JPH05338142A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JPH05338142A JPH05338142A JP17780192A JP17780192A JPH05338142A JP H05338142 A JPH05338142 A JP H05338142A JP 17780192 A JP17780192 A JP 17780192A JP 17780192 A JP17780192 A JP 17780192A JP H05338142 A JPH05338142 A JP H05338142A
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Links
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 印字品質の向上を実現できる。また、応答速
度の早いインクジェットヘッド。 【構成】 複数のノズル8,…,8を備える共通のイン
クタンク6に加熱融解されて液状となったインクを貯留
し、インクを吐出させないときにはノズル8部分でイン
クを固め、インクを吐出させるときにノズル8部分の固
まったインクを加熱して融解させるインクジェットヘッ
ドにおいて、各ノズル8,…,8部を独立して温度制御
する温度制御手段9,…,9を設け、各ノズル8,…,
8毎にそのノズル位置やインク種類あるいは環境温度の
変化に対応させてインク溶融温度を各ノズル8,…,8
での吐出条件に最適な温度に変化させ、全てのノズル
8,…,8が一定のインク量を吐出させる。
度の早いインクジェットヘッド。 【構成】 複数のノズル8,…,8を備える共通のイン
クタンク6に加熱融解されて液状となったインクを貯留
し、インクを吐出させないときにはノズル8部分でイン
クを固め、インクを吐出させるときにノズル8部分の固
まったインクを加熱して融解させるインクジェットヘッ
ドにおいて、各ノズル8,…,8部を独立して温度制御
する温度制御手段9,…,9を設け、各ノズル8,…,
8毎にそのノズル位置やインク種類あるいは環境温度の
変化に対応させてインク溶融温度を各ノズル8,…,8
での吐出条件に最適な温度に変化させ、全てのノズル
8,…,8が一定のインク量を吐出させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱融解性インク(一般
に固形インクとも呼ばれている油性インク)を用いたイ
ンクジェットヘッドに関する。更に詳述すると、本発明
は、複数のノズルを備える共通のインクタンクに加熱融
解されて液状となったインクを貯留し、インクを吐出さ
せないときにはノズル部分でインクを固めインクを吐出
させるときにはノズル部分の固まったインクを加熱して
融解させるインクジェットヘッドのノズル部分の改良に
関する。
に固形インクとも呼ばれている油性インク)を用いたイ
ンクジェットヘッドに関する。更に詳述すると、本発明
は、複数のノズルを備える共通のインクタンクに加熱融
解されて液状となったインクを貯留し、インクを吐出さ
せないときにはノズル部分でインクを固めインクを吐出
させるときにはノズル部分の固まったインクを加熱して
融解させるインクジェットヘッドのノズル部分の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱融解性インクを用いるインクジェット
ヘッドとしては、従来、特公昭62-41112号に開示されて
いるようなマルチノズル記録方式のインクジェットヘッ
ドが挙げられる。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し、所望の文字あるいは画像を記録す
るようにしている。即ち、このインクジェットヘッド
は、共通のインクタンクに貯留された融解状態のインク
を個々のノズル部分で固め、吐出させるときにのみノズ
ル部分の固まったインクを再び加熱融解するようにして
いる。インク104は共有のインクタンク101内では
常時加熱融解されているが、個々のノズル102部分に
おける強制冷却によって固化されノズル102を塞いで
しまう。このマルチノズルヘッドは、圧電素子あるいは
超音波振動子から成る励振素子105によってインクタ
ンク101の壁を圧力励振し、インクタンク101内の
溶融インク104全体に圧力を付与して選択されたノズ
ル102内のインクを吐出させるようにしている。
ヘッドとしては、従来、特公昭62-41112号に開示されて
いるようなマルチノズル記録方式のインクジェットヘッ
ドが挙げられる。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し、所望の文字あるいは画像を記録す
るようにしている。即ち、このインクジェットヘッド
は、共通のインクタンクに貯留された融解状態のインク
を個々のノズル部分で固め、吐出させるときにのみノズ
ル部分の固まったインクを再び加熱融解するようにして
いる。インク104は共有のインクタンク101内では
常時加熱融解されているが、個々のノズル102部分に
おける強制冷却によって固化されノズル102を塞いで
しまう。このマルチノズルヘッドは、圧電素子あるいは
