JPH05338193A - インク供給装置 - Google Patents
インク供給装置Info
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- JPH05338193A JPH05338193A JP17780092A JP17780092A JPH05338193A JP H05338193 A JPH05338193 A JP H05338193A JP 17780092 A JP17780092 A JP 17780092A JP 17780092 A JP17780092 A JP 17780092A JP H05338193 A JPH05338193 A JP H05338193A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡潔な構造で2つのインクタンクを互いに拘
束することなく流体的に連通させ、安定したインクの供
給とインク吐出効果を得る。 【構成】 固定的な第1のインクタンク5と振動体3に
ヘッド2と共に搭載される第2のインクタンク6とを、
第1のインクタンク5に一端を固定し第2のインクタン
ク6に隙間18を開けて他端側を振動方向に嵌合させた
細径のパイプ7の毛細管現象によって流体的に連結し、
振動手段3等の振動を拘束することなくこれに搭載され
た第2のインクタンク6内に液状インク39rを定量的
に補給し、インクの量を常に一定に保つようにしてい
る。しかも、振動側のインクタンク6内には必要量のイ
ンクだけがインク使用量に応じて補充され、かつこれが
保液材17によって保持され、保液材17が液状のイン
クの自由動を制限し、振動時にインクが飛び出たりあふ
れ出ることがないようにしている。
束することなく流体的に連通させ、安定したインクの供
給とインク吐出効果を得る。 【構成】 固定的な第1のインクタンク5と振動体3に
ヘッド2と共に搭載される第2のインクタンク6とを、
第1のインクタンク5に一端を固定し第2のインクタン
ク6に隙間18を開けて他端側を振動方向に嵌合させた
細径のパイプ7の毛細管現象によって流体的に連結し、
振動手段3等の振動を拘束することなくこれに搭載され
た第2のインクタンク6内に液状インク39rを定量的
に補給し、インクの量を常に一定に保つようにしてい
る。しかも、振動側のインクタンク6内には必要量のイ
ンクだけがインク使用量に応じて補充され、かつこれが
保液材17によって保持され、保液材17が液状のイン
クの自由動を制限し、振動時にインクが飛び出たりあふ
れ出ることがないようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱融解性インク(一般
に固形インクとも呼ばれている油性インク)あるいは水
性インクを吐出させて印字または画像記録を行う装置に
液状の当該インクを供給する装置に関する。更に詳述す
ると、本発明は、固定物体と振動物体との間で液状のイ
ンクを定量的に供給するインク供給装置に関する。
に固形インクとも呼ばれている油性インク)あるいは水
性インクを吐出させて印字または画像記録を行う装置に
液状の当該インクを供給する装置に関する。更に詳述す
ると、本発明は、固定物体と振動物体との間で液状のイ
ンクを定量的に供給するインク供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱融解性インクを用いる従来のインクジ
ェットヘッドは、一般にピエゾ素子を用いて溶融状態に
あるインクをノズルから吐出させるようにしている。し
かし、各ノズル毎にピエゾ素子を配置するとヘッドの小
型化ができないという問題を有している。
ェットヘッドは、一般にピエゾ素子を用いて溶融状態に
あるインクをノズルから吐出させるようにしている。し
かし、各ノズル毎にピエゾ素子を配置するとヘッドの小
型化ができないという問題を有している。
【0003】そこで、これを解決するものとして1つの
大型共有インクタンクと1つの駆動素子・励振素子とで
多数のノズルからインクを吐出させるマルチノズル方式
のインクジェットヘッドが提案されている(特公昭62-4
1112号に開示)。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し所望の文字あるいは画像を記録する
ようにしている。即ち、このインクジェットヘッドは、
共通のインクタンクに融解状態のインクを貯める一方個
々のノズル部分でインクを固め、吐出させるときにのみ
ノズル部分の固まったインクを再び加熱融解するように
している。インク104は共有のインクタンク101内
では常時加熱融解されているが、個々のノズル102部
分における強制冷却によって固化されノズル102を塞
いでしまう。そして、圧電素子あるいは超音波振動子か
ら成る励振素子105によってインクタンク101の壁
を撓ませてインクタンク101内の溶融インク104を
介して選択されたノズル102内のインクを吐出させる
ようにしている。
大型共有インクタンクと1つの駆動素子・励振素子とで
多数のノズルからインクを吐出させるマルチノズル方式
のインクジェットヘッドが提案されている(特公昭62-4
1112号に開示)。このマルチノズルインクジェット方法
は、図11に示すように、共有のインクタンク101に
複数のノズル102を開口すると共に各ノズル102に
冷却及び加熱手段としてのペルチエ素子103,…,1
03を設け、選択的にペルチエ素子103,…,103
でノズル102を加熱あるいは冷却してインクを吐出さ
せるノズルを選択し所望の文字あるいは画像を記録する
ようにしている。即ち、このインクジェットヘッドは、
共通のインクタンクに融解状態のインクを貯める一方個
々のノズル部分でインクを固め、吐出させるときにのみ
ノズル部分の固まったインクを再び加熱融解するように
している。インク104は共有のインクタンク101内
では常時加熱融解されているが、個々のノズル102部
分における強制冷却によって固化されノズル102を塞
いでしまう。そして、圧電素子あるいは超音波振動子か
ら成る励振素子105によってインクタンク101の壁
を撓ませてインクタンク101内の溶融インク104を
介して選択されたノズル102内のインクを吐出させる
ようにしている。
【0004】しかし、このマルチノズルインクジェット
ヘッドも、ピエゾ素子などによる微小な変位を利用して
インクをノズルから吐出させる技術の応用であって、ノ
ズル位置によって均一の吐出圧力が得られないという問
