JPH05338143A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JPH05338143A JPH05338143A JP17780292A JP17780292A JPH05338143A JP H05338143 A JPH05338143 A JP H05338143A JP 17780292 A JP17780292 A JP 17780292A JP 17780292 A JP17780292 A JP 17780292A JP H05338143 A JPH05338143 A JP H05338143A
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- heating element
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Links
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 応答速度が早くかつ安定したインク吐出を得
られるようにする。 【構成】 複数のノズル8,…,8を備え共通のインク
タンク6に加熱融解されて液状となったインクを貯留
し、インクを吐出させないときにはノズル8,…,8部
分でインクを固めインクを吐出させるときにはノズル
8,…,8部分の固まったインクを加熱融解させるイン
クジェットヘッドにおいて、ノズル8,…,8の内周面
全域に温度制御手段9,…,9を形成し、ノズル内周面
全体が同時に加熱され、ノズル8,…,8を塞いでいる
インクの固まりの全体を同じ温度で加熱し溶融させるよ
うにしている。インクは溶融状態に達するまでの時間が
短くかつ均一に溶融される。しかも、ノズル8,…,8
に付加される温度分布が均一で部分的に固まったインク
によるノズルの目詰りがなくなり、一定のインク量が安
定して吐出される。
られるようにする。 【構成】 複数のノズル8,…,8を備え共通のインク
タンク6に加熱融解されて液状となったインクを貯留
し、インクを吐出させないときにはノズル8,…,8部
分でインクを固めインクを吐出させるときにはノズル
8,…,8部分の固まったインクを加熱融解させるイン
クジェットヘッドにおいて、ノズル8,…,8の内周面
全域に温度制御手段9,…,9を形成し、ノズル内周面
全体が同時に加熱され、ノズル8,…,8を塞いでいる
インクの固まりの全体を同じ温度で加熱し溶融させるよ
うにしている。インクは溶融状態に達するまでの時間が
短くかつ均一に溶融される。しかも、ノズル8,…,8
に付加される温度分布が均一で部分的に固まったインク
によるノズルの目詰りがなくなり、一定のインク量が安
定して吐出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱融解性インク(一般
に固形インクとも呼ばれている油性インク)を用いたイ
ンクジェットヘッドに関する。更に詳述すると、本発明
は、複数のノズルを備え共通のインクタンクに加熱融解
されて液状となったインクを貯留し、インクを吐出させ
ないときにはノズル部分でインクを固めインクを吐出さ
せるときにノズル部分の固まったインクを加熱して融解
させるインクジェットヘッドのノズル部分の改良に関す
る。
に固形インクとも呼ばれている油性インク)を用いたイ
ンクジェットヘッドに関する。更に詳述すると、本発明
は、複数のノズルを備え共通のインクタンクに加熱融解
されて液状となったインクを貯留し、インクを吐出させ
ないときにはノズル部分でインクを固めインクを吐出さ
せるときにノズル部分の固まったインクを加熱して融解
させるインクジェットヘッドのノズル部分の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱融解性インクを用いるインクジェット
ヘッドとしては、従来、特公昭62-41112号に開示されて
いるようなマルチノズル記録方式のインクジェットヘッ
ドが挙げられる。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し所望の文字あるいは画像を記録する
ようにしている。即ち、このインクジェットヘッドは、
共通のインクタンクに融解状態のインクを貯める一方個
々のノズル部分でインクを固め、吐出させるときにのみ
ノズル部分の固まったインクを再び加熱融解するように
している。ノズル出口付近をペルチエ素子103,…,
103によって局部的に加熱あるいは冷却することで、
ノズル内を充填するインクの固まりを溶かしたり、溶け
たインクを固化したりするように設けられている。イン
ク104は共有のインクタンク101内では常時加熱融
解されているが、個々のノズル102部分における強制
冷却によって固化されノズル102を塞いでしまう。こ
のマルチノズルヘッドは、圧電素子あるいは超音波振動
子から成る励振素子105によってインクタンク101
の壁を圧力励振し、インクタンク101内の溶融インク
104全体に圧力を付与して選択されたノズル102内
のインクを吐出させるようにしている。
ヘッドとしては、従来、特公昭62-41112号に開示されて
