31を使用する場合に、サーミスタ31
の取付位置を付け間違えると、誤検知信号と判断され、
この付け間違いが修正されるまで、空気調和機の運転が
できなかった。また、付け間違いを防止するためには、
各サーミスタ31の形状を各々変える必要があり、この
ために部品の標準化が妨げられていた。
【0013】そこで、この請求項3及び請求項4の発明
は、複数のサーミスタ31を使用する場合にも、同種類
のサーミスタ31を区別なく使用でき、付け間違いを注
意する必要がない空気調和機の制御装置の提供を課題と
するものである。
【0014】更に、上記のような特開平2−16429
8号公報に掲載の従来の空気調和機の密閉形圧縮機の制
御装置では、電動圧縮機56に加速センサ59等の振動
検出手段を取付ける必要があった。この種の振動検出手
段及び検出回路は通常高価であり、振動検出手段の取付
位置によっては検出値が大きく変化するという不具合が
あった。
【0015】そこで、この請求項5及び請求項6の発明
は、高価で特別な振動検出手段を必要とすることなく、
比較的簡単な構成により、密閉形圧縮機の振動を検出
し、振動が大きい場合には、運転電圧または運転周波数
を変えて、振動を小さくすることが可能な空気調和機の
制御装置の提供を課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
空気調和機の制御装置は、交流をコンバータ部で直流に
変換し、その直流をインバータ部で再度任意周波数の交
流に変換して、電動圧縮機を駆動するインバータと、前
記インバータの制御部に定格周波数の補正データを出力
する補正回路と、前記インバータの制御部に出力される
所定の補正データが格納された外部メモリと、前記補正
回路と外部メモリとを切換えて前記インバータの制御部
に接続する切換手段とを具備するものである。
【0017】請求項2の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、交流をコンバータ部で直流に変換し、その直流
をインバータ部で再度任意周波数の交流に変換して、電
動圧縮機を駆動するインバータと、前記インバータの制
御部に定格周波数の補正データを出力する補正手段と、
前記補正データを空気調和運転開始前のイニシャル時だ
け室内外機間のシリアル信号で送受信する送受信手段と
を具備するものである。
【0018】請求項3の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、空気調和機の所定の位置に配設された複数の温
度検出手段と、前記空気調和機の運転開始後、所定時間
経過したことを判断する運転時間判断手段と、前記各温
度検出手段の正規な検出温度域を格納する記憶手段と、
前記運転時間判断手段によって所定時間以上運転がなさ
れたと判断した場合に、前記各温度検出手段からの温度
を読込み、前記記憶手段に格納された正規温度域と比較
し、前記各温度検出手段の取付位置を判断するととも
に、この判断に応じて前記各温度検出手段を空気調和制
御部の適合する入力部に割当てる初期制御手段とを具備
するものである。
【0019】請求項4の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、空気調和機の所定の位置に配設された複数の温
度検出手段と、前記空気調和機の運転開始後、所定時間
経過したことを判断する運転時間判断手段と、前記各温
度検出手段の正規な検出温度域を格納する記憶手段と、
前記空気調和機を所定の試運転状態にし、前記運転時間
判断手段によって所定時間以上試運転がなされたと判断
した場合に、前記各温度検出手段からの温度を読込み、
前記記憶手段に格納された正規温度域と比較し、前記各
温度検出手段の取付位置を判断するとともに、この判断
に応じて前記各温度検出手段を空気調和制御部の適合す
る入力部に割当てる初期制御手段とを具備するものであ
る。
【0020】請求項5の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、電動圧縮機を可変周波数電力で駆動するインバ
ータ部と、前記インバータ部の入力電圧を検出する電圧
検出手段と、前記入力電圧の変動状態を判定する変動判
定手段と、前記変動判定結果に応じて、前記電動圧縮機
の運転周波数を変化させる周波数変化手段とを具備する
ものである。
【0021】請求項6の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、電動圧縮機を可変周波数電力で駆動するインバ
ータ部と、前記インバータ部の入力電圧を検出する電圧
検出手段と、前記入力電圧の変動状態を判定する変動判
定手段と、前記変動判定結果に応じて、前記電動圧縮機
の運転周波数を変化させずに運転電圧を変化させる電圧
変化手段とを具備するものである。
【0022】
【作用】請求項1の発明の空気調和機の制御装置におい
ては、定格周波数の補正データを出力する補正回路と、
所定の補正データが格納された外部メモリとを切換えて
電動圧縮機を駆動するインバータの制御部に接続するも
のであるから、機種切換えに応じた補正データを補正回
路または外部メモリから出力でき、サービス基板を共通
化できる。
【0023】請求項2の発明の空気調和機の制御装置に