超音波振動子から成る励振素子105によってインクタ
ンク101の壁を圧力励振し、インクタンク101内の
溶融インク104全体に圧力を付与して選択されたノズ
ル102内のインクを吐出させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチノズルのインクジェットヘッドの場合、共通の励
振素子105によって共有のインクタンクからインク吐
出圧力を受けるため、ノズル位置によって吐出圧力が異
なり、ドット形状が僅かに異なるという問題を有してい
る。更に、カラーインクを使用する場合にもインクの種
類により物性が異なるため、同じノズル形状・溶融温度
ではドット形状が異なってしまう問題を有している。ま
た、環境温度の変化によってもインク吐出量が左右され
るためドット形状が不安定となる。このため、従来のマ
ルチノズルのインクジェットヘッドではドット毎に明度
や色濃度が微妙に変化する事態が起こり得る。
マルチノズルのインクジェットヘッドの場合、共通の励
振素子105によって共有のインクタンクからインク吐
出圧力を受けるため、ノズル位置によって吐出圧力が異
なり、ドット形状が僅かに異なるという問題を有してい
る。更に、カラーインクを使用する場合にもインクの種
類により物性が異なるため、同じノズル形状・溶融温度
ではドット形状が異なってしまう問題を有している。ま
た、環境温度の変化によってもインク吐出量が左右され
るためドット形状が不安定となる。このため、従来のマ
ルチノズルのインクジェットヘッドではドット毎に明度
や色濃度が微妙に変化する事態が起こり得る。
【0004】また、従来のインクジェットヘッドにあっ
ては、ノズル102の吐出口周りに設けたペルチエ素子
103によって、全てのノズル吐出口部分を一律に60
℃まで冷却して固める一方、固まったインクを再び10
0℃まで加熱し融解させるように構成されている(融点
80℃の熱融解性インクの場合)。したがって、ノズル
内のインクの全量を強制冷却によって固まった状態から
完全な溶融状態にまでして吐出するには時間がかかる
(即ち、応答速度が遅い)。
ては、ノズル102の吐出口周りに設けたペルチエ素子
103によって、全てのノズル吐出口部分を一律に60
℃まで冷却して固める一方、固まったインクを再び10
0℃まで加熱し融解させるように構成されている(融点
80℃の熱融解性インクの場合)。したがって、ノズル
内のインクの全量を強制冷却によって固まった状態から
完全な溶融状態にまでして吐出するには時間がかかる
(即ち、応答速度が遅い)。
【0005】本発明は、ノズル位置の違いによるドット
形状のばらつき、あるいはインク種類の違いや環境温度
の変化の影響によるドット形状のばらつきを小さくして
安定したインク吐出即ち印字品質の向上を実現できるイ
ンクジェットヘッドを提供することを目的とする。ま
た、本発明は応答速度の早いインクジェットヘッドを提
供することを目的とする
形状のばらつき、あるいはインク種類の違いや環境温度
の変化の影響によるドット形状のばらつきを小さくして
安定したインク吐出即ち印字品質の向上を実現できるイ
ンクジェットヘッドを提供することを目的とする。ま
た、本発明は応答速度の早いインクジェットヘッドを提
供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、複数のノズルを備える共通のインクタン
クに加熱融解されて液状となったインクを貯留し、イン
クを吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイ
ンクを吐出させるときにはノズル部分の固まったインク
を加熱して融解させるインクジェットヘッドにおいて、
各ノズル部を独立して温度制御する温度制御手段を有す
るようにしている。
め、本発明は、複数のノズルを備える共通のインクタン
クに加熱融解されて液状となったインクを貯留し、イン
クを吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイ
ンクを吐出させるときにはノズル部分の固まったインク
を加熱して融解させるインクジェットヘッドにおいて、
各ノズル部を独立して温度制御する温度制御手段を有す
るようにしている。
【0007】また、本発明において、温度制御手段は非
吐出時にも各ノズル毎に独立して温度制御し所定温度に
保温するようにしている。
吐出時にも各ノズル毎に独立して温度制御し所定温度に
保温するようにしている。
【0008】また、本発明において、温度制御手段は発
熱体であり、この発熱体をインク溶融手段および温度検
出手段として兼用するようにしている。
熱体であり、この発熱体をインク溶融手段および温度検
出手段として兼用するようにしている。
【0009】
【作用】したがって、各ノズルの温度制御手段をノズル
位置ごとに独立して制御することによって、各ノズルで
の吐出条件に最適なインク溶融温度でノズル部の固まっ
たインクを溶融する。溶融状態のインクは温度によって
その粘性が変化する。したがって、インク吐出圧力が僅
かに異なっても、インクの溶融温度を変えることによっ
て同じ吐出条件即ち吐出量が得られる。即ち、ノズル位
置に関係なくドット形状が安定する。