いるようなマルチノズル記録方式のインクジェットヘッ
ドが挙げられる。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し所望の文字あるいは画像を記録する
ようにしている。即ち、このインクジェットヘッドは、
共通のインクタンクに融解状態のインクを貯める一方個
々のノズル部分でインクを固め、吐出させるときにのみ
ノズル部分の固まったインクを再び加熱融解するように
している。ノズル出口付近をペルチエ素子103,…,
103によって局部的に加熱あるいは冷却することで、
ノズル内を充填するインクの固まりを溶かしたり、溶け
たインクを固化したりするように設けられている。イン
ク104は共有のインクタンク101内では常時加熱融
解されているが、個々のノズル102部分における強制
冷却によって固化されノズル102を塞いでしまう。こ
のマルチノズルヘッドは、圧電素子あるいは超音波振動
子から成る励振素子105によってインクタンク101
の壁を圧力励振し、インクタンク101内の溶融インク
104全体に圧力を付与して選択されたノズル102内
のインクを吐出させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このマ
ルチノズルヘッドにあっては、ノズル102の吐出口周
りにペルチエ素子103を固着し、ノズル吐出口部分を
局部的に加熱することによってノズル内部で固まったイ
ンクを融解させるようにしているので、ノズル吐出口表
面から加えられた熱がノズルの奥まで伝わり、ノズル内
のインクの全量を溶融状態にするまでの時間がかかる。
即ち、応答速度が遅くなる。また、このマルチノズルヘ
ッドは、ノズル吐出口表面で局部的に熱を加えるため、
ノズル軸方向に均一な溶融が期待できず、安定した吐出
が得られない。
ルチノズルヘッドにあっては、ノズル102の吐出口周
りにペルチエ素子103を固着し、ノズル吐出口部分を
局部的に加熱することによってノズル内部で固まったイ
ンクを融解させるようにしているので、ノズル吐出口表
面から加えられた熱がノズルの奥まで伝わり、ノズル内
のインクの全量を溶融状態にするまでの時間がかかる。
即ち、応答速度が遅くなる。また、このマルチノズルヘ
ッドは、ノズル吐出口表面で局部的に熱を加えるため、
ノズル軸方向に均一な溶融が期待できず、安定した吐出
が得られない。
【0004】更に、同ヘッドはノズル102の吐出口周
りにペルチエ素子103を配置するため、ノズル間隔が
ペルチエ素子103の大きさに左右されヘッドの小形化
を妨げる。ノズル内のインクの全量を0.5msのオー
ダーで溶融させる熱量を得るに十分な大きさが最低限必
要とされるからである。
りにペルチエ素子103を配置するため、ノズル間隔が
ペルチエ素子103の大きさに左右されヘッドの小形化
を妨げる。ノズル内のインクの全量を0.5msのオー
ダーで溶融させる熱量を得るに十分な大きさが最低限必
要とされるからである。
【0005】本発明は、応答速度が早くかつ安定したイ
ンク吐出が得られるインクジェットヘッドを提供するこ
とを目的とする。
ンク吐出が得られるインクジェットヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、複数のノズルを備え共通のインクタンク
に加熱融解されて液状となったインクを貯留し、インク
を吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイン
クを吐出させるときにはノズル部分の固まったインクを
加熱して融解させるインクジェットヘッドにおいて、ノ
ズルの内周面全域に温度制御手段を形成するようにして
いる。
め、本発明は、複数のノズルを備え共通のインクタンク
に加熱融解されて液状となったインクを貯留し、インク
を吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイン
クを吐出させるときにはノズル部分の固まったインクを
加熱して融解させるインクジェットヘッドにおいて、ノ
ズルの内周面全域に温度制御手段を形成するようにして
いる。
【0007】ここで、温度制御手段は好ましくは発熱体
であり、より好ましくはこの発熱体の層とノズルを形成
する基材との間に断熱材層を設けることである。
であり、より好ましくはこの発熱体の層とノズルを形成
する基材との間に断熱材層を設けることである。
【0008】
【作用】したがって、ノズル内周面全体が同時に加熱さ
れ、ノズルを塞いでいるインクの固まりの全体を同じ温
度で加熱し溶融させる。このため、インクが溶融状態に
達するまでの時間が短くかつ均一に溶融される。
れ、ノズルを塞いでいるインクの固まりの全体を同じ温
度で加熱し溶融させる。このため、インクが溶融状態に
達するまでの時間が短くかつ均一に溶融される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0010】図4に本発明のインクジェットヘッドの一
実施例を示す。尚、この実施例のインクジェットヘッド
は複数種のインクを吐出する所謂マルチノズルヘッドで
あるが説明は主に1つのインクジェットヘッドについて