おいては、電動圧縮機を駆動するインバータの制御部に
定格周波数の補正データを空気調和運転開始前のイニシ
ャル時だけ室内外機間のシリアル信号で送受信するもの
であるから、前記インバータの制御部に定格周波数の補
正データを出力する補正手段を室内機と室外機の一方に
設ければよい。
【0024】請求項3の発明の空気調和機の制御装置に
おいては、所定時間以上空気調和機の運転がなされたと
判断した場合に、各温度検出手段からの温度を読込み、
記憶手段に格納された正規温度域と比較し、各温度検出
手段の取付位置を判断するとともに、この判断に応じて
各温度検出手段を空気調和制御部の適合する入力部に割
当てるものであるから、温度検出手段を間違えて取付け
ても取付位置を修正することなく、空気調和機の正常な
運転を行なえる。
【0025】請求項4の発明の空気調和機の制御装置に
おいては、空気調和機を所定の試運転状態にし、所定時
間以上試運転がなされたと判断した場合に、各温度検出
手段からの温度を読込み、記憶手段に格納された正規温
度域と比較し、各温度検出手段の取付位置を判断すると
ともに、この判断に応じて各温度検出手段を空気調和制
御部の適合する入力部に割当てるものであるから、温度
検出手段を間違えて取付けても取付位置を修正すること
なく、空気調和機の正常な運転を行なえる。
【0026】請求項5の発明の空気調和機の制御装置に
おいては、電動圧縮機を可変周波数電力で駆動するイン
バータ部の入力電圧を検出し、この入力電圧の変動状態
に応じて、電動圧縮機の運転周波数を変化させるもので
あるから、特別な振動検出手段を配設することなく、電
動圧縮機の振動を検出でき、運転周波数を変えて、振動
を小さくすることができる。
【0027】請求項6の発明にかかる空気調和機の制御
装置は、電動圧縮機を可変周波数電力で駆動するインバ
ータ部の入力電圧を検出し、この入力電圧の変動状態に
応じて、電動圧縮機の運転周波数を変化させずに運転電
圧を変化させるものであるから、特別な振動検出手段を
配設することなく、電動圧縮機の振動を検出でき、運転
電圧を変えて、振動を小さくすることができる。
【0028】
【実施例】以下、各発明の各実施例について説明をす
る。 〈第一実施例〉図1は請求項1及び請求項2の発明の一
実施例である空気調和機の制御装置を示す回路構成図で
ある。図中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来
例の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。
【0029】図において、21は室外機側のシリアル信
号回路部、22は室内機側のシリアル信号回路部、23
は機種毎の補正値を読込んで室外ユニットに信号を送信
する室内側のマイクロコンピュータ、24は所定の補正
データが格納されている外部メモリ、25は補正回路1
3と外部メモリ24とを切換える切換手段、26は室内
ユニットと室外ユニットとを結ぶ信号線である。
【0030】この構成の空気調和機の制御装置において
も、従来例と同様に、インバータ5を制御する制御部7
の室外のマイクロコンピュータ8は室内ユニットからの
信号によって、インバータ部4を駆動し、圧縮機の誘導
電動機6を運転する。しかし本実施例では、切換手段2
5、室内側のマイクロコンピュータ23、シリアル信号
回路部21,22、信号線26を介して、室外側のマイ
クロコンピュータ8には補正回路13または外部メモリ
24からの圧縮機の運転に関する情報も入力される。こ
うして、補正回路13または外部メモリ24からの各機
種毎の補正データにより、マイクロコンピュータ8を共
通化して、複数の機種に対応させている。
【0031】次に、この空気調和機の制御装置の特徴的
な動作について述べる。図2は請求項1及び請求項2の
発明の一実施例である空気調和機の制御装置の動作を示
すフローチャートであり、室内側のマイクロコンピュー
タ23の動作プログラムを示すフローチャートである。
【0032】図において、まず、ステップS1で電源が
投入されると、ステップS2で外部メモリ24からの入
力があるか否かを判断し、外部メモリ24から入力があ
る場合は、ステップS3で外部メモリ24から補正デー
タを読込み、外部メモリ24から入力がない場合は、ス
テップS4で補正回路13から補正データを読込む。こ
うして、室内側のマイクロコンピュータ23は、電源投
入時のイニシャル時は切換手段25によって選択された
外部メモリ24または補正回路13のいずれかから、機
種毎のデータを読込む。切換手段25は、通常、量産時
は外部メモリ24を選択している。これは、補正回路1
3よりも実装する部分が少なくて済むからである。サー
ビス基板では、補正回路13を適宜選択する場合に、汎
用性の大きい抵抗やジャンパ線で対応することにより、
基板を一種類にすることが可能である。
【0033】ステップS3またはステップS4で読込ま
れた補正データは、ステップS5で室外ユニットへ送信
される。そして、ステップS6で受信が確認できた場合
には、ステップS7で通常時のデータ送受信モードに入
る。こうして、室内のマイクロコンピュータ23が読込
んだ機種毎のデータは、室外ユニットへのシリアル信号
を送出する最初だけ送信される。その後は、室内の運転