位置ごとに独立して制御することによって、各ノズルで
の吐出条件に最適なインク溶融温度でノズル部の固まっ
たインクを溶融する。溶融状態のインクは温度によって
その粘性が変化する。したがって、インク吐出圧力が僅
かに異なっても、インクの溶融温度を変えることによっ
て同じ吐出条件即ち吐出量が得られる。即ち、ノズル位
置に関係なくドット形状が安定する。
【0010】また、温度制御手段として発熱体を用いた
場合、この発熱体の発熱温度と抵抗値との間には一定の
相関関係があるため、抵抗値の変化を測定することによ
って発熱温度を検出することができる。そこで、発熱体
を所定の抵抗値に達するまで通電することによって目的
の温度まで加熱する。
場合、この発熱体の発熱温度と抵抗値との間には一定の
相関関係があるため、抵抗値の変化を測定することによ
って発熱温度を検出することができる。そこで、発熱体
を所定の抵抗値に達するまで通電することによって目的
の温度まで加熱する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0012】図4に本発明のインクジェットヘッドの一
実施例を示す。尚、この実施例のインクジェットヘッド
は複数種のインクを吐出する所謂マルチノズルヘッドで
あるが説明は主に1つのインクジェットヘッドについて
説明する。このインクジェットヘッド1は、インクを貯
留し吐出を制御できる複数のノズルを設けたヘッド2
と、ヘッド2部分を支持して全体を共振によって振動さ
せる振動手段3と、固形インク39sを収容し必要に応
じて溶融するインク導入手段4と、溶融されたインク3
9rを一定量貯留する第1のインクタンク5と、この第
1のインクタンク5とヘッド側の第2のインクタンク6
とを連結するインク供給管7とから主に構成されてい
る。
実施例を示す。尚、この実施例のインクジェットヘッド
は複数種のインクを吐出する所謂マルチノズルヘッドで
あるが説明は主に1つのインクジェットヘッドについて
説明する。このインクジェットヘッド1は、インクを貯
留し吐出を制御できる複数のノズルを設けたヘッド2
と、ヘッド2部分を支持して全体を共振によって振動さ
せる振動手段3と、固形インク39sを収容し必要に応
じて溶融するインク導入手段4と、溶融されたインク3
9rを一定量貯留する第1のインクタンク5と、この第
1のインクタンク5とヘッド側の第2のインクタンク6
とを連結するインク供給管7とから主に構成されてい
る。
【0013】ヘッド2は、図1及び図3に示すように、
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
【0014】ノズル8は吐出口8a側が狭くなるような
テーパー穴で構成され、その周壁面を温度制御手段とし
ての発熱体9によって覆われている。この発熱体9は例
えば公知の薄膜形成技術によって形成されたタングステ
ン等の薄膜から成り、その内側にセラミックなどから成
るノズル基材10との間に断熱材11の層を介在してい
る。各発熱体9には個別電極12が形成され、任意のノ
ズル8の発熱体9だけに通電して加熱させるように設け
られている。電極12はノズル8の穴の周囲をとり囲む
円板形に形成されている。更に、ノズル8の吐出口8a
側には電極GND(共通電極)を兼ねる放熱板14が配
置されている。この放熱板14は発熱体9に生ずる熱を
放射して急速に冷却させるためものである。放熱板14
としては例えば銅などの導電性、熱伝導性の双方に優れ
た材質の使用が好ましい。通常、放熱板14は多数のノ
ズル8,…,8を形成するノズル基板10の全面(ヘッ
ド全面)を覆いノズル吐出口8aの周辺のみを開口して
いる。一般に、インクの吐出力はヘッドの振動における
加速度とノズルの開口面積に依存する。反面、吐出反撥
力はインクの表面張力及びノズル8の形状によって決め
られる。そして、インク吐出力が吐出反撥力を上回った
ときに安定した吐出が得られる。しかるに、インクジェ
ットヘッドに用いるノズル8はおおよそ直径50μm程
度と大変小さな孔であるため、ノズル部分の振動のみで
は安定したインク吐出は難しい。しかし、本実施例では
ノズル8の上に第2のインクタンク6を配置することに
よりノズル8内のインクの慣性と第2のインクタンク6
内のインクの慣性とにより十分な吐出力を得るように設
けられている。しかも、ノズル形状を図1の(B)に示
すように吐出口8aに向かうほど漸次径が小さくなるよ
うなテーパー状に形成してノズル8の上部ほど開口面積
を大きく形成しているため吐出圧が大きくなる。
テーパー穴で構成され、その周壁面を温度制御手段とし
ての発熱体9によって覆われている。この発熱体9は例
えば公知の薄膜形成技術によって形成されたタングステ
ン等の薄膜から成り、その内側にセラミックなどから成
るノズル基材10との間に断熱材11の層を介在してい
る。各発熱体9には個別電極12が形成され、任意のノ
ズル8の発熱体9だけに通電して加熱させるように設け
られている。電極12はノズル8の穴の周囲をとり囲む
円板形に形成されている。更に、ノズル8の吐出口8a
側には電極GND(共通電極)を兼ねる放熱板14が配
置されている。この放熱板14は発熱体9に生ずる熱を
放射して急速に冷却させるためものである。放熱板14