説明する。このインクジェットヘッド1は、インクを貯
留し吐出を制御できる複数のノズルを設けたヘッド2
と、ヘッド2部分を支持して全体を共振によって振動さ
せる振動手段3と、固形インク39sを収容し必要に応
じて溶融するインク導入手段4と、溶融されたインク3
9rを一定量貯留する第1のインクタンク5と、この第
1のインクタンク5とヘッド側の第2のインクタンク6
とを連結するインク供給管7とから主に構成されてい
る。
実施例を示す。尚、この実施例のインクジェットヘッド
は複数種のインクを吐出する所謂マルチノズルヘッドで
あるが説明は主に1つのインクジェットヘッドについて
説明する。このインクジェットヘッド1は、インクを貯
留し吐出を制御できる複数のノズルを設けたヘッド2
と、ヘッド2部分を支持して全体を共振によって振動さ
せる振動手段3と、固形インク39sを収容し必要に応
じて溶融するインク導入手段4と、溶融されたインク3
9rを一定量貯留する第1のインクタンク5と、この第
1のインクタンク5とヘッド側の第2のインクタンク6
とを連結するインク供給管7とから主に構成されてい
る。
【0011】ヘッド2は、図1及び図3に示すように、
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
【0012】ノズル8は吐出口8a側が狭くなるような
テーパー穴で構成され、その周壁面を温度制御手段たる
発熱体9によって覆われている。この発熱体9は例えば
公知の薄膜形成技術によって形成されたタングステン等
の薄膜から成り、その内側にセラミックなどから成るノ
ズル基材10との間に断熱材11の層を介在している。
断熱材11の介在により、発熱体9の熱がノズル基材1
0側に逃げるのを防いで発熱効率を上げる。各発熱体9
には個別電極12が形成され、任意のノズル8の発熱体
9だけに通電して加熱させるように設けられている。電
極12はノズル8の穴の周囲をとり囲む円板形に形成さ
れている。更に、ノズル8の吐出口8a側には電極GN
D(共通電極)を兼ねる放熱板14が配置されている。
この放熱板14は発熱体9に生ずる熱を放射して急速に
冷却させるためものである。放熱板14としては例えば
銅などの導電性、熱伝導性の双方に優れた材質の使用が
好ましい。通常、放熱板14は多数のノズル8,…,8
を形成するノズル基板10の全面(ヘッド全面)を覆い
ノズル吐出口8aの周辺のみを開口している。一般に、
インクの吐出力はヘッドの振動における加速度とノズル
の開口面積に依存する。反面、吐出反撥力はインクの表
面張力及びノズル8の形状によって決められる。そし
て、インク吐出力が吐出反撥力を上回ったときに安定し
た吐出が得られる。しかるに、インクジェットヘッドに
用いるノズル8はおおよそ直径50μm程度と大変小さ
な孔であるため、ノズル部分の振動のみでは安定したイ
ンク吐出は難しい。しかし、本実施例ではノズル8の上
に第2のインクタンク6を配置することによりノズル8
内のインクの慣性と第2のインクタンク6内のインクの
慣性とにより十分な吐出力を得るように設けられてい
る。しかも、ノズル形状を図1の(B)に示すように吐
出口8aに向かうほど漸次径が小さくなるようなテーパ
ー状に形成してノズル8の上部ほど開口面積を大きく形
成しているため吐出圧が大きくなる。
テーパー穴で構成され、その周壁面を温度制御手段たる
発熱体9によって覆われている。この発熱体9は例えば
公知の薄膜形成技術によって形成されたタングステン等
の薄膜から成り、その内側にセラミックなどから成るノ
ズル基材10との間に断熱材11の層を介在している。
断熱材11の介在により、発熱体9の熱がノズル基材1
0側に逃げるのを防いで発熱効率を上げる。各発熱体9
には個別電極12が形成され、任意のノズル8の発熱体
9だけに通電して加熱させるように設けられている。電
極12はノズル8の穴の周囲をとり囲む円板形に形成さ
れている。更に、ノズル8の吐出口8a側には電極GN
D(共通電極)を兼ねる放熱板14が配置されている。
この放熱板14は発熱体9に生ずる熱を放射して急速に
冷却させるためものである。放熱板14としては例えば
銅などの導電性、熱伝導性の双方に優れた材質の使用が
好ましい。通常、放熱板14は多数のノズル8,…,8
を形成するノズル基板10の全面(ヘッド全面)を覆い
ノズル吐出口8aの周辺のみを開口している。一般に、
インクの吐出力はヘッドの振動における加速度とノズル
の開口面積に依存する。反面、吐出反撥力はインクの表
面張力及びノズル8の形状によって決められる。そし
て、インク吐出力が吐出反撥力を上回ったときに安定し
た吐出が得られる。しかるに、インクジェットヘッドに
用いるノズル8はおおよそ直径50μm程度と大変小さ
な孔であるため、ノズル部分の振動のみでは安定したイ
ンク吐出は難しい。しかし、本実施例ではノズル8の上
に第2のインクタンク6を配置することによりノズル8
内のインクの慣性と第2のインクタンク6内のインクの
慣性とにより十分な吐出力を得るように設けられてい
る。しかも、ノズル形状を図1の(B)に示すように吐
出口8aに向かうほど漸次径が小さくなるようなテーパ
ー状に形成してノズル8の上部ほど開口面積を大きく形