状況や室温状態等をリアルタイムで送信する。室外ユニ
ットが機種毎のデータを必要とするのは、イニシャル時
の1回だけであり、定常的なリアルタイムのデータ信号
中に機種切換えのデータを入れると、データ長さが長く
なり、オン/オフの動作等に遅れが生じてしまう。そこ
で、本実施例のように、イニシャル時と定常時とでデー
タの内容を使分ける。
【0034】このように、本実施例の空気調和機の制御
装置は、交流をコンバータ部2で直流に変換し、その直
流をインバータ部4で再度任意周波数の交流に変換し
て、電動圧縮機の誘導電動機6を駆動するインバータ5
と、前記インバータ5の制御部7に定格周波数の補正デ
ータを出力する補正回路13と、前記インバータ5の制
御部7に出力される所定の補正データが格納された外部
メモリ24と、前記補正回路13と外部メモリ24とを
切換えて前記インバータ5の制御部7に接続する切換手
段25とを備えている。
【0035】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、定格周波数の補正データを出力する補正回路13
と、所定の補正データが格納された外部メモリ24とを
切換えて電動圧縮機を駆動するインバータ5の制御部7
に接続するものである。したがって、室内ユニットと室
外ユニットとの各々に機種切換用の補正回路をもつ必要
がなくなり、そのための基板のスペースを削減できる。
しかも、機種切換えに応じた補正データを補正回路13
または外部メモリ24から出力でき、サービス基板を共
通化できるので、部品点数が削減され、経済的である。
また、量産時と保守時とで機種切換えができるので、量
産用基板と保守用基板という各々の生産性と保存性を考
慮した生産が可能になり、生産性が向上する。
【0036】特に、本実施例の空気調和機の制御装置
は、電動圧縮機を駆動するインバータ5の制御部7に定
格周波数の補正データを出力する補正回路13及び外部
メモリ24からなる補正手段と、前記補正データを空気
調和運転開始前のイニシャル時だけ室内外機間のシリア
ル信号で送受信するシリアル信号回路部21,22及び
信号線26部からなる送受信手段とを備えている。
【0037】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、電動圧縮機を駆動するインバータ5の制御部7に定
格周波数の補正データを空気調和運転開始前のイニシャ
ル時だけ室内外機間のシリアル信号で送受信するもので
ある。
【0038】したがって、インバータ5の制御部7に定
格周波数の補正データを出力する補正手段を室内機側
か、或いは室外機側の一方に設ければよいので、部品点
数が削減され、基板用のスペースを削減できる。なお、
この実施例では、室内側に機種切換用のデータ読込機能
を設けたが、これを室外側に設けても同様の効果を奏す
る。
【0039】〈第二実施例〉図3は請求項3の発明の一
実施例である空気調和機の制御装置を示す回路構成図で
ある。図において、41,42は空気調和機の吐出配管
及び室外熱交換器配管(図示せず)に取付けられるサー
ミスタ等の温度検出手段、43は温度検出手段41,4
2の接続状態を切換える切換スイッチ、44は各温度検
出手段41,42の検出状態を取込み、切換スイッチ4
3等を動作させる初期制御手段、45は各温度検出手段
41,42の正規な検出温度域を格納するメモリ、46
は空気調和機の運転開始後、所定時間経過したか否かを
判断するタイマ、47は通常運転時に空気調和機を制御
するマイクロコンピュータ、48は吐出配管温度の入力
ポート、49は室外熱交換器配管温度の入力ポートであ
る。
【0040】次に、この空気調和機の制御装置の動作に
ついて述べる。空気調和機が運転を開始すると、タイマ
46は時間のカウントを開始し、所定時間T1 経過後に
初期制御手段44は温度検出手段41,42からの温度
データを読込む。所定時間T1 は温度検出手段41,4
2が取付けられた各配管の温度が安定するまでの時間で
ある。この読込んだ各温度データはメモリ45に格納さ
れている吐出配管温度データt1 、熱交換器配管温度デ
ータt2 と各々比較し、両温度検出手段41,42のど
ちらが吐出側で、どちらが熱交換器側かを判断する。そ
して、この判断結果に応じて、切換スイッチ43を動作
させ、マイクロコンピュータ47の吐出配管温度入力ポ
ート48及び熱交換器配管温度入力ポート49に各々正
しい温度検出手段41,42が接続されるようにする。
その後は、マイクロコンピュータ47によって通常の制
御動作が行なわれる。
【0041】この一連の動作を図4のフローチャートの
流れに沿って説明する。図4は請求項3の発明の一実施
例である空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0042】図において、まず、ステップS11で空気
調和機が運転を開始すると、ステップS12で所定時間
T1 経過したか否かを判断し、所定時間T1 経過した場
合には、ステップS13で各温度検出手段41,42の
温度データを読込む。そして、ステップS14で温度検
出手段41が吐出温度で且つ温度検出手段42が熱交換
器温度か否かを判断し、温度検出手段41が吐出温度で
且つ温度検出手段42が熱交換器温度の場合には、ステ