としては例えば銅などの導電性、熱伝導性の双方に優れ
た材質の使用が好ましい。通常、放熱板14は多数のノ
ズル8,…,8を形成するノズル基板10の全面(ヘッ
ド全面)を覆いノズル吐出口8aの周辺のみを開口して
いる。一般に、インクの吐出力はヘッドの振動における
加速度とノズルの開口面積に依存する。反面、吐出反撥
力はインクの表面張力及びノズル8の形状によって決め
られる。そして、インク吐出力が吐出反撥力を上回った
ときに安定した吐出が得られる。しかるに、インクジェ
ットヘッドに用いるノズル8はおおよそ直径50μm程
度と大変小さな孔であるため、ノズル部分の振動のみで
は安定したインク吐出は難しい。しかし、本実施例では
ノズル8の上に第2のインクタンク6を配置することに
よりノズル8内のインクの慣性と第2のインクタンク6
内のインクの慣性とにより十分な吐出力を得るように設
けられている。しかも、ノズル形状を図1の(B)に示
すように吐出口8aに向かうほど漸次径が小さくなるよ
うなテーパー状に形成してノズル8の上部ほど開口面積
を大きく形成しているため吐出圧が大きくなる。
【0015】第2のインクタンク6は、ノズル8と共に
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
【0016】ヘッド2を振動させる振動手段3として
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図4に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図5及び図6に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図5及び図6に示す。
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図4に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図5及び図6に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図5及び図6に示す。
【0017】ヘッド2側の第2インクタンク6に対し基
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給するイ
ンク供給管7としては、例えば銅などの熱伝導性の良い
材質によって構成された逆U字型のパイプが採用されて
いる。このインク供給管7は、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6の蓋部材16に開口されたインク注入口18
内に挿入されている。インク供給管7とインク注入口1
8との間には隙間が形成され、ヘッド2の振動をインク
供給管7が阻害しないように設けられている。インク供
給管7内には例えばフェルトやモルトプレン等の毛細管
現象を起こすあるいはそれを助ける材料19が充填さ
れ、第1のインクタンク5内の溶融状態にあるインク3
9rをヘッド側の第2のインクタンク6内に毛細管現象
を利用して供給するように設けられている。この毛細管
現象を起こすあるいは助けるフェルト19は、少なくと
も第1のインクタンク5内の保液材24と繋げられてい
るが、第2のインクタンク6内の保液材17とは必ずし
も繋げられなくとも良い。むしろ、振動伝達の関係から
言えば、フェルト19と第2のインクタンク6内の保液
材17とは繋げない方が好ましいものであるが、弾力性
に富む材料を使用している場合には繋がっていても特に
振動系に悪影響を与えることがない。
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給するイ
ンク供給管7としては、例えば銅などの熱伝導性の良い
材質によって構成された逆U字型のパイプが採用されて
いる。このインク供給管7は、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6の蓋部材16に開口されたインク注入口18
内に挿入されている。インク供給管7とインク注入口1
8との間には隙間が形成され、ヘッド2の振動をインク
供給管7が阻害しないように設けられている。インク供
給管7内には例えばフェルトやモルトプレン等の毛細管
現象を起こすあるいはそれを助ける材料19が充填さ
れ、第1のインクタンク5内の溶融状態にあるインク3
9rをヘッド側の第2のインクタンク6内に毛細管現象
を利用して供給するように設けられている。この毛細管
現象を起こすあるいは助けるフェルト19は、少なくと
も第1のインクタンク5内の保液材24と繋げられてい
るが、第2のインクタンク6内の保液材17とは必ずし
も繋げられなくとも良い。むしろ、振動伝達の関係から
言えば、フェルト19と第2のインクタンク6内の保液
材17とは繋げない方が好ましいものであるが、弾力性
に富む材料を使用している場合には繋がっていても特に
振動系に悪影響を与えることがない。
【0018】第1のインクタンク5は、支持板15に支
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図4及び図
5に示すように、仕切り壁23によって大小の2つの部
屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の大きな部屋5
aには保液材としてのフェルト24が収容されている。
また、小さな部屋5bにはサーミスタ25が設置され、
貯留するインクの量が減ってインクの外にサーミスタ2
5が露出したときにサーミスタ25の抵抗値が変わるこ
とを利用してインク残量を検出するように設けられてい
る。このサーミスタ25が配置される部屋5bにはフェ
ルト24は収容されておらずインクだけが溜められてい
る。したがって、ヘッド2側の第2のインクタンク6に
インクが供給され第1のインクタンク5内のインクが減
っていくと、サーミスタ25の部屋5bのインクがフェ
ルト24に優先的に吸収されるため、フェルト24に含
まれるインク量が大きく減少する前にその残量変化を示
すことができる。
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図4及び図
5に示すように、仕切り壁23によって大小の2つの部
屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の大きな部屋5
aには保液材としてのフェルト24が収容されている。
また、小さな部屋5bにはサーミスタ25が設置され、
貯留するインクの量が減ってインクの外にサーミスタ2
5が露出したときにサーミスタ25の抵抗値が変わるこ
とを利用してインク残量を検出するように設けられてい
る。このサーミスタ25が配置される部屋5bにはフェ
ルト24は収容されておらずインクだけが溜められてい
る。したがって、ヘッド2側の第2のインクタンク6に
インクが供給され第1のインクタンク5内のインクが減
っていくと、サーミスタ25の部屋5bのインクがフェ
ルト24に優先的に吸収されるため、フェルト24に含
まれるインク量が大きく減少する前にその残量変化を示
すことができる。
【0019】第1のインクタンク5にはインク導入手段
4が連結されている。インク導入手段4は図7に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
4が連結されている。インク導入手段4は図7に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
【0020】各ノズル8の発熱体9はそれぞれノズル駆
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13とこれによって駆動される発熱体9な
どによって構成される温度制御手段は、インク吐出機能
と非動作時のノズル温度制御機能(予熱機能)の2つの
機能を有している。ここで、前記ノズル温度制御機能
は、各ノズル8の発熱体9をある一定温度に保持してお
く機能を指している。このように発熱体9をある一定温
度に予熱しておけば、僅かな加熱で固まったインクを融
解させて吐出することができるので応答性を向上できる
し、環境温度の変化に左右されず安定したインク吐出を
可能とする。
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13とこれによって駆動される発熱体9な
どによって構成される温度制御手段は、インク吐出機能
と非動作時のノズル温度制御機能(予熱機能)の2つの
機能を有している。ここで、前記ノズル温度制御機能
は、各ノズル8の発熱体9をある一定温度に保持してお
く機能を指している。このように発熱体9をある一定温
度に予熱しておけば、僅かな加熱で固まったインクを融
解させて吐出することができるので応答性を向上できる
し、環境温度の変化に左右されず安定したインク吐出を
可能とする。
【0021】更に前記ノズル温度制御機能について図2
の(A)に示す一実施例に基づいて説明する。このノズ
ル温度コントロールは、ノズルコントロール部33とノ
ズルドライバ34と出力コントロール部35と温度検出
部36と比較部37と基準値を出力する基準データ部3
8とから構成されている。これらは、例えばICチップ
13によって形成される。プリンタ本体あるいはコンピ
ュータなどの制御部から出力されたデータ信号はノズル
コントロール部33に入力され、ノズルドライバ34を
駆動し出力コントロール部35に各対応するノズル8の
発熱体9を作動させる出力をコントロールする。この出
力コントロールは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出
して発熱体9の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基
準データ部38で定められた動作時の基準温度値(即ち
固形インクが溶融する温度に基づいて設定された温度)
と比較し、通電を持続するか否かを判断した上その比較
結果に基づいてノズルコントロール部33を動作させた
り、各ノズル位置毎あるいはノズル位置に関係なく定め
られた非動作時の基準温度値(即ち溶融インクが固化す
る温度に基づいて設定された温度)と比較し、通電する
か否かを判断した上その比較結果に基づいてノズルコン
トロール部33を動作させている。発熱体9の発熱温度
と抵抗値との間には相関関係、例えば図2の(B)に示