成しているため吐出圧が大きくなる。
【0013】第2のインクタンク6は、ノズル8と共に
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
【0014】ヘッド2を振動させる振動手段3として
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図4に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図5及び図6に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図5及び図6に示す。
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図4に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図5及び図6に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図5及び図6に示す。
【0015】ヘッド2側の第2インクタンク6に対し基
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給するイ
ンク供給管7としては、例えば銅などの熱伝導性の良い
材質によって構成された逆U字型のパイプが採用されて
いる。このインク供給管7は、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6の蓋部材16に開口されたインク注入口18
内に挿入されている。インク供給管7とインク注入口1
8との間には隙間が形成され、ヘッド2の振動をインク
供給管7が阻害しないように設けられている。インク供
給管7内には例えばフェルトやモルトプレン等の毛細管
現象を起こすあるいはそれを助ける材料19が充填さ
れ、第1のインクタンク5内の溶融状態にあるインク3
9rをヘッド側の第2のインクタンク6内に毛細管現象
を利用して供給するように設けられている。この毛細管
現象を起こすあるいは助けるフェルト19は、少なくと
も第1のインクタンク5内の保液材24と繋げられてい
るが、第2のインクタンク6内の保液材17とは必ずし
も繋げられなくとも良い。むしろ、振動伝達の関係から
言えば、フェルト19と第2のインクタンク6内の保液
材17とは繋げない方が好ましいものであるが、弾力性
に富む材料を使用している場合には繋がっていても特に
振動系に悪影響を与えることがない。
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給するイ
ンク供給管7としては、例えば銅などの熱伝導性の良い
材質によって構成された逆U字型のパイプが採用されて
いる。このインク供給管7は、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6の蓋部材16に開口されたインク注入口18
内に挿入されている。インク供給管7とインク注入口1
8との間には隙間が形成され、ヘッド2の振動をインク
供給管7が阻害しないように設けられている。インク供
給管7内には例えばフェルトやモルトプレン等の毛細管
現象を起こすあるいはそれを助ける材料19が充填さ
れ、第1のインクタンク5内の溶融状態にあるインク3
9rをヘッド側の第2のインクタンク6内に毛細管現象
を利用して供給するように設けられている。この毛細管
現象を起こすあるいは助けるフェルト19は、少なくと
も第1のインクタンク5内の保液材24と繋げられてい
るが、第2のインクタンク6内の保液材17とは必ずし
も繋げられなくとも良い。むしろ、振動伝達の関係から
言えば、フェルト19と第2のインクタンク6内の保液
材17とは繋げない方が好ましいものであるが、弾力性
に富む材料を使用している場合には繋がっていても特に
振動系に悪影響を与えることがない。
【0016】第1のインクタンク5は、支持板15に支
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図4及び図
5に示すように、仕切り壁23によって大小の2つの部
屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の大きな部屋5
aには保液材としてのフェルト24が収容されている。
また、小さな部屋5bにはサーミスタ25が設置され、
貯留するインクの量が減ってインクの外にサーミスタ2
5が露出したときにサーミスタ25の抵抗値が変わるこ
とを利用してインク残量を検出するように設けられてい
る。このサーミスタ25が配置される部屋5bにはフェ
ルト24は収容されておらずインクだけが溜められてい
る。したがって、ヘッド2側の第2のインクタンク6に
インクが供給され第1のインクタンク5内のインクが減
っていくと、サーミスタ25の部屋5bのインクがフェ
ルト24に優先的に吸収されるため、フェルト24に含
まれるインク量が大きく減少する前にその残量変化を示
すことができる。尚、この第1のインクタンク5の天井
面には図示していないが貯留するインク39rの溶融状