ップS15に進み、温度検出手段41を一方の入力ポー
ト48に、温度検出手段42を他方の入力ポート49に
各々接続し、ステップS19の通常運転に入る。また、
ステップS14で温度検出手段41が吐出温度で且つ温
度検出手段42が熱交換器温度でない場合には、ステッ
プS16で温度検出手段42が吐出温度で且つ温度検出
手段41が熱交換器温度か否かを判断し、温度検出手段
42が吐出温度で且つ温度検出手段41が熱交換器温度
の場合には、ステップS17に進み、温度検出手段41
を入力ポート49に、温度検出手段42を入力ポート4
8に各々接続し、ステップS19の通常運転に入る。し
かし、ステップS16で温度検出手段42が吐出温度で
且つ温度検出手段41が熱交換器温度でない場合には、
ステップS18で検出温度異常により運転を停止する。
【0043】このように、本実施例の空気調和機の制御
装置は、空気調和機の吐出配管及び室外熱交換器配管に
各々取付けられるサーミスタ等の温度検出手段41,4
2と、前記空気調和機の運転開始後、温度検出手段4
1,42が取付けられた配管の温度が安定するまでの所
定時間T1 経過したか否かを判断するタイマ46(運転
時間判断手段)と、前記各温度検出手段41,42の正
規な検出温度域を格納するメモリ45(記憶手段)と、
前記タイマ46(運転時間判断手段)によって所定時間
T1 以上運転がなされたと判断した場合に、前記各温度
検出手段41,42からの温度を読込み、前記メモリ4
5(記憶手段)に格納された正規の温度域と比較し、前
記各温度検出手段41,42の取付位置が正しいか否か
を判断するとともに、この判断に応じて前記各温度検出
手段41,42を空気調和制御部であるマイクロコンピ
ュータ47の適合する入力ポート48,49(入力部)
に切換スイッチ43を介して割当てる初期制御手段44
とを備えている。
【0044】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、所定時間T1 以上空気調和機の運転がなされたと判
断した場合に、各温度検出手段41,42からの温度を
読込み、メモリ45に格納された正規の温度域と比較
し、各温度検出手段41,42の取付位置を判断すると
ともに、この判断に応じて各温度検出手段41,42を
マイクロコンピュータ47の適合する入力ポート48,
49に各々割当てるものである。
【0045】したがって、温度検出手段41,42の取
付位置を間違えても、自動的に接続状態が変更され、温
度検出手段41,42の取付位置を修正することなく、
空気調和機の正常な運転が行なえる。このため、複数の
温度検出手段41,42を使用する場合に、仮に付け間
違えても、従来のように付け間違いを修正するまで空気
調和機の運転ができないということはなくなる。この結
果、空気調和機の組立作業時に、温度検出手段の付け間
違いへの注意及びその検査を省略することができ、市場
に出荷後に温度検出手段の付け間違いが原因で、温度検
出手段の異常による空気調和機の運転ができないという
クレームも起きない。また、付け間違いを防止するため
に、各々の温度検出手段41,42の形状を変える必要
もなく、部品の標準化を促進できる。
【0046】〈第三実施例〉図3は請求項4の発明の一
実施例である空気調和機の制御装置を示す回路構成図、
図5は請求項4の発明の一実施例である空気調和機の制
御装置の動作を示すフローチャートである。なお、図3
は上記請求項3の発明の実施例と共通であるので、ここ
では図3の詳細な説明は省略する。
【0047】上記第二実施例で示したように、温度検出
手段41,42の取付位置が空気調和機の吐出配管部と
室外熱交換器配管部のように、空気調和機を運転したと
きの温度差が顕著に現われる場所の場合には、通常通り
の運転を行なえば、取付位置が正しいか否かの判断がつ
くが、他の場所に取付けられた温度検出手段の位置を判
別するには、その判別を行なうための専用の試運転を行
なう必要がある。その動作の一例を図5のフローチャー
トの流れに沿って説明する。
【0048】図において、ステップS21で空気調和機
が運転を開始すると、まず、ステップS22で冷房運転
が行なわれ、ステップS23で所定時間経過したか否か
を判断し、所定時間経過した場合には、ステップS24
で全ての温度検出手段の温度データを読込む。この後、
ステップS25で暖房運転が行なわれ、ステップS26
で所定時間経過したか否かを判断し、所定時間経過した
場合には、ステップS27で全ての温度検出手段の温度
データを読込む。そして、ステップS28で各読込デー
タに異常がないか否かを判断する。この判断は、タイマ
46に格納されている各温度検出手段の正規な検出温度
域との比較によって行なう。ステップS28で読込デー
タに異常がある場合は、ステップS29で検出温度異常
により運転を停止する。また、ステップS28で読込デ
ータに異常がない場合は、ステップS30で各温度検出
手段に適正な入力ポートを各々割付け、ステップS31
で試運転を終了した後、ステップS32の通常運転に入
る。こうして、通常運転を行なう前に、短時間だけ冷房
運転と暖房運転の両方の試運転を行ない、その温度差か
ら各温度検出手段の取付位置が正常か否かを判別する。
なお、ここでは先に冷房運転を行ない、その後で暖房運