すような一定の関係を有し、抵抗値を測定することによ
って発熱体9の温度を検出できる。即ち、発熱体9はイ
ンク溶融手段としてばかりでなく、温度検出手段として
も利用される。
の(A)に示す一実施例に基づいて説明する。このノズ
ル温度コントロールは、ノズルコントロール部33とノ
ズルドライバ34と出力コントロール部35と温度検出
部36と比較部37と基準値を出力する基準データ部3
8とから構成されている。これらは、例えばICチップ
13によって形成される。プリンタ本体あるいはコンピ
ュータなどの制御部から出力されたデータ信号はノズル
コントロール部33に入力され、ノズルドライバ34を
駆動し出力コントロール部35に各対応するノズル8の
発熱体9を作動させる出力をコントロールする。この出
力コントロールは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出
して発熱体9の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基
準データ部38で定められた動作時の基準温度値(即ち
固形インクが溶融する温度に基づいて設定された温度)
と比較し、通電を持続するか否かを判断した上その比較
結果に基づいてノズルコントロール部33を動作させた
り、各ノズル位置毎あるいはノズル位置に関係なく定め
られた非動作時の基準温度値(即ち溶融インクが固化す
る温度に基づいて設定された温度)と比較し、通電する
か否かを判断した上その比較結果に基づいてノズルコン
トロール部33を動作させている。発熱体9の発熱温度
と抵抗値との間には相関関係、例えば図2の(B)に示
すような一定の関係を有し、抵抗値を測定することによ
って発熱体9の温度を検出できる。即ち、発熱体9はイ
ンク溶融手段としてばかりでなく、温度検出手段として
も利用される。
【0022】以上のように構成されているので、本発明
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
【0023】まず、ヘッド2に対し振動を与える。これ
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルト19を介してヘッド2側
の第2のインクタンク6に毛細管現象によって供給され
ている。そして、第2のインクタンク6内に貯留された
インク39rは保液材としてのフェルト17によって保
持されたまま全体に同じ加速度が加えられて振動する。
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルト19を介してヘッド2側
の第2のインクタンク6に毛細管現象によって供給され
ている。そして、第2のインクタンク6内に貯留された
インク39rは保液材としてのフェルト17によって保
持されたまま全体に同じ加速度が加えられて振動する。
【0024】そこで、インクを吐出させたいノズル8を
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、温度制御手段たる
発熱体9への通電によって加熱溶融され、慣性力によっ
て吐出される。発熱体9はインクを溶融させる温度例え
ば120℃〜150℃の範囲で、少なくともノズル8の
内周面全域で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが同時に全面で加熱されて溶融し、前
述の振動によって吐出される。ヘッドが図10に示すよ
うに振動しているとすると、振動の加速度が下向きのと
きにインクを溶融すると、振動の加速度方向が上方向へ
変わるときにインクがノズル8より吐出される。そし
て、駆動IC13により印加電圧をオフにすると、ノズ
ル8を形成する発熱体9の熱は放熱板14により発散
し、ノズル吐出口8a付近は急速に冷却されインクが固
化される。即ち、発熱体9を加熱する前の状態になる。
このオフにするタイミングは冷却に要する時間に左右さ
れる。例えば、固化するタイミングを振動の加速度が上
方向のときに完了するようにすると、振動の一周期でイ
ンクの吐出と固化が可能になる。このため、理論上1秒
に周波数回の印字が可能となる。そこで、駆動IC13
に入力される画像データあるいは文字データに基づいて
ノズル8が選択的に発熱されることにより、選択された
ノズル8からのみ溶融インクが吐出される。そして、選
択されなかったノズル8内のインクは自然放熱によって
冷却され固められている。また、インクは、第1のイン
クタンク5内の溶融インクの残量が少なくなると、内蔵
ヒータ28の加熱によってインク筒26内の固形インク
を溶融させて第1のインクタンク5内に自動的に補充さ
れる。
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、温度制御手段たる
発熱体9への通電によって加熱溶融され、慣性力によっ
て吐出される。発熱体9はインクを溶融させる温度例え
ば120℃〜150℃の範囲で、少なくともノズル8の
内周面全域で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが同時に全面で加熱されて溶融し、前
述の振動によって吐出される。ヘッドが図10に示すよ