態を保つためのシート状の発熱体が設けられている。
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図4及び図
5に示すように、仕切り壁23によって大小の2つの部
屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の大きな部屋5
aには保液材としてのフェルト24が収容されている。
また、小さな部屋5bにはサーミスタ25が設置され、
貯留するインクの量が減ってインクの外にサーミスタ2
5が露出したときにサーミスタ25の抵抗値が変わるこ
とを利用してインク残量を検出するように設けられてい
る。このサーミスタ25が配置される部屋5bにはフェ
ルト24は収容されておらずインクだけが溜められてい
る。したがって、ヘッド2側の第2のインクタンク6に
インクが供給され第1のインクタンク5内のインクが減
っていくと、サーミスタ25の部屋5bのインクがフェ
ルト24に優先的に吸収されるため、フェルト24に含
まれるインク量が大きく減少する前にその残量変化を示
すことができる。尚、この第1のインクタンク5の天井
面には図示していないが貯留するインク39rの溶融状
態を保つためのシート状の発熱体が設けられている。
【0017】第1のインクタンク5にはインク導入手段
4が連結されている。インク導入手段4は図7に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
4が連結されている。インク導入手段4は図7に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
【0018】各ノズル8の発熱体9はそれぞれノズル駆
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13とこれによって駆動される発熱体9な
どによって構成される温度制御手段は、インク吐出機能
と非動作時のノズル温度制御機能(予熱機能)の2つの
機能を有している。ここで、前記ノズル温度制御機能
は、各ノズル8の発熱体9をある一定温度に保持してお
く機能を指している。このように発熱体9をある一定温
度に予熱しておけば、僅かな加熱で固まったインクを融
解させて吐出することができるので応答性を向上できる
し、環境温度の変化に左右されず安定したインク吐出を
可能とする。
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13とこれによって駆動される発熱体9な
どによって構成される温度制御手段は、インク吐出機能
と非動作時のノズル温度制御機能(予熱機能)の2つの
機能を有している。ここで、前記ノズル温度制御機能
は、各ノズル8の発熱体9をある一定温度に保持してお
く機能を指している。このように発熱体9をある一定温
度に予熱しておけば、僅かな加熱で固まったインクを融
解させて吐出することができるので応答性を向上できる
し、環境温度の変化に左右されず安定したインク吐出を
可能とする。
【0019】更に前記ノズル温度制御機能について図2
に示す一実施例に基づいて説明する。このノズル温度コ
ントロールは、ノズルコントロール部33とノズルドラ
イバ34と出力コントロール部35と温度検出部36と
比較部37と基準値を出力する基準データ部38とから
構成されている。これらは、例えばICチップ13によ
って形成される。プリンタ本体あるいはコンピュータな
どの制御部から出力されたデータ信号はノズルコントロ
ール部33に入力され、ノズルドライバ34を駆動し出
力コントロール部35に各対応するノズル8の発熱体9
を作動させる出力をコントロールする。この出力コント
ロールは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出して発熱
体9の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基準データ
部38で定められた各ノズル位置毎の動作時の基準温度
値あるいはノズル位置に関係なく定められた動作時の基
準温度値(即ち固形インクが溶融する温度に基づいて設
定された温度)と比較し、通電を持続するか否かを判断
した上その比較結果に基づいてノズルコントロール部3
3を動作させたり、各ノズル位置毎あるいはノズル位置
に関係なく定められた非動作時の基準温度値(即ち溶融
インクが固化する温度に基づいて設定された温度)と比
較し、通電するか否かを判断した上その比較結果に基づ
いてノズルコントロール部33を動作させている。
に示す一実施例に基づいて説明する。このノズル温度コ
ントロールは、ノズルコントロール部33とノズルドラ
イバ34と出力コントロール部35と温度検出部36と
比較部37と基準値を出力する基準データ部38とから
構成されている。これらは、例えばICチップ13によ
って形成される。プリンタ本体あるいはコンピュータな
どの制御部から出力されたデータ信号はノズルコントロ
ール部33に入力され、ノズルドライバ34を駆動し出
力コントロール部35に各対応するノズル8の発熱体9
を作動させる出力をコントロールする。この出力コント