転を行なったが、逆の順序で試運転を行なってもよい。
【0049】また、この他の動作例を図6のフローチャ
ートの流れに沿って説明する。図6は請求項4の発明の
他の実施例である空気調和機の制御装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【0050】図において、ステップS41からステップ
S52の各動作は、図5のステップS21からステップ
S32に各々対応しており、相違するのは温度検出手段
の取付位置が正しいか否かの判断を行なうための試運転
の内容である。つまり、ステップS42で圧縮機を低い
周波数で運転する動作と、ステップS45で圧縮機を高
い周波数で運転する動作が、図5の動作と相違し、他は
同様の動作である。こうして、通常運転を行なう前に、
短時間だけ小能力運転と大能力運転の両方を試運転とし
て行ない、その温度差から各温度検出手段の取付位置が
正常か否かを判別する。なお、ここでは先に小能力運転
を行ない、その後で大能力運転を行なったが、逆の順序
で試運転を行なってもよい。
【0051】このように、本実施例の空気調和機の制御
装置は、空気調和機の所定の位置に配設された複数の温
度検出手段41,42と、前記空気調和機の運転開始
後、所定時間経過したか否かを判断するタイマ46(運
転時間判断手段)と、前記各温度検出手段41,42の
正規な検出温度域を格納するメモリ45(記憶手段)
と、前記空気調和機を冷房運転と暖房運転、或いは、小
能力運転と大能力運転の試運転状態にし、前記タイマ4
6(運転時間判断手段)によって所定時間以上運転がな
されたと判断した場合に、前記各温度検出手段41,4
2からの温度を読込み、前記メモリ45(記憶手段)に
格納された正規温度域と比較し、前記各温度検出手段4
1,42の取付位置が正しいか否かを判断するととも
に、この判断に応じて前記各温度検出手段41,42を
空気調和制御部であるマイクロコンピュータ47の適合
する入力ポート48,49(入力部)に切換スイッチ4
3を介して各々割当てる初期制御手段44とを備えてい
る。
【0052】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、所定時間以上空気調和機の所定の試運転がなされた
と判断した場合に、各温度検出手段41,42からの温
度を読込み、メモリ45に格納された正規温度域と比較
し、各温度検出手段41,42の取付位置を判断すると
ともに、この判断に応じて各温度検出手段41,42を
マイクロコンピュータ47の適合する入力ポート48,
49に各々割当てるものである。
【0053】したがって、本実施例においても、上記第
二実施例と同様に、温度検出手段41,42の取付位置
を間違えても、自動的に接続状態が変更され、温度検出
手段41,42の取付位置を修正することなく、空気調
和機の正常な運転が行なえる。このため、複数の温度検
出手段41,42を使用する場合に、仮に付け間違えて
も、従来のように、付け間違いを修正するまで空気調和
機の運転ができないということはなくなる。また、付け
間違いを防止するために、各々の温度検出手段41,4
2の形状を変える必要もなく、部品の標準化を促進でき
る。特に、本実施例の空気調和機の制御装置は、空気調
和機を運転したときの温度差が顕著に現われる場所以外
の位置に温度検出手段41,42を取付けた場合に利用
価値がある。
【0054】ところで、上記の第二及び第三実施例で
は、空気調和機を運転する度に、初期制御を行なう場合
について説明したが、もう一つ記憶手段を設けて、一度
行なった判別結果を記憶しておき、二回目以降はその記
憶データに基づいて初期制御なしで、通常運転させるこ
とも可能である。また、上記の第二及び第三実施例で
は、初期制御手段44と切換スイッチ43とマイクロコ
ンピュータ47を各々分けて構成した(図3参照)が、
1つのマイクロコンピュータの中でこれらの動作を行な
うように構成しても、同様の作用効果を奏する。
【0055】〈第四実施例〉図7は請求項5の発明の一
実施例である密閉形圧縮機の制御装置を示す回路構成
図、図8は請求項5の発明の密閉形圧縮機の制御装置に
よる振動検出動作を説明するための波形図である。図
中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。図におい
て、61はインバータ部55の入力電圧を検出する入力
電圧検出回路である。
【0056】図7の構成の密閉形圧縮機の制御装置にお
いては、インバータ部55の入力電圧を検出する入力電
圧検出回路61は、図8に示すように、入力電圧が基準
電圧Vs 以下になると、マイクロコンピュータ58の入
力ポートを“Lo”レベルにする。電動圧縮機56が振
動しているときは、期間Ta のように入力電圧が脈動
し、マイクロコンピュータ58の入力信号は“Lo”レ
ベルの部分が発生する。こうして、インバータ部55の
入力電圧を検出し、この入力電圧の変動状態を判定する
ことにより、電動圧縮機56の振動を検出できる。
【0057】次に、この構成の空気調和機の制御装置の
特徴的な動作を図9のフローチャートを用いて説明す
る。図9は請求項5の発明の一実施例である密閉形圧縮
機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0058】図において、ステップS61で入力電圧の