うに振動しているとすると、振動の加速度が下向きのと
きにインクを溶融すると、振動の加速度方向が上方向へ
変わるときにインクがノズル8より吐出される。そし
て、駆動IC13により印加電圧をオフにすると、ノズ
ル8を形成する発熱体9の熱は放熱板14により発散
し、ノズル吐出口8a付近は急速に冷却されインクが固
化される。即ち、発熱体9を加熱する前の状態になる。
このオフにするタイミングは冷却に要する時間に左右さ
れる。例えば、固化するタイミングを振動の加速度が上
方向のときに完了するようにすると、振動の一周期でイ
ンクの吐出と固化が可能になる。このため、理論上1秒
に周波数回の印字が可能となる。そこで、駆動IC13
に入力される画像データあるいは文字データに基づいて
ノズル8が選択的に発熱されることにより、選択された
ノズル8からのみ溶融インクが吐出される。そして、選
択されなかったノズル8内のインクは自然放熱によって
冷却され固められている。また、インクは、第1のイン
クタンク5内の溶融インクの残量が少なくなると、内蔵
ヒータ28の加熱によってインク筒26内の固形インク
を溶融させて第1のインクタンク5内に自動的に補充さ
れる。
【0025】また、各ノズルは駆動IC13により非動
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の適宜温度まで発熱体9により加熱し、これが
達したら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融
不足によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安
定化する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の
種類等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応
じて設定予熱温度を変えることが好ましい。
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の適宜温度まで発熱体9により加熱し、これが
達したら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融
不足によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安
定化する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の
種類等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応
じて設定予熱温度を変えることが好ましい。
【0026】因みに、ヘッド2の振動数は高くなるほど
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
【0027】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に振動体の振動を利
用して下向きでインクを吐出する場合のヘッドのノズル
構造について説明したが、これに特に限定されるもので
はなく、図11に示すマルチヘッドノズルのように1つ
の励振素子を利用してインクを吐出するノズルあるいは
ノズルの外の吐出口付近に温度制御手段を設けるノズル
構造に適用しても良いし、振動体21を横向きにして横
向きにインクを吐出させるようにしても良い。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に振動体の振動を利
用して下向きでインクを吐出する場合のヘッドのノズル
構造について説明したが、これに特に限定されるもので
はなく、図11に示すマルチヘッドノズルのように1つ
の励振素子を利用してインクを吐出するノズルあるいは
ノズルの外の吐出口付近に温度制御手段を設けるノズル
構造に適用しても良いし、振動体21を横向きにして横
向きにインクを吐出させるようにしても良い。
【0028】また、以上のように構成されたインクジェ
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のインクジェットヘッドは、複数のノズルを備える共通
のインクタンクに加熱融解されて液状となったインクを
貯留し、インクを吐出させないときにはノズル部分でイ
ンクを固めインクを吐出させるときに前記ノズル部分の
固まったインクを加熱して融解させるインクジェットヘ
ッドにおいて、各ノズル部を独立して温度制御する温度
制御手段を有するようにしたので、各ノズル毎にそのノ
ズル位置やインク種類あるいは環境温度の変化に対応さ
せてインク溶融温度を各ノズルでの吐出条件に最適な温
度に変化させることができ、ノズル位置やインク種類、
環境温度に関係なく一定のインク量を吐出させて安定し
たドット形状を得ることができる。
のインクジェットヘッドは、複数のノズルを備える共通
のインクタンクに加熱融解されて液状となったインクを
貯留し、インクを吐出させないときにはノズル部分でイ
ンクを固めインクを吐出させるときに前記ノズル部分の
固まったインクを加熱して融解させるインクジェットヘ