ロールは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出して発熱
体9の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基準データ
部38で定められた各ノズル位置毎の動作時の基準温度
値あるいはノズル位置に関係なく定められた動作時の基
準温度値(即ち固形インクが溶融する温度に基づいて設
定された温度)と比較し、通電を持続するか否かを判断
した上その比較結果に基づいてノズルコントロール部3
3を動作させたり、各ノズル位置毎あるいはノズル位置
に関係なく定められた非動作時の基準温度値(即ち溶融
インクが固化する温度に基づいて設定された温度)と比
較し、通電するか否かを判断した上その比較結果に基づ
いてノズルコントロール部33を動作させている。
【0020】以上のように構成されているので、本発明
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
【0021】まず、ヘッド2に対し振動を与える。これ
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルト19を介してヘッド2側
の第2のインクタンク6に毛細管現象によって供給され
ている。そして、第2のインクタンク6内に貯留された
インク39rは保液材としてのフェルト17によって保
持されたまま全体に同じ加速度が加えられて振動する。
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルト19を介してヘッド2側
の第2のインクタンク6に毛細管現象によって供給され
ている。そして、第2のインクタンク6内に貯留された
インク39rは保液材としてのフェルト17によって保
持されたまま全体に同じ加速度が加えられて振動する。
【0022】そこで、インクを吐出させたいノズル8を
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、温度制御手段たる
発熱体9への通電によって加熱溶融され、慣性力によっ
て吐出される。発熱体9はインクを溶融させる温度例え
ば120℃〜150℃の範囲で、少なくともノズル8の
内周面全域で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが同時に全面で加熱されて溶融し、前
述の振動によって吐出される。ヘッドが図10に示すよ
うに振動しているとすると、振動の加速度が下向きのと
きにインクを溶融すると、振動の加速度方向が上方向へ
変わるときにインクがノズル8より吐出される。そし
て、駆動IC13により印加電圧をオフにすると、ノズ
ル8を形成する発熱体9の熱は放熱板14により発散
し、ノズル吐出口8a付近は急速に冷却されインクが固
化される。即ち、発熱体9を加熱する前の状態になる。
このオフにするタイミングは冷却に要する時間に左右さ
れる。例えば、固化するタイミングを振動の加速度が上
方向のときに完了するようにすると、振動の一周期でイ
ンクの吐出と固化が可能になる。このため、理論上1秒
に周波数回の印字が可能となる。そこで、駆動IC13
に入力される画像データあるいは文字データに基づいて
ノズル8が選択的に発熱されることにより、選択された
ノズル8からのみ溶融インクが吐出される。そして、選
択されなかったノズル8内のインクは自然放熱によって
冷却され固められている。また、インクは、第1のイン
クタンク5内の溶融インクの残量が少なくなると、内蔵
ヒータ28の加熱によってインク筒26内の固形インク
を溶融させて第1のインクタンク5内に自動的に補充さ
れる。
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、温度制御手段たる
発熱体9への通電によって加熱溶融され、慣性力によっ
て吐出される。発熱体9はインクを溶融させる温度例え
ば120℃〜150℃の範囲で、少なくともノズル8の
内周面全域で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが同時に全面で加熱されて溶融し、前
述の振動によって吐出される。ヘッドが図10に示すよ
うに振動しているとすると、振動の加速度が下向きのと
きにインクを溶融すると、振動の加速度方向が上方向へ
変わるときにインクがノズル8より吐出される。そし
て、駆動IC13により印加電圧をオフにすると、ノズ
ル8を形成する発熱体9の熱は放熱板14により発散
し、ノズル吐出口8a付近は急速に冷却されインクが固
化される。即ち、発熱体9を加熱する前の状態になる。
このオフにするタイミングは冷却に要する時間に左右さ
れる。例えば、固化するタイミングを振動の加速度が上
方向のときに完了するようにすると、振動の一周期でイ
ンクの吐出と固化が可能になる。このため、理論上1秒
に周波数回の印字が可能となる。そこで、駆動IC13
に入力される画像データあるいは文字データに基づいて
ノズル8が選択的に発熱されることにより、選択された
ノズル8からのみ溶融インクが吐出される。そして、選
択されなかったノズル8内のインクは自然放熱によって