題を含んでいる。
ヘッドも、ピエゾ素子などによる微小な変位を利用して
インクをノズルから吐出させる技術の応用であって、ノ
ズル位置によって均一の吐出圧力が得られないという問
題を含んでいる。
【0005】そこで、本発明者等はマルチノズルヘッド
全体を振動手段に搭載し、共有のインクタンクとこれに
それぞれ連通する複数のインク吐出ノズルとを全体に振
動させ、選択されたノズル部分の発熱体の発熱によって
ノズル内部のインクを溶融してからインクの慣性力によ
って吐出させるインクジェットヘッドを考えた。
全体を振動手段に搭載し、共有のインクタンクとこれに
それぞれ連通する複数のインク吐出ノズルとを全体に振
動させ、選択されたノズル部分の発熱体の発熱によって
ノズル内部のインクを溶融してからインクの慣性力によ
って吐出させるインクジェットヘッドを考えた。
【0006】一方、熱融解性インクを用いたインクジェ
ットヘッドでは、従来、大容量のインクタンクを設け、
これに最初から固形インクの全量を溶かして貯留する構
造のものが一般的である。また、水性インクの場合に
は、ピエゾ素子を各々備えた個々のノズルと共通インク
タンクとをパイプで連結し、ポンプや毛細管現象などを
利用して供給するようにしている。
ットヘッドでは、従来、大容量のインクタンクを設け、
これに最初から固形インクの全量を溶かして貯留する構
造のものが一般的である。また、水性インクの場合に
は、ピエゾ素子を各々備えた個々のノズルと共通インク
タンクとをパイプで連結し、ポンプや毛細管現象などを
利用して供給するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インク貯蔵構造によると、大容量のインクタンクを必要
とするため、インクタンクを含めてヘッド全体を振動さ
せる構造には適用が難しい。そこで、インクタンクを最
低限の容量にし、これにインクを必要に応じて補給する
ことを考えた。しかし、従来の構造のインクジェットヘ
ッド構造では、インクタンクとノズルとはパイプで連結
されて毛細管現象でインク供給が行われているのでイン
ク溢れを起こす箇所がないが、本発明者等が考えたイン
クジェットヘッド構造のようなものでは振動側に設置さ
れるインクタンクと固定側に設置されるインクタンクと
をパイプのようなもので連結すると振動が減衰したり不
均一なものとなるため印字品位に影響を与えてしまう。
そこで、振動側のインクタンクの動きを制約せずに定量
的に液状インクを供給する装置、即ち振動側のインクタ
ンクと固定側のインクタンクとを機械的に互いに拘束し
ないで流体的には連結するインク供給構造が望まれる。
インク貯蔵構造によると、大容量のインクタンクを必要
とするため、インクタンクを含めてヘッド全体を振動さ
せる構造には適用が難しい。そこで、インクタンクを最
低限の容量にし、これにインクを必要に応じて補給する
ことを考えた。しかし、従来の構造のインクジェットヘ
ッド構造では、インクタンクとノズルとはパイプで連結
されて毛細管現象でインク供給が行われているのでイン
ク溢れを起こす箇所がないが、本発明者等が考えたイン
クジェットヘッド構造のようなものでは振動側に設置さ
れるインクタンクと固定側に設置されるインクタンクと
をパイプのようなもので連結すると振動が減衰したり不
均一なものとなるため印字品位に影響を与えてしまう。
そこで、振動側のインクタンクの動きを制約せずに定量
的に液状インクを供給する装置、即ち振動側のインクタ
ンクと固定側のインクタンクとを機械的に互いに拘束し
ないで流体的には連結するインク供給構造が望まれる。
【0008】本発明は、かかる要望に応えるもので、簡
潔な構造で2つのインクタンクを互いに拘束することな
く流体的に連通させ、安定したインクの供給とインク吐
出効果を得るインク供給装置を提供することを目的とす
る。
潔な構造で2つのインクタンクを互いに拘束することな
く流体的に連通させ、安定したインクの供給とインク吐
出効果を得るインク供給装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、共有のインクタンクにそれぞれ連通する
インク吐出口を有する複数のインク吐出ノズルと、イン
クタンク及びノズル全体を振動させる振動手段と、各ノ
ズルに発熱体を設け、該発熱体の発熱によってノズル内
部のインクを溶融しインクの慣性力によって吐出するイ
ンクジェットヘッドにおいて、固定的な第1のインクタ
ンクと、前記振動手段に搭載され前記ノズルへ直接イン
クを供給する第2のインクタンクとを有し、前記第1の
インクタンクに一端を固定した細径のパイプの他端側を
前記第2のインクタンクに隙間を開けて前記振動方向に
嵌合させ、前記細径パイプの毛細管現象によって流体的
に前記第1のインクタンクと第2のインクタンクとを連
結するようにしている。
め、本発明は、共有のインクタンクにそれぞれ連通する
インク吐出口を有する複数のインク吐出ノズルと、イン
クタンク及びノズル全体を振動させる振動手段と、各ノ
ズルに発熱体を設け、該発熱体の発熱によってノズル内
部のインクを溶融しインクの慣性力によって吐出するイ
ンクジェットヘッドにおいて、固定的な第1のインクタ
ンクと、前記振動手段に搭載され前記ノズルへ直接イン
クを供給する第2のインクタンクとを有し、前記第1の
インクタンクに一端を固定した細径のパイプの他端側を
前記第2のインクタンクに隙間を開けて前記振動方向に
嵌合させ、前記細径パイプの毛細管現象によって流体的
に前記第1のインクタンクと第2のインクタンクとを連
結するようにしている。
【0010】また、本発明のインク供給装置において、
第1のインクタンクと、第2のインクタンク及びパイプ
の内部にそれぞれ保液材を配置したことを特徴とする。
第1のインクタンクと、第2のインクタンク及びパイプ
の内部にそれぞれ保液材を配置したことを特徴とする。
【0011】また、本発明のインク供給装置において、
パイプの頂部付近に穴あるいはスリットを設けたことを
特徴とする。
パイプの頂部付近に穴あるいはスリットを設けたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】したがって、固定側の第1のインクタンク内の
液状のインクはパイプの毛細管現象によって振動側の第
2のインクタンクに供給される。このとき、パイプは固
定側インクタンクに固定されているが、振動側のインク
タンクには固定されていないので振動側の動きを制約す
ることがなく良質の振動が得られる。そして、振動側の