ッドにおいて、各ノズル部を独立して温度制御する温度
制御手段を有するようにしたので、各ノズル毎にそのノ
ズル位置やインク種類あるいは環境温度の変化に対応さ
せてインク溶融温度を各ノズルでの吐出条件に最適な温
度に変化させることができ、ノズル位置やインク種類、
環境温度に関係なく一定のインク量を吐出させて安定し
たドット形状を得ることができる。
【0030】また、本発明において、温度制御手段を非
吐出時にも各ノズル毎に独立して温度制御し所定温度に
保温した場合、インクが固まり尚かつ素早く溶融し得る
温度にノズル内のインクを保持できるので、溶融不足に
よるインク吐出不良を防止し、印字品質を安定化でき
る。
吐出時にも各ノズル毎に独立して温度制御し所定温度に
保温した場合、インクが固まり尚かつ素早く溶融し得る
温度にノズル内のインクを保持できるので、溶融不足に
よるインク吐出不良を防止し、印字品質を安定化でき
る。
【0031】更に、本発明において、温度制御手段は発
熱体であり、この発熱体をインク溶融手段および温度検
出手段として兼用した場合、簡単な構成で容易に温度制
御を実現できる。
熱体であり、この発熱体をインク溶融手段および温度検
出手段として兼用した場合、簡単な構成で容易に温度制
御を実現できる。
【図1】本発明のインクジェットヘッドのノズル部分の
一実施例を示す拡大図で、(A)は平面図、(B)は縦
断面図、(C)は底面図である。
一実施例を示す拡大図で、(A)は平面図、(B)は縦
断面図、(C)は底面図である。
【図2】(A)はノズル温度コントロール部のブロック
図、(B)は発熱体の抵抗値と発熱温度との関係を示す
グラフである。
図、(B)は発熱体の抵抗値と発熱温度との関係を示す
グラフである。
【図3】図1のインクジェットヘッドのノズルの配置例
を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は1つのノズル群の拡大平面図である。
を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は1つのノズル群の拡大平面図である。
【図4】本発明のインク吐出装置の一実施例を示す側面
図である。
図である。
【図5】図4のインク吐出装置の平面図である。
【図6】図4のインク吐出装置の正面図である。
【図7】図4のインク吐出装置のVII-VII 線断面図であ
る。
る。
【図8】図4のインク吐出装置のVIII-VIII 線断面図で
ある。
ある。
【図9】本ヘッドを使用したプリンタの機構図である。
【図10】へッドの振動サイクル図である。
【図11】従来のマルチノズルを示す斜視図である。
1 インクジェットヘッド 2 ヘッド 8 ノズル 9 発熱体 12 電極 14 放熱板
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のノズルを備える共通のインクタン
クに加熱融解されて液状となったインクを貯留し、イン
クを吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイ
ンクを吐出させるときには前記ノズル部分の固まったイ
ンクを加熱して融解させるインクジェットヘッドにおい
て、各ノズル部を独立して温度制御する温度制御手段を
有することを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項2】 前記温度制御手段は非吐出時にも各ノズ
ル毎に独立して温度制御し所定温度に保温することを特
徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 前記温度制御手段は発熱体であり、この
発熱体をインク溶融手段および温度検出手段として兼用
することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェ
ットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780192A JPH05338142A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780192A JPH05338142A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338142A true JPH05338142A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16037332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17780192A Pending JPH05338142A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338142A (ja) |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17780192A patent/JPH05338142A/ja active Pending
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