検出ポートのレベル状態を検出し、ステップS62で
“Lo”レベルの部分が発生しているか否かを判断し、
“Lo”レベルの部分が発生している場合には、ステッ
プS63で電動圧縮機56の運転周波数を1Hz 上昇さ
せる。これは、入力電圧の脈動を検知したマイクロコン
ピュータ58によって周波数指令を1Hz 上昇させる。
そして、ステップS64で所定の時間経過後に、ステッ
プS61に戻り、再び入力電圧の検出ポートのレベル状
態を検出する。周波数変化に対して入力電圧が反応する
までは、所定の時間遅れがあるので、一度周波数を変化
させた後は、少し時間をあけてから、入力電圧の検出ポ
ートのレベル状態を検出する。そして、まだ入力電圧の
脈動を検知したならば、更に周波数を1Hz 上昇させる
動作を繰返す。こうして、入力電圧の脈動がなくなるま
で、周波数を1Hz づつ上昇し、電動圧縮機56の振動
を小さくする。
【0059】このように、本実施例の空気調和機の制御
装置は、電動圧縮機56を可変周波数電力で駆動するイ
ンバータ部55と、前記インバータ部55の入力電圧を
検出する入力電圧検出回路61(電圧検出手段)と、前
記入力電圧が変動したか否かを判定するマイクロコンピ
ュータ58(変動判定手段)と、前記変動判定結果に応
じて、前記電動圧縮機56の運転周波数を1Hz づつ上
昇させるマイクロコンピュータ58(周波数変化手段)
とを備えている。
【0060】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、電動圧縮機56を可変周波数電力で駆動するインバ
ータ部55の入力電圧を検出し、この入力電圧の変動状
態に応じて、電動圧縮機56の運転周波数を変化させる
ものである。したがって、従来の加速センサ59等の特
別な振動検出手段を配設することなく、電動圧縮機56
の振動を検出でき、運転周波数を変えて、振動を小さく
することができる。この結果、比較的簡易で安価な構成
によって、電動圧縮機56の振動を抑制できるので、装
置が安価になり、製造も容易になる。また、従来のよう
に振動検出手段の取付位置によって検出値が大きく変化
するという不具合もなくなり、信頼性の高い振動抑制動
作が可能になる。
【0061】なお、この実施例では、周波数を1Hz づ
つ上昇させる場合について説明したが、必しも、これに
限定されるものではなく、周波数を下降させても同様の
効果を奏する。
【0062】〈第五実施例〉図7は請求項6の発明の一
実施例である密閉形圧縮機の制御装置を示す回路構成
図、図8は請求項6の発明の密閉形圧縮機の制御装置に
よる振動検出動作を説明するための波形図である。な
お、図7及び図8は上記請求項5の発明の実施例と共通
であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0063】上記第四実施例では、入力電圧の脈動がな
くなるまで、周波数を1Hz づつ上昇し、電動圧縮機5
6の振動を抑制する場合について説明したが、出力電圧
を変化させて電動圧縮機56の振動を抑制することも可
能である。その動作の一例を図10のフローチャートの
流れに沿って説明する。図10は請求項6の発明の一実
施例である密閉形圧縮機の制御装置の動作を示すフロー
チャートである。
【0064】図において、ステップS71からステップ
S74の各動作は、図9のステップS61からステップ
S64に各々対応しており、相違するのは電動圧縮機5
6の振動を抑制するための直接的な動作である。つま
り、ステップS73で電動圧縮機56の運転電圧を1V
上昇させる動作が図9とは相違し、他は同様の動作であ
る。こうして、入力電圧の脈動を検知したならば、電動
圧縮機56への出力電圧を1V上昇させる動作を繰返
す。そして、入力電圧の脈動がなくなるまで、運転電圧
を1Vづつ上昇し、電動圧縮機56の振動を抑制する。
【0065】このように、本実施例の空気調和機の制御
装置は、電動圧縮機56を可変周波数電力で駆動するイ
ンバータ部55と、前記インバータ部55の入力電圧を
検出する入力電圧検出回路61(電圧検出手段)と、前
記入力電圧が変動したか否かを判定するマイクロコンピ
ュータ58(変動判定手段)と、前記変動判定結果に応
じて、前記電動圧縮機56の運転周波数を変化させずに
電動圧縮機56への出力電圧を1Vづつ上昇させるマイ
クロコンピュータ58(電圧変化手段)とを備えてい
る。
【0066】即ち、本実施例の空気調和機の制御装置
は、電動圧縮機56を可変周波数電力で駆動するインバ
ータ部55の入力電圧を検出し、この入力電圧の変動状
態に応じて、電動圧縮機56の運転周波数を変化させず
に運転電圧を変化させるものである。
【0067】したがって、従来の加速センサ59等の特
別な振動検出手段を配設することなく、密閉形圧縮機の
振動を検出でき、運転電圧を変えて、振動を小さくする
ことができる。この結果、本実施例においても上記第四
実施例と同様の効果を奏し、比較的簡易で安価な構成に
よって、電動圧縮機56の振動を抑制できるので、装置
が安価になり、製造も容易になるとともに、信頼性の高
い振動抑制動作が可能になる。なお、この実施例では、
運転電圧を1Vづつ上昇させる場合について説明した
が、必しも、これに限定されるものではなく、運転電圧