冷却され固められている。また、インクは、第1のイン
クタンク5内の溶融インクの残量が少なくなると、内蔵
ヒータ28の加熱によってインク筒26内の固形インク
を溶融させて第1のインクタンク5内に自動的に補充さ
れる。
【0023】また、各ノズルは駆動IC13により非動
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の適宜温度まで発熱体9により加熱し、これが
達したら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融
不足によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安
定化する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の
種類等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応
じて設定予熱温度を変えることが好ましい。
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の適宜温度まで発熱体9により加熱し、これが
達したら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融
不足によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安
定化する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の
種類等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応
じて設定予熱温度を変えることが好ましい。
【0024】因みに、ヘッド2の振動数は高くなるほど
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
【0025】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に振動体の振動を利
用して下向きでインクを吐出する場合のヘッドのノズル
について説明したが、これに特に限定されるものではな
く、図11に示すマルチヘッドノズルのように1つの励
振素子を利用してインクを吐出するノズルに適用した
り、振動体を横向きにして横向きにインクを吐出させる
こともできる。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に振動体の振動を利
用して下向きでインクを吐出する場合のヘッドのノズル
について説明したが、これに特に限定されるものではな
く、図11に示すマルチヘッドノズルのように1つの励
振素子を利用してインクを吐出するノズルに適用した
り、振動体を横向きにして横向きにインクを吐出させる
こともできる。
【0026】また、以上のように構成されたインクジェ
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のインクジェットヘッドは、複数のノズルを備え共通の
インクタンクに加熱融解されて液状となったインクを貯
留し、インクを吐出させないときにはノズル部分でイン
クを固めインクを吐出させるときにはノズル部分の固ま
ったインクを加熱融解させるインクジェットヘッドにお
いて、ノズルの内周面全域に温度制御手段を形成するよ
うにしたので、ノズル内周面全体が同時に加熱され、ノ
ズルを塞いでいるインクの固まりの全体を同じ温度で加
熱し溶融させる。このため、インクが溶融状態に達する
までの時間が短くかつ均一に溶融される。しかも、本発
明はノズルに付加される温度分布が均一で固まったイン
クのノズルにおける目詰りがなくなるので、一定のイン
ク量が安定して吐出される。
のインクジェットヘッドは、複数のノズルを備え共通の
インクタンクに加熱融解されて液状となったインクを貯
留し、インクを吐出させないときにはノズル部分でイン
クを固めインクを吐出させるときにはノズル部分の固ま
ったインクを加熱融解させるインクジェットヘッドにお
いて、ノズルの内周面全域に温度制御手段を形成するよ
うにしたので、ノズル内周面全体が同時に加熱され、ノ
ズルを塞いでいるインクの固まりの全体を同じ温度で加
熱し溶融させる。このため、インクが溶融状態に達する
までの時間が短くかつ均一に溶融される。しかも、本発
明はノズルに付加される温度分布が均一で固まったイン
クのノズルにおける目詰りがなくなるので、一定のイン
ク量が安定して吐出される。
【0028】また、本発明において、温度制御手段とし
て発熱体を用い、この発熱体とノズルを形成する基材と
の間に断熱材の層を形成した場合、簡単な構造で発熱効
率を上げ得る。
て発熱体を用い、この発熱体とノズルを形成する基材と
の間に断熱材の層を形成した場合、簡単な構造で発熱効
率を上げ得る。
【0029】更に、本発明は、ノズル内周面に温度制御
手段を設けることから、ノズル間隔は実質的にノズル加
工技術に依存し、ノズル間隔を狭めてヘッドの小型化を
可能とする。
手段を設けることから、ノズル間隔は実質的にノズル加
工技術に依存し、ノズル間隔を狭めてヘッドの小型化を