第2のインクタンク内のインク量の減少に伴って、第1
のインクタンク内から液状インクが毛細管現象によって
補給される。
液状のインクはパイプの毛細管現象によって振動側の第
2のインクタンクに供給される。このとき、パイプは固
定側インクタンクに固定されているが、振動側のインク
タンクには固定されていないので振動側の動きを制約す
ることがなく良質の振動が得られる。そして、振動側の
第2のインクタンク内のインク量の減少に伴って、第1
のインクタンク内から液状インクが毛細管現象によって
補給される。
【0013】また、第1及び第2のインクタンクとパイ
プとにそれぞれ保液材が充填されている場合、第1のイ
ンクタンク内の液状のインクは同タンク内の保液材と繋
がるパイプ内の保液材を経て第2のインクタンク内に確
実に毛細管現象によって供給される。
プとにそれぞれ保液材が充填されている場合、第1のイ
ンクタンク内の液状のインクは同タンク内の保液材と繋
がるパイプ内の保液材を経て第2のインクタンク内に確
実に毛細管現象によって供給される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0015】図1に本発明のインク供給装置の一実施例
を適用したインクジェットヘッドを示す。尚、この実施
例のインクジェットヘッドは複数種のインクを吐出する
所謂マルチノズルヘッドであるが説明は主に1つのイン
クジェットヘッドについて説明する。このインクジェッ
トヘッド1は、インクを貯留し吐出を制御できる複数の
ノズルを設けたヘッド2と、ヘッド2部分を支持して全
体を共振によって振動させる振動手段3と、固形インク
39sを収容し必要に応じて溶融するインク導入手段4
と、溶融されたインク39rを一定量貯留する第1のイ
ンクタンク5と、この第1のインクタンク5とヘッド側
の第2のインクタンク6とを連結するインク供給管7と
から主に構成されている。
を適用したインクジェットヘッドを示す。尚、この実施
例のインクジェットヘッドは複数種のインクを吐出する
所謂マルチノズルヘッドであるが説明は主に1つのイン
クジェットヘッドについて説明する。このインクジェッ
トヘッド1は、インクを貯留し吐出を制御できる複数の
ノズルを設けたヘッド2と、ヘッド2部分を支持して全
体を共振によって振動させる振動手段3と、固形インク
39sを収容し必要に応じて溶融するインク導入手段4
と、溶融されたインク39rを一定量貯留する第1のイ
ンクタンク5と、この第1のインクタンク5とヘッド側
の第2のインクタンク6とを連結するインク供給管7と
から主に構成されている。
【0016】ヘッド2は、図7及び図6に示すように、
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
第2のインクタンク6の底部に複数のインク吐出ノズル
例えば本実施例の場合48個のノズル8,8,…,8を
1組とし、4組がそれぞれ6個を一列として千鳥状に8
列ずつ配置されている。4種類のインクを吐出しようと
する本実施例のインクジェットヘッド1では4組のノズ
ル群を配置しているが1組のノズル群を最少単位として
実施されることはいうまでもない。ノズル8の上方には
溶融状態のインク39rを貯留する第2のインクタンク
6が配置されている。
【0017】ノズル8は吐出口8a側が狭くなるような
テーパー穴で構成され、その周壁面を発熱体9によって
覆われている。この発熱体9は例えば公知の薄膜形成技
術によって形成されたタングステン等の薄膜から成り、
その内側にセラミックなどから成るノズル基材10との
間に断熱材11の層を介在している。各発熱体9には個
別電極12が形成され、任意のノズル8の発熱体9だけ
に通電して加熱させるように設けられている。電極12
はノズル8の穴の周囲をとり囲む円板形に形成されてい
る。更に、ノズル8の吐出口8a側には電極GND(共
通電極)を兼ねる放熱板14が配置されている。この放
熱板14は発熱体9に生ずる熱を放射して急速に冷却さ
せるためものである。放熱板14としては例えば銅など
の導電性、熱伝導性の双方に優れた材質の使用が好まし
い。通常、放熱板14は多数のノズル8,…,8を形成
するノズル基板10の全面(ヘッド全面)を覆いノズル
吐出口8aの周辺のみを開口している。一般に、インク
の吐出力はヘッドの振動における加速度とノズルの開口
面積に依存する。反面、吐出反撥力はインクの表面張力
及びノズル8の形状によって決められる。そして、イン
ク吐出力が吐出反撥力を上回ったときに安定した吐出が
得られる。しかるに、インクジェットヘッドに用いるノ
ズル8はおおよそ直径50μm程度と大変小さな孔であ
るため、ノズル部分の振動のみでは安定したインク吐出
は難しい。しかし、本実施例ではノズル8の上に第2の
インクタンク6を配置することによりノズル8内のイン
クの慣性と第2のインクタンク6内のインクの慣性とに
より十分な吐出力を得るように設けられている。しか
も、ノズル形状を図7の(B)に示すように吐出口8a
に向かうほど漸次径が小さくなるようなテーパー状に形
成してノズル8の上部ほど開口面積を大きく形成してい
るため吐出圧が大きくなる。
テーパー穴で構成され、その周壁面を発熱体9によって
覆われている。この発熱体9は例えば公知の薄膜形成技
術によって形成されたタングステン等の薄膜から成り、
その内側にセラミックなどから成るノズル基材10との
間に断熱材11の層を介在している。各発熱体9には個
別電極12が形成され、任意のノズル8の発熱体9だけ
に通電して加熱させるように設けられている。電極12
はノズル8の穴の周囲をとり囲む円板形に形成されてい
る。更に、ノズル8の吐出口8a側には電極GND(共
通電極)を兼ねる放熱板14が配置されている。この放
熱板14は発熱体9に生ずる熱を放射して急速に冷却さ
せるためものである。放熱板14としては例えば銅など
の導電性、熱伝導性の双方に優れた材質の使用が好まし
い。通常、放熱板14は多数のノズル8,…,8を形成
するノズル基板10の全面(ヘッド全面)を覆いノズル
吐出口8aの周辺のみを開口している。一般に、インク
の吐出力はヘッドの振動における加速度とノズルの開口
面積に依存する。反面、吐出反撥力はインクの表面張力
及びノズル8の形状によって決められる。そして、イン
ク吐出力が吐出反撥力を上回ったときに安定した吐出が
得られる。しかるに、インクジェットヘッドに用いるノ
ズル8はおおよそ直径50μm程度と大変小さな孔であ
るため、ノズル部分の振動のみでは安定したインク吐出