を下降させても同様の効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
空気調和機の制御装置は、インバータと、補正回路と、
外部メモリと、切換手段とを備え、定格周波数の補正デ
ータを出力する補正回路と、所定の補正データが格納さ
れた外部メモリとを切換えて電動圧縮機を駆動するイン
バータの制御部に接続することにより、機種切換えに応
じた補正データを補正回路または外部メモリから出力で
き、サービス基板を共通化できるので、部品点数が削減
され経済的であり、生産性が向上する。
【0069】請求項2の発明の空気調和機の制御装置
は、インバータと、補正手段と、送受信手段とを備え、
電動圧縮機を駆動するインバータの制御部に定格周波数
の補正データを空気調和運転開始前のイニシャル時だけ
室内外機間のシリアル信号で送受信することにより、前
記インバータの制御部に定格周波数の補正データを出力
する補正手段を室内機と室外機の一方に設ければよいの
で、部品点数が削減され、基板用のスペースを削減でき
る。
【0070】請求項3の発明の空気調和機の制御装置
は、複数の温度検出手段と、運転時間判断手段と、記憶
手段と、初期制御手段とを備え、所定時間以上空気調和
機の運転がなされたと判断した場合に、各温度検出手段
からの温度を読込み、記憶手段に格納された正規温度域
と比較し、各温度検出手段の取付位置を判断するととも
に、この判断に応じて各温度検出手段を空気調和制御部
の適合する入力部に割当てることにより、温度検出手段
を間違えて取付けても取付位置を修正することなく、空
気調和機の正常な運転を行なえるので、複数の温度検出
手段を使用する場合に、仮に付け間違えても空気調和機
の運転ができ、しかも付け間違いを防止するために、各
々の温度検出手段の形状を変える必要もないので、部品
の標準化を促進できる。
【0071】請求項4の発明の空気調和機の制御装置
は、複数の温度検出手段と、運転時間判断手段と、記憶
手段と、初期制御手段とを備え、空気調和機を所定の試
運転状態にし、所定時間以上試運転がなされたと判断し
た場合に、各温度検出手段からの温度を読込み、記憶手
段に格納された正規温度域と比較し、各温度検出手段の
取付位置を判断するとともに、この判断に応じて各温度
検出手段を空気調和制御部の適合する入力部に割当てる
ことにより、温度検出手段を間違えて取付けても取付位
置を修正することなく、空気調和機の正常な運転を行な
えるので、複数の温度検出手段を使用する場合に、仮に
付け間違えても空気調和機の運転ができ、しかも付け間
違いを防止するために、各々の温度検出手段の形状を変
える必要もないので、部品の標準化を促進できる。
【0072】請求項5の発明の空気調和機の制御装置
は、インバータ部と、電圧検出手段と、変動判定手段
と、周波数変化手段とを備え、電動圧縮機を可変周波数
電力で駆動するインバータ部の入力電圧を検出し、この
入力電圧の変動状態に応じて、電動圧縮機の運転周波数
を変化させることにより、特別な振動検出手段を配設す
ることなく、電動圧縮機の振動を検出でき、運転周波数
を変えて振動を小さくできるので、比較的簡易で安価な
構成によって電動圧縮機の振動を抑制でき、製造が容易
になるとともに、信頼性の高い振動抑制動作が可能にな
る。
【0073】請求項6の発明の空気調和機の制御装置
は、インバータ部と、電圧検出手段と、変動判定手段
と、電圧変化手段とを備え、電動圧縮機を可変周波数電
力で駆動するインバータ部の入力電圧を検出し、この入
力電圧の変動状態に応じて、電動圧縮機の運転周波数を
変化させずに運転電圧を変化させることにより、特別な
振動検出手段を配設することなく、電動圧縮機の振動を
検出でき、運転電圧を変えて振動を小さくできるので、
比較的簡易で安価な構成によって電動圧縮機の振動を抑
制でき、製造が容易になるとともに、信頼性の高い振動
抑制動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は請求項1及び請求項2の発明の一実施例
である空気調和機の制御装置を示す回路構成図である。
【図2】図2は請求項1及び請求項2の発明の一実施例
である空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図3は請求項3及び請求項4の発明の一実施例
である空気調和機の制御装置を示す回路構成図である。
【図4】図4は請求項3の発明の一実施例である空気調
和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は請求項4の発明の一実施例である空気調
和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は請求項4の発明の他の実施例である空気
調和機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は請求項5及び請求項6の発明の一実施例
である密閉形圧縮機の制御装置を示す回路構成図であ
る。
【図8】図8は請求項5及び請求項6の発明の密閉形圧
縮機の制御装置による振動検出動作を説明するための波
形図である。
【図9】図9は請求項5の発明の一実施例である密閉形