可能とする。
【図1】本発明のインクジェットヘッドのノズル部分の
一実施例を示す拡大図で、(A)は平面図、(B)は縦
断面図、(C)は底面図である。
一実施例を示す拡大図で、(A)は平面図、(B)は縦
断面図、(C)は底面図である。
【図2】ノズル温度コントロール部のブロック図であ
る。
る。
【図3】図1のインクジェットヘッドのノズルの配置例
を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は1つのノズル群の拡大平面図である。
を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は1つのノズル群の拡大平面図である。
【図4】本発明のインクジェットヘッドの一実施例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図5】図4のインクジェットヘッドの平面図である。
【図6】図4のインクジェットヘッドの正面図である。
【図7】図4のインクジェットヘッドのVII-VII 線断面
図である。
図である。
【図8】図4のインクジェットヘッドのVIII-VIII 線断
面図である。
面図である。
【図9】本ヘッドを使用したプリンタの機構図である。
【図10】へッドの振動サイクル図である。
【図11】従来のマルチノズルを示す斜視図である。
6 第2のインクタンク(共有のインクタンク) 8 ノズル 9 温度制御手段としての発熱体 10 ノズル基材 11 断熱材 12 電極 39r 液状インク
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のノズルを備え共通のインクタンク
に加熱融解されて液状となったインクを貯留し、インク
を吐出させないときにはノズル部分でインクを固めイン
クを吐出させるときには前記ノズル部分の固まったイン
クを加熱して融解させるインクジェットヘッドにおい
て、前記ノズルの内周面全域に温度制御手段を形成した
ことを特徴とするインクジェットヘッド。 - 【請求項2】 前記温度制御手段は発熱体であり、この
発熱体の層と前記ノズルを形成する基材との間に断熱材
層を設けたことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
ットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780292A JPH05338143A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780292A JPH05338143A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338143A true JPH05338143A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16037349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17780292A Pending JPH05338143A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338143A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100449720B1 (ko) * | 2002-04-02 | 2004-09-22 | 삼성전자주식회사 | 잉크 젯 프린트 헤드 |
| DE10353112B4 (de) * | 2003-11-12 | 2006-12-28 | Metec Ingenieur-Ag | Druckkopf und dessen Verwendung |
| KR100668295B1 (ko) * | 2001-01-19 | 2007-01-12 | 삼성전자주식회사 | 반구형 잉크 챔버를 가진 잉크 젯 프린트 헤드 및 soi웨이퍼를 이용한 그 제조 방법 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17780292A patent/JPH05338143A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100668295B1 (ko) * | 2001-01-19 | 2007-01-12 | 삼성전자주식회사 | 반구형 잉크 챔버를 가진 잉크 젯 프린트 헤드 및 soi웨이퍼를 이용한 그 제조 방법 |
| KR100449720B1 (ko) * | 2002-04-02 | 2004-09-22 | 삼성전자주식회사 | 잉크 젯 프린트 헤드 |
| DE10353112B4 (de) * | 2003-11-12 | 2006-12-28 | Metec Ingenieur-Ag | Druckkopf und dessen Verwendung |
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