は難しい。しかし、本実施例ではノズル8の上に第2の
インクタンク6を配置することによりノズル8内のイン
クの慣性と第2のインクタンク6内のインクの慣性とに
より十分な吐出力を得るように設けられている。しか
も、ノズル形状を図7の(B)に示すように吐出口8a
に向かうほど漸次径が小さくなるようなテーパー状に形
成してノズル8の上部ほど開口面積を大きく形成してい
るため吐出圧が大きくなる。
【0018】第2のインクタンク6は、ノズル8と共に
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
ヘッド2を構成するもので、振動手段3によってノズル
8と共に振動する。また、第2のインクタンク6を塞ぐ
蓋部材16には、図示していないが発熱体が設置され、
第2のインクタンク6内のインク39rを一定温度に保
ち固まらないように配慮されている。第2のインクタン
ク6内にはインク39rを保持する保液材17が収容さ
れている。この保液材17は溶融状態にあるインクの自
由運動を抑制して振動による飛び出しを防止すると共に
ノズルの目詰りの原因となる異物を除くフィルターとし
ても機能するものである。これによって、ヘッド2が共
振によって振動しても必要な量のインクだけがノズル8
側に供給され吐出される。保液材17としては特に限定
されるものではないが、フェルトやモルトプレンなどの
使用が好ましい。
【0019】ヘッド2を振動させる振動手段3として
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図1に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図3及び図4に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図3及び図4に示す。
は、特に限定されるものではないが本実施例の場合、共
振作用を利用した音叉のような振動手段が採用されてい
る。例えば、図1に示すように、振動発生用コイル・電
磁石29を先端に備えた第1の振動体20とこれと対向
する第2の振動体21とをその基端部において固定部材
22に連結固定し、電磁石29の作動によって第1の振
動体20と第2の振動体21とが吸引し合い、またこれ
を解除することによってその弾発力で離れ合うことによ
って互いに共振する。第2の振動体21の先端にはヘッ
ド2が搭載されており、第1の振動体20と第2の振動
体21の質量がほぼ等しくなるように設計されている。
第1の振動体20及び第2の振動体21ではこれらの重
心位置を調整するための重心調整手段30が設けられて
いる。この重心調整手段30は、本実施例の場合、第1
及び第2の振動体20,21に固着されたブラケット3
1と、該ブラケット31に対しねじ結合されたスクリュ
ー32とから構成されている。したがって、スクリュー
32のねじ込み量を調整することによって重心位置を容
易に調整し得る。この重心調整手段30は、本実施例の
場合、図3及び図4に示すように4組のノズル群を形成
したヘッド2を搭載した振動体20,21の両端に設け
られている。また、共振作用を誘起する電磁石29は振
動体20,21の中心よりもやや外側の均等な位置に配
置されている。この状態を図3及び図4に示す。
【0020】ヘッド2側の第2インクタンク6に対し基
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給する細
径のパイプから成るインク供給管7としては、例えば銅
などの熱伝導性の良い材質によって構成された逆U字型
のパイプが採用されている。そして、第1のインクタン
ク5のインクの溶融温度を第2のインクタンク6でのイ
ンク溶融温度よりも高い温度に維持し、この温度差と第
1のインクタンク5からの熱伝導によりインク供給管7
が冷えて第2のインクタンク6にインクが移動する途中
で固まらないように設けられている。このインク供給管
7は、ヘッド2側の第2のインクタンク6の蓋部材16
に開口されたインク注入口18内に挿入されている。イ
ンク供給管7とインク注入口18との間には隙間が形成
され、ヘッド2の振動をインク供給管7が阻害しないよ
うに設けられている。更に、インク供給管7内には例え
ばフェルトやモルトプレン等の毛細管現象を起こすある
いはそれを助ける材料(以下これを保液材あるいは単に
フェルトと呼ぶ)19が充填され、第1のインクタンク
5内の溶融状態にあるインク39rをヘッド側の第2の
インクタンク6内に毛細管現象を利用して確実に供給す
るように設けられている。この毛細管現象を起こすある
いは助ける保液材19は、少なくとも第1のインクタン
ク5内の保液材24繋げられているが、第2のインクタ
ンク6内の保液材17とは必ずしも繋げられなくとも良
い。むしろ振動伝達の関係から言えば、保液材19と第
2のインクタンク6内の保液材17とは繋がらない方が
好ましいのであるが、弾力性に富む材料を使用している
場合には繋がっていても特に振動系に悪影響を与えるこ
とがない。また、インク供給管7の頂部近傍にはこの部
分に溜まる空気を抜くための穴あるいはスリット50が
あけられている。これによって、空気溜りがなくなりイ
ンク供給管7内を充填する液状インクによってサイホン
が実質的に形成され、より確実に第1インクタンク5と
第2インクタンク6との液面高さの一致を可能となる。
尚、この穴あるいはスリット50は、液状インクの表面
張力によって実質的に塞がれ、漏洩することのない程度
の大きさである。
端側の第1のインクタンク5側からインクを供給する細
径のパイプから成るインク供給管7としては、例えば銅
などの熱伝導性の良い材質によって構成された逆U字型
のパイプが採用されている。そして、第1のインクタン
ク5のインクの溶融温度を第2のインクタンク6でのイ
ンク溶融温度よりも高い温度に維持し、この温度差と第
1のインクタンク5からの熱伝導によりインク供給管7
が冷えて第2のインクタンク6にインクが移動する途中
で固まらないように設けられている。このインク供給管
7は、ヘッド2側の第2のインクタンク6の蓋部材16
に開口されたインク注入口18内に挿入されている。イ
ンク供給管7とインク注入口18との間には隙間が形成
され、ヘッド2の振動をインク供給管7が阻害しないよ
うに設けられている。更に、インク供給管7内には例え
ばフェルトやモルトプレン等の毛細管現象を起こすある
いはそれを助ける材料(以下これを保液材あるいは単に
フェルトと呼ぶ)19が充填され、第1のインクタンク
5内の溶融状態にあるインク39rをヘッド側の第2の
インクタンク6内に毛細管現象を利用して確実に供給す
るように設けられている。この毛細管現象を起こすある
いは助ける保液材19は、少なくとも第1のインクタン
ク5内の保液材24繋げられているが、第2のインクタ
ンク6内の保液材17とは必ずしも繋げられなくとも良
い。むしろ振動伝達の関係から言えば、保液材19と第
2のインクタンク6内の保液材17とは繋がらない方が
好ましいのであるが、弾力性に富む材料を使用している
場合には繋がっていても特に振動系に悪影響を与えるこ
とがない。また、インク供給管7の頂部近傍にはこの部
分に溜まる空気を抜くための穴あるいはスリット50が
あけられている。これによって、空気溜りがなくなりイ
ンク供給管7内を充填する液状インクによってサイホン
が実質的に形成され、より確実に第1インクタンク5と
第2インクタンク6との液面高さの一致を可能となる。
尚、この穴あるいはスリット50は、液状インクの表面
張力によって実質的に塞がれ、漏洩することのない程度
の大きさである。
【0021】第1のインクタンク5は、支持板15に支
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図1の
(B)及び図3に示すように、仕切り壁23によって大
小の2つの部屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の
大きな部屋5aには保液材としてのフェルト24が収容
されている。また、小さな部屋5bにはサーミスタ25
が設置され、貯留するインクの量が減ってインクの外に
サーミスタ25が露出したときにサーミスタ25の抵抗
値が変わることを利用してインク残量を検出するように
設けられている。このサーミスタ25が配置される部屋
5bにはフェルト24は収容されておらずインクだけが
溜められている。したがって、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6にインクが供給され第1のインクタンク5内
のインクが減っていくと、サーミスタ25の部屋5bの
インクがフェルト24に優先的に吸収されるため、フェ
ルト24に含まれるインク量が大きく減少する前にその
残量変化を示すことができる。
持され、第1及び第2の振動体20,21を連結固定す
る固定部材22に固定されている。この第1のインクタ
ンク5は振動手段3の共振作用とは無関係に静置され、
振動するヘッド2に対し溶融状態にあるインク39rを
安定供給する。この第1のインクタンク5は図1の
(B)及び図3に示すように、仕切り壁23によって大
小の2つの部屋5a,5bに部分的に仕切られ、一方の
大きな部屋5aには保液材としてのフェルト24が収容
されている。また、小さな部屋5bにはサーミスタ25
が設置され、貯留するインクの量が減ってインクの外に
サーミスタ25が露出したときにサーミスタ25の抵抗
値が変わることを利用してインク残量を検出するように
設けられている。このサーミスタ25が配置される部屋
5bにはフェルト24は収容されておらずインクだけが
溜められている。したがって、ヘッド2側の第2のイン
クタンク6にインクが供給され第1のインクタンク5内
のインクが減っていくと、サーミスタ25の部屋5bの
インクがフェルト24に優先的に吸収されるため、フェ
ルト24に含まれるインク量が大きく減少する前にその
残量変化を示すことができる。
【0022】第1のインクタンク5にはインク導入手段
4が連結されている。インク導入手段4は図1に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
4が連結されている。インク導入手段4は図1に示すよ
うに、棒状の固形インク39sを納めるインク筒26
と、このインク筒26の底部を第1のインクタンク5に
連通させるための供給孔27と、インク筒26の底部を
加熱してインク筒26内の固形インク39sを底部から
溶かす内蔵ヒータ28とから構成されている。ヒータ2
8の駆動は第1のインクタンク5に設置されているサー
ミスタ25によって制御される。即ち、第1のインクタ
ンク5内のインク残量が低下してサーミスタ25がイン
ク39rから露出したとき、そのことをサーミスタ25
の抵抗値の変化によって検出できる。そこでサーミスタ
25の抵抗値の変化を検出してヒータ28を制御し、第
1のインクタンク5内のインク残量が設定値よりも少な
くなったときに、自動的にヒータ28に通電して固形イ
ンク39sを溶かし溶融インク39rを補充するように
設けられている。
【0023】各ノズル8の発熱体9はそれぞれノズル駆
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13はインク吐出機能と非動作時のノズル
温度制御機能(予熱機能)の2つの機能を有している。
ここで、前記ノズル温度制御機能は、各ノズル8の発熱
体9をある一定温度に保持しておく機能を指している。
このように発熱体9をある一定温度に予熱しておけば、
僅かな加熱で固まったインクを融解させて吐出すること
ができるので応答性を向上できるし、環境温度の変化に
左右されず安定したインク吐出を可能とする。
動IC13によって駆動される。ノズル駆動IC13は
第2の振動体21のヘッド2のセラミック基板10上に
搭載されノズル電極12と銅配線12aとワイヤボンデ
ィング13aによって結線されている。尚、本実施例で
は駆動ICの入力端子は共通となっているが、これを個
別に引き出してもよい。この発熱体9の発熱温度は発熱
体9の抵抗値を検出することによって測定される。した
がって、この測定温度をもとに発熱体9への通電を制御
できる。ここで、ノズル8と駆動IC13とは銅配線1
2a・ワイヤボンディング13aにより接続されてい
る。そして、駆動IC13は信頼性を高めるためシリコ
ーンやエポキシ樹脂などの封止材で封止されている。
尚、駆動IC13はインク吐出機能と非動作時のノズル
温度制御機能(予熱機能)の2つの機能を有している。
ここで、前記ノズル温度制御機能は、各ノズル8の発熱
体9をある一定温度に保持しておく機能を指している。
このように発熱体9をある一定温度に予熱しておけば、
僅かな加熱で固まったインクを融解させて吐出すること
ができるので応答性を向上できるし、環境温度の変化に
左右されず安定したインク吐出を可能とする。
【0024】更に前記ノズル温度制御機能について図8
に示す一実施例に基づいて説明する。このノズル温度コ
ントロールは、ノズルコントロール部33とノズルドラ
イバ34と出力コントロール部35と温度検出部36と
比較部37と基準値を出力する基準データ部38とから
構成されている。これらは、例えばICチップによって
形成される。プリンタ本体あるいはコンピュータなどの
制御部から出力されたデータ信号はノズルコントロール
部33に入力され、ノズルドライバ34を駆動し出力コ
ントロール部35に各対応するノズル8の発熱体9を作
動させる出力をコントロールする。この出力コントロー
ルは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出して発熱体9
の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基準データ部3
8で定められた基準温度値即ち固形インクが溶融する温
度と比較し、通電を持続するか否かを判断した上その比
較結果に基づいてノズルコントロール部33を動作させ
ている。
に示す一実施例に基づいて説明する。このノズル温度コ
ントロールは、ノズルコントロール部33とノズルドラ
イバ34と出力コントロール部35と温度検出部36と
比較部37と基準値を出力する基準データ部38とから
構成されている。これらは、例えばICチップによって
形成される。プリンタ本体あるいはコンピュータなどの
制御部から出力されたデータ信号はノズルコントロール
部33に入力され、ノズルドライバ34を駆動し出力コ
ントロール部35に各対応するノズル8の発熱体9を作
動させる出力をコントロールする。この出力コントロー
ルは発熱体9そのものの抵抗の変化を検出して発熱体9
の発熱温度を検出し、これをあらかじめ基準データ部3
8で定められた基準温度値即ち固形インクが溶融する温
度と比較し、通電を持続するか否かを判断した上その比
較結果に基づいてノズルコントロール部33を動作させ
ている。
【0025】以上のように構成されているので、本発明
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
のインクジェットヘッドは次のようにして作動する。
【0026】まず、ヘッド2に対し振動を与える。これ
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルトなどから成る保液材19
を介してヘッド2側の第2のインクタンク6に毛細管現
象によって供給されている。そして、第2のインクタン
ク6内に貯留されたインク39rは保液材としてのフェ
ルト17によって保持されたまま全体に同じ加速度が加
えられて振動する。
は第1振動体20の振動発生用コイル・電磁石29に所
望の周波数の電流を流すことによって第1振動体20及
び第2振動体21を振動させる。例えば、コイル29に
約2000Hzの正弦波を加えると、連結部材22を振
動中立点として第1振動体20及び第2振動体21が音
叉のように共振する。このとき、第2振動体21の先端
に取付けられたヘッド2のノズル8も第2振動体21と
一体に振動する。しかも、ノズル8は第2振動体21の
共振によって全体が平行移動するように振動する。この
状態のとき、既に第1のインクタンク5内にインク導入
手段4を介して供給されたインク39rは第1のインク
タンク5内の保液材のフェルト24によって保持されつ
つインク供給管7内のフェルトなどから成る保液材19
を介してヘッド2側の第2のインクタンク6に毛細管現
象によって供給されている。そして、第2のインクタン
ク6内に貯留されたインク39rは保液材としてのフェ
ルト17によって保持されたまま全体に同じ加速度が加
えられて振動する。
【0027】そこで、インクを吐出させたいノズル8を
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、発熱体9への通電
によって加熱溶融され、慣性力によって吐出される。発
熱体9はインクを溶融させる温度例えば120℃〜15
0℃の範囲で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが溶融して前述の振動によって吐出さ
れる。ヘッドが図10に示すように振動しているとする
と、振動の加速度が下向きのときにインクを溶融する
と、振動の加速度方向が上方向へ変わるときにインクが
ノズル8より吐出される。そして、駆動IC13により
印加電圧をオフにすると、ノズル8を形成する発熱体9
の熱は放熱板14により発散し、ノズル吐出口8a付近
は急速に冷却されインクが固化される。即ち、発熱体9
を加熱する前の状態になる。このオフにするタイミング
は冷却に要する時間に左右される。例えば、固化するタ
イミングを振動の加速度が上方向のときに完了するよう
にすると、振動の一周期でインクの吐出と固化が可能に
なる。このため、理論上1秒に周波数回の印字が可能と
なる。そこで、駆動IC13に入力される画像データあ
るいは文字データに基づいてノズル8が選択的に発熱さ
れることにより、選択されたノズル8からのみ溶融イン
クが吐出される。そして、選択されなかったノズル8内
のインクは自然放熱によって冷却され固められている。
また、第1のインクタンク5内の溶融インクの残量が少
なくなると、サーミスタの周辺の溶融インク39rが隣
りの部屋5bの保液材24に吸収されるため、サーミス
タ周辺の溶融インク39rの液面だけが低下しサーミス
タが空気中に露出する。これによって、サーミスタが溶
融インク温度から空気温度まで冷却されるため、その抵
抗値が変化する。これを検知して液面の変化即ちインク
量の減少を検知してヒータ28を駆動させる。そして、
インク筒26に収容されている固形39sを溶かし第1
のインクタンク5内に液状インクとして自動的に補給す
る。これによって、第1のインクタンク5内の保液材2
4に含まれる溶融インクは常に一定量に保つことができ
る。また、第2のインクタンク6にはこの第1のインク
タンク5から毛細管現象及び/またはサイホン現象を利
用してインク吐出によって使用された量の溶融インク3
9rが自動的に補給されるので、第2のインクタンク6
内の溶融状態のインクも一定量に保持される。
選択的に駆動IC13で作動させる。ノズル8は通常第
2のインクタンク6から供給された液状インク39rが
固まることによって塞がれているが、発熱体9への通電
によって加熱溶融され、慣性力によって吐出される。発
熱体9はインクを溶融させる温度例えば120℃〜15
0℃の範囲で発熱する。これによって、ノズル8を塞い
でいた固形インクが溶融して前述の振動によって吐出さ
れる。ヘッドが図10に示すように振動しているとする
と、振動の加速度が下向きのときにインクを溶融する
と、振動の加速度方向が上方向へ変わるときにインクが
ノズル8より吐出される。そして、駆動IC13により
印加電圧をオフにすると、ノズル8を形成する発熱体9
の熱は放熱板14により発散し、ノズル吐出口8a付近
は急速に冷却されインクが固化される。即ち、発熱体9
を加熱する前の状態になる。このオフにするタイミング
は冷却に要する時間に左右される。例えば、固化するタ
イミングを振動の加速度が上方向のときに完了するよう
にすると、振動の一周期でインクの吐出と固化が可能に
なる。このため、理論上1秒に周波数回の印字が可能と
なる。そこで、駆動IC13に入力される画像データあ
るいは文字データに基づいてノズル8が選択的に発熱さ
れることにより、選択されたノズル8からのみ溶融イン
クが吐出される。そして、選択されなかったノズル8内
のインクは自然放熱によって冷却され固められている。
また、第1のインクタンク5内の溶融インクの残量が少
なくなると、サーミスタの周辺の溶融インク39rが隣
りの部屋5bの保液材24に吸収されるため、サーミス
タ周辺の溶融インク39rの液面だけが低下しサーミス
タが空気中に露出する。これによって、サーミスタが溶
融インク温度から空気温度まで冷却されるため、その抵
抗値が変化する。これを検知して液面の変化即ちインク
量の減少を検知してヒータ28を駆動させる。そして、
インク筒26に収容されている固形39sを溶かし第1
のインクタンク5内に液状インクとして自動的に補給す
る。これによって、第1のインクタンク5内の保液材2
4に含まれる溶融インクは常に一定量に保つことができ
る。また、第2のインクタンク6にはこの第1のインク
タンク5から毛細管現象及び/またはサイホン現象を利
用してインク吐出によって使用された量の溶融インク3
9rが自動的に補給されるので、第2のインクタンク6
内の溶融状態のインクも一定量に保持される。
【0028】また、各ノズルは駆動IC13により非動
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の温度まで発熱体9により加熱し、これが達し
たら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融不足
によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安定化
する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の種類
等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応じて
設定予熱温度を変えることが好ましい。
作時にも温度制御が可能である。そこで、ノズル8を形
成する発熱体9の抵抗を測定することによってノズル8
の温度を検知し、これが最適温度即ち固化インクが溶融
する直前の温度まで発熱体9により加熱し、これが達し
たら加熱を中止する動作を繰返すことによって溶融不足
によるインク吐出不良を防ぐ。即ち、印字品質を安定化
する。また、前述の最適温度はインクの種類や色の種類
等によって微妙に異なるためインクの色や種類に応じて
設定予熱温度を変えることが好ましい。
【0029】因みに、ヘッド2の振動数は高くなるほど
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
印字速度は早くなるが印字ノイズ(印字汚れ)が大きく
なり、振動数が小さいほど印字速度は遅くなるが印字ノ
イズは小さくなる傾向にある。本発明者等の実験による
と、最適振動数はおおよそ2000Hz前後であると考
えられる。また、使用する振動数は共振周波数を使用す
ることが好ましい。
【0030】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に固形インクの場合
について説明したが、これに特に限定されるものではな
く、水性インクの場合にも通用できる。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例については主に固形インクの場合
について説明したが、これに特に限定されるものではな
く、水性インクの場合にも通用できる。
【0031】また、以上のように構成されたインクジェ
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
ットヘッドは、1つの共有タンクとしての第2のインク
タンク6に1種類のインクを貯蔵した状態で使用するこ
ともできるし、複数例えば4つのインクを吐出し得るよ
うにしても良い。このようなプリンタを図9に示す。こ
のプリンタは、紙送り用モータ40によって駆動される
プラテン41と印字ヘッド1をプラテン41に沿って軸
方向に移動させる横送りモータ42及びベルト43、ガ
イドロッド44とから構成されている。また、印字ヘッ
ド1と図示していない制御手段とはケーブル45によっ
て繋がれている。印字ヘッド1は、横送りモータ42・
ガイド44などにより横方向の動きが制御できる。一
方、用紙46は紙送りモータ40により縦方向の動きが
制御できる。印字ヘッド1では4つのインク筒26,2
6,26,26に収容された4色のインクが溶融・固化
を繰返し(ヘッドに設置されたICにより制御)フルカ
ラーの出力が行われる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のインク供給装置は、固定的な第1のインクタンクと、
振動体にノズルと共に搭載される第2のインクタンクと
を第1のインクタンクに一端を固定し第2のインクタン
クに隙間を開けて他端側を振動方向に嵌合させた細径の
パイプの毛細管現象によって流体的に連結するようにし
たので、振動手段等の振動を拘束することなくこれに搭
載された第2のインクタンク内に液状インクを定量的に
補給し、インクの量を常に一定に保つことができる。し
かも、振動側のインクタンク内には必要量のインクだけ
がインク使用量に応じて補充され、かつこれが保液材に
よって保持されているため、保液材が液状のインクの自
由動を制限し、振動時にインクが飛び出たりあふれ出る
ことがない。
のインク供給装置は、固定的な第1のインクタンクと、
振動体にノズルと共に搭載される第2のインクタンクと
を第1のインクタンクに一端を固定し第2のインクタン
クに隙間を開けて他端側を振動方向に嵌合させた細径の
パイプの毛細管現象によって流体的に連結するようにし
たので、振動手段等の振動を拘束することなくこれに搭
載された第2のインクタンク内に液状インクを定量的に
補給し、インクの量を常に一定に保つことができる。し
かも、振動側のインクタンク内には必要量のインクだけ
がインク使用量に応じて補充され、かつこれが保液材に
よって保持されているため、保液材が液状のインクの自
由動を制限し、振動時にインクが飛び出たりあふれ出る
ことがない。
【0033】また、溶融インクが保液材によってインク
タンク内に均一に分布するように保持されているので、
溶融インクの偏りによってノズル位置ごとにインクの吐
出量がばらつくことがない。
タンク内に均一に分布するように保持されているので、
溶融インクの偏りによってノズル位置ごとにインクの吐
出量がばらつくことがない。
【0034】また、本発明においてインクタンク内に保
液材を収容した場合、保液材がフィルターとして機能し
てタンク内のごみ混入によるノズル詰まりを防止するこ
とができる。
液材を収容した場合、保液材がフィルターとして機能し
てタンク内のごみ混入によるノズル詰まりを防止するこ
とができる。
【0035】更に、本発明のインク供給装置において、
パイプの頂部付近に穴あるいはスリットを設けた場合、
この穴あるいはスリットから溜った空気が抜けるので、
毛細管現象によって液状インクがパイプ内を充填したと
き実質的にサイホン現象を引き起こし、第1のインクタ
ンクから第2のインクタンクへの液状インクの移動を助
け、インク供給をより確実なものとできる。
パイプの頂部付近に穴あるいはスリットを設けた場合、
この穴あるいはスリットから溜った空気が抜けるので、
毛細管現象によって液状インクがパイプ内を充填したと
き実質的にサイホン現象を引き起こし、第1のインクタ
ンクから第2のインクタンクへの液状インクの移動を助
け、インク供給をより確実なものとできる。
【図1】本発明のインク量制御装置を実施したインクジ
ェットヘッドの図で、(A)は図3のA−A線断面図、
(B)は図3のB−B線断面図,(C)はパイプ部分の
拡大図である。
ェットヘッドの図で、(A)は図3のA−A線断面図、
(B)は図3のB−B線断面図,(C)はパイプ部分の
拡大図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの側面図である。
【図3】図1のインクジェットヘッドの平面図である。
【図4】図1のインクジェットヘッドの正面図である。
【図5】図3のインクジェットヘッドのV−V線断面図
である。
である。
【図6】図1のノズルの配置図で、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は1つのノズル群の拡大平面図
である。
(B)は正面図、(C)は1つのノズル群の拡大平面図
である。
【図7】図1のインクジェットヘッドのノズル部分の拡
大図で、(A)は平面図、(B)は縦断面図、(C)は
底面図である。
大図で、(A)は平面図、(B)は縦断面図、(C)は
底面図である。
【図8】ノズル温度コントロール部のブロック図であ
る。
る。
【図9】本ヘッドを使用したプリンタの機構図である。
【図10】へッドの振動サイクル図である。
【図11】従来のマルチノズルを示す斜視図である。
5 第1のインクタンク 6 第2のインクタンク 24 保液材 17 保液材 19 保液材 39s 固形インク 39r 液状インク
Claims (3)
- 【請求項1】 共有のインクタンクにそれぞれ連通する
インク吐出口を有する複数のインク吐出ノズルと、イン
クタンク及びノズル全体を振動させる振動手段と、各ノ
ズルに発熱体を設け、該発熱体の発熱によってノズル内
部のインクを溶融しインクの慣性力によって吐出するイ
ンクジェットヘッドにおいて、固定的な第1のインクタ
ンクと、前記振動手段に搭載され前記ノズルへ直接イン
クを供給する第2のインクタンクとを有し、前記第1の
インクタンクに一端を固定した細径のパイプの他端側を
前記第2のインクタンクに隙間を開けて前記振動方向に
嵌合させ、前記細径パイプの毛細管現象によって流体的
に前記第1のインクタンクと第2のインクタンクとを連
結したことを特徴とするインク供給装置。 - 【請求項2】 前記第1のインクタンクと、前記第2の
インクタンク及び前記パイプの内部にそれぞれ保液材を
配置したことを特徴とする請求項1記載のインク供給装
置。 - 【請求項3】 前記パイプの頂部付近に穴あるいはスリ
ットを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のイ
ンク供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780092A JPH05338193A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インク供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17780092A JPH05338193A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インク供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338193A true JPH05338193A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16037312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17780092A Pending JPH05338193A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | インク供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338193A (ja) |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17780092A patent/JPH05338193A/ja active Pending
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