圧縮機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】図10は請求項6の発明の一実施例である密
閉形圧縮機の制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】図11は従来の空気調和機の制御装置を示す
回路構成図である。
【図12】図12は従来の他の空気調和機の制御装置を
示す回路構成図である。
【図13】図13は従来の更に他の空気調和機の制御装
置を示す回路構成図である。
【図14】図14は従来の密閉形圧縮機の制御装置を示
す回路構成図である。
【符号の説明】
5 インバータ 6 誘導電動機 7 制御部 8,23,47,58 マイクロコンピュータ 13 補正回路 21,22 シリアル信号回路部 24 外部メモリ 25 切換手段 26 信号線 41,42 温度検出手段 43 切換スイッチ 44 初期制御手段 45 メモリ 46 タイマ 48,49 入力ポート 55 インバータ部 56 電動圧縮機 57 駆動部 61 入力電圧検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流をコンバータ部で直流に変換し、そ
    の直流をインバータ部で再度任意周波数の交流に変換し
    て、電動圧縮機を駆動するインバータと、 前記インバータの制御部に定格周波数の補正データを出
    力する補正回路と、 前記インバータの制御部に出力される所定の補正データ
    が格納された外部メモリと、 前記補正回路と外部メモリとを切換えて前記インバータ
    の制御部に接続する切換手段とを具備することを特徴と
    する空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 交流をコンバータ部で直流に変換し、そ
    の直流をインバータ部で再度任意周波数の交流に変換し
    て、電動圧縮機を駆動するインバータと、 前記インバータの制御部に定格周波数の補正データを出
    力する補正手段と、 前記補正データを空気調和運転開始前のイニシャル時だ
    け室内外機間のシリアル信号で送受信する送受信手段と
    を具備することを特徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機の所定の位置に配設された複
    数の温度検出手段と、 前記空気調和機の運転開始後、所定時間経過したことを
    判断する運転時間判断手段と、 前記各温度検出手段の正規な検出温度域を格納する記憶
    手段と、 前記運転時間判断手段によって所定時間以上運転がなさ
    れたと判断した場合に、前記各温度検出手段からの温度
    を読込み、前記記憶手段に格納された正規温度域と比較
    し、前記各温度検出手段の取付位置を判断するととも
    に、この判断に応じて前記各温度検出手段を空気調和制
    御部の適合する入力部に割当てる初期制御手段とを具備
    することを特徴とする空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 空気調和機の所定の位置に配設された複
    数の温度検出手段と、 前記空気調和機の運転開始後、所定時間経過したことを
    判断する運転時間判断手段と、 前記各温度検出手段の正規な検出温度域を格納する記憶
    手段と、 前記空気調和機を所定の試運転状態にし、前記運転時間
    判断手段によって所定時間以上試運転がなされたと判断
    した場合に、前記各温度検出手段からの温度を読込み、
    前記記憶手段に格納された正規温度域と比較し、前記各
    温度検出手段の取付位置を判断するとともに、この判断
    に応じて前記各温度検出手段を空気調和制御部の適合す
    る入力部に割当てる初期制御手段とを具備することを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 電動圧縮機を可変周波数電力で駆動する
    インバータ部と、 前記インバータ部の入力電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記入力電圧の変動状態を判定する変動判定手段と、 前記変動判定結果に応じて、前記電動圧縮機の運転周波
    数を変化させる周波数変化手段とを具備することを特徴
    とする空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 電動圧縮機を可変周波数電力で駆動する
    インバータ部と、 前記インバータ部の入力電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記入力電圧の変動状態を判定する変動判定手段と、 前記変動判定結果に応じて、前記電動圧縮機の運転周波
    数を変化させずに運転電圧を変化させる電圧変化手段と
    を具備することを特徴とする空気調和機の制御装置。
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Cited By (7